JPH11242241A - 液晶表示装置とその製造方法及び液晶表示装置に用いられるtftアレイ基板とその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置とその製造方法及び液晶表示装置に用いられるtftアレイ基板とその製造方法

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JPH11242241A
JPH11242241A JP13854798A JP13854798A JPH11242241A JP H11242241 A JPH11242241 A JP H11242241A JP 13854798 A JP13854798 A JP 13854798A JP 13854798 A JP13854798 A JP 13854798A JP H11242241 A JPH11242241 A JP H11242241A
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electrode
wiring
insulating film
forming
film
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JP13854798A
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Kazuhiro Kobayashi
和弘 小林
Nobuhiro Nakamura
伸宏 中村
Yukio Endo
幸雄 遠藤
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Advanced Display Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Advanced Display Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TFTの静電破壊を防止するためにゲート配
線2とソース配線9を短絡させた構造を有するアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置において、TFTアレイ基
板の製造における写真製版工程の回数を、従来より減少
させ、製造コストの低減およびスループットの向上を図
る。 【解決手段】 画素電極14が最上層に形成された液晶
表示装置において、TFTの静電破壊を防止するために
ゲート配線2とソース配線9の短絡を、ドレイン電極1
1と画素電極14接続のためのコンタクトホール13a
形成と同時に形成されたゲート配線2上およびソース配
線9上のコンタクトホール13dおよび13cと、画素
電極14形成と同時に形成されたコンタクトホール13
cおよび13dを介してゲート配線2とソース配線9を
接続する接続配線15により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薄膜トランジス
タ(以下、TFTと称する)をスイッチング素子として
搭載したアクティブマトリクス型液晶表示装置(以下、
AMLCD:Active Matrix Liquid Crystal Displayと
称する)と、その製造方法及び液晶表示装置に用いられ
るTFTアレイ基板及びTFTアレイ基板の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18はAMLCDの等価回路、図19
はAMLCDの一画素の等価回路を示す図である。図に
おいて、21はTFT、2はゲート配線、9はソース配
線、22は等価回路的に容量で表わせられる液晶、23
は保持容量、4は保持容量23に接続された保持容量共
通配線、24はゲート配線2とソース配線9を短絡する
接続部、25はソース側駆動回路、26はゲート側駆動
回路、27は保持容量共通配線4に電圧を印加する端子
である。
【0003】また、図20は従来のAMLCDにおける
バックチャネル型TFTを搭載したTFTアレイ基板の
一画素を示す平面図、図21は図20のF−F線に沿っ
た部分の製造工程を示す断面図である。図において、1
はガラス基板等の絶縁性材料による透明絶縁性基板、3
は透明絶縁性基板1上に形成され、ゲート配線2に接続
されたCr等の金属からなるゲート電極、4は透明絶縁
性基板1上に形成されたCr等の金属からなる保持容量
共通配線、5はゲート配線2、ゲート電極3および保持
容量共通配線4を覆うように形成された窒化シリコン等
からなるゲート絶縁膜、6はゲート絶縁膜5を介してゲ
ート電極3上に形成されたノンドープ非晶質Si等の半
導体からなる半導体層、7は半導体層6上に形成された
P等の不純物がドーピングされたシリコン等の半導体膜
からなるコンタクト層で、能動態領域の上部に対応する
膜の一部分をエッチングにより除去した領域8を有し、
領域8により7aと7bの二つの領域に分割される。1
4はITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電膜からな
る画素電極で、液晶に駆動電圧を印加するために用いら
れる。10はコンタクト層7a上に形成され、ソース配
線9に接続されたソース電極、11はコンタクト層7b
上に形成されたドレイン電極、28はゲート配線2とソ
ース配線9を電気的に接続するために形成されたコンタ
クトホール、29は素子全体を覆うように形成された窒
化シリコン等からなる保護膜である。
【0004】次に、製造工程を説明する。まず図21
(a)に示すように、透明絶縁性基板1上にCr、A
l、Mo、Mo−W等のいずれかを成膜した後、写真製
版法により形成したレジストを用いてパターニングし、
ゲート配線2、ゲート電極3および保持容量共通配線4
を形成する。次に図21(b)に示すように、例えばプ
ラズマCVD法により、ゲート絶縁膜5となる窒化シリ
コン等、次に非晶質シリコン等の半導体、次にn型のT
FTの場合はP等の不純物を高濃度にドーピングしたn
+ 非晶質シリコンを連続して成膜した後、写真製版法に
より形成したレジストを用い、ドライエッチング法ある
いはウェットエッチング法等により島状にパターニング
して半導体層6およびコンタクト層7を形成する。次に
図21(c)に示すように、ITO等の透明導電膜を成
膜した後、写真製版法を用いてパターニングし、画素電
極14を形成する。
【0005】次に図21(d)に示すように、ゲート配
線2とソース配線9の接続部24を形成するために、ゲ
ート配線2上のゲート絶縁膜5にコンタクトホール28
を形成する。次に図21(e)に示すように、Cr、A
l、Mo、Mo−W等のいずれかを成膜した後、写真製
版法により形成したレジストを用いてパターニングし、
ソース配線9、ソース電極10およびドレイン電極11
を形成する。続いてチャネル領域からコンタクト層7を
取り除くため、ソース電極6およびドレイン電極7をマ
スクとしてコンタクト層7をエッチングし、コンタクト
層7の除去領域8を形成する。最後に図21(f)に示
すように、プラズマCVD法等により窒化シリコン等を
成膜して保護膜29を形成後、写真製版法により形成し
たレジストを用い、ゲート配線2およびソース配線9の
端子部上の保護膜29を除去して外部回路との接続部を
形成する。以上の工程では、バックチャネル型TFTを
搭載したTFTアレイ基板を形成するために、六回の写
真製版工程が必要である。
【0006】次に動作について説明する。ゲート配線2
を介してゲート電極3に電圧を印加することによりTF
T21をオン状態とし、次にソース配線9に映像信号を
加え、TFT21を構成しているソース電極10、半導
体膜6、ドレイン電極11を通して電流を流すことによ
り、ドレイン電極11と接続されている画素電極14を
介して液晶22に所望の映像信号に対応した電圧を印加
する。保持容量23は、TFT21のスイッチング動作
に対応し、保持容量23の影響で液晶22に印加された
電圧が変動するのを防止するために接続されたもので、
保持容量共通配線4、ゲート絶縁膜5および画素電極1
4から構成されている。また、図18に示したように、
ゲート配線2とソース配線9は、基板端部において接続
部27により電気的に接続されており、TFTアレイ基
板の製造工程および配向膜のラビング時に発生する静電
気により、ゲート絶縁膜5に高電圧がかかりTFTが破
損するのを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のバックチャネル
型TFTを搭載したAMLCDは以上のように構成され
ており、TFTアレイ基板を形成するために、六回の写
真製版工程が必要であり、製造コスト高、およびスルー
プットの低下を生じさせるなどの問題があった。
【0008】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、AMLCDのTFTアレイ基板
製造において、写真製版工程の回数を減少させ、製造コ
ストの低減およびスループットの向上を図ることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるTFT
アレイ基板は、絶縁性基板と、制御電極および制御電極
配線と、半導体層と、制御電極および制御電極配線と半
導体層の間に形成された絶縁膜と、半導体層と共に半導
体素子を構成する第一の電極、第一の電極配線および第
二の電極と、制御電極、制御電極配線、第一の電極、第
一の電極配線および第二の電極の上方に形成された層間
絶縁膜と、層間絶縁膜上に形成され、層間絶縁膜に形成
されたコンタクトホールを介して第二の電極と電気的に
接続された透明導電膜よりなる画素電極と、画素電極構
成材料により形成され、絶縁膜および層間絶縁膜に形成
されたコンタクトホールを介して制御電極配線と第一の
電極配線とを電気的に接続する接続配線とを備えたもの
である。
【0010】また、この発明に係わる液晶表示装置は、
絶縁性基板と、制御電極および制御電極配線と、半導体
層と、制御電極および制御電極配線と半導体層の間に形
成された絶縁膜と、半導体層と共に半導体素子を構成す
る第一の電極、第一の電極配線および第二の電極と、制
御電極、制御電極配線、第一の電極、第一の電極配線お
よび第二の電極の上方に形成された層間絶縁膜と、層間
絶縁膜上に形成され、層間絶縁膜に形成されたコンタク
トホールを介して第二の電極と電気的に接続された透明
導電膜よりなる画素電極と、画素電極構成材料により形
