JP2704559B2 - 板状マグネタイト粒子粉末及びその製造法 - Google Patents

板状マグネタイト粒子粉末及びその製造法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水溶液中から直接板状マグネタイト粒子粉
末を生成させることにより、板状比(平均径:厚み)が
大きく、且つ、粒子が1個1個バラバラであって、無孔
である板状マグネタイト粒子からなる板状マグネタイト
粒子粉末及びその製造法に関するものである。
本発明に係る板状マグネタイト粒子粉末の主な用途
は、電磁波吸収用、シールド用、防錆塗料用、トナー
用、制振用、防音用及び磁気記録用等の材料である。
〔従来の技術〕
板状形態を呈したマグネタイト粒子粉末は、その形態
や磁性等の諸特性を利用することによって各種技術分野
での使用が期待されている。
この事実は、例えば、特公昭63−41853号公報の「薄
片形磁性酸化鉄粒子を一つもしくはそれ以上の磁化性層
を含む磁気テープ、カードまたは円板のごとき磁気記録
支持体に用いる可能性が開かれる。」、「マグネタイト
またはマグヘマイトの結晶構造を有する六角薄片形酸化
鉄に対する他の用途がある。‥‥被覆材料中に個々の粒
子の極めて顕著な平行配向が生ずる。従って、‥‥著し
く充填密度が得ることが可能であり、その結果例えば腐
食防止効果が増大し、電磁気干渉に対する遮蔽が効果的
となり、そして導電性が高くなる。」なる記載及び特開
昭61−138959号公報の「一成分トナーの磁性の成分とし
て小板状または鱗片状の磁化しうる粒子を用いるとき、
トナーの色が決定されるのは磁性成分それ自体の本来の
色によることは僅かであり主として添加された強い色の
着色剤によることが見出された。」、「これら粒子は次
に簡単に撹拌するだけで何ら特別の分級エネルギーを消
費することなしに、結合剤または結合剤溶液中における
良好な分散状態へと直ちに転換することができる。」な
る記載の通りである。
ところで、マグネタイト粒子粉末は、一般に、ビヒク
ル中に分散混合して塗料として使用したり、または、樹
脂中に混練分散し、成形して成形物として使用されてい
る。
そこで、マグネタイト粒子粉末のビヒクル中への分散
混合、樹脂中への混練分散に際しては、特性向上及び作
業効率上、出来るだけ分散性が優れた粒子であることが
強く要求されており、その為には、マグネタイト粒子粉
末が板状形態を呈していることはもちろん、板状比(平
均径:厚み)が出来るだけ大きく、しかも、粒子が1個
1個バラバラであって無孔であることが必要である。
従来、板状マグネタイト粒子粉末の製造法としては、
例えば、水酸化第二鉄又はゲータイトを含むアルカリ性
懸濁液をオートクレーブを用いて水熱処理することによ
り水溶液中から板状ヘマタイト粒子を生成させ、該板状
ヘマタイト粒子を還元性ガス中で加熱還元する方法(特
開昭51−28700号公報、前出特公昭63−41853号公報)、
水酸化第一鉄を含むアルカリ性懸濁液を強酸化剤で急激
に酸化することにより、又は、特定の添加剤の存在下で
第二鉄とアルカリとを水性媒体中で反応させて水酸化第
二鉄を生成させ、該水酸化第二鉄を水熱処理することに
より水溶液中から板状ゲータイト粒子を生成させ、該板
状ゲータイト粒子を必要により加熱脱水した後、還元性
ガス中で加熱還元する方法(特開昭61−266311号公報、
特開昭55−104923号公報)及び水溶液中から直接板状マ
グネタイト粒子粉末を生成させる方法(特願昭62−3414
1号、特開昭63−20109号公報参照)が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
板状形態を呈しており、且つ、板状比(平均径:厚
