JPH1111676A - 容器移載装置 - Google Patents

容器移載装置

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JPH1111676A
JPH1111676A JP18444197A JP18444197A JPH1111676A JP H1111676 A JPH1111676 A JP H1111676A JP 18444197 A JP18444197 A JP 18444197A JP 18444197 A JP18444197 A JP 18444197A JP H1111676 A JPH1111676 A JP H1111676A
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JP
Japan
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container
pallet
smooth plate
group
containers
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JP18444197A
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English (en)
Inventor
Toru Ishii
徹 石井
Yoshimi Daitou
祥見 大東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHII SANGYO
Mitsubishi Chemical MKV Co
Ishii Corp
Original Assignee
ISHII SANGYO
Mitsubishi Chemical MKV Co
Ishii Corp
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Publication date
Application filed by ISHII SANGYO, Mitsubishi Chemical MKV Co, Ishii Corp filed Critical ISHII SANGYO
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】平滑板により容器移載時の接触抵抗および摩擦
抵抗の大幅な低減を図り、容器の円滑な移載を達成する
ことができると共に、パレットの損傷もなくなる容器移
載装置を提供する。 【解決手段】待機部4に待機する容器または容器群を、
載置部5に上載されたパレット6の上面に移載する容器
移載装置であって、待機部4と載置部5との間を往復
し、容器または容器群を押圧移載するためのプッシャ9
と、パレット6上面に沿って前進および後退する平滑板
68を具備した平滑板出入機構70を備えてなり、前記
平滑板68は、容器または容器群の移動前にパレット6
上面に前進して該パレット6を覆い、移動後に容器また
は容器群をパレット6上面に残して抜き取り後退するよ
うに構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば収納物を
輸送、保管するために用いられる容器(コンテナ)また
は容器が上下方向に積重ねられた容器群(コンテナ群)
をパレットに移載するパレタイザのような容器移載装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、待機部に待機する容器または多数
の容器が例えば2列5群(1群につき例えば50個の容
器が上下方向に積重ねられ、合計250個の容器から成
る容器群)に配列された容器群を、載置部に上載された
パレットの上面に上載するには、待機部の容器(または
容器群)をパレット上面に移載させるプッシャを設け、
このプッシャにて待機部の容器(または容器群)をパレ
ット上面に押圧移動して移載する構成が考えられる。
【0003】しかし、この構成の場合には容器または容
器群の重量の関係上、パレット上面と容器下面との間の
接触抵抗、摩擦抵抗が大となり、円滑な容器または容器
群の移載に支障をきたし、パレットが損傷する懸念もあ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、待機部の容器(または容器群)をパレット
上面に移動させるプッシャと、プッシャによる容器の移
動前にパレット上面に平滑板を配設し、プッシャによる
容器の移動後にパレットと容器との間から平滑板を抜取
る平滑板出入機構とを備えることで、平滑板により容器
移載時の接触抵抗および摩擦抵抗の大幅な低減を図り、
容器の円滑な移載を達成することができると共に、パレ
ットの損傷もなくなる容器移載装置の提供を目的とす
る。
【0005】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、平滑板出入機構によ
る平滑板の抜取り時に容器の抜取り方向へ移動を抑止す
