JPH10316245A - 荷卸し方法及びその装置 - Google Patents

荷卸し方法及びその装置

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JPH10316245A
JPH10316245A JP14580797A JP14580797A JPH10316245A JP H10316245 A JPH10316245 A JP H10316245A JP 14580797 A JP14580797 A JP 14580797A JP 14580797 A JP14580797 A JP 14580797A JP H10316245 A JPH10316245 A JP H10316245A
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Katsuhiko Baba
勝彦 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度が低い物品、滑りやすい物品等であって
も、高速度で段単位で荷卸しする。 【解決手段】 対向する一対の押圧具34、35と、押
圧具34、35の下方位置を水平方向に移動するスラッ
トコンベヤで構成されている物品受台3とを備えると共
に、昇降手段402によって物品受台3の水平方向延長
線上に位置することができ、物品受台3に載置された物
品Wを受け取るコンベヤ4(401)を備え、且つ押圧
具35が物品受台3の移動方向に回動し得るように構成
されており、複数段に積み付けられた物品Wのうち上段
側の物品Wを段単位で把持した状態で上段側の物品Wと
その下段側の物品Wとの間に隙間Gを形成した後、隙間
Gに物品受台3を挿入し、物品受台3上に上段側の物品
Wを載置することによって物品Wを段単位で荷卸しし、
段単位で荷卸しされた物品Wを上下方向に配設されてい
る複数のコンベヤ9のうちの何れかのコンベヤ9に搬出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数段に積み付け
られた段ボール箱、シュリンク包装品、プラスチックコ
ンテナ等の物品を段単位で荷卸しする荷卸し方法及びそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】荷卸し方法及びその装置に関する従来の
技術としては、実開平6−45945号公報に記載のも
の等が知られている。
【0003】上記公報に記載されている従来の技術につ
いて説明すると、実開平6−45945号公報には、パ
レットを製品一段相当分ずつ持ち上げるテーブルリフタ
と、製品の四周を挟持して微小持ち上げる挟持装置と、
該挟持装置を横送りするための横送り装置とを備える段
降ろし装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術は以下のような課題を有していた。
【0005】即ち、実開平6−45945号公報に記載
されている段降ろし装置は、物品の四周を段単位で挟持
して持ち上げる挟持装置を横送りするように構成されて
いるため、挟持装置を横送りするときに挟持されている
物品が荷崩れして落下することがないように、極めて強
い挟持圧で物品を保持する必要があると共に、横送り速
度を低く押えなければならないため、強度が低い物品、
滑りやすい物品等を取り扱うことができないと共に、取
り扱える物品であっても高速度で荷卸しすることはでき
ない。
【0006】従って、本発明の目的は、強度が低い物
品、滑りやすい物品等であっても、高速度で段単位で荷
卸しすることができる荷卸し方法及びその装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数段に積み
付けられた物品を段単位で荷卸しする荷卸し方法におい
て、上段側の物品を段単位で把持した状態で上記上段側
の物品とその下段側の物品との間に隙間を形成した後、
上記隙間に物品受台を挿入し、該物品受台上に上記上段
側の物品を載置することによって物品を段単位で荷卸し
し、段単位で荷卸しされた物品を上下方向に配設されて
いる複数のコンベヤのうちの何れかのコンベヤに搬出す
るようになしてあることを特徴とする荷卸し方法を提供
することによって上記の目的を達成したものである。
【0008】また、複数段に積み付けられた物品を段単
位で荷卸しする荷卸し装置において、対向する一対の押
圧具と、該押圧具の下方位置を水平方向に移動する物品
受台とを備えると共に、昇降手段によって上記物品受台
の水平方向延長線上に位置することができ、上記物品受
台に載置された物品を受け取るコンベヤを備えることを
特徴とする荷卸し装置を提供することによって上記の目
的を達成したものである。
【0009】尚、押圧具が物品受台の移動方向に回動し
得るように構成されていることが好ましい。
【0010】また、物品受台がスラットコンベヤで構成
されていることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の荷卸し方法の実施
の形態をその実施に好適な本発明の荷卸し装置の実施例
と共に説明する。
【0012】図1〜図3は本発明の荷卸し装置の一実施
例を部分的に示す概略立面図で、本発明の荷卸し方法の
一実施例の動作説明図でもある。また、図4は本発明の
荷卸し装置の一実施例を部分的に示す概略立面図で、本
発明の荷卸し方法の一実施例の動作説明図でもある。ま
た、図5は図1〜図3に示す荷卸し装置の要部側面図、
図6及び図7は図5に示す荷卸し装置の要部拡大図、図
8は図7の要部左側面図である。
【0013】これらの図面において、2は複数段に積み
付けられた物品Wを昇降するための物品昇降装置(テー
ブルリフタ)、3は上段側の物品Wとその下段側の物品
Wとの間に形成された隙間Gに挿入される物品受台(ス
ラットコンベヤ)で後述する押圧具34、35の下方位
置を水平方向に移動するように構成されている。また、
4は物品受台3に載置された物品Wを受け取る(受取)
コンベヤで、無端回動体で構成される無端コンベヤ40
1を昇降手段402によって昇降して物品受台3の水平
方向延長線上に位置することができるように構成されて
いる。また、5は直方体状の枠体からなる主フレーム
で、主フレーム5には把持機構6が載置されており、把
持機構6には対向する二対の押圧具32、33、34、
35と、二対のうちの一対の押圧具32、33と同一方
向に対向する一対の下段押圧具44、45と、下段押圧
具44、45を昇降する昇降装置46とが備えられてい
る。また、下段押圧具44、45を備えていない一対の
押圧具34、35のうちの受取コンベヤ4側の押圧具3
5は物品受台3の移動方向に回動し得るように構成され
ている。また、8は物品受台3の先端部31に取り付け
られた検出具であり、検出具8によって物品受台3の先
端部31が一対の押圧具34、35のうちの受取コンベ
ヤ4と反対側の押圧具34の略下方位置にあることを検
出し得るように構成されている。また、9は受取コンベ
ヤ4に取り出された物品Wが搬出される(搬出)コンベ
ヤで上下方向に複数の搬出コンベヤ9が配設されてい
る。而して、複数段に積み付けられた物品Wのうち上段
側の物品Wを段単位で把持した状態で上段側の物品Wと
その下段側の物品Wとの間に隙間Gを形成した後、隙間
Gに物品受台3を挿入してその先端部31が押圧具34
の略下方位置になったときに物品受台3の挿入を停止し
て、物品受台3上に上段側の物品Wを載置することによ
って物品Wを段単位で荷卸しし、段単位で荷卸しされた
物品Wを上下方向に配設されている複数の搬出コンベヤ
9のうちの何れかの搬出コンベヤ9に搬出するようにな
してある。
【0014】上記実施例における各部について説明する
と、物品昇降装置(テーブルリフタ)2は、主フレーム
5の中央下部に配設されており、最上段の物品Wは押圧
具32、33、34、35に対峙する高さまで上昇され
る。
【0015】また、物品受台3は、スラットコンベヤで
構成され、上段側の物品Wとその下段側の物品Wとの間
に形成された隙間Gに挿入されるように配設されてお
り、スラットコンベヤ3は押圧具32、33、34、3
5の下方位置を水平方向に移動すると共に、テーブルリ
フタ2の側方位置を垂直方向に移動するように配設され
ている。また、スラットコンベヤ3の先端部31には、
スラットコンベヤ3の先端部31が一対の押圧具34、
35のうちの受取コンベヤ4と反対側の押圧具34の略
下方位置にあることを検出する検出具8が取り付けられ
ている。
【0016】また、受取コンベヤ4は、押圧具32、3
3、34、35の下方位置を水平方向に移動するスラッ
トコンベヤ3に載置された物品Wを受け取って何れかの
搬出コンベヤ9に搬出し得るように構成されており、無
端回動体で構成される無端コンベヤ401、無端コンベ
ヤ401を昇降してスラットコンベヤ3の水平方向延長
線上またはそれぞれの搬出コンベヤ9の水平方向延長線
上に位置させるための昇降手段402、スラットコンベ
ヤ3から受け取った物品Wを無端コンベヤ401上で停
止するためのストッパ403等で構成されている。尚、
無端コンベヤ401に代えて駆動ローラコンベヤを用い
てもよい。また、図4に示されている昇降手段402
は、門型フレームに取り付けられた昇降チェン(図示省
略)によって無端コンベヤ401を昇降するようになし
てあるが、テーブルリフタによって無端コンベヤ401
を昇降するようになしてもよい。
【0017】また、主フレーム5は、直方体状の枠体
(図5及び図6では主フレーム5の上面部のみを図示し
ている)からなり、主フレーム5には把持機構6が載置
されている。
【0018】また、把持機構6は、十字連結部7によっ
て水平方向に十字形に配設された案内筒20、21、案
内筒20、21に摺動自在に取り付けられたスライドボ
ス24、25、スライドボス24、25の上部突起部に
伸縮ロッド端が連結されると共に基端が十字連結部7に
取り付けられたスライドボス移動用シリンダ28、2
9、スライドボス24、25の下部に取り付けられスラ
ットコンベヤ3の移動方向に伸延する一定高さの板状体
からなる前後方向用の押圧具(押圧板)32、33、ス
ライドボス24、25と直交する方向に配設されたスラ
イドボスの下部に取り付けられ前後方向に伸延する一定
高さの板状体からなるスラットコンベヤ3の移動方向用
の押圧具(押圧板)34、35、スライドボス24、2
5の下部に垂直方向に取り付けられた復動形2段ストロ
ークシリンダ47、押圧板32、33の外面に取り付け
られたそれぞれ一対のリニアガイド48、2段ストロー
クシリンダ47の伸縮ロッド端に取り付けられた下段押
圧具44、45等で構成されている。また、下段押圧具
44、45はそれぞれ下段押圧体移動用シリンダ49
a、一対の案内軸49b、スラットコンベヤ3の移動方
向に伸延する棒状体からなる下段押圧体49c等で構成
されている。また、一対の押圧板34、35のうちの受
取コンベヤ4側の押圧板35は回動用シリンダ(図示省
略)によってスラットコンベヤ3の移動方向に回動して
上方に退避し得るように構成されている。また、36、
37は前後方向用の押圧板32、33の移動を同期させ
るためのラックであり、スラットコンベヤ3の移動方向
用の押圧板34、35の移動も同様な機構にて同期され
るようになしてある。また、42はフォトスイッチ、4
3はリミットスイッチである。
【0019】また、主フレーム5の四隅には、図6に示
す如く、球受座101が固着されており、球受座101
には一部が上面から突出するように回転球体102が収
納されている。他方、球受座101に対向する把持機構
6の下面には回転球体102と接する平らな受け面10
3が設けられている。これにより、把持機構6は、押圧
板32、33、34、35が最上段の物品Wを把持する
ときに、回転球体102上を自由に移動して最上段の物
品Wの中心位置に調心される。
【0020】また、把持機構6を囲む主フレーム5の4