み)が出来るだけ大きく、しかも、粒子が1個1個がバ
ラバラであって無孔であるマグネタイト粒子粉末は、現
在最も要求されているところであるが、上述した公知方
法による場合には、これら特性を十分満足する粒子は未
だ得られていない。
即ち、水溶液中から板状ヘマタイト粒子を生成させ、
該粒子を加熱還元する方法による場合には、加熱還元工
程において粒子及び粒子相互間の焼結が生起し、その結
果、ビヒクル中又は樹脂中への分散が困難となる。
また、水溶液中から板状ゲータイト粒子を生成させ、
該粒子を必要により加熱脱水後、加熱還元する方法によ
る場合には、板状ゲータイト粒子の加熱時にゲータイト
結晶粒子中の水分が脱水される為、得られる板状マグネ
タイト粒子の粒子表面、粒子内部には多数の空孔が存在
すると同時に粒子及び粒子相互間で焼結が生起する。こ
のような多孔性の板状マグネタイト粒子粉末をビヒクル
中又は樹脂中に分散させた場合、表面磁極の生じている
部分に他の微細粒子の吸引が起こり、その結果、多数の
粒子が集合してかなりの大きさをもつ凝集塊が生じ、こ
の為、分散が困難となる。
水溶液中から直接板状マグネタイト粒子粉末を生成さ
せる方法は、粒子1個1個がバラバラであって無孔であ
るが、板状比(平均径:厚み)が高々9:1程度であり、
板状比が大きい粒子は未だ得られていない。
そこで、本発明は、板状比(平均径:厚み)が出来る
だけ大きく、しかも、粒子が1個1個バラバラであって
無孔である板状マグネタイト粒子粉末を得ることを技術
的課題とするものである。
〔課題を解決する為の手段〕
本発明者は板状比(平均径:厚み)が出来るだけ大き
く、しかも、粒子が1個1個バラバラであって無孔であ
る板状マグネタイト粒子粉末を得るべく種々検討を重ね
た結果、本発明に到達したのである。
即ち、本発明は、平均径が0.1〜1.5μm、板状比11:1
〜20:1であって比表面積が2.0〜30.0m2/gであるか、又
は、平均径が0.1〜1.5μm、板状比21:1〜50:1であって
比表面積が3.0〜30.0m2/gであり、且つ、粒子1個1個
バラバラであって無孔である板状マグネタイト粒子から
なる板状マグネタイト粒子粉末及び第一鉄塩水溶液と炭
酸アルカリ水溶液とを反応させて得られたFeCO3を含む
懸濁液に酸素含有ガスを通気して酸化するにあたり、前
記第一鉄塩水溶液にFe(II)に対しFe(III)換算で0.2
〜5.0mol%の第二鉄塩を存在させるとともに、第一鉄塩
水溶液中のFe(II)及びFe(III)に対する炭酸アルカ
リの当量比が1当量以上であって、 一般式 で表される値以下である量の炭酸アルカリ水溶液と前記
第一鉄塩水溶液とを反応させるか、又は、必要により、
更に、前記第一鉄塩水溶液、前記炭酸アルカリ水溶液及
び酸素含有ガスを通気して酸化する前の前記FeCO3を含
む懸濁液のいずれかにあらかじめFe(II)及びFe(II
I)に対し0.01〜8.0mol%の−COONa基を有する水溶性有
機化合物を添加し、次いで、酸素含有ガスを通気して酸
化することにより水溶液中から板状マグネタイト粒子を
生成させることからなる板状マグネタイト粒子粉末の製
造法である。
〔作用〕
先ず、本発明において最も重要な点は、特定量の第二
鉄塩を存在させて第一鉄塩水溶液と特定割合の炭酸アル
カリ水溶液とを反応させ、次いで、酸素含有ガスを通気
して酸化した場合には、板状比(平均径:厚み)が極め
て大きい板状マグネタイト粒子を水溶液中から直接生成
させることができるという事実である。
本発明においては、平均径0.1〜1.5μm、板状比(平
均径:厚み)11:1〜20:1であって粒子が1個1個バラバ
ラである板状マグネタイト粒子粉末を得ており、また、
該粒子は無孔であることによって、比表面積が2.0〜30.
