JP2704261B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

Info

Publication number
JP2704261B2
JP2704261B2 JP63020347A JP2034788A JP2704261B2 JP 2704261 B2 JP2704261 B2 JP 2704261B2 JP 63020347 A JP63020347 A JP 63020347A JP 2034788 A JP2034788 A JP 2034788A JP 2704261 B2 JP2704261 B2 JP 2704261B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
original
stacker
rear end
regulating plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63020347A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01197234A (ja
Inventor
悦一 前川
政信 河野
義男 上田
誠二 鷹羽司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP63020347A priority Critical patent/JP2704261B2/ja
Publication of JPH01197234A publication Critical patent/JPH01197234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2704261B2 publication Critical patent/JP2704261B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は原稿スタッカー上に積層した原稿を一枚づつ
分離して複写装置の原稿台ガラス上に自動給紙し、該原
稿台ガラス上において露光処理後の原稿を再度原稿スタ
ッカー上に戻して繰り返し処理できるようにした循環式
の原稿搬送装置に関するものである。
【発明の背景】
一般に循環式の原稿搬送装置(RDF)は一循環で一部
づつコピーを作成し、その作成部数に等しい回数だけ原
稿を循環させるようになっている。このような装置では
給紙部での分離性能が極めて重要となる。この分離性能
に優れた給紙方式として従来から採用されているものに
「底送り−上戻し」方式がある。これは原稿スタッカー
上に積層した原稿を最下層のものから一枚づつ処理部へ
向けて分離搬送し、露光処理後の原稿を原稿スタッカー
へ戻すときに給紙中の原稿の最上面に戻す動作を繰り返
すものである。この底送りにはサクションを利用して一
枚を吸着分離するものと、給紙ベルトとこれに圧接する
ストップローラを用いて捌くように摩擦分離するものと
があるが、前者に比して後者の方が低コストにしてコン
パクトで、調整やメンテナンスが簡単というメリットが
ある。
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、上記したような「底送り−上戻し」方式の
給紙方式を採る原稿搬送装置の中で、例えば原稿スタッ
カー上に載置された原稿を該スタッカーの前方に設けら
れた給紙口の給紙開始位置へ前進させ、原稿の前端を該
給紙開始位置へ揃えるようにした後、一枚づつ給紙する
給紙方式が採られているものがある。 上記した給紙方式では、原稿スタッカー上に載置され
た原稿は、原稿の後端に当接させた後端規制板によって
押されて前進し、原稿の前端が前記給紙口の給紙開始位
置へ到達して前記後端規制板の作動が停止される。 原稿が原稿スタッカー上に載置されていない状態でコ
ピー開始釦を押したときに装置が作動することを防止す
るために原稿セット検知センサーを設けている。このセ
ンサーは、上記した後端規制板が原稿スタッカー上の後
方の当初位置に停止している際に、原稿が後端規制板面
に後端位置を揃えるように当接されたとき、この原稿の
セットの有無を検知するように、後端規制板の上方の前
記原稿搬送装置の固定側の枠体に固設されていた。 ところが、このような原稿セット検知センサーの設置
方法では、前記した後端規制板が移動して原稿を前進さ
せた後、検知センサーの検知範囲から原稿が外れてしま
