JPH0336724B2 - - Google Patents

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JPH0336724B2
JPH0336724B2 JP9614186A JP9614186A JPH0336724B2 JP H0336724 B2 JPH0336724 B2 JP H0336724B2 JP 9614186 A JP9614186 A JP 9614186A JP 9614186 A JP9614186 A JP 9614186A JP H0336724 B2 JPH0336724 B2 JP H0336724B2
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JP
Japan
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hook
roller conveyor
movable receiving
shelves
move
Prior art date
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Application number
JP9614186A
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English (en)
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JPS62255301A (ja
Inventor
Ryoichi Tsune
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsune Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tsune Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tsune Seiki Co Ltd filed Critical Tsune Seiki Co Ltd
Priority to JP9614186A priority Critical patent/JPS62255301A/ja
Publication of JPS62255301A publication Critical patent/JPS62255301A/ja
Publication of JPH0336724B2 publication Critical patent/JPH0336724B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、棒材やパイプ材等の長尺材を水平
状態でラツクの棚部に保管すると共に、スタツカ
ークレーンにより、切断等の加工に供する所要の
長尺材を上記棚部から取り出して加工部への移送
用ローラコンベアに搬送し、また加工後の残材を
ローラコンベアから取り上げて上記棚部へ戻すよ
うに構成された自動倉庫における材料交換装置に
関する。
(従来技術) 一般にこの種自動倉庫は、第6図で示すような
構造を備えている。図中、1は前後に複数列立設
されたラツクであり、それぞれ前方へ上り勾配で
突出するアーム2aを左右方向に沿つて所要間隔
で複数本平行配設してなる保管棚部2が上下に複
数段設けられている。3は一つのラツク1の下部
に設置されたローラーコンベアであり、正逆回転
可能な横型駆動ローラー3aと縦型ガイドローラ
3bとがそれぞれ左右方向に沿つて所要間隔で前
方突出状に片持ち支持される形で配設されると共
に、駆動ローラー3a,3a…上に載置された長
尺材4をガイドローラ3b側へ押し付ける幅寄せ
装置3cを備えている。5はラツク1,1…の左
右両側にブラケツト5a,5a…を介して配設さ
れた前後方向に沿うレールであり、この両側レー
ル5,5上にラツク1を跨ぐ正面視略下向きコ字
状のスタツカークレーン6がその両側下端の台車
7,7を介して前後移動可能に搭載されている。
5bは各レール5の両端に設けられた緩衝用スト
ツパーである。8は、上下複数段の導入棚8a,
8a…を備えた導入用可動ラツクであり、ラツク
1,1…の配列の前方側下部に設けた左右両側の
レール9,9上を台車10を介して前後移動する
ように構成されている。
しかして、スタツカークレーン6は、左右方向
に沿うシヤフト11aに後方へ突出する複数枚の
フツク片11b,11bが所要間隔で固着されて
なる搬送用フツク11を備えており、かつ上部に
2基の可逆回転モーター12a,12bが付設さ
れている。この搬送用フツク11は、モーター1
2aにて駆動するスプロケツト13に巻き掛けら
れたチエーン14aの一端で吊持され、左右両側
の固定ガイド枠15a,15aとこれに上下摺動
自在に嵌装された可動ガイド枠15b,15bと
に沿つて昇降動作する。またモーター12bの軸
にはレール5の前後端に両端を固定したチエーン
14bが縦枠部6aを通して巻き掛けられてお
り、このモーター12bの駆動によつてスタツカ
ークレーン6全体が前後移動する。尚、搬送用フ
ツク11の各フツク片11bは、ラツク1の各ア
ーム2aならびにローラーコンベア3の各ローラ
3a,3bに対し、左右方向の位置が重ならない
ように設定されている。
上記構成の自動倉庫にあつては、長尺材4は、
その供給時のみ作業者が前方側において導入用可
動ラツク8の棚部8aに載置するが、これ以降の
操作、つまりこの棚部8aからラツク1の保管棚
部2への移送、該保管棚部2からローラーコンベ
ア3への移送、加工後の残材のローラーコンベア
3から所要の保管棚部2への移送、保管棚部2,
2間の置換え等は全てスタツカークレーン6によ
つてコンピユーター制御で自動的になされる。例
えば保管棚部2から長尺材4を取り出すには、第
7図で示すように、搬送用フツク11をアーム2
aから離れた位置で長尺材4より下位に下降させ
A、次いで長尺材4の直下まで前進させB、上昇
させて長尺材4をすくい上げC、アーム2aから
離れるまで後退させD、次いで所要高さまで昇降
させる。ここで上記B,Dの前後移動はスタツカ
ークレーン6全体の移動によつて行われることに
なる。しかして、搬送用フツク11から保管棚部
2への移送は図中破線矢印の如く上記とは逆に行
えばよく、これらの操作はローラーコンベア3お
よび導入用可動ラツク8に対しても同様である。
すなわち、ローラーコンベア3から保管棚部2
への長尺材4の移送を行うには、第7図における
保管棚部2をローラーコンベア3に置き換えた形
で、搬送用フツク11を前記A→B→C→Dの順
序で移動させることにより、該ローラーコンベア
3上の長尺材4を搬送用フツク11に保持させた
後、目的とする保管棚部2がローラーコンベア3
の上方に位置する(第6図の右端のラツク1に付
属する)場合には、フツク11をそのまま上昇さ
せて該保管棚部2のアーム2aより若干上位置で
停止させて第7図のDの状態とし、次いで同図C
→B→Aの順次で破線矢印の如く動作させて長尺
材4を保管棚部2へ載置すればよい。なお、目的
とする保管棚部2が第6図の左端または中間のラ
ツク1に付属する場合は、言うまでもなく、長尺
材4を保持させた搬送用フツク11をラツク1に
接触しないようにスタツカークレーン6の最上昇
位置まで上昇させた上で、該スタツカークレーン
6を目的とする保管棚部2のあるラツク1の前方
まで前進させ、次いで搬送用フツク11を第7図
のDの位置まで下降させ、以降は上記同様に動作
させればよい。一方、保管棚部2からローラーコ
ンベア3への移送は、当然に上記と逆の順序の動
作を行うことになる。
また導入用可動ラツク8に搬入した長尺材4を
保管棚部2へ移送するには、まず該可動ラツク8
を第6図のように後退位置へ移送させると共に、
スタツカークレーン6を図の仮想線で示す前限位
置まで移動させる。そして、第7図における保管
棚部2を可動ラツク8の棚部8aに置き換えた形
で、搬送用フツク11を前記A→B→C→Dの順
序で動作させることにより、該棚部8a上の長尺
材を搬送用フツク11に保持させ、以降は前記の
ローラーコンベア3からの移送と同様にして長尺
材4を保管棚部2へ載置させればよい。
なお、第7図中の2bは保管棚部2上で複数の
長尺材4を相互に離間した状態で保持させるため
にアーム2a上に突起状に設けられたポストプレ
ートである(第6図では省略)。この目的は、長
尺材4が長いものであるために完全に直線状とは
限らず、ある程度の曲がりを生じている場合があ
り、また図示のような断面外形が円形のもの以外
にに三角形、四角形、六角形等の断面外形を有す
る異形形状のものがあることから、保管棚部2上
で複数本が相互に接する載置形態では搬送用フツ
ク11による搬出入操作時に上記曲がりや異形形
状による相互干渉を生じる恐れがあり、これを避
けるためである。
ところで、このような自動倉庫では、所要の長
尺材4を順次に切断等の加工に供する場合、ロー
ラーコンベア3において加工後の残材の返却から
次材の到着までに要する時間が長くなると、切断
機等の加工装置の稼働率が低下する。。そこで、
従来にあつては、第6図で示すように、ローラー
