JP2018172216A - ローラコンベア装置、及びそのローラコンベア装置を備えた板材搬出入・仕分装置 - Google Patents

ローラコンベア装置、及びそのローラコンベア装置を備えた板材搬出入・仕分装置 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送物の重量が重く、搬送方向の長さの短い製品を搬送可能なローラコンベア装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数配列されて板材を搬送する搬送ローラと、搬送ローラの両端部を回転自在に支持する回転支持部と、搬送ローラを回転させる駆動部と、搬送ローラを回転駆動するための駆動力を発生する駆動源とを備え、搬送ローラを下方からローラ支持部で接触支持することにより搬送ローラ径を小さくでき、搬送ローラ取り付けピッチを小さくできるので長さの短い板材の搬送が可能になる。
【選択図】図13

Description

本発明は搬送物を搬送するローラコンベア装置に関するもので、より具体的には、板状のワークを搬送するローラコンベア装置、及びそのローラコンベア装置を備えた板材搬出入・仕分装置に関するものである。
従来より、搬送物を搬送するためにローラコンベアが利用されている。ローラコンベアは2本の平行に配置されたフレームの間に多数の駆動ローラを並列させた構成になっている。このようなローラコンベアが特許文献1に開示されている。
特願平7−315544
搬送物を載置する箇所が櫛歯状の形状をした搬送装置で、櫛の歯の部分に搬送物を載置して、特許文献1に記載のローラコンベアのローラ上に搬送物を受け渡そうとすると制約がある。櫛歯状の載置部の隣り合う歯どうしの取り付け間隔をローラコンベアの隣り合うローラどうしの取り付け間隔と同じにして、歯の部分をローラとローラとの間に挿入して搬送物をローラ上に載置すると、ローラコンベアを駆動して搬送物を搬送した後でないと櫛歯状の形状をした搬送装置が移動できない、という問題がある。
また、搬送物を常に4本以上のローラで支えるようにローラの取り付け間隔は決められる。つまりローラの取り付け間隔の3倍以上の長さが搬送可能な搬送物の長さになる。長さの短い搬送物をローラコンベアで搬送するためには、櫛歯状の載置部の歯の部分を狭くし、かつローラコンベアのローラの外径を小さくして、隣り合う歯どうしの取り付け間隔、及び隣り合うローラどうしの取り付け間隔を狭くする。このようにすると、重量が軽くて長さが短い搬送物は搬送できる。しかし、重量が重く、長さが短い搬送物をローラに載置すると、ローラ径が小さいためローラに剛性がなく、ローラは大きく撓む。搬送物が載置されたローラに対して、搬送物が乗り移るローラとの間に段差が生じるので搬送物がスムーズに搬送できない、という問題がある。
本発明は上記のような問題点を解決することを課題とする。具体的には、搬送物の重量が重く、搬送方向の長さの短い搬送物を搬送可能なローラコンベア装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための請求項1記載の発明は、搬送物を搬送する複数の第1搬送ローラと、前記第1搬送ローラの両端部をそれぞれ回転自在に支持する第1端部支持部と、前記第1搬送ローラを回転させる第1駆動部と、前記第1搬送ローラを回転駆動するための駆動力を発生する第1駆動源と、前記第1搬送ローラの両端部以外の部分を下方から支持する第1支持部とを備える、ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記搬送物が載置される櫛歯状の載置部を、隣り合う前記第1搬送ローラの間に上方から進入可能にするために前記第1搬送ローラが取り付けられる側を切り欠くことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記搬送物を搬送する搬送位置と前記第1搬送ローラよりも下方の待避位置とに昇降可能な第2搬送ローラを、互いに隣り合う前記第1搬送ローラの間に設けると共に、前記第2搬送ローラの両端部をそれぞれ回転自在に支持する第2端部支持部と、前記第2搬送ローラを回転させる第2駆動部と、前記第2搬送ローラを下方から支持する第2支持部とをさらに備え、前記第2搬送ローラは前記第1駆動源で回転駆動するか、又は新たに設けた第2駆動源で回転駆動することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記各支持部は回転自在な一対のローラで構成され、前記一対のローラは回転軸の方向から見て互いの回転軸の中心が異なることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、ローラコンベア装置を備えると共に、前記ローラコンベア装置の前記各搬送ローラ上に載置された前記搬送物の一部を保持する保持部を前記ローラコンベア装置の上方に昇降可能に設けることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、ローラコンベア装置を備えると共に、板材を載置可能なパレットを出入自在な収納棚を上下方向に複数段備える棚フレームと、前記棚フレームの一側を上下動可能な昇降台と、前記収納棚に対して前記パレットを出し入れする第1移送機構と、前記パレット上に載置された前記板材を一枚取りする一枚取り装置と、前記一枚取り装置で一枚取りされた前記板材を板材加工機に搬入する板材搬送装置とをさらに備え、前記板材加工機で加工された前記搬送物としての前記板材を前記板材搬送装置で搬出しローラコンベア装置上に載置することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記棚フレームに前記搬送物の一部としての残材を搬送する残材搬送装置をさらに備えることを特徴とする
請求項1の発明によれば、両端部が支持された搬送ローラを下方から支持する支持部を設けることにより、支持する箇所が増え、支持する間隔を短くできるので製品を搬送する搬送ローラにかかるモーメントが小さくなり、搬送ローラの外径を小さくできる。そのため、隣り合う搬送ローラの取り付け間隔を狭くできるので、重量が重く搬送方向の長さが短い搬送物も搬送できるようになる。
請求項2の発明によれば、搬送ローラを取り付ける側板の形状を櫛歯状にして、その歯の部分に搬送ローラを設けてある。また、搬送ローラを支持する支持部を取り付ける側板の形状も櫛歯状にしてある。そして、搬送物を載置する櫛歯状の載置部の歯の部分に相当する載置棒を、互いに隣り合う搬送ローラの間に挿入可能にすると共に、櫛歯の形状をした側板に載置棒を挿入する凹部(空間)を設け、載置棒が後退できるようにしたので、搬送物を受け渡した後、櫛歯状の載置部は移動できるようになる。
請求項3の発明によれば、搬送ローラと搬送ローラとの間に、昇降自在な搬送ローラを設けることにより搬送ローラの取り付け間隔を半分にすることができる。そして、さらに搬送方向の長さが短い搬送物を搬送できるようになる。
請求項4の発明によれば、搬送ローラを下方から支持する一対のローラで構成される支持部を設けることにより、搬送ローラの回転抵抗を小さくできる。それにより、搬送用モータの容量を小さくできる。
請求項5の発明によれば、搬送物としての製品と残材は十分な剛性を有する搬送ローラ上に載置されているので、製品及び残材は斜めに傾かずに水平に置かれている。それにより、保持部で残材を保持し持ち上げ、製品と残材とにスムーズに仕分けすることができる。
請求項6の発明によれば、載置部を有する搬送装置で板材を板材加工機に搬入し、加工された板材を搬送装置の載置部で取り出し、ローラコンベア装置の搬送ローラ上に載置できる。
請求項7の発明によれば、仕分けされた残材を搬送する残材搬送装置を設けることにより残材の廃棄が簡単になる。
加工済みの板材を、製品と残材とに分類して示した説明図である。 実施例1の板材搬出入・仕分装置を概念的、概略的に示した平面図である。 同上を概念的、概略的に示した正面図である(図3は図2を白抜き矢印の方向から見た図)。 同上を概念的、概略的に示した側面図である(図4は図3を白抜き矢印の方向から見た図)。 回転駆動装置を概念的、概略的に示した側面断面図である。 載置部を概念的、概略的に示した平面図である。 同上を概念的、概略的に示した正面図である。 同上を概念的、概略的に示した側面断面図である。 一枚取り装置と昇降台を概念的、概略的に示した正面断面図である。 ストッパを概念的、概略的に示した正面図である。 ストッパと残材搬送装置を概念的、概略的に示した平面断面図である。 ローラコンベア装置を概念的、概略的に示した正面図である。 同上を概念的、概略的に示した平面図である。 同上を概念的、概略的に示した側面図である。 同上を概念的、概略的に示した背面図である。 同上を概念的、概略的に示した断面図である(図16は図14を白抜き矢印の方向から見た図)。 板材を板材加工機に対し搬入する手順の説明図である。 加工済みの板材を搬出・仕分けする手順の説明図である。 残材を残材搬送装置に積み込む手順の説明図である。 実施例2のローラコンベア装置を概念的、概略的に示した平面図である。 同上を概念的、概略的に示した側面断面図である。
板材搬出入・仕分装置は、板材Pを板材加工機250に対し搬入、板材加工機250によりミクロジョイントレス加工(微小連結部無し)された板材Wを搬出し、板材Wを製品Sと残材Zとに仕分けするものである。板材加工機250で加工する板材Pは、主に定尺の板材Pを使用する。そして、定尺の板材Pの端は曲がっていたり、凹んでいたりするので、図1のように、板材Pの端を残し、製品Sは切り取られる。そのため、板材Pの周縁部は常に残材Zになる。製品Sと製品Sとの間の残材Zは周縁部の残材Zと繋がっている。そして、加工済みの板材Wは、主に、板材Wの周縁部を含み互いに繋がった残材Z(スケルトン)と複数の製品Sとに分けられる。
板材Pの周縁部いわゆる残材Zの部分を保持具で保持した後、製品Sと残材Zを相対的に離反する方向に移動して、板材Wを製品Sと残材Zとに仕分けする。板材Pの周縁部いわゆる残材Zを保持する方法としては、残材Zを吸着パッドで吸着して保持する方法、板材Pの周縁部の残材Z、及び製品Sと製品Sとの間の残材Zを吸着パッドで吸着して保持する方法、残材Zの表裏面を挟んで保持する方法、又は、残材Zの部分に加工をし、その加工を利用して残材Zを保持する方法などがある。
