JP2546193Y2 - 板材供給装置 - Google Patents

板材供給装置

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JP2546193Y2
JP2546193Y2 JP1990111576U JP11157690U JP2546193Y2 JP 2546193 Y2 JP2546193 Y2 JP 2546193Y2 JP 1990111576 U JP1990111576 U JP 1990111576U JP 11157690 U JP11157690 U JP 11157690U JP 2546193 Y2 JP2546193 Y2 JP 2546193Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばタレットパンチプレス等のごとき板
材加工機に対して1枚毎板材を供給するための板材供給
装置に係り、さらに詳細には、同一のパレット上に複数
種の板材が載置してある場合であっても、所望の板材を
1枚毎供給することのできる板材供給装置に関する。
(従来の技術) 例えばタレットパンチプレス等のごとき板材加工機に
対して板材を1枚毎供給する装置の構成としては、例え
ば実開平1−149329号公報に記載のごときものがある。
この種のものはパレットを収納する機能と板材を供給す
る機能とを備えた板材収納搬送装置の機能を有し、板材
供給装置として有益なものである。
上述のごとき従来の板材収納搬送装置は、枠体にパレ
ットを収納するパレット収納棚を上下に複数段備えると
共に、パレット収納棚の下方位置にパレットを支持する
パレット支持装置を備えている。そして、パレット移送
装置を適宜に操作して適宜のパレット収納棚に収納した
パレットをパレット支持装置に移送せしめた後に、パレ
ット支持装置に支持されたパレットに積載してある板材
を持上げるために、パレット収納棚の下方位置には複数
のバッキュームパッドを備えた昇降体が上下動自在に設
けてある。更に、板材を持上げた後に、板材を水平に支
持するために、板材支持装置の上方には複数のローラを
備えたスラットコンベアが設けてあり、このスラットコ
ンベアに支持された板材は板材搬送装置によって板材加
工機へ搬送される。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前述のごとき従来の板材収納搬送装置におい
ては、パレット支持装置に支持されたパレットに2種類
の板材が個別に積載してある場合に、複数のバッキュー
ムパッドを備えた昇降体が1つしか設けられていないた
めに、昇降体を下降させて所望の種類の板材を複数のバ
ッキュームパッドにより吸着保持したときに、所望の種
類の板材以外の板材を吸着保持したり、所望の板材を吸
着保持することができなかったりする。
(課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本考案は、板材加
工機に対して板材の搬入を行うためのクランプ装置を往
復動可能に設け、このクランプ装置の移動領域の下方位
置に、前記板材加工機へ供給する板材を支持したパレッ
トを上下動可能のリフター装置を設け、前記クランプ装
置の移動領域の上方位置に、前記パレット上の板材を1
枚毎持上げ可能かつ持上げた板材を前記クランプ装置へ
渡し可能の板材持上げ装置を設けてなる板材供給装置に
おいて、前記板材持上げ装置は、パレットの大きさに対
応した上下動部材を上下動可能に設け、この上下動部材
に上下動可能に支持された第1,第2の昇降体に、パレッ
ト上の板材を吸着可能の複数の吸着部材を設け、前記第
1,第2の昇降体の一方に係合部を設けると共に他方に被
係合部を設け、上記係合部と被係合部とを係合すること
によって第1,第2の昇降体を機械的に一体的に連結可能
に設けてなるものである。
(実施例) 以下、本考案に係る実施例について図面に基づいて説
明する。
第1図、第2図を参照するに、板材Wの加工を行なう
板材加工機1として、本実施例においてはタレットパン
チプレスが例示されている。ここに例示したタレットパ
ンチプレス1の構成は公知であるが、その概略的な構成
について説明すると、タレットパンチプレス1のフレー
ム本体3はC型あるいは門型を成している。
このフレーム本体3には、多数のパンチを支承した上
部タレットおよび多数のダイを支承した下部タレットを
上下に対向して備えたタレット装置5が水平に回転自在
に装着されていると共に、加工位置に割出し位置決めさ
れたパンチを打圧するストライカー7が上下動自在に備
えられている。
次に、前記タレットパンチプレス等のごとき板材加工
機1に対して板材(素材)Wを搬入し、かつ板材加工機
1において加工された板材(製品)Gを搬出すると共
に、多数の素材W、製品Gを収納する板材収納搬送装置
9の詳細について説明する。
第1図、第2図より理解されるように、板材加工機1
の左側(第1図において左側、第2図において紙面に向
って表側)板材収納搬送装置9の一部を構成する枠体11
が立設してあり、この枠体11には1種類の比較的大きい
素材Wを積載したり、又は2種類の比較的小さい素材W
を個別に積載する複数のパレットP(素材パレット)お
よび1種類の製品G或いは2種類の小さな製品Gを積載
する複数のパレットP(製品パレット)を収納する複数
のパレット収納棚13が上下に複数段設けられている。
より詳細には、例えばチャンネル材等よりなる複数本
の支柱15を立設し、かつ各支柱15を複数本の水平なビー
ム部材17によって連結して構成してある。
そして、各パレットPの左右両側に備えた複数の車輪
19を案内支持すべく、枠体11の内側には、断面形状がL
字形状のガイドレール21が左右に対向して設けられてい
る。上記ガイドレール21を上下に複数設けることによっ
て、枠体11の上部側内部を、パレットPを収納する複数
のパレット収納棚13に区画してある。
上記パレット収納棚13の下側位置にはパレットPを支
持する第1パレット支持装置23が設けてある。
より詳細には、枠体11におけるパレット収納棚13の下側
位置にはパレットPを支持する一対のガイドレール25が
設けてあり、上記ガイドレール25はパレット支持装置23
の一部を構成するものである。
上記ガイドレール25に支持されたパレットPに積載し
た板材W,Gを、ほぼ一定の高さに保つために、枠体11の
下部側にはパレット支持装置23の一部を構成するリフタ
ー装置27が設けてある。
このリフター装置27は、X字形状の一対のリンク29で
もって支持テーブル31を水平に支持し、油圧シリンダ
(図示省略)の作用によって上記リンク29を作動して支
持テーブル31を上下動する構成であって、通常の一般的
なリフター装置の構造と同様の構造であるので、リフタ
ー装置27の構成についての詳細な説明は省略する。
適宜のパレット収納棚13に収納されたパレットPを、
第1パレット支持装置23に移送せしめたり、又は第1パ
レット支持装置23に支持されたパレットPを適宜のパレ
ット収納棚13に移送せしめるために、上記枠体11の前側
(第1図において紙面に向って表側、第2図において右
側)にはパレット移送装置33が設けてある。
より詳細には、パレット移送装置33はエレベータ35を
備えており、このエレベータ35は支柱15に設けた垂直な
ガイドレール37に案内されて上下動するものである。エ
レベータ35を上下動させるために、このエレベータ35に
は、枠体11の上部に装着したウインチ装置39におけるス
プロケット41に掛回されたチェン43が連結してある。
上記構成により、ウインチ装置39の駆動によりエレベ
ータ35を適宜に上下動することができ、エレベータ35
を、各パレット収納棚13に対応した高さ位置および第1
パレット支持装置23のガイドレール25に対応した高さ位
置に位置決めすることができるものである。
前記パレット収納棚13およびパレット支持装置23のガ
イドレール25に対してパレットPの送出し及び引込みを
行なうために、エレベータ35には、パレット保持部材45
が前後方向へ移動自在に備えられている。このパレット
保持部材45はパレットPに設けた係合突出部(図示省
略)を保持することができる。
より詳細には、エレベータ35には、パレットPを支持
するために、前記パレット収納棚13の複数のガイドレー
ル21と同幅の位置に一対のパレットガイド(図示省略)
を水平に備えている。さらにエレベータ35には、前記パ
レット保持部材45がエレベータ35にスプロケット47を介
して設けたチェン49に連結してある。
上記構成により、エレベータ35を適宜のパレット収納
棚13に対応する高さ位置(第1パレット支持装置23に対
応する高さ位置)に位置せしめた後に、チェン49、スプ
ロケット47を介してパレット保持部材45をパレット収納
棚13に収納してあるパレットP(第1パレット支持装置
