JPH0623938U - タイヤのハンガー装置 - Google Patents
タイヤのハンガー装置Info
- Publication number
- JPH0623938U JPH0623938U JP4266392U JP4266392U JPH0623938U JP H0623938 U JPH0623938 U JP H0623938U JP 4266392 U JP4266392 U JP 4266392U JP 4266392 U JP4266392 U JP 4266392U JP H0623938 U JPH0623938 U JP H0623938U
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な機構でもって、あらゆるサイズのタイ
ヤをバランス良く吊設することの出来るハンガー装置の
提供。 【構成】 上下方向を向いて配置される複数本の当り棒
を有し、これら当り棒は開閉手段にて開閉可能であると
ともに、回転自在に取着され、更に当り棒の表面はネジ
山のごとく凹凸面を形成している。
ヤをバランス良く吊設することの出来るハンガー装置の
提供。 【構成】 上下方向を向いて配置される複数本の当り棒
を有し、これら当り棒は開閉手段にて開閉可能であると
ともに、回転自在に取着され、更に当り棒の表面はネジ
山のごとく凹凸面を形成している。
Description
【0001】
本考案はタイヤをバランスよく安定して吊設するハンガー装置に関するもので ある。
【0002】
タイヤの生産ラインや検査、出荷ライン等では、該タイヤを吊設して次工程へ 搬送することが多い。この場合、吊設する手段は色々存在するが、あくまでも吊 設されるタイヤはバランス良く安定しなければならず、搬送中に傾いたり、落下 するようではいけない。勿論、タイヤを受け台に載せて吊設するような方法では 、該タイヤを全面にて受けるためにバランスが崩れることはないが、上記受け台 に載せるための別手段を必要とし、搬送装置全体の構造が複雑化してしまう。あ くまでも複数個の簡易ツメにてタイヤを掴み、その状態で吊上げる方式が装置の 構造上、並びに作業工程からも便利が良い。
【0003】
このように簡単な機構を用いてバランス良くタイヤを吊設することは容易でな いが、本考案が解決しようとする課題は上記問題点で、開閉するツメ(当り棒) を備えて、タイヤを安定して吊設するハンガー装置を提供する。
【0004】
本考案のハンガー装置は複数の当り棒を有し、各当り棒は開閉することが出来 るよう構成している。上記当り棒は垂直を成して配置され、タイヤの内周面又は 外周面に圧接し、タイヤ面との間に生じる摩擦力にて吊設されるが、該摩擦力を 大きくするために当り棒の表面は凹凸面となっている。そして該当り棒は回転出 来るように軸支状態にて開閉装置に取着される。ここで当り棒を開閉するための 開閉手段は限定せず、エヤシリンダーにて作動するリンク機構、またラック−ピ ニオン機構等を採用する。
【0005】
本考案のハンガー装置は複数本の垂直当り棒を用いてタイヤを吊設するもので 、各当り棒はバランス良くタイヤ面に圧接する。そして各当り棒の開閉度はタイ ヤサイズに応じて増減し、所定の圧力をもってタイヤ面に接し、当り棒表面に形 成した凹凸はタイヤ面に一部食い込むようになり、大きな摩擦力を発生する。
【0006】 ところで、各当り棒が全てタイヤ面に圧接しなければ、ハンガー装置の中心軸 とタイヤ中心軸が一致しないが、上記当り棒は棒状で回転することが出来るため 、片当り状態であれば開閉力の作用にて当り棒は回転してタイヤを動かし、全当 り棒が圧接状態になった位置にてタイヤは停止してバランスする。したがって、 吊設されるタイヤの位置が多少ズレていても、該タイヤを正しい位置まで移動さ せて吊設することが出来る。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に 説明する。
【0007】
図1は本考案のハンガー装置を示す実施例で、1は当り棒、2はホルダー、3 はXリンク、4はエヤシリンダーを示す。ホルダー2は概略コ型断面の部材で、 その外側角部には上記当り棒1、1が軸受け5、5に回転自在の状態で軸支され ている。このように当り棒1、1を取着した左右のホルダー2a、2bは互いに 平行を成して垂下し、Xリンク3a、3bを介してエヤシリンダー4に取着され る。Xリンク3はリンク6とリンク7をX型に連結して構成し、リンク6の一端 はホルダー2上端に連結し、その他端はピストンロッド8先端に連結しており、 一方のリンク7の一端はホルダー2に形成したガイド溝に摺動可能に遊嵌され、 他端はエヤシリンダー4の下端部に連結している。
【0008】 同図はホルダー2a、2bを開いた状態であるが、ピストンロッド8を突出す るならば、リンク6、7の交差角θは大きくなって両ホルダー2a、2b間距離 は縮小して閉じる。上記当り棒1、1はホルダー2に取着されていて、該ホルダ ー2、2を開閉することで、当り棒1、1…が開閉動することになる。当り棒1 、1…はタイヤ中心孔に挿入して孔内周面に圧接されることになるが、上記エヤ シリンダー4は昇降台(図示なし)に取着されていて、昇降台が降下すればホル ダー2a、2b及び当り棒1、1…が中心孔に入り、その状態でピストンロッド 8を後退させてホルダー2a、2bを開く。よって当り棒1、1…は孔内周面に 圧接することが出来る。