以下の実施例では板材加工機により板材Pの周縁部に加工された、貫通した丸穴を利用して残材Zを保持する方法について説明する。以後、貫通した丸穴を穴Hと呼称して説明する。
以下、図面に基づき、本発明を実施するための形態を説明する。本発明の実施の形態に係る板材加工機の例としてレーザ加工機が概念的に例示されている。板材加工機はレーザ加工機に限ることなく、その他のガス切断、プラズマ加工機、ファイバーレーザ加工機、ダイレクト・ダイオード・レーザ加工機といった熱切断方法を利用した切断装置及びウォータージェット加工機にも容易に適用できるものである。なお、説明の便宜上、複数の板材Pを積層状に載置するパレットを素材パレット12と呼称し、板材Pを載置して板材Pを位置決めするパレットを位置決めパレット16と呼称して説明する。
実施例1の第1ローラコンベア装置800を備えた板材搬出入・仕分装置について、図2〜図19を参照して説明する。
図2〜図4に示すように、板材搬出入・仕分装置は、素材パレット12を出入自在な複数の収納棚5と、位置決めパレット16を出入自在な収納棚9を上下方向に棚フレーム1に備えている。各収納棚にはそれぞれ各パレットを収納する。最下段の収納棚5の下方には、加工済みの板材Wを保持して仕分けする保持部400が設けてある。保持部400の下方には第1ローラコンベア装置800が設けられている。第1ローラコンベア装置800の下方には位置決めパレット16を収納する収納棚9が設けてある。収納棚9の下方には各パレットを昇降台55から積込み台260に移送するときに各パレットが通過する収納棚10が設けてある。
棚フレーム1の一側には、昇降自在な昇降台55が設けられている。棚フレーム1に対して、昇降台55と反対側に、棚フレーム1に隣接し積込み台260が設けられている。また、板材加工機250は昇降台55に対して棚フレーム1と反対側(昇降台55の前方)に設置されている。
棚フレーム1は、前面に各パレットを出し入れするための開口を有する。そして、棚フレーム1の内側には、上下方向に複数段の各収納棚が左右対称に設けられている。棚フレーム1は昇降台55が昇降する側を前側と呼称し、背面側を後側と呼称して説明する。
棚フレーム1の前側左右の柱2の下部にはストッパ680が設けられている。また、収納棚10の下方の床には残材搬送装置700が設置されている。
棚フレーム1の前側に設けた左右の柱2には、昇降台55を案内するガイドレール3が、それぞれ取り付けられている。
昇降台55は、各収納棚に対して各パレットを出入自在に出し入れする第1移送機構64を備えている。前後動部111が、垂直軸周りに回転自在、又は回動自在に、第1移送機構64の下方又は昇降台55の下部に備えられている。
昇降台55の上部には素材パレット12に載置された板材Pを一枚取りする一枚取り装置79が備えられている。
素材パレット12には、前部の左右に凹部17を有するプレートと、後部の左右に凹部18を有するプレートとがそれぞれ設けられている。また、側面に複数の車輪19を備え、第1移送機構64により収納棚5を車輪19が転動して移送することができる。
素材パレット12には板材Pを定位置に積層状に載置するためのガイド棒11が複数設けてある。板材Pは素材パレット12のガイド棒11内に積層状に載置される。
位置決めパレット16には、前部の左右に凹部17を有するプレートと、後部の左右に凹部18を有するプレートとがそれぞれ設けられている。また、側面に複数の車輪19を備え、第1移送機構64により収納棚9を車輪19が転動して移送することができる。
位置決めパレット16の上面には、ローラ20が長手方向を位置決めパレット16の移送方向と平行に、かつ互いに隙間を設けて並行に複数配設されている。そして、ローラ20は互いに平行に離間対向した一対の側板22の間に、支軸21により回転自在に取り付けられている。
ローラ20の上には1枚の板材Pが載置される。ローラ20は、互いに隣接するローラ20の間に、載置部112の載置棒115が挿入できる空間23をそれぞれ形成するように設けてある。その空間23に載置部112の載置棒115を挿入し、板材Pを載置したり、板材Pを掬い上げたりすることができる。
図3で示すように、収納棚9に収納してある位置決めパレット16のローラ20上に板材Pを載置したとき、位置決めパレット16の移送方向に対して直交する方向から板材Pを移動させる移動装置30が設けてある。また、移動装置30は位置決めパレット16の移送方向に対して交差する方向へ板材Pを移動させるように配設してもよい。
移動装置30は、主に、板材Pの端面を押すプッシャー25と、プッシャー25を作動させるシリンダ24とで構成される。そして、プッシャー25によって押された板材Pの端面が当接する位置に、位置決めパレット16の移送方向に対して直交する方向の位置決めを行うための板材ストッパー26を棚フレーム1に備えてある。シリンダ24は棚フレーム1に設けられ、空圧により駆動し、図示を省略した空圧配管や弁類を備えている。
位置決めパレット16の移送方向に対して直交する方向の位置決めは、プッシャー25によってローラ20上の板材Pの端を押し、板材Pの反対側の端面を板材ストッパー26に当てて行われる。その後、位置決めパレット16の移送方向に対して直交する方向の板材Pの端部をセンサー(図示省略)で検出する。そして、位置決めパレット16のローラ20上の板材Pを載置棒115で掬うとき位置決めパレット16の移送方向に対して平行な方向へ載置部112を移動し、センサーにより板材Pの端部(板材Pの長辺)に対して載置棒115の位置が常に同じになるように位置決めして、位置決めパレット16の移送方向の位置決めを行う。移動装置30は、把持具(図示省略)で板材Pを把持し、その把持具を移動させ板材Pの端面を板材ストッパー26に当てるようにして位置決めしてもよい。
このように位置決めすると、板材Pを載置棒115で掬うと載置棒115上には、板材Pが位置決めされた状態で載置される。そして、載置棒115上の板材Pを、板材加工機250の定位置に正しく載置することができる。
棚フレーム1の上面には昇降台55を昇降させる昇降機構181が設けられている。昇降機構181は、図2〜図4で示すように、主に2本の駆動軸183、各スプロケット、チェーン184、及びモータ付減速機182で構成されている。棚フレーム1の上面には2本の駆動軸183が回転自在に配設されている。その2本の駆動軸183の左右両端にはそれぞれ駆動スプロケット185と駆動スプロケット186とが固定されている。駆動軸183の内側(棚フレーム1の中心側)の駆動スプロケット185と、モータ付減速機182の両側の出力軸に固定された駆動スプロケット188との間には無端チェーン189が掛け渡されている。そして、駆動軸183の外側(棚フレーム1の側面側)の駆動スプロケット186の下方にはそれぞれ回転自在に従動スプロケット187が棚フレーム1の柱2の下部に設けられている。
チェーン184は駆動軸183の外側の駆動スプロケット186と従動スプロケット187とに掛け渡され、チェーン184の両端は昇降台55の上部と下部とにそれぞれ接続されている。モータ付減速機182が正逆回転駆動すると昇降台55は柱2に設けたガイドレール3に沿って移動(昇降)することができる。昇降機構181については従来、周知であるから、詳細な構成、及び動作の説明は省略する。
昇降台55について図2〜図4を参照して説明する。昇降台55は、棚フレーム1の前面の左右の柱2に設けたガイドレール3に沿って転がる複数のガイドローラー56を備えている。昇降台55の内側には、素材パレット12を第1移送機構64により移送するときに車輪19が転動する走行面57が左右対称に設けられている。
第1移送機構64は素材パレット12の移送方向と平行になるように昇降台55の内側に、いわゆる、チェーンコンベアを左右対称に配置してある。第1移送機構64は、駆動スプロケット69、複数の従動スプロケット70、テンションスプロケット71、及び無端チェーン66を有している。そして、駆動スプロケット69と複数の従動スプロケット70とテンションスプロケット71との間には無端チェーン66が掛け渡されている。
無端チェーン66には、突起プレート67、及び突起プレート68が設けられている。図9に示すように左右の駆動スプロケット69は駆動軸72に固定され、駆動軸72は昇降台55の両側の側板に回転可能に固定されている。駆動軸72にはスプロケット73が固定されている。従動スプロケット70は、昇降台55の側板に回転可能に固定されている。サーボモータ76は駆動軸72の近傍で、かつ昇降台55に配設されている。サーボモータ76の出力軸に固定されたスプロケット74と、スプロケット73との間には、無端チェーン75が掛け渡されている。
昇降台55が、棚フレーム1の素材パレット12が収納されている収納棚5と、昇降台55に設けた走行面57とを、素材パレット12が乗り移り可能になるように停止したとき、第1移送機構64は、収納棚5と走行面57とをパレットの車輪19が転動して、素材パレット12を移送することができる。無端チェーン66と、素材パレット12の各凹部が設けられているプレートとの間には互いに干渉しないように隙間が設けられている。それにより、昇降台55が昇降するときに無端チェーン66や従動スプロケット70は素材パレット12に設けたプレートと干渉することはない。そして、無端チェーン66の側面に設けられている突起プレート67、及び突起プレート68は、無端チェーン66が回転したとき素材パレット12のプレートの凹部に、はまりこむ位置関係になるよう互いの位置を決めている。
次に、第1移送機構64により素材パレット12を昇降台55に移送する手順を説明する。まず、昇降台55は素材パレット12が収納された収納棚5まで移動する。そして、サーボモータ76を回転駆動すると無端チェーン66が駆動し、棚フレーム1の収納棚5に収納された素材パレット12の前部左右のプレートに設けた凹部17に、突起プレート67がはまる。それから、素材パレット12が引き出され、素材パレット12の後部左右のプレートに設けた凹部18に突起プレート68がはまる。更に、素材パレット12が引き出され、昇降台55に移送される。このようにサーボモータ76を回転駆動して素材パレット12を移送することができる。また、サーボモータ76を逆回転駆動すると、素材パレット12は逆方向に移送され、元の収納棚5に戻ることができる。後述する各パレットも素材パレット12と同様に第1移送機構64により移送することができる。