成され、絶縁膜および上記層間絶縁膜に形成されたコン
タクトホールを介して制御電極配線と第一の電極配線と
を電気的に接続する接続配線とを有するTFTアレイ基
板を備え、TFTアレイ基板を液晶材料の挟持基板とす
るようにしたものである。
【0011】また、この発明に係わるTFTアレイ基板
は、制御電極および制御電極配線と同時に形成された保
持容量共通配線と、保持容量共通配線の上方に第一の電
極、第一の電極配線および第二の電極と同時に形成さ
れ、層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して
画素電極と電気的に接続された保持容量電極により構成
された保持容量を有するものである。また、制御電極お
よび制御電極配線と同時に形成された保持容量共通配線
と、保持容量共通配線の上方に形成された画素電極によ
り構成された保持容量を有するものである。また、保持
容量共通配線は、制御電極配線である。
【0012】また、透明絶縁性基板と、制御電極、制御
電極配線および共通電極配線と、半導体層と、制御電
極、制御電極配線および共通電極配線と上記半導体層の
間に形成された絶縁膜と、半導体層と共に半導体素子を
構成する第一の電極、第一の電極配線、第二の電極およ
び第二の電極を延長して形成された保持容量電極と、制
御電極、制御電極配線、共通電極配線、第一の電極、第
一の電極配線、第二の電極および保持容量電極の上方に
形成された層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に形成され、保
持容量電極上の層間絶縁膜に形成されたコンタクトホー
ルを介して第二の電極と電気的に接続された透明導電膜
よりなる画素電極とを備えたものである。
【0013】また、この発明に係わる液晶表示装置は、
透明絶縁性基板と、制御電極、制御電極配線および共通
電極配線と、半導体層と、制御電極、制御電極配線およ
び共通電極配線と半導体層の間に形成された絶縁膜と、
半導体層と共に半導体素子を構成する第一の電極、第一
の電極配線、第二の電極および第二の電極を延長して形
成された保持容量電極と、上記制御電極、制御電極配
線、共通電極配線、第一の電極、第一の電極配線、第二
の電極および保持容量電極の上方に形成された層間絶縁
膜と、層間絶縁膜上に形成され、保持容量電極上の層間
絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して第二の電
極と電気的に接続された透明導電膜よりなる画素電極と
を有するTFTアレイ基板を備え、TFTアレイ基板を
液晶材料の挟持基板とするようにしたものである。
【0014】また、この発明に係わるTFTアレイ基板
において、層間絶縁膜は、厚膜である。また、層間絶縁
膜は、下層にSiN等の緻密性の高い膜を有する多層膜
である。また、画素電極は、制御電極配線および第一の
電極配線の少なくとも一方と重なり部分を有するもので
ある。
【0015】また、この発明に係わるTFTアレイ基板
の製造方法は、絶縁性基板上に制御電極および制御電極
配線を形成する工程と、制御電極および制御電極配線上
に絶縁膜を成膜する工程と、制御電極上に絶縁膜を介し
て半導体層およびコンタクト層を形成する工程と、コン
タクト層上に第一の電極、第一の電極配線および第二の
電極を形成する工程と、第一の電極、第一の電極配線お
よび第二の電極上に層間絶縁膜を成膜する工程と、制御
電極上の絶縁膜と層間絶縁膜に第一のコンタクトホー
ル、第一の電極配線上の層間絶縁膜に第二のコンタクト
ホール、および第二の電極上の層間絶縁膜に第三のコン
タクトホールを同時に形成する工程と、第三のコンタク
トホールを介して第二の電極と接続された画素電極、お
よび第一のコンタクトホールと第二のコンタクトホール
を介して制御電極配線と第一の電極配線を接続する接続
配線を同時に形成する工程とを含むものである。
【0016】また、絶縁性基板上に制御電極および制御
電極配線を形成する工程と、制御電極および制御電極配
線上に絶縁膜および半導体膜を成膜する工程と、半導体
膜をパターニングして半導体層を形成する工程と、制御
電極上に絶縁膜および半導体膜を介して第二絶縁膜を成
膜しパターニングすることで制御電極上方にエッチング
ストッパーを形成する工程と、半導体膜をパターニング
して少なくとも制御電極上方に半導体層を形成する工程
と、不純物をドープした半導体膜からなるコンタクト膜
を成膜する工程と、第一の電極、第一の電極配線および
第二の電極用金属膜を同時に形成する工程と、ホトレジ
ストを形成し第一の電極、第一の電極配線および第二の
電極形成用パターンを形成する工程と、第一の電極、第
一の電極配線および第二の電極をエッチング等の微細加
工により形成する工程と、第一の電極、第一の電極配線
および第二の電極あるいはそれを形成するために用いた
ホトレジストをマスクとしてコンタクト膜をエッチング
してコンタクト層を形成する工程と、第一の電極、第一
の電極配線および第二の電極上に層間絶縁膜を成膜する
工程と、制御電極上の絶縁膜と層間絶縁膜に第一のコン
タクトホール、第一の電極配線上の層間絶縁膜に第二の
コンタクトホール、および第二の電極上の層間絶縁膜に
第三のコンタクトホールを同時に形成する工程と、第三
のコンタクトホールを介して第二の電極と接続された画
素電極、および第一のコンタクトホールと第二のコンタ
クトホールを介して制御電極配線と第一の電極配線を接
続する接続配線を同時に形成する工程とを含むものであ
る。
【0017】また、絶縁性基板上に制御電極および制御
電極配線を形成する工程と、制御電極および制御電極配
線上に絶縁膜および半導体膜を成膜する工程と、制御電
極上に絶縁膜および半導体膜を介して第二絶縁膜を成膜
しパターニングすることで制御電極上方にエッチングス
トッパーを形成する工程と、不純物をドープした半導体
膜からなるコンタクト膜を成膜する工程と、第一の電
極、第一の電極配線および第二の電極用金属膜を同時に
形成する工程と、ホトレジストを形成し第一の電極、第
一の電極配線および第二の電極形成用パターンを形成す
る工程と、第一の電極、第一の電極配線および第二の電
極をエッチング等の微細加工により形成する工程と、第
一の電極、第一の電極配線および第二の電極あるいはそ
れを形成するために用いた上記ホトレジストをマスクと
してコンタクト膜,半導体膜を連続的にエッチングして
コンタクト層、半導体層を形成する工程と、第一の電
極、第一の電極配線および第二の電極上に層間絶縁膜を
成膜する工程と、制御電極上の絶縁膜と層間絶縁膜に第
一のコンタクトホール、第一の電極配線上の層間絶縁膜
に第二のコンタクトホール、および第二の電極上の層間
絶縁膜に第三のコンタクトホールを同時に形成する工程
と、第三のコンタクトホールを介して第二の電極と接続
された画素電極、および第一のコンタクトホールと第二
のコンタクトホールを介して制御電極配線と第一の電極
配線を接続する接続配線を同時に形成する工程とを含む
ものである。
【0018】また、絶縁性基板上に制御電極および制御
電極配線を形成する工程と、制御電極および制御電極配
線上に絶縁膜および半導体膜を成膜する工程と、制御電
極上に絶縁膜および半導体膜を介して第二絶縁膜を成膜
しパターニングすることで制御電極上方にエッチングス
トッパーを形成する工程と、不純物を注入してエッチン
グストッパーの下部以外の半導体膜を不純物を含んだ半
導体膜からなるコンタクト膜にする工程と、半導体膜を
パターニングして少なくとも上記制御電極上方に半導体
層を形成する工程と、第一の電極、第一の電極配線およ
び第二の電極用金属膜を同時に形成する工程と、ホトレ
ジストを形成し第一の電極、第一の電極配線および第二
の電極形成用パターンを形成する工程と、第一の電極、
第一の電極配線および第二の電極をエッチング等の微細
加工により形成する工程と、第一の電極、第一の電極配
線および第二の電極上に層間絶縁膜を成膜する工程と、
制御電極上の絶縁膜と層間絶縁膜に第一のコンタクトホ
ール、第一の電極配線上の層間絶縁膜に第二のコンタク
トホール、および第二の電極上の層間絶縁膜に第三のコ
ンタクトホールを同時に形成する工程と、第三のコンタ
クトホールを介して第二の電極と接続された画素電極、
および第一のコンタクトホールと第二のコンタクトホー
ルを介して制御電極配線と第一の電極配線を接続する接
続配線を同時に形成する工程とを含むものである。
【0019】また、絶縁性基板上に制御電極および制御
電極配線を形成する工程と、制御電極および制御電極配
線上に絶縁膜および半導体膜を成膜する工程と、制御電
極上に絶縁膜および半導体膜を介して第二絶縁膜を成膜
しパターニングすることで制御電極上方にエッチングス
トッパーを形成する工程と、不純物を注入してエッチン
グストッパーの下部以外を不純物を含んだ半導体膜から
なるコンタクト膜にする工程と、第一の電極、第一の電
極配線および第二の電極用金属膜を同時に形成する工程
と、ホトレジストを形成し第一の電極、第一の電極配線
および第二の電極形成用パターンを形成する工程と、第
一の電極、第一の電極配線および第二の電極をエッチン
グ等の微細加工により形成する工程と、第一の電極、第
一の電極配線および第二の電極あるいはそれを形成する
ために用いたホトレジストをマスクとして半導体膜・コ
ンタクト膜を同時にエッチングして半導体層、コンタク
ト層を形成する工程と、第一の電極、第一の電極配線お
よび第二の電極上に層間絶縁膜を成膜する工程と、制御
電極上の絶縁膜と層間絶縁膜に第一のコンタクトホー
ル、第一の電極配線上の層間絶縁膜に第二のコンタクト
ホール、および第二の電極上の層間絶縁膜に第三のコン
タクトホールを同時に形成する工程と、第三のコンタク
トホールを介して第二の電極と接続された画素電極、お
よび第一のコンタクトホールと第二のコンタクトホール
を介して制御電極配線と第一の電極配線を接続する接続
配線を同時に形成する工程とを含むものである。
【0020】また、絶縁性基板上に第一の電極、第一の
電極配線および第二の電極を形成する工程と、第一の電
極、第一の電極配線および第二の電極上に半導体層およ
び絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上に制御電極および
制御電極配線を形成する工程と、制御電極および制御電
極配線上に層間絶縁膜を成膜する工程と、制御電極上の
層間絶縁膜に第一のコンタクトホール、第一の電極配線
上の半導体膜、絶縁膜および上記層間絶縁膜に第二のコ