い、原稿セットの当初段階においてのみ原稿セットの有
無は確認できるものの、後端規制板の移動後において
は、実際上原稿セットの有無を検知することは不可能で
あった。 このような原稿セット検知センサーの設置状態では例
えば、後端規制板が当初位置に停止している段階におい
て、原稿セットを検知した後、次に後端規制板が原稿共
々前進し、原稿セット検知センサーの検知範囲から外れ
た位置で何等かの理由により原稿が原稿スタッカー上か
ら取り外されたとしても、コピー動作に入るため無駄コ
ピーを防止することができないというような欠点を有す
るものであった。
【問題点を解決するための手段】
本発明は上記した欠点を解消するためになされたもの
であって、原稿が原稿スタッカー上の当初位置に停止し
ているとき、また原稿がその後端を押圧されて原稿スタ
ッカー上を摺動しているとき、更に原稿がその先端を給
紙開始位置に到達させたときにのいずれの場合にも、原
稿スタッカー上に原稿がセットされているかどうかを常
時検知できるようにして、原稿がスタッカー上にセット
されていないのにコピー動作に入るというような無駄コ
ピーを防止できる原稿搬送装置の提供を目的とするもの
である。 上記目的は、原稿スタッカーの前部に給紙口、後部に
排紙口を対設し、原稿スタッカー上に載置された原稿を
排紙口側の後端規制部材によって給紙口側の給紙開始位
置まで前進させるようにした原稿搬送装置において、前
記原稿スタッカーの排紙口側に配置し、この原稿スタッ
カー上に摺接して前後移動可能に設け、原稿の後端位置
を規制する後端規制板と、この後端規制板と一体的に移
動可能なように配設し、前記原稿スタッカー上の原稿の
有無を検知する原稿セット検知センサーと、前記後端規
制板によって前進移動した前記原稿スタッカー上の原稿
を前記給紙口において固定する固定手段と、この給紙口
に原稿がセットされたことを検知する検知センサーと、
前記原稿セット検知センサー及び前記後端規制板を最大
原稿サイズの後端位置または搬送する原稿のサイズの後
端位置の移動開始位置から移動させ、前記給紙口の原稿
セット位置に停止させるとともにこの後端規制板を停止
位置から前記移動開始位置まで復帰させる制御手段とか
らなり、前記後端規制板と一体に移動する原稿セット検
知センサーによって後端規制板付近にある原稿の有無を
常時検知するとともに給紙口における原稿を検知し、原
稿スタッカー上の原稿の載置箇所、原稿の移動中および
原稿セット位置の原稿を検知するように構成したことを
特徴とする原稿搬送装置によって達成される。
【実施例】
本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明す
る。 第1図において、100は複写機本体、200は原稿搬送装
置である。原稿搬送装置200は前部が前上がり状の原稿
スタッカー201を備え、該原稿スタッカー201上には原稿
Dをセットするときにその後端を突き当てるための後端
規制板202と、原稿Dの幅方向を規制するための横幅規
制板203、203が設けられている。この横幅規制板203、2
03は原稿スタッカー201の下面において、ピニオンギア2
04を挟んで互い違いに横摺動できる一対のラック205、2
05にそれぞれ連繋し、センター中心に対称的に移動可能
となっていると共に、図示しないセンサでその移動位置
を検出することにより原稿の横サイズが読み取れるよう
になっている。また、前記後端規制板202は原稿スタッ
カー201上にセットした原稿Dの先端をスタックセンサ2
06の検知位置(定位置)まで押出す機能を備えている。
289は原稿スタッカー201上に原稿Dがセットされている
かどうかを検知する原稿セット検知センサーである。該
検知センサー289は前記後端規制板202の前方上部に設置
され、該規制板202と一体的に移動できるようになって
いる。原稿Dが原稿スタッカー201上の当初位置に停止
しているとき、また原稿Dがその後端を押圧されて原稿
スタッカー201上を摺動しているとき、更に原稿Dがそ
の先端を給紙開始位置に到達させたときのいずれの場合
にも、原稿スタッカー201上に原稿Dがセットされてい
るかどうかを常時検知するようにして、原稿Dが原稿ス
タッカー201上にセットされていないのにコピー動作に
入るというような無駄コピーを防止できるようになって
いる。 207は前記後端規制板202の押圧作用で原稿Dが前進し
てきたときには上昇位置にあり、原稿先端が前記スタッ
