JP7266437B2 - 搬入出システム - Google Patents

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Description

本発明は、素材(板金)をパンチプレス等の加工機に搬入し、かつ製品を加工機から搬出する搬入出システムに関する。
パンチプレス等の加工機の長時間の自動運転を行うために、搬入出システムが用いられている。そして、従来の搬入出システムの構成について簡単に説明すると、次の通りである。
加工機の搬入出側には、搬入出システムの第1動作領域として、製品を集積するための製品集積領域が形成されている。製品集積領域における水平方向であるY軸方向の一方側には、搬入出システムの第2動作領域として、素材等の段取りを行うための段取り領域が形成されている。また、製品集積領域におけるY軸方向の他方側には、搬入出システムの第2動作領域として、素材の一枚取りを行うための一枚取り領域が形成されている。一枚取り領域におけるY軸方向の他方側には、搬入出システムの第4領域として、スケルトンを集積するためのスケルトン集積領域が形成されている。
搬入出システムは、素材を積載する素材パレットを備えており、素材パレットは、一枚取り領域と段取り領域との間でY軸方向へ移動可能である。搬入出システムは、素材から取り出した製品を集積する製品パレットを備えており、製品パレットは、製品集積領域と段取り領域との間でY軸方向へ移動可能である。搬入出システムは、端材(残材)としてのスケルトンを集積するスケルトンパレットを備えており、スケルトンパレットは、スケルトン集積領域と段取り領域との間でY軸方向へ移動可能である。
一枚取り領域内には、素材パレットに積載された素材の一枚取りを行う一枚取り機構が設けられている。また、搬入出システムは、素材及びスケルトンのいずれかを支持する移動テーブルを備えており、移動テーブルは、製品集積領域と一枚取り領域とスケルトン集積領域との間でY軸方向へ移動可能である。
搬入出システムは、Y軸方向へ走行可能(移動可能)な走行リフタを備えている。走行リフタは、素材パレットを一枚取り領域と段取り領域との間でY軸方向へ移送する。走行リフタは、製品パレットを製品集積領域と段取り領域との間でY軸方向へ移送する。走行リフタは、スケルトンパレットをスケルトン集積領域と段取り領域との間でY軸方向へ移送する。
搬入出システムは、素材パレットを一枚取り領域と段取り領域との間でY軸方向へ移送する際に、製品パレットが走行リフタと干渉しない所定の高さ位置で待機するように構成されている。また、搬入出システムは、スケルトンパレットをスケルトン集積領域と段取り領域との間でY軸方向へ移送する際に、素材パレット及び製品パレットが走行リフタと干渉しない所定の高さ位置で待機するように構成されている。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1、特許文献2、及び特許文献3に示すものがある。
特開2010-214420号公報 特開2001-105064号公報 特開平10-258938号公報
ところで、前述のように、搬入出システムには、動作領域として、段取り領域、製品集積領域、一枚取り領域、及びスケルトン集積領域をY軸方向に沿って形成する必要がある。換言すれば、搬入出システムには、Y軸方向に沿って並んだ4つの動作領域を形成する必要がある。そのため、搬入出システムの平面的な設置スペースが大きくなって、工場のスペースの有効利用を図ることが困難になる。
また、素材の段取り(搬入)、製品の段取り(回収)、及びスケルトンの段取(回収)りを行うために、前述のように、搬入出システムは素材パレット等をY軸方向へ移送する走行リフタを構成要素としている。走行リフタは非常に高価であり、走行リフタに用いられる油圧配管等がY軸方向へ移動する。そのため、搬入出システムの製造コストが増大すると共に、搬入出システムのメンテナンスに手間がかかる。
つまり、搬入出システムの平面的な設置スペースを小さくして、工場のスペースの有効利用を図りつつ、搬入出システムの製造コスト及びメンテナンスの手間を低減することが困難であるという問題がある。
なお、搬入出システムが素材から取り出した製品及び端材としてのスケルトンを加工機から搬出する場合だけでなく、加工を施した製品を加工機から搬出する場合においても、同様の問題が生じる。
そこで、本発明は、前述の問題を解決するため、動作領域を少なくとも1つ削減すると共に、走行リフタを用いることなく、素材等の段取りを行うことができる、搬入出システムを提供することを課題とする。
本発明の第1実施態様に係る搬入出システムは、左右方向及び前後方向を含む平面を真上から見た平面視において加工機の左側に位置し、前記加工機から搬出した製品及び端材を集積するための第1動作領域と、
前記平面視において前記第1動作領域の前側又は後側に位置し、前記加工機に搬入する素材を積載するための第2動作領域と、
前記第1動作領域と前記第2動作領域との間で移動可能に構成され、前記第1動作領域において前記加工機から搬出した前記製品が集積される製品パレットと、