ンタクトホール、および第二の電極上の上記半導体膜、
絶縁膜および上記層間絶縁膜に第三のコンタクトホール
を同時に形成する工程と、第三のコンタクトホールを介
して第二の電極と接続された画素電極、および第一のコ
ンタクトホールと第二のコンタクトホールを介して制御
電極配線と第一の電極配線を接続する接続配線を同時に
形成する工程とを含むものである。
【0021】また、少なくとも最上層に層間絶縁膜を含
む多層膜に対する第一、第二あるいは第三のコンタクト
ホールは、上記層間絶縁膜にコンタクトホールを形成
後、この層間絶縁膜をマスクとして下層膜のエッチング
を行うことにより形成されるものである。また、この発
明に係る液晶表示装置の製造方法は、TFTアレイ基板
と、このTFTアレイ基板に対向して配置された対向基
板と、上記TFTアレイ基板および上記対向基板に挟持
された液晶材料と、ゲ−トICと、ソ−スICと、上記
TFTアレイ基板に接続される少なくとも2つの回路基
板とからなり、上記TFTアレイ基板は、絶縁性基板
と、該絶縁性基板上に形成されたゲ−ト電極と、上記絶
縁性基板上に形成されたゲ−ト電極配線と、上記ゲ−ト
電極、上記ゲ−ト電極配線ならびに上記ゲ−ト電極面お
よび上記ゲ−ト電極配線面以外の上記絶縁性基板上に形
成された絶縁膜と、この絶縁膜上に形成された半導体層
と、この半導体層上に形成され2つの部分に分割された
コンタクト層と、2つに分割された一方のコンタクト層
に接続されたソ−ス電極と、2つに分割された他方のコ
ンタクト層に接続されたドレイン電極と、上記ソ−ス電
極に接続されたソ−ス電極配線と、上記ゲ−ト電極、上
記ゲ−ト電極配線、上記ソ−ス電極、上記ソ−ス電極配
線および上記ドレイン電極上に形成された層間絶縁膜
と、この層間絶縁膜上に形成され透明絶縁膜からなり上
記層間絶縁膜に設けられた第1のコンタクトホ−ルを介
して上記ドレイン電極に電気的に接続された画素電極
と、この画素電極と同じ材料からなり、上記絶縁膜に設
けられた第2のコンタクトホ−ルならびに上記ソ−ス電
極、上記絶縁膜および上記絶縁膜上の上記半導体層上に
設けられた第3のコンタクトホ−ルを介して上記ゲ−ト
電極配線及び上記ソ−ス電極配線の間の接続部で電気的
に接続する接続配線とからなる液晶表示装置を得ようと
するものであって、(a)TFTアレイ基板を製造する
工程と、(b)上記TFTアレイ基板に第1の配向膜を
設け、上記TFTアレイ基板上でラビング処理を行う工
程と、(c)上記第1の配向膜にスペ−サを散布する工
程と、(d)上記TFTアレイ基板に対向配置される対
向基板に第2の配向膜を設け、上記第2の配向膜にラビ
ングする工程と、(e)上記第2の配向膜の所定の位置
にシ−ル材を印刷する工程と、(f)上記TFTアレイ
基板に上記対向基板を重ね、この対向基板を注入口以外
で上記TFTアレイ基板に接合すると共に、上記両基板
間に液晶材料を注入した後、上記注入口を塞ぐ工程と、
(g)制御電極配線を第1の電極配線とを接続する接続
配線を切断する工程とを含むものである。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施の形態であるAMLCDを図について説明する。
図1は本発明の実施の形態1によるAMLCDにおける
バックチャネル型TFTを搭載したTFTアレイ基板の
一画素を示す平面図、図2は図1のA−A線に沿った部
分および画面端部でのゲート配線とソース配線の接続
(短絡)部の製造工程を示す断面図である。
【0023】図において、1はガラス基板等の絶縁性材
料による透明絶縁性基板、2は透明絶縁性基板1上に形
成され、Cr等の金属からなる制御電極(本実施の形態
ではゲート電極)3を有する制御電極配線(本実施の形
態ではゲート配線)、4は透明絶縁性基板11上に形成
されたCr等の金属からなる保持容量共通配線、5はゲ
ート配線2、ゲート電極3および保持容量共通配線4を
覆うように形成された窒化シリコン等からなるゲート絶
縁膜、6はゲート電極3上にゲート絶縁膜5を介して形
成されたノンドープ非晶質シリコン等の半導体からなる
半導体層、7は半導体層6上に形成されたP等の不純物
をシリコン等の半導体にドーピングした膜からなるコン
タクト層で、能動態領域の上部に対応する膜の一部分を
エッチングにより除去した領域8を有し、領域8により
7aと7bの二つの領域に分割される。10はコンタク
ト層7a上に形成され、第一の電極配線(本実施の形態
ではソース配線)9に接続された第一の電極(本実施の
形態ではソース電極)、11はコンタクト層7b上に形
成された第二の電極(本実施の形態ではドレイン電
極)、12は保持容量共通配線4上にゲート絶縁膜5を
介して形成された保持容量電極、13は上記の構成要素
全体を覆うように形成された窒化シリコン等からなる層
間絶縁膜、14は層間絶縁膜13上に形成されたITO
(Indium Tin Oxide)等の透明導電膜からなる画素電極
で、液晶に駆動電圧を印加するために用いられる。
【0024】13aはドレイン電極11と画素電極14
を接続するためにドレイン電極11上の層間絶縁膜13
に形成されたコンタクトホール、13bは保持容量電極
12と画素電極14を接続するために保持容量電極12
上の層間絶縁膜13に形成されたコンタクトホール、1
3cはゲート配線2とソース配線9を接続するためにソ
ース配線9上の層間絶縁膜13に形成されたコンタクト
ホール、13dはゲート配線2とソース配線9を接続す
るためにゲート配線2上のゲート絶縁膜5および層間絶
縁膜13に形成されたコンタクトホールである。15は
画面端部において、コンタクトホール13cとコンタク
トホール13dを介してゲート配線2とソース配線3を
電気的に接続するために画素電極14と同時に成膜した
材料で形成された接続配線である。
【0025】次に、本実施の形態によるAMLCDのT
FTアレイ基板の製造方法を説明する。まず図2(a)
に示すように、透明絶縁性基板1上にスパッタ法あるい
は蒸着法等により、Cr、Al、Ta、Mo、W、Cu
等またはそれらを主成分とする合金のいずれかによる単
層膜あるいはそれらを積層した多層膜からなる導電性材
料を成膜した後、写真製版法により形成したレジストを
用いてパターニングし、ゲート配線2、ゲート電極3お
よび保持容量共通配線4を形成する。次に図2(b)に
示すように、例えばプラズマCVD法、常圧CVD法あ
るいは減圧CVD法等により、ゲート絶縁膜5となる窒
化シリコン等、次に非晶質シリコンあるいは多結晶シリ
コン等、次にn型のTFTの場合はP等の不純物を高濃
度にドーピングしたn+ 非晶質シリコンあるいはn+
結晶シリコン等を連続して形成した後、写真製版法によ
り形成したレジストを用いてパターニングし、半導体層
6およびコンタクト層7を形成する。
【0026】次に図2(c)に示すように、スパッタ法
あるいは蒸着法等により、Cr、Al、Ti、Ta、M
o、W、Ni等またはそれらを主成分とする合金のいず
れかによる単層膜あるいはそれらを積層した多層膜から
なる薄膜を成膜した後、写真製版および微細加工技術に
よりパターニングして、ソース配線9、ソース電極1
0、ドレイン電極11および保持容量電極12を形成す
る。続いてソース電極10およびドレイン電極11、あ
るいはソース電極10およびドレイン電極11を形成し
たホトレジストをマスクとして、チャネル領域からコン
タクト層7をエッチング除去し、コンタクト層7に除去
領域8を形成する。
【0027】次に図2(d)に示すように、窒化シリコ
ン、酸化シリコン、無機絶縁膜あるいは有機絶縁膜から
なる層間絶縁膜13を形成した後、写真製版法により形
成したレジストを用いてエッチングを行い、層間絶縁膜
13にコンタクトホール13a、13b、13cおよび
13dを形成する。このとき、コンタクトホール13
a、13b、13cおよび13dは、テーパーエッチン
グにより形成されることが望ましい。また、ゲート配線
2上のコンタクトホール13d形成は、ゲート配線2上
のゲート絶縁膜5と層間絶縁膜13を一度にエッチング
することが望ましいが、層間絶縁膜13にコンタクトホ
ールを形成した後、層間絶縁膜13として感光性有機絶
縁膜を用いている場合は、層間絶縁膜13をマスクとし
て、感光性を有しない層間絶縁膜13を用いている場合
は、層間絶縁膜13にコンタクトホールを形成するため
に用いたレジストあるいはレジスト除去後の層間絶縁膜
13をマスクとして、ゲート絶縁膜5のエッチングを行
ってもよい。なお、ゲート絶縁膜5がSiN等を用いて
形成されている場合は、テーパーエッチングするため
に、層間絶縁膜13にコンタクトホールを形成後、SF
6 系+O2 、CF4 系+O2 、HCl系+O2 およびF
系+Oのいずれか、あるいはSF6 、CF4 、HClお
よびFのいずれかを主成分とするガス系等、テーパーエ
ッチングが可能なガス種を用いる。また、エッチング方
法は、ウェットエッチング法あるいはドライエッチング
法のいずれでもよい。
【0028】最後に図2(e)に示すように、ITO等
の透明導電膜を成膜した後、写真製版法を用いてパター
ニングし、画素電極14を形成する。このとき画面端部
において、コンタクトホール13cとコンタクトホール
13dを介してゲート配線2とソース配線3を電気的に
接続するための接続配線15が透明導電膜により形成さ
れる。また、画素電極14はコンタクトホール13aを
介してドレイン電極11と、およびコンタクトホール1
3bを介して保持容量電極4と電気的に接続される。以
上の工程により、バックチャネル型TFTを搭載し、T
FTの静電破壊を防止するためにゲート配線2とソース
配線9を短絡させた構造を有するTFTアレイ基板を、
五回の写真製版工程を行うことにより形成することがで
きる。
【0029】次に、本実施の形態によるAMLCDの動
作について図1、2および18を用いて説明する。図1
8において、21はTFT、22は等価回路的に容量で
表せられる液晶、23は保持容量、24は画面端部にあ
るゲート配線2とソース配線9の短絡部、25はソース
側駆動回路、26はゲート側駆動回路、27は保持容量
共通配線4に電圧を印加する端子である。ゲート配線2
を介してゲート電極3に電圧を印加し走査することによ
りTFT21をオン状態とし、他方ソース配線9に映像
信号を加え、TFT21を構成しているソース電極1
0、半導体層6、ドレイン電極11を通して電流を流す
ことにより、ドレイン電極11と接続されている画素電
極14を介して液晶22に所望の映像信号に対応した電