クセンサー206の検知位置に至ると、該スタックセンサ
ー206からの信号により下降して自重により原稿D上に
載置される原稿の固定手段であるゲート部材で、該ゲー
ト部材207は前記原稿スタッカー201の前部の給紙口288
に近接させて配置されている。このゲート部材207は給
紙しようとする原稿Dを自重により押さえ込む機能と、
後記するように処理部101を一循して原稿スタッカー201
上に戻ってきた原稿Dの先端を突き当て、次の給紙のた
めに先端揃えを行うと共に、再スタック原稿と給紙中の
原稿とを確実に区別する機能を備える。しかしてこれら
の機能を有効に発揮させるため、本実施例では原稿スタ
ッカー201の上面に第2図に図示の如く給紙方向に沿っ
た適当な間隔でリブ201aを突設すると共に、ゲート部材
207の下縁端に前記リブ201a間に対応して複数の突片207
aを設けていわゆる櫛歯状に形成している。即ち、原稿
スタッカー201上の原稿Dを前記リブ201aと櫛歯状に配
した突片207aとで第3図に図示の如く波形に変形させる
ことにより給紙中の原稿Dに腰をもたせる一方、戻り原
稿の先端がゲート部材207の下に潜り込むことを有効に
防止できるようにしている。前記ゲート部材207は平面
コ字状に形成されているもので、その両側面部207b,207
cは第2図に図示の如く原稿搬送装置200の前骨格209の
左右にネジ等により止着された一対のブラケット210、2
10の上側に回転可能に軸架されたシャフト211に基端部
を遊嵌状に取付けた左右のゲートレバー212、212の先端
部と、該ブラケット210、210の下側に基端部を枢支した
一対の補助レバー213、213の先端部とで枢支されてい
る。該ゲートレバー212、212はその内縁側の上部に張出
し部212a、212aを設け、その下面にはこれに対応して前
記シャフト211に植設した左右一対の押上げピン214、21
4が当たるようになっている。このシャフト211はその端
部に固定したセクター歯車215を介してゲートカム歯車2
16と同軸の小歯車216Aに噛合し、該ゲートカム歯車216
は正逆可能な駆動源217の出力歯車217Aに連繋してい
る。従って、シャフト211がゲート駆動源217からの駆動
を受けて時計廻り方向に廻ると、前記押上げピン214、2
14がゲートレバー212、212をその張り出し部212a、212a
を介して上向きに回動させ、ゲート部材207を第4図
(A)に示す如く上昇させる。また、ゲート部材207の
上昇位置において前記シャフト211がゲート駆動源217か
らの駆動を受けて反時計廻り方向に廻ると、押上げピン
214、214と共にこれに載っているゲートレバー212、212
を下向きに回動させ、ゲート部材207を同図(B)の如
く下降させる。このとき押上げピン214、214はゲート部
材207が原稿スタッカー201上の原稿に当たった角度以上
に逃げるようになっている。従って、ゲート部材207は
原稿スタッカー201上の原稿Dを自重で押さえ込むよう
な恰好となる。このゲート部材207その上下動に際し
て、前記補助レバー213、213を追従させるため、ゲート
正面は原稿スタッカー201の上面に対してほぼ垂直な状
態を維持する。即ち、ゲート部材207は原稿枚数に無関
係にゲート正面の角度を原稿に対してほぼ直角に載置で
きるようにしている。 前記ゲートカム歯車216には、その初期位置の検出セ
ンサー218を遮断する舌片219が設けられている。該セン
サー218は前記舌片219により遮断されたときをゲートカ
ム歯車216のホームポジションとして、前記駆動源217を
必要な角度だけ正逆転させるようになっている。この場
合の駆動源217としてはパルス制御できるステッピング
モータを用いることが好ましい。 220は前記した如く定位置にある原稿Dを給紙位置ま
で押出す押出しベルトである。221は給紙位置にある原
稿Dを最下層から送出す給紙ベルト、222は給紙ベルト2
21に接して原稿Dの重送を防止するストップローラで、
これらにより分離手段を形成している。前記給紙ベルト
221はその軸に設置した電磁クラッチ223及び図示しない
一方向制御手段を介してメインモータ250に連繋してい
る駆動ローラ225と、従動ローラ226との間に張設され、
その上側ベルト面が原稿スタッカー201のリブ201aより
若干突出している。 前記ストップローラ222の軸にはバネクラッチ224が設
置されている。該バネクラッチ224は第5図、第6図に
