JP3331796B2 - 板材ローダ - Google Patents

板材ローダ

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JP3331796B2
JP3331796B2 JP34023394A JP34023394A JP3331796B2 JP 3331796 B2 JP3331796 B2 JP 3331796B2 JP 34023394 A JP34023394 A JP 34023394A JP 34023394 A JP34023394 A JP 34023394A JP 3331796 B2 JP3331796 B2 JP 3331796B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外形抜き製品と周囲
のスケルトン状の残材とがミクロジョイントで繋がった
状態にパンチ加工された板材を前記ミクロジョイントの
切離し用の板材加工装置に搬入する場合等に使用される
板材ローダに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】パンチ加
工により、1枚の素材板材から製品板材を多数個取りす
る場合、製品板材を完全に切り離してしまうと、パンチ
プレス機のテーブル上での板材送りが難しくなる。その
ため、通常は、製品W1 ,W2 (図39(A)参照)の
輪郭孔Hのパンチ加工部分にミクロジョイントと呼ばれ
る桟状のジョイント部Jを残した状態に加工している。
この各製品と周囲の残材とがミクロジョイントで繋がっ
た状態の板材は、機外に搬出した後、ニッパ等の工具を
用いて手作業で切り離している。あるいは、パンチプレ
ス機に設けられたサブヘッド等と呼ばれる専用のパンチ
ヘッドでミクロジョイントを切り離し、製品を所定の経
路で1枚ずつ搬出するようにしている。
【0003】しかし、サブヘッドで切り離しを行うよう
にすると、その間はパンチプレス機のパンチ加工が行え
ず、稼働率が悪くなる。また、手作業による切り離しで
は、非能率であるうえ、板材加工ラインの自動化が図れ
ない。このため、ミクロジョイントの切離し専用の板材
加工装置をパンチプレスに並設し、パンチ加工された板
材を切離し用板材加工装置に板材ローダで自動的に搬入
することを考えた。しかし、このときに搬送する板材
は、パンチ加工された板材であるため、素材板材の搬入
等に使用する一般の真空吸着パッド式の板材ローダで
は、板材の吸着が行えず、搬送できない。吸着パッドと
して磁石を用いると、パンチ加工済みの板材でも把持が
可能であるが、板材が樹脂板やアルミ板等のような非磁
性体である場合は使用できない。また、板材をコンベヤ
上で引きずって搬送する方法も考えられるが、その場
合、板材の表面を傷つけることがある。そのため、板材
が鏡面加工材や塗装済み板材である場合、このような引
きずりによる搬送方法は採れない。
【0004】この発明は、このような問題点を解消する
ものであり、パンチ加工された板材を、表面に傷つける
ことなく次工程へ搬送でき、かつ板材の材質にかかわら
ずに搬送できる板材ローダを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の板材ローダ
は、走行可能なローダ本体と、このローダ本体に昇降可
能に設けられ板材の孔から板材裏面を引っ掛けてこの板
材を持ち上げ可能な複数のフックと、このフックを昇降
させるフック昇降装置と、前記フックを板材に対して係
脱させるフック係脱装置とを備えたものである。この構
成において、前記フック昇降装置を、各フックを同時に
昇降させるものとし、かつ一部のフックを他のフックに
対して上昇位置に待機させるフック変更手段を設けても
良い。また、前記フックは、板材の4隅に設けられた長
孔に各々進入して板材裏面を引っ掛ける複数のものを設
け、各フックは立軸心回りの回転により板材裏面に対し
て係脱するものとしても良い。この場合に、前記各フッ
クのうち、前記板材の対角関係にあるフック同志は板材
の同じ方向に延びる長孔に対して引っ掛け可能なものと
し、対角関係にないフック同志は板材の異なる方向に延
びる長孔に対して引っ掛け可能なものとすることが望ま
しい。
【0006】
【作用】この構成の板材ローダによると、テーブル等に
置かれた板材に対して、ローダ本体からフック昇降装置
でフックを下降させ、板材の孔に挿通させる。このフッ
クをフック係脱装置で板材の裏面に引っ掛け、フック昇
降装置を上昇させて、板材を持ち上げ、ローダ本体の走
行により目的位置に板材を搬送する。このように板材を
持ち上げて搬送するので、板材の表面を傷つけることが
ない。また、板材はフックで引っ掛けて持ち上げるの
で、板材がパンチ加工された孔明きのものであっても搬
送でき、また板材の材質に係わらずに搬送ができる。フ
ック昇降装置を各フックが同時に昇降するものとした場
合は、フック昇降装置の駆動源を各フックに共用でき、
構成が簡略化される。この場合に、前記のフック変更装
置を設けた場合は、板材の大きさ等によって孔位置が異
なる場合に、孔位置と対応しないフックをフック変更装
置で上昇位置に待機させる。これにより、フック昇降装
置で各フックを同時に下降させるようにしても、板材の
孔の明いていない所にフックが下降することが回避され
る。前記のように板材の4隅に設けられた長孔に各々進
入するフックを設け、これらフックを立軸心回りの回転
により板材裏面に対して係脱するものとした場合は、フ
ック係脱装置が、フックを回転させるだけのもので済
み、構成が簡単になる。この場合に、各フックのうち、
板材の対角関係にあるフック同志を板材の同じ方向に延
びる長孔に対して引っ掛け可能なものとし、対角関係に
ないフック同志を板材の異なる方向に延びる長孔に対し
て引っ掛け可能なものとしてあると、板材の長孔内での
フックの遊びによる板材の各方向の揺れが無くなり、安
定した搬送が行える。すなわち、各フックは長孔の長軸
方向には遊びがあっても、短軸方向には遊びが少ない。
そのため、前記のようにフックの引っ掛け方向を異なら
せておくことで、板材の各方向の動きが規制される。な
お、板材の4隅の長孔は、対角関係にあるものは長軸方
向を同じとし、対角関係にないものは別の方向としてお
く。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図39に基
づいて説明する。図1はこの実施例の板材ローダを設置
した板材加工設備の概略平面図である。この板材加工設
備は、パンチプレス機4と、このパンチプレス機4で製
品の輪郭孔がパンチ加工された板材W(例えば図39
(A))のジョイント部Jを切り離す板材加工装置6と
を並設したものであり、自動倉庫1に続く素材板材およ
び製品の搬送用の各種の搬送設備が設置されている。そ
の搬送設備のうち、パンチプレス機4からジョイント部
切離し用の板材加工装置6へ板材Wを搬送する板材ロー
ダ5(図2参照)に、この発明が適用される。板材ロー
ダ5の構成,作用は、後に図4〜図9と共に説明する。
まず板材加工設備の概略を説明する。この板材加工設備
は、素材となる板材Wの積層されたパレット11を自動
倉庫1から搬出する積層板材搬出装置2と、この積層板
材搬出装置2からパンチプレス機4へ素材板材Wを一枚
ずつ搬送する素材ローダ3と、パンチプレス機4で加工
された板材Wを切離し用板材加工装置6へ搬送する板材
ローダ5とを直線状に配列し、板材加工装置6で切り離
