JP2859797B2 - 板材搬送収納装置 - Google Patents

板材搬送収納装置

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JP2859797B2
JP2859797B2 JP5274401A JP27440193A JP2859797B2 JP 2859797 B2 JP2859797 B2 JP 2859797B2 JP 5274401 A JP5274401 A JP 5274401A JP 27440193 A JP27440193 A JP 27440193A JP 2859797 B2 JP2859797 B2 JP 2859797B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パンチプレス、レーザ
加工機のごとき板材加工機に対して板材の搬入,搬出を
行うと共に、多数の板材を収納する板材搬送収納装置関
する。
【0002】
【従来の技術】パンチプレスのごとき板材加工機に対し
て板材の搬入,搬出を行うと共に、多数の板材を収納す
る板材搬送収納装置について説明する。なおこのパンチ
プレスは固定テーブルと、この固定テーブルの左右両側
に前後方向へ移動可能に設けた一対の可動テーブルを備
えている。
【0003】パンチプレスに対して板材を搬入するた
め、左の可動テーブルの左側には複数の加工前の板材を
積載支持するパレットを待機せしめる第1パレット待機
位置が設けてあり、適宜位置にはこの第1パレット待機
装置に待機したパレットから左の可動テーブルへ板材を
搬送する第1板材搬送装置が設けてある。
【0004】上記第1パレット待機装置の上側にはパレ
ットを収納するパレット収納棚を上下に複数段備えた第
1枠体フレームが立設してあり、第1枠体フレームの適
宜位置には第1枠体フレームにおける適宜のパレット収
納棚と第1パレット待機装置の間においてパレットを移
送せしめる第1パレット移送装置が設けてある。
【0005】パンチプレスに対して板材を搬出するた
め、右の可動テーブルの右側には複数の加工後の板材を
積載支持するパレットを待機せしめる第2パレット待機
装置が設けてあり、適宜位置には右の可動テーブルから
第2パレット待機位置に待機したパレットへ板材を搬送
する第2板材搬送装置が設けてある。
【0006】上記第2パレット待機装置の上側にはパレ
ットを収納するパレット収納棚を上下に複数段備えた第
2枠体フレームが立設してあり、第2枠体フレームの適
宜位置には第2枠体フレームにおける適宜のパレット収
納棚と第2パレット待機装置の間においてパレットを移
送せしめる第2パレット移送装置が設けてある。
【0007】上記構成により、複数の加工前の板材を積
載支持した複数のパレットを第1枠体フレームにおける
パレット収納棚にそれぞれ収納せしめると共に、複数の
空のパレットを第2枠体フレームにおけるパレット収納
棚にそれぞれ収納せしめる。そして、第1パレット移送
装置を適宜に操作することにより、複数の加工前の板材
を積載支持したパレットを第1枠体フレームにおける適
宜のパレット収納棚から第1パレット待機装置に移送せ
しめる。また、第2パレット移送装置を適宜に操作する
ことにより、空のパレットを第2枠体フレームにおける
適宜のパレット収納棚から第2パレット待機装置に移送
せしめる。
【0008】適宜のパレットを第1パレット待機装置に
移送せしめた後に、第1板材搬送装置を適宜に操作する
ことにより、第1パレット待機装置に待機したパレット
から右の可動テーブルへ加工前の板材を搬送せしめる。
これによって、パンチプレスに対して板材を搬入するこ
とができる。
【0009】板材の搬入を行った後に、パンチプレスを
適宜に操作することにより、板材にに対して所望のパン
チング加工(板材加工の一例)を行う。
【0010】上記板材に対してパンチング加工を行った
後に、第2板材搬送装置を適宜に操作することにより、
左の可動テーブルから第2パレット待機装置に待機した
パレットへ加工後の板材を移送せしめる。これによっ
て、パンチプレスに対して板材を搬出することができ
る。
【0011】パレットに積載支持したすべての板材を上
述のごとく搬入、パンチング加工、搬出することによ
り、第1パレット待機装置に待機したパレットを空の状
態にせしめると共に、第2パレット待機装置に待機した
パレットに複数の加工後の板材を積載支持せしめること
ができる。そして、第2パレット移送装置を適宜に操作
することにより、複数の加工後の板材を積載支持したパ
レットを第2パレット待機装置から第2枠体フレームに
おける適宜の空のパレット収納棚に移送せしめる。ま
た、第1パレット移送装置を適宜に操作することによ
り、空のパレットを第1パレット待機装置から第1枠体
フレームにおける適宜の空パレット収納棚に移送せしめ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のごと
き、従来の板材搬送収納装置においては、左の可動テー
ブルの左側から板材を搬入し、右の可動テーブルの右側
へ板材を搬出するため、板材加工機におけるテーブルを
間にして板材搬送収納装置を左右に分割せしめて構成す
る必要があった。
【0013】そのため、板材加工ラインが左右方向へ長
くなり、工場のスペースの有効利用を図るとができない
という問題があった。
【0014】そこで、本発明では、上記の問題点を解決
することができる板材搬送収納装置を提供するとを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
点に鑑みて、本発明は、板材加工機に対しての板材の搬
入および板材加工機によって加工された板材の搬出を行
う板材搬送収納装置であって、パレットを収納可能のパ
レット収納棚を複数段備えた枠体フレームと、この枠体
フレームの下部に設けられ加工前の板材を積載支持した