23に支持されたパレットP)に接近させる。次に、パレ
ット保持部材45により上記パレットPの係合突出部を保
持する。この状態のもとで、チェン49、スプロケット47
を介してパレット保持部材45をパレット収納棚13(第1
パレット支持装置23)に対して離反させる。これによっ
て、パレットPの引出しを行うことができるものであ
る。
また、エレベータ35を適宜のパレット収納棚13に対応
する高さ位置(第1パレット支持装置23に対応する高さ
位置)に位置せしめた後に、パレットPを保持したパレ
ット保持部材45を、チェン49、スプロケット47を介して
適宜のパレット収納棚13(第1パレット支持装置23)に
接近させる。そして、パレット保持部材45とパレットP
の保持状態を解除する。これによって、パレットPの送
出しを行うことができるものである。
上記第1パレット支持装置23の後側には複数の板材
(製品)Gを積載するパレットPを支持するための第2
パレット支持装置51が設けてある。
より詳細には、第2パレット支持装置51は、パレット
Pを支持するための一対のパレットガイド(図示省略)
を備えており、一対のパレットガイドは第1パレット支
持装置23のガイドレール25とほぼ同じ高さ位置に位置し
ている。また、上記第2パレット支持装置51はパレット
Pを保持するためのパレット保持部材53を備えており、
このパレット保持部材53を前後方向へ移動させるため
に、パレット保持部材53はスプロケット55に掛回したチ
ェン57に連結してある。
上記構成により、第1パレット支持装置23のガイドレ
ール25に支持されたパレットPを、パレット保持部材53
により保持した状態のもとで、チェン57を走行させてパ
レット保持部材53を後方へ移動させることにより、パレ
ットPを第2パレット支持装置51のパレットガイドに支
持せしめることができる。また、パレットPを保持した
状態のもとで、チェン57を介してパレット保持部材53を
前方向へ移動させることにより、再びパレットPを第1
パレット支持装置23のガイドレール25に支持せしめるこ
とができる。
上記第1パレット支持装置23に支持されたパレットP
に積載した素材Wを、一枚毎に分離して持上げるため
に、パレット収納棚13と第1パレット支持装置23の間に
は板材持上げ装置59が設けてある。
上記板材持上げ装置59の詳細については、第3図、第
4図を参照するに、適宜の左右のガイドレール21には支
持ブラケット61が設けてあり、各支持ブラケット61には
親シリンダ63が設けてある。各親シリンダ63から下方向
へ突出自在のピストンロッド65には球面滑り軸受67、連
結部材69を介して前後方向(第3図,第4図において紙
面に向って表裏方向方)へ延伸した支持部材71が設けて
ある。左右の支持部材71には上下動部材としての複数の
支持バー73が前後方向へ適宜間隔に設けてあり、上記支
持バー73は左右方向へ延伸してある。
適宜の支持バー73の左部には複数の第1子シリンダ75
aが支持ブラケット77aを介して設けてあり、上記第1子
シリンダ75aから上方向へ突出自在のピストンロッド79a
には、弾性体81aが設けてある。複数の弾性体81aは第1
昇降体83aの内面の適宜位置を支持しており、上記第1
昇降体83aは左右方向へ延伸してある。上記第1昇降体8
3aを上下方向へ案内するために、各支持ブラケット77a
にはガイド部材85aが設けてあり、各ガイド部材85aに対
して上下動自在に設けたスライドバー87aの上端が、第
1昇降体83aの適宜位置に一体的に取付けてある。
上記第1昇降体83aの下面には多数の穴が設けてあ
り、各穴には素材Wを吸着保持するバッキュームパッド
89aを備えた板材保持部材91aが設けてある。上記板材保
持部材91aは第1昇降体83aに対して上下動可能であり、
第1昇降体83aから離脱しないように、板材保持部材91a
にはストッパ部材93aが設けてある。素材Wとバッキュ
ームパッド89aが十分な接触状態になったことを検出す
るために、第1昇降体83aには接触センサ95aを備えた複
数の昇降ロッド97aが上下動自在に設けてあり、上記昇
降ロッド97aも板材保持部材91aと同様に第1昇降体83a
から離脱しないものである。
素材Wを吸着保持した状態のもとで板材保持部材91a
が第1昇降体83aに対して相対的に所定の高さ位置まで
上昇したことを検出するために、第1昇降体83aには光
電スイッチ99aが設けてある。また、板材保持部材91aが
第1昇降体83aに対して相対的に所定の上限高さ位置に
まで上昇したことを検出するために、第1昇降体83aに
は光電スイッチ101aが設けてある。
上述のように複数の支持バー73の左部には第1子シリ
ンダ75a、第1昇降体83a、板材保持部材91a等が設けて
あり、同様に複数の支持バー73の右部には第2子シリン
ダ75b、第2昇降体83b、板材保持部材91b等が設けてあ
る。なお、その構成はほぼ同様であり、対応する構成要
素については、図中に同一番b符号を付して説明の詳細
については省略する。
上記第1昇降体83aと第2昇降体83bを機械的に一体的
に連結可能とするために、第2昇降体83bの左側面には
適数の流体圧シリンダ103が設けてあり、上記流体圧シ
リンダ103から左方向へ突出自在の係合部としてのピス
トンロッド105が係合可能な被係合部としてのブッシュ1
07が第1昇降体83aの右側面に設けてある。
なお、多数の板材保持部材91a,91bにより吸着保持さ
れた素材Wを、一枚毎に完全に分離せしめるために、適
宜の支持バー73にはノズル109を備えたエアブロー111が
設けてあり、吸着保持した素材Wが1枚かどうか検出す
るために、適宜の支持バー73には2枚取検出器113が設
けてある。上記エアブロー111、2枚取検出器113の構
成、作用については公知であるために、その構成、作用
については省略する。
上記構成により、リフタテーブル27に支持されたパレ
ットP上の素材Wが比較的大きく、1種類のみの素材W
である場合には、流体圧シリンダ103を適宜に操作して
ピストンロッド105とブッシュ107を係合せしめる。これ
によって、第1昇降体83aと第2昇降体83bは機械的に一
体的に連結され、第1昇降体83aと第2昇降体83bは一体
になる。
次に、親シリンダ63を介して複数の支持バー73を下降
させることにより、第1昇降体83a、第2昇降体83b、板
材保持部材91a,91bは下降する。更に、第1子シリンダ7
5a、第2子シリンダ75bを介して支持バー73に対して第
1、第2昇降体83a,83b、板材保持部材91a,91bを一体的
に下降させることにより、多数のバッキュームパッド89
a,89bを大きな素材Wに接触せしめることができる。
素材Wに接触した状態のもとで、多数のバッキューム
パッド89a,89bにより素材Wを吸着保持する。最後に、
親シリンダ63を介して支持バー73を上昇させると共に第
1子シリンダ75a、第2子シリンダ75bを介して支持バー
73に対して第1、第2昇降体83a,83b、板材保持部材91
a,91bを一体的に上昇させることにより、大きな素材W
を持上げることができる。
また、リフタテーブル27に支持されたパレットP上の
素材Wが比較的小さく、2種類の素材が個別に積載して
ある場合には、流体圧シリンダ103を適宜に操作して、
第1昇降体83aと第2昇降体83bの連結を解除する。次
に、親シリンダ63を介して複数の支持バー73、第1昇降
体83a、第2昇降体83b、板材保持部材91a,91bを下降さ
せる。上記パレットPの例えば左側に積載してある小さ
な素材Wを持上げるときには、第1子シリンダ75aを介
して支持バー73に対して第1昇降体83a、板材保持部材9
1aを下降させて、多数のバッキュームパッド89aを素材
Wに接触せしめる。
素材Wに接触した状態のもとで、多数のバッキューム
パッド89aにより小さな素材Wを吸着保持する。最後
に、親シリンダ63を介して複数の支持バー73を上昇させ
ると共に第1子シリンダ75aを介して支持バー73に対し
て第1昇降体83a、板材保持部材91aを上昇させることに
より、上記パレットPの左側に積載してある小さな素材
Wを持上げることができる。
再び第1図、第2図を参照するに、板材持上げ装置59
により持上げられた素材W及び、板材加工機1によって
加工された製品Gを水平に支持するために、第1パレッ
ト支持装置23の上方位置にはスラットコンベア115が設
けてある。
上記スラットコンベア115は、前記枠体11に設けた複
数のスプロケット117に掛回した一対のチェン119と、上
記チェン119に適宜範囲に亘って設けた複数のローラ121
を備えてなるものである。また、図示省略のモータによ
りスプロケット117を回転させることにより、チェン119
は走行するものである。
上記スラットコンベア115により水平に支持された素
材Wを板材加工機1へ搬入したり、板材加工機1によっ
て加工された製品Gをスラットコンベア115に搬出する
ために、上記枠体11における第1パレット支持装置23の
上方位置には板材搬送装置123が設けてある。
より詳細には、枠体11には、左右方向へ延伸したガイ
ド部材125が設けてあり、このガイド部材125にはチェン
127を介して左右方向へ移動可能なスライダ129が設けて
あり、このスライダ129には素材W、製品Gを把持する
ための複数のクランプ装置131が設けてある。
前述の構成に基づいて本実施例の作用について説明す
る。
複数のパレットPに比較的大きい1種類の素材Wを積
載すると共に、複数のパレットPに比較的大きい2種類
の素材を個別に積載した後に、素材Wを積載した複数の
パレットPを適宜のパレット収納棚13に収納せしめる。
また、複数の空のパレットPを適宜のパレット収納棚13
に収納せしめる。
パレット移送装置33を適宜に操作して適宜のパレット
収納棚13に収納してある空のパレットPを引き出して、
この空のパレットPを第1パレット支持装置23に送出
す。更に、パレット保持部材53を適宜に操作して、第1
パレット支持装置23に支持されたパレットPを、第2パ
レット支持装置51に送出す。
空のパレットPを第1パレット支持装置23に送出した
後に、パレット移送装置33を適宜に操作して適宜のパレ
ット収納棚13から素材Wを積載したパレットPを引出
す。そして、上述のごとく空のパレットPを第2パレッ
ト支持装置51に送出した後に、パレット移送装置33を適
宜に操作して素材Wを積載したパレットPを第1パレッ
ト支持装置23に送出す。
上記第1パレット支持装置23に支持されたパレットP
上の素材Wが比較的大きく、1種類の素材Wである場合
には、第1昇降体83aと第2昇降体83bを機械的に一体的
に連結せしめる。次に、親シリンダ63、第1、第2子シ
リンダ75a,75bを介して第1、第2昇降体83a,83b、板材
保持部材91a,91bを下降させることにより、多数のバッ
キュームパッド89a,89bを大きな素材(積載した素材の
中の最上部の素材)Wに接触せしめる。
そして、多数のバッキュームパッド89a,89bにより上
記素材Wを吸着保持し、親シリンダ63、第1、第2子シ
リンダ75a,75bを介して第1、第2昇降体83a,83b、板材
保持部材91a,91bを上昇させることにより、スラットコ
ンベア115よりも高い位置まで大きな素材Wを持上げる
ことができる。このときに、スラットコンベア115のロ
ーラ121と素材Wの干渉を回避するために、チェン119を
第1図において反時計回り方向へ走行させて、ローラ12
1をリフタテーブル27の下側に位置せしめておく。
素材Wを持上げた後に、チェン119を第1図において
時計回り方向へ走行させて、ローラ121をリフタテーブ
ル27の上側に位置せしめる。そして、バッキュームパッ
ド89a,89bと素材Wの吸着保持状態を解除して、素材W
をスラットコンベア115の複数のローラ121に水平に支持
せしめる。
第1パレット支持装置23に支持されたパレットP上の
素材Wが比較的小さく、2種類の素材Wが個別に積載し
てある場合には、第1昇降体83aと第2昇降体83bの連結
状態を解除すると共に、親シリンダ63を介して支持バー
73を下降させる。上記パレットPの例えば左側に積載し
てある小さな素材Wを持上げるときには、第1子シリン
ダ75aを介して第1昇降体83a、板材保持部材91aを下降
させることにより、多数のバッキュームパッド89aを小
さな素材Wに接触せしめる。
そして、多数のバッキュームパッド89aにより上記素
材Wを吸着保持し、親シリンダ63、第1子シリンダ75a
を介して第1昇降体83a、板材保持部材91aを上昇させる
ことにより、スラットコンベア115よりも高い位置まで
素材Wを持上げることができる。
素材Wを持上げた後に、チェン119を第1図において
時計回り方向へ走行させて、ローラ121をリフタテーブ
ル27の上側に位置せしめる。そして、バッキュームパッ
ド89aによる素材Wの吸着保持状態を解除して、素材W
をスラットコンベア115のローラ121に水平に支持せしめ
る。
スラットコンベア115の複数のローラ121に素材Wを水
平に支持せしめた後に、クランプ装置131により素材W
を把持した状態のもとで、チェン127を介してスライダ1
29を板材加工機1側へ移動させる。そして、クランプ装