された板材製品W1 ,W2 を板材加工装置6の前方の製
品ボックス待機位置Q1に置かれた製品格納ボックス1
2へ集める製品搬送装置7を設けると共に、この集めら
れた製品W1 ,W2 を製品格納ボックス12と共に自動
倉庫1に格納する製品倉庫格納装置14を設けたもので
ある。製品倉庫格納装置14は、製品格納ボックス搬送
装置15と、製品搬入装置16とで構成され、前記ロー
ダ3および板材ローダ5の配列と平行に設置される。製
品格納ボックス搬送装置15は、スケルトン状の残材S
(図39(A))を格納するスケルトンボックス13を
前記製品ボックス待機位置Q1から、パンチプレス4の
前方のスケルトンボックス待機位置Q2へ搬送する手段
を兼用する。前記製品搬送装置7は、後に図20等と共
に再度詳しく説明するように、切り離された製品W1
2 (図39)のうちの大物の製品W1 を搬送する大物
搬送装置8と、小物の製品W2 を搬送する小物搬送装置
9と、両搬送装置8,9で搬送された製品W1 ,W2
同一の製品格納ボックス12に格納する共通ボックス用
格納装置10とを備える。共通ボックス用格納装置10
は後述の板取り再現台19と小物吸着格納装置18とで
構成される。製品格納ボックス12は、切離し用板材加
工装置6の前方で左右走行可能に待機する台車175上
に載置される。この台車175の待機位置の上方には、
後述のように板取り再現台19が設置される。台車17
5は、パンタグラフ式の昇降台装置176を備えたもの
である。製品搬送装置7の大物搬送装置8は、大物製品
1 を磁石からなる吸着具で吸着して持ち上げ状態で搬
送するものであり、また前記の図1,図2の素材ローダ
3および板材ローダ5は、各々真空吸着パッドおよびフ
ックで板材Wを持ち上げて搬送するものであり、いずれ
も被搬送物を持ち上げた状態で空中を搬送するものとし
てある。そのため素材板材Wや板材製品W1 の搬送時の
傷の発生が防止される。
【0008】図1の自動倉庫1は、上下左右に配列した
複数の棚20aを有するラック20と、このラック20
に沿って通路22を走行自在なスタッカクレーン21と
からなる。スタッカクレーン21は、ラック20の任意
の棚20aと各入出庫位置との間で庫内パレットPを搬
送する手段である。その一部の入出庫位置に前記の積層
板材搬出装置2および製品搬入装置16の一端が配置さ
れている。庫内パレットPは、ローラ付きのサブパレッ
トである素材パレット11や、ボックス積載パレット1
1Aを移動阻止状態に積載可能としたものである。ボッ
クス積載パレット11Aは、前記の製品格納ボックス1
2やスケルトンボックス13を積載するパレットであ
る。積層板材搬出装置2および製品搬入装置16は、各
々素材パレット11およびボックス積載パレット11A
を左右方向(X軸方向)に走行可能に載置するレール
と、これらのパレット11,11Aを走行させる走行駆
動装置(いずれも図示せず)とを備えたものであり、そ
の走行駆動によりスタッカクレーン21に対して、パレ
ット11,11Aを積み降し可能としてある。
【0009】パンチプレス機4および切離し用板材加工
装置6は、積層板材搬出装置2に順次並んで設置され、
積層板材搬出装置2、パンチプレス機4および板材加工
装置6に跨がる左右方向(X軸方向)に延びるエリアの
上方に、前記素材ローダ3および板材ローダ5を案内す
る両ローダ兼用の往路側のレール23が設けられてい
る。図2は図1の板材加工設備を矢印Eの方向から見た
背面図である。同図に示すように、素材ローダ3は、往
路レール23に沿って左右方向に走行するローダ本体2
5と、複数の吸着パッド26を有する昇降枠体27と、
その昇降装置などからなり、積層板材搬出装置2上の所
定位置に搬出された素材パレット11上の積層状態の素
材板材Wを一枚ずつ吸着して持ち上げ、隣のパンチプレ
ス機4のワークテーブル35上の所定位置まで搬入す
る。
【0010】パンチプレス機4は、正面形状ロ字状のパ
ンチフレーム31に上下のタレット32,33を設置し
たタレットパンチプレスであり、パンチフレーム31の
上フレーム部分に、パンチ位置P1(図1)でラムを昇
降させる油圧式または機械式のパンチ駆動機構(図示せ
ず)が装備されている。上下タレット32,33は、各
々パンチ金型およびダイ金型を円周上に多数配置したも
のである。ワークテーブル35は、パンチフレーム31
の前方のベッド上に横動テーブル35aを横(X軸方
向)移動可能に設け、その上に前後動テーブル35bを
前後(Y軸方向)移動可能に設けたものである。前後動
テーブル35bには、素材板材Wを把持するワークホル
ダ36が設けられている。ワークテーブル35の下方に
は、パンチ位置P1から前方に向けてスラグ排出用コン
ベヤ37が配置され、パンチ加工によって生じたスラグ
がこのコンベヤ37でその終端のスラグボックス38に
回収される。
【0011】板材ローダ5は、パンチプレス機4からジ
ョイント部切離し用の板材加工装置6へ板材Wを搬送す
るものであり、図4および図5に正面図および側面図で
示す構成とされる。この板材ローダ5は、往路レール2
3に沿って走行する自走式のローダ本体41と、このロ
ーダ本体41の下部にパンタグラフ式の昇降支持機構4
2を介して昇降自在に設けられた昇降枠43と、フック
54等によって構成される。図6に平面図で示すよう
に、ローダ本体41は、往路レール23上に設置される
複数の車輪44と往路レール23の側面に当接する複数
のガイドローラ45(図5)とを有すると共に、往路レ
ール23の下面に設けられたラック46に噛み合うピニ
オン47を有する。ピニオン47は、ローダ本体41に
搭載された自走装置となる駆動モータ48で駆動され
る。
【0012】昇降枠43は、ローダ本体41に装備され
たフック昇降装置49で昇降駆動される。このフック昇
降装置49は、前記のパンタグラフ式の昇降支持機構4
2(図4)と、シリンダ装置50と、スプロケット5
1,52を介してシリンダ装置50のピストンロッドと
昇降枠43とに連結されるチェーン53とからなる。昇
降枠43には、図9に示す大小2種類の板材W,Wの4
隅の所定位置に形成された搬送用長孔A〜D,A1〜D
1から板材裏面を引っ掛けてこの板材Wを持ち上げるこ
とのできる複数(この例では6個)のフック54が設け
られている。この板材Wの長孔A〜D,A1〜D1は、
パンチプレス機4による製品のパンチ加工時に同時に形
成される。前記フック54は、図7(A),(B)に平
面図および正面図で示すように、昇降枠43の下部に設
けられた取付基板55に設置され、立軸心回りの正逆回
動で係脱するものとされる。フック54は、丸軸の下端
に両側へ延びるアーム状部分が突出した逆T字形状とさ
れている。前記取付基板55には、フック54を板材W
の長孔A〜D,A1〜D1に対して係脱させるフック係
脱装置56が設けられている。
【0013】フック係脱装置56は、平行リンク機構5
7とシリンダ装置58とで構成されている。平行リンク
機構57は、各フック54の回転軸54aに固定された
揺動アーム59を、ステー60で互いに連結された平行
な一対の連接バー61,61に各々連結して構成されて
いる。回転軸54aは、軸受55a(図8(A))で取
付基板55に回動自在に支持されている。この平行リン
ク機構57(図7)のステー60にシリンダ装置58の
ピストンロッドが連結されており、シリンダ装置58の
伸縮で連接バー61が水平移動して各フック54が回転