パレットを待機せしめる第1パレット待機装置と、前記
各パレット収納棚と前記第1パレット待機装置との間に
おいてパレットを移送可能の第1パレット移送装置と、
前記第1パレット待機装置に前後方向に隣接して配置さ
れ、かつ加工後の板材を積載支持するパレットを待機可
能の第2パレット待機装置と、前記第1パレット待機装
置に待機したパレットから板材加工機へ板材を搬送可能
の第1板材搬送装置と、前記板材加工機から第2パレッ
ト待機装置に待機したパレットへ加工後の板材を搬送可
能の第2板材搬送装置と、前記第1パレット待機装置と
第2パレット待機装置との間においてパレットを移送可
能の第2パレット移送装置と、を備えた構成である。
【0016】
【実施例】図1,図2を参照するに、板材(素材)Wの
加工を行なう板材加工機として、本実施例おいてはタレ
ットパンチプレス1が例示されている。ここに例示した
タレットパンチプレス1の構成は公知であるが、その構
成について概略的に説明すると、タレットパンチプレス
1の本体フレーム3はC型あるいは門型を成している。
この本体フレーム3には、多数のパンチを支承した上部
タレットおよび多数のダイを支承した下部タレットを上
下に対向して備えたタレット装置5が設けてあると共
に、上下のタレットの回転により加工位置に割出し位置
決めされたパンチを打圧するストライカー7が上下動自
在に備えられている。
【0017】上記本体フレーム3におけるタレット装置
5の前側(図1において下側、図2において紙面に向っ
て表側)には固定テーブル9が固定して設けてあり、本
体フレーム3におけるこの固定テーブル9の左右(図
1,図2において左右)両側には可動テーブル11,1
3が前後方向へ移動自在に設けてある。両可動テーブル
11,13は、左右方向に延伸したキャリッジベース1
5によって一体的に連結してある。このキャリッジベー
ス15にはキャリッジ17が左右方向へ移動自在に設け
てあり、このキャリッジ17には板材Wを把持する複数
のワーククランプ19が装着されている。
【0018】ワーククランプ19は板材Wの前側面に当
接可能な第1原点位置決め部材(図示省略)を備えてお
り、上記可動テーブル11の左側には板材Wの左側面に
当接可能な第2原点位置決め部材21が設けてある。な
お、上記第2原点位置決め部材21は可動テーブル11
の高さ位置に対して出没可能である。そして、上記キャ
リッジベース15の適宜位置には板材引寄せ装置23が
設けてあり、この板材引寄せ装置23は板材Wを上方向
から吸着した状態の下で板材Wを左側前方に移送せしめ
て、第1原点位置決め部材、第2原点位置決め部材21
に当接せしめる作用を有している。
【0019】なお、左の可動テーブル11の左側には補
助テーブル25が設けてあり、右の可動テーブル13の
右側には中間テーブル27が設けてある。
【0020】上記タレットパンチプレス1の右側には板
材搬送収納装置29が設けてあり、この板材搬送収納装
置29は、タレットパンチプレス1に対して板材Wの搬
入,搬出を行うと共に、多数の板材Wを収納する作用を
有している。以下、板材板材搬送収納装置29について
詳細に説明する。
【0021】前記中間テーブル27の右側には第1枠体
フレーム31、第2枠体フレーム33が前後に一体的に
立設してあり第1枠体フレーム31は第2枠体フレーム
33に比較して上下方向へ延伸している。上記第1枠体
フレーム31は4本の支柱35,37,38,39を適
宜の連結部材により連結して構成してあり、第2枠体フ
レーム33は4本の支柱38,39,40,41を適宜
の連結部材により連結して構成してある。
【0022】上記第1枠体フレーム31における底面部
には複数の加工前の板材Wを積載支持するパレットPを
待機せしめる第1リフタテーブル43が設けてあり、第
2枠体フレーム33における底面部には複数の加工後の
板材Wを積載支持するパレットPを待機せしめる第2リ
フタテーブル45が設けてある。ここで、各リフタテー
ブル43,45は例えば実開平5−24605号公報に
示す公知のリフタテーブルであり、昇降シリンダ(図示
省略)、リンク機構45を介してテーブル台47を昇降
させる作用を有している。
【0023】第1枠体フレーム31の下部には第1スラ
ットコンベア51が第1リフタテーブル43の周囲を覆
うように設けてあり、第2枠体フレーム33の下部には
第2スラットコンベア53が第2リフタテーブル45の
周囲を覆うように設けてある。ここで、各スラットコン
ベア51,53は例えば実開平5−24605号公報に
示す公知のスラッドコンベアであり、左右方向へ走行可
能な一対のエンドレスチェン55,57と、一対のエン
ドレスチェン55,57の間における適宜範囲において
のみ設けた複数の支持ローラ59を備えている。上記ス
ラットコンベア51,53は、複数の支持ローラ59に
よりリフタテーブル43,45の上方を開放した状態
と、リフタテーブル43,45の上方を封鎖した状態と
に切換えることができる。
【0024】上記第1枠体フレーム31の下部適宜位置
には第1板材搬送装置61が設けてある。この第1板材
移送装置61は、可動テーブル13を板材搬入領域に位
置せしめたときに、第1リフタテーブル43に待機した
パレットPから可動テーブル13に加工前の板材Wを搬
送せしめる作用を有している。なお、ここで、板材搬入
領域とは図1において実線で示す可動テーブル13の位
置する領域をいう。
【0025】上記第1板材搬送装置61について簡単に
説明すると、第1枠体フレーム31の下部適宜位置には
ガイドレール63が左右方向へ延伸して設けてあり、こ
のガイドレール63の左端部は可動テーブル13の上方
位置に位置してある。上記ガイドレール63には左右方
向へ移動自在なスライダ65が設けてあり、このスライ
ダ65は図示省略の第1搬送モータの駆動により左右方
向へ移動することができる。上記スライダ65には板材