前記製品パレットを、前記平面視において前後方向に移送する第1移送機構と、
前記第1動作領域と前記第2動作領域との間で移動可能に構成され、前記第1動作領域において前記加工機から取り出した前記端材が集積される端材パレットと、
前記端材パレットを、前記平面視における前後方向に移送する第2移送機構と、
前記第2動作領域に配置され、前記素材が積載される素材パレットと、
前記第2動作領域に配置され、前記素材パレットに積載された前記素材の一枚取りを行う一枚取り機構と、を備える。
前記加工機から取り出した前記製品を前記製品パレットに集積する場合、前記端材パレットは前記第2動作領域に配置され、前記製品パレットは前記第1動作領域に配置され、
前記製品パレットに集積された前記製品の回収を行う場合、前記端材パレットは前記第1動作領域に配置され、前記製品パレットは前記第2動作領域に配置される。
ここで、前記第1動作領域が前記加工機の搬入出側に位置し、前記製品パレット及び前記スケルトンパレットが前記第1動作領域と前記第2動作領域との間でY軸方向へ移動可能であることから、前記第1動作領域が製品及びスケルトンを集積するための製品集積・スケルトン集積領域になる。前記第2動作領域に前記素材載置部が設けられ、前記第2動作領域における前記素材積載部の上方に前記一枚取り機構が設けられることから、前記第2動作領域が素材等の段取り及び素材の一枚取りを行うための段取り・一枚取り領域になる。
本発明の第1実施態様に係る搬入出システムでは、前記第1移送チェーンに第1被係止部が設けられ、前記製品パレットに前記第1移送チェーンの前記第1被係止部に係止する第1フックが設けられ、前記第2移送チェーンに第2被係止部が設けられ、前記スケルトンパレットに前記第2移送チェーンの前記第2被係止部に係止する第2フックが設けられてもよい。また、本発明の第1実施態様に係る搬入出システムは、前記第1動作領域と前記第2動作領域との間にY軸方向へ移動可能に設けられ、素材及びスケルトンのいずれかを支持する移動テーブルと、前記第2動作領域からのスケルトンのY軸方向の一方側の移動を規制するストッパ部材と、を備えてもよい。更に、本発明の第1実施態様に係る搬入出システムは、前記第1動作領域に設けられ、前記製品パレットを昇降させるリフタを備えてもよい。
本発明の第1実施態様によると、前述のように、前記搬入出システムにおいては、前記第1動作領域が前記製品集積・スケルトン集積領域になり、前記第2動作領域が前記段取り・一枚取り領域になる。そのため、前記搬入出システムには動作領域として前記製品集積・スケルトン集積領域及び前記段取り・一枚取り領域を形成すれば足りる。換言すれば、前記搬入出システムにはY軸方向に沿って並んだ2つの動作領域を形成すれば足り、前記搬入出システムの動作領域を2つ削減することができる。
また、前述のように、前記第2動作領域としての前記段取り・一枚取り領域に前記素材積載部が設けられている。前記搬入出システムが前記製品パレットを前記第1動作領域と前記第2動作領域との間でY軸方向へ移送する前記第1移送チェーンを備えている。前記搬入出システムが前記スケルトンパレットを前記第1動作領域と前記第2動作領域との間でY軸方向へ移送する前記第2移送チェーンを備えている。そのため、走行リフタを用いることなく、素材の段取り(搬入)、製品の段取り(回収)、及びスケルトンの段取り(回収)を行うことができる。
本発明の第2実施態様に係る搬入出システムは、加工機の搬入出側の第1動作領域における水平方向であるY軸方向の一方側に形成した第2動作領域に設けられ、素材を積載する素材積載部と、前記第1動作領域と前記第2動作領域との間でY軸方向へ移動可能であって、素材に加工を施した製品を集積する製品パレットと、を備えている。本発明の第2実施態様に係る搬入出システムは、前記第2動作領域における前記素材積載部の上方に設けられ、前記素材積載部に積載された素材の一枚取りを行う一枚取り機構と、Y軸方向に沿って循環走行可能であって、前記製品パレットを前記第1動作領域と前記第2動作領域との間でY軸方向へ移送する無端状の移送チェーンと、を備えている。
ここで、前記第1動作領域が前記加工機の搬入出側に位置し、前記製品パレットが前記第1動作領域と前記第2動作領域との間でY軸方向へ移動可能であるため、前記第1動作領域が製品を集積するための製品集積領域になる。前記第2動作領域に前記素材載置部が設けられ、前記第2動作領域における前記素材積載部の上方に前記一枚取り機構が設けられているため、前記第2動作領域が素材等の段取り及び素材の一枚取りを行うための段取り・一枚取り領域になる。
本発明の第2実施態様に係る搬入出システムでは、前記移送チェーンに被係止部が設けられ、前記製品パレットに前記移送チェーンの前記被係止部に係止するフックが設けられてもよい。また、本発明の第2実施態様に係る搬入出システムは、前記第1動作領域と前記第2動作領域との間にY軸方向へ移動可能に設けられ、素材を支持する移動テーブルを備えてもよい。更に、本発明の第2実施態様に係る搬入出システムは、前記第1動作領域に設けられ、前記製品パレットを昇降させるリフタを備えてもよい。
本発明の第2実施態様によると、前述のように、前記搬入出システムにおいては、前記第2動作領域が前記段取り・一枚取り領域になる。そのため、前記搬入出システムには動作領域として前記製品集積域及び前記段取り・一枚取り領域を形成すれば足りる。換言すれば、前記搬入出システムにはY軸方向に沿って並んだ2つの動作領域を形成すれば足り、前記搬入出システムの動作領域を1つ削減することができる。
また、前述のように、前記第2動作領域としての前記段取り・一枚取り領域に前記素材積載部が設けられている。前記搬入出システムが前記製品パレットを前記第1動作領域と前記第2動作領域との間でY軸方向へ移送する前記移送チェーンを備えている。そのため、走行リフタを用いることなく、素材の段取り(搬入)及び製品の段取り(回収)を行うことができる。
本発明によれば、前記搬入出システムの平面的な設置スペースを小さくして、工場のスペースの有効利用を図りつつ、前記搬入出システムの製造コスト及びメンテナンスの手間を低減することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る搬入出システムの模式的な左側面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る搬入出システムの模式的な正面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る搬入出システムの模式的な平面図であり、一枚取り機構及び移動テーブルを省略している。 図4は、本発明の実施形態に係る搬入出システムの動作を説明する模式的な図である。 図5は、本発明の実施形態に係る搬入出システムの動作を説明する模式的な図である。 図6は、本発明の他の実施形態に係る搬入出システムの模式的な左側面図である。 図7は、本発明の他の実施形態に係る搬入出システムの模式的な正面図である。 図8は、本発明の他の実施形態に係る搬入出システムの動作を説明する模式的な図である。
本発明の実施形態及び他の実施形態について図1から図8を参照して説明する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、別部材を介して間接的に設けられることを含む意である。「X軸方向」とは、水平方向の1つであり、本発明の実施形態では、左右方向のことをいう。「Y軸方向」とは、X軸方向に直交する水平方向のことであり、本発明の実施形態では、前後方向のことをいう。「素材の段取り」とは、素材の供給を含む意である。「製品の段取り」とは、製品の回収を含む意であり、「スケルトンの段取り」とは、スケルトンの回収を含む意である。また、図面中、「FF」は前方向、「FR」は後方向、「L」は左方向、「R」は右方向、「U」は上方向、「D」は下方向をそれぞれ指している。
(本発明の実施形態)
図1から図3に示すように、本発明の実施形態に係る搬入出システム10は、板状の素材(板金)Wを加工機としてのパンチプレス12に搬入し、かつ素材Wから取り出した製品M及び端材としてのスケルトンSをパンチプレス12から搬出するシステムである。搬入出システム10は、パンチプレス12の長時間の自動運転を行うために用いられる。そして、搬入出システム10の具体的な構成は、以下の通りである。
パンチプレス12の搬入出側(左側)には、箱枠状の第1固定フレーム14が設けられている。第1固定フレーム14は、パンチプレス12の搬入出側に立設された複数の支柱部材16と、適宜の支柱部材16の間に一体的に連結されかつX軸方向又はY軸方向に延びた複数のビーム部材18とを有している。また、第1固定フレーム14内には、搬入出システム10の第1動作領域として、製品M及びスケルトンSを集積するための製品集積・スケルトン集積領域A1が形成されている。換言すれば、パンチプレス12の搬入出側には、製品集積・スケルトン集積領域A1が形成されている。
第1固定フレーム14におけるY軸方向の一方側(後側)には、箱枠状の第2固定フレーム20が設けられている。第2固定フレーム20は、第1固定フレーム14におけるY軸方向の一方側に立設された複数の支柱部材22と、適宜の支柱部材22の間に一体的に連結されかつX軸方向又はY軸方向に延びた複数のビーム部材24とを有している。また、第2固定フレーム20内には、搬入出システム10の第2動作領域として、素材W等の段取り及び素材Wの一枚取りを行うための段取り・一枚取り領域A2が形成されている。換言すれば、製品集積・スケルトン集積領域A1におけるY軸方向の一方側には、段取り・一枚取り領域A2が形成されている。
第2固定フレーム20内の段取り・一枚取り領域A2の底部には、素材Wを積載する素材積載部26が設けられている。なお、素材積載部26に素材Wを積載する素材パレット(図示省略)を設けてもよい。換言すれば、素材積載部26が素材パレットを介して素材Wを積載してもよい。