0m2/gと小さいものである。
特定量の−COONa基を有する水溶性有機化合物を添加
する本発明による場合には、より一層大きな板状比(平
均径:厚み)を有する板状マグネタイト粒子を水溶液中
から直接生成させることができる。その結果、本発明に
おいては、平均径0.1〜1.5μm、板状比(平均径:厚
み)21:1〜50:1であって粒子が1個1個バラバラである
板状マグネタイト粒子粉末を得ており、また、該粒子は
無孔であることによって、比表面積が3.0〜30.0m2/gと
小さいものである。
本発明においては、全鉄濃度(Fe(II)+Fe(II
I))を変化させることによって得られる板状マグネタ
イト粒子の平均径を制御することができ、全鉄濃度が0.
3mol/以下の場合には、平均径が0.5μm以下の板状マ
グネタイト粒子を、全鉄濃度が0.3mol/を越える場合
には、平均径が0.5μmを越える粒子が得られる。
次に、本発明実施にあたっての諸条件について述べ
る。
本発明において使用される第一鉄塩水溶液としては、
硫酸第一鉄水溶液、塩化第一鉄水溶液等がある。
本発明において使用される第二鉄塩水溶液としては、
硫酸第二鉄水溶液、塩化第二鉄水溶液等がある。第二鉄
塩の存在量は、第一鉄塩水溶液中のFe(II)に対しFe
(III)換算で0.2〜5.0mol%である。
0.2mol%未満の場合には、本発明の目的とする板状比
(平均径:厚み)が大きい板状マグネタイト粒子が得ら
れない。
5.0mol%を超える場合には、板状マグネタイト粒子中
に紡錘状ヘマタイトが混入してくる。
本発明における炭酸アルカリとしては、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム等を単独で又は併
用して使用することができる。
第一鉄塩水溶液と炭酸アルカリ水溶液の添加順序はい
ずれが先でも、又は同時でもよい。
本発明における反応温度は、75〜100℃である。75℃
未満である場合には、板状マグネタイト粒子中に紡錘状
ヘマタイト粒子や針状ゲータイト粒子が混在してくる。
100℃を超える場合にも本発明の目的を達成することは
できるが、オートクレーブ等の特殊な装置を必要とし、
経済的ではない。
本発明において使用する炭酸アルカリ水溶液の量は、
第一鉄塩水溶液のFe(II)及びFe(III)に対する炭酸
アルカリの当量比が1当量以上であって、 一般式 で表される値以下である。上記特定値を超える場合に
は、板状マグネタイト粒子中に紡錘状ヘマタイトが混在
してくる。尚、生産性を考慮すれば、鉄濃度の下限は0.
1mol/程度が好ましい。
本発明における−COONa基を有する水溶性有機化合物
とは、酢酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、クエン酸ナ
トリウム、プロピオン酸ナトリウム等がある。
本発明における−COONa基を有する水溶性有機化合物
の添加量は、Fe(II)及びFe(III)に対し0.01〜8.0mo
l%である。
0.01mol%未満の場合には、より一層大きい板状比
(平均径:厚み)を有する板状マグネタイト粒子が得ら
れない。
8.0mol%を超える場合には、板状マグネタイト粒子中
に紡錘状ヘマタイト粒子が混入してくる。
本発明における−COONa基を有する水溶性有機化合物
は、生成粒子の板状比等の形態に影響を及ぼすものであ
り、従って、板状マグネタイト粒子の生成反応が開始さ
れる前に添加しておく必要があり、第一鉄塩水溶液、炭
酸アルカリ水溶液及び酸素含有ガスを通気して酸化する
前のFeCO3を含む水溶液のいずれかに添加することがで
きる。
〔実施例〕
次に、実施例並びに比較例により、本発明を説明す
る。
尚、以下の実施例並びに比較例における粒子の平均径
は、電子顕微鏡写真から測定した数値の平均値で、比表
面積は、BET法により測定した値で、厚み及び板状比は
上記BET法により測定した比表面積値と上記平均径から
求めた数値で示した。磁気測定は、振動飼料磁力径VSMP
−1型(東英工業製)を使用し、測定磁場10KOeで測定
した。
実施例1 硫酸第二鉄0.009mol/を含む硫酸第一鉄1.75mol/