圧を印加する。保持容量共通配線4、ゲート絶縁膜5お
よび保持容量電極12により形成される保持容量23
は、TFT21のスイッチング動作に対応し、寄生容量
やリーク電流の影響で液晶22に印加された電圧が変動
するのを防止するために接続されたものである。また、
ゲート配線2とソース配線9は画面端部の短絡部24に
おいて、層間絶縁膜13に設けられたコンタクトホール
13cと13d、および接続配線15により電気的に接
続されており、TFTアレイ基板の製造工程および配向
膜のラビング時に発生する静電気により、TFT21が
破損するのを防止している。なお、ラビング工程終了
後、ゲート配線2とソース配線9の短絡部24は切り離
してもよい。または、切り離さずに十分に高い抵抗を有
する素子で接続しておいてもよい。
【0030】この発明によれば、TFTの静電破壊を防
止するためにゲート配線2とソース配線9を短絡させた
構造を有するAMLCDにおいて、ゲート配線2上のゲ
ート絶縁膜5と層間絶縁膜13、およびソース配線9上
の層間絶縁膜13へのコンタクトホール13dおよび1
3cを、ドレイン電極11と画素電極14接続のための
コンタクトホール13a形成と同時に形成し、さらにコ
ンタクトホール13cおよび13dを介してのゲート配
線2とソース配線9の接続を、画素電極14形成と同時
に形成した接続配線15により行うため、従来例に示し
たゲート配線2とソース配線9を接続するためのコンタ
クトホール形成工程が不要になり、TFTアレイ基板製
造における写真製版工程の回数を、従来より一回減少さ
せることができ、製造工程を簡略化して、製造コストの
低減およびスループットの向上を図ることができる。
【0031】実施の形態2.実施の形態1では、保持容
量の形成法として共通配線方式の場合を示したが、図3
に示すように保持容量オンゲート方式を採用した場合に
おいても、実施の形態1と同様の効果が得られる。本実
施の形態では、図1における保持容量共通配線4は不要
となる。また、保持容量電極12は、図3ではゲート配
線2の内側に形成されているが、ソース配線9やソース
電極10、ドレイン電極11と接しない方向(図3にお
いて下側)にゲート配線2からはみ出して形成してもよ
い。なお、その他の構成および製造方法は実施の形態1
と同様であるので説明を省略する。
【0032】実施の形態3.実施の形態1では、保持容
量電極12をソース電極10およびドレイン電極11を
形成する際に同時に形成し、保持容量電極12とゲート
絶縁膜5、保持容量共通配線4から保持容量23を形成
したが、図4および図5に示すように、画素電極14、
層間絶縁膜13、ゲート絶縁膜5および保持容量共通配
線4により保持容量を形成することにより、実施の形態
1と同様の効果が得られると共に、図1における保持容
量電極12は不要となるため、保持容量電極12と同層
に形成されるソース配線9と保持容量電極12が、パタ
ーニング不良により接触して短絡等の不良が生じるのを
防止できる。
【0033】図4は実施の形態3によるTFTアレイ基
板の一画素を示す平面図、図5は図4のB−B線に沿っ
た部分および画面端部でのゲート配線とソース配線の接
続(短絡)部の製造工程を示す断面図である。図中の符
号は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。次
に、製造方法を説明する。実施の形態1と同様の方法に
より、図5(a)に示すようにゲート配線2、ゲート電
極3および保持容量共通配線4、図5(b)に示すよう
にゲート絶縁膜13、半導体層6およびコンタクト層
7、図5(c)に示すようにソース配線9、ソース電極
10、ドレイン電極11、およびコンタクト層7の除去
領域8を形成する。次に図5(d)に示すように、層間
絶縁膜13を形成した後、写真製版法により形成したレ
ジストを用いてエッチングを行い、層間絶縁膜13にコ
ンタクトホール13a、13cおよび13dを形成す
る。最後に図5(e)に示すように、画素電極14、お
よびコンタクトホール13cとコンタクトホール13d
を介してゲート配線2とソース配線3を電気的に接続す
るための接続配線15を形成する。また、画素電極14
はコンタクトホール13aを介してドレイン電極と電気
的に接続される。以上の工程により、バックチャネル型
TFTを搭載し、TFTの静電破壊を防止するためにゲ
ート配線2とソース配線9を短絡させた構造を有するT
FTアレイ基板を、五回の写真製版工程を行うことによ
り形成できる。
【0034】実施の形態4.実施の形態3では、保持容
量の形成法として共通配線方式の場合を示したが、図6
に示すように保持容量オンゲート方式を採用した場合に
おいても、実施の形態3と同様の効果が得られる。本実
施の形態では図5における保持容量共通配線4は不要と
なる。その他の構成および製造方法は実施の形態3と同
様であるので説明を省略する。
【0035】実施の形態5.実施の形態1では、保持容
量23を形成するための保持容量電極12とドレイン電
極11は画素電極14を介して接続されていたが、図7
および図8示すように、ドレイン電極11を保持容量共
通配線4の上方まで延長して保持容量電極12を形成す
ることにより、実施の形態1と同様の効果が得られると
共に、図1におけるドレイン電極12と画素電極14の
コンタクトホール13aが不要となるため、コンタクト
ホールで接続不良が生じる確率を低減することができ
る。また、保持容量の充電状態を用いてTFTアレイの
検査を行う検査装置を用いることにより、画素電極14
形成前にTFTアレイの検査を実施することが可能とな
る。
【0036】図7は実施の形態5によるTFTアレイ基
板の一画素を示す平面図、図8は図7のC−C線に沿っ
た部分および画面端部でのゲート配線とソース配線の接
続(短絡)部の製造工程を示す断面図である。図中の符
号は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。次
に、製造方法を説明する。実施の形態1と同様の方法に
より、図8(a)に示すようにゲート配線2、ゲート電
極3および保持容量共通配線4、図8(b)に示すよう
にゲート絶縁膜13、半導体層6およびコンタクト層7
を形成する。次に図8(c)に示すようにソース配線
9、ソース電極10、ドレイン電極11およびドレイン
電極11を延長して形成した保持容量電極12を形成
後、続いてコンタクト層7の除去領域8を形成する。次
に図8(d)に示すように、層間絶縁膜13を形成した
後、写真製版法により形成したレジストを用いてエッチ
ングを行い、層間絶縁膜13にコンタクトホール13
b、13cおよび13dを形成する。最後に図5(e)
に示すように、画素電極14、およびコンタクトホール
13cとコンタクトホール13dを介してゲート配線2
とソース配線3を電気的に接続するための接続配線15
を形成する。また、画素電極14はコンタクトホール1
3bを介して保持容量電極12と一体で形成されている
ドレイン電極11と電気的に接続される。
【0037】以上の工程により、TFTの静電破壊を防
止するためのゲート配線2とソース配線9の短絡部、お
よびドレイン電極11を延長して形成された保持容量電
極を介して、ドレイン電極11と画素電極14を接続し
た構造を有するTFTアレイ基板を、五回の写真製版工
程を行うことにより形成できる。なお、ドレイン電極1
1を延長して保持容量電極12を形成する構造を、画素
電極14をソース電極10およびドレイン電極11より
上層に形成する構造を有するTFTアレイ基板に適用す
ることにより、画素電極14形成前にTFTアレイの検
査を実施することが可能となる。
【0038】実施の形態6.実施の形態1では、画素電
極14はゲート配線2やソース配線9と重ならないよう
に形成されたが、図9および図10に示すように、層間
絶縁膜13を十分に厚く形成し画素電極14とソース配
線9間の寄生容量を低減した場合は、画素電極14をソ
ース配線9およびゲート配線2上に重ねて形成すること
ができ、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、
開口率の向上を図ることができる。
【0039】図9は実施の形態6によるTFTアレイ基
板の一画素を示す平面図、図10は図9のD−D線に沿
った部分および画面端部でのゲート配線とソース配線の
接続(短絡)部の製造工程を示す断面図である。図中の
符号は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
次に、製造方法を説明する。実施の形態1と同様の方法
により、図10(a)に示すようにゲート配線2、ゲー
ト電極3および保持容量共通配線4、図10(b)に示
すようにゲート絶縁膜5、半導体層6およびコンタクト
層7を形成する。次に図10(c)に示すようにソース
配線9、ソース電極10、ドレイン電極11および保持
容量電極12を形成後、続いてコンタクト層7の除去領
域8を形成する。
【0040】次に図10(d)に示すように、1μm以
上の平坦化効果のある厚膜の層間絶縁膜13を形成した
後、写真製版法により形成したレジストを用いてエッチ
ングを行い、層間絶縁膜13にコンタクトホール13
a、13b、13cおよび13dを形成する。このと
き、コンタクトホール13a、13b、13cおよび1
3dは、テーパーエッチングにより形成されることが望
ましい。また、厚膜の層間絶縁膜13として感光性のも
のを用いた場合は、コンタクトホール形成にレジストは
不要となる。厚膜の層間絶縁膜としては、アクリル樹
脂、BCB等が考えられる。また、ゲート配線2上のコ
ンタクトホール13d形成は、ゲート配線2上のゲート
絶縁膜5と層間絶縁膜13を連続的にエッチングするこ
とが望ましい。層間絶縁膜13にコンタクトホールを形
成した後、層間絶縁膜13として感光性有機絶縁膜を用
いている場合は、層間絶縁膜13をマスクとして、感光
性を有しない層間絶縁膜13を用いている場合は、層間
絶縁膜13にコンタクトホールを形成するために用いた
レジストあるいはレジスト除去後の層間絶縁膜13をマ
スクとして、ゲート絶縁膜5のエッチングを行ってもよ
い。なお、ゲート絶縁膜5がSiN等を用いて形成され
ている場合は、テーパーエッチングするために、層間絶
縁膜13にコンタクトホールを形成後、SF6 系+
2 、CF4 系+O2 、HCl系+O2 およびF系+O
のいずれか、あるいはSF6 、CF4 、HClおよびF
のいずれかを主成分とするガス系等、テーパーエッチン
グが可能なガス種を用いる。また、エッチング方法は、
ウェットエッチング法あるいはドライエッチング法のい
ずれでもよい。
【0041】最後に図10(e)に示すように、画素電
極14、およびコンタクトホール13cとコンタクトホ
ール13dを介してゲート配線2とソース配線3を電気
的に接続するための接続配線15を形成する。また、画
素電極14はコンタクトホール13aを介してドレイン
電極11、およびコンタクトホール13bを介して保持
容量電極12と電気的に接続される。以上の工程によ
り、TFTの静電破壊を防止するためのゲート配線2と
ソース配線9の短絡部、および画素電極14が厚膜層間
絶縁膜13を介してソース配線9およびゲート配線2と
重なり部分を有する構造のTFTアレイ基板を、五回の
写真製版工程を行うことにより形成できる。
【0042】実施の形態7.実施の形態6では、保持容
量の形成法として共通配線方式の場合を示したが、図1
1に示すように保持容量オンゲート方式を採用した場合
においても、実施の形態6と同様の効果が得られる。本
実施の形態では図10における保持容量共通配線4は不
要となる。その他の構成および製造方法は実施の形態6
と同様であるので説明を省略する。
【0043】実施の形態8.実施の形態5で示した、ド
レイン電極11を保持容量共通配線4の上方まで延長し
て保持容量電極12を形成した構造を有するAMLCD
において、図12および図13に示すように、層間絶縁
膜13を十分に厚く形成し、画素電極14とソース配線
9間の寄生容量を低減することにより、画素電極14を
ソース配線9およびゲート配線2上に重ねて形成するこ
とができる。本実施の形態によれば、実施の形態1と同
様の効果が得られると共に、開口率の向上を図ることが
でき、さらに、IBM社が製品化している、保持容量の
充電状態を用いてTFTアレイの検査を行う検査装置を
用いることにより、層間絶縁膜13の形成前にTFTア
レイの検査を実施することが可能となり、層間絶縁膜1
3として有機樹脂等を用いる場合には、有機樹脂形成前
にTFTアレイの検査とレーザーによるリペア(配線切
断等)を行うことができるため、リペア時に有機膜に損
傷が生じるのを防止できる。
【0044】図12は実施の形態8によるTFTアレイ
基板の一画素を示す平面図、図13は図12のE−E線
に沿った部分および画面端部でのゲート配線とソース配
線の接続(短絡)部の製造工程を示す断面図である。図
中の符号は実施の形態1と同様であるので説明を省略す
る。次に、製造方法を説明する。実施の形態1と同様の
方法により、図13(a)に示すようにゲート配線2、
ゲート電極3および保持容量共通配線4、図13(b)
に示すようにゲート絶縁膜5、半導体層6およびコンタ
クト層7を形成する。次に図13(c)に示すようにソ
ース配線9、ソース電極10、ドレイン電極11および
ドレイン電極から延長して形成された保持容量電極12
を形成後、続いてコンタクト層7の除去領域8を形成す
る。
【0045】次に図13(d)に示すように、厚膜の層
間絶縁膜13を形成した後、写真製版法により形成した
レジストを用いてエッチングを行い、層間絶縁膜13に
コンタクトホール13b、13cおよび13dを形成す
る。このとき、コンタクトホール13a、13b、13
cおよび13dは、テーパーエッチングにより形成され
ることが望ましい。また、厚膜層間絶縁膜13として感
光性のものを用いてもよい。この時レジストは不要とな
る。また、ゲート配線2上のコンタクトホール13d形
成は、ゲート配線2上のゲート絶縁膜5と層間絶縁膜1
3を連続的にエッチングすることが望ましい。層間絶縁
膜13にコンタクトホールを形成した後、層間絶縁膜1
3として感光性有機絶縁膜を用いている場合は、層間絶
縁膜13をマスクとして、感光性を有しない層間絶縁膜
13を用いている場合は、層間絶縁膜13にコンタクト
ホールを形成するために用いたレジストあるいはレジス
ト除去後の層間絶縁膜13をマスクとして、ゲート絶縁
膜5のエッチングを行ってもよい。なお、ゲート絶縁膜
5がSiN等を用いて形成されている場合は、テーパー
エッチングするために、層間絶縁膜13にコンタクトホ
ールを形成後、SF6 系+O2 、CF4 系+O2 、HC
l系+O2 およびF系+Oのいずれか、あるいはS
6 、CF4 、HClおよびFのいずれかを主成分とす
るガス系等、テーパーエッチングが可能なガス種を用い
る。また、エッチング方法は、ウェットエッチング法あ
るいはドライエッチング法のいずれでもよい。
【0046】最後に図13(e)に示すように、画素電
極14、およびコンタクトホール13cとコンタクトホ
ール13dを介してゲート配線2とソース配線3を電気
的に接続するための接続配線15を形成する。また、画
素電極14はコンタクトホール13bを介して保持容量
電極12、および保持容量電極12と一体で形成されて
いるドレイン電極11と電気的に接続される。以上の工
程により、TFTの静電破壊を防止するためのゲート配
線2とソース配線9の短絡部、およびドレイン電極11
を延長して形成された保持容量電極12を介して、ドレ
イン電極11と画素電極14を接続すると共に、画素電
極14が厚膜層間絶縁膜13を介してソース配線9およ
びゲート配線2と重なり部分を有する構造のTFTアレ
イ基板を、五回の写真製版工程を行うことにより形成で
きる。なお、ドレイン電極11を延長して保持容量電極
12を形成する構造を、画素電極14をソース電極10
およびドレイン電極11より上層に形成する構造を有す
るTFTアレイ基板に適用することにより、層間絶縁膜
13形成前にTFTアレイの検査を実施することが可能
となる。
【0047】実施の形態9.図14は実施の形態9によ
るAMLCDのTFTアレイ基板の製造工程を示す断面
図である。図において、16は層間絶縁膜13の下層に
形成された絶縁膜である。その他の符号は実施の形態1
と同様であるので説明を省略する。実施の形態6、7お
よび8で示した厚膜の層間絶縁膜13が、有機絶縁膜、
あるいはスピンコート法等により塗布後焼成して得られ
る比較的密度の低い無機絶縁膜により構成される場合、
層間絶縁膜13に水分等が吸収され、拡散される現象が
生じる可能性がある。このとき、特にTFT構造が図1
0および図13に示すようにバックチャネル型である場
合には、半導体層6がコンタクト層7の除去領域8の部
分で直接層間絶縁膜13と接しているため、層間絶縁膜
13に吸収された水分等が半導体層6に達し、オフ電流
を増加させる等の問題がある。また、層間絶縁膜13と
半導体層6の界面で形成される界面準位の影響で、オフ
電流を増加させたり、しきい値を変化させる等の問題が
ある。本実施の形態では、図14に示すように、層間絶
縁膜13形成前に、プラズマCVD法等によりSiN系
またはSiO系の膜、あるいは層間絶縁膜13より緻密
性の高い無機絶縁膜や有機絶縁膜等の絶縁膜16を全面
に形成することにより、層間絶縁膜13に吸収された水
分等が半導体層6に達する等の不都合を防止している。
【0048】次に、本実施の形態によるTFTアレイ基
板の製造方法を説明する。実施の形態1と同様の方法に
より、図14(a)に示すようにゲート配線2、ゲート
電極3および保持容量共通配線4、図14(b)に示す
ようにゲート絶縁膜5、半導体層6およびコンタクト層
7を形成する。次に図14(c)に示すようにソース配
線9、ソース電極10、ドレイン電極11およびドレイ
ン電極から延長して形成された保持容量電極12を形成
後、続いてコンタクト層7の除去領域8を形成する。次
に図14(d)に示すように、プラズマCVD法等によ
りSiN系またはSiO系の膜、あるいは層間絶縁膜1
3より緻密性の高い無機絶縁膜や有機絶縁膜等の絶縁膜
16を全面に形成する。次に図14(e)に示すよう
に、厚膜の層間絶縁膜13を形成した後、写真製版法に
より形成したレジストを用いてエッチングを行い、実施
の形態8と同様に、層間絶縁膜13および絶縁膜16に
コンタクトホール13b、13cおよび13dを形成す
る。最後に図14(f)に示すように、画素電極14、
およびコンタクトホール13cとコンタクトホール13
dを介してゲート配線2とソース配線3を電気的に接続
するための接続配線15を形成する。また、画素電極1
4はコンタクトホール13bを介して保持容量電極1
2、および保持容量電極12と一体で形成されているド
レイン電極11と電気的に接続される。
【0049】なお、TFTアレイが画素電極14をソー
ス電極10およびドレイン電極11より上層に形成する
構造で、層間絶縁膜13が有機絶縁膜やスピンコート法
等により塗布後焼成して得られる比較的密度の低い無機
絶縁膜により構成される場合には、本実施の形態に示し
た構造を適用することができる。本実施の形態によれ
ば、実施の形態8と同様の効果が得られると共に、層間
絶縁膜13に吸収された水分等が半導体層6に達するの
を防止できる。
【0050】実施の形態10.上記実施の形態で示した
ゲート配線2およびゲート電極3を、陽極酸化処理を施
したAl、Ta等の導電性材料を用いて構成してもよ
い。ただし、この場合、例えば図2(d)に示す、層間
絶縁膜13へのコンタクトホール13dの形成時には、
層間絶縁膜13とゲート絶縁膜5の穴開け後に陽極酸化
膜の穴開けを連続的に行う。または、ゲート配線2形成
後に、ソース配線9との接続部となるゲート配線2上の
コンタクトホール13d形成部分に、レジスト等のマス
クを形成した後に陽極酸化処理を行ってもよい。この場
合、コンタクトホール13d形成時の層間絶縁膜13、
ゲート絶縁膜5および陽極酸化膜の三層連続の穴開け工
程が不要となる。本実施の形態によれば、ゲート配線2
およびゲート電極3の表面層に陽極酸化膜を有すること
により、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、
ヒロックの発生を防止することができる。
【0051】実施の形態11.上記実施の形態では、バ
ックチャネル型TFTを搭載したAMLCDについて示
したが、図15に示すように、エッチングストッパー型
TFTを用いてもよい。図15は実施の形態11による
TFTアレイ基板のエッチングストッパー型TFT部分
の製造工程を示す断面図である。図において、17は半
導体層6を構成する半導体膜、18はエッチングストッ
パーである。その他の符号は実施の形態1と同様である
ので説明を省略する。また、TFT部分以外の構成は上
記実施の形態と同様である。
【0052】次に、エッチングストッパー型TFTの製