昇降台55が昇降するときは、突起プレート67、及び突起プレート68は待避した位置にあり、第1移送機構64の無端チェーン66、突起プレート67、及び突起プレート68は、素材パレット12の凹部17に干渉しない位置関係になっている。
図5に示すように、第1移送機構64の下方、又は昇降台55の下部には、後述する前後動部111を回転駆動する回転駆動装置58が設けられている。回転駆動装置58は主に垂直軸59とプーリ60とプーリ61と無端ベルト62とモータ63とで構成されている。垂直軸59は前後動部111を回転自在、又は回動自在に昇降台55に固定されている。垂直軸59の下部には前後動部111が取り付けられている。また、垂直軸59の上部にはプーリ60が固定されている。モータ63が垂直軸59の近傍に、かつ昇降台55に取り付けられ、モータ63の出力軸にはプーリ61が固定されている。そして、無端ベルト62がプーリ60とプーリ61との間に掛け渡されている。モータ63が正逆回転駆動すると垂直軸59に取り付けられた前後動部111が回動する。また、モータ63はサーボモータを使用してもよい。
図6〜図8に示すように、垂直軸59の下部には、載置する部分が櫛歯状の形状をした載置部112を前後方向に移動可能な前後動部111が設けられている。前後動部111はいわゆるスライドフォークである。前後動部111は主に固定フォーク121、中間フォーク131、先端フォーク141、及び駆動部により構成されている。固定フォーク121の下面には一対のガイドローラ取り付け部材122が前後動部111の伸縮方向に平行でかつ互いに平行になるよう取り付けられている。1対のガイドローラ取り付け部材122の内側には、水平軸周りに回転自在に複数の水平軸ガイドローラ123と垂直軸周りに回転自在に複数の垂直軸ガイドローラ124とが取り付けられている。
一対のガイドローラ取り付け部材122の内側には、平行に一対のレール132が中間フォーク131に固定されている。一対のレール132の外側の面には外溝133が形成され、外溝133の外溝内側面134には各垂直軸ガイドローラ124が接し、外溝上下面135には各水平軸ガイドローラ123が接する。また、一対のレール132の内側の面に内溝136が形成され、内溝136の内溝外側面137には各垂直軸ガイドローラ144が接し、内溝上下面138には各水平軸ガイドローラ143が接する。
先端フォーク141の上面の両側には、一対のガイドローラ取り付け部材142が前後動部111の伸縮方向に平行で、かつ互いに平行になるよう取り付けられている。一対のガイドローラ取り付け部材142の外側には、水平軸周りに回転自在に各水平軸ガイドローラ143と、垂直軸周りに回転自在に各垂直軸ガイドローラ144とが複数取り付けられている。そして、中間フォーク131、及び先端フォーク141が前進端、又は後進端まで伸縮したときでも、各水平軸ガイドローラ、及び各垂直軸ガイドローラは、片側各2個以上常に溝に接するように配置されている。
スプロケット151とスプロケット152とが回転自在に支軸により一対の金具154に取り付けられ、一対の金具154は中間フォーク131の下面に取り付けられている。スプロケット151とスプロケット152とは互いにずれた位置で中間フォーク131の両端に互いに対向するように取り付けられ、中間フォーク131には各スプロケットを取り付けるために開口が設けられている。固定フォーク121の下面には互いにずれた位置で固定フォーク121の両端にチェーン固定金具157とチェーン固定金具159とが互いに対向するように取り付けられている。
また、先端フォーク141の上面には互いにずれた位置で先端フォーク141の両端にチェーン固定金具158とチェーン固定金具160とが互いに対向するように取り付けられている。そして、チェーン155が前後動部111の伸縮方向に平行で、かつチェーン155の端をチェーン固定金具157に固定し、スプロケット151に掛け渡たし、チェーン155の反対側の片端をチェーン固定金具158に固定してある。また、チェーン155が前後動部111の伸縮方向に平行で、かつチェーン155の端をチェーン固定金具159に固定し、スプロケット152に掛け渡たし、チェーン155の反対側の片端をチェーン固定金具160に固定してある。
ラック161は中間フォーク131の上面に歯面を上向きに前後動部111の伸縮方向と平行に取り付けられている。固定フォーク121には互いに同じ歯数のピニオン162、とピニオン163とが回転自在に支軸で一対の側板169に取り付けられている。そして、ピニオン162とピニオン163とはラック161に噛み合うように配設されている。ピニオン162とピニオン163との間に、歯車164が回転自在に支軸により一対の側板169に固定されている。ピニオン162は歯車164と噛み合い、歯車164はピニオン163と噛み合っている。歯車164の上側には歯車165が駆動軸170に固定され、駆動軸170は回転自在に側板169に取り付けられている。歯車165は歯車164に噛み合うように配設されている。駆動軸170は固定フォーク121の側面に取り付けたサーボモータ172の出力軸とカップリング171を介して接続されている。
先端フォーク141の下部には、載置部112が設けられている。載置部112は載置棒取付材116に櫛歯状に載置棒115を複数並設して形成されている。そして、載置棒115は同じ取り付け間隔で互いに平行になるように載置棒取付材116の長手方向に対し直角に固定されている。また、載置棒115は前後動部111の伸縮方向と平行で、かつ略水平に取り付けられている。載置棒取付材116は先端フォーク141の下面に取り付けられている。複数の載置棒115の上には、板材P、板材W、残材Z、又は製品Sが載せられる。板材P、板材W、又は残材Zは載置棒115が接続される載置棒取付材116の面と各板材の端部との間に空間117(図8参照)ができるように載置棒115の上に載置される。
載置棒115の取り付け間隔は板材加工機250のスキッド251(剣山)と同じ取り付け間隔で載置棒115の板材Wを載置する幅Lは、スキッド251の幅(板厚)より数倍広くなっている。それにより、スキッド251上に載置されたミクロジョイントレスの加工済みの板材Wを載置棒115ですくい取り出し搬出することができる。
サーボモータ172が回転駆動し、例えば図8で左周りに歯車165が回転する。その歯車165の回転により歯車164が回転し、ピニオン162とピニオン163とが回転する。そして、ラック161を介し中間フォーク131が固定フォーク121に対し前進(図8で載置棒115の先端側の方向に移動)する。このときチェーン155の端に固定されたチェーン固定金具158がスプロケット151に引っ張られ先端フォーク141が中間フォーク131に対して前進(図8で載置棒115の先端の方向に移動)する。また、サーボモータ172が回転駆動し、例えば図8で右周りに歯車165が回転する。その歯車165の回転により歯車164が回転し、ピニオン162とピニオン163が回転する。そして、ラック161を介し中間フォーク131が固定フォーク121に対し後退(図8で載置棒115の根元側の方向に移動)する。このときチェーン155の端に固定されたチェーン固定金具160がスプロケット152に引っ張られ先端フォーク141が中間フォーク131に対して後退(図8で載置棒115の根元側の方向に移動)する。
昇降台55の下部には、前後動部111を回転駆動する回転駆動装置58が設けられている。昇降台55は昇降機構181により昇降可能に構成されている。前後動部111の可動する箇所には櫛歯状の形状をした載置部112が設けられている。載置部112は上下動、前後動、及び回転が可能に構成され、載置部112上に板材Pを載置し昇降台55の周囲に設置された板材加工機250に板材Pを搬送する板材搬送装置としての機能を有している。
位置決めパレット16に対して板材P、板材W、製品S、又は残材Zの搬入・搬出は、昇降台55による載置部112の上下動と前後動部111による載置部112の前後動の組合わせで行うことができる。また、載置部112は板材加工機250に対して板材Pを載置可能に、かつ加工済みの板材Wを取り出し可能に設けてある。載置部112は後述する第1ローラコンベア装置800、及び第2ローラコンベア装置835に対しても板材P、板材W、製品S、又は残材Zの搬入・搬出が可能に構成されている。
図4、図9に示すように、昇降台55の上部には素材パレット12に載置された板材Pを一枚取りする一枚取り装置79が備えられている。一枚取り装置79は上下動部80と吸着部85とで構成される。
上下動部80は、上下シリンダ81、連結治具82、上下動部架台83、及び一対のガイド84で構成されている。上下動部架台83の上面には上下シリンダ81がロッドを下向きに取り付けられ、その両側に一対のガイド84が取り付けられている。
吸着部85は複数の真空パッド86、吸着フレーム87、及び一対のガイド棒88で構成されている。そして、上下シリンダ81のロッドの先端に取り付けた連結治具82には、吸着フレーム87が取り付けられている。吸着フレーム87は、ガイド棒88を吸着フレーム87の上面に垂直に設置して、上下シリンダ81に平行に取り付けたガイド84により、案内される。
また、吸着フレーム87の下面には、複数個の真空パッド86が、吸着面を下向きに取り付けられている。真空パッド86の数量は、板材Pのサイズや重量により適宜変更可能である。上下動部80は上下シリンダ81を駆動して、吸着部85を上げ下げできる。そして、上下シリンダ81は空圧により駆動し、図示を省略した空圧配管や弁類を備えている。また、真空パッド86は真空により板材Pを保持し、図示を省略した真空配管や弁類を備えている。
一枚取り装置79は第1移送機構64によって吸着部85の下方に引き込まれた素材パレット12上の板材Pを吸着部85で保持し一枚取り可能に構成されている。また、一枚取りした板材Pは第1移送機構64によって吸着部85の下方に引き込まれた位置決めパレット16上に載置可能に構成されている。
保持部400は、図3と図4で示すように、主に3爪チャック401と昇降フレーム721と4個のガイド722と各スプロケットと駆動軸728と2本のチェーン726とモータ729とで構成されている。棚フレーム1の4本の柱2には上下方向に移動可能なガイド722が設けられている。ガイド722はレールと可動部とで構成され、レールは棚フレーム1の柱2にそれぞれ取り付けられ、可動部には昇降フレーム721が取り付けられている。