水溶液5.7(Fe(III)はFe(II)に対し0.5mol%に該
当する。)を、N2ガス流下において、反応器中に準備さ
れた0.34mol/のNa2CO3水溶液44.3に加え(CO3/Fe=
1.5当量に該当する。)、温度90℃においてFeCO3の生成
を行った(全鉄濃度は0.2mol/に該当する。)。上記F
eCO3を含む水溶液中に引き続きN2ガスを毎分50の割合
で吹き込みながら90℃で60分間熟成処理した後、温度90
℃において毎分60の空気を10時間通気して粒子を生成
した。
生成粒子は、常法により別、水洗、乾燥、粉砕し
た。この粒子粉末は、図1に示す透過型電子顕微鏡写真
(×50000)に示す通り、平均径0.13μmであり、ま
た、板状比(平均径と厚みとの比)11:1の板状形態を呈
した粒子からなり、粒子表面並びに内部に空孔が存在し
ていないものであった。
また、この粒子粉末のBET比表面積は、24.2m2/gであ
り、磁性は保磁力Hcが115Oe、飽和磁化σsが85.7emu/
g、角型比(σr/σs)が0.093であった。
この粒子粉末のX線回折図を図2に示す。図2から明
らかな通り、ピークAはマグネタイトを示すピークであ
り、マグネタイトのみからなっていることがわかる。
実施例2 硫酸第二鉄0.018mol/を含む硫酸第一鉄1.75mol/
水溶液6.41(Fe(III)はFe(II)に対し1.0mol%に
該当する。)を、N2ガス流下において、反応器中に準備
された0.50mol/のNa2CO3水溶液43.6に加え(CO3/Fe
=2.0当量に該当する。)、温度90℃においてFeCO3の生
成を行った(全鉄濃度は0.23mol/に該当する。)。上
記FeCO3を含む水溶液中に引き続きN2ガスを毎分50の
割合で吹き込みながら90℃で30分間熟成処理した後、温
度90℃において毎分60の空気を10時間通気して粒子を
生成した。
生成粒子は、常法により別、水洗、乾燥、粉砕し
た。この粒子粉末は、透過型電子顕微鏡観察の結果、平
均径0.18μmであり、また、板状比(平均径と厚みとの
比)13:1の板状形態を呈した粒子からなり、粒子表面並
びに内部に空孔が存在していないものであった。
また、この粒子粉末のBET比表面積は、21.8m2/gであ
り、磁性は保磁力Hcが110Oe、飽和磁化σsが85.8emu/
g、角型比(σr/σs)が0.101であった。
この粒子粉末は、X線回折の結果、マグネタイトを示
すピークのみからなり、マグネタイトのみからなってい
ることがわかる。
実施例3 硫酸第二鉄0.035mol/を含む硫酸第一鉄1.75mol/
水溶液7.1(Fe(III)はFe(II)に対し2.0mol%に該
当する。)を、N2ガス流下において、反応器中に準備さ
れた0.72mol/のNa2CO3水溶液42.9に加え(CO3/Fe=
2.5当量に該当する。)、温度90℃においてFeCO3の生成
を行った(全鉄濃度は0.25mol/に該当する。)。上記
FeCO3を含む水溶液中に引き続きN2ガスを毎分50の割
合で吹き込みながら90℃で30分間熟成処理した後、温度
90℃において毎分60の空気を10時間通気して粒子を生
成した。
生成粒子は、常法により別、水洗、乾燥、粉砕し
た。この粒子粉末は、透過型電子顕微鏡観察の結果、平
均径0.33μmであり、また、板状比(平均径と厚みとの
比)14:1の板状形態を呈した粒子からなり、粒子表面並
びに内部に空孔が存在していないものであった。
また、この粒子粉末のBET比表面積は、13.8m2/gであ
り、磁性は保磁力Hcが92Oe、飽和磁化σsが87.1emu/
g、角型比(σr/σs)が0.095であった。
この粒子粉末は、X線回折の結果、マグネタイトを示
すピークのみからなり、マグネタイトのみからなってい
ることがわかる。
実施例4 硫酸第二鉄0.07mol/を含む硫酸第一鉄1.75mol/水
溶液7.1(Fe(III)はFe(II)に対し4.0mol%に該当
する。)を、N2ガス流下において、反応器中に準備され
た1.17mol/のNa2CO3水溶液42.9に加え(CO3/Fe=4.