図示の如く外筒体224aの突起224bをクラッチレバー227
で下向きに押圧することによりバネ224cをバネボス224
d、224eより緩めてストップローラ222をフリー回転(従
動回転)可能状態にし、外筒体224aの突起224bにクラッ
チレバー227が不作用のときには、ストップローラ222の
回転を規制できるようになっている。このクラッチレバ
ー227は前記シャフト211に、前記ゲートレバーの押上げ
ピン214と反対向きに固定したアーム228の先端に垂下状
に枢支されている。従ってゲート部材207が第4図
(A)の如くシャフト211の回動でピン214を介して上昇
すると、前記クラッチレバー227が下がり、バネクラッ
チ224の突起224bを時計廻りに押す一方、第4図(B)
の如くゲート部材207がシャフト211の逆方向の回動にて
下降し、原稿D上に載置すると、クラッチレバー227は
バネクラッチ224の突起224bから上向きに離反し、バネ
クラッチ224は内蔵したバネの作用で旧位に復し、前記
ストップローラ222の回転を規制するようになる。 前記押出しベルト220は外周を一部切欠してなるいわ
ゆる半月ローラ229A、229Bとの間に張設された穴あきベ
ルトで形成されている。この一方の半月ローラ229Aは第
7図に図示の如く一回転バネクラッチ230を介して前記
給紙ベルトと同様にメインモータ250から駆動力が得ら
れるようになっている。 前記一回転バネクラッチ230は外筒体230aに設けた突
起230bが第8図(A)の如く軸支点231Aを中心にシーソ
ー状に回動可能に設けたクラッチレバー231の先端に当
たって外筒体230aの回転が規制されているときは、これ
に内蔵したクラッチバネ230cがバネボス230d、230e(第
7図参照)から緩んでメインモータ250からの駆動力が
切り話された状態となる一方、クラッチレバー231の先
端が第8図(B)の如くバネクラッチ230の外筒体230a
の突起230bから外れると、クラッチバネ230cがバネボス
230d、230eを締めることとなり、メインモータ250から
の駆動が半月ローラ229Aに伝わるようになっている。 前記クラッチレバー231の後端側は前記ゲートカム歯
車216の円筒部分216aに引張バネ231Bのバネ力にて圧接
している。この円筒部分216aの円周の一部にはカム形状
部216bが設けられている。従って、ゲートカム歯車216
がゲート部材207の駆動源217の作動で回転し、前記カム
形状部216bがクラッチレバー231の後端側を押下げる
と、その先端がバネクラッチ230の外筒体230aの突起230
bから外れるようになっている。このクラッチレバー231
の揺動はゲート部材207の下降時において該ゲート部材2
07の上下駆動とは無関係なゲートカム歯車216の回転領
域で行われる。即ち、ゲートカム歯車216は前述した如
く初期位置検出センサー218と舌片219で決まるホームポ
ジション(第8図の符号Pで示す)を持ち、その点Pか
ら反時計廻り方向の回転領域S1がゲート部材207の上下
動に使用され、時計廻り方向の回転領域S2がクラッチレ
バー231の揺動のために使用される。ちなみに、この揺
動に使用されるゲートカム歯車216の回転領域S2では押
上げピン214がゲートレバー212より逃げていると共に、
セクター歯車215はその歯端において小歯車216Aに歯飛
び状態になっている。 前記した如くクラッチレバー231の先端が外筒体230a
の突起230bから外れてメインモータ250により半月ロー
ラ229Aの回転が開始すると、前記ゲートカム歯車216が
ゲート駆動源217の逆転で反時計廻り方向に回転し、ク
ラッチレバー231の後端側が前記カム形状部216bから外
れ、先端を突起230bを通り過ぎて行ったバネクラッチ23
0の外筒体230aに近接する位置にバネ231Bで戻されるか
ら半月ローラ229Aに連れ廻りして一回転したバネクラッ
チ230の外筒体230aの突起230bは再びクラッチレバー231
の先端に突当たり、メインモータ250からの駆動力を切
り離す。従って、半月ローラ229Aは常に確実に一回転し
て停止することとなる。 また、前記押出ベルト220は第2図によって示されて
いる如く原稿スタッカー201上の複数個所(図において
3個所)に横並び状に配置された透孔232内に設けられ
ている。この透孔232の周縁は前記原稿スタッカー201の
リブ201aと同高に盛上がり、かつ、その給紙方向手前側
は原稿先端が引っ掛からないように傾斜面232aとなって