Wの上面を吸着保持する複数のバッキュームパッド67
が前後方向へ適宜間隔に設けてあり、バッキュームパッ
ド67は図示省略の昇降シリンダの作動によりスライダ
65に対して昇降可能である。
【0026】上記第2枠体フレーム33の上部適宜位置
には第2板材搬送装置69が設けてある。この第2板材
搬送装置69は、可動テーブル13を板材搬出領域に位
置せしめたときに、可動テーブル13から第2リフタテ
ーブル45に待機したパレットPに加工後の板材Wを搬
送せしめる作用を有している。なお、ここで、板材搬出
領域とは図1において仮想線で示す可動テーブル13の
位置する領域をいう。
【0027】上記第2板材搬送装置69について簡単に
説明すると、第2枠体フレーム33の上部適宜位置には
ガイドレール71が左右方向へ延伸して設けてあり、こ
のガイドレール71の左端部は可動テーブル13の上方
位置に位置してある。上記ガイドレール71には左右方
向へ移動自在なスライダ73が設けてあり、このスライ
ダ73は図示省略の第2搬送モータの駆動により左右方
向へ移動することができる。上記スライダ73には板材
Wの右端部を把持する複数の搬送クランプ75が設けて
ある。
【0028】第1枠体フレーム31における第1リフタ
テーブル43の上方位置には左右に対向する一対のパレ
ットガイド77が上下に複数組設けてあり、パレットガ
イド77はパレットPを前後方向へ移動可能に支持する
作用を有している。そして、一対のパレットガイド77
を上下に複数組設けることにより、第1枠体フレーム3
1は第1リフタテーブル43の上方において複数段のパ
レット収納棚79を備えることができる。
【0029】第1枠体フレーム31における適宜のパレ
ット収納棚79と第1リフタテーブル43の間において
パレットPを移送せしめるため、第1枠体フレーム31
の適宜位置には第1パレット移送装置81が設けてあ
る。この第1パレット移送装置81について簡単に説明
すると、第1枠体フレーム31の前側にはエレベータ8
3が昇降自在に設けてあり、このエレベータ83は昇降
モータ85、昇降チェン(図示省略)の作動により昇降
するものである。このエレベータ83には前後方向へ延
びた一対のガイド部材87が設けてあり、一対のガイド
部材87には第1トラバーサ89が図示省略の第1トラ
バーサ用モータの駆動により前後方向へ移動可能に設け
てある。この第1トラバーサ89にはパレットPの前側
の第1フック部P1 に係止可能な係止位置91が設けて
ある。
【0030】第1リフタテーブル43と第2リフタテー
ブル45の間においてパレットPを移送せしめるため、
第2枠体フレーム33の適宜位置には第2パレット移送
装置93が設けてある。この第2パレット移送装置93
について簡単に説明すると、第2枠体フレーム33の適
宜位置には第2トラバーサ95が図示省略のガイド部
材、第2トラバーサ用モータの作動により前後方向へ移
動可能に設けてある。上記第2トラバーサ95の前側に
はパレットPの後側の第2フック部(図示省略)に係止
可能な係止装置97が設けてある。
【0031】前述のごとき構成に基づいて本実施例の作
用について説明する。
【0032】複数の加工前の板材Wを積載支持した複数
のパレットP、複数の空のパレットPをパレット収納棚
79にそれぞれ収納せしめておく。
【0033】昇降モータ85の駆動によりエレベータ8
3を昇降させて空のパレットPを収納した所定のパレッ
ト収納棚79に対応する高さ位置に位置せしめる。次
に、第1トラバーサ用モータの駆動により第1トラバー
サ89を所定のパレット収納棚79に接近する後方向へ
移動させて、第1係止装置91により上記空のパレット
Pにおける第1フック部P1 に係止せしめる。そして、
第1トラバーサ89を所定のパレット収納棚79から離
反する前方向へ移動できることにより、所定のパレット
収納棚79からエレベータ83に空のパレットPを引出
することができる。
【0034】空のパレットPを引出した後に、エレベー
タ83を昇降させて第1リフタテーブル43に対応する
高さ位置に位置せしめる。そして、第1トラバーサ89
を後方向へ移動させて、空のパレットPをエレベータ8
3から第1リフタテーブル43に送出す。なお、第1リ
フタテーブル43に送出する代わりに、第1枠体フレー
ム31の下部に設けたパレットガイド(図示省略)に送
出しても差し支えない。
【0035】空のパレットPを第1リフタテーブル43
に送り出した後に、予めこの空のパレットPに接近した
第2係止装置97により空のパレットPにおける第2フ
ック部を係止せしめると共に、第1係止装置91と空の
パレットPにおける第1フック部P1 の係止状態を解除
する。そして、第2トラバーサ用モータの駆動により第
2トラバーサ95を後方向へ移動させて、第1リフタテ
ーブル43から第2リフタテーブル45に空のパレット
Pを移送せしめる。
【0036】空のパレットPを第2リフタテーブル45
に移送せしめた後に、第1パレット移送装置81を上述
と同様に操作することにより、複数の加工前の板材Wを
積載支持したパレットPを適宜のパレット収納棚79か
ら第1リフタテーブル43に移送することができる。
【0037】複数の加工前の板材Wを積載支持したパレ
ットPを第1リフタテーブル43に移送せしめた後に、
複数のバッキュームパッド67を下降させて、複数のバ
ッキュームパッド67により最上部の板材Wの右端部を
吸着保持する。このとき、第1スラットコンベア51は
複数の支持ローラ59により第1リフタテーブル43の
上方を開放した状態にある。次に、複数のバッキューム
パッド67を上昇させることにより最上部の板材Wの右
端部を持ち上げることができる。そして、第1スラット
コンベア51におけるエンドレスチェン55、57を左
方向へ走行させて複数の支持ローラ59を第1リフタテ
ーブル43の上方を封鎖した状態にすることにより、複
数の支持ローラ59により上記板材Wを支持することが
できる(図3(a)参照)。
【0038】複数の支持ローラ59により板材Wを支持
せしめた後に、バッキュームパッド67により板材Wを
吸着保持した状態の下で、スライダ65を左方向へ移動
させることにより、上記板材Wを板材搬入領域に位置す
る可動テーブル13に搬送せしめる。これによって、タ
レットパンチプレス1に対して加工前の板材Wを搬入す
ることができる(図3(b)参照)。
【0039】タレットパンチプレス1に対して板材Wを
搬入した後に、複数のワーククランプ19により上記板
材Wの前端部を把持し、複数のバッキュームパッド67
と板材Wの吸着保持状態を解除する。次に、キャリッジ
17を第2原点位置決め部材21に接近する左方向(図
4において下方向)へ移動させて、ワーククランプ19
と板材Wの把持状態を一旦解除する(図4(a)参
照)。そして、板材引寄せ装置23により上記板材Wを
左側前方向へ引寄せることにより、ワーククランプ19
における第1原点位置決め部材、第2原点位置決め部材
21に当接せしめて、板材Wをタレットパンチプレス1
における前後方向,左右方向の原点位置に位置決めする
ことができる(図4(b)参照)。
【0040】板材Wをタレットパンチプレス1における
原点位置に位置決めした後に、ワーククランプ19によ
り板材Wの前端部を把持する。そして、キャリッジベー
ス15を前後方向へ、キャリッジ17を左右方向へ移動
させつつ、タレット装置5、ストライカー7を適宜に作
動させて、板材Wに対して所望のパンチング加工を行
う。なお、上記板材Wに対してパンチング加工を行う前
に、第1スラットコンベア53における複数の支持ロー
ラ59上に次の加工前の板材Wを支持せしめておく。
【0041】板材Wに対して所望のパンチング加工を行
った後に、可動テーブル13を後方向(図5において上
方向)へ移動させて板材搬出領域に位置せしめる(図5
(a)参照)。また、キャリッジ17を右方向へ移動さ
せることにより、図示省略の基準ピンの作用により板材
Wの右端面を可動テーブル13の所定位置に位置せしめ
る。そして、第2板材搬送装置69におけるスライダ7
3を左方向へ移送せしめて、搬送クランプ75を加工後
の板材Wに近接せしめる(図5(b)参照)。
【0042】搬送クランプ75を上記板材Wに近接せし
めた後に、搬送クランプ75により上記板材Wの右端部
を把持して、ワーククランプ19と板材Wの把持状態を
解除する。そして、スライダ73を右方向へ移動させる
ことにより、第2スラットコンベア53における複数の
支持ローラ59上に上記板材Wを移動せしめる(図6
(b)参照)。これによって、タレットパンチプレス1
に対して加工後の板材Wを搬出することができる。
【0043】加工後の板材Wを搬出した後に、第2スラ
ットコンベア53における複数の支持ローラ59を第2
リフタテーブル45の上方を封鎖した状態から開放した
状態にせしめて、加工後の板材Wを第2リフタテーブル
45に待機しているパレットPに支持せしめる。また、
可動テーブル13を板材搬出領域から板材搬入領域に移
送せしめて、第1スラットコンベア53における支持ロ
ーラ59に支持せしめた加工前の板材Wを前述と同様に
タレットパンチプレス1に搬入せしめる(図6(a)
(b)参照)。
【0044】以上のごとき第1実施例によれば、右の可
動テーブル13の右側から板材Wを搬入し、可動テーブ
ル13の右側へ板材Wを搬出するため、タレットパンチ
プレス1におけるテーブル9,11,13を間にして板
材搬送収納装置29を左右に分割せしめて構成する必要
がない。したがって、板材加工ラインが左右方向へ長く
なることを極力押えて、工場のスペースの有効利用を図
ることができる。
【0045】第2実施例に係る板材搬送収納装置99に
ついて図7を参照して説明する。
【0046】第2実施例に係る板材搬送収納装置99は
第1実施例に係る板材搬送収納装置29における適宜の
構成要素とほぼ同じ構成要素を多数有しており、板材搬
送収納装置99における多数の同じ構成要素について
は、原則として板材搬送収納装置29における対応する
構成要素と同一番号を図中に付して詳細な説明を省略す
る。
【0047】板材搬送収納装置99における第1枠体フ
レーム31の後側(図7において上側)には上下方向へ
延伸した第2枠体フレーム101が設けてあり、この第
2枠体フレーム101は上下に複数段のパレット収納棚
79(図2参照)を備えている。上記第2枠体フレーム
101における適宜のパレット収納棚79と第2リフタ
テーブル45(図2参照)の間においてパレットPを移
送せしめため、第2枠体フレーム101には第1パレッ
ト移送装置81と同様の第2パレット移送装置103が
設けてある。
【0048】なお、第2実施例における板材搬送収納装
置99においても、第1実施例における板材搬送収納装
置29と同一の作用効果を奏する。
【0049】第3実施例に係る板材搬送収納装置105
について図8,図9を参照して説明する。
【0050】第3実施例に係る板材搬送収納装置105
は第1実施例に係る板材搬送収納装置29における適宜
の構成要素とほぼ同じ構成要素を多数有しており、板材
搬送収納装置105における多数の同じ構成要素につい
ては、原則として板材収納搬送装置29における対応す
る構成要素と同じ番号を図中に付して詳細な説明を省略
する。
【0051】板材搬送収納装置105における第1枠体
フレーム31の右側(図8,図9において右側)には第
3枠体フレーム107、第4枠体フレーム109が一体
的に立設してある。そして、第3,第4枠体フレーム1
07,109は、上下に複数のパレット収納棚79を備
えてる他に、パレットPが通過可能なパレット通過棚1
11を備えている。
【0052】上記第4枠体フレーム109の後側にはパ
レット入出庫装置113が設けてあり、このパレット入
出庫装置113はパレットPを前後方向へ移動自在に支