【0009】 図2はホルダー2a、2bが開いて当り棒1、1…がタイヤ内周面9に圧接し た状態を示しているが、タイヤ10は4本の当り棒1、1…によって吊設される 。この場合、4本の当り棒1、1…が全て内周面9に圧接しなければ、ハンガー 装置の中心軸11がタイヤ10の中心軸に一致せず、吊設した場合にバランスを 崩してしまう。本考案のハンガー装置は上記当り棒1、1を回転自在に取着して いるため、ホルダー2a、2bを開くならば、ハンガー装置の中心軸11にタイ ヤ中心軸が一致するようになる。
【0010】 図3はハンガー装置の中心軸11にタイヤ中心軸が一致していない場合であっ て、片側の当り棒1aa、1ba が内周面9に接している。ここでホルダー2a、2b を更に拡げるならば、上記内周面9には圧力Pが作用し、該圧力Pは横方向分力 PH と縦方向分力PV に分けられ、上記横方向分力PH 、PH は互いに打消し合 ってバランスしている。しかし、縦方向分力PV 、PV はタイヤ10を同方向へ 移動させる力となって作用し、当り棒1aa は時計方向に、当り棒1ba は反時計方 向に回転してタイヤ10は移動する。そして他の当り棒1ab、1bb が内周面9に当 接すれば、縦方向分力PV 、PV も互いにバランスして打消し合い、タイヤ10 は停止し、ハンガー装置の中心軸11にタイヤ中心軸が一致する。
【0011】 図4はラック−ピニオン機構を用いたハンガー装置の実施例であり、ピニオン 12の上下に設けたラック13、13は、ピニオン12の回転でスライドし、ピ ニオン先端に固定しているホルダー2a、2bを開閉する。ピニオン12及びラ ック13、13は受け14に取着され、該受14はエヤシリンダー4の作動で上 ・下動することができる。勿論、前記実施例と同様にホルダー2a、2bには棒 状の当り棒1、1…が回転自在に取着されていて、両ホルダー2a、2bを開く ことで、当り棒1、1…はタイヤの孔内周面9に圧接する。
【0012】 これら前記実施例は当り棒1、1…を内周面9に圧接する構造となっているが 、外周面に圧接するように構成することもできる。この場合にはホルダー2a、 2bの内角に当り棒1、1…を取着し、ホルダー2a、2bを開いた状態で降下 し、その後、両ホルダー2a、2bを閉じて当り棒1、1…を圧接する。また上 記ホルダー2a、2bを開閉する機構は前記実施例に限定せず、該ホルダー2a 、2bを用いないで、開閉装置に直接当り棒1、1…を取着してもよい。それに 当り棒1、1…の本数は少なくとも3本以上必要で、その形状は棒状を呈し、表 面の摩擦を大きくするためにネジ山のごとき凹凸面を有す。
【0013】 以下、このハンガー装置の応用例を説明する。図5、図6、図7は該ハンガー 装置を用いたタイヤ搬送装置である。搬送装置は架台21と台車22を有し、架 台21は古タイヤ23、23…を配置する搬入台24の先端部、輪切り装置25 及び切断装置26に跨がって設置されている。すなわち、この搬送装置は古タイ ヤ23を2個に輪切りし、輪切りされたタイヤ片を切断装置26により細かく切 断するために、各工程へ古タイヤ23、23…を自動的に送る装置である。
【0014】 そこで、上記台車22は架台21の所定高さに設けたレール27に沿って往復 可能な状態にあり、その上部に昇降台28を有し、昇降台28は基台29上にX 型リンク30を介して昇降可能に取着され、昇降動はシリンダー31によって行 われる。基台29の一端にはローラ32が、他端にはピニオン33がそれぞれ軸 支され、ローラ32は上記レール27を転がり、ピニオン33はレール27に沿 設したラック34に噛み合っている。ピニオン33はモーター35にて駆動され てラック34を転がり移動し、またローラ32はレール27を転がることで、台 車22は該レール27に沿って往復動することができる。
【0015】 そして、前記昇降台28の両サイド(前後端)には本考案のハンガー装置A、 Bが備えられ、昇降台28の昇降に追従して上・下動する。図5、図6はハンガ ー装置Aが輪切り装置25の上方に、他方のハンガー装置Bが切断装置26の上 方に位置しているが、台車22が後退(左側へ移動)してハンガー装置Aが搬入 台24に配置した古タイヤ23の上方に、ハンガー装置Bが輪切り装置25の上 方へ動く。輪切り装置25のテーブルに載っている古タイヤ23は輪切り加工さ れてタイヤ片となり、切断装置26に載っているタイヤ片は切断されて細かい切 断片となって搬出される。
【0016】 各々の装置25、26での加工が完了したならば、昇降台28は降下してハン ガー装置A、Bのホルダー2a、2bはタイヤ中心孔へ入り、エヤシリンダー4 の作動にて上記ホルダー2a、2bが開くならば、当り棒1、1…はタイヤ内周 面9に圧接する。この場合、搬入台24の古タイヤ23及び輪切り装置25のテ ーブル上のタイヤ片は正しい位置には存在しないが、ホルダー2a、2bの開口 に伴って、古タイヤ23及びタイヤ片を移動させてハンガー装置A、Bの中心軸 11、11に一致させる。