コンベア3の下方に加工後の残材の仮置きと次材
の待機を行う2段の仮受棚16a,16bを設
け、加工後の材料交換をローラーコンベア3の近
傍で行うと共に、上記残材の本来の保管棚部2へ
の移送と新たな次材の上記仮受棚16aまたは1
6bへの運び込みを加工中に行うことにより、材
料交換の時間短縮を図つている。なお、両仮受棚
16a,16bは保管棚部2と同一構成である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の仮受棚16a,16
bを利用する手段によつて残材と次材との交換を
行うには、例えば下位の仮受棚16bに次材が待
機している場合、搬送用フツク11の動作は、第
8図で示すように、16行程もの方向転換移動が必
要である。すなわち、搬送用フツク11は、残材
を載せたローラーコンベア3の手前やや下位まで
下降し(1)、該コンベア3の真下まで前進し(2)、上
昇して該コンベア3上の残材をすくい上げ(3)、保
持した残材が該コンベア3に干渉せずに下降可能
な位置まで後退し(4)、空である上位の仮受棚16
aの前方やや上位まで下降し(5)、該仮受棚16a
の真上まで前進し(6)、下降して保持していた残材
を該仮受棚16a上に移し(7)、下位の仮受棚16
b上にある次材に干渉せずに下降可能な位置まで
後退し(8)、次材が待機している下位の仮受棚16
bの前方やや下位まで下降し(9)、該仮受棚16b
の真下まで前進し(10)、上昇して該仮受棚16bの
次材をすくい上げ(11)、保持した次材が上位の
仮受棚16aおよびローラーコンベア3に干渉せ
ずに上昇可能な位置まで後退し(12)、空である
ローラーコンベア3の手前やや上位まで上昇し
(13)、該コンベア3の真上まで前進し(14)、下
降して保持していた次材をローラーコンベア3上
へ移し(15)、この移し終えた次材に干渉せずに
昇降可能な位置まで後退する。という動作を行う
ことになる。
従つて、第8図中の破線矢印で示すローラーコ
ンベア3位置における取り出しおよび添え置き動
作を除いても、仮受棚16a,16b位置だけで
同実線矢印で示す9行程もの方向転換動が必要と
なる。よつて、上記従来手段でも、上記材料交換
にかなりの時間(通常3〜4分間)が費やされ、
前記稼働率の点でまだまだ不充分である。
この発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
で、残材と次材との交換に要する時間を従来に比
較して大幅に短縮でき、もつて切断機等の加工装
置の稼働率を著しく向上させることが可能な長尺
材用自動倉庫の材料交換装置を提供することを目
的としている。
(問題点を解決するための手段) この発明に係る長尺材用自動倉庫の材料交換装
置は、上記目的を達成するために、前方突出した
平行アーム2a上に長尺材4を水平状態で保持す
る上下複数段の保管棚部2をそれぞれ有する前後
複数列のラツクと、前方突出状に片持ち支持され
た横型ローラー3aを有して加工工程へ長尺材4
を送るローラーコンベア3と、上記アーム2aに
対向する向きに突出した複数のフツク片11b上
に長尺材を水平状態で載置する搬送用フツク11
と、該搬送用フツク11を昇降自在に保持すると
共に上記ラツク1間にわたつて前後移動可能なス
タツカークレーン6とを具備し、上記搬送用フツ
ク11によるすくい上げおよび添え置き動作によ
り保管棚部2とローラーコンベア3間で長尺材4
の移送交換を行う自動倉庫において、上記ローラ
ーコンベア3の近傍に、それぞれ前方突出する複
数の受片19a,19bを有して加工後の残材4
aの仮置きと加工に供する次材4bの待機とを行
う上下一対の可動受棚17a,17bが設けら
れ、かつ両可動受棚17a,17bは、相互に連
動して前後逆方向に運動し、上記搬送用フツク1
1のローラーコンベア3から離れた前方での昇降
領域に対して出入動作するように構成されてなる
ものである。
(作用) ローラーコンベア3上にある加工後の残材4a
と可動受棚17a,17bの一方に待機させた次
材4bとの交換を行うには、搬送用フツク11に
てローラーコンベア3から残材4aをすくい上
げ、この残材4aを該可動受棚17a,17bの
空である他方に転載した後、この転載によつて空
になつた上記フツク11にて可動受棚17a,1
7bの一方に待機している次材4bをすくい上
げ、この次材をローラーコンベア3上に添え置き
することなる。
この場合、搬送用フツク11の動作は、ローラ
ーコンベア3位置での残材4aのすくい上げと次
材4bの添え置きについては既述した従来と同様
の工程、つまり第8図の破線矢印で示す〓〜(4)の
行程と(13)以降の行程を経ることになるが、両
可動受棚17a,17bが相互に前後逆方向に連
動してローラーコンベア3前方における搬送用フ
ツク11の昇降領域に対して出入動作するもので
あるため、両可動受棚17a,17b位置では前
後移動を全く行うことなく一往復の昇降移動のみ
でよい。
すなわち、例えば第4図の如くローラーコンベ
ア3の直下に設置された上下一対の可動受棚17
a,17bのうち、下部の可動受棚17bに次材
4bを待機させている場合、ローラーコンベア3
よる残材4aをすくい上げて後退した搬送用フツ
ク11の昇降領域内に、空である上部の可動受棚
17bを前進状態として位置させておくことよ
り、上記後退位置にある搬送用フツク11を単に
下降させるたけで保持していた残材が上部の可動
受棚に転載されることになる。しかも、この時、
下部の可動受棚17bは後退状態で上記昇降領域
から外れた位置にあるため、搬送用フツク11は
次材4bに干渉することなく図示一点鎖線で示す
ように下部の可動受棚17bの前方下部までその
まま下降できる。しかして、この下降後、第5図
の如く、両可動受棚17a,17bを逆向きに作
動させて、上記昇降領域内に下部の可動受棚17
bが位置するように転換することにより、下降位
置にある空の搬送用フツクを単に上昇させるだけ
で下部の可動受棚17bから次材4bをすくい上
げることができ、かつこの時には残材4aを載せ
た上部の可動受棚17aが後退状態で昇降領域か
ら外れた位置にあるため、搬送用フツク11は残
存4aに干渉することなくローラーコンベア3の
前方上位までそのまま上昇できる。なお、次材4
bが上部の可動受棚17aに待機している場合
は、言うまでもなく両可動受棚17a,17bの
前後位置関係を上記とは逆にすればよく、搬送フ
ツク11の動作は同様に一往復の昇降のみで済
む。
従つて、本発明構成では、搬送用フツク11に
対する残材4aと次材4bの移し替えに必要な該
フツク11の動作行程が、既述したように固定型
の仮受棚16a,16bを有する従来構成では第
8図の(4)位置から(13)位置までの9行程を要し
ていたのに対し、僅か2行程でよく、しかもこの
間には搬送用フツク11の前後動作のためのスタ
ツカークレーン6全体の前後移動が不要となる。
また、上述の如く搬送用フツク11にて次材4
bをローラーコンベア3上に移し終えた後には、
その次材4bの加工中に新たな次材4bを可動受
棚17a,17bの空の方に運び込んで待機させ
ると共に、先に仮置きした残材4aを本来の保管
棚部2へ移送することなるが、この場合にも両可
動受棚部17a,17b位置における搬送用フツ
ク11に対する新たな次材4bと残材4aとの交
換は上述操作と全く同様に該フツク11の昇降だ
けの2行程で済む。
すなわち、保管棚部2より第7図のA〜Dの実
線矢印で示す動作順序で次材4bを受け取つた搬
送用フツク11がローラーコンベア3近傍まで加
工してきた段階では、第4図におけるフツク11
上の残材4aが新たな次材4bに、同じく次材4
bが仮置きされた残材4aに、それぞれ代わつた
だけに過ぎない(但し、残材4aは上位の可動受
棚17a上にあり、下位の可動受棚17bが空で
ある。)従つて、空の方の可動受棚を前進位置と
て搬送用フツク11をそのまま下降させることに
より、自然に新たな次材4bが該可動受棚に転載
され、次いで仮置きされた残材4aを載せた可動
受棚を前進位置に転換した上で該フツク11を上
昇させれば、残材4aが該フツク11にてすくい
上げられることになる。これに対し、従来の固定
型の仮受棚16a,16bでは、言うまでもなく
前回のローラーコンベア3からの残材4bと待機
していた次材4bとの交換と全く同様に、搬送用
フツク11の9行程の方向転換移動が必要とな
る。
(実施例) 以下、この発明を第1図〜第5図で示す実施例
に基づいて具体的に説明する。尚、図中で示す符
号1〜15の各要素は前述した従来の第6図で示す
同一符号の各要素と同一構成であるため、ここで
はその説明を省略する。
第1図および第2図に示すように、この自動倉
庫では、最後方のラツク1に配設されたローラー
コンベア3の直下位置に、上下一対の可動受棚1
7a,17bを備えた材料交換装置17が該ラツ
ク1の縦枠1a,1a…間にわたつて取付けられ
ている。
両可動受棚17a,17bは、第3図〜第5図
で示すように、水平軸18a,18bに前方突出
状の受片19a,19bが所要間隔で複数枚固設
されてなり、各受片19a,19bの上縁が凹状
に形成されていることにより、これら受片19
a,19a…間および19b,19b…間に各一
本づつの長尺材4を水平状態で載置しうるように
なされている。尚、各受片19aおよび19bの
設置位置はスタツカークレーン6の搬送用フツク
11における各フツク片11aと正面視で重なら
ない位置に設定されている。
しかして、ラツク1の左右端の縦枠1a,1a
にはそれぞれ前方突出状のブラケツト20が固着
されており、両ブラケツト20,20間に枢支さ
れた2本の枢軸21a,21bの各両端に可動片
22a,22bが取付けられ、両回動片22a,
22bの各上端と上部の可動受棚17aとが枢支
ピン23a,23aを介して枢着連結されると共
に、同各下端と下部の可動受棚17bとが枢支ピ
ン23b,23bを介して枢着されている。また
右側の縦枠1aの側方にはクランク用モーター2
4がブラケツト24aを介して設置されており、
これに同軸直結する円板25の偏心位置にクラン
クピン26を介して一端を枢着した連杆27の他
端が後方の回動片22bの下端に枢支ピン23b
を介して枢着連結されている。
すなわち、円板25、クランクピン26、連杆
27、および回動片22bは円板25の回転運動
を前後方向の往復運動に変えるクランク機構を構
成しており、これによつて両可動受棚17a,1
7bは、円板25の一回転に付き一回の割合で相
互に連動して前後逆方向に運動し、搬送用フツク
11がローラーコンベア3から離れた前方で昇降
する領域に対して出入動作する。また円板25の
周面一ケ所にクランクピン26とは90゜の位相差
をもつドツク25aが設けてあり、これが円板2
5の上下位置に設置されたリミツトスイツチ28
a,28bに接触した際にクランク用モーター2
4に停止指令が与えられる。つまり、この材料交
換装置17は、一対の可動受台17a,17bの
一方が最前進位置にある状態で必要時間停止させ
ることができる。
上記構成の自動倉庫においては、材料交換装置
17の一対の可動受棚17a,17bを利用し
て、前記従来の仮受棚16a,16b(第6図参
照)を利用する場合と同様に、切断機等の加工装
置29(第2図参照)による加工後の残材4aの
仮置きと加工に供する次材4bの待機を行うと共
に、加工中に残材4aの本来の保管棚部2への移
送と新たな次材4bの可動受棚17aまたは17
bへの運び込みを行う。
ここで、残材4aと次材4bの交換における搬
送用フツク11の動作は、ローラーコンベア3位
置での最初の残材4aのすくい上げならびに最後
の次材4bの添え置きについては従来と同様であ
るが、可動受棚17a,17b位置では前後移動
を全く行うことなく一往復の昇降移動のみで足り
る。すなわち、例えば第4図に示すように下部の
可動受棚17bに次材4bを待機させている場
合、ローラーコンベア3より図示実線矢印の動作
順序ですくい上げた残材4aを載せた搬送用フツ
ク11を、空である上部の可動受棚17aが前進
位置にある状態下で図示一点鎖線で示す位置まで
単に下降させれば、次材4bによる干渉がなく、
残材4aは自動的に可動受棚17a上に転載され
る。次に円板26を半回転させて第5図の如く次
材4bを載せた下部の可動受棚17bが前進位置
となる状態とし、そのまま搬送用フツク11を単
に上昇させると、残材4aによる干渉がなく、次
材4bは自動的に搬送用フツク11にすくい上げ
られる。従つて、従来では既述の如く9行程を要
していた搬送フツク11に対する残材4aと次材
4bの移し替えが2行程で済み、しかもこの間は
消費エネルギーが大きくかつ長時間を要するスタ
ツカークレーン6全体の前後移動を行う必要がな
い。このため、ローラーコンベア3位置での動作
を含めても計9行程でよく、極めて短時間(通常
は20秒程度)にかつ低エネルギーコストで材料交
換が終了する。
また、上述の如く搬送用フツク11にて次材4
bをローラーコンベア3上に移し終えた後には、
その次材4bの加工中に新たな次材4bを可動受
棚17a,17bの空の方に運び込んで待機させ
ると共に、先に仮置きした残材4aを本の保管棚
部2へ移送することなるが、この場合にも両可動
受棚部17a,17b位置における搬送用フツク
11に対する新たな次材4bと残材4aとの交換
は上述操作と全く同様に該フツク11の昇降だけ
の2行程で済む。
すなわち、保管棚部2より第7図のA〜Dの実
線矢印で示す動作順序で次材4bを受け取つた搬
送用フツク11がローラーコンベア3近傍まで下
降してきた段階では、第4図におけるフツク11
上の残材4aが新たな次材4bに、同じく次材4
bが仮置きされた残材4aに、それぞれ代わつた
だけの状態となる。但し、残材4aは前回の操作
で上位の可動受棚17a上にあり、下位の可動受