いる。そして上側ベルト面は第9図に図示の如く半月ロ
ーラ229A、229Bの切欠部が上になっているときは透孔23
2より没し、同図(B)の如く半月ローラ229A、229Bの
円周領域が上になったときは突出する。つまり、原稿ス
タッカー201上の定位置にある原稿Dは半月ローラ229
A、229Bの一回転で透孔232より突出する。押出ベルト22
0の摩擦により押出される。この場合、前記給紙ベルト2
21は電磁クラッチ223の作用でメインモータ250からの動
力が断たれて静止しているため、押出された原稿の先端
は給紙ベルト221とストップローラ222のニップ部(捌き
点)に楔状に食い込むこととなる。 233は前記押出ベルト220を原稿スタッカー201の下面
側から囲むように設けたサクションボックスで、該サク
ションボックス233はその吸引ファン234の吸引作用で原
稿の最下層の一枚を前記透孔232と押出ベルト220との間
の隙間やベルト穴で吸着し、押出ベルト220の押出力が
有効に発揮できるように構成している。 235は、前述した原稿Dの給紙に係る給紙機構290より
送り出された原稿Dを処理部101となる複写機100のプラ
テンガラス102上に案内する順行経路、237は該プラテン
ガラス102上に一旦給紙した原稿Dを露光前又は露光後
に反転させるための反転経路である。反転経路237は両
面原稿の偶数ページ面がプラテンガラス102面に向かう
ように反転修正したり、斯く修正して露光処理した原稿
Dを原稿スタッカー201に戻すときにそのページ順を再
反転修正できるようにするためのもので、前記プラテン
ガラス102と同一面から上向きループを描いて前記順行
経路235の上部側に合流するようになっている。 238は前記順行経路235の途中に設けた搬送ローラ、23
9、240は前記反転経路237の途中に設けた搬送ローラで
ある。これらの搬送ローラ238と239、240はメインモー
タ250に一方向制御機構を介して常に同一の送り方向に
回転できるように連繋している。 241はプラテンガラス102の上面において原稿を順行方
向及び逆方向に搬送するための搬送ベルトである。この
搬送ベルト241は正逆切り換え手段251を介してメインモ
ータ250に連繋した給紙側の第一ローラ242と、排紙側の
第二ローラ243との間に張設されている。しかして第一
ローラ242寄りの上側ベルト面にはテンションローラ244
が圧接し、下側ベルト面は複数の押えローラ245により
プラテンガラス102に摺接するようになっている。 前記第一ローラ242と第二ローラ243は第10図に図示の
如くタイミングベルト246により互いに連繋している。
この場合、第一ローラ242側のタイミングプーリ247は第
一ローラ軸242aに固着され、第二ローラ243側のタイミ
ングプーリ248は第二ローラ軸243aに一方向クラッチ249
を介して取付けられている。また、第一ローラ242の周
速は一方向クラッチ249を介して駆動される第二ローラ2
43の周速より若干速い速度となるように構成されてい
る。従って、搬送ベルト241は順行方向(第10図の矢
印)に回転するときは第一ローラ242からの駆動力で走
行し、下側ベルト面が弛み側となっている。この場合、
第二ローラ243は一方向クラッチ249との間で滑るように
なっているが、搬送ベルト241が何らかの理由、例えば
第一ローラ242との間で滑りが生じ、その駆動力が充分
に伝えられないためにベルトの走行スピードが低下した
場合にロックする一方向クラッチ249の作用により第二
ローラ243が駆動側となって搬送ベルト241を駆動できる
ようになっている。また、前記搬送ベルト241を前記と
は逆方向(反時計廻り方向)に廻す場合には一方向クラ
ッチ249がロックされ、第二ローラ243が搬送ベルト241
の駆動側となる。即ち、搬送ベルト241は第一ローラ242
が駆動側となって走行する場合と、第二ローラ243が駆
動側となって走行する場合とがある。これは原稿Dをプ
ラテンガラス102上で送りながら同期露光を行わせる場
合に特に有効となる。 103は前記プラテンガラス102の排紙側端部に設けた原
稿ストッパーで、該ストッパー103は第11図に図示の如
く、その中央部がシーソー状に回動できる作動レバー10
4の一端に結合軸105により枢支され、該作動レバー104
の他端側に連繋したソレノイド106と、これに対向する
バネ107との作用でプラテンガラス102に対して出没でