JP2704542B2 - パレット上物品の移載方法およびその装置 - Google Patents

パレット上物品の移載方法およびその装置

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JP2704542B2
JP2704542B2 JP765589A JP765589A JP2704542B2 JP 2704542 B2 JP2704542 B2 JP 2704542B2 JP 765589 A JP765589 A JP 765589A JP 765589 A JP765589 A JP 765589A JP 2704542 B2 JP2704542 B2 JP 2704542B2
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昭秀 倉田
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日本石油化学株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば保管用のパレットに載置された物品
を出荷輸送用のパレットに自動的に移し換えるパレット
上物品の移載方法およびその装置に関するものである。
〔従来の技術〕
物品をパレット上に載せた状態で輸送する際の最大の
問題点は、輸送途中又は荷役作業中における破損や紛失
等によって生じるパレットの回収不能およびそれに伴う
経済的損失である。
このような問題点をなくすために保管用パレットと出
荷用パレットとを使い分けることが有効であり、特に、
規格化されている高価な自動倉庫用パレットの外部への
流出を防止したり、あるいは輸出用などのように、パレ
ットの殆んどが未回収となる場合には、輸送専用のパレ
ットに交換する必要がある。
従来、保管用パレット上の物品を出荷用パレットに移
し換える作業は、人手または専用のフォークリフト等に
より行われていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の人手による方法では、物品が大型で重量物であ
ると、多くの人員が必要となり、かつ作業が困難で危険
であると共に、作業能率が悪いため、大量の物品を移し
換えるには限度がある。
また、フォークリフト等による方法は、直接物品を持
ち上げる必要があるため荷姿が限定されるととともに、
狭い倉庫内では使用できず、使用場所が限定され、かつ
作業が非能率的である。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもの
で、保管用パレットの物品を他のパレットへ、自動的に
かつ短時間で移し換えるようにし、もって省力化の作業
能率の向上を図ることのできるパレット上物品の移載方
法およびその装置を提供することを目的するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するためのパレット上物品の移載方法
は、物品を載置したシートパレットの内側に隣接して、
他の空のパレットを導入する工程、グリッパー機構を具
備した進退装置により、物品を載置した前記シートパレ
ットのタブを把持して該シートパレットを引き寄せ、シ
ートパレットを水平に滑らせて前記隣接する空パレット
上に物品を移載する工程、押え板を前記物品と進退装置
の間に進入させ、前記空パレット上に移載した物品を残
して前記シートパレットを引き抜く工程からなることを
特徴とするものである。
また、上記方法の実施に使用する装置は、基台に立設
された支持部材に、シートパレットに載置された物品に
対して進退可能に枢着された進退装置と、前記進退装置
の先端物品に設けられた、前記シートパレットのタブを
把持しうるグリッパー機構と、前記進退装置の移動範囲
内の適所に立設された左右1対の支柱にガイドされるこ
とにより、前記進退装置の通過を許容する上限位置と、
前記進退装置と物品との間に進入し、前記物品の後方移
動を阻止する下限位置との間を昇降しうる押え板とを備
えることを特徴とするものであり、 また、前記進退装置は、後端を基台の後部に枢着され
た第1アーム、および第1アームの先端に後端を枢着さ
れ、かつ先端部に基台にガイドされて前後に摺動する第
2アームからなる第1の進退装置と、前記第2アームの
先端に枢着されたパンタグラフ機構を備える第2の進退
装置とからなることが好ましい。
〔作用〕
本発明によると、進退装置を伸長から後退へと往復操
作するのみで、例えば、保管用パレットから出荷用パレ
ットへの物品の移載を自動的に行うことができ、交換作
業が迅速かつ能率的となる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、コンベヤライン(L1)に隣接して設けられ
た固定式のパレット上物品の移載装置(1)を示す。
(2)は、平面視方形枠状をなす基台で、その下面要
所に固着された複数の支脚(3)をもって、床面(F)
に固定されている。