第1固定フレーム14内の前端側から第2固定フレーム20内の後端側にかけて、Y軸方向に延びた一対の第1パレットガイド28が設けられており、一対の第1パレットガイド28は、X軸方向に離隔している。そして、搬入出システム10は、製品Mを集積する製品パレット30を備えている。製品パレット30は、第1パレットガイド28に支持された状態で、製品集積・スケルトン集積領域A1と段取り・一枚取り領域A2との間で一対のY軸方向へ移動可能である。
第1固定フレーム14内の前端側から第2固定フレーム20内の後端側にかけて、Y軸方向に延びた一対の第2パレットガイド32が設けられており、一対の第2パレットガイド32は、X軸方向に離隔している。一対の第2パレットガイド32は、第1パレットガイド28の上方(上側)に位置し、第1パレットガイド28に対して上下方向の位置をずらして配置されている。そして、搬入出システム10は、スケルトンSを集積するスケルトンパレット34を備えている。スケルトンパレット34は、製品パレット30の上方に位置し、製品パレット30に対して上下方向の位置をずらして配置されている。スケルトンパレット34は、一対の第2パレットガイド32に支持された状態で、製品集積・スケルトン集積領域A1と段取り・一枚取り領域A2との間でY軸方向へ移動可能である。
なお、スケルトンパレット34が製品パレット30に対して上下方向の位置をずらして配置されていれば、スケルトンパレット34を製品パレット30の下方(下側)に位置させてもよい。この場合には、一対の第2パレットガイド32を第1パレットガイド28の下方に位置させる。
第2固定フレーム20内の段取り・一枚取り領域A2における素材積載部26の上方には、素材積載部26に積載された素材Wの一枚取りを行う一枚取り機構36が設けられている。一枚取り機構36は、周知の構成からなり、第2固定フレーム20に昇降可能(上下方向へ移動可能)に設けられたパッド支持部材38と、パッド支持部材38に設けられかつ素材Wの上面を吸着する複数の吸着パッド40とを備えている。
第1固定フレーム14内の前端側から第2固定フレーム20内の後端側にかけて、Y軸方向に延びた一対のテーブルガイド42が設けられており、一対のテーブルガイド42は、X軸方向に離隔している。一対のテーブルガイド42は、第2パレットガイド32及び第1パレットガイド28の上方に配置されている。そして、搬入出システム10は、素材W及びスケルトンSのいずれかをパスライン(搬送高さ)で支持する移動テーブル44を備えている。移動テーブル44は、一対のテーブルガイド42に支持された状態で、製品集積・スケルトン集積領域A1と段取り・一枚取り領域A2との間でY軸方向へ移動可能である。移動テーブル44の上面には、素材W等を支持するためのブラシ(図示省略)が植設されている。移動テーブル44は、第1固定フレーム14又は第2固定フレーム20の適宜位置に設けられたテーブル用移動アクチュエータとしての移動モータ(図示省略)の起動によりY軸方向へ移動する。
第1固定フレーム14内の後端側には、製品集積・スケルトン集積領域A1からのスケルトンSのY軸方向の一方側(後方向)の移動を規制するストッパ部材46が昇降可能に設けられている。ストッパ部材46は、櫛歯状に形成されており、X軸方向に延びている。ストッパ部材46は、第2固定フレーム20の適宜位置に設けられた昇降アクチュエータとしての昇降シリンダ(図示省略)の駆動により昇降する。ストッパ部材46は、その昇降動作によって、スケルトンSの移動を規制するための規制姿勢(図1において仮想線で示す姿勢)と、規制姿勢の高さ位置から上方向に退避した退避姿勢(図1において実線で示す姿勢)とに切り替わるように構成されている。
第1固定フレーム14には、素材Wをパンチプレス12に搬入しかつ製品M及びスケルトンSをパンチプレス12から搬出する搬入出機構48が設けられており、搬入出機構48は、周知の構成(特許文献2及び特許文献3参照)からなる。搬入出機構48は、第1固定フレーム14に設けられたローダガイド50を備えており、ローダガイド50は、製品集積・スケルトン集積領域A1からパンチプレス12の上方位置にかけてX軸方向に延びている。搬入出機構48は、ローダガイド50にX軸方向へ移動可能に設けられたテイクアウトローダ52を備えている。テイクアウトローダ52は、素材Wの上面及び製品Mの上面を吸着する複数の吸着パッド54と、スケルトンSの端部を把持するクランプ56とを有している。複数の吸着パッド54及び複数のクランプ56は、ローダガイド50に対して昇降可能にそれぞれ構成されている。
続いて、製品パレット30及びスケルトンパレット34をY軸方向へ移送するための構成及びそれに関連する構成について説明する。
第1固定フレーム14内の後端側から第2固定フレーム20内の前端側にかけて、無端状の一対の第1移送チェーン58が複数のスプロケット60を介してY軸方向に沿って循環走行可能に設けられている。一対の第1移送チェーン58は、製品パレット30を製品集積・スケルトン集積領域A1と段取り・一枚取り領域A2との間でY軸方向へ移送する。一対の第1移送チェーン58は、X軸方向に離隔しており、パスラインの下方に位置している。また、一対の第1移送チェーン58は、第1固定フレーム14の適宜位置に設けられた第1走行アクチュエータとしての第1走行モータ62の駆動により同期して循環走行する。
各第1移送チェーン58の適宜位置には、第1被係止部64が設けられている。また、製品パレット30の前端部には、第1移送チェーン58の第1被係止部64に上方向から係脱可能に係止するU字状の一対の第1フック66が設けられており、一対の第1フック66は、X軸方向に離隔している。
第1固定フレーム14内の後端側から第2固定フレーム20内の前端側にかけて、無端状の一対の第2移送チェーン68が複数のスプロケット70を介してY軸方向に沿って循環走行可能に設けられている。一対の第2送チェーン68は、スケルトンパレット34を製品集積・スケルトン集積領域A1と段取り・一枚取り領域A2との間でY軸方向へ移送する。一対の第2移送チェーン68は、X軸方向に離隔しており、第1移送チェーン58の上方(上側)に位置し、第1移送チェーン58に対して上下方向の位置をずらして配置されている。また、一対の第2移送チェーン68は、第1固定フレーム14の適宜位置に設けられた第2走行アクチュエータとしての第2走行モータ72の駆動により同期して循環走行する。
各第2移送チェーン68の適宜位置には、第2被係止部74が設けられている。また、スケルトンパレット34の前端部には、第2移送チェーン68の第2被係止部74に上方向から係脱可能に係止するU字状の一対の第2フック76が設けられており、一対の第2フック76は、X軸方向に離隔している。
なお、前述のように、スケルトンパレット34を製品パレット30の下方(下側)に位置させた場合には、一対の第2移送チェーン68を第1移送チェーン58の下方に位置させる。
第1固定フレーム14内の製品集積・スケルトン集積領域A1の底部には、製品パレット30を昇降させる固定リフタ78が設けられている。固定リフタ78は、製品パレット30の昇降動作によって第1フック66を第1移送チェーン58の第1被係止部64に係脱させる。
続いて、本発明の実施形態に係る搬入出システム10の動作について説明する。
素材積載部26に積載された素材Wの上面を複数の吸着パッド40によって吸着することにより、一枚取り機構36による素材Wの一枚取りを行う。次に、移動テーブル44をY軸方向の一方側(後方向)へ移動させて、段取り・一枚取り領域A2に位置させる。そして、複数の吸着パッド40による吸着状態を解除することにより、一枚取り機構36から移動テーブル44に素材Wを受け渡す。更に、移動テーブル44をY軸方向の他方側(前方向)へ移動させて、製品集積・スケルトン集積領域A1に位置させる。また、第2走行モータ72の駆動により一対の第2移送チェーン68を一方向へ循環走行させることにより、図4に示すように、スケルトンパレット34を製品集積・スケルトン集積領域A1から段取り・一枚取り領域A2に移送する。
移動テーブル44を製品集積・スケルトン集積領域A1に位置させた後、複数の吸着パッド54によって移動テーブル44上の素材Wの上面を吸着して、テイクアウトローダ52をX軸方向の一方側(右方向)へ移動させる。これにより、移動テーブル44上の素材Wをパンチプレス12に搬入することができ、パンチプレス12による素材Wのパンチ加工を行うことができる。
なお、素材Wをパンチプレス12に搬入した後に、移動テーブル44をY軸方向の一方側へ移動させて、段取り・一枚取り領域A2に位置させておく。
素材Wのパンチ加工後に、複数の吸着パッド54によって製品Mの上面を吸着して、テイクアウトローダ52をX軸方向の他方側(左方向)へ移動させて、製品集積・スケルトン集積領域A1の製品パレット30の上方に位置させる。そして、複数の吸着パッド54による吸着状態を解除することにより、テイクアウトローダ52から製品Mを落下させて製品パレット30に集積する。製品Mを製品パレット30に集積する際に、固定リフタ78によって製品パレット30を昇降させて、製品Mの集積高さを一定に保つ。
製品Mを製品パレット30に集積した後に、移動テーブル44をY軸方向の他方側へ移動させて、製品集積・スケルトン集積領域A1に位置させる。次に、複数のクランプ56によってスケルトンSの端部を把持して、テイクアウトローダ52をX軸方向の他方側へ移動させて、移動テーブル44の上方に位置させる。そして、複数のクランプ56による把持状態を解除することにより、テイクアウトローダ52から移動テーブル44にスケルトンSを受け渡す。
移動テーブル44にスケルトンSを受け渡した後、ストッパ部材46がその下降動作によって退避姿勢から規制姿勢に切り替わる。そして、移動テーブル44をY軸方向の一方側へ移動させて、製品集積・スケルトン集積領域A1から退出させることにより、スケルトンSを移動テーブル44から切り離してスケルトンパレット34に集積する。
なお、スケルトンSをスケルトンパレット34に集積した後、ストッパ部材46がその上昇動作によって規制姿勢から退避姿勢に切り替わる。また、製品Mを製品パレット30に集積した後であって素材Wの一枚取りを行う前に、第2走行モータ72の駆動により一対の第2移送チェーン68を他方向へ循環走行させる。すると、図1に示すように、スケルトンパレット34が段取り・一枚取り領域A2から製品集積・スケルトン集積領域A1に移送される。
前述の動作を繰り返して実行することにより、所定数の製品Mを製品パレット30に集積すると共に、所定数のスケルトンSをスケルトンパレット34に集積することができる。
素材積載部26が空になった場合には、図1に示すように、製品パレット30及びスケルトンパレット34を製品集積・スケルトン集積領域A1にそれぞれ位置させた状態にする。そして、段取り・一枚取り領域A2において、素材積載部26に対して素材Wの段取り(供給)を行う。
所定数の製品Mを製品パレット30に集積した場合には、第1走行モータ62の駆動により一対の第1移送チェーン58を一方向へ循環走行させる。すると、図5に示すように、製品パレット30が製品集積・スケルトン集積領域A1から段取り・一枚取り領域A2へ移送される。そして、段取り・一枚取り領域A2において、製品パレット30に対して製品Mの段取り(回収)を行う。
なお、製品Mの段取り後、第1走行モータ62の駆動により一対の第1移送チェーン58を他方向へ循環走行させることにより、製品パレット30を段取り・一枚取り領域A2から製品集積・スケルトン集積領域A1へ移送しておく。
所定数のスケルトンSをスケルトンパレット34に集積した場合には、第2走行モータ72の駆動により一対の第2移送チェーン68を一方向へ循環走行させる。すると、図4に示すように、スケルトンパレット34が製品集積・スケルトン集積領域A1から段取り・一枚取り領域A2へ移送される。そして、段取り・一枚取り領域A2において、スケルトンパレット34に対してスケルトンSの段取り(回収)を行う。
なお、製品Mの段取り後、第1走行モータ62の駆動により一対の第1移送チェーン58を他方向へ循環走行させることにより、製品パレット30を段取り・一枚取り領域A2から製品集積・スケルトン集積領域A1へ移送しておく。
続いて、本発明の実施形態の作用効果について説明する。
搬入出システム10においては、第1動作領域が製品集積・スケルトン集積領域A1になり、第2動作領域が段取り・一枚取り領域A2になる。そのため、搬入出システム10には動作領域として製品集積・スケルトン集積領域A1及び段取り・一枚取り領域A2を形成すれば足りる。換言すれば、搬入出システム10にはY軸方向に沿って並んだ2つの動作領域を形成すれば足り、搬入出システム10の動作領域を2つ削減することができる。
また、前述のように、段取り・一枚取り領域A2に素材積載部26が設けられている。搬入出システム10が製品パレット30を製品集積・スケルトン集積領域A1と段取り・一枚取り領域A2との間でY軸方向へ移送する第1移送チェーン58を備えている。搬入出システム10がスケルトンパレット34を製品集積・スケルトン集積領域A1と段取り・一枚取り領域A2との間で第2移送チェーン68を備えている。そのため、走行リフタを用いることなく、素材Wの段取り(搬入)、製品Mの段取り(回収)、及びスケルトンSの段取り(回収)を行うことができる。
従って、本発明の実施形態によれば、搬入出システム10の平面的な設置スペースを小さくして、工場のスペースの有効利用を図りつつ、搬入出システム10の製造コスト及びメンテナンスの手間を低減することができる。
(本発明の他の実施形態)
図6及び図7に示すように、本発明の他の実施形態に係る搬入出システム80は、板状の素材(板金)Wを加工機としてのパンチプレス12に搬入し、かつ加工を施した製品Mをパンチプレス12から搬出するシステムである。本発明の他の実施形態に係る搬入出システム80は、本発明の実施形態に係る搬入出システム10(図1参照)と同様の構成を有している。そして、搬入出システム80の構成のうち、搬入出システム10と異なる構成について簡単に説明する。なお、搬入出システム80における複数の構成要素のうち、搬入出システム10における構成要素と対応するものについては、図面中に同一符号を付してある。
第1固定フレーム14内には、搬入出システム80の第1動作領域として、製品集積・スケルトン集積領域A1に代えて、製品Mを集積するための製品集積領域A1’が形成されている。換言すれば、パンチプレス12の搬入出側には、製品集積領域A1’が形成されている。
搬入出システム80においては、第2パレットガイド32(図1参照)、スケルトンパレット34(図1参照)、ストッパ部材46(図1参照)を省略している。また、搬入出システム80においては、移動テーブル44は、素材Wをパスライン(搬送高さ)で支持する。
第1固定フレーム14には、搬入出機構48(図1参照)に代えて、素材Wをパンチプレス12に搬入しかつ製品Mをパンチプレス12から搬出する搬入出機構82が設けられており、搬入出機構82は、周知の構成からなる。搬入出機構82は、第1固定フレーム14に設けられたローダガイド84を備えており、ローダガイド84は、製品集積領域A1’からパンチプレス12の上方位置にかけてX軸方向に延びている。搬入出機構82は、ローダガイド84にX軸方向へ移動可能に設けられたローダ86を備えており、ローダ86は、素材Wの上面及び製品Mの上面を吸着する複数の吸着パッド88を有している。複数の吸着パッド88は、ローダガイド84に対して昇降可能にそれぞれ構成されている。
なお、本発明の他の実施形態においては、第1移送チェーン58は移送チェーンであり、第1被係止部64は被係止部であり、第1フック66はフックであり、第1走行モータ62は走行アクチュエータとしての走行モータである。
続いて、本発明の他の実施形態に係る搬入出システム80の動作について説明する。
素材積載部26に積載された素材Wの上面を複数の吸着パッド40によって吸着することにより、一枚取り機構36による素材Wの一枚取りを行う。次に、移動テーブル44をY軸方向の一方側(後方向)へ移動させて、段取り・一枚取り領域A2に位置させる。そして、複数の吸着パッド40による吸着状態を解除することにより、一枚取り機構36から移動テーブル44に素材Wを受け渡す。更に、移動テーブル44をY軸方向の他方側(前方向)へ移動させて、製品集積領域A1’に位置させる。
移動テーブル44を製品集積領域A1’に位置させた後、複数の吸着パッド88によって移動テーブル44上の素材Wの上面を吸着して、ローダ86をX軸方向の一方側(右方向)へ移動させる。これにより、移動テーブル44上の素材Wをパンチプレス12に搬入することができ、パンチプレス12による素材Wのパンチ加工を行うことができる。
なお、素材Wをパンチプレス12に搬入した後に、移動テーブル44をY軸方向へ移動させて、段取り・一枚取り領域A2に位置させておく。
素材Wのパンチ加工後に、複数の吸着パッド88によって製品Mの上面を吸着して、ローダ86をX軸方向の他方側(左方向)へ移動させて、製品集積領域A1’の製品パレット30の上方に位置させる。そして、複数の吸着パッド88による吸着状態を解除することにより、ローダ86から製品Mを落下させて製品パレット30に集積する。製品Mを製品パレット30に集積する際に、固定リフタ78によって製品パレット30を昇降させて、製品Mの集積高さを一定に保つ。
前述の動作を繰り返して実行することにより、所定数の製品Mを製品パレット30に集積することができる。
素材積載部26が空になった場合には、図1に示すように、製品パレット30を製品集積領域A1’に位置させた状態にする。そして、段取り・一枚取り領域A2において、素材積載部26に対して素材Wの段取り(供給)を行う。
所定数の製品Mを製品パレット30に集積した場合には、第1走行モータ62の駆動により一対の移送チェーン58を一方向へ循環走行させる。すると、図8に示すように、製品パレット30が製品集積領域A1’から段取り・一枚取り領域A2へ移送される。そして、段取り・一枚取り領域A2において、製品パレット30に対して製品Mの段取り(回収)を行う。
なお、製品Mの段取り後、第1走行モータ62の駆動により一対の第1移送チェーン58を他方向へ循環走行させることにより、製品パレット30を段取り・一枚取り領域A2から製品集積領域A1’へ移送しておく。
続いて、本発明の他の実施形態の作用効果について説明する。
搬入出システム80においては、第2動作領域が段取り・一枚取り領域A2になる。そのため、搬入出システム80には動作領域として製品集積領域A1’及び段取り・一枚取り領域A2を形成すれば足りる。換言すれば、搬入出システム80にはY軸方向に沿って並んだ2つの動作領域を形成すれば足り、搬入出システム80の動作領域を1つ削減することができる。
また、前述のように、段取り・一枚取り領域A2に素材積載部26が設けられている。搬入出システム80が製品パレット30を製品集積領域A1’と段取り・一枚取り領域A2との間でY軸方向へ移送する移送チェーン58を備えている。そのため、走行リフタを用いることなく、素材Wの段取り(搬入)及び製品Mの段取り(回収)を行うことができる。
従って、本発明の他の実施形態によれば、本発明の実施形態と同様の効果を奏する。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限るものでなく、適宜の変更を行うことにより、その他、種々の態様で実施可能である。そして、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されるものでない。
10 搬入出システム
12 パンチプレス(加工機)
14 第1固定フレーム
16 支柱部材
18 ビーム部材
20 第2固定フレーム
22 支柱部材
24 ビーム部材
26 素材積載部
28 第1パレットガイド
30 製品パレット
32 第2パレットガイド
34 スケルトンパレット
36 一枚取り機構
38 パッド支持部材
40 吸着パッド
42 テーブルガイド
44 移動テーブル
46 ストッパ部材
48 搬入出機構
50 ローダガイド
52 テイクアウトローダ
54 吸着パッド
56 クランプ
58 第1移送チェーン
60 スプロケット
62 第1走行モータ(第1走行アクチュエータ)
64 第1被係止部
66 第1フック
68 第2移送チェーン
70 スプロケット
72 第2走行モータ(第2走行アクチュエータ)
74 第2被係止部
76 第2フック
78 固定リフタ
A1 製品集積・スケルトン集積領域(第1作動領域)
A2 段取り・一枚取り領域(第2作動領域)
W 素材
M 製品
S スケルトン
80 搬入出システム
82 搬入出機構
84 ローダガイド
86 ローダ
88 吸着パッド
A1’ 製品集積領域(第1作動領域)

Claims (10)

  1. 左右方向及び前後方向を含む平面を真上から見た平面視において加工機の左側に位置し、前記加工機から搬出した製品及び端材を集積するための第1動作領域と、
    前記平面視において前記第1動作領域の前側又は後側に位置し、前記加工機に搬入する素材を積載するための第2動作領域と、
    前記第1動作領域と前記第2動作領域との間で移動可能に構成され、前記第1動作領域において前記加工機から搬出した前記製品が集積される製品パレットと、
    前記製品パレットを、前記平面視において前後方向に移送する第1移送機構と、
    前記第1動作領域と前記第2動作領域との間で移動可能に構成され、前記第1動作領域において前記加工機から取り出した前記端材が集積される端材パレットと、
    前記端材パレットを、前記平面視における前後方向に移送する第2移送機構と、
    前記第2動作領域に配置され、前記素材が積載される素材パレットと、
    前記第2動作領域に配置され、前記素材パレットに積載された前記素材の一枚取りを行う一枚取り機構と、を備え、
    前記加工機から取り出した前記製品を前記製品パレットに集積する場合、前記端材パレットは前記第2動作領域に配置され、前記製品パレットは前記第1動作領域に配置され、
    前記製品パレットに集積された前記製品の回収を行う場合、前記端材パレットは前記第1動作領域に配置され、前記製品パレットは前記第2動作領域に配置される
    搬出入システム。
  2. 前記端材パレットは、前記製品パレットに対して上下方向の位置をずらして配置され、
    前記端材パレットに集積された前記端材の回収を行う場合、前記端材パレットは前記第2動作領域に配置され、前記製品パレットは前記第1動作領域に配置される
    請求項1に記載の搬出入システム。
  3. 前記第1移送機構は、循環走行可能な無端状の第1移送チェーンを含み、
    前記第2移送機構は、循環走行可能な無端状の第2移送チェーンを含む
    請求項1又は2に記載の搬出入システム。
  4. 前記第1移送チェーンに第1被係止部が設けられ、前記製品パレットに前記第1移送チェーンの前記第1被係止部に係止する第1フックが設けられ、前記第2移送チェーンに第2被係止部が設けられ、前記端材パレットに前記第2移送チェーンの前記第2被係止部に係止する第2フックが設けられている求項3に記載の搬入出システム。
  5. 前記第1動作領域と前記第2動作領域との間を移動可能に構成され前記素材及び前記端材のいずれかを支持する移動テーブルと、
    前記第1動作領域からの前記端材の前記第2動作領域側の移動を規制するストッパ部材と、を備え請求項3又は請求項4に記載の搬入出システム。
  6. 前記第1動作領域に設けられ、前記製品パレットを昇降させるリフタを備える請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の搬入出システム。
  7. 左右方向及び前後方向を含む平面を真上から見た平面視において加工機の左側に位置し、前記加工機から搬出した製品及び端材を集積するための第1動作領域と、
    前記平面視において前記第1動作領域の前側又は後側に位置し、前記加工機に搬入する素材を積載するための第2動作領域と、
    前記第1動作領域と前記第2動作領域との間で移動可能に構成され、前記第1動作領域において前記加工機から搬出した前記製品が集積される製品パレットと、
    前記製品パレットを、前記平面視において前後方向に移送する第1移送機構と、
    前記第2動作領域に配置され、前記素材が積載される素材パレットと、
    前記第2動作領域に配置され、前記素材パレットに積載された前記素材の一枚取りを行う一枚取り機構と、を備え、
    前記第1移送機構は、循環走行可能な無端状の第1移送チェーンを含む
    搬入出システム。
  8. 前記第1移送チェーンに被係止部が設けられ、前記製品パレットに前記第1移送チェーンの前記被係止部に係止するフックが設けられている求項7に記載の搬入出システム。
  9. 前記第1動作領域と前記第2動作領域との間を移動可能に構成され前記素材を支持する移動テーブルを備えた求項7又は請求項8に記載の搬入出システム。
  10. 前記第1動作領域に設けられ、前記製品パレットを昇降させるリフタを備えた求項7から請求項9のうちのいずれか1項に記載の搬入出システム。
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