軸54aと共に90°回動する。これによりフック54
が板材Wの対応する長孔A〜D,A1〜D1に係脱す
る。複数のフック54のうち、図7(B),図9におけ
る右端の2つのフック54は大サイズ板材Wの引っ掛け
用として、これより若干左寄りに配置した2つのフック
54は小サイズ板材Wの引っ掛け用として、左端の2つ
のフック54は大小両サイズの板材Wに兼用の引っ掛け
用としてそれぞれ使用される。大サイズ用の4つのフッ
ク54のうち、互いに対角位置にあるフック同士は板材
Wの同じ方向に延びる長孔A〜Dに対して引っ掛け可能
なものとし、対角位置にないフック同士は板材Wの互い
に異なる方向に延びる長孔A〜Dに対して引っ掛け可能
なものとしてある。すなわち、図9において、大サイズ
板材Wの対角位置にある一対の長孔A,Bは板材Wの左
右幅方向に延びる孔形状とされ、他の一対の長孔C,D
は板材Wの前後幅方向に延びる孔形状とされる。これに
対応させて、長孔A,Bに対応するフック54は係合前
の爪の向きが板材Wの左右幅方向に向けられ、長孔C,
Dに対応するフック54は係合前の爪の向きが板材Wの
前後幅方向に向けられていて、90°の回動により対応
する各長孔A〜Dにそれぞれ引っ掛け可能とされてい
る。小サイズ板材Wの図の右側の長孔B1,C1は、大
サイズ板材Wの右側の長孔B,Cと各々同じ方向に延び
る孔形状とされ、小サイズ板材Wの図の左側の長孔A
1,D1は大サイズ板材Wの左側の長孔A,Bと同じ位
置に同じ方向に延びて設けられる。したがって、小サイ
ズ板材Wも、対角位置にある一対の長孔A1,B1は横
幅方向に延び、他の一対の長孔C1,D1は板材Wの前
後幅方向に延びる孔形状とされている。これに対応させ
て、長孔B1に対応するフック54(54B1)は係合前
の爪の向きが板材Wの左右幅方向に向けられ、長孔C1
に対応するフック54(54C1)は係合前の爪の向きが
板材Wの前後幅方向に向けられていて、回動により対応
する各長孔54に各々引っ掛け可能とされている。
【0014】小サイズ引っ掛け専用の2つのフック54
(54B1,54C1)は、図8(B)のフック変更手段6
2によって上昇退避可能とされており、これにより大サ
イズ板材Wを引っ掛けるときに、小サイズ引っ掛け専用
のフック54が板材Wと干渉して引っ掛け動作の妨げに
なることが回避される。フック変更手段62は、小サイ
ズ引っ掛け専用の2つのフック54の回転軸54a間を
連結する連結バー63と、その昇降装置として連結バー
63にピストンロッドを連結した昇降シリンダ64等か
らなる。小サイズ引っ掛け専用のフック54の回転軸5
4aは、揺動アーム59が固定されているスリーブ65
に対してキー66と共に昇降自在に嵌挿させてあり、こ
れにより小サイズ引っ掛け専用のフック54はフック変
更手段62の駆動で上昇退避し、かつフック係脱装置5
6の駆動に応答した回動が可能である。スリーブ65は
軸受55bおよび支持台55cを介して取付基板55に
回動自在に支持されている。図8(A)において、67
はフック54が板材Wを持ち上げたことを検出するため
のセンサである。
【0015】図1の切離し用板材加工装置6は、パンチ
プレス機4で加工された板材Wの製品輪郭孔H(図3
9)の加工部分に残されたジョイント部Jを切断する加
工を行う装置であって、図10〜図12に平面図,正面
図および側面図で示すように、そのベッド71に、板材
Wを載せるワークテーブル72と、このワークテーブル
72上で板材Wを前後(Y軸方向)、左右(X軸方向)
に移動させる板材送り装置73とが設けられている。ベ
ッド71の後部には、C形の本体フレーム74が連続し
て形成され、この本体フレーム74の上フレーム部分の
先端に、板材Wのジョイント部Jを打抜工具77(図1
3)で打ち抜き切断可能な専用のジョイント部打抜き機
構78と、板材Wのスケルトン状残材S等の大型の残材
を打抜工具79で細かいスラグに砕くスラグ打抜き機構
80とが設けられている。これらジョイント部打抜き機
構78とスラグ打抜き機構80とは、本体フレーム74
に設置された1台のパンチ駆動機構76で駆動源が兼用
される。パンチ駆動機構76は、油圧シリンダ76aで
ラム75を昇降駆動する油圧式のものとし、油圧サーボ
バルブで打抜き動作を制御可能としてある。なお、パン
チ駆動機構76は、モータおよびクランク機構等による
機械式のものとしても良い。ジョイント部打抜き機構7
8の打抜工具77を昇降自在に支持した部分である加工
ヘッド81と、前記スラグ打抜き機構80の前記打抜工
具79を昇降自在に支持した部分であるスラグヘッド8
2とは、図12,13に示すように本体フレーム74の
先端部において前後に近接して設けられ、図13のラム
動作伝達切換機構83でラム75の昇降動作が加工ヘッ
ド81の打抜工具77と、スラグヘッド82の打抜工具
79とに選択的に伝達される。
【0016】切離し用の打抜工具77は、切刃を有する
工具本体77aを工具ホルダ84に取付ける共に、工具
本体77aの周囲にばね86で下降付勢されるストリッ
パ88を設けたものである。スラグ用の打抜工具79
も、工具本体79aを工具ホルダ85に取付ける共に、
工具本体79aの周囲にばね87で下降付勢されるスト
リッパ89を設けた構成とされている。これら打抜工具
77,79は、前記本体フレーム74に設けられた工具
ガイド部材92のガイド孔92a,92b内に昇降自在
に嵌合し、かつ前記工具ガイド部材92に設けられた復
帰ばね(図示せず)で所定高さに落ち止め状態に支持さ
れている。スラグ用の打抜工具79は、切離し用の打抜
工具77に比べて工具本体79aの先端面の形状が大き
なものとされている。例えば、切離し用打抜工具77に
は10mm角、スラグ用打抜工具79には20mm角のもの
が用いられる。前記ラム75は、両打抜工具77,79
を選択的に加圧して下降させるものであって、回転自在
に設けられており、下面の一部に、所定回転角度で片方
の打抜工具77,79の上部を逃がす工具逃がし凹部9
0が形成されている。両打抜工具77,79の頭部77
b,79bは、側面形状がT字形に形成されており、ラ
ム75の加圧側部分の下端には、このT形頭部77b,
79bを係合させてラム75の上昇動作で強制的に引き
上げるための工具係合溝91が形成されている。
【0017】ラム動作伝達切換機構83を説明する。本
体フレーム74に筒状のラムガイド部材93が設けら
れ、このラムガイド部材93内に伝達兼ガイドスリーブ
94が回転自在に設置されている。ラム75は、伝達兼
ガイドスリーブ94に昇降自在に嵌合し、キー75cを
介して伝達兼ガイドスリーブ94の回転を伝達可能とさ
れている。伝達兼ガイドスリーブ94は、上端の外周部
にギヤ95が一体に形成され、このギヤ95に噛み合う
ギヤ96a,96bを介して、割出用のモータ98によ
り回転させられる。モータ98で伝達兼ガイドスリーブ
94と共にラム75を半回転させることにより、ラム7
5の下端の工具逃がし凹部90の位置が、切離し用打抜
工具77とスラグ用打抜工具79の上方間で入れ代わ
り、これら打抜工具77,79の選択が可能とされてい
る。これらモータ98と、伝達兼ガイドスリーブ94等
でラム動作伝達切換機構83が構成される。なお、油圧
シリンダからなるパンチ駆動装置76のピストンロッド
は、ラム75の上端に回転自在に嵌合した継手部材97
を介してラム75に連結してあり、この連結部により、
ラム75の回転を許しながら、パンチ駆動装置76の昇
降駆動を伝達可能としてある。
【0018】図14に示すように、切離し用板材加工装
置6のワークテーブル72は、中央の固定テーブル10
6と、レール108(図10)上を前後(Y軸方向)に
移動する両側の可動テーブル107とで構成される。ワ
ークテーブル72の上面には、前記板材ローダ5のフッ
ク54(図7)がテーブル上面に干渉することを回避す
るフック逃がし孔111が各フック54に対応させて複
数個設けられている。また、ワークテーブル72の上面
には板材位置決め装置126を構成する2つの原点設定
部材113,113が出没可能に設けられている。原点
設定部材113は、板材Wの所定位置に形成された2つ
の基準孔112(図9)に各々係合して板材Wをワーク
テーブル72上の原点位置に導くものである。原点設定
部材113は、図15に示すように上部を先細りのテー
パ状とした丸形のピンからなり、ワークテーブル72の
下方に設置したシリンダ装置からなる出没装置114に
よって3段階に出没駆動される。すなわち、原点設定部
材113は、同図に実線で示す完全突出位置と、鎖線で
示すようにテーブル上面に若干突出する中間突出位置
と、テーブル面下に没入する没入位置とに出没駆動され
る。板材Wの基準孔112は、パンチプレス機4におけ
る製品のパンチ加工時に、前記のフック搬送用長孔A〜
D,A1〜D1と共に形成される。なお、パンチプレス
機4(図1)のワークテーブル35上にも、切離し用板
材加工装置6と同様な複数のフック逃がし孔99が設け
られる。
【0019】図10に示すように、切離し用板材加工装
置6における板材送り装置73は、両側の可動テーブル
107と一体に形成されたキャリッジ115を有し、キ
ャリッジ115は送りねじ機構等からなるキャリッジ進
退駆動装置(図示せず)によって前後(Y軸方向)に送
られる。キャリッジ115の前面にはクロススライド1
17が横(X軸方向)移動自在に設置され、クロススラ
イド117には板材Wを把持する複数のワークホルダ1
19と、板材Wの浮き止めを行う浮き止め部材120と
が取付けられている。各ワークホルダ119は、後のス
ラグ処理等の便利のために、個別に開閉可能としてお
く。クロススライド117は、図15のようにキャリッ
ジ115に設けられたガイドレール116に進退自在に
設置され、送りねじ121、ボールナット122、およ
びサーボモータ(図示せず)からなる横駆動装置118
によって進退駆動される。
【0020】浮き止め部材120は、前記原点設定部材
113の上昇に伴って板材Wが基準孔112と原点設定
部材133との引っ掛かりによって浮き上がるのを防止
するものであり、原点位置への板材Wの位置決め時に、
原点設定部材113の近傍に位置するようにクロススラ
イド117に取付けられる。浮き止め部材120は、図
15および図16に側面図および平面図で示すように、
クロススライド117に固定したガイド部材123と、
このガイド部材123に進退自在に支持される浮き止め
板124と、前記ガイド部材123上に取付けられ浮き
止め板124を進退駆動する進退装置125とからな
る。進退装置125はシリンダ装置等からなる。浮き止
め板124の先端には原点設定部材113との干渉を回
避する切欠124aが形成してある。
【0021】図14,図17〜図19に示すように、ワ
ークテーブル72における切離し用加工ヘッド81およ
びスラグヘッド82に対応する部分は、各々下方へ傾斜
可能な製品排出シュータ131およびスラグ排出シュー
タ132で構成される。これらシュータ131,132
には切離し用加工ヘッド81およびスラグヘッド82に
対応するダイ109,110の露出孔が設けてある。な
お、ダイ109,110は、シュータ131,132の
開放が可能なように下降可能に設置してある。両シュー
タ131,132の互いに隣接する基端部は、これらの
両側部に設けられている支持軸133で上下回動自在に
支持されている。製品排出シュータ131の他端は、揺
動リンク134を介して一側部に配置されている傾斜駆
動装置であるシリンダ装置135の進退ロッド135a
に連結されており、シリンダ装置135の伸縮駆動によ
り製品排出シュータ131が前方に向けて下降傾斜す
る。揺動リンク134と進退ロッド135aとの連結部
136は、前後方向(Y軸方向)に延びるガイド溝13
7を有するガイド部材138によって水平移動可能に案
内される。スラグ排出シュータ132の他端も、揺動リ
ンク139を介して他側部に配置されているもう1つの
傾斜駆動装置であるシリンダ装置140の進退ロッド1
40aに連結されており、シリンダ装置140の伸縮駆
動によりスラグ排出シュータ132が後方に向けて下降
傾斜する。この揺動リンク139と進退ロッド140a
との連結部141も、前後方向(Y軸方向)に延びるガ
イド溝137を有するガイド部材138によって水平移
動可能に案内される。
【0022】ワークテーブル72の下方には、図20に
示すように切離し用加工ヘッド81でジョイント部の切
断された板材製品のうち、大物搬送装置8による持ち上
げが不可能な小物製品W2 (図39)を搬送する小物搬
送装置9が設置されている。この小物搬送装置9の主経
路部分は前後方向(Y軸方向)に延びるベルトコンベヤ
146からなり、その終端に小物搬送製品位置決め装置
17が設けられている。ベルトコンベヤ146の始端
は、前記製品排出シュータ131に製品排出二次シュー
タ147を介して続いている。スラグ排出シュータ13
2を滑り落ちるスラグは、その下に待機させられるスラ
グ回収ボックス(図示せず)などに回収される。また、
切離し用加工ヘッド81およびスラグヘッド82の各ダ
イ109,110内を通過するスラグは、その下方に設
けられた第2のスラグ排出シュータ173を経て前記ス
ラグ回収ボックス等に回収される。
【0023】小物搬送製品位置決め装置17は、ベルト
コンベヤ146を上をランダムな位置に流れて来る小物
製品W2 を一定位置に位置決めする装置であって、図2
1に示すように囲壁148aを有する方形の傾動テーブ
ル148と、このテーブル148の傾斜駆動装置である
傾斜駆動シリンダ149とで構成されている。傾動テー
ブル148は、傾動中心軸O17がコンベヤ搬送方向に対
して水平面内で斜めとなるように、裏面の一隅部に設け
たブラケット150を介して、取付フレーム151上の
上部ブラケット152に上下傾動自在に支持されてい
る。したがって、傾動テーブル148は前記の隅と対角
線方向となる前部片隅が最下端となるように斜めに下降
傾斜する。取付フレーム151は、ベルトコンベヤ14
6のコンベヤフレームから突出させたものである。傾斜
駆動シリンダ149は、前記取付フレーム151の前面
のブラケット153に揺動自在に支持され、その進退ロ
ッド149aが傾動テーブル148の下降端側隅の裏面
に設けられたブラケット154に連結されている。傾動
テーブル148上に図23に実線で示すように任意の姿
勢で送られてきた小物製品W2 は、傾動テーブル148
の下降傾斜により、同図に鎖線で示すように前部の片隅
に滑り落ちて囲壁148aに当たり、一定方向に位置決
めされる。位置決め後、傾動テーブル148は傾斜駆動
シリンダ117の駆動によって水平姿勢に戻される。
【0024】図20および図24に右側面図および拡大
左側面図で示すように、傾動テーブル148の上方位置
には、傾動テーブル148で位置決めされた小物製品W
2 を磁気吸着して、そのテーブル前方の台車175上に
位置する製品格納ボックス12内に搬送する小物吸着格
納装置18が設置されている。この小物吸着格納装置1
8は、吸着具取付体161と、吸着具取付体161を昇
降駆動する装置である昇降シリンダ162と、この昇降
シリンダ162と共に吸着具取付体161を前後方向
(Y軸方向)に移動させる進退装置である進退シリンダ
163と、その前後動作のガイド(図示せず)とからな
る。吸着具取付体161の前後動ストロークは、製品格
納ボックス12の前端位置まで可能としてある。吸着具
取付体161は、図22(A),(B),(C)に平面
図,側面断面図,正面断面図で示すように、複数の吸着
具164A,164Bが取付けられ前記昇降シリンダ1
62の昇降ロッド162aに連結された昇降板165
と、製品引き離し用プレート166と、前記昇降板16
5に設けられ製品引き離し用プレート166を昇降駆動
するプレート昇降シリンダ167とからなる。吸着具1
64A,164Bは電磁石からなる。昇降板165の昇
降の案内は、昇降シリンダ162の支持部材168に設
けたガイドスリーブ169に、昇降板165に垂直に突
設したガイドロッド170を挿通させることにより行わ
れる。製品引き離し用プレート166は、各吸着具16
4A,164Bの遊嵌する穴を設けた板からなる。製品
引き離し用プレート166は、吸着具164A,164
Bからその消磁後に小物製品W2 を確実に離すためのも
のであり、プレート昇降シリンダ167により吸着具1
64A,164Bの下端よりも若干下方位置まで下降さ
せる。なお、前記支持部材168には、ガイドロッド1
70の上端に設けられたドッグ172を検出することに
よって吸着具164A,164Bが傾動テーブル148
上まで下降したことを検出するセンサ171が設けてあ
る。ドッグ172の検出の代わりに、製品W2と吸着具
164A,164Bとの隙間を適宜のセンサで検出して
下降位置を定めるようにしても良い。
【0025】図25〜図27のように切離し用板材加工
装置6の上方の一側部には前後方向(Y軸方向)に延び
るレール181が設けられ、このレール181に沿って
前後に移動可能に前記大物搬送装置8が設けられてい
る。この大物搬送装置8は、板材加工装置6で板材Wか
らジョイント部Jを切断されて得られる大物製品W1
吸着具182で磁気吸着して搬送する装置であり、複数
の吸着具182A,182Bを備える枠体183が、前
後走行体184を介して前記レール181に支持されて
いる。前後走行体184は、そのリニアベアリング18
5をレール181に係合させることで、レール181に
沿って前後移動自在とされている。枠体183は、前後
走行体184に対向する一側部に設けたリニアベアリン
グ186を、前後走行体144に設けた縦レール187
に係合させることで、縦レール187に沿って昇降自在
とされている。前後走行体184には自走駆動機構18
8が搭載されている。この自走駆動機構188は、前記
レール181に沿って設けられるラック189に噛み合
うピニオン190(図27)と、このピニオン190の
回転軸に固定されたスプロケット191(図26)と、
駆動源であるモータ192と、モータ192の回転出力
を前記スプロケット191に伝達するチェーン193と
からなる。枠体183にはこの枠体183を昇降駆動す
る装置である昇降シリンダ194が設けられ、その昇降
ロッド194aが前後走行体184の上部に連結されて
いる。これにより前後走行体184に対して枠体183
が昇降駆動される。
【0026】前記枠体183には、図28(A),
(B),(C)に正面図,平面図および側面図で示すよ
うに、前後4列に組分けした複数の平行な組別昇降枠1
95を有する組別作用装置196が装備されている。各
組別昇降枠195には、図29および図30のように複
数の吸着具182A,182Bとプッシャ197が設け
られている。この組別作用装置196は、複数の組に組
分けした吸着具182A,182Bを製品W1 に対して
吸着具組毎に作用させる装置である。前記吸着具182
Aは丸形の電磁石からなり、吸着具182Bは短冊状の
電磁石からなる。大物搬送装置8における各吸着具18
2A,182Bは、一部のものを除いて個別に励磁の制
御を可能としてある。プッシャ197は、吸着具182
A,182Bから製品W1 を離すときに製品W1 を上か
ら押さえ、残存する磁力で製品W1 が離れないときに、
切離しを確実とするためのものである。各組別昇降枠1
95は、それらの組別昇降枠195に対応させて枠体1
83に設けられる組別昇降枠昇降装置198によって個
別に昇降駆動される。この組別昇降枠昇降装置198
は、枠体183に設けられたメイン昇降シリンダ199
およびガイド兼用サブ昇降シリンダ200と、組別昇降
枠195の昇降を案内する昇降ガイド部材201とから
なる。昇降ガイド部材201は、枠体183に設けられ
たガイドスリーブ201aと、組別昇降枠195に突設
され前記ガイドスリーブ201aに嵌挿されるガイドロ
ッド201bとからなる。
【0027】各組別昇降枠195の相互間には、図28
(B)に示すように複数の組別昇降枠195を係脱可能
に連結して一体に昇降可能とする組別昇降枠連結装置2
02が設けられている。この組別昇降枠連結装置202
は、隣合う組別昇降枠195のうち、一方の組別昇降枠
195の端部に水平回動自在に枢支される係合爪203
と、他方の組別昇降枠195の端部に設けられ前記係合
爪203を係合させるフォーク状の被係合部材204
と、前記係合爪203を係合側に付勢するばね205
と、前記係合爪203の後端を前記ばね205の付勢力
に抗して押して係合爪203を被係合部材204から係
合解除させる手段である解錠シリンダ206とで構成さ
れている。このように複数の組別昇降枠195を一体に
連結することで、例えば図31のように、異なる組別昇
降枠195に跨がって吸着される製品W1 を吸着した場
合に、各組別昇降枠195の昇降速度の差で製品W1
脱落することが防止される。
【0028】図20に示すように、切離し用板材加工装
置6の前方には、前記台車175上に載置される製品格
納ボックス12の上方に位置して、大物搬送装置8によ
り搬送されてきた製品W1 を板取り状態に並べて載置で
きる板取り再現台19が配置されている。板取り再現台
19は、スラットの連結体またはベルト等からなる可撓
性の載置台19a(図39(B))の両側縁を一対の平
行な無端チェーン19cの一部に取付け、無端チェーン
19cの回動によって載置台19aを製品格納ボックス
12の上方を閉じる位置と開放する位置とに移動可能と
したものであり、いわば一部のスラットまたはベルトを
省いたスラットコンベヤまたはベルトコンベヤとして構
成される。前記の無端チェーン19cは、左右方向(X
軸方向)に離れたスプロケット19b(図20)間に掛
装される。なお、前記大物搬送装置8は、大物製品W1
の搬送だけでなく、板材Wから製品W1 ,W2 を切り離
したスケルトン状残材Sの搬送にも使用される。そのス
ケルトン状残材Sは、図1においてパンチプレス機4の
ワークテーブル35の前方一側に待機させてあるスケル
トンボックス13に格納される。スケルトンボックス1
3に残材Sを格納する作業は、後述のように前記台車1
75上の製品格納ボックス12をスケルトンボックス1
3に置き換えて行われる。そのボックス置き換え作業は
製品格納ボッス搬送装置15で行われる。
【0029】製品格納ボックス搬送装置15は、図1お
よび図3に示すように前記板取り再現台19上から左右
方向(X軸方向)に向けて製品搬入装置16上まで延び
る復路のレール24に沿って走行自在に設置されてい
る。この製品格納ボックス搬送装置15は、図32,図
33,図34に正面図,平面図および側面図で示すよう
に走行体211に昇降枠212を設け、その昇降枠21
2にボックス把持装置213を装備して構成される。走
行体211は、この走行体211を復路レール24上に
走行自在に載架する車輪214と、復路レール24の側
面に当接するガイドローラ215とを有すると共に、自
走駆動装置216が搭載されている。この自走駆動装置
216は、復路レール24の下面にレールに沿って設け
れるラック217に噛み合うピニオン218と、このピ
ニオン218を回転駆動するモータ219等からなる。
昇降枠212はパンタグラフ式の昇降支持装置220を
介して前記走行体211の下部に取り付けられ、走行体
211上のウインチ221によって昇降駆動される。こ
のウインチ221は、走行体211の前後左右4か所に
配置され昇降枠212に連結されたチェーン222を巻
き取り・巻き戻しするスプロケット223と、これら各
スプロケット223を同期回転駆動する駆動機構224
とで構成される。駆動機構224は、駆動モータ225
と、チェーン228,231と、これらが掛装された各
スプロケット226,227,229,230等で構成
される。
【0030】ボックス把持装置213は、ボックス1
2,13の下面に係脱する複数の係合アーム232を有
し、リンク機構235と、このリンク機構235の駆動
装置であるシリンダ装置236とで構成される。リンク
機構235は、走行体211の進行方向に沿って昇降枠
212の下部に平行に配置される一対の回動軸233,
233を、両軸が互いに逆向きに回動するように連接棒
234で連結したものである。前記シリンダ装置236
のピストンロッドは、一方の回動軸233に設けられる
ブラケット(図示せず)に連結され、シリンダ装置23
6の伸縮駆動によりリンク機構235の両回動軸23
3,233が互いに逆向きに回動して、各係合アーム2
32が図34に鎖線で示す開き状態と、ボックス12,
13の下面に係合する閉じ状態とに切り換えられる。こ
の閉じ状態でボックス12,13が係合アーム232に
把持される。
【0031】昇降枠213の上面の所定位置には、図3
5のように走行体211の下面に設けられた係合溝部材
237に係脱自在な係合ヘッド238を有するロック装
置239が設けられている。このロック装置239は、
前記係合ヘッド238を昇降シリンダ240で昇降駆動
するように構成したものである。製品格納ボックス搬送
装置15は、走行の安定を図るために昇降枠212を最
上位置まで上昇させて走行するが、このときに前記ロッ
ク装置239で昇降枠212をロック状態とすることに
より、昇降枠212を揺動させないでボックス12,1
3を安定良く搬送できる。
【0032】図36はボックス積載パレット11Aの平
面図であり、図37,図38は図1におけるスケルトン
ボックス待機位置Q2でスケルトンボックス13をボッ
クス積載パレット11Aに載置した状態を、製品格納ボ
ックス搬送装置15のボックス把持装置213に把持さ
れた状態でそれぞれ示す正面図および側面図である。ボ
ックス積載パレット11Aは、枠組されたフレームに車
輪243と側面ガイドローラ244を設けたものであ
り、走行方向の前後端にスケルトンボックス13や製品
格納ボックス12の位置決めを行う規制部材260が突
設されている。スケルトンボックス13は、枠組された
底枠13aの周囲に側板13b,13cを部分的に突設
した枠状のボックスに構成されている。なお、製品格納
ボックス12は、詳細な図示を省略してあるが、底板の
全周に側板を立ち上げた薄い箱として構成され、平面形
状がスケルトンボックス13と同じ大きさとされてい
る。スケルトンボックス待機位置Q2には、パレット載
架レール242aを上面の両側部に有するスケルトンボ
ックス載置台242が設置してあり、このレール242
a上にボックス積載パレット11Aが載せられる。ボッ
クス積載パレット11Aの前後両端には、図38のよう
にスケルトンボックス載置台242に設けられた位置決
め突片245に係脱可能なストッパ246が揺動自在に
設けてある。このストッパ246は、自動倉庫1の庫内
パレットPに対する係止にも兼用される。また、スケル
トンボックス載置台242の周辺には、図36〜図38
に示すように、ボックス積載パレット11Aを検出する
センサ247,248や、スケルトンボックス13内の
荷の有無を検知するセンサ249や、スケルトンボック
ス13を検出するセンサ252,253が設けられてい
る。
【0033】上記構成の設備全体の動作を説明する。自
動倉庫1から積層板材搬出装置2上に搬出された素材パ
レット11は、この装置2の上を引出し端まで引き出さ
れ、待機する。素材パレット11上に積載された素材板
材Wは、往路レール23に沿って左右方向に走行する素
材ローダ3によって一枚ずつ吸着して搬送され、パンチ
プレス機4のワークテーブル35上の原点位置に搬入さ
れる。
【0034】パンチプレス機4では、素材板材Wは例え
ば図39(A)に板取り例を示すように、大物や小物の
製品W1 ,W2 の外形抜き加工が行われる。このとき、
各製品W1 ,W2 は素材板材Wから切り離してしまわず
に、輪郭孔Hの一部に桟状のジョイント部Jを残し、外
周のスケルトン状残材Sと繋がった状態とする。また、
この製品W1 ,W2 のパンチ加工と共に、素材板材Wの
スケルトン状残材Sとなる部分に、4つの搬送用長孔A
〜Dと2つの基準孔112をパンチ加工する。パンチ加
工を終えた板材Wは、往路レール23に沿って左右方向
に走行する板材ローダ5によってワークテーブル35上
の基準位置から持ち上げられ、隣の切離し用板材加工装
置6におけるワークテーブル72上の基準位置に降ろさ
れる。板材ローダ5による板材Wの搬送は、フック54
で板材Wを持ち上げて行う。パンチプレス機4から持ち
上げるときに、板材ローダ5は各フック54を昇降枠4
3と共に下降させて板材Wの各搬送用長孔A〜Dに図9
のように差し込む。このとき、基準位置にある板材Wの
各搬送用長孔A〜Dは、ワークテーブル35の各フック
逃がし孔99に整合しており、フック54はフック逃が
し孔99内に進入できて、ワークテーブル35と干渉す
ることが避けられる。板材Wが、同図に示す2種類のう
ちの大サイズのものである場合は、小サイズ板材の引っ
掛け専用となる中間位置のフック54は、フック変更手
段62(図8(B))によって他のフック54よりも若
干上方に上昇退避させ、板材Wの上面に干渉しないよう
にする。このようにフック54を板材Wの搬送用長孔A
〜Dに差し込んだ後、フック係脱装置56により図9に
鎖線で示すように各フック54を90°だけ回動させ
る。これにより、各フック54が板材Wの対応する各搬
送用長孔A〜Dの縁で板材裏面に係合する。この後、昇
降枠43が上昇しローダ本体41が走行することによ
り、板材Wが切離し用板材加工装置6へと搬送される。
このように板材Wを持ち上げて搬送するので、板材Wを
傷付けることなく搬送できる。また、板材Wをフック5
4で引っ掛けて持ち上げるので、真空吸着パッドや磁石
式の吸着具と異なり、輪郭孔H等が明いていても、また
板材Wがアルミやプラスチック板等の非磁性体であって
も持ち上げることができる。また、板材Wの一対の対角
