JP2506413Y2 - タイヤのハンガ―装置 - Google Patents

タイヤのハンガ―装置

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JP2506413Y2
JP2506413Y2 JP4266392U JP4266392U JP2506413Y2 JP 2506413 Y2 JP2506413 Y2 JP 2506413Y2 JP 4266392 U JP4266392 U JP 4266392U JP 4266392 U JP4266392 U JP 4266392U JP 2506413 Y2 JP2506413 Y2 JP 2506413Y2
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JP
Japan
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tire
hanger device
hanger
rods
peripheral surface
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JP4266392U
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JPH0623938U (ja
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義雄 三村
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Onodani Machine Co Ltd
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Onodani Machine Co Ltd
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Publication date
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  • Chain Conveyers (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はタイヤをバランスよく安
定して吊設するハンガー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイヤの生産ラインや検査、出荷ライン
等では、該タイヤを吊設して次工程へ搬送することが多
い。この場合、吊設する手段は色々存在するが、あくま
でも吊設されるタイヤはバランス良く安定しなければな
らず、搬送中に傾いたり、落下するようではいけない。
勿論、タイヤを受け台に載せて吊設するような方法で
は、該タイヤを全面にて受けるためにバランスが崩れる
ことはないが、上記受け台に載せるための別手段を必要
とし、搬送装置全体の構造が複雑化してしまう。あくま
でも複数個の簡易ツメにてタイヤを掴み、その状態で吊
上げる方式が装置の構造上、並びに作業工程からも便利
が良い。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】このように簡単な機
構を用いてバランス良くタイヤを吊設することは容易で
ないが、本考案が解決しようとする課題は上記問題点
で、開閉するツメ(当り棒)を備えて、タイヤを安定し
て吊設するハンガー装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のハンガー装置は
複数の当り棒を有し、各当り棒は開閉することが出来る
よう構成している。上記当り棒は垂直を成して配置さ
れ、タイヤの内周面又は外周面に圧接し、タイヤ面との
間に生じる摩擦力にて吊設されるが、該摩擦力を大きく
するために当り棒の表面は凹凸面となっている。そして
該当り棒は回転出来るように軸支状態にて開閉装置に取
着される。ここで当り棒を開閉するための開閉手段は限
定せず、エヤシリンダーにて作動するリンク機構、また
ラック−ピニオン機構等を採用する。
【0005】
【作用】本考案のハンガー装置は複数本の垂直当り棒を
用いてタイヤを吊設するもので、各当り棒はバランス良
くタイヤ面に圧接する。そして各当り棒の開閉度はタイ
ヤサイズに応じて増減し、所定の圧力をもってタイヤ面
に接し、当り棒表面に形成した凹凸はタイヤ面に一部食
い込むようになり、大きな摩擦力を発生する。
【0006】ところで、各当り棒が全てタイヤ面に圧接
しなければ、ハンガー装置の中心軸とタイヤ中心軸が一
致しないが、上記当り棒は棒状で回転することが出来る
ため、片当り状態であれば開閉力の作用にて当り棒は回
転してタイヤを動かし、全当り棒が圧接状態になった位
置にてタイヤは停止してバランスする。したがって、吊
設されるタイヤの位置が多少ズレていても、該タイヤを
正しい位置まで移動させて吊設することが出来る。以