0当量に該当する。)、温度90℃においてFeCO3の生成を
行った(全鉄濃度は0.26mol/に該当する。)。上記Fe
CO3を含む水溶液中に引き続きN2ガスを毎分50の割合
で吹き込みながら90℃で30分間熟成処理した後、温度90
℃において毎分60の空気を10時間通気して粒子を生成
した。
生成粒子は、常法により別、水洗、乾燥、粉砕し
た。この粒子粉末は、図3に示す透過型電子顕微鏡写真
(×30000)に示す通り、平均径0.47μmであり、ま
た、板状比(平均径と厚みとの比)18:1の板状形態を呈
した粒子からなり、粒子表面並びに内部に空孔が存在し
ていないものであった。
また、この粒子粉末のBET比表面積は、9.8m2/gであ
り、磁性は保磁力Hcが81Oe、飽和磁化σsが88.1emu/
g、角型比(σr/σs)が0.100であった。
この粒子粉末は、X線回折の結果、マグネタイトを示
すピークのみからなり、マグネタイトのみからなってい
ることがわかる。
実施例5 硫酸第二鉄0.035mol/を含む硫酸第一鉄1.75mol/
水溶液7.6(Fe(III)はFe(II)に対し2.0mol%に該
当する。)を、N2ガス流下において、反応器中に準備さ
れた1.09mol/のNa2CO3水溶液41.4に加え(CO3/Fe=
3.0当量に該当する。)、温度90℃においてFeCO3の生成
を行った(全鉄濃度は0.31mol/に該当する。)。上記
FeCO3を含む水溶液中に引き続きN2ガスを毎分50の割
合で吹き込みながら90℃で60分間熟成処理した後、温度
90℃において毎分60の空気を10時間通気して粒子を生
成した。
生成粒子は、常法により別、水洗、乾燥、粉砕し
た。この粒子粉末は、透過型電子顕微鏡観察の結果、平
均径0.56μmであり、また、板状比(平均径と厚みとの
比)15:1の板状形態を呈した粒子からなり、粒子表面並
びに内部に空孔が存在していないものであった。
また、この粒子粉末のBET比表面積は、7.4m2/gであ
り、磁性は保磁力Hcが93Oe、飽和磁化σsが87.6emu/
g、角型比(σr/σs)が0.105であった。
この粒子粉末は、X線回折の結果マグネタイトを示す
ピークのみからなり、マグネタイトのみからなってい
た。
実施例6 硫酸第二鉄0.009mol/を含む硫酸第一鉄1.75mol/
水溶液5.7(Fe(III)はFe(II)に対し0.5mol%に該
当する。)を、N2ガス流下において、反応器中に準備さ
れたFeに対し0.5mol%を含むようにクエン酸ナトリウム
14.7gを添加して得られた0.45mol/のNa2CO3水溶液44.
3に加え(CO3/Fe=2.0当量に該当する。)、温度90℃
においてFeCO3の生成を行った(全鉄濃度は0.2mol/に
該当する。)。上記FeCO3を含む水溶液中に温度90℃に
おいて毎分60の空気を10時間通気して粒子を生成し
た。
生成粒子は、常法により別、水洗、乾燥、粉砕し
た。この粒子粉末は、透過型電子顕微鏡観察の結果、平
均径0.12μmであり、また、板状比(平均径と厚みとの
比)21:1の板状形態を呈した粒子からなり、粒子表面並
びに内部に空孔が存在していないものであった。
また、この粒子粉末のBET比表面積は、25.6m2/gであ
り、磁性は保磁力Hcが111Oe、飽和磁化σsが85.9emu/
g、角型比(σr/σs)が0.111であった。
この粒子粉末は、X線回折の結果、マグネタイトを示
すピークのみからなり、マグネタイトのみからなってい
た。
実施例7 硫酸第二鉄0.018mol/を含む硫酸第一鉄1.75mol/
水溶液7.11(Fe(III)はFe(II)に対し1.0mol%に
該当する。)を、N2ガス流下において、反応器中に準備
されたFeに対し0.5mol%を含むようにクエン酸ナトリウ
ム14.7gを添加して得られた0.72mol/のNa2CO3水溶液4