昇降フレーム721には3爪チャック401の爪が下向きになるように3爪チャック401が取り付けてある。その爪に内爪402を取り付ける。内爪402を挿入する穴Hは、板材加工機で製品Sを加工する際に板材Pの周縁部に適宜間隔で複数加工される。穴Hは3爪チャック401の内爪402が残材Zを保持するときに、後述する搬送ローラと干渉しない位置に加工される。3爪チャック401はその穴Hに内爪402を挿入して内爪402を開き残材Zを保持する。第1ローラコンベア装置800上又は第2ローラコンベア装置835上に加工済みの板材Wを載置し、仕分けするときに、板材Pの周縁部に加工された穴Hの中心と、昇降フレーム721に取り付けられた3爪チャック401の軸心とが鉛直上で一致するように3爪チャック401は配設されている。
棚フレーム1の後側の左右の柱2に取り付けられた各ガイド722の下側にはそれぞれスプロケット723と、各ガイド722の上側にはそれぞれスプロケット724とがガイド722の可動部が上下動しても干渉しない位置にそれぞれ設けてある。下側のスプロケット723は金具により回転自在に棚フレーム1の両側の柱2に固定されている。
一方のガイド722の上方には軸受け727が取り付けられ、他方のガイド722の上方にはブラケット(図示省略)によりモータ729が取り付けられている。駆動軸728の一端はモータ729の中空軸と固定されている。駆動軸728の他端は軸受け727により回転自在に支持されている。駆動軸728の左右両側には上側のスプロケット724がそれぞれ固定されている。
棚フレーム1の前側の柱2と後側の柱2とに設けられた左右両側の梁材には、それぞれスプロケット725がブラケット(図示省略)により回転自在に固定されている。
チェーン726の一端を昇降フレーム721の上部に接続し、スプロケット725とスプロケット724とスプロケット723とに掛け渡し、チェーン726の他端を昇降フレーム721の下部に接続している。このように、左右2本のチェーン726を各スプロケットに掛け渡し、昇降フレーム721を2箇所で吊り下げる。
モータ729を正逆回転駆動すると、駆動軸728が回転し、スプロケット725と駆動軸728に設けた上側のスプロケット724と下側のスプロケット723に掛け渡されたチェーン726に吊り下げられた昇降フレーム721は、ガイド722により案内され鉛直方向に昇降する。
ストッパ680について、図10を参照して説明する。ストッパ680は爪681と角筒状の爪取り付け梁682で構成されている。爪取り付け梁682には複数の爪681が並設されている。爪取り付け梁682の両端は棚フレーム1の前側の柱2に固定されている。爪681は互いに隣接する爪681の間に載置棒115が通過する空間683をそれぞれ形成するように、爪取り付け梁682に爪681が上向きに取り付けられている。加工済みの板材Wを板材加工機250から取り出すとき、載置棒115が接続される載置棒取付材116の面と板材Wの端部との間に空間117(図8参照)ができるように載置棒115の上に板材Wは載置される。そして、仕分けされた残材Zを載置棒115の上に載せるときも、載置棒115が接続される載置棒取付材116の面と残材Zの端部との間には空間117がある。
前後動部111により載置部112が前進し、爪681の上を載置棒115に載置された残材Zが通過する。そして、昇降台55が下降したとき、載置棒115が接続される載置棒取付材116の面と残材Zの端部との間の空間117に爪681が入る位置に、前後動部111は停止する。昇降台55は載置棒115上の残材Zを爪681でしごき落とす位置まで下降する。その後、前後動部111により載置部112が後退(昇降台55の方向に移動)すると爪681に残材Zが引っ掛かって止まり、残材Zが載置棒115上からしごき落とされ、後述する残材搬送装置700の上に積み重ねられる。
図4、図11に示すように、棚フレーム1の下方の床には残材搬送装置700が設置されている。残材搬送装置700は、いわゆるチェーンコンベアである。残材搬送装置700は、4列のチェーンコンベアが同期運転してストッパ680でしごき落とされチェーン上に積み重ねられた残材Zを、棚フレーム1内から積込み台260の下方へ搬送し、棚フレーム1外でフォークリフト(図示省略)により取り出し可能に構成されている。
角パイプとプレートで構成されたコンベアフレーム701の一端に軸受703を取り付け、コンベアフレーム701の他端にテンションスプロケット710を回転自在に、かつコンベアフレーム701の長手方向に移動可能に取り付ける。テンションスプロケット710をコンベアフレーム701の長手方向に移動して無端チェーン706のテンションを調整する。軸受703で駆動軸704を回転自在に支持する。その駆動軸704に駆動スプロケット702を固定する。駆動スプロケット702とテンションスプロケット710とに無端チェーン706を掛け渡す。コンベアフレーム701の上面に無端チェーン706を案内するガイドを設ける。また、コンベアフレーム701の角パイプ内にも無端チェーン706を案内するガイドを設ける。
上記のようなチェーンコンベアを4列配置する。端のコンベアフレーム701にモータ705を設ける。モータ705の出力軸と駆動軸704とをカップリング712で接続する。
ストッパ680によってしごき落とされた残材Zが残材搬送装置700の無端チェーン706上に集積され満杯になると、モータ705を回転駆動し残材Zを搬出位置まで自動搬送することができる。
次に、本発明の第1ローラコンベア装置800について図12〜16を参照して説明する。第1ローラコンベア装置800は第1搬送ローラ807上に搬送物としての加工済みの板材Wを載置して保持部400で仕分けしたり、仕分けされた製品S(搬送物)を搬送したりすることができる。
枠構造のフレーム801が柱2に取り付けられている。フレーム801の3本のフレーム801A〜801Cは、昇降台55の第1移送機構64によりパレットを移送する方向に対して直交する方向に、かつ水平で並列に配設される。そのフレーム801A〜801Cの両端は、昇降台55の第1移送機構64によりパレットを移送する方向と同じ方向に設けたフレーム801Dにそれぞれ固定されている。そしてフレーム801Dは柱2にそれぞれ固定されている。
昇降台55側(前側)のフレーム801Aには櫛歯側板802が取り付けられている。櫛歯側板802は断面が長方形の板材でフレーム801Aの長手方向に長く、かつ櫛歯状の形状をしている。長手方向の上側には等間隔の切り込みが複数、加工されている。その切り込みによってできる空間806(図12参照)には、加工済みの板材Wを第1ローラコンベア装置800上に載置するために載置棒115を挿入することができる。切り込みと切り込みとの間の歯の部分にはそれぞれ等間隔で穴が複数開けられ、その穴に軸受け804が取り付けられている。隣り合う軸受け804どうしの間には載置部112の載置棒115が挿入可能な空間806が設けられている。
積込み台260側(後側)のフレーム801Cには駆動側板803が取り付けられる。駆動側板803は断面が長方形の板材でフレーム801Cの長手方向に延びている。駆動側板803の上側には長手方向に等間隔で穴が複数開けられ、その穴に軸受け805が取り付けられている。
櫛歯側板802に取り付けられた複数の軸受け804と、駆動側板803に取り付けられた複数の軸受け805とにはそれぞれ第1搬送ローラ807が複数架設されている。第1搬送ローラ807は第1端部支持部としての軸受け804と軸受け805とにより両端部が回転自在に支持されている。第1搬送ローラ807は、昇降台55の第1移送機構64によりパレットを移送する方向に対して直交する方向に、製品Sを搬送可能に並列に等間隔で配設されている。
第1ローラコンベア装置800には各第1搬送ローラを回転させる第1駆動部828と各第1搬送ローラを回転駆動するための駆動力を発生する第1駆動源とが備えられている。第1駆動部828は主にモータ827の出力軸に固定される駆動スプロケット812と、従動スプロケット813と、各第1搬送ローラの端部に設けられた各スプロケットを回転駆動するための各無端チェーンとで構成される。第1駆動源にはモータ827が用いられる。
駆動側板803側の第1搬送ローラ807の端部にはスプロケット808がそれぞれ固定されている。駆動側板803の一端部でスプロケット808の斜め下方には駆動スプロケット812が配設され、駆動側板803の他端部でスプロケット808の下方には従動スプロケット813が配設されている。駆動スプロケット812と従動スプロケット813とには無端チェーン811が掛け渡されている。駆動スプロケット812と従動スプロケット813との間の上側を走行する無端チェーン811を下からガイドするガイド板814が支柱816により駆動側板803に固定されている。また、下側を走行する無端チェーン811を下からガイドするガイド板815が支柱816により駆動側板803に固定されている。
第1ローラコンベア装置800の下流側には第1搬送ローラ822と第1搬送ローラ824とが軸受け804と軸受け805とにそれぞれ架設されている。第1搬送ローラ822と第1搬送ローラ824とは第1端部支持部としての軸受け804と軸受け805とにより両端部が回転自在に支持されている。駆動側板803側の第1搬送ローラ822の端にはスプロケット808とスプロケット808の側方(後側)にスプロケット821とが固定されている。上側を走行する無端チェーン811には第1搬送ローラ807と第1搬送ローラ822とにそれぞれ固定したスプロケット808が上から歯合されている。駆動側板803側で第1搬送ローラ824の端には、スプロケット823が固定されている。第1搬送ローラ822に固定されたスプロケット821と第1搬送ローラ824に固定されたスプロケット823とには無端チェーン825が掛け渡されている。
第1搬送ローラ807の搬送方向の下流側には、ブラケット817が駆動側板803に固定されている。ブラケット817には従動スプロケット813が回転自在に取り付けられている。第1ローラコンベア装置800の搬送方向の上流側には、モータ827を取り付けたプレート826が駆動側板803に取り付けられ、プレート826は搬送方向に移動可能に構成されている。