棚17bが空になつている。
従つて、空である下位の可動受棚17bを前進
位置として搬送用フツク11をそのまま下降させ
ることにより、自然に新たな次材4bが該可動受
棚17bに転載される。次いで、仮置きされた次
材4aを載せた上位の可動受棚17aを前進位置
に転換した上で、該フツク11を上昇させれば、
残材4aが該フツク11にてすくい上げられる。
尚、上記実施例ではクランク機構によつて可動
受棚17a,17bの出入動作を行つているが、
この発明では他の連動動作機構を採用してもよ
い。ただし、上記クランク機構によれば、両可動
受棚17a,17bの出入速度がその停止位置に
近くなるほど小さくなるため、停止の衝撃がな
く、載置されている残材4aまたは次材4bの該
衝撃による脱落を生じないという利点がある。ま
た、可動受棚17a,17bの設置位置は、ロー
ラーコンベア3の直下に限らず、直上等の近傍で
あればよい。更に、他の各構成部分の細部構造
は、上記実施例以外に種々設計変更可能である。
(発明特有の効果) この発明に係る長尺材用自動倉庫の材料交換装
置は、ローラーコンベアの近傍に加工後の残材の
仮置きと加工に供する次材の待機を行う一対の可
動受棚を備え、かつ両受棚が相互に連動して前後
逆方向に運動して搬送用フツクのローラーコンベ
アから離れた前方での昇降領域に対して出入動作
するものであるから、加工後にローラーコンベア
上で行う残材と次材との交換においてスタツカー
クレーンの搬送用フツクの動作行程が非常に少な
くて済み、しかも大重量で消費エネルギーが大き
くかつ長時間を要するスタツカークレーン全体の
前後移動の回数が少なくて済み、上記材料交換を
極めて短時間で行えるため、切断機等の加工装置
の稼働率を従来に比較して著しく向上でき、また
自動倉庫の運転消費エネルギーの低減を図り得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例における長尺材用自
動倉庫全体の右側面図、第2図は同上の縦断正面
図、第3図は材料交換装置の正面図、第4図は同
装置を含む要部の右側面図、第5図は同装置の異
なる動作位置における右側面図、第6図は従来の
長尺材用自動倉庫全体の右側面図、第7図A〜B
はスタツカークレーンの搬送用フツクによる長尺
材の移送操作を行程順に示す要部の右側面図、第
8図は従来の仮受棚を利用した材料交換における
上記搬送用フツクの動作行程の説明図である。 1……ラツク、2……保管棚部、2a……アー
ム、3……ローラーコンベア、3a……横型駆動
ローラー、4……長尺材、4a……残材、4b…
…次材、6……スタツカークレーン、11……搬
送用フツク、11b……フツク片、17……材料
交換装置、17a,17b……可動受棚、19
a,19b……受片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 前方突出した平行アーム上に長尺材を水平状
    態で保持する上下複数段の保管棚部をそれぞれ有
    する前後複数列のラツクと、前方突出状に片持ち
    支持された横型ローラーを有して加工工程へ長尺
    材を送るローラーコンベアと、上記アームに対向
    する向きに突出した複数のフツク片上に長尺材を
    水平状態で載置する搬送用フツクと、該搬送用フ
    ツクを昇降自在に保持すると共に上記ラツク間に
    わたつて前後移動可能なスタツカークレーンとを
    具備し、上記搬送用フツクによるすくい上げおよ
    び添え置き動作により保管棚部とローラーコンベ
    ア間で長尺材の移送交換を行う自動倉庫におい
    て、上記ローラーコンベアの近傍に、それぞれ前
    方突出する複数の受片を有して加工後の残材の仮
    置きと加工に供する次材の待機とを行う上下一対
    の可動受棚が設けられ、かつ両可動受棚は、相互
    に連動して前後逆方向に運動し、上記搬送用フツ
    クのローラーコンベアから離れた前方での昇降領
    域に対して出入動作するように構成されてなる長
    尺材用自動倉庫の材料交換装置。 2 一対の可動受棚が、クランク機構を介して相
    互に前後逆方向に連動して出入動作する特許請求
    の範囲第1項記載の長尺材用自動倉庫の材料交換
    装置。
JP9614186A 1986-04-24 1986-04-24 長尺材用自動倉庫の材料交換装置 Granted JPS62255301A (ja)

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