辺のそれぞれには、把持機構本体押圧装置104、10
5が配設されている。把持機構本体押圧装置104、1
05は、図6に示す如く、押圧シリンダ108、押圧シ
リンダ108によって作動される押圧アーム109、支
軸110等で構成されている。これにより、把持機構本
体押圧装置104、105は、最上段の物品Wの中心位
置に調心された把持機構6を主フレーム5の中心位置に
調心する。
【0021】また、検出具8はスラットコンベヤ3の先
端部31に取り付けられており、スラットコンベヤ3の
先端部31が押圧板34の略下方位置にあることを検出
し得るようになしてあり、スラットコンベヤ3の移動に
より検出具8が押圧板32、33、34、35によって
把持されている物品Wを検出(光軸を遮光)してから検
出しなくなる(光軸が通光の状態になる)物品Wの端部
(押圧板34の内面)の下方位置に達すると、スラット
コンベヤ3の移動を停止するように制御する。尚、検出
具8を押圧板34に取り付けて、スラットコンベヤ3の
先端部31が押圧板34の略下方位置にあることを検出
するようになしてもよい。
【0022】また、搬出コンベヤ9は、駆動ローラコン
ベヤであり、上下方向に複数段(3段)配設されてお
り、受取コンベヤ4に取り出された物品Wは3段の搬出
コンベヤ9のうちの何れかの搬出コンベヤ9に搬出され
る。
【0023】次に、上述の本発明の荷卸し装置を用いた
本発明の荷卸し方法の一実施例について、輸送中に生じ
る荷崩れを防止するために、積み付けられた物品Wの底
面とその下段に積み付けられた物品Wの天面とが糊付け
されている場合の実施例で説明する。
【0024】テーブルリフタ2上に物品Wを積み付けた
パレットPが載置されると、テーブルリフタ2が上昇さ
れ、フォトスイッチ42がテーブルリフタ2上の物品W
の最上部を検出して一定時間が経過するまで上昇する。
この一定時間は、積み付けられている物品Wの略1段分
の高さだけ上昇するのに要する時間であり、制御装置に
よって物品Wの品種毎に制御されているので、最上段の
物品Wの側面を押圧把持することができる位置、即ち最
上段の物品Wが押圧板32、33、34、35によって
囲まれる位置でテーブルリフタ2の上昇を停止する。
尚、このときの最上段の物品Wの中心位置と把持機構6
の中心位置とは一致していない。
【0025】テーブルリフタ2が所定の位置まで上昇す
ると、スライドボス移動用シリンダ28、29が作動し
て、スライドボス24、25を介して押圧板32、33
が、スライドボス24、25と直交する方向に配設され
たスライドボスを介して押圧板34、35が、最上段の
物品Wの側面を押圧把持すると共に、2段ストロークシ
リンダ47がスライドボス24、25を介して押圧板3
2、33と共に水平方向に移動される。また、2段スト
ロークシリンダ47のスライドボス24、25側のシリ
ンダが作動して、下段押圧体49cが上から2段目の物
品Wの側面を押圧把持することができる位置まで下降す
る。尚、押圧板32、33、34、35が最上段の物品
Wを押圧把持するとき、把持機構6は回転球体102上
を自由に移動して最上段の物品Wの中心位置に調心され
る。
【0026】押圧板32、33、34、35が最上段の
物品Wを押圧把持すると、下段押圧体移動用シリンダ4
9aが作動して、下段押圧体49cが上から2段目の物
品Wの側面を押圧把持する。
【0027】下段押圧体49cが上から2段目の物品W
の側面を押圧把持すると、テーブルリフタ2が下降する
と共に、2段ストロークシリンダ47の伸縮ロッド端側
のシリンダが作動して、下段押圧体49cが上から2段
目の物品Wの側面を押圧把持したまま下降して、パレッ
トP上に積み付けられた最上段の物品Wの底面と上から
2段目の物品Wの天面とを接着している糊を剥がしなが
ら、最上段の物品Wが段単位で上から2段目以下の物品
Wと分離される。
【0028】最上段の物品Wが段単位で上から2段目以
下の物品Wと分離されると、下段押圧体移動用シリンダ
49aと2段ストロークシリンダ47とが原点位置に戻
される。
【0029】下段押圧体移動用シリンダ49aと2段ス
トロークシリンダ47とが原点位置に戻されると、最上
段の物品Wの中心位置に調心されている把持機構6が把
持機構本体押圧装置104、105によって主フレーム
5の中心位置に調心されると共に、テーブルリフタ2の
側方の垂直方向位置にあるスラットコンベヤ3が押圧板
32、33、34、35の下方位置を水平方向に移動し
て最上段の物品Wと上から2段目の物品Wとの間に形成
された隙間Gに挿入され、スラットコンベヤ3の移動に
よりスラットコンベヤ3の先端部31に取り付けられて
いる検出具8が押圧板32、33、34、35によって
把持されている物品Wを検出(光軸を遮光)してから検
出しなくなる(光軸が通光の状態になる)物品Wの端部
(押圧板34の内面)の下方位置に達すると、スラット
コンベヤ3の移動を停止するように制御しているので、
押圧板32、33、34、35によって把持されている
段単位の物品Wの大小に応じてスラットコンベヤ3の停
止位置を制御することができ、スラットコンベヤ3が必
要以上に移動されることがない。即ち、図1〜図3に2
点鎖線で示されるような段単位の寸法が小さい物品Wを
押圧板32、33、34、35が把持している場合に
は、実線で示されるような段単位の寸法が大きい物品W
を押圧板32、33、34、35が把持している場合よ
り手前の位置でスラットコンベヤ3の移動が停止される
ように制御されている。従って、スラットコンベヤ3の
無駄な移動が防止され動作時間が短縮されて荷卸し能力
が向上すると共に、動作時間が短縮されることによって
省エネルギ効果もある。
【0030】最上段の物品Wを押圧把持した把持機構6
の下方位置にスラットコンベヤ3が移動されると、押圧
板32、33、34、35が物品Wの押圧把持を解除し
てスラットコンベヤ3上に最上段の物品Wが載置され段
単位で荷卸しされると共に、押圧板35が回動用シリン
ダ(図示省略)によってスラットコンベヤ3の移動方向
(受取コンベヤ4方向)に回動されて上方に退避され
る。
【0031】押圧板32、33、34、35が最上段の
物品Wの押圧把持を解除すると共に、押圧板35が上方
に退避され、且つ受取コンベヤ4の無端コンベヤ401
が昇降手段402によってスラットコンベヤ3の水平方
向延長線上の位置に昇降されていると、スラットコンベ
ヤ3が押圧板32、33、34、35の下方位置を水平
方向に移動して、最上段の物品Wが無端コンベヤ401
に段単位で取り出され(移載され)ストッパ403で停
止されると共に無端コンベヤ401も停止する。尚、ス
ラットコンベヤ3はテーブルリフタ2の側方の垂直方向
位置に移動される。
【0032】物品Wが受取コンベヤ4の無端コンベヤ4
01に段単位で移載されると、物品Wを受け取った無端
コンベヤ401は昇降手段402によって上下方向に配
設されている3段の搬出コンベヤ9のうちの所定の搬出
コンベヤ9の水平方向延長線上の位置(例えば、図4に
二点鎖線で示される位置)に昇降された後、ストッパ4
03が開放されると共に無端コンベヤ401が運転さ
れ、無端コンベヤ401に載置されている物品Wが段単
位で所定の搬出コンベヤ9に搬出される。尚、物品Wが
搬出されるべき搬出コンベヤ9の水平方向延長線上の位
置がスラットコンベヤ3の水平方向延長線上の位置と同
一である場合には、無端コンベヤ401がスラットコン
ベヤ3の水平方向延長線上の位置に昇降された後、スト
ッパ403を開放した状態で、最上段の物品Wを無端コ
ンベヤ401を経て搬出コンベヤ9まで連続的に搬出し
てもよい。
【0033】無端コンベヤ401上の物品Wが搬出コン
ベヤ9に搬出されると、空になった無端コンベヤ401
は、スラットコンベヤ3に載置される次の物品Wを受け
取るために昇降手段402によってスラットコンベヤ3
の水平方向延長線上の位置に昇降されて待機する。
【0034】上述の動作を繰り返すことによって、パレ
ットP上に複数段に積み付けられた物品Wを段単位で、
上下方向に配設されている3段の搬出コンベヤ9のうち
の所定の搬出コンベヤ9に搬出することができるので、
傾斜コンベヤ、揺動コンベヤ等を用いることなく、狭い
スペースで、搬送レベルの異なるコンベヤへ物品Wを搬
出することができる。
【0035】以上、本発明の荷卸し方法の実施の形態を
その実施に好適な本発明の荷卸し装置の実施例と共に説
明したが、本発明の荷卸し方法及びその装置はこれらに
制限されるものではない。例えば、押圧板32、33を
備えずに、一対の押圧板34、35のみによって最上段
の物品Wを押圧把持するようになしてもよい。
【0036】また、乗り移りローラ38、下段押圧具4
4、45を備えていなくてもよい。
【0037】また、スラットコンベヤ3の先端部31に
物品Wのはみ出しをチェックするための検出器を設置し
てもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明の荷卸し方法及びその装置は、上
述のとおり構成されているので、強度が低い物品、滑り
やすい物品等であっても、押圧把持されている物品が荷
崩れして落下することがないので、高速度で段単位で荷
卸しすることができる。また、狭いスペースで、搬送レ
ベルの異なるコンベヤへ荷卸しされた物品Wを搬出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷卸し装置の一実施例を部分的に示す
概略立面図で、本発明の荷卸し方法の一実施例の動作説
明図でもある。
【図2】本発明の荷卸し装置の一実施例を部分的に示す
概略立面図で、本発明の荷卸し方法の一実施例の動作説
明図でもある。
【図3】本発明の荷卸し装置の一実施例を部分的に示す
概略立面図で、本発明の荷卸し方法の一実施例の動作説
明図でもある。
【図4】本発明の荷卸し装置の一実施例を部分的に示す
概略立面図で、本発明の荷卸し方法の一実施例の動作説
明図でもある。
【図5】図1〜図3に示す荷卸し装置の要部側面図で、
左側の下段押圧具等を省略して図示してある。
【図6】図5に示す荷卸し装置の要部拡大図である。
【図7】図5に示す荷卸し装置の要部拡大図である。
【図8】図7の要部左側面図である。
【符号の説明】
3 物品受台(スラットコンベヤ) 4 (受取)コンベヤ 9 (搬出)コンベヤ 34 押圧具(押圧板) 35 押圧具(押圧板) 401 無端コンベヤ 402 昇降手段 G 隙間 W 物品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数段に積み付けられた物品を段単位で
    荷卸しする荷卸し方法において、上段側の物品を段単位
    で把持した状態で上記上段側の物品とその下段側の物品
    との間に隙間を形成した後、上記隙間に物品受台を挿入
    し、該物品受台上に上記上段側の物品を載置することに
    よって物品を段単位で荷卸しし、段単位で荷卸しされた
    物品を上下方向に配設されている複数のコンベヤのうち
    の何れかのコンベヤに搬出するようになしてあることを
    特徴とする荷卸し方法。
  2. 【請求項2】 複数段に積み付けられた物品を段単位で
    荷卸しする荷卸し装置において、対向する一対の押圧具
    と、該押圧具の下方位置を水平方向に移動する物品受台
    とを備えると共に、昇降手段によって上記物品受台の水
    平方向延長線上に位置することができ、上記物品受台に
    載置された物品を受け取るコンベヤを備えることを特徴
    とする荷卸し装置。
  3. 【請求項3】 押圧具が物品受台の移動方向に回動し得
    るように構成されている請求項2記載の荷卸し装置。
  4. 【請求項4】 物品受台がスラットコンベヤで構成され
    ている請求項2または3記載の荷卸し装置。
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