関係にある孔A,Bは板材Wの横幅方向に延びる長孔で
あるため、これら長孔A,B内におけるフック54の前
後方向の遊びが少なくて板材Wの前後方向の位置ずれが
防止される。また、他の一対の対角関係にある孔C,D
は板材Wの前後幅方向に延びる長孔であるため、これら
長孔C,D内におけるフック54の左右幅方向の遊びが
少なくて板材Wの左右幅方向の位置ずれが防止される。
このため、板材Wは、前後左右のいずれの方向にも位置
ずれすることなく、安定して搬送でき、フック54が不
測に外れることがない。また、正確な位置に搬送でき
る。
【0035】板材ローダ5で切離し用板材加工装置6に
搬送された板材Wは、そのワークテーブル72上の基準
位置に降ろされる。このとき、ワークテーブル72の原
点設定部材11は、テーブル上面よりも若干突出した中
間突出位置で待機しており、板材Wを基準位置で降ろす
ことで、原点設定部材113は先端が基準孔112に嵌
まり込む。板材Wの搬送用長孔A〜Dは、ワークテーブ
ル72のフック逃がし孔111上に位置する。板材送り
装置73のクロススライド117はX軸方向の原点位置
で待機し、ワークホルダ119は若干の進出で板材Wを
掴める位置で待機する。浮き止め部材120は板材Wの
下降の妨げにならないように、図16に鎖線で示すよう
にその浮き止め板124をガイド部材123内に退避さ
せておく。板材Wが降ろされた後、浮き止め板124を
板材Wの上面に原点設定部材113まで進出させる。こ
の後、原点設定部材113が上昇端まで突出動作する。
この突出動作により、原点設定部材113のテーパ面で
基準孔112の開口縁がガイドされ、そのため板材Wの
基準孔112が原点設定部材113の中心に対して多少
ずれていても、その誤差が修正されて板材Wが原点位置
に精度良く位置決めされる。このとき、原点設定部材1
13に板材Wが引っ掛かって板材Wに持ち上げ力が作用
することがあるが、板材Wは浮き止め部材120で押さ
えられた状態にあるため、板材Wの浮き上がりが防止さ
れる。このようにして板材Wが位置決めされた後、ワー
クホルダ119がキャリッジ73と共に進出して板材W
を把持し、原点部材113がテーブル面下まで下降した
後、搬送用長孔A〜Dに対する各フック54の引っ掛け
が、持ち上げ時と逆の回転動作で解かれる。
【0036】このように搬入された板材Wは、板材加工
装置6において、製品輪郭孔Hに残されたジョイント部
Jが、ジョイント部打抜き機構78の打抜工具77で打
ち抜き切断され、板材Wから製品W1 ,W2 が切り離さ
れる。製品W1 ,W2 の1つが切り離されるごとに、製
品搬送装置7により製品格納ボックス12に製品W1
2 が集められる。このとき、大物製品W1 の場合は、
大物搬送装置8によって磁気吸着されて持ち上げられ、
製品格納ボックス12の上方で閉じ状態に待機する板取
り再現台19上まで搬送される。この動作を繰り返し
て、板取り再現台19上に、各大物製品W1 が図39
(B)に実線で示すように板取り時の配置関係で並べら
れる。板取り再現台19上での大物製品W1 の前後方向
(Y軸方向)の位置決めは大物搬送装置8の走行距離の
調整で行い、左右方向(X軸方向)の位置決めは板取り
再現台19の可撓性載置台19aの移動で行う。大物製
品W1の全てが板取り再現台19上に載置されると、大
物搬送装置8でこれらの全大物製品W1 をその配列状態
のままで一度に吸着して持ち上げ、板取り再現台19を
開く。この後、製品格納ボックス12を台車175の昇
降台装置176によってて板取り再現台19よりも上昇
させ、大物搬送装置8から全大物製品W1 を製品格納ボ
ックス12の上に降ろす。このようにして、全ての大物
製品W1 が製品格納ボックス12内に板取り状態の配列
のまま載置される。このように大物搬送装置8で製品W
1 を製品格納ボックス12に降ろすときは、全ての組別
昇降枠195を組別昇降枠連結装置202で連結して一
体に昇降させ、組別昇降枠195の相互間の速度差で大
物製品W1 の吸着が外れることを防止する。このよう
に、板取り再現台19を使用することにより、直接に板
取り状態に格納し難い製品格納ボックス12内への板取
り状態の格納が容易に行える。また、大物搬送装置8
は、このように大物製品W1 を空中で搬送するため、シ
ュータやローラコンベヤ上を搬送する場合に比べて傷が
つき難い。さらに、製品上方からの吸着のため、フロア
スペースが小さくて済む。
【0037】一方、大物搬送装置8の吸着具182A,
182Bの配置密度では吸着できないような小物製品W
2 の場合は、小物搬送装置9によって小物搬送製品位置
決め装置17の位置まで搬送される。すなわち、切離し
用加工ヘッド81の下方位置の製品排出シュータ131
が下降傾斜して、この製品排出シュータ131および製
品排出二次シュータ147を経て小物製品W2 が、ベル
トコンベヤ146に投下され、ベルトコンベヤ146に
よってその終端位置に設置された小物搬送製品位置決め
装置17の傾動テーブル148上に移載される。傾動テ
ーブル148は、傾斜駆動シリンダ149によって図2
1(B)に鎖線で示すように前部右隅側に向けて下降傾
斜し、これによって図23に鎖線で示すように傾動テー
ブル148の前部右隅に小物製品W2 が位置決めされ
る。
【0038】位置決め後、傾斜駆動シリンダ149によ
る復帰駆動で傾動テーブル148が元の水平姿勢に戻さ
れると、吸着格納装置18によって傾動テーブル148
に位置決めされている小物製品W2 が吸着されて持ち上
げられ、前後方向への移動と下降とにより、製品格納ボ
ックス12上に図39(C)のように板取り状態のまま
の配置に載置される。吸着格納装置18は、このように
傾動テーブル148上に位置決めされた小物製品W2
吸着するので、確実な吸着が行える。製品格納ボックス
12上での小物製品W2 の前後方向の位置は吸着具取付
体161の移動によって定め、左右方向への配置分け
は、製品格納ボックス12を載せる台車175を左右方
向に移動させることにより行う。また、このとき台車1
75は、製品格納ボックス12が傾動テーブル148と
略同じ高さとなるように、昇降台装置176を下降させ
ておく。なお、板材Wにおける大物製品W1 と小物製品
2 との板取りは、図39のように小物製品W2 を前方
に集めて行い、製品格納ボックス12への格納を、小物
製品W2 が大物製品W1 よりも先に行われるようにする
ことが望ましい。
【0039】製品W1 ,W2 を切り離したスケルトン状
の残材Sは、スラグ打抜き機構80の打抜工具77によ
る打ち抜き動作と板材送り装置73の送り動作とを繰り
返して小片のスラグに砕き、スラグヘッド82の下方位
置のスラグ排出シュータ132を下降傾斜させて図示し
ないスラグ回収台車等に回収する。このように、この板
材加工装置6では、製品の切離しを専用の加工ヘッド8
1で行い、スラグの打ち砕きは専用のスラグヘッド82
で行うので、切離し用加工ヘッド81の打抜工具77の
寿命を大幅に延ばすことができる。すなわち、切離し用
の打抜工具77は細かなジョイント部Jを切断するもの
であるため、細い工具が必要で、摩耗等による精度低下
に対しても早く工具交換する必要があるが、スラグ打ち
砕き用の打抜工具79は精度が不要で太いものが使用で
き、また摩耗が進んだものでも使用可能であるため、こ
のように切離し用加工ヘッド81とスラグヘッド82と
を設けることで、工具を経済的に使用できる。