モータ827の出力軸には駆動スプロケット812が固定されている。プレート826を上流側に移動することにより無端チェーン811を張ることができる。モータ827を回転駆動すると駆動スプロケット812が回転し、無端チェーン811が循環移動する。無端チェーン811に歯合された各スプロケット808が回転し第1搬送ローラ807と第1搬送ローラ822が回転する。そして、第1搬送ローラ822に固定したスプロケット821が回転する。さらに、無端チェーン825によりスプロケット821と掛け渡されたスプロケット823が回転して第1搬送ローラ824が回転する。そして、第1搬送ローラ807上に載置された製品Sは搬送される(図13の矢印の方向)。
板材加工機250の隣り合うスキッド251同士の取り付け間隔と、隣り合う第1搬送ローラ807同士の取り付け間隔とは同じである。また、第1搬送ローラ807と第1搬送ローラ822との取り付け間隔も隣り合うスキッド251同士の取り付け間隔と同じである。第1搬送ローラ822と第1搬送ローラ824との取り付け間隔は、スキッド251同士の取り付け間隔と同じか、又はスキッド251同士の取り付け間隔よりも短くしてある。
板材加工機250で加工された板材Wは、載置棒115をスキッド251とスキッド251との間の空間に挿入して櫛歯状に形成された載置部112で板材Wを取り出す。その後、第1ローラコンベア装置800の櫛歯側板802の空間806と後述する櫛歯支持側板831の空間834とに、載置部112の載置棒115を挿入して、板材Wを第1搬送ローラ807上に載置した後、載置部112は後退する。保持部400の3爪チャック401で、第1搬送ローラ807上に載置された板材Wから搬送物の一部である残材Zを保持して持ち上げ取り除く。仕分けされて残った製品Sは第1ローラコンベア装置800を駆動し棚フレーム1外に設けた搬送コンベア(図示省略)に搬送する。
板材加工機250で加工された板材Wで板幅が広くて板厚の厚い製品Sを安定して搬送するために、各第1搬送ローラの両端を支持する第1端部支持部の間に、各第1搬送ローラを下方から支持する第1支持部830を設ける。
図16に示すように、フレーム801Bには櫛歯支持側板831が取り付けられている。櫛歯支持側板831は断面が長方形の板材で搬送方向に長く伸びて櫛歯状の形状をしている。長手方向の上側に等間隔の切り込みが複数、加工されている。その切り込みによってできる空間834に、加工済みの板材Wを第1ローラコンベア装置800上に載置するために載置棒115を挿入することができる。切り込みと切り込みとの間の歯の部分にはそれぞれ一対の支持ローラ832が支持ローラ取り付けピン833により回転自在に、かつ各第1搬送ローラ、つまり、第1搬送ローラ807と第1搬送ローラ822と第1搬送ローラ824とをそれぞれ支持するように取り付けられている。一対の支持ローラ832は回転軸の方向から見て互いの回転軸の中心は異なる位置にある。
一対の支持ローラ832は櫛歯状の櫛歯支持側板831の歯の部分に櫛歯支持側板831の表面と裏面とにそれぞれ取り付けられている。表面の支持ローラ832は各第1搬送ローラを斜め下方からそれぞれ接触支持するように取り付ける。裏面の支持ローラ832は表面の支持ローラ832が接触支持する方向に対して反対側の下方から各第1搬送ローラを接触支持するように取り付ける。このように、第1支持部830は各第1搬送ローラの両端の端部支持部以外の箇所を下方の二方向から接触支持することで、各第1搬送ローラのタワミを少なくすることができる。支持ローラ832の外径は各第1搬送ローラの外径よりも小さくし、上方から各第1搬送ローラを見た投影面より一対の支持ローラ832の投影面がはみ出さないように取り付ける。それは、載置棒115を空間834に上方から挿入する際、支持ローラ832に載置棒115が当たらないようにするためである。このようにすると、載置部112の載置棒115を第1搬送ローラ807と隣り合う第1搬送ローラ807との間に挿入することができる。仮に、載置棒115を挿入した際に支持ローラ832と当たらなければ、支持ローラ832は各第1搬送ローラを見た投影面からはみ出しても良い。
第1ローラコンベア装置800は第1搬送ローラ807と隣り合う第1搬送ローラ807の取り付け間隔の3倍の長さを超える製品Sを安定して搬送可能である。つまり、ローラの取り付け間隔は搬送物を4本のローラで受ける間隔にするのが望ましい。搬送方向の長さが短い搬送物をローラコンベアで搬送しようとすると、ローラの外径を細くしてローラの取り付け間隔を狭くしなければならない。搬送物の幅寸法が広く重量の重たい搬送物を搬送しようとすると、ローラの断面性能(断面係数、断面2次モーメント)を大きくしなければならない。ローラの断面性能を大きくするためにローラの外径を大きくするとローラの取り付け間隔が広くなり、搬送可能な搬送物の搬送方向の寸法はさらに長くなる。
本発明のように、両端部を支持している各第1搬送ローラを、各第1搬送ローラの両端の端部支持部以外の部分を下方からさらに接触支持する第1支持部830を設ける。すると、各第1搬送ローラを支持する間隔を短くできる。それにより、製品Sを搬送する際に、各第1搬送ローラにかかるモーメントを小さくでき、各第1搬送ローラの外径を大きくすることなく板厚が厚く、かつ板幅が広く重量の重たい製品Sを搬送することができるようになる。
本実施例の第1ローラコンベア装置800は製品Sを棚フレーム1の片側から搬出するように、各第1搬送ローラを並列させて第1搬送ローラ807の側方にモータ827を配設してある。製品Sを棚フレーム1の両側から搬出できるように、各第1搬送ローラを棚フレーム1の左端から右端まで並列させて、第1搬送ローラ807の下方にモータ827を配設してもよい。このようにすると製品Sの板厚や材質によって搬出する方向を棚フレーム1の左側側面にするか、又は右側側面にするか選択することができる。
第1ローラコンベア装置800の搬送方向の下流側に、客先でローラコンベアを設けて製品Sを搬送する場合について説明する。客先のローラコンベアの搬送ローラは第1搬送ローラ824のローラ径と同じにし、そのローラを下方から接触支持する第1支持部830を設ける。客先のローラコンベアの各搬送ローラの取り付け間隔は第1搬送ローラ807同士の取り付け間隔と同じにする。さらに、第1ローラコンベア装置800の下流側のローラの第1搬送ローラ824と、客先のローラコンベアの上流側の搬送ローラとの取り付け間隔を第1搬送ローラ807同士の取り付け間隔と同じにする。このようにすることで、隣り合う第1搬送ローラ807同士の取り付け間隔の3倍の長さの製品Sが受け渡し可能になる。
本実施形態では第1支持部830はローラを使用したが、各第1搬送ローラの半径で凹部の形状に加工した摩擦係数の小さな樹脂のプレートでもよい。また、本実施形態では各第1搬送ローラの中央部を第1支持部830で接触支持するようにしたが、第1支持部830を複数箇所設け、各第1搬送ローラを複数の第1支持部830で下方から接触支持するようにしてもよい。
加工済みの板材Wが第1搬送ローラ807上に載置されたときに、板材Pの短辺と、板材Pの周縁部に加工された穴Hとが第1搬送ローラ807と第1搬送ローラ807との間にある場合、板材Pの端部の垂れを防ぐために、下方から加工済みの板材Wを支持するプレート(図示省略)を昇降可能に設けてもよい。加工済みの板材Wが第1搬送ローラ807上に載置される際は、プレートを下降させ、加工済みの板材Wを仕分けするときには、プレートを昇降させる。仕分けする際に3爪チャック401の内爪402と干渉しないようにプレートには貫通穴を加工する。
搬送物としての加工済みの板材W(製品Sと残材Z)は十分な剛性を有する第1搬送ローラ807上に載置されるので、製品Sと残材Zは斜めに傾かずに水平に置かれている。それにより、保持部400で搬送物の一部としての残材Zを保持し持ち上げ、製品Sと残材Zとにスムーズに仕分けすることができる。
上記の実施例では、第1搬送ローラ807上に載置された加工済みの板材Wから、残材Zを3爪チャック401で保持し、保持部400を上昇させ、残材Zと製品Sとに仕分けする。保持部400を上昇させる際に、残材Zと製品Sとの分離を促進させるために、保持部400を振動装置で振動させてもよい。また、保持部400を上昇させる際に、製品Sの下面を吸着パッドで吸着したり、製品Sの上方から製品Sに高圧エアーを吹き付けたりしてもよい。さらに、保持部400が下降したときに、ブラシの毛先が製品Sに当たり、保持部400が上昇する際にブラシの毛先で製品Sを搬送ローラに押し付けるようにブラシを保持部400に配設してもよい。またブラシの替わりにチェーンを垂らし、チェーンの先端部で製品Sを搬送ローラに押し付けるようにしてもよい。
積込み台260について図2、図4を参照して説明する。棚フレーム1に対して、昇降台55と反対側に、棚フレーム1に隣接させて積込み台260を設置している。積込み台260のフレームの内側には、各パレットを移送できる走行面261が、左右対称に設けられている。積込み台260は、棚フレーム1の下段に設けた収納棚10と、積込み台260の走行面261との間で、各パレットを移送する第2移送機構65を備えている。積込み台260の走行面261は、棚フレーム1に設けた収納棚10との間で互いに、第2移送機構65により各パレットを乗り移り可能にしている。また、棚フレーム1の積込み台260が隣接する面には、板材P、又は製品Sを載置した各パレットが通過する開口が設けてある。
本実施例の第2移送機構65は実施例1の第1移送機構64を対称に設置し、機長を変えたものであり、実施例1で説明したものと同様であるので詳細な説明は省略する。
積込み台260には、素材パレット12に板材Pを載置するためにテーブルリフター265が設置されている。テーブルリフター265は床の上方に水平に設けた複数の梁材の上に取り付けられている。テーブルリフター265が有する昇降自在なテーブルの上面には鉛直方向に立ち上げた支柱266が複数取り付けられる。支柱266はテーブルリフター265を昇降させたとき素材パレット12に干渉しない位置に設けてある。また、積込み台260には板材Pを素材パレット12に積み込みする際に基準面とするガイド267を二方向に設ける。
次に板材Pを素材パレット12に積み込み、収納する手順について図4を参照して説明する。このとき板材加工機250は板材Pを加工中である。素材パレット12に載置された板材Pが空になると、昇降台55は空の素材パレット12が収納された収納棚5まで移動する。
次いで、第1移送機構64により収納棚5から、昇降台55に素材パレット12を移送する。そして、昇降台55は収納棚10まで移動する。次いで、昇降台55が有する第1移送機構64により素材パレット12を昇降台55から、棚フレーム1の収納棚10に移送する。それから、積込み台260の有する第2移送機構65により、素材パレット12を棚フレーム1の収納棚10から積込み台260に移送する。
素材パレット12が移送されるまで、テーブルリフター265は下降した状態で待機している。そこに素材パレット12が第2移送機構65でテーブルリフター265の上方の定位置に移送される。次いでテーブルリフター265が上昇し、支柱266が素材パレット12上面より飛び出す。飛び出した支柱266の上面(載置面)と素材パレット12の上面との間はフォークリフトの爪を挿入可能な空間が構成されている。次いで板材Pの2辺をガイド267に当てながら、図示を省略したフォークリフトでテーブルリフター265のテーブルに取り付けられた支柱266の上に板材Pを載置する。次いで、テーブルリフター265が下降すると、支柱266上に載置された板材Pは素材パレット12上で、かつガイド棒11の内側に載置される。
次いで、積込み台260の第2移送機構65により素材パレット12を、積込み台260から棚フレーム1の収納棚10に移送する。次いで、昇降台55の第1移送機構64により素材パレット12を、収納棚10から昇降台55に移送する。昇降台55は空の素材パレット12が収納されていた収納棚5まで移動し、第1移送機構64により板材Pが載置された素材パレット12を、収納棚5に移送し収納する。
次に、板材Pを一枚取りする手順を図4と図9を参照して説明する。昇降台55は、板材加工機250で加工する板材Pを載置した素材パレット12が収納してある収納棚5まで移動する。そして、第1移送機構64により素材パレット12を棚フレーム1の収納棚5から昇降台55の一枚取りする位置に移送する。
次いで、吸着部85は、上下動部80により素材パレット12に積層状に載置された最上部の板材Pに、真空パッド86が密着するまで下がる。そして、吸着部85は、真空により板材Pを保持する。その後、吸着部85は上下動部80により板材Pを保持した状態で上がり、最上部の板材Pは一枚取りされる。
次いで、第1移送機構64により素材パレット12を、昇降台55の一枚取りする位置から素材パレット12が収納されていた収納棚5に移送し収納する。
次いで、一枚取りされた板材Pを吸着部85が保持した状態で、昇降台55は位置決めパレット16が収納された収納棚9まで移動する。その後、第1移送機構64により位置決めパレット16を収納棚9から一枚取りした板材Pを載置する位置に移送する。そして、一枚取りされた板材Pを保持した吸着部85は、上下動部80により下がる。次に、真空パッド86の真空を解除し、一枚取りされた板材Pは、位置決めパレット16の上に受け渡される。そして、吸着部85は、上下動部80により元の位置まで上昇する。
次いで、第1移送機構64により位置決めパレット16を、昇降台55の一枚取りした板材Pを載置する位置から棚フレーム1の収納棚9に移送し収納する。そして、板材Pを位置決めした後、板材加工機250に搬入する。
板材Pを板材加工機250に対して搬入する手順について図17を参照して説明する。板材Pの加工が終わると、板材加工機250から加工済みの板材Wが搬出される。その後、図17(A)のように、昇降台55は収納棚9に収納された位置決めパレット16上の板材Pの下に載置部112の載置棒115を挿入できる高さまで移動する。このとき、位置決めパレット16上の板材Pの長手方向はプッシャー25によって位置決めされている。
次いで、同図(B)のように、前後動部111により載置部112を前進させ板材Pの下方に載置棒115を挿入する。このとき、板材Pの短手方向の位置を予めセンサーで検出し、板材Pの短手方向と直交する端面(板材Pの長辺)と、載置棒115との停止位置とは常に同じにする。この後、昇降台55が小上昇し、載置棒115に板材Pを載置し受け取る。板材Pは載置部112の定位置に載置されている。そして、前後動部111により載置部112は昇降台55側へ後退し板材Pを取り出す。
次いで、同図(C)のように、前後動部111を回転駆動装置58により正回転で板材Pを載置部112で搬入する位置まで回転した後、昇降台55は板材加工機250に板材Pを搬入する高さまで移動する。
次いで、同図(D)のように、前後動部111により載置部112を板材加工機250側へ前進させた後、昇降台55は下降する。そして、板材Pを載置棒115上から板材加工機250のスキッド251上の定位置に載置し受け渡す。そして、前後動部111により載置部112を昇降台55側へ後退させる。次いで、回転駆動装置58により前後動部111を逆回転で載置部112の向きが元の位置になるまで回転させる。このようにして板材Pを板材加工機250に搬入する。
互いのスキッド251の取り付け間隔と互いの載置棒115の取り付け間隔とは同じにし、互いに隣り合うスキッド251間の空間に載置部112の載置棒115が挿入可能になるように互いの取り付け位置をずらしてある。
加工済みの板材Wを板材加工機250から搬出する手順について図18を参照して説明する。板材Pの加工が終わると、前後動部111を回転駆動装置58により正回転で加工済みの板材Wを搬出する位置まで回転した後、昇降台55は板材加工機250のスキッド251上に載置された加工済みの板材Wの下に載置部112の載置棒115を挿入できる位置まで移動する。
次いで、前後動部111により載置棒115を前進させ板材加工機250に載置された加工済みの板材Wの下方に載置棒115を挿入した後、昇降台55は小上昇し載置棒115に加工済みの板材Wを載置し取り出す。そして、前後動部111により載置部112を昇降台55側へ後退させ板材Wを搬出する。回転駆動装置58により前後動部111を逆回転で載置部112の向きを加工済みの板材Wを第1ローラコンベア装置800に載置する位置まで回転させる。
図18(A)のように、昇降台55は加工済みの板材Wを第1ローラコンベア装置800に載置する位置まで移動する。そして、前後動部111により載置棒115を第1ローラコンベア装置800の第1搬送ローラ807と第1搬送ローラ807との間の空間806の上方に前進させる。板材Pの周縁部に加工された穴Hに3爪チャック401の内爪402が挿入可能な位置で載置棒115は停止する。
次いで、同図(B)のように、昇降台55は小下降し載置棒115を空間806と空間834とに挿入する。そして、第1搬送ローラ807上に加工済みの板材Wは載置される。次いで、前後動部111により載置棒115を後退させる。このように、第1ローラコンベア装置800は、板材Wが載置された櫛歯状の形状した載置部112を第1搬送ローラ807と第1搬送ローラ807との間に挿入し、板材Wを受け取り可能に構成されている。次いで、同図(C)のように、保持部400を下降させ3爪チャック401に取り付けた内爪402を板材Pの周縁部(残材Z)に加工された穴Hに挿入させる。そして、3爪チャック401を開き残材Zを保持する。
次いで、同図(D)のように、保持部400を上昇させる。すると、残材Zは3爪チャック401に保持され、第1搬送ローラ807上から持ち上げられる。製品Sは第1搬送ローラ807上に載置されている。このようにして板材Wは残材Zと製品Sとに仕分けされる。保持部400を上昇させる際、第1ローラコンベア装置800のモータ827をある一定時間だけ連続して正逆回転させ、第1搬送ローラ807上の加工済みの板材Wを搬送方向に振動させるようにしてもよい。その後、第1ローラコンベア装置800のモータ827を駆動して第1搬送ローラ807上に載置された製品Sを搬送する。
次いで、昇降台55は3爪チャック401に保持された残材Zを載置部112で受け取る位置まで移動し、前後動部111により載置部112を3爪チャック401に保持された残材Zの下方に前進させる。3爪チャック401の保持を解除して残材Zを載置棒115上に載置する。そして、前後動部111により載置部112を昇降台55側へ後退させる。次いで載置棒115上の残材Zをストッパ680で残材搬送装置700上にしごき落とす。
次に、載置棒115上の残材Zをストッパ680でしごき落とし、残材搬送装置700上に集積し、残材搬送装置700を駆動し搬出する手順について図19を参照して説明する。
図19(A)のように、前後動部111により載置部112を残材搬送装置700側へ前進させ、爪681の上を残材Zが通過する。そして、昇降台55が下降したとき、載置棒取付材116の端面と残材Zの端部との間の空間117(図8参照)に、爪681が入る位置に前後動部111は停止する。
次いで、同図(B)のように、昇降台55は爪681で載置棒115上の残材Zをしごき落とす位置まで下降する。
次いで、同図(C)のように、前後動部111により載置部112を後退させると爪681に残材Zが引っ掛かって止まり、残材Zが載置棒115上からしごき落とされる。そして、前後動部111により載置部112を定位置まで後退させる。爪681に引っ掛かって止まった残材Zは載置棒115より落ち、残材搬送装置700の無端チェーン706上に載置される。
次いで、無端チェーン706上に集積された残材Zを、残材搬送装置700のモータ705を回転駆動し搬出位置まで搬送する。そして、フォークリフトで残材Zを掬い取り出し廃棄する。
実施例2の第2ローラコンベア装置835について図20、図21を参照して説明する。本実施例の第2ローラコンベア装置835は、固定式ローラコンベア838に、昇降式ローラコンベア840を増設した構成である。固定式ローラコンベア838は実施例1の第1ローラコンベア装置800に対して第1搬送ローラ807の長さやフレーム801の形状などを変更したものである。昇降式ローラコンベア840は上昇したときに、昇降式ローラコンベア840の駆動側板842を固定式ローラコンベア838の櫛歯側板802に隣接させて、かつ櫛歯側板802の前方に配置する。そして、基本的な構成は第1ローラコンベア装置800と同じである。
第2ローラコンベア装置835は昇降式ローラコンベア840を下降させた状態で、載置部112の載置棒115上に載置した加工済みの板材Wを固定式ローラコンベア838上に載置し、載置部112が後退して待避した後、昇降式ローラコンベア840を上昇させる。第2ローラコンベア装置835は固定式ローラコンベア838と昇降式ローラコンベア840とに載置された加工済みの板材Wを保持部400で保持して持ち上げて仕分けしたり、仕分けされた製品Sを搬送したりすることができる。