造方法を説明する。まず図15(a)に示すように、導
電性材料を成膜した後、写真製版法により形成したレジ
ストを用いてパターニングし、ゲート電極3を形成す
る。次に図15(b)に示すように、ゲート絶縁膜1
3、半導体膜17、窒化シリコン膜等を連続して成膜し
た後、窒化シリコン膜を写真製版法により形成したレジ
ストを用いてパターニングし、エッチングストッパー1
8を形成する。次に図15(c)に示すように、半導体
膜17を写真製版法により形成したレジストを用いてパ
ターニングし、半導体層6を形成する。次に図15
(d)に示すように、P等の不純物をドーピングしたn
+ 型半導体膜、導電性材料を連続して成膜した後、写真
製版法により形成したレジストを用いてパターニング
し、コンタクト層7およびソース電極10、ドレイン電
極11を形成する。または、エッチングストッパー18
形成後(図15(b))、エッチングストッパーあるい
はそれを形成したレジストをマスクとして全面にP等の
不純物イオンを注入し、その後少なくともコンタクト部
となる所が部分的に不純物イオンが注入された半導体膜
を写真製版法により形成したレジストを用いてパターニ
ングし、少なくとも導電性材料とのコンタクト部となる
所に不純物イオンが注入された層を有する半導体層を形
成する。その後、導電性材料を成膜し、写真製版法によ
り形成したレジストを用いてパターニングして、ソース
電極10およびドレイン電極11を形成する。以上の工
程により、エッチングストッパー型のTFTが形成され
る。以降は他の上記実施の形態と同様の方法により、コ
ンタクトホールを有する層間絶縁膜、画素電極およびゲ
ート配線とソース配線を短絡させる接続配線を形成す
る。
【0053】本実施の形態によれば、エッチングストッ
パー型TFTを搭載したTFTアレイ基板においても、
TFTの静電破壊を防止するためにゲート配線とソース
配線を短絡させた構造を有するAMLCDを、従来より
一回少ない写真製版工程により製造することができる。
【0054】実施の形態12.実施の形態11では、半
導体膜17をパターニングして半導体層6を形成した後
に、P等の不純物をドーピングしたn+ 型半導体膜、導
電性材料を連続して成膜し再度レジストを形成してパタ
ーニングし、コンタクト層7およびソース電極10、ド
レイン電極11を形成したが、図16に示すように、エ
ッチングストッパー形成後(図16(b))、半導体膜
17をパターニングせずに、P等の不純物をドーピング
したn+ 型半導体膜19、導電性膜20を連続して成膜
し、写真製版法により形成したレジストを用いて、同時
あるいは連続的に導電膜20、n+ 型半導体膜19およ
び半導体膜17をパターニングし、半導体層6、コンタ
クト層7およびソース電極10、ドレイン電極11を形
成してもよい。コンタクト層はP+ 型半導体で形成して
もよい。また、エッチングストッパー18形成後(図1
6(b))、エッチングストッパーあるいはそれを形成
したレジストをマスクとして全面にP等の不純物イオン
を注入し、コンタクト部を部分的に形成し、その後導電
性膜20を成膜し、写真製版法により形成したレジスト
を用いて、部分的に不純物イオンが注入された半導体膜
および導電性膜を同時あるいは連続的にパターニング
し、部分的に不純物イオンが注入された層を有する半導
体層6、およびソース電極10、ドレイン電極11を形
成してもよい。以上の工程により、エッチングストッパ
ー型のTFTが形成される。
【0055】実施の形態13.上記実施の形態では、T
FT構造として逆スタガー型の場合について示したが、
図17に示すように、正スタガー型のTFTを用いても
よい。図17は実施の形態13による正スタガー型のT
FTを搭載したTFTアレイ基板の製造工程を示す断面
図である。図中の符号は実施の形態1と同様であるので
説明を省略する。次に、製造方法を説明する。まず図1
7(a)に示すように、透明絶縁性基板1上に導電性材
料を成膜した後、写真製版法により形成したレジストを
用いてパターニングし、ソース配線9、ソース電極1
0、ドレイン電極11および保持容量電極6を形成す
る。次に図17(b)に示すように、半導体膜および窒
化シリコン等を連続して成膜した後、写真製版法により
形成したレジストを用いて島状にパターニングし、半導
体層6およびゲート絶縁膜5を形成する。次に図17
(c)に示すように、導電性材料を成膜した後、写真製
版法により形成したレジストを用いてパターニングし、
ゲート配線2、ゲート電極3および保持容量電極12を
形成する。
【0056】次に図17(d)に示すように、層間絶縁
膜13を形成し、写真製版法を用いてパターニングし、
層間絶縁膜13およびゲート絶縁膜5、半導体層6にコ
ンタクトホール13a、13b、13cおよび13dを
形成する。また、コンタクトホール13Cが形成される
部分は、図17(C)でゲート絶縁膜5、半導体6をあ
らかじめエッチングで取り除いておいてもよい。最後に
図17(e)に示すように、透明導電膜を成膜した後、
写真製版法を用いてパターニングし、画素電極14を形
成する。このとき画面端部では、コンタクトホール13
cとコンタクトホール13dを介してゲート配線2とソ
ース配線3を電気的に接続するための接続配線15が透
明導電膜により形成される。また、画素電極14はコン
タクトホール13aを介してドレイン電極11と、およ
びコンタクトホール13bを介して保持容量共通配線4
と電気的に接続される。
【0057】本実施の形態によれば、正スタガー型のT
FTを搭載したTFTアレイ基板においても、TFTの
静電破壊を防止するためにゲート配線とソース配線を短
絡させた構造を有するAMLCDを、従来より一回少な
い写真製版工程により製造することができる。
【0058】実施の形態14.上述した実施の形態1〜
13では、画素電極14としてITO等の透明導電膜を
用いた場合について示したが、画素電極としてAl、C
r、Ta等またはそれらを主成分とする合金のいずれか
による単層膜あるいはそれらを積層した多層膜からなる
不透明の導電性材料を用いることにより、上記実施の形
態と同様の効果が得られる。ただし、この場合は反射型
液晶表示装置として用いることができる。
【0059】実施の形態15.上述した各実施の形態に
よるTFTアレイ基板を用いた液晶表示装置の製造方法
を示す。TFTアレイ基板の第1の表面に第1の配向膜
が形成される。TFTアレイ基板の第1の表面は、TF
Tアレイ基板と対向基板とが液晶材料を介して重ねられ
たときの液晶表示装置の内側表面である。ラビング布で
配向膜の表面がラビングされる。配向膜のラビングのの
ち、配向膜の表面上の表示領域内にTFTアレイ基板と
対向基板との間隔を保つためのスペ−サが散布される。
一方、第2の配向膜が対向基板の第1の表面上に形成さ
れる。また、カラ−フィルタを対向基板上に設けてもよ
い。対向基板の第1の表面は、液晶表示装置の内側表面
である。ラビング布で配向膜の表面がラビングされる。
ラビングののち、シ−ル材が所定の位置、すなわち、対
向基板の第1の面の周囲の所定の領域に塗布される。
【0060】このようにして形成された2枚の基板、す
なわち、TFTアレイ基板と対向基板とが、両者の間の
間隔を一定値に保って重ねられ、対向基板が液晶注入口
を除く周辺上でTFTアレイ基板に接着されて液晶表示
パネルが形成される。そののち、液晶材料は、TFTア
レイ基板と対向基板との間の隙間に液晶注入口から注入
される。液晶材料を注入したのち、注入口は樹脂で塞が
れる。このとき、シ−ル材は、対向基板のかわりにTF
Tアレイ基板に塗布してもよい。また、スペ−サもTF
Tアレイ基板のかわりに対向基板に塗布してもよい。液
晶表示パネルをえたのち、ゲ−ト配線2とソ−ス配線9
とが短絡している接続部24で接続配線が切断される。
接続部は静電気の発生を防止するために設けられていた
ものであるので、液晶表示パネルをえたのちは接続部は
不要である。TFTアレイプロセスにおいては、静電気
に起因するTFTの損傷が生じないという効果がある。
つぎの工程において、ゲ−ト側駆動回路のゲ−トICと
ソ−ス側駆動回路のソ−スICがそれぞれ所定の位置で
TFTアレイ基板に接続される。ソ−スIC,および駆
動回路はTFTアレイ基板の周辺に設けられる。ソ−ス
ICは、ソ−ス側駆動回路とTFTアレイ基板とを接続
している。ゲ−トICはゲ−ト側駆動回路とTFTアレ
イ基板とを接続している。接続する方法は、たとえば、
TAB(tape automated bondin
g)法である。TAB法の変わりにCOG(chip
on glass)法を採用してもよい。COG法が採
用された場合、接続部において前記接続配線は本工程ま
たは前工程のいずれかで切断される。つぎの工程におい
て、回路基板がゲ−トICとソ−スICとにそれぞれ電
気的に接続される。ゲ−トICの数量とソ−スICの数
量は任意である。同様に、回路基板の数も任意である。
TAB法やCOG法のような接続方法を選択することが
できる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、TF
Tの静電破壊を防止するためにゲート配線とソース配線
を短絡させた構造を有するAMLCDにおいて、ゲート
配線とソース配線の接続を、ドレイン電極と画素電極接
続のためのコンタクトホール形成と同時に形成されたコ
ンタクトホール、および画素電極形成と同時に形成され
た接続配線15により行うため、従来必要であったゲー
ト配線とソース配線を接続するためのコンタクトホール
形成工程が不要になり、TFTアレイ基板製造における
写真製版工程の回数を、従来より一回減少させることが
でき、製造工程を簡略化して、製造コストの低減および
スループットの向上を図ることができる。この効果は、
バックチャネル型TFT、エッチングストッパー型TF
T、正スタガー型TFTおよび逆スタガー型TFTのい
ずれの構造を有するTFTを搭載した液晶表示装置にお
いても得られる。
【0062】また、保持容量電極が不要となり、保持容
量電極と同層に形成されるソース配線との接触等の不良
発生を防止できる。また、層間絶縁膜へのコンタクトホ
ールの形成数を減少させることができるため、コンタク
トホールでの接続不良が生じる確率を低減することがで
きると共に、画素電極形成前にTFTアレイの検査を行
うことができる。また、保持容量電極の形成が不要とな
る。また、画素電極をゲート配線およびソース配線と重
ねて形成することにより開口率の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板を示す平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板を示す平面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板を示す平面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態4による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板を示す平面図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板を示す平面図である。
【図8】 この発明の実施の形態5による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態6による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板を示す平面図である。
【図10】 この発明の実施の形態6による液晶表示装
置におけるTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図で
ある。
【図11】 この発明の実施の形態7による液晶表示装
置におけるTFTアレイ基板を示す平面図である。
【図12】 この発明の実施の形態8による液晶表示装
置におけるTFTアレイ基板を示す平面図である。
【図13】 この発明の実施の形態8による液晶表示装
置におけるTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図で
ある。
【図14】 この発明の実施の形態9による液晶表示装
置におけるTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図で
ある。
【図15】 この発明の実施の形態11による液晶表示
装置におけるTFTの製造工程を示す断面図である。
【図16】 この発明の実施の形態12による液晶表示
装置におけるTFTの製造工程を示す断面図である。
【図17】 この発明の実施の形態13による液晶表示
装置におけるTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図
である。
【図18】 液晶表示装置の等価回路を示す図である。
【図19】 液晶表示装置の一画素分の等価回路を示す
図である。
【図20】 従来のこの種液晶表示装置におけるTFT
アレイ基板を示す平面図である。
【図21】 従来の液晶表示装置におけるTFTアレイ
基板の製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 透明絶縁性基板、2 制御電極配線(ゲート配
線)、3 制御電極(ゲート電極)、4 保持容量共通
配線、5 ゲート絶縁膜、6 半導体層、7 コンタク
ト層、8 領域、9 第一の電極配線(ソース配線)、
10 第一の電極(ソース電極)、11 第二の電極
(ドレイン電極)、12 保持容量電極、13 層間絶
縁膜、13a、13b、13c、13d コンタクトホ
ール、14 画素電極、15 接続配線、16 絶縁
膜、17 半導体膜、18 エッチングストッパー、1
9 n+ 型半導体膜、20 導電性膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 幸雄 熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株 式会社アドバンスト・ディスプレイ内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板と、制御電極および制御電極
    配線と、半導体層と、上記制御電極および制御電極配線
    と上記半導体層の間に形成された絶縁膜と、上記半導体
    層と共に半導体素子を構成する第一の電極、第一の電極
    配線および第二の電極と、上記制御電極、制御電極配
    線、第一の電極、第一の電極配線および第二の電極の上
    方に形成された層間絶縁膜と、上記層間絶縁膜上に形成
    され、上記層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを
    介して上記第二の電極と電気的に接続された透明導電膜
    よりなる画素電極と、上記画素電極構成材料により形成
    され、上記絶縁膜および上記層間絶縁膜に形成されたコ
    ンタクトホールを介して上記制御電極配線と上記第一の
    電極配線とを電気的に接続する接続配線とを備えたこと
    を特徴とするTFTアレイ基板。
  2. 【請求項2】 絶縁性基板と、制御電極および制御電極
    配線と、半導体層と、上記制御電極および制御電極配線
    と上記半導体層の間に形成された絶縁膜と、上記半導体
    層と共に半導体素子を構成する第一の電極、第一の電極
    配線および第二の電極と、上記制御電極、制御電極配
    線、第一の電極、第一の電極配線および第二の電極の上
    方に形成された層間絶縁膜と、上記層間絶縁膜上に形成
    され、上記層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを
    介して上記第二の電極と電気的に接続された透明導電膜
    よりなる画素電極と、上記画素電極構成材料により形成
    され、上記絶縁膜および上記層間絶縁膜に形成されたコ
    ンタクトホールを介して上記制御電極配線と上記第一の
    電極配線とを電気的に接続する接続配線とを有するTF
    Tアレイ基板を備え、上記TFTアレイ基板を液晶材料
    の挟持基板とする液晶パネルを構成すると共に、上記接
    続配線を切り離して形成するようにしたことを特徴とす
    る液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 制御電極および制御電極配線と同時に形
    成された保持容量共通配線と、上記保持容量共通配線の
    上方に第一の電極、第一の電極配線および第二の電極と
    同時に形成され、層間絶縁膜に形成されたコンタクトホ
    ールを介して画素電極と電気的に接続された保持容量電
    極により構成された保持容量を有することを特徴とする
    請求項1記載のTFTアレイ基板。
  4. 【請求項4】 制御電極および制御電極配線と同時に形
    成された保持容量共通配線と、上記保持容量共通配線の
    上方に形成された画素電極により構成された保持容量を
    有することを特徴とする請求項1記載のTFTアレイ基
    板。
  5. 【請求項5】 保持容量共通配線は、制御電極配線であ
    ることを特徴とする請求項3または請求項4記載のTF
    Tアレイ基板。
  6. 【請求項6】 透明絶縁性基板と、制御電極、制御電極
    配線および共通電極配線と、半導体層と、上記制御電
    極、制御電極配線および共通電極配線と上記半導体層の
    間に形成された絶縁膜と、上記半導体層と共に半導体素
    子を構成する第一の電極、第一の電極配線、第二の電極
    および上記第二の電極を延長して形成された保持容量電
    極と、上記制御電極、制御電極配線、共通電極配線、第
    一の電極、第一の電極配線、第二の電極および保持容量
    電極の上方に形成された層間絶縁膜と、上記層間絶縁膜
    上に形成され、上記保持容量電極上の層間絶縁膜に形成
    されたコンタクトホールを介して上記第二の電極と電気
    的に接続された透明導電膜よりなる画素電極とを備えた
    ことを特徴とするTFTアレイ基板。
  7. 【請求項7】 透明絶縁性基板と、制御電極、制御電極
    配線および共通電極配線と、半導体層と、上記制御電
    極、制御電極配線および共通電極配線と上記半導体層の
    間に形成された絶縁膜と、上記半導体層と共に半導体素
    子を構成する第一の電極、第一の電極配線、第二の電極
    および上記第二の電極を延長して形成された保持容量電
    極と、上記制御電極、制御電極配線、共通電極配線、第
    一の電極、第一の電極配線、第二の電極および保持容量
    電極の上方に形成された層間絶縁膜と、上記層間絶縁膜
    上に形成され、上記保持容量電極上の層間絶縁膜に形成
    されたコンタクトホールを介して上記第二の電極と電気
    的に接続された透明導電膜よりなる画素電極とを有する
    TFTアレイ基板を備え、上記TFTアレイ基板を液晶
    材料の挟持基板とすることを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 層間絶縁膜は、1μm以上の厚膜である
    ことを特徴とする請求項1または請求項3〜請求項6の
    いずれか一項記載のTFTアレイ基板。
  9. 【請求項9】 層間絶縁膜は、下層にSiN等の緻密性
    の高い膜を有する多層膜であることを特徴とする請求項
    8記載のTFTアレイ基板。
  10. 【請求項10】 画素電極は、制御電極配線および第一
    の電極配線の少なくとも一方と重なる部分を有すること
    を特徴とする請求項8または請求項9記載のTFTアレ
    イ基板。
  11. 【請求項11】 絶縁性基板上に制御電極および制御電
    極配線を形成する工程と、 上記制御電極および制御電極配線上に絶縁膜を成膜する
    工程と、 上記制御電極上に上記絶縁膜を介して半導体層およびコ
    ンタクト層を形成する工程と、 上記コンタクト層上に第一の電極、第一の電極配線およ
    び第二の電極を形成する工程と、 上記第一の電極、第一の電極配線および第二の電極上に
    層間絶縁膜を成膜する工程と、 上記制御電極上の上記絶縁膜と上記層間絶縁膜に第一の
    コンタクトホール、上記第一の電極配線上の上記層間絶
    縁膜に第二のコンタクトホール、および上記第二の電極
    上の上記層間絶縁膜に第三のコンタクトホールを同時に
    形成する工程と、 上記第三のコンタクトホールを介して上記第二の電極と
    接続された画素電極、および上記第一のコンタクトホー
    ルと第二のコンタクトホールを介して上記制御電極配線
    と上記第一の電極配線を接続する接続配線を同時に形成