持するパレットガイド115を備えている。
【0053】上記第2枠体フレーム33とパレット入出
庫装置113の間にはクロスコンベア装置117が設け
てある。このクロスコンベア装置117は、パレットP
を支持する複数の支持バー119と、隣接する支持バー
119の間にそれぞれ設けた複数の搬送チェン121を
備えている。複数の板材Wを積載支持したパレット9を
前後方向へ搬送するため、上記搬送装置チェン121
は、図示省略の搬送モータの駆動により前後方向へ走行
可能であり、図示省略の昇降シリンダの作動により支持
ローラ119の高さ位置に対して出没可能である。な
お、搬送チェン121により板材Wを直接搬送しても差
し支えない。
【0054】第1,第3,第4枠体フレーム31,10
7,109の前側(図8において下側、図9において紙
面に向って表側)にはパレットPを前後方向,左右方向
へ移送するパレット移送装置123が設けてある。
【0055】このパレット移送装置123について簡単
に説明すると、第1,第3,第4枠体フレーム31,1
07,109の前側には左右方向へ延伸した下部ガイド
レール125が設けてあり、この下部ガイドレール12
5には走行台127が図示省略の走行モータの駆動によ
り左右方向へ移動可能に設けてある。上記走行台127
には上下方向へ延伸した門型フレーム129が立設して
あり、この門型フレーム129の上部にはガイドアーム
131が設けてある。上記ガイドアーム131は第1,
第3,第4フレーム31,107,109の前側の上部
に設けた上部ガイドレール133に左右方向へ移動自在
に支持されている。上記門型フレーム129にはエレベ
ータ135が昇降自在に設けてあり、このエレベータ1
35は図示省略の昇降モータ、昇降チェンの作動により
昇降するものである。このエレベータ135には前後方
向へ延びた一対のガイド部材137が設けてあり、一対
のガイド部材137にはトラバーサ139が前後方向へ
移動自在に設けてあり、このトラバーサ139の前側に
はパレットPにおける第1フック部P1 (図2参照)を
係止可能な係止装置141が設けてある。上記トラバー
サ139は図示省略のトラバーサ用モータの駆動により
前後方向へ移動することができ、上記トラバーサ139
はエレベータ135から離れて第1枠体フレーム31に
おけるパレット収納棚79内、第3,第4枠体フレーム
107,109におけるパレット通過棚111において
前後方向へ移動できるように適宜手段を介して構成して
ある。
【0056】上記構成により、パレット入出庫装置11
3におけるパレットガイド115に複数の加工前の板材
Wを積載支持したパレットPを移送せしめた後に、予め
第4枠体フレーム109におけるパレット通過棚111
に対応する位置にエレベータ135を位置せしめた状態
の下で、トラバーサ139をパレット入出庫装置113
に接近する後方向へ移動させる。そして、係止装置14
1により上記パレットPにおける第1フック部P1 を係
止せしめて、トラバーサ139をパレット入出庫装置1
13に離反する前方向へ移動させることによりパレット
入出庫装置113からパレット通過棚111を通過して
エレベータ135に上記パレットPを引出すことができ
る。
【0057】上記パレットPを引出した後に、走行台1
27を左右方向へ移動させると共にエレベータ135を
昇降させることにより、上記エレベータ135を枠体フ
レーム31,107,109における適宜のパレット収
納棚79に対応する高さに位置せしめる。そして、トラ
バーサ139を後方向へ移動させて、上記パレットPを
エレベータ135から適宜のパレット収納棚79に送出
することができる。
【0058】上述の同様の操作を行うことてにより、複
数の加工前の板材Wを積載支持したパレットPをパレッ
ト入出庫装置113から第1リフタテーブル43に移送
せしめることができ、また空のパレットPをパレット入
出庫装置113から適宜のパレット収納棚79、第2リ
フタテーブル45に移送せしめることができる。更に
は、複数の板材Wを積載支持したパレットPを適宜のパ
レット収納棚79から第1リフタテーブル43又はクロ
スコンベ装置117へ移送せしめたり、空のパレットP
を適宜のパレット収納棚79から第2リフタテーブル4
5に移送せしめたりすることができる。
【0059】複数の加工後の板材(半製品)Wを積載支
持したパレットPをクロスコンベア装置117に移送せ
しめた後に、搬送チェン121を支持バー119の高さ
位置に対して突出させて、搬送チェン121を後方向へ
走行させる。これによって、複数の加工後の板材Wを上
記パレットPと一体的にクロスコンベア装置117の後
側に配置した例えば折曲げ機(図示省略)に搬送せしめ
ることができる。
【0060】以上のごとき、第3実施例によれば、第1
実施例と同様の作用、効果を奏する他に、複数のパレッ
ト収納棚79を備えた第3,第4枠体フレーム107,
109を設けているため、より多くの板材Wを収納する
ことができる。また、クロスコンベア装置117により
後方の例えば折曲げ機に板材Wを搬送することができ、
板材加工ラインのフレキシブル化を図ることができる。
【0061】第4実施例に係る板材搬送収納装置につい
て図10を参照して説明する。
【0062】第4実施例に係る板材搬送収納装置143
は第3実施例に係る板材搬送収納装置105における適
宜の構成要素とほぼ同じ構成要素を多数有しており、板
材搬送収納装置143における多数の同じ構成要素につ
いては、原則として板材収納搬送装置105における対
応する構成要素と同一番号を図中に付して詳細な説明を
省略する。
【0063】板材搬送収納装置143における第4枠体
フレーム109の後側(図10において上側)には第3
リフタテーブル145が設けてあると共に、この第3リ
アタテーブル145の周囲を覆うように第3スラットコ
ンベア147が設けてある。なお、第3リフタテーブル
145は前記リフタテーブル43,45とほぼ同じ構成
であり、第3スラットコンベア147は前記スラッコン
ベア51,53とほぼ同じ構成である。上記第4枠体フ
レーム109の後側適宜位置には後方向へ延びた支持ア
ーム149が設けてあり、この支持アーム149には加
工後の板材(半製品)Wの右端部(図10において右端
部)を吸着保持する複数のバッキュームパッド151が
昇降可能に設けてある。
【0064】上記構成により、複数の加工後の板材Wを
積載支持したパレットPを第3リフタテーブル145に
移送せしめた後に、複数のバッキュームパッド151を
下降させて、複数のバッキュームパッド151により最
上部の板材Wの右端部を吸着保持する。このとき、第3
スラットコンベア147は複数の支持ローラ59により
第3リフタテーブル145の上方を開放した状態にあ
る。次に、複数のバッキュームパッド151を上昇させ
ることにより最上部の板材Wの右端部を持ち上げる。そ
して、第3スラットコンベア147におけるエンドレス
チェン55,57を左方向(図10において左方向)へ
走行させて複数の支持ローラ59により第3リフタテー
ブル145の上方を封鎖した状態にすることにより複数
の支持ローラ59に上記板材Wを支持せしめることがで
きる。
【0065】第3スラットコンベア147における複数
の支持ローラ59に加工後の板材Wを支持せしめた後
に、エンドレスチェン55,57を左方向へ走行させ
て、複数の支持ローラ59を左方向へ移動させる。これ
によって、上記板材Wを第3スラットコンベア147の
左側に配置した搬送コンベア(図示省略)へ搬出するこ
とができ、更に上記板材Wをこの搬出コンベアの右側に
配置したシャーリングマシン(図示省略)により板材W
に対して剪断加工(板材加工の一例)を行うことができ
る。
【0066】以上のごとき、第4実施例によれば、第1
実施例,第3実施例と同様の作用,効果を奏する他に、
第3スラットコンベア装置の107の右側に配置した例
えばシャーリングマシンに加工後の板材(半製品)Wを
搬出することができ板材加工ラインのフレキシブル化を
図ることができる。
【0067】第5実施例に係る板材搬送収納装置につい
て図11を参照して説明する。
【0068】第5実施例に係る板材搬送収納装置153
は第3実施例に係る板材搬送収納装置105における適
宜の構成要素とほぼ同じ構成要素を多数有しており、板
材搬送収納装置153における多数の同じ構成要素につ
いては、原則として板材搬送収納装置105における対
応する構成要素と同一番号を図中に付して詳細な説明を
省略する。
【0069】板材搬送収納装置153における第4枠体
フレーム109の右側(図11において右側)には第5
枠体フレーム155、第6枠体フレーム157が一体的
に立設してある。そして、第5,第6枠体フレーム15
5,157は、第3,第4枠体フレーム107,109
と同様に、上下に複数段のパレット収納棚39を備えて
る他に、パレットPが通過可能なパレット通過棚111
を備えている(図9参照)。
【0070】板材搬送収納装置157における第6枠体
フレーム157の後側(図11において上側)には、第
4実施例と同様に、第3リフタテーブル159が設けて
あると共に、この第3リフタテーブル159の周囲を覆
うように第3スラットコンベア161が設けてある。
【0071】上記第6枠体フレーム157の後側適宜位
置には後方向へ延びた支持アーム163が設けてあり、
この支持アーム163には加工後の板材Wの右端部を吸
着保持する複数のバッキュームパッド165が昇降可能
に設けてある。
【0072】上記第3スラットコンベア161の右側に
は中間テーブル167が設けてあり、中間テーブル16
7の右側には板材Wに対して剪断加工を行うシャーリン
グマシン169が設けてある。
【0073】上記シャーリングマシン169について簡
単に説明すると、シャーリングマシン169のベースを
構成する本体フレーム171の後部には板材Wに対して
剪断加工を行う剪断加工部173が設けてあり、この剪
断加工部173は、上刃,下刃を備えている。上記本体
フレーム173における剪断加工部175の前側には固
定テーブル175が設けてあり、この固定テーブル17
5の左右両側には一対の可動テーブル177,179が
前後方向へ移動可能に設けてある。そして一対の可動テ
ーブル117,179にはキャリッジベース181が左
右方向へ延伸して設けてあり、このキャリッジベース1
81にはワーククランプ183を備えたキャリッジ18
5が左右方向へ移動可能に設けてある。
【0074】上記シャーリングマシン169の右側には
補助テーブル187が設けてあり、この補助テーブル1
87の後側には製品ボックス189、スクラップボック
ス191が設けてある。
【0075】上記シャーリングマシン169の上方位置
には環状のガイドレール193が適宜手段を介して設け
てあり、このガイドレール193は第3スラットコンベ
ア装置161の垂直上方位置から補助テーブル187の
垂直上方位置まで左右方向へ延伸してある。上記ガイド
レール193には自走モータ195の駆動により移動可
能なスライダ197が設けてあり、このスライダ197
には板材Wの上面を吸着保管可能な複数のバッキューム
パッド199が設けてある。上記バッキュームパッド1
99は図示省略の昇降シリンダの作動によりスライダ1
97に対して昇降可能である。
【0076】上記構成により、第3スラットコンベア1
61における複数の支持ローラ59に加工後の板材(半
製品)Wを支持せしめた後に、予め第3スラットコンベ
ア161の上方位置にスライダ197を位置せしめた状
態の下で、昇降シリンダの作動によりバッキュームパッ
ド199を下降させて、バッキュームパッド199によ
り上記板材Wを吸着保持する。そして、昇降シリンダの
作動によりバッキュームパッド199を上昇させて、板
材Wを持上げる。なお、このとき、板材Wがミクロジョ
イント加工を施した板材Wである場合においては、バッ
キュームパッド199により上記板材Wにおける中間製
品に相当する部分を吸着保持し、バッキュームパッド1
99を上昇させることによりり、中間製品のみを持上げ
ることができる。
【0077】上記板材Wを持上げた後に、自走モータ1
95の駆動によりスライダ197を右方向へ移動させて
板材Wを可動テーブル177の垂直上方位置に位置せし
める。次に、バッキュームパッド199を下降させて、
板材Wとバッキュームパッド199の吸着保持状態を解
除する。そして、この板材Wをシャーリングマシン16
9における前後方向,左右方向の原点位置に位置決めし
て、ワーククランプ183によりこの板材Wの前端部を
把持する。
【0078】ワーククランプ183により板材Wの前端
部を把持した後に、可動テーブル177,179、キャ
リッジ185を介して板材Wを前後方向,左右方向へ移
動させて、剪断加工部173に移動位置決めする。そし
て、剪断加工部173により上記板材Wに対して所望の
剪断加工を行う。
【0079】板材Wに対して所望の剪断加工を行った後
に、製品Wを前後方向,左右方向へ動させて、予め適宜
位置に位置したバッキュームパッド199の垂直下方位
置に位置せしめる。次に、バッキュームパッド199を
下降させて、製品Wを吸着保持する。そして、バッキュ
ームパッド199により製品Wを持上げて、スライダ1
97の移動により上記製品Wを製品ボックス189の垂
直上方位置に位置せしめる。最後に、バッキュームパッ
ド199を下降させて、バッキュームパッド199と製
品Wの吸着保持状態を解除することにより、製品Wを製
品ボックス189内に落下収納せしめることができる。
【0080】なお、第5実施例においても、第3実施
例,第4実施例と同様の作用,効果を奏するものであ
る。
【0081】第6実施例に係る板材搬送収納装置につい
て図12を参照して説明する。
【0082】第6実施例に係る板材搬送収納装置201
は第3実施例に係る板材搬送収納装置105における適
宜の構成要素とほぼ同じ構成要素を多数有しており、板
材搬送収納装置201における多数の同じ構成要素につ
いては、原則として板材搬送収納装置105における対
応する構成要素と同一番号を図中に付して詳細な説明を
省略する。
【0083】上記板材搬送収納装置201における第3
枠体フレーム107の後側(図12において上側)には
第リフタテーブル203が設けてあり、この第3リフタ
テーブル203の周囲を覆うように第3スラットコンベ
ア205が設けてある。同様に、第4枠体フレーム10
9の後側には第4リフタテーブル207が設けてあり、
この第4リフタテーブル207の周囲を覆うように第4
スラットコンベア209が設けてある。ここで、上記第
3、第4リフタテーブル303,207は前後方向へ移
動位置決め可能である。
【0084】また、板材搬送装置201における第2板
材搬送装置211は前記第2板材搬送装置69とほぼ同
じ構成を有しているが、第2板材搬送装置211におけ
るガイドレール71は第2板材搬送装置69におけるガ
イドレール71よりも、左右方向(図12において左右
方向)へ延伸してある。
【0085】上記板材搬送収納装置201はタレットパ
ンチプレス213の右側に設けてあり、このタレットパ
ンチプレス213は前記タレットパンチプレス1とほぼ
同様の構成しているが、左の可動テーブル13の構成が
異なる。即ち、タレットパンチプレス213における可
動テーブル13は左右方向へ走行可能な複数の搬送ベル
ト215を備えており、隣接する搬送ベルト215の間
には板材Wを支持するワーク支持部材(図示省略)がそ
れぞれ設けてある。適宜の選択した搬送ベルト215、
ワーク支持部材は左端部を中心として上下方向へ揺動可
能である。
【0086】なお、ミクロジョイント加工を施した板材
Wのジョイント部に対してパンチング加工を行うため、
タレットパンチプレス213におけるタレット装置5の
右側近傍にはサブパンチ装置217が設けてある。
【0087】また、上記タレットパンチプレス213に
おける可動テーブル13と板材搬送収納装置201にお
ける第1枠体フレーム31の間には中間テーブル219
が設けてあり、この中間テーブル219の後側にはシュ
ータテーブル221が設けてある。上記シュータテーブ
ル221は右端部を中心として上下方向へ揺動可能であ
る。
【0088】上記構成により、タレットパンチプレス2
13におけるタレット装置5、ストライカー7等を適宜
に操作することにより、板材Wに対してミクロジョイン
ト加工を施す。次にサブパンチ装置217により板材W
におけるジョイント部に対してパンチング加工を行う。
このとき、可動テーブル13は板材搬出領域に位置して
いる。そして、適宜に選択した搬送ベルト215、ワー
ク支持部材を下方向へ揺動させることにより、板材Wか
ら製品Wが分離され、この板材Wはスケルトン状にな
る。
【0089】板材Wから製品Wを分離せしめた後に、選
択した搬送ベルト215を右方向へ走行させることによ
り、製品Wをシュータテーブル219に移送せしめるこ
とができる。次に、第2板材搬送装置211における搬
送クランプ75により製品Wの右端部を把持して、スラ
イダ73を右方向へ移動させることにより、製品Wを第
3スラットコンベア205(又は第4スラットコンベア
209)における左右方向の適宜位置に位置せしめる。
【0090】そして、第3スラットコンベア205(又
は第4スラットコンベア209)を第3リフタテーブル
203(又は第4リフタテーブル207)の上方を開放
した状態にすることにより、製品Wを第3リフタテーブ
ル203(又は第4リフタテーブル207,における左
右方向の適宜位置に位置せしめることができる。このと
き、予め第3リフタテーブル203(又は第4リフタテ
ーブル207)を前後方向の適宜位置に移動位置決めし
ておくことにより、上記製品Wを第3リフタテーブル2
03(又は第4リフタテーブル207)における左右方
向の適宜位置に位置せしめることができる。したがっ
て、第3リフタテーブル203(又は第4リフタテーブ
ル207)に上記製品Wを大きさに応じて仕分けること
ができる。以上のごとき、第4実施例によれば、第3実
施例と同様の作用効果を奏する他に、ミクロジョイント
加工後の製品Wをリフタテーブル203,207に適宜
に仕分けることができ、作業能率向上の効果を奏する。
【0091】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明においては、加工前の板材を積載支持
したパレットを待機せしめる第1パレット待機装置はパ
レット収納棚を複数段備えた枠体フレームの下部に設け
られており、この第1パレット待機装置と前記各パレッ
ト収納棚との間においてパレットを移送可能の第1パレ
ット移送装置が設けてある。
【0092】そして、前記第1パレット待機装置の前後
方向には加工後の板材を積載支持するパレットを待機可
能の第2パレット待機装置が配置してあり、前記第1パ
レット待機装置に対応して、板材を板材加工機へ搬送可
能の第1板材搬送装置が設けてあり、第2パレット待機
装置に対応して、板材加工機から加工後の板材を搬送可
能の第2板材搬送装置が設けてあり、さらに、第1パレ
ット待機装置と第2パレット待機装置との間においてパ
レットを移送可能の第2パレット移送装置が設けてあ
る。
【0093】したがって、本発明によれば、板材加工機
に対しての板材の搬入および加工後の板材の搬出を行う
板材搬送収納装置を、板材加工機の一側に配置でき、か
つ第1パレット待機装置に待機したパレットから板材加
工機に対して板材を搬送でき、さらに板材加工機から加
工後の板材を第2パレット待機装置に待機したパレット
へ搬送可能なものである。したがって全体的構成がコン
パクトになり占有面積を小さくすることができるもので
ある。
【0094】さらに本発明においては、第1パレット待
機装置と複数段に設けた各パレット収納棚との間におい
てパレットを移送可能の第1パレット移送装置が設けて
あると共に、第1パレット待機装置と第2パレット待機
装置との間においてパレットを移送可能の第2パレット
移送装置が設けてあるから、加工前の板材を積載したパ
レットを各パレット収納棚から第1パレット待機装置へ
移送でき、かつ加工後の板材を積載したパレットを、第
2パレット待機装置から第1パレット待機装置を経て各
パレット収納棚へ格納することが可能なものであり、各
パレット収納棚に加工前の板材を積載したパレットを予
め格納せしめておくことにより、自動的に加工を行った
後に、加工後の板材を積載したパレットを各パレット収
納棚に自動的に格納することが可能であって、無人化を
図ることが容易なものである。
【0095】すなわち本発明によれば、全体的構成のコ
ンパクト化を図ることが容易であると共に、自動運転に
よる無人化を図ることが容易なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る板材搬送収納装置の平面図で
ある。
【図2】第1実施例に係る板材搬送収納装置の正面図で
ある。
【図3】第1実施例の作用説明図である。
【図4】第1実施例の作用説明図である。
【図5】第1実施例の作用説明図である。
【図6】第1実施例の作用説明図である。
【図7】第2実施例に係る板材搬送収納装置の平面図で
ある。
【図8】第3実施例に係る板材搬送収納装置の平面図で
ある。
【図9】第3実施例に係る板材搬送収納装置の正面図で
ある。
【図10】第4実施例に係る板材搬送収納装置の一部の
平面図である。
【図11】第5実施例に係る板材搬送収納装置の平面図
である。
【図12】第5実施例に係る板材搬送収納装置の平面図
である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 9 固定テーブル 11,13 可動テーブル 29 板材搬送収納装置 31 第1枠体フレーム 33 第2枠体フレーム 43 第1リフタテーブル 45 第2リフタテーブル 61 第1板材搬送装置 69 第2板材搬送装置 79 パレット収納棚 81 第1パレット移送装置 93 第2パレット移送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65G 1/07 B65G 1/07

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機に対しての板材の搬入および
    板材加工機によって加工された板材の搬出を行う板材搬
    送収納装置であって、パレットを収納可能のパレット収
    納棚(79)を複数段備えた枠体フレーム(31)と、
    この枠体フレーム(31)の下部に設けられ加工前の板
    材を積載支持したパレットを待機せしめる第1パレット
    待機装置と、前記各パレット収納棚(79)と前記第1
    パレット待機装置との間においてパレットを移送可能の
    第1パレット移送装置(81)と、前記第1パレット待
    機装置に前後方向に隣接して配置され、かつ加工後の板
    材を積載支持するパレットを待機可能の第2パレット待
    機装置と、前記第1パレット待機装置に待機したパレッ
    トから板材加工機へ板材を搬送可能の第1板材搬送装置
    と、前記板材加工機から第2パレット待機装置に待機し
    たパレットへ加工後の板材を搬送可能の第2板材搬送装
    置と、前記第1パレット待機装置と第2パレット待機装
    置との間においてパレットを移送可能の第2パレット移
    送装置と、を備えていることを特徴とする板材搬送収納
    装置。
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