昇降式ローラコンベア840は第2搬送ローラ845の駆動部が前側(昇降台側)になるように第1ローラコンベア装置800を対称にした形状で、昇降式ローラコンベア840の昇降フレーム841をシリンダ861で昇降可能に構成されている。昇降フレーム841の前側の梁に駆動側板842が取り付けられている。また、昇降フレーム841の後側の梁に櫛歯側板843が取り付けられている。櫛歯側板843は固定式ローラコンベア838に取り付けた櫛歯側板802の前方に配置される。さらに、昇降フレーム841の中側の梁に後述する櫛歯支持側板844が取り付けられている。
駆動側板842は断面が長方形の板材で搬送方向に伸びている。駆動側板842の長辺の上側には等間隔で複数の穴がけられ、その穴に軸受け805が取り付けられている。
櫛歯側板843は断面が長方形の板材で搬送方向に伸びて櫛歯状の形状をしている。櫛歯側板843の長辺の上側に等間隔の切り込みが複数、加工されている。その切り込みによってできる空間には、昇降フレーム841が上昇した際に、固定式ローラコンベア838の各第1搬送ローラが挿入される。切り込みと切り込みとの間の歯の部分にはそれぞれ等間隔で複数の穴がけられ、その穴に軸受け804が取り付けられている。
駆動側板842に取り付けられた複数の軸受け805と、櫛歯側板843に取り付けられた複数の軸受け804とには第2搬送ローラ845が複数架設されている。第2搬送ローラ845は第2端部支持部としての軸受け804と軸受け805とにより回転自在に支持されている。第2搬送ローラ845は昇降台55の第1移送機構64により各パレットを移送する方向と直交する方向に製品Sを搬送可能に並列に等間隔で設置されている。昇降式ローラコンベア840の第2搬送ローラ845は、上昇したときに固定式ローラコンベア838の第1搬送ローラ807と搬送面が同じ高さになるように、かつ、第2搬送ローラ845は、隣り合う第1搬送ローラ807どうしの間に位置するように配設されている。
昇降式ローラコンベア840には第2搬送ローラ845を回転させる第2駆動部858と第2搬送ローラ845を回転駆動するための駆動力を発生する第2駆動源とが備えられている。第2駆動部858は主にモータ854の出力軸に固定される駆動スプロケット848と、従動スプロケット849と、第2搬送ローラ845の端部に設けられたスプロケット846を回転駆動するための無端チェーン847とで構成される。第2駆動源にはモータ854が用いられる。
駆動側板842側の第2搬送ローラ845の端部にはスプロケット846がそれぞれ固定されている。駆動側板842の一端部でスプロケット846の斜め下方には駆動スプロケット848が配置され、駆動側板842の他端部でスプロケット846の下方には従動スプロケット849が配設されている。駆動スプロケット848と従動スプロケット849とには無端チェーン847が掛け渡されている。駆動スプロケット848と従動スプロケット849との間の上側を走行する無端チェーン847を下からガイドするガイド板850が支柱852により駆動側板842に固定されている。また、下側を走行する無端チェーン847を下からガイドするガイド板851が支柱852により駆動側板842に固定されている。上側を走行する無端チェーン847には第2搬送ローラ845に固定したスプロケット846が上から歯合されている。
第2搬送ローラ845の搬送方向の下流側には、駆動側板842にブラケット855が固定されている。ブラケット855には従動スプロケット849が回転自在に取り付けられている。第2搬送ローラ845の搬送方向の上流側には、モータ854が固定されたプレート853が駆動側板842に取り付けられ、プレート853は搬送方向に移動可能に構成されている。モータ854の出力軸には駆動スプロケット848が固定されている。プレート853を上流側に移動することにより無端チェーン847を張ることができる。第2駆動源としてのモータ854を回転駆動すると駆動スプロケット848が回転し、無端チェーン847が循環移動する。そして、無端チェーン847に歯合されたスプロケット846が回転し第2搬送ローラ845が回転する。
櫛歯支持側板844は断面が長方形の板材で搬送方向に伸びて櫛歯状の形状をしている。長辺の上側に等間隔の切り込みが複数、加工されている。その切り込みによってできる空間に、昇降フレーム841が上昇した際に第1ローラコンベア装置800の各第1搬送ローラが挿入される。
図19に示すように、櫛歯支持側板844は櫛歯支持側板831の前方に設けられている。櫛歯支持側板844の切り込みと切り込みとの間の歯の部分にはそれぞれ第2支持部857が取り付けられる。第2支持部857は、第1支持部830と同様に一対の支持ローラ832が支持ローラ取り付けピン833により回転自在に取り付けられる。一対の支持ローラ832で第2搬送ローラ845をそれぞれ接触支持する。各支持ローラ832は回転軸の方向から見て互いの回転軸の中心は異なる位置にある。
一対の支持ローラ832は櫛歯状の櫛歯支持側板844の歯の部分に、櫛歯支持側板844の表面と裏面とにそれぞれ取り付けられている。表面の支持ローラ832は第2搬送ローラ845を斜め下方から接触支持するように取り付ける。裏面の支持ローラ832は表面の支持ローラ832が接触支持する方向に対して反対側の下方から第2搬送ローラ845を接触支持するように取り付ける。支持ローラ832の外径は第2搬送ローラ845の外径よりも小さくし、上方から第2搬送ローラ845を見た投影面より一対の支持ローラ832の投影面がはみ出さないように取り付ける。第2支持部857は第2搬送ローラ845の両端部以外の箇所を下方の二方向から接触支持する。
保持部400に取り付けた3爪チャック401が下降すると、3爪チャック401に取り付けた内爪402は、第1搬送ローラ807と第2搬送ローラ845との間に下降する。そして、下降した内爪402に隣り合う第1搬送ローラ807と第2搬送ローラ845とには溝が加工されている。3爪チャック401が下降した際に、それらの溝によってできた空間856に内爪402が挿入される。
架台フレーム865が柱2に固定されている。架台フレーム865にはシリンダ861がロッドを上向きに取り付けられている。シリンダ861のロッドにはフローティングジョイント862が取り付けられている。フローティングジョイント862の上側には昇降フレーム841が取り付けられている。昇降フレーム841の下部にはガイド棒863がシリンダ861のロッドと平行に、かつ、シリンダ861を囲むように下向きに複数取り付けられている。ガイド864が架台フレーム865に取り付けられ、そのガイド864にはガイド棒863が昇降自在に挿入されている。シリンダ861を駆動すると、昇降フレーム841はガイド864により案内され昇降することができる。シリンダ861は空圧により駆動し、図示を省略した空圧配管や弁類を備えている。
昇降式ローラコンベア840の第2搬送ローラ845は、固定式ローラコンベア838が有する第1搬送ローラ807に対して隣り合う第1搬送ローラ807との間の搬送位置と、第1搬送ローラ807よりも下方の待避位置とを、シリンダ861により昇降可能に構成されている。隣り合う第1搬送ローラ807どうしの間に、昇降式ローラコンベア840の第2搬送ローラ845が進入することでローラ間の取り付けピッチが半分になる。そのため搬送方向の長さの短い製品Sが搬送できるようになる。そして、各第1搬送ローラの外径と第2搬送ローラ845の外径とは同じで、かつ搬送方向及び搬送速度も同じである。
第2ローラコンベア装置835は固定式ローラコンベア838の各第1搬送ローラを回転駆動するための駆動力を発生する第1駆動源としてのモータ827と、昇降式ローラコンベア840の第2搬送ローラ845を回転駆動するための駆動力を発生する第2駆動源としてのモータ854とを有しているが、第1駆動源としてのモータ827で各第1搬送ローラと、第2搬送ローラ845とを回転駆動させるようにしてもよい。その方法は、駆動スプロケット812と駆動スプロケット848とをそれぞれ回転自在に支持された駆動軸に固定する。その2本の駆動軸に、それぞれ新たにスプロケットを固定する。カウンターシャフトを回転自在に配設し、カウンターシャフトに一対のスプロケットを固定し、2本の駆動軸に固定した各スプロケットとカウンターシャフトに固定した一対のスプロケットとに無端チェーンをそれぞれ掛け渡す。そして、昇降する昇降式ローラコンベア840側の駆動スプロケット848と同じ駆動軸に固定されたスプロケットと、カウンターシャフトのスプロケットに掛け渡された無端チェーンには、チェーンの張りを自動で調整するオートテンショナーを設ける。固定式ローラコンベア838の各第1搬送ローラを回転駆動させる第1駆動源としてのモータ827を、カウンターシャフトの近傍に配設する。モータ827に駆動スプロケットを固定し、カウンターシャフトに従動スプロケットを固定し、駆動スプロケットと従動スプロケットとに無端チェーンを掛け渡す。このようにすると、モータ827を回転駆動すると、カウンターシャフトが回転し、駆動スプロケット812と駆動スプロケット848とが回転し、固定式ローラコンベア838と昇降式ローラコンベア840とを駆動させることが可能になる。
加工済みの板材Wを板材加工機250から搬出する手順について説明する。板材Pの加工が終わると、前後動部111を回転駆動装置58により正回転で加工済みの板材Wを搬出する位置まで回転した後、昇降台55は板材加工機250のスキッド251上に載置された加工済みの板材Wの下に載置部112の載置棒115を挿入できる位置まで移動する。
次いで、前後動部111により載置棒115を前進させ板材加工機250に載置された加工済みの板材Wの下方に載置棒115を挿入した後、昇降台55は小上昇し載置棒115に加工済みの板材Wを載置し取り出す。そして、前後動部111により載置部112を昇降台55側へ後退させ板材Wを搬出する。回転駆動装置58により前後動部111を逆回転で載置部112の向きを加工済みの板材Wを第2ローラコンベア装置835に載置する位置まで回転させる。
次いで、昇降台55は加工済みの板材Wを第2ローラコンベア装置835に載置する位置まで移動する。このとき、昇降式ローラコンベア840(昇降フレーム841)は下降(待避位置)している。板材Pの周縁部に加工された穴Hに3爪チャック401の内爪402が挿入可能な位置まで、載置棒115は前進する。