    する工程とを含むことを特徴とするTFTアレイ基板の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 絶縁性基板上に制御電極および制御電
    極配線を形成する工程と、 上記制御電極および制御電極配線上に絶縁膜および半導
    体膜を成膜する工程と、 上記半導体膜をパターニングして半導体層を形成する工
    程と、上記制御電極上に上記絶縁膜および半導体膜を介
    して第二絶縁膜を成膜しパターニングすることで制御電
    極上方にエッチングストッパーを形成する工程と、 上記半導体膜をパターニングして少なくとも上記制御電
    極上方に半導体層を形成する工程と、 不純物をドープした半導体膜からなるコンタクト膜を成
    膜する工程と、第一の電極、第一の電極配線および第二
    の電極用金属膜を同時に形成する工程と、 ホトレジストを形成し上記第一の電極、第一の電極配線
    および第二の電極形成用パターンを形成する工程と、 上記第一の電極、第一の電極配線および第二の電極をエ
    ッチング等の微細加工により形成する工程と、 上記第一の電極、第一の電極配線および第二の電極ある
    いはそれを形成するために用いた上記ホトレジストをマ
    スクとしてコンタクト膜をエッチングしてコンタクト層
    を形成する工程と、 上記第一の電極、第一の電極配線および第二の電極上に
    層間絶縁膜を成膜する工程と、 上記制御電極上の上記絶縁膜と上記層間絶縁膜に第一の
    コンタクトホール、上記第一の電極配線上の上記層間絶
    縁膜に第二のコンタクトホール、および上記第二の電極
    上の上記層間絶縁膜に第三のコンタクトホールを同時に
    形成する工程と、 上記第三のコンタクトホールを介して上記第二の電極と
    接続された画素電極、および上記第一のコンタクトホー
    ルと第二のコンタクトホールを介して上記制御電極配線
    と上記第一の電極配線を接続する接続配線を同時に形成
    する工程とを含むことを特徴とするTFTアレイ基板の
    製造方法。
  13. 【請求項13】 絶縁性基板上に制御電極および制御電
    極配線を形成する工程と、 上記制御電極および制御電極配線上に絶縁膜および半導
    体膜を成膜する工程と、 上記制御電極上に上記絶縁膜および半導体膜を介して第
    二絶縁膜を成膜しパターニングすることで制御電極上方
    にエッチングストッパーを形成する工程と、 不純物をドープした半導体膜からなるコンタクト膜を成
    膜する工程と、第一の電極、第一の電極配線および第二
    の電極用金属膜を同時に形成する工程と、 ホトレジストを形成し上記第一の電極、第一の電極配線
    および第二の電極形成用パターンを形成する工程と、 上記第一の電極、第一の電極配線および第二の電極をエ
    ッチング等の微細加工により形成する工程と、 上記第一の電極、第一の電極配線および第二の電極ある
    いはそれを形成するために用いた上記ホトレジストをマ
    スクとしてコンタクト膜,半導体膜を連続的にエッチン
    グしてコンタクト層、半導体層を形成する工程と、 上記第一の電極、第一の電極配線および第二の電極上に
    層間絶縁膜を成膜する工程と、 上記制御電極上の上記絶縁膜と上記層間絶縁膜に第一の
    コンタクトホール、上記第一の電極配線上の上記層間絶
    縁膜に第二のコンタクトホール、および上記第二の電極
    上の上記層間絶縁膜に第三のコンタクトホールを同時に
    形成する工程と、 上記第三のコンタクトホールを介して上記第二の電極と
    接続された画素電極、および上記第一のコンタクトホー
    ルと第二のコンタクトホールを介して上記制御電極配線
    と上記第一の電極配線を接続する接続配線を同時に形成
    する工程とを含むことを特徴とするTFTアレイ基板の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 絶縁性基板上に制御電極および制御電
    極配線を形成する工程と、 上記制御電極および制御電極配線上に絶縁膜および半導
    体膜を成膜する工程と、 上記制御電極上に上記絶縁膜および半導体膜を介して第
    二絶縁膜を成膜しパターニングすることで上記制御電極
    上方にエッチングストッパーを形成する工程と、 不純物を注入してエッチングストッパーの下部以外の半
    導体膜を不純物を含んだ半導体膜からなるコンタクト膜
    にする工程と、 上記半導体膜をパターニングして少なくとも上記制御電
    極上方に半導体層を形成する工程と、 第一の電極、第一の電極配線および第二の電極用金属膜
    を同時に形成する工程と、 ホトレジストを形成し上記第一の電極、第一の電極配線
    および第二の電極形成用パターンを形成する工程と、 上記第一の電極、第一の電極配線および第二の電極をエ
    ッチング等の微細加工により形成する工程と、 上記第一の電極、第一の電極配線および第二の電極上に
    層間絶縁膜を成膜する工程と、 上記制御電極上の上記絶縁膜と上記層間絶縁膜に第一の
    コンタクトホール、上記第一の電極配線上の上記層間絶
    縁膜に第二のコンタクトホール、および上記第二の電極
    上の上記層間絶縁膜に第三のコンタクトホールを同時に
    形成する工程と、 上記第三のコンタクトホールを介して上記第二の電極と
    接続された画素電極、および上記第一のコンタクトホー
    ルと第二のコンタクトホールを介して上記制御電極配線
    と上記第一の電極配線を接続する接続配線を同時に形成
    する工程とを含むことを特徴とするTFTアレイ基板の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 絶縁性基板上に制御電極および制御電
    極配線を形成する工程と、 上記制御電極および制御電極配線上に絶縁膜および半導
    体膜を成膜する工程と、 上記制御電極上に上記絶縁膜および半導体膜を介して第
    二絶縁膜を成膜しパターニングすることで上記制御電極
    上方にエッチングストッパーを形成する工程と、 不純物を注入してエッチングストッパーの下部以外を不
    純物を含んだ半導体膜からなるコンタクト膜にする工程
    と、 第一の電極、第一の電極配線および第二の電極用金属膜
    を同時に形成する工程と、 ホトレジストを形成し上記第一の電極、第一の電極配線
    および第二の電極形成用パターンを形成する工程と、 上記第一の電極、第一の電極配線および第二の電極をエ
    ッチング等の微細加工により形成する工程と、 上記第一の電極、第一の電極配線および第二の電極ある
    いはそれを形成するために用いた上記ホトレジストをマ
    スクとして半導体膜・コンタクト膜を同時にエッチング
    して半導体層、コンタクト層を形成する工程と、 上記第一の電極、第一の電極配線および第二の電極上に
    層間絶縁膜を成膜する工程と、 上記制御電極上の上記絶縁膜と上記層間絶縁膜に第一の
    コンタクトホール、上記第一の電極配線上の上記層間絶
    縁膜に第二のコンタクトホール、および上記第二の電極
    上の上記層間絶縁膜に第三のコンタクトホールを同時に
    形成する工程と、 上記第三のコンタクトホールを介して上記第二の電極と
    接続された画素電極、および上記第一のコンタクトホー
    ルと第二のコンタクトホールを介して上記制御電極配線
    と上記第一の電極配線を接続する接続配線を同時に形成
    する工程とを含むことを特徴とするTFTアレイ基板の
    製造方法。
  16. 【請求項16】 絶縁性基板上に第一の電極、第一の電
    極配線および第二の電極を形成する工程と、 上記第一の電極、第一の電極配線および第二の電極上に
    半導体層および絶縁膜を形成する工程と、 上記絶縁膜上に制御電極および制御電極配線を形成する
    工程と、 上記制御電極および制御電極配線上に層間絶縁膜を成膜
    する工程と、 上記制御電極上の上記層間絶縁膜に第一のコンタクトホ
    ール、上記第一の電極配線上の上記半導体膜、上記絶縁
    膜および上記層間絶縁膜に第二のコンタクトホール、お
    よび上記第二の電極上の上記半導体膜、上記絶縁膜およ
    び上記層間絶縁膜に第三のコンタクトホールを同時に形
    成する工程と、 上記第三のコンタクトホールを介して上記第二の電極と
    接続された画素電極、および上記第一のコンタクトホー
    ルと第二のコンタクトホールを介して上記制御電極配線
    と上記第一の電極配線を接続する接続配線を同時に形成
    する工程とを含むことを特徴とするTFTアレイ基板の
    製造方法。
  17. 【請求項17】 少なくとも最上層に層間絶縁膜を含む
    多層膜に対する第一、第二あるいは第三のコンタクトホ
    ールは、上記層間絶縁膜にコンタクトホールを形成後、
    この層間絶縁膜をマスクとして下層膜のエッチングを行
    うことにより形成されることを特徴とする請求項11〜
    請求項16のいずれか一項記載のTFTアレイ基板の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 (a)請求項11記載の製造方法によ
    りTFTアレイ基板を製造する工程と、(b)上記TF
    Tアレイ基板に第1の配向膜を設け、上記TFTアレイ
    基板上でラビング処理を行う工程と、(c)上記第1の
    配向膜にスペ−サを散布する工程と、(d)上記TFT
    アレイ基板に対向配置される対向基板に第2の配向膜を
    設け、上記第2の配向膜にラビング処理する工程と、
    (e)上記第2の配向膜の所定の位置にシ−ル材を印刷
    する工程と、(f)上記TFTアレイ基板に上記対向基
    板を重ね、この対向基板を注入口以外で上記TFTアレ
    イ基板に接合すると共に、上記両基板間に液晶材料を注
    入した後、上記注入口を塞ぐ工程と、(g)制御電極配
    線と第1の電極配線とを接続する接続配線を切断する工
    程とを含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
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