基台(2)上には、後端を、基台(2)の後端部に立
設したブラケット(4)に枢着された第1アーム(5)
と、その先端に下向きく字形をなしてピン(6)枢着さ
れた第2アーム(7)と、ピン(6)付近の第2アーム
(7)と第1アーム(5)の後端枢着部との間に架設さ
れた油圧シリンダ(8)とからなる第1の進退装置
(A)が設けられている。
第2アーム(7)の先端には、基台(2)上を適宜の
案内手段(図示略)に案内されて前後に摺動しうる正面
視格子枠状の支持フレーム(9)が、ブラケット(10)
を介して取付けられている。
油圧シリンダ(8)が作動すると、第1、第2両アー
ム(5)(7)は、実線元の伸長状態、すなわち支持フ
レーム(9)が基台(2)の前端付近に位置する前限位
置から、両アーム(5)(7)がほぼ垂直状態となる2
点鎖線示の後限位置までの間を、前後に進退することが
できる。
支持フレーム(9)には、プッシュプル装置、すなわ
ちパンタグラフ機構(D)、フェースプレート(14)お
よびグリッパー機構(C)からなる第2の進退装置
(B)が設けられている。
この第2の進退装置(B)は、互いにX字状に枢着し
た前後1組の等長のリンク(11a)(11b)、および(12
a)(12b)を互いに連結して4節の平行リンクとすると
ともに、一方のリンク(12b)の端部を支持フレーム
(9)の上方部に、また他方のリンク(12a)の端部を
支持フレーム(9)の下方部に形成した縦長孔(9a)に
それぞれ枢着し、かつリンク(12b)の適所とリンク(1
2a)の枢着部との間に、油圧シリンダ(13)を架設して
構成されている。
第2の進退装置(B)の先端には、支持フレーム
(9)と平行をなす枠状の前記フェースプレート(14)
が、リンク(11a)の先端をその上方部に、かつリンク
(11b)の先端を下方部の縦長孔(14a)にそれぞれ枢着
することにより、片持ち支持されている。
フェースプレート(14)の下部には、シートパレット
(15)を把持するためのグリッパー機構(C)が設けら
れている。
グリッパー機構(C)は、フェースプレート(14)の
後部下端に横向に固着され、かつ下端に斜め下向きのグ
リッパージョー(16a)を備える受板(16)と、フェー
スプレート(14)の下方部に設けられた複数の油圧シリ
ンダ(17)と、これより突出するロッド(17a)の下端
に、上記グリッパージョー(16a)の対向状に取付けら
れた押圧子(18)とからなっている。
基台(2)の前端部における左右の床面(F)には、
1対の支柱(19)が立設され、それら両支柱(19)間に
は、各支柱(19)の後方に並設された左右1対の油圧シ
リンダ(20)により突出する各ロッド(20a)の上端を
連結することにより、前記第2の進退装置(B)および
フェースプレート(14)の通過を許容する上限位置と、
物品(W)とフェースプレート(14)との間に進入して
物品の後方移動を阻止する下限位置との間を、両支柱
(19)にガイドされて昇降しうる押え板(21)が挟入さ
れている。
次に、第2図(イ)乃至(ハ)を参照して、パレット
上物品の移載要領について説明する。
先づ第1工程は、 シートパレット(15)を介して保管用パレット(P1
に載置医された物品(W)を、移載装置(1)に対向す
る位置に設けたコンベヤライン(L1)により搬送、かつ
待機させ、保管用パレット(P1)の内側に隣接して、出
荷用パレット(P2)をコンベヤライン(L2)で導入す
る。
第2工程は、 図示しないコントロールユニットの操作により、油圧
シリンダ(8)、(13)を作動させ、第2図(イ)に示
すように、フェースプレート(14)が、コンベヤライン
(L1)上で待機している物品、すなわちシートパレット
(15)を介して保管用パレット(P1)に載置されている
物品(W)に近接又は当接するまで、第1および第2の
進退装置(A)(B)を伸長させる。
ついで、フェースプレート(14)に設けた油圧シリン
ダ(17)を作動させて、予めシートパレット(15)の後
縁部に形成されたタブ(折曲部)(15a)を、グリッパ
ージョー(16a)と押圧子(18)とをもって挟持する。
この状態で、第2の進退装置(B)のみを後退させる
と、第2図(ロ)に示す如く、物品(W)は、シートパ
レット(15)とともに強制的に摺動させられ、別のコン
ベヤライン(L2)上で待機している出荷用パレット
(P2)に移載される。
第3工程は、 物品(W)が出荷用パレット(P2)に完全に移載され
たのを確認したのち、油圧シリンダ(20)の作動によ
り、押え板(21)をフェースプレート(14)と物品
(W)との間に下降させ、第1の進退装置(A)をほぼ
後限位置まで後退させる。
これにより、第2図(ハ)に示すように、第2の進退
装置(B)が、第1の進退装置(A)とともに縮退した
状態で後退させられ、シートパレット(15)のみが引き
抜かれて、物品(W)は、直に出荷用パレット(P2)上
に載置され、所定の場所に搬送されたのち、該シートパ
レット(15)は、所望により回収される。
以上の工程を繰り返すことにより、保管用パレット
(P1)から出荷用パレット(P2)への物品の交換作業
を、人手を介さずに、自動的かつ連続的になしうる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様をとり得る。
例えば、実施例では、第1、第2の進退装置(A)
(B)を設け、かつそれらを2段階に操作することによ
り、物品(W)の移載およびシートパレット(15)の引
き抜きを行なっているが、パレットや物品が小さく、伸
長時の長さが短寸でよい場合、あるいは、パンタグラフ
機構(D)の各リンクを長寸としたり、または複数連結
するなどして、伸長時の長さを長くした場合等には、支
持フレーム(9)を基台(2)の後端に固着して、第1
の進退装置(A)を省略することもある。
なお、上記実施例の装置は、固定式としているが、フ
ォークリフト等の自走車の前部に本発明の装置を装着す
れば、移動式とすることができる。
この場合、押え板(21)を昇降させる支柱(19)およ
び油圧シリンダ(20)は、基台(2)上に立設される。
また、第1の進退装置(A)に、グリッパー機構等を
備える公知のプッシュプル装置を付設して実施すること
も可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、進退装置を伸長、後退させるという
簡単な手段により、パレット上の物品を、人手を介する
ことなく、他のパレットへ自動的に移し換えることがで
き、交換作業の省力化と時間短縮、並びに搬送効率の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の装置の一実施例を示す側面図、 第2図(イ)乃至(ハ)は、パレット上の物品の交換要
領を示す概略側面図である。 (1)パレット上物品の移載装置、(2)基台 (4)ブラケット、(5)第1アーム (7)第2アーム (8)(13)(17)(20)油圧シリンダ、(9)支持フ
レーム (9a)(14a)長孔 (11a)(11b)(12a)(12b)リンク、(14)フェース
プレート (15)シートパレット、(16)受板 (18)押圧子、(19)支柱 (21)押え板、(A)第1の進退装置 (B)第2の進退装置、(C)グリッパー機構 (D)パンタグラフ機構、(L1)(L2)コンベヤライン (P1)保管用パレット、(P2)出荷用パレット

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートパレット上の物品を他のパレット上
    に移載する方法において、 物品を載置したシートパレットの内側に隣接して、他の
    空のパレットを導入する工程、 グリッパー機構を具備した進退装置により、物品を載置
    した前記シートパレットのタブを把持して該シートパレ
    ットを引き寄せ、シートパレットを水平に滑らせて前記
    隣接する空パレット上に物品を移載する工程、 押え板を前記物品と進退装置の間に進入させ、前記空パ
    レット上に移載した物品を残して前記シートパレットを
    引き抜く工程、 からなることを特徴とするパレット上物品の移載方法。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載のパレット上物品の移載
    方法の実施に用いる装置であって、 基台に立設された支持部材に、シートパレットに載置さ
    れた物品に対して進退可能に枢着された進退装置と、 前記進退装置の先端部に設けられた、前記シートパレッ
    トのタブを把持しうるグリッパー機構と、 前記進退装置の移動範囲内の適所に立設された左右1対
    の支柱にガイドされることにより、前記進退装置の通過
    を許容する上限位置と、前記進退装置と物品との間に進
    入し、前記物品の後方移動を阻止する下限位置との間を
    昇降しうる押え板 とを備えることを特徴とするパレット上物品の移載装
    置。
  3. 【請求項3】進退装置が、後端を基台の後部に枢着され
    た第1アーム、および該第1アームの先端に後端を枢着
    され、かつ先端部に基台をガイドされて前後に摺動する
    第2アームからなる第1の進退装置と、前記第2アーム
    の先端に枢着されたパンタグラフ機構を備える第2の進
    退装置とからなるものである請求項(2)記載のパレッ
    ト上物品の移載装置。
  4. 【請求項4】進退装置の先端に、グリッパー機構を備え
    るフェースプレートが設けられている請求項(2)又は
    (3)記載のパレット上物品の移載装置
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JP6743601B2 (ja) * 2016-09-09 2020-08-19 村田機械株式会社 移し替えシステム
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