2.9に加え(CO3/Fe=2.5当量に該当する。)、温度90
℃においてFeCO3の生成を行った(全鉄濃度は0.25mol/
に該当する。)。上記FeCO3を含む水溶液中に温度90
℃において毎分60の空気を10時間通気して粒子を生成
した。
生成粒子は、常法により別、水洗、乾燥、粉砕し
た。この粒子粉末は、図4に示す透過型電子顕微鏡写真
(×30000)に示す通り、平均径0.23μmであり、ま
た、板状比(平均径と厚みとの比)25:1の板状形態を呈
した粒子からなり、粒子表面並びに内部に空孔が存在し
ていないものであった。
また、この粒子粉末のBET比表面積は、19.1m2/gであ
り、磁性は保磁力Hcが102Oe、飽和磁化σsが86.1emu/
g、角型比(σr/σs)が0.098であった。
この粒子粉末は、X線回折の結果、マグネタイトを示
すピークのみからなり、マグネタイトのみからなってい
た。
実施例8 硫酸第二鉄0.009mol/を含む硫酸第一鉄1.75mol/
水溶液8.0(Fe(III)はFe(II)に対し0.5mol%に該
当する。)を、N2ガス流下において、反応器中に準備さ
れたFeに対し0.5mol%を含むようにクエン酸ナトリウム
20.6gを添加して得られた1.00mol/のNa2CO3水溶液42.
0に加え(CO3/Fe=3.0当量に該当する。)、温度90℃
においてFeCO3の生成を行った(全鉄濃度は0.28mol/
に該当する。)。上記FeCO3を含む水溶液中に温度90℃
において毎分60の空気を10時間通気して粒子を生成し
た。
生成粒子は、常法により別、水洗、乾燥、粉砕し
た。この粒子粉末は、透過型電子顕微鏡観察の結果、平
均径0.31μmであり、また、板状比(平均径と厚みとの
比)28:1の板状形態を呈した粒子からなり、粒子表面並
びに内部に空孔が存在していないものであった。
また、この粒子粉末のBET比表面積は、17.5m2/gであ
り、磁性は保磁力Hcが93Oe、飽和磁化σsが86.4emu/
g、角型比(σr/σs)が0.103であった。
この粒子粉末は、X線回折の結果、マグネタイトを示
すピークのみからなり、マグネタイトのみからなってい
た。
実施例9 硫酸第二鉄0.035mol/を含む硫酸第一鉄1.75mol/
水溶液8.6(Fe(III)はFe(II)に対し2.0mol%に該
当する。)を、N2ガス流下において、反応器中に準備さ
れたFeに対し1.0mol%を含むように酒石酸ナトリウム3
4.8gを添加して得られた1.47mol/のNa2CO3水溶液42.0
に加え(CO3/Fe=4.0当量に該当する。)、温度90℃
においてFeCO3の生成を行った(全鉄濃度は0.29mol/
に該当する。)。上記FeCO3を含む水溶液中に温度90℃
において毎分60の空気を10時間通気して粒子を生成し
た。
生成粒子は、常法により別、水洗、乾燥、粉砕し
た。この粒子粉末は、図5に示す透過型電子顕微鏡写真
(×20000)に示す通り、平均径0.43μmであり、ま
た、板状比(平均径と厚みとの比)31:1の板状形態を呈
した粒子からなり、粒子表面並びに内部に空孔が存在し
ていないものであった。
また、この粒子粉末のBET比表面積は、12.1m2/gであ
り、磁性は保磁力Hcが88Oe、飽和磁化σsが86.9emu/
g、角型比(σr/σs)が0.106であった。
この粒子粉末は、X線回折の結果、マグネタイトを示
すピークのみからなり、マグネタイトのみからなってい
た。
実施例10 硫酸第二鉄0.026mol/を含む硫酸第一鉄1.75mol/
水溶液8.6(Fe(III)はFe(II)に対し4.0mol%に該
当する。)を、N2ガス流下において、反応器中に準備さ
れたFeに対し0.5mol%を含むようにクエン酸ナトリウム
22.1gを添加して得られた1.64mol/のNa2CO3水溶液41.