置131と素材Wの把持状態を解除することにより、板材
加工機1へ搬入することができる。
上述のごとく素材Wをスラットコンベア115に支持せ
しめた後に、予め第1パレット支持装置23に対応する高
さ位置に位置しているエレベータ35に、第1パレット支
持装置23に支持されているパレット(素材パレット)P
を送出し、第2パレット支持装置51に支持されている空
のパレット(製品パレット)Pを、第1パレット支持装
置23に送出す。
板材加工機1によって加工された製品Gをクランプ装
置131により把持した状態のもとで、スライダ129をスラ
ットコンベア115の上方位置まで移動せしめる。そし
て、クランプ装置131による製品Gの把持状態を解除す
ることにより、製品Gをスラットコンベア115の複数の
ローラ121に支持せしめることができる。この状態のも
とで、チェン119を第1図において反時計回り方向へ走
行させることにより、ローラ121が第1パレット支持装
置23の上方に位置しなくなり、製品Gが製品パレットP
に落下せしめられる。
また、素材Wを搬入するときには、第1パレット支持
装置23に支持された製品パレットPを、第2パレット支
持装置51に送出すと共に、エレベータ35に支持された素
材パレットPを、第1パレット支持装置23に送出した後
に、上述と同様の操作を行う。
積載した素材Wをすべて板材加工機1へ搬入して素材
パレットPが空のパレットPになったときには、エレベ
ータ35にこの空のパレットPを送出した後に、リフター
装置27を下降させて(第2図に示す状態)、エレベータ
35をリフター装置27に対応する高さ位置に位置せしめ
る。そして、エレベータ35に支持された空のパレットP
をリフター装置27に送出す。
また、製品Gを積載した製品パレットPを、第1パレ
ット支持装置23に送出し、予め第1パレット支持装置23
のガイドレール25に対応する高さ位置に位置しているエ
レベータ35に製品パレットPを送出す。そして、パレッ
ト移送装置33を適宜に操作して製品パレットPを適宜の
パレット収納棚13に送出す。その後に、パレット移送装
置33等を適宜に操作してリフター装置27に支持された空
のパレットPを第2パレット支持装置51に支持せしめる
と共に、適宜のパレット収納棚13に収納してある素材パ
レットPを第1パレット支持装置23に支持せしめる。そ
して、前述と同様の操作を行う。
本実施例によれば、第1パレット支持装置23に支持さ
れたパレットPに積載してある素材Wを持ち上げるため
に、複数の板材保持部材9/aを備えたに上下動自在な第
1昇降体83aと、複数の材保持部材91bを備えた上下動自
在なあ第2昇降体83bを機械的に一体的に連結可能に設
けたことにより、第1パレット支持装置23に支持された
パレットPに比較的小さい2種類の素材Wが個別に積載
してある場合および大きい1種類の素材Wが積載してあ
る場合に対応して適切に素材Wを持ち上げることができ
る。したがって、比較的小さい2種類の素材Wを個別に
積載した状態のパレットPをパレット収納棚13に収納せ
しめることができ、板材収納搬送装置9に多くの種類の
板材を収納せしめることができる。
なお、本考案は前述のごとき実施例の説明に限るもの
ではなく、適宜の変更を行うことにより、その他種々の
態様で実施可能である。
(考案の効果) 以上のごとき実施例の説明により理解されるように、
要するに本考案は、板材加工機(1)に対して板材の搬
入を行うためのクランプ装置(131)を往復動可能に設
け、このクランプ装置(131)の移動領域の下方位置
に、前記板材加工機(1)へ供給する板材を支持したパ
レット(P)を上下動可能のリフター装置(27)を設
け、前記クランプ装置(131)の移動領域の上方位置
に、前記パレット(P)上の板材を1枚毎持上げ可能か
つ持上げた板材を前記クランプ装置(131)へ渡し可能
の板材持上げ装置(59)を設けてなる板材供給装置にお
いて、前記板材持上げ装置(59)は、パレット(P)の
大きさに対応した上下動部材を上下動可能に設け、この
上下動部材に上下動可能に支持された第1,第2の昇降体
(83a,83b)に、パレット(P)上の板材を吸着可能の
複数の吸着部材(89a,89b)を設け、前記第1,第2の昇
降体(83a,83b)の一方に係合部を設けると共に他方に
被係合部を設け、上記係合部と被係合部とを係合するこ
とによって第1,第2の昇降体(83a,83b)を機械的に一