る抑止部材を設けることで、平滑板をパレットと容器と
の間から抜取る時、容器が抜取り方向へ移動するのを防
止して、容器姿勢の乱れを防ぐことができる容器移載装
置の提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の目的と併せて、一端が軸支
された上下動可能なレールに沿って平滑板出入機構が出
し入れ方向に移動されるように構成すると共に、平滑板
の抜取り前に平滑板に対する下方からの負荷を解除すべ
くレールを下動させることで、平滑板の抜取り時におい
て平滑板に作用する負荷を容器重量のみと成して、平滑
板の良好な抜取り動作を確保することができる容器移載
装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、待機部に待機する容器または容器群を、載置
部に上載されたパレットの上面に移載する容器移載装置
であって、待機部と載置部との間を往復し、容器または
容器群を押圧移載するためのプッシャと、パレット上面
に沿って前進および後退する平滑板を具備した平滑板出
入機構を備えてなり、前記平滑板は、容器または容器群
の移動前にパレット上面に前進して該パレットを覆い、
移動後に容器または容器群をパレット上面に残して抜き
取り後退するように構成した容器移載装置であることを
特徴とする。
【0008】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の効果と併せて、平滑板の後退時、容
器または容器群の抜取り方向への移動を抑止する抑止部
材が設けられた容器移載装置であることを特徴とする。
【0009】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の構成と併せて、平滑板出入
機構は、一端を軸支された上下動可能なレール上に配設
され、該レールには、その自由端が平滑板の前進時には
高い位置に、後退時には低い位置に保持するレール傾動
機構が設けられてなる容器移載装置であることを特徴と
する。
【0010】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、待機部に待機する容器または容器群を、載置
部に上載されたパレットの上面に移載する場合、プッシ
ャによる容器または容器群の移動前に平滑板出入機構が
平滑板をパレット上面に配設し、次に平滑板上にプッシ
ャにて容器または容器群が移動処理され、このプッシャ
による容器または容器群の移動後において平滑板出入機
構がパレットと容器との間から平滑板を抜取る。このた
め、容器(または容器群)は一旦平滑板上面に移載され
るので、容器移載時の接触抵抗および摩擦抵抗の大幅な
低減を図ることができ、容器の円滑な移載を達成するこ
とができると共に、パレットの損傷もなくなる効果があ
る。
【0011】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、平滑板出入機
構によりパレットと容器との間から平滑板を抜取る時
に、抑止部材が容器(または容器群)の抜取り方向への
移動を抑止する。このため、平滑板をパレットと容器と
の間から抜取る時、容器(または容器群)が抜取り方向
へ移動するのを抑止部材により防止することができ、容
器姿勢の乱れを防ぐことができる効果がある。
【0012】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1または2記載の発明の効果と併せて、平滑
板出入機構により平滑板をパレットと容器との間から抜
取る前に、レール傾動機構にてレールを下動させて、平
滑板に対する下方からの負荷を解除するので、平滑板の
抜取り時において平滑板に作用する負荷は容器重量のみ
と成る。この結果、平滑板を良好に抜取ることができる
効果がある。
【0013】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は容器移載装置を含むパレタイザ全体の平
面図で、容器としてのコンテナa(図16参照)が上下
方向に例えば25段に積重ねられた下側のコンテナ群b
(図5参照)に対して、同様にコンテナa(図16参
照)が上下方向に例えば25段に積重ねられた上側のコ
ンテナ群c(図5参照)を積重ねて、合計50個のコン
テナ群Aと成す積上げ部1を設けている。
【0014】この積上げ部1の次段には方向転換が不要
なコンテナ群A1,A2についてはそのまま搬出し、方
向転換が必要なコンテナ群A3,A4,A5については
90度反転処理(方向転換処理)して搬出する反転部2
を設けている。この反転部2の次段には2列5群のコン
テナ群A1〜A5を水平な平板3上に上載待機させる待
機部4を設けている。
【0015】また待機部4の次段には載置部としての回
転テーブル5を設け、この回転テーブル5の上面には木
製パレット6を着脱可能に上載している。回転テーブル
5には複数の位置決めブロック7…が固定され、木製パ
レット6は回転テーブル5上において位置決め固定され
る。ここで、回転テーブル5は回転中心8を中心として
水平方向に回転可能に構成されている。なお、載置部は
必ずしも回転テーブルでなくてもよく、固定テーブルや
単なる載置台であってもよい。
【0016】待機部4の上部には、待機部4の平板3上
の2列5群のコンテナ群A1〜A5を一括して木製パレ
ット6上に移動させるプッシャ9が設けられている。こ
のプッシャ9はストッパを兼ねるベース片10と押圧片
11とを平面視で直角状に組合わせて構成され、スプロ
ケット12,13間に張架されたチェーン14にて水平
方向に往復移動すべく構成されている。
【0017】すなわち、複数のフレームを組合わせて構
成したプッシャベース15に2本のガイドレール16
(図12参照)を平行に離間固定する一方、ベース片1
0の背面に取付けた複数のスライダ17をガイドレール
16に摺動自在に嵌合し、チェーン14に固定したアタ
ッチメント18とベース片10とを連結部材19で相互
連結し、チェーン14の駆動によりプッシャ9を水平往
復動すべく構成したものである。
【0018】またプッシャ9は2列5群のコンテナ群A
1〜A5を一括して木製パレット6上に移動させるのみ
ならず次のような作用をも奏するように構成されてい
る。つまり、反転部2から待機部4にコンテナ群A1,
A2がこの順に搬入された後に、次に搬入されるべきコ
ンテナ群A3〜A5の搬入に備えて、先に搬入された2
群のコンテナ群A1,A2を図1の実線位置へ移動させ
る作用をも奏する。
【0019】本発明の主要部の構成については後述する
として、次に積上げ部1の具体的構成(図2乃至図5参
照)と、反転部2の具体的構成(図6乃至図11参照)
とについて説明する。まず、図2乃至図5を参照して積
上げ部1の構成について述べる。
【0020】図2乃至図5は図1の左側面図に相当し、
この積上げ部1は左右両側に立設するフレーム20,2
1と、図1の矢印d方向から搬入されてくるコンテナ群
c,bまたは積上げ完了後のコンテナ群A(図5参照)
を図1の左方から右方へ搬出する2条チェーン構造のコ
ンベア22と、コンテナ群cを一旦上昇させた後に、こ
のコンテナ群cを別のコンテナ群b上に積重ねる積重ね
機構23とを備えている。
【0021】すなわち、ベースフレーム24に可逆モー
タ25を取付け、この可逆モータ25の回転軸に原動ス
プロケット26を嵌合する一方、コンベア22よりも下
方に水平に横架された駆動軸27には合計3つのスプロ
ケット28,29,30を嵌合し、スプロケット26,
30間にはチェーン31を張架している。
【0022】また駆動軸27の両側部のスプロケット2
8,29と上下方向に対抗するように左右のフレーム2
0,21の上部にはスプロケット32,33を軸支し、
上下のスプロケット32,28間およびスプロケット3
3,29間にチェーン34,35をそれぞれ張架してい
る。
【0023】さらにチェーン34,35に連結したアタ
ッチメント36,37にはブラケット38,39を介し
てリフタ40,41を取付け、これら各リフタ40,4
1を常時内方(コンテナ群の底面を受ける方向)へバネ
付勢して、これらの各要素24〜41にて積重ね機構2
3を構成している。一方、フレーム20,21の上端に
は上昇されたコンテナ群cの左右を案内するガイド板4
2,43が設けられている。
【0024】このように構成した積上げ部1は次の如く
作用する。すなわち、図1の矢印d方向から例えば洗浄
処理済みのコンテナ群cがコンベア22にて図1、図2
に示す位置へ搬入されると、可逆モータ25の正転によ
りチェーン34,35等を介して左右のリフタ40,4
1を上昇し、これらリフタ40,41によりコンテナ群
cを図3に示す如く上昇させる。
【0025】このコンテナ群cの直下部に次のコンテナ
群bが図4に示す如く搬入されると、可逆モータ25の
逆転によりチェーン34,35等を介して左右のリフタ
40,41およびコンテナ群cを下降させ,図5に示す
如く、上側のコンテナ群cを下側のコンテナ群bに上載
し、コンテナa(図16参照)が上下方向に50個積載
されたコンテナ群Aと成す。この際、リフタ40,41
は付勢バネ(図示せず)に抗して後退すると共に、リフ
タ40,41が図2に示すノーマル位置まで下降した
時、これらリフタ40,41は付勢バネ力にて次のコン
テナ群底面を受ける元の状態に復元する。
【0026】次に図6乃至図11を参照して反転部2の
構成について述べる。この反転部2は、積上げ部1側か
ら待機部4側に向けて延び、かつ上側搬送面2箇所にタ
ーンテーブル部材配設用の凹部44(図7参照)が形成
された合計4条のチェーン45から成るコンベア46
と、金属板(ターンテーブル部材)を平面から見て井桁
状に組合わせて構成したターンテーブル47と、ターン
テーブル47の90度回転時に該ターンテーブル47が
チェーン45と干渉しないように、ターンテーブル47
を上昇させるシリンダ48と、ターンテーブル47のベ
ース49に連結した支軸50を、アーム51を介して9
0度回転させるシリンダ52とを備えている。
【0027】支軸50はアーム51側が図8に示す如く
解放された昇降ボックス53に軸支され、昇降ボックス
53内の支軸50に筒軸54を嵌合し、この筒軸54に
対してアーム51を一体的に取付け、アーム51の遊端
とシリンダ52のピストンロッド先端に設けられたアタ
ッチメント55とを連結して、シリンダ52操作により
ターンテーブル47を90度回転すべく構成している
(図8、図11参照)。
【0028】ここで、シリンダ52は昇降ボックス53
と一体的に昇降する必要があるので、昇降ボックス53
に2つのブラケット56を離間固定し、これらブラケッ
ト56間にシリンダ52を枢着支持させている。また昇
降ボックス53の背面には図9に示すようにL字状のブ
ラケット57を取付け、このブラケット57をシリンダ
48のピストンロッド先端に連結している。
【0029】さらに昇降ボックス53の背面には合計4
個のスライダ58を取付け、これら各スライダ58を上
下方向に延びる2条のガイドレール59に摺動自在に嵌
合し、昇降ボックス53が2条のガイドレール59に沿
って昇降するように構成している。
【0030】このように構成した反転部2は次の如く作
用する。図1に示すコンテナ群A1,A2については反
転する必要がないので、これらのコンテナ群A1,A2
はコンベア46によりそのまま待機部4へ搬出する。
【0031】一方、図1に示すコンテナ群A3,A4,
A5については搬入姿勢と搬出姿勢とが90度異なり、
反転する必要がある。この場合、図9に示す位置のコン
テナ群Aをシリンダ48操作にて一旦図10に示す如く
上昇し、ターンテーブル47が4条のチェーン45から
なるコンベア46と干渉しないように成す。次に図1
0、図8に示す状態からシリンダ52のピストンロッド
を突出させて、アタッチメント55、アーム51、筒軸
54、支軸50、ベース49を介してターンテーブル4
7を90度回転させると、図11に示す如くコンテナ群
Aの方向転換を行なうことができる。
【0032】この図11に示す状態を保持したまま、シ
リンダ48のピストンロッド下降操作により方向転換後
のコンテナ群Aをコンベア46に上載し、このコンベア
46にて方向転換完了後のコンテナ群A(図1のコンテ
ナ群A3,A4,A5参照)を待機部4へ搬送する。
【0033】次に図1および図12乃至図15を参照し
て本発明の主要部の構成について詳述する。フレームを
組合わせて構成した装置本体60には軸受61を介して
平行な2本の傾動レール62が取付けられている。これ
ら2本の各傾動レール62は後述する平滑板出入機構7
0の下部に配設されている。
【0034】また傾動レール62はプッシャ9の往復動
方向に対して直交する方向に延び、その一端(レール一
端)は軸受け61に枢支させると共に、傾動レール62
の自由端側下部とベースフレーム63との間には傾動用
のシリンダ64(アクチュエータ)がそれぞれ張架さ
れ、2本の平行な傾動レール62を同期して傾動すべく
構成している。
【0035】また傾動レール62にはその上面に沿って
前進(図12の右方へ移動)および後退(図12の左方
へ移動)するランナ65が設けられている。このランナ
65は前進時に木製パレット6と干渉しないように平面
視(図1参照)で逆コ字状のフレーム66,67を組合
わせて構成され、内側のフレーム66の上面にはステン
レス製その他の剛性を有すると共に、平滑を備えた平滑
板68が張架、固定され、外側のフレーム67の下面に
は傾動レール62の上面に転接する案内車輪69が取付
けられている。
【0036】しかも、プッシャ9によるコンテナ群A1
〜A5の木製パレット6上面への移動前に該パレット6
上面に平滑板68を配設し、プッシャ9によるコンテナ
群A1〜A5の移動後にパレット6とコンテナ群A1〜
A5との間から平滑板68を抜取る平滑板出入機構70
が設けられている。
【0037】この平滑板出入機構70は次のように構成
している。つまり装置本体60に平行に離間軸支された
駆動軸71,72の両端に対してスプロケット73,7
4をそれぞれ嵌合し、スプロケット73,74間にはチ
ェーン75,76を張架している。また左右のチェーン
75,76間にアタッメント77を張架し、このアタッ
チメント77にリンク78を介してランナ65を連結し
ている。
【0038】さらに図12において左部の駆動軸71を
チェーン79および原動スプロケット80を介して可逆
モータ81に連動し、上述の各要素71〜81により平
滑板出入機構70を構成し、この平滑板出入機構70に
ランナ65を介して平滑板68が一体的に連結されてい
る。一方、ランナ65を構成する外側のフレーム67の
一辺67a(図1参照)と対向して装置本体60の上部
フレーム82には、この一辺67aを案内する車輪83
が取付けられている。
【0039】ところで、回転テーブル5上に位置決め固
定される木製パレット6の左部には、平滑板出入機構7
0による平滑板68の抜取り時にコンテナ群A1〜A5
の抜取り方向への移動を抑止する抑止部材84が設けら
れている。この抑止部材84はシリンダ85により移動
制御されると共に、図示しないガイドレールに沿って水
平方向に前進、後退すべく構成されている。なお図12
〜図15における86は回転テーブル5を支持するテー
ブル台である。
【0040】このように構成した容器載置装置の作用を
以下に詳述する。図1に示す如く待機部4で待機する2
列5群のコンテナ群A1〜A5を一括して木製パレット
6上に移載するには、プッシャ9によるコンテナ群の押
圧に先立って、まず図12に示す後退位置の平滑板68
を平滑板出入機構70の操作によりランナ65と共に前
進させて図13に示すように、この平滑板68を木製パ
レット6上に配設する。
【0041】次に図14に示す如くシリンダ64のピス
トンロッドを収縮動(下動)させ、軸受61を支点とし
て2本の傾動レール62を同期傾動させ、平滑板68に
対する下方からの負荷を解除する。次にプッシャ9を前
進させ、待機部4上の2列5群のコンテナ群A1〜A5
を一括して平滑板68上に移載する。
【0042】次にシリンダ85のピストンロッドを突出
して、抑止部材84をコンテナ群A1〜A5の左部に当
接し、その倒れ防止を図る。次に抑止部材84によるコ
ンテナ群A1〜A5の移動抑止状態を確保した条件下に
おいて、平滑板出入機構70の操作により木製パレット
6とコンテナ群A1〜A5との間からランナ65と共に
平滑板68を抜取ると、2列5群のコンテナ群A1〜A
5は図15、図16に示す如く木製パレット6上に載置
される。その後、傾動レール62、抑止部材84、プッ
シャ9を図1、図12に示すノーマル状態に復動させ
る。
【0043】以上要するに本実施例の容器移載装置によ
れば、待機部4に待機する2列5群のコンテナ群A1〜
A5を、載置部(回転テーブル5参照)に上載されたパ
レット6の上面に移載する場合、プッシャ9によるコン
テナ群A1〜A5の移動前に平滑板出入機構70が平滑
板68をパレット6上面に配設し、次に平滑板68上に
プッシャ9にてコンテナ群A1〜A5が移動処理され、
このプッシャ9によるコンテナ群A1〜A5の移動後に
おいて平滑板出入機構70がパレット6とコンテナ群A
1〜A5との間から平滑板68を抜取る。
【0044】このため、コンテナ群A1〜A5は一旦平
滑板68上面に移載されるので、コンテナ群A1〜A5
のプッシャ9による移載時の接触抵抗および摩擦抵抗の
大幅な低減を図ることができ、コンテナ群A1〜A5の
円滑な移載を達成することができると共に、パレット6
の損傷もなくなる効果がある。特にパレット6として木
製パレット6を用いた場合には、このパレット6の載置
面に釘等が突出し、また反りがあってもコンテナ群A1
〜A5の移載作業を容易に行なうことができると共に、
木製パレット6の板目やパレット厚さに影響されること
のない円滑な移載作用を確保することができる効果があ
る。
【0045】また、平滑板出入機構70によりパレット
6とコンテナ群A1〜A5との間から平滑板68を抜取
る時に、抑止部材84がコンテナ群A1〜A5の抜取り
方向への移動を抑止する。このため、平滑板68をパレ
ット6とコンテナ群A1〜A5との間から抜取る時、コ
ンテナ群A1〜A5が抜取り方向へ移動するのを防止す
ることができ、コンテナ群の姿勢の乱れを防止すること
ができる効果がある。
【0046】さらに、平滑板出入機構70により平滑板
68をパレット6とコンテナ群A1〜A5との間から抜
取る前に、レール傾動機構(シリンダ64参照)にて傾
動レール62を傾動させて、平滑板68に対する下方か
らの負荷を解除するので、平滑板68の抜取り時におい
て平滑板68に作用する負荷はコンテナ群A1〜A5の
重量のみと成る。この結果、平滑板68を良好に抜取る
ことができる効果がある。
【0047】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の容器は、実施例のコンテナa、コ
ンテナ群A1〜A5に対応し、以下同様に、パレット
は、木製パレット6に対応し、載置部は、回転テーブル
5に対応し、レール傾動機構は、シリンダ64に対応す
るも、この発明は上記実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
【0048】例えば上記実施例においては容器として2
列5群のコンテナ群A1〜A5を開示したが、これは3
列10群のコンテナ群であってもよく、或は重量の大な
る少なくとも1個の容器をパレット上に移載する装置に
対して本発明を適用してもよい。また平滑板としてはス
テンレス製の平滑板68を開示したが、これは鉄板製そ
の他剛性を有する平滑板であってもよい。
【0049】さらに実施例で開示したシリンダ48,5
2,64,85としてはエアシリンダや油圧シリンダ等
の流体シリンダを用いることができるが、エアシリンダ
を用いた場合には油圧シリンダを用いる場合と比較して
操作スピードの向上を図ることができる。
【0050】加えて、プッシャ9および平滑板出入機構
70をチェーン14,75.76駆動すべく構成した
が、実施例のチェーン駆動に代えてロッドレスシリンダ
やその他の機構にて駆動すべく構成してもよい。
【0051】なお、図1における回転テーブル5の右部
にフィルム繰出し装置(図示せず)を配置し、パレット
6に載置された2列5群のコンテナ群A1〜A5に対し
て、回転中心8を中心として回転テーブル5を回転させ
ながらフィルム繰出し装置から繰出されるフィルムを巻
付けて、コンテナ群A1〜A5の荷崩れを防止するよう
に構成してもよく、あるいは載置部は回転テーブル5に
代えて固定テーブルや載置台であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の容器移載装置を含むパレタイザ全体
の平面図。
【図2】 積上げ部の説明図。
【図3】 コンテナ群上昇時の説明図。
【図4】 上側のコンテナ群の直下に下側のコンテナ群
が搬入された時の説明図。
【図5】 上下のコンテナ群の積重ね時の説明図。
【図6】 反転部の拡大平面図。
【図7】 反転部の側面図。
【図8】 図7のB−B線矢視断面図。
【図9】 図7の右側面図。
【図10】 ターンテーブル上昇時の説明図。
【図11】 反転時の説明図。
【図12】 図1のD−D線矢視断面図。
【図13】 パレット上面に対する平滑板配設時説明
図。
【図14】 プッシャによる容器移載時の説明図。
【図15】 平滑板抜取り完了時の説明図。
【図16】 パレットに上載されたコンテナ群の一例を
示す斜視図。
【符号の説明】
4…待機部 5…回転テーブル(載置部) 6…パレット 9…プッシャ 62…レール 64…シリンダ(傾動機構) 68…平滑板 70…平滑板出入機構 84…抑止部材 a…コンテナ A1〜A5…コンテナ群

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】待機部(4)に待機する容器または容器群
    を、載置部(5)に上載されたパレット(6)の上面に
    移載する容器移載装置であって、待機部(4)と載置部
    (5)との間を往復し、容器または容器群を押圧移載す
    るためのプッシャ(9)と、パレット(6)上面に沿っ
    て前進および後退する平滑板(68)を具備した平滑板
    出入機構(70)を備えてなり、前記平滑板(68)
    は、容器または容器群の移動前にパレット(6)上面に
    前進して該パレット(6)を覆い、移動後に容器または
    容器群をパレット(6)上面に残して抜き取り後退する
    ように構成した容器移載装置。
  2. 【請求項2】平滑板(68)の後退時、容器または容器
    群の抜取り方向への移動を抑止する抑止部材(84)が
    設けられた請求項1記載の容器移載装置。
  3. 【請求項3】平滑板出入機構(70)は、一端を軸支さ
    れた上下動可能なレール(62)上に配設され、該レー
    ル(62)には、その自由端が平滑板の前進時には高い
    位置に、後退時には低い位置に保持するレール傾動機構
    が設けられてなる請求項1または2記載の容器移載装
    置。
JP18444197A 1997-06-24 1997-06-24 容器移載装置 Pending JPH1111676A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19955818B4 (de) * 1999-01-20 2004-08-05 Nsk Ltd. Verfahren zum Schleifen der Zugoberfläche einer halbringförmigen Scheibe eines stufenlosen Getriebes
DE19964368B4 (de) * 1999-01-20 2005-01-05 Nsk Ltd. Verfahren zum Schleifen der Zugoberfläche einer halbringförmigen Scheibe eines stufenlosen Getriebes

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DE19955818B4 (de) * 1999-01-20 2004-08-05 Nsk Ltd. Verfahren zum Schleifen der Zugoberfläche einer halbringförmigen Scheibe eines stufenlosen Getriebes
DE19964368B4 (de) * 1999-01-20 2005-01-05 Nsk Ltd. Verfahren zum Schleifen der Zugoberfläche einer halbringförmigen Scheibe eines stufenlosen Getriebes

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