4に加え(CO3/Fe=4.5当量に該当する。)、温度90℃
においてFeCO3の生成を行った(全鉄濃度は0.32mol/
に該当する。)。上記FeCO3を含む水溶液中に温度90℃
において毎分60の空気を10時間通気して粒子を生成し
た。
生成粒子は、常法により別、水洗、乾燥、粉砕し
た。この粒子粉末は、図6に示す透過型電子顕微鏡写真
(×30000)に示す通り、平均径0.62μmであり、ま
た、板状比(平均径と厚みとの比)26:1の板状形態を呈
した粒子からなり、粒子表面並びに内部に空孔が存在し
ていないものであった。
また、この粒子粉末のBET比表面積は、8.6m2/gであ
り、磁性は保磁力Hcが82Oe、飽和磁化σsが88.9emu/
g、角型比(σr/σs)が0.098であった。
この粒子粉末は、X線回折の結果、マグネタイトを示
すピークのみからなり、マグネタイトのみからなってい
た。
実施例11 クエン酸ナトリウムを添加する代わりにFeに対し1.5m
ol%を含むように酢酸ナトリウム30.6gを添加した以外
は実施例10と同様にして粒子を生成させた。この場合の
全鉄濃度は0.32mol/であった。
生成粒子は、常法により別、水洗、乾燥、粉砕し
た。この粒子粉末は、透過型電子顕微鏡観察の結果、平
均径0.72μmであり、また、板状比(平均径と厚みとの
比)23:1の板状形態を呈した粒子からなり、粒子表面並
びに内部に空孔が存在していないものであった。
また、この粒子粉末のBET比表面積は、6.8m2/gであ
り、磁性は保磁力Hcが87Oe、飽和磁化σsが88.2emu/
g、角型比(σr/σs)が0.101であった。
この粒子粉末は、X線回折の結果、マグネタイトを示
すピークのみからなり、マグネタイトのみからなってい
た。
実施例12 硫酸第二鉄0.026mol/を含む硫酸第一鉄1.75mol/
水溶液8.6(Fe(III)はFe(II)に対し1.5mol%に該
当する。)を、N2ガス流下において、反応器中に準備さ
れたFeに対し5.0mol%を含むように酒石酸ナトリウム17
3gを添加して得られた1.09mol/のNa2CO3水溶液41.4
に加え(CO3/Fe=3.0当量に該当する。)、温度90℃に
おいてFeCO3の生成を行った(全鉄濃度は0.31mol/に
該当する。)。上記FeCO3を含む水溶液中に引き続きN2
ガスを毎分50の割合で吹き込みながら90℃で60分間熟
成処理した後、温度90℃において毎分60の空気を10時
間通気して粒子を生成した。
生成粒子は、常法により別、水洗、乾燥、粉砕し
た。この粒子粉末は、透過型電子顕微鏡観察の結果、平
均径0.53μmであり、また、板状比(平均径と厚みとの
比)34:1の板状形態を呈した粒子からなり、粒子表面並
びに内部に空孔が存在していないものであった。
また、この粒子粉末のBET比表面積は、11.2m2/gであ
り、磁性は保磁力Hcが80Oe、飽和磁化σsが89.1emu/
g、角型比(σr/σs)が0.101であった。
この粒子粉末は、X線回折の結果、マグネタイトを示
すピークのみからなり、マグネタイトのみからなってい
た。
比較例1 硫酸第二鉄0.105mol/を含む硫酸第一鉄1.75mol/
水溶液8.6(Fe(III)はFe(II)に対して6.0mol%に
該当する。)を用いた以外は、実施例1と同様にして水
溶液中に粒子を生成させた。
常法により別、水洗、乾燥、粉砕した。この粒子粉
末は、図7に示す透過型電子顕微鏡写真(×20000)か
ら明らかな通り、板状粒子と紡錘状粒子とが混在したも
のであった。また、図8のX線回折図に示される通り、
マグネタイトとヘマタイトとのピークを示していた。
図8中、ピークAはマグネタイト、ピークBはヘマタ
イトである。
比較例2 クエン酸ナトリウムの添加量を443g(Feに対し10mol
%に該当する。)とした以外は、実施例10と同様にして
水溶液中から粒子を生成させた。生成粒子は、常法によ
り別、水洗、乾燥、粉砕した。この粒子粉末は、透過
型電子顕微鏡観察の結果、板状粒子及び粒状粒子が混在
したものであった。
また、X線回折の結果、マグネタイト及びヘマタイト
が混在していた。
〔効果〕
本発明に係るマグネタイト粒子粉末は、前出実施例に
示した通り、板状形態を呈しており、且つ、板状比(平
均径:厚み)が大きく、殊に11:1以上であり、しかも、
水溶液中から直接生成させたものであることに起因し
て、粒子が1個1個バラバラであって無孔であるから、
ビヒクル中又は樹脂中への充填密度が高く、分散性、配
向性に優れ、粒子相互間における接触率が高いものであ
り、電磁波吸収用、シールド用、防錆塗料用、トナー
用、制振用、防音用及び磁気記録用の材料として好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
図1、図3乃至図7は、いずれも電子顕微鏡写真であ
り、図1、図3乃至図6は、それぞれ実施例1、実施例
4、実施例7、実施例9及び実施例10で得られた板状マ
グネタイト粒子粉末の粒子構造を示すものであり、図7
は比較例1で得られた板状マグネタイト粒子粉末と紡錘
状ヘマタイト粒子粉末との混合粉末の粒子構造を示すも
のである。 図2及び図8は、いずれもX線回折図であり、図2は実
施例1で得られた板状マグネタイト粒子粉末、図8は比
較例1で得られた板状マグネタイト粒子粉末と紡錘状ヘ
マタイト粒子粉末との混合粉末である。図中、ピークA
はマグネタイト、ピークBはヘマタイトである。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均径が0.1〜1.5μm、板状比11:1〜20:1
    であって比表面積が2.0〜30.0m2/gであり、且つ、粒子
    が1個1個バラバラであって無孔である板状マグネタイ
    ト粒子からなる板状マグネタイト粒子粉末。
  2. 【請求項2】平均径が0.1〜1.5μm、板状比21:1〜50:1
    であって比表面積が3.0〜30.0m2/gであり、且つ、粒子
    が1個1個バラバラであって無孔である板状マグネタイ
    ト粒子からなる板状マグネタイト粒子粉末。
  3. 【請求項3】第一鉄塩水溶液と炭酸アルカリ水溶液とを
    反応させて得られたFeCO3を含む懸濁液に酸素含有ガス
    を通気して酸化するにあたり、前記第一鉄塩水溶液にFe
    (II)に対しFe(III)換算で0.2〜5.0mol%の第二鉄塩
    を存在させ、且つ、第一鉄塩水溶液中のFe(II)及びFe
    (III)に対する炭酸アルカリの当量比が1当量以上で
    あって、 一般式 で表される値以下である量の炭酸アルカリ水溶液と前記
    第一鉄塩水溶液とを反応させ、次いで、酸素含有ガスを
    通気して酸化することにより水溶液中から板状マグネタ
    イト粒子を生成させることを特徴とする請求項1記載の
    板状マグネタイト粒子粉末の製造法。
  4. 【請求項4】第一鉄塩水溶液と炭酸アルカリ水溶液とを
    反応させて得られたFeCO3を含む懸濁液に酸素含有ガス
    を通気して酸化するにあたり、前記第一鉄塩水溶液にFe
    (II)に対しFe(III)換算で0.2〜5.0mol%の第二鉄塩
    を存在させるとともに、第一鉄塩水溶液中のFe(II)及
    びFe(III)に対する炭酸アルカリの当量比が1当量以
    上であって、 一般式 で表される値以下である量の炭酸アルカリ水溶液と前記
    第一鉄塩水溶液とを反応させ、且つ、前記第一鉄塩水溶
    液、前記炭酸アルカリ水溶液及び酸素含有ガスを通気し
    て酸化する前の前記FeCO3を含む懸濁液のいずれかにあ
    らかじめFe(II)及びFe(III)に対し0.01〜8.0mol%
    の−COONa基を有する水溶性有機化合物を添加し、次い
    で、酸素含有ガスを通気して酸化することにより水溶液
    中から板状マグネタイト粒子を生成させることを特徴と
    する請求項2記載の板状マグネタイト粒子粉末の製造
    法。
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