体的に連結可能に設けてなるものである。
上記構成より明らかなように、本考案においては、リ
フター装置27に支持されたパレットP上の板材を1枚毎
持上げてクランプ装置131へ渡すための板材持上げ装置5
9は上下動可能の上下動部材を備えており、この上下動
部材に、吸着部材を備えた第1,第2の昇降体が上下動可
能に支持されている。そして、上記第1,第2の昇降体
は、一方に設けた係合部と他方に設けた被係合部とを係
合することによって機械的に一体的に連結可能に設けて
ある。
したがって、本考案によれば、パレット上に大きな板
材が載置してある場合には、上下動部材に対して第1,第
2の昇降体を機械的に一体的に連結して上下動すること
により、第1,第2の昇降体に備えた全ての吸着部材を使
用して大きな板材を吸収し持ち上げることができるもの
である。
この際、第1,第2の昇降体は機械的に一体的に連結し
てあるから、第1,第2の昇降体が同期して上下動するよ
うに制御する必要がなく制御系の構成が簡単になると共
に、例えば第3図に示す左側の第2子シリンダ75bに流
体の洩れが生じて不調を生じたような場合であっても、
第1,第2の昇降体が機械的に一体的に連結してあること
により大きな問題を生じることなく対応可能なものであ
る。
また、第1,第2の昇降体に対応してパレット上に2種
類の小さな板材が載置してある場合には、上下動部材に
対して第1の昇降体または第2の昇降体の一方を上下動
することにより、第1の昇降体または第2の昇降体に対
応した小さな板材を吸着して持上げることができるもの
である。
すなわち本考案によれば、パレット上に大きな板材が
載置してある場合は勿論のこと、パレット上に複数種の
板材が載置してある場合には所望の板材のみを吸着部材
によって吸着し持上げて、クランプ装置131へ渡すこと
が可能なものである。よって、パレットに複数種の板材
を載置しても個別に1枚毎持上げて板材加工機に対して
供給することが可能であり、パレットを有効利用するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る実施例を説明するものであり、第1
図は板材収納搬送装置の正面図である。第2図は板材収
納搬送装置の左側面図である。第3図,第4図は板材持
上げ装置を示す図であり、第3図は支持バーが下降した
状態を示すものであり、第4図は支持バーが上昇した状
態を示すものである。 1…板材加工機、9…板材収納搬送装置 11…枠体、13…パレット収納棚 P…パレット、23…第1パレット支持装置 33…パレット移送装置 59…板材持上げ装置 83a…第1昇降体、83b…第2昇降体 91a…板材保持部材、91b…板材保持部材 123…板材搬送装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材加工機(1)に対して板材の搬入を行
    うためのクランプ装置(131)を往復動可能に設け、こ
    のクランプ装置(131)の移動領域の下方位置に、前記
    板材加工機(1)へ供給する板材を支持したパレット
    (P)を上下動可能のリフター装置(27)を設け、前記
    クランプ装置(131)の移動領域の上方位置に、前記パ
    レット(P)上の板材を1枚毎持上げ可能かつ持上げた
    板材を前記クランプ装置(131)へ渡し可能の板材持上
    げ装置(59)を設けてなる板材供給装置において、前記
    板材持上げ装置(59)は、パレット(P)の大きさに対
    応した上下動部材を上下動可能に設け、この上下動部材
    に上下動可能に支持された第1,第2の昇降体(83a,83
    b)に、パレット(P)上の板材を吸着可能の複数の吸
    着部材(89a,89b)を設け、前記第1,第2の昇降体(83
    a,83b)の一方に係合部を設けると共に他方に被係合部
    を設け、上記係合部と被係合部とを係合することによっ
    て第1,第2の昇降体(83a,83b)を機械的に一体的に連
    結可能に設けてなることを特徴とする板材供給装置。
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JPH01149329U (ja) * 1988-04-05 1989-10-16

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