【0017】 よって昇降台28が上昇すれば、古タイヤ23及びタイヤ片は傾くことなくバ ランスして吊設され、台車22は右側へ移動してハンガー装置Aによって吊設さ れた古タイヤ23、及びハンガー装置Bによって吊設されたタイヤ片は、昇降台 28が降下してホルダー2a、2bが閉じることで、輪切り装置25のテーブル 及び切断装置26にそれぞれ載せられる。その後、昇降台28は再び上昇して台 車22は元の位置に戻る。以上述べたように、本考案のハンガー装置は上下方向 に複数本の当り棒を回転自在に配置し、これら当り棒は開閉手段にて開閉可能と したもので、次のような効果を得ることが出来る。
【0018】
本考案のハンガー装置は複数本の当り棒を有し、これら各当り棒をタイヤの孔 内周面又は外周面に圧接することで生じる摩擦力を利用して該タイヤを吊設する ことが出来る。当り棒の圧接は開閉手段を用いて行われるが、該ハンガー装置の 構造が簡単であるともに、あらゆるサイズのタイヤであっても吊設可能である。 また当り棒は回転自在な状態に取着されているため、位置ズレして置かれたタイ ヤであっても当り棒の回転とともにタイヤを移動させて正しく掴み、バランスし て吊設する。
【図1】本考案のハンガー装置を示す実施例。
【図2】当り棒がタイヤ内周面に圧接している状態。
【図3】位置ズレしているタイヤを掴む場合の当り棒に
作用する力関係。
作用する力関係。
【図4】本考案の他の実施例。
【図5】ハンガー装置を備えた搬送装置の正面図。
【図6】ハンガー装置を備えた搬送装置の平面図。
【図7】ハンガー装置を備えた搬送装置の側面図。
1 当り棒 2 ホルダー 3 Xリンク 4 エヤシリンダー 5 軸受け 6 リンク 7 リンク 8 ピストンロッド 9 内周面 10 タイヤ 11 中心軸 12 ピニオン 13 ラック 14 受け
Claims (1)
- 【請求項1】 タイヤを吊設するためのハンガー装置で
あって、タイヤの孔内周面又は外周面に圧接する複数本
の当り棒を上・下方向に配置し、これら当り棒を開閉す
るための開閉手段を設け、また当り棒は該開閉手段に回
転自在に軸支され、更に表面にはネジ山のごとき凹凸面
を形成したことを特徴とするタイヤのハンガー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4266392U JP2506413Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | タイヤのハンガ―装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4266392U JP2506413Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | タイヤのハンガ―装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623938U true JPH0623938U (ja) | 1994-03-29 |
JP2506413Y2 JP2506413Y2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=12642259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4266392U Expired - Lifetime JP2506413Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | タイヤのハンガ―装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506413Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160112300A (ko) * | 2015-03-18 | 2016-09-28 | 주식회사 에스에프에이 | 중공형 피이송물 운반용 갠트리 머신 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109095166B (zh) * | 2018-07-02 | 2020-03-31 | 西京学院 | 一种工件搬运装置 |
CN108820851B (zh) * | 2018-07-02 | 2020-03-31 | 西京学院 | 一种圆环工件搬运夹具 |
CN108820852B (zh) * | 2018-07-02 | 2020-03-31 | 西京学院 | 一种重型圆环工件搬运夹具装置 |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP4266392U patent/JP2506413Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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---|---|
JP2506413Y2 (ja) | 1996-08-07 |
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