下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0007】
【実施例】図1は本考案のハンガー装置を示す実施例
で、1は当り棒、2はホルダー、3はXリンク、4はエ
ヤシリンダーを示す。ホルダー2は概略コ型断面の部材
で、その外側角部には上記当り棒1、1が軸受け5、5
に回転自在の状態で軸支されている。このように当り棒
1、1を取着した左右のホルダー2a、2bは互いに平
行を成して垂下し、Xリンク3a、3bを介してエヤシ
リンダー4に取着される。Xリンク3はリンク6とリン
ク7をX型に連結して構成し、リンク6の一端はホルダ
ー2上端に連結し、その他端はピストンロッド8先端に
連結しており、一方のリンク7の一端はホルダー2に形
成したガイド溝に摺動可能に遊嵌され、他端はエヤシリ
ンダー4の下端部に連結している。
【0008】同図はホルダー2a、2bを開いた状態で
あるが、ピストンロッド8を突出するならば、リンク
6、7の交差角θは大きくなって両ホルダー2a、2b
間距離は縮小して閉じる。上記当り棒1、1はホルダー
2に取着されていて、該ホルダー2、2を開閉すること
で、当り棒1、1…が開閉動することになる。当り棒
1、1…はタイヤ中心孔に挿入して孔内周面に圧接され
ることになるが、上記エヤシリンダー4は昇降台(図示
なし)に取着されていて、昇降台が降下すればホルダー
2a、2b及び当り棒1、1…が中心孔に入り、その状
態でピストンロッド8を後退させてホルダー2a、2b
を開く。よって当り棒1、1…は孔内周面に圧接するこ
とが出来る。
【0009】図2はホルダー2a、2bが開いて当り棒
1、1…がタイヤ内周面9に圧接した状態を示している
が、タイヤ10は4本の当り棒1、1…によって吊設さ
れる。この場合、4本の当り棒1、1…が全て内周面9
に圧接しなければ、ハンガー装置の中心軸11がタイヤ
10の中心軸に一致せず、吊設した場合にバランスを崩
してしまう。本考案のハンガー装置は上記当り棒1、1
を回転自在に取着しているため、ホルダー2a、2bを
開くならば、ハンガー装置の中心軸11にタイヤ中心軸
が一致するようになる。
【0010】図3はハンガー装置の中心軸11にタイヤ
中心軸が一致していない場合であって、片側の当り棒1a
a、1ba が内周面9に接している。ここでホルダー2a、
2bを更に拡げるならば、上記内周面9には圧力Pが作
用し、該圧力Pは横方向分力PH と縦方向分力PV に分
けられ、上記横方向分力PH 、PH は互いに打消し合っ
てバランスしている。しかし、縦方向分力PV 、PV
タイヤ10を同方向へ移動させる力となって作用し、当
り棒1aa は時計方向に、当り棒1ba は反時計方向に回転
してタイヤ10は移動する。そして他の当り棒1ab、1bb
が内周面9に当接すれば、縦方向分力PV 、PV も互い
にバランスして打消し合い、タイヤ10は停止し、ハン
ガー装置の中心軸11にタイヤ中心軸が一致する。
【0011】図4はラック−ピニオン機構を用いたハン
ガー装置の実施例であり、ピニオン12の上下に設けた
ラック13、13は、ピニオン12の回転でスライド
し、ピニオン先端に固定しているホルダー2a、2bを
開閉する。ピニオン12及びラック13、13は受け1
4に取着され、該受14はエヤシリンダー4の作動で上
・下動することができる。勿論、前記実施例と同様にホ
ルダー2a、2bには棒状の当り棒1、1…が回転自在
に取着されていて、両ホルダー2a、2bを開くこと
で、当り棒1、1…はタイヤの孔内周面9に圧接する。
【0012】これら前記実施例は当り棒1、1…を内周
面9に圧接する構造となっているが、外周面に圧接する
ように構成することもできる。この場合にはホルダー2
a、2bの内角に当り棒1、1…を取着し、ホルダー2
a、2bを開いた状態で降下し、その後、両ホルダー2
a、2bを閉じて当り棒1、1…を圧接する。また上記
ホルダー2a、2bを開閉する機構は前記実施例に限定
せず、該ホルダー2a、2bを用いないで、開閉装置に
直接当り棒1、1…を取着してもよい。それに当り棒
1、1…の本数は少なくとも3本以上必要で、その形状
は棒状を呈し、表面の摩擦を大きくするためにネジ山の
ごとき凹凸面を有す。
【0013】以下、このハンガー装置の応用例を説明す
る。図5、図6、図7は該ハンガー装置を用いたタイヤ
搬送装置である。搬送装置は架台21と台車22を有
し、架台21は古タイヤ23、23…を配置する搬入台
24の先端部、輪切り装置25及び切断装置26に跨が
って設置されている。すなわち、この搬送装置は古タイ
ヤ23を2個に輪切りし、輪切りされたタイヤ片を切断
装置26により細かく切断するために、各工程へ古タイ
ヤ23、23…を自動的に送る装置である。
【0014】そこで、上記台車22は架台21の所定高
さに設けたレール27に沿って往復可能な状態にあり、
その上部に昇降台28を有し、昇降台28は基台29上
にX型リンク30を介して昇降可能に取着され、昇降動
はシリンダー31によって行われる。基台29の一端に
はローラ32が、他端にはピニオン33がそれぞれ軸支
され、ローラ32は上記レール27を転がり、ピニオン
33はレール27に沿設したラック34に噛み合ってい
る。ピニオン33はモーター35にて駆動されてラック
34を転がり移動し、またローラ32はレール27を転
がることで、台車22は該レール27に沿って往復動す
ることができる。
【0015】そして、前記昇降台28の両サイド(前後
端)には本考案のハンガー装置A、Bが備えられ、昇降
台28の昇降に追従して上・下動する。図5、図6はハ
ンガー装置Aが輪切り装置25の上方に、他方のハンガ
ー装置Bが切断装置26の上方に位置しているが、台車
22が後退(左側へ移動)してハンガー装置Aが搬入台
24に配置した古タイヤ23の上方に、ハンガー装置B
が輪切り装置25の上方へ動く。輪切り装置25のテー
ブルに載っている古タイヤ23は輪切り加工されてタイ
ヤ片となり、切断装置26に載っているタイヤ片は切断
されて細かい切断片となって搬出される。
【0016】各々の装置25、26での加工が完了した
ならば、昇降台28は降下してハンガー装置A、Bのホ
ルダー2a、2bはタイヤ中心孔へ入り、エヤシリンダ
ー4の作動にて上記ホルダー2a、2bが開くならば、
当り棒1、1…はタイヤ内周面9に圧接する。この場
合、搬入台24の古タイヤ23及び輪切り装置25のテ
ーブル上のタイヤ片は正しい位置には存在しないが、ホ
ルダー2a、2bの開口に伴って、古タイヤ23及びタ
イヤ片を移動させてハンガー装置A、Bの中心軸11、
11に一致させる。
【0017】よって昇降台28が上昇すれば、古タイヤ
23及びタイヤ片は傾くことなくバランスして吊設さ
れ、台車22は右側へ移動してハンガー装置Aによって
吊設された古タイヤ23、及びハンガー装置Bによって
吊設されたタイヤ片は、昇降台28が降下してホルダー
2a、2bが閉じることで、輪切り装置25のテーブル
及び切断装置26にそれぞれ載せられる。その後、昇降
台28は再び上昇して台車22は元の位置に戻る。以上
述べたように、本考案のハンガー装置は上下方向に複数
本の当り棒を回転自在に配置し、これら当り棒は開閉手
段にて開閉可能としたもので、次のような効果を得るこ
とが出来る。
【0018】
【考案の効果】本考案のハンガー装置は複数本の当り棒
を有し、これら各当り棒をタイヤの孔内周面又は外周面
に圧接することで生じる摩擦力を利用して該タイヤを吊
設することが出来る。当り棒の圧接は開閉手段を用いて
行われるが、該ハンガー装置の構造が簡単であるとも
に、あらゆるサイズのタイヤであっても吊設可能であ
る。また当り棒は回転自在な状態に取着されているた
め、位置ズレして置かれたタイヤであっても当り棒の回
転とともにタイヤを移動させて正しく掴み、バランスし
て吊設する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のハンガー装置を示す実施例。
【図2】当り棒がタイヤ内周面に圧接している状態。
【図3】位置ズレしているタイヤを掴む場合の当り棒に
作用する力関係。
【図4】本考案の他の実施例。
【図5】ハンガー装置を備えた搬送装置の正面図。
【図6】ハンガー装置を備えた搬送装置の平面図。
【図7】ハンガー装置を備えた搬送装置の側面図。
【符号の説明】
1 当り棒 2 ホルダー 3 Xリンク 4 エヤシリンダー 5 軸受け 6 リンク 7 リンク 8 ピストンロッド 9 内周面 10 タイヤ 11 中心軸 12 ピニオン 13 ラック 14 受け

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤを吊設するためのハンガー装置で
    あって、タイヤの孔内周面又は外周面に圧接する複数本
    の当り棒を上・下方向に配置し、これら当り棒を開閉す
    るための開閉手段を設け、また当り棒は該開閉手段に回
    転自在に軸支され、更に表面にはネジ山のごとき凹凸面
    を形成したことを特徴とするタイヤのハンガー装置。
JP4266392U 1992-05-27 1992-05-27 タイヤのハンガ―装置 Expired - Lifetime JP2506413Y2 (ja)

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JPH0623938U JPH0623938U (ja) 1994-03-29
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CN108820852A (zh) * 2018-07-02 2018-11-16 西京学院 一种重型圆环工件搬运夹具装置
CN108820851A (zh) * 2018-07-02 2018-11-16 西京学院 一种圆环工件搬运夹具
CN109095166A (zh) * 2018-07-02 2018-12-28 西京学院 一种工件搬运装置

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