【0040】スケルトン状残材Sを砕かないでそのまま
搬出する場合は、搬出手段として前記大物搬送装置8が
使用される。このとき、板材Wの一枚分の全製品W1
2が製品格納ボックス12に載置される都度に、製品
格納ボックス12は製品格納ボックス搬送装置15によ
って、一旦、製品搬入装置16上の定位置に移載し、こ
のボックスに替えて、スケルトンボックス待機位置Q2
に待機するスケルトンボックス13を、製品格納ボック
ス搬送装置15によって台車175上に載置する。大物
搬送装置8で搬送されて来たスケルトン状残材Sは、ス
ケルトンボックス13内に格納し、この後、スケルトン
ボックス13は、再度、製品格納ボックス搬送装置15
によって元の待機位置Q2に戻す。一方、製品搬入装置
16上に移載させてあった製品格納ボックス12は、製
品格納ボックス搬送装置15で搬送して前記台車175
上に戻す。板材Wが一枚加工される都度に、上記動作が
繰り返される。これにより、製品格納ボックス12には
製品W1 ,W2 が板取り状態の配列で順次積層され、ス
ケルトンボックス13にはスケルトン状残材Sが順次積
層される。製品W1 ,W2 を積載した製品格納ボックス
12は、満載になると製品格納ボックス搬送装置15で
製品搬入装置16上の空のボックス積載パレット11A
上に載せ、ボックス積載パレット11Aと共にスタッカ
クレーン21上の庫内パレットPに載せて自動倉庫1に
格納する。スケルトンボックス13も、満載になると製
品搬入装置16上の空のボックス積載パレット11A上
に載せ、ボックス積載パレット11Aと共にスタッカク
レーン21上の庫内パレットPに載せて自動倉庫1に格
納する。
【0041】
【発明の効果】この発明の板材ローダは、走行可能なロ
ーダ本体と、このローダ本体に昇降可能に設けられ板材
の孔から板材裏面を引っ掛けてこの板材を持ち上げ可能
な複数のフックと、このフックを昇降させるフック昇降
装置と、前記フックを板材に対して係脱させるフック係
脱装置とを備えたものであるため、パンチ加工された板
材を、表面に傷つけることなく次工程へ搬送することが
できる。請求項2の発明の場合は、フック昇降装置を、
各フックを同時に昇降させるものとしたため、駆動源の
共通化により構成が簡略化でき、また一部のフックを他
のフックに対して上昇位置に待機させるフック変更手段
を設けたため、孔位置の異なる複数種類の寸法の板材を
搬送することができる。請求項3の発明の場合は、各フ
ックを立軸心回りの回転で板材裏面に係脱するものと
し、これらフックのうち、板材の対角関係にあるフック
同志は同じ方向に延びる長孔に対して引っ掛け可能なも
のとし、対角関係にないフック同志は異なる方向に延び
る長孔に対して引っ掛け可能なものとしたため、板材の
孔内でのフックの遊びが制限されて板材の各方向の動き
が規制され、安定した搬送が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる板材ローダを装備
した板材加工設備の平面図である。
【図2】同板材加工設備の背面図である。
【図3】同板材加工設備の正面図である。
【図4】同板材加工設備における板材ローダの正面図で
ある。
【図5】同板材ローダの側面図である。
【図6】同板材ローダの平面図である。
【図7】(A)は同板材ローダにおける取付基板の平面
図、(B)は同正面図である。
【図8】(A)は図7のIA−IA矢視断面図、(B)
はIB−IB矢視断面図である。
【図9】前記板材ローダにおけるフックと板材の搬送用
長孔との関係を示す平面図である。
【図10】前記板材加工設備における切離し用板材加工
装置の平面図である。
【図11】同板材加工装置の正面図である。
【図12】同板材加工装置の側面図である。
【図13】同板材加工装置におけるパンチ駆動機構の縦
断面図である。
【図14】同板材加工装置のワークテーブルの平面図で
ある。
【図15】同板材加工装置における板材送り装置の側部
断面図である。
【図16】同板材送り装置の要部平面図である。
【図17】前記板材加工装置におけるシュータ部の平面
図である。
【図18】同シュータ部の側面図である。
【図19】同シュータ部の正面断面図である。
【図20】前記板材加工設備の板材加工装置設置部の側
面図である。
【図21】(A)は同板材加工設備における小物搬送製
品位置決め装置の要部破断平面図、(B)は同側面図で
ある。
【図22】(A)は同小物搬送製品位置決め装置のテー
ブルと吸着搬送装置との関係を示す平面図、(B)は
(A)図のIIB−IIB矢視断面図、(C)は(A)図の
IIC−IIC矢視断面図である。
【図23】同小物搬送製品位置決め装置の動作を示す説
明図である。
【図24】前記吸着搬送装置の側面図である。
【図25】前記板材加工設備における大物搬送装置の平
面図である。
【図26】同大物搬送装置の側面図である。
【図27】同大物搬送装置の正面図である。
【図28】(A)は同大物搬送装置における枠体の正面
図、(B)は同平面図、(C)は同側面図である。
【図29】同大物搬送装置における組別作用装置の平面
図である。
【図30】同組別作用装置における吸着具の配置を示す
平面図である。
【図31】前記組別作用装置の組別昇降枠と製品との位
置関係を示す平面図である。
【図32】前記板材加工設備における製品格納ボックス
搬送装置の正面図である。
【図33】同製品格納ボックス搬送装置の平面図であ
る。
【図34】同製品格納ボックス搬送装置の側面図であ
る。
【図35】同製品格納ボックス搬送装置におけるロック
装置の縦断面図である。
【図36】ボックス積載パレットの平面図である。
【図37】スケルトンボックスと製品格納ボックス搬送
装置とパレット等を示す正面図である。
【図38】同部分の側面図である。
【図39】前記板材加工設備の製品加工および回収動作
の説明図である。
【符号の説明】
4…パンチプレス、5…板材ローダ、6…切離し用板材
加工装置、41…ローダ本体、42…リンク機構、49
…フック昇降装置、54…フック、56…フック係脱装
置、62…フック変更手段、A〜D…長孔、W…板材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行可能なローダ本体と、このローダ本
    体に昇降可能に設けられ板材の孔から板材裏面を引っ掛
    けてこの板材を持ち上げ可能な複数のフックと、このフ
    ックを昇降させるフック昇降装置と、前記フックを板材
    に対して係脱させるフック係脱装置とを備えた板材ロー
    ダ。
  2. 【請求項2】 前記フック昇降装置を、各フックを同時
    に昇降させるものとし、かつ一部のフックを他のフック
    に対して上昇位置に待機させるフック変更手段を設けた
    請求項1記載の板材ローダ。
  3. 【請求項3】 板材の4隅に設けられた長孔に各々進入
    して板材裏面を引っ掛けるフックを有し、各フックは立
    軸心回りの回転により板材裏面に対して係脱するものと
    し、これらフックのうち、前記板材の対角関係にあるフ
    ック同志は板材の同じ方向に延びる長孔に対して引っ掛
    け可能なものとし、対角関係にないフック同志は板材の
    異なる方向に延びる長孔に対して引っ掛け可能なものと
    した請求項1または請求項2記載の板材ローダ。
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