次いで、昇降台55は小下降し載置棒115を固定式ローラコンベア838の第1搬送ローラ807と第1搬送ローラ807の間に挿入する。そして、第1搬送ローラ807上に加工済みの板材Wは載置される。次いで、前後動部111により載置棒115を後退させる。次いで、昇降式ローラコンベア840(昇降フレーム841)を上昇させる。加工済みの板材Wは、固定式ローラコンベア838の第1搬送ローラ807と昇降式ローラコンベア840の第2搬送ローラ845とで支持される。次いで、保持部400を下降させ3爪チャック401に取り付けた内爪402を板材Pの周縁部(残材Z)に加工された穴Hに挿入させる。そして、3爪チャック401を開き残材Zを保持する。穴Hの真下には、内爪402がローラと干渉しないように第1搬送ローラ807と第2搬送ローラ845とに加工された溝で構成される空間856がある。
次いで、保持部400を上昇させる。すると、残材Zは3爪チャック401に保持され、第2ローラコンベア装置835上から持ち上げられる。製品Sは第2ローラコンベア装置835上に載置されている。このようにして板材Wは残材Zと製品Sとに仕分けされる。その後、第2ローラコンベア装置835のモータ827とモータ854とを駆動して各搬送ローラ上に載置された製品Sを搬送する。
次いで、昇降台55は3爪チャック401に保持された残材Zを載置部112で受け取る位置まで移動し、前後動部111により載置部112を3爪チャック401に保持された残材Zの下方に前進させる。3爪チャック401の保持を解除して残材Zを載置棒115上に載置する。そして、前後動部111により載置部112を昇降台55側へ後退させる。次いで載置棒115上の残材Zをストッパ680で残材搬送装置700上にしごき落とす。
板材Pを素材パレット12に積み込み、収納する手順、板材Pを一枚取りする手順、板材Pを板材加工機250に対して搬入する手順、及び載置棒115上の残材Zをストッパ680でしごき落とし、残材搬送装置700上に集積し、残材搬送装置700を駆動し搬出する手順は実施例1と同様であるので詳しい説明は省略する。
板材Pを板材加工機250に対して搬入、及び搬出する板材搬出入・仕分装置について説明したが、例えば、板材Pを板材加工機250に対して搬入、又は搬出する仕分け可能な立体倉庫などについても適用される。
以上、本発明のローラコンベア装置、及びそのローラコンベア装置を備えた板材搬出入・仕分装置について、好ましい実施例を示して説明したが、本発明は、上述した実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の組合せの実施、及び/又は種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。収納棚は実施例で説明した位置、又は数量に限定されず適宜な位置、及び/又は適宜な数量に変更可能である。
1 棚フレーム
12 素材パレット
16 位置決めパレット
55 昇降台
58 回転駆動装置
64 第1移送機構
65 第2移送機構
79 一枚取り装置
111 前後動部
112 載置部
115 載置棒
181 昇降機構
250 板材加工機
260 積込み台
400 保持部
680 ストッパ
700 残材搬送装置
800 第1ローラコンベア装置
835 第2ローラコンベア装置
H 穴
P 板材
W 板材(加工済み)
Z 残材
S 製品
上記の課題を解決するための請求項1記載の発明は、板材加工機で切断された板材を櫛歯状の載置部ですくい取り出し、前記載置部を互いに隣合う搬送ローラの間に上方から挿入し、前記載置部ですくい取り出された前記板材を前記搬送ローラ上に載置した後、載置された前記板材を搬送するローラコンベア装置であって、前記板材を搬送する複数の第1搬送ローラと、前記第1搬送ローラの両端部をそれぞれ回転自在に支持する第1端部支持部と、前記第1搬送ローラを回転させる第1駆動部と、前記第1搬送ローラを回転駆動するための駆動力を発生する第1駆動源と、前記第1搬送ローラの両端部以外の部分を下方から支持する第1支持部とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記第1搬送ローラ上に載置された前記板材を前記第1搬送ローラの搬送方向と同じ方向に搬送する複数の第2搬送ローラと、前記第2搬送ローラの両端部をそれぞれ回転自在に支持する第2端部支持部と、前記第2搬送ローラを回転させる第2駆動部と、前記第2搬送ローラを下方から支持する第2支持部とをさらに備え、前記第2搬送ローラは前記板材を搬送する搬送位置と前記第1搬送ローラよりも下方の待避位置とに昇降可能で、かつ第2搬送ローラは互いに隣り合う前記第1搬送ローラの間に設けると共に、前記第2搬送ローラが待避位置にあるとき櫛歯状の前記載置部で前記板材を前記第1搬送ローラ上に載置可能に構成され、前記第2搬送ローラは前記第1駆動源で回転駆動するか、又は、前記第2搬送ローラを回転駆動するために備えた第2駆動源で回転駆動することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記第1支持部又は前記第2支持部は回転自在な一対のローラを有し、かつ前記一対のローラは回転軸の方向から見て互いの回転軸の中心が異なるように構成され、前記一対のローラは前記第1支持部を取付ける部材又は前記第2支持部を取付ける部材にそれぞれ取り付け、前記一対のローラの外径は回転軸の方向から見て互いの外径の一部が重なり合うように取り付け、前記各搬送ローラを下方から前記一対のローラで支持することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、ローラコンベア装置を備えると共に、前記ローラコンベア装置の前記第1搬送ローラ上に載置された前記板材の一部を保持する保持部を前記ローラコンベア装置の上方に昇降可能に設け、前記保持部は前記板材の一部を保持する開閉可能な爪を備え、前記爪は互いに隣り合う前記第1搬送ローラの間に挿入可能に構成することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、両端部が支持された搬送ローラを下方から支持する支持部を設けることにより、支持する箇所が増え、支持する間隔を短くできるので製品を搬送する搬送ローラにかかるモーメントが小さくなり、搬送ローラの外径を小さくできる。
請求項2の発明によれば、搬送ローラと搬送ローラとの間に、昇降自在な搬送ローラを設けることにより搬送ローラの取り付け間隔を半分にすることができるので、さらに搬送方向の長さが短い搬送物を搬送できるようになる。
請求項3の発明によれば、搬送ローラを下方から支持する一対のローラで構成される支持部を設けることにより、搬送ローラの回転抵抗を小さくできる。それにより、搬送用モータの容量を小さくできる。
請求項4の発明によれば、載置部を有する搬送装置で板材を板材加工機に搬入し、加工された板材を搬送装置の載置部で取り出し、ローラコンベア装置の搬送ローラ上に載置できる。また、搬送物としての製品と残材は十分な剛性を有する搬送ローラ上に載置されているので、製品及び残材は斜めに傾かずに水平に置かれている。それにより、保持部で残材を保持し持ち上げ、製品と残材とにスムーズに仕分けすることができる。

Claims (7)

  1. 搬送物を搬送する複数の第1搬送ローラと、
    前記第1搬送ローラの両端部をそれぞれ回転自在に支持する第1端部支持部と、
    前記第1搬送ローラを回転させる第1駆動部と、
    前記第1搬送ローラを回転駆動するための駆動力を発生する第1駆動源と、
    前記第1搬送ローラの両端部以外の部分を下方から支持する第1支持部とを備える、ことを特徴とするローラコンベア装置。
  2. 前記搬送物が載置される櫛歯状の載置部を、隣り合う前記第1搬送ローラの間に上方から進入可能にするために前記第1搬送ローラが取り付けられる側を切り欠く、ことを特徴とする請求項1に記載のローラコンベア装置。
  3. 前記搬送物を搬送する搬送位置と前記第1搬送ローラよりも下方の待避位置とに昇降可能な第2搬送ローラを、互いに隣り合う前記第1搬送ローラの間に設けると共に、
    前記第2搬送ローラの両端部をそれぞれ回転自在に支持する第2端部支持部と、
    前記第2搬送ローラを回転させる第2駆動部と、
    前記第2搬送ローラを下方から支持する第2支持部とをさらに備え、
    前記第2搬送ローラは前記第1駆動源で回転駆動するか、又は新たに設けた第2駆動源で回転駆動する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のローラコンベア装置。
  4. 前記各支持部は回転自在な一対のローラで構成され、
    前記一対のローラは回転軸の方向から見て互いの回転軸の中心が異なる、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のローラコンベア装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のローラコンベア装置を備えると共に、
    前記ローラコンベア装置の前記各搬送ローラ上に載置された前記搬送物の一部を保持する保持部を前記ローラコンベア装置の上方に昇降可能に設ける、ことを特徴とする板材搬出入・仕分け装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のローラコンベア装置を備えると共に、
    板材を載置可能なパレットを出入自在な収納棚を上下方向に複数段備える棚フレームと、
    前記棚フレームの一側を上下動可能な昇降台と、
    前記収納棚に対して前記パレットを出し入れする第1移送機構と、
    前記パレット上に載置された前記板材を一枚取りする一枚取り装置と、
    前記一枚取り装置で一枚取りされた前記板材を板材加工機に搬入する板材搬送装置とをさらに備え、
    前記板材加工機で加工された前記搬送物としての前記板材を前記板材搬送装置で搬出しローラコンベア装置上に載置する、ことを特徴とする板材搬出入・仕分け装置。
  7. 前記棚フレームに前記搬送物の一部としての残材を搬送する残材搬送装置をさらに備える、ことを特徴とする請求項6に記載の板材搬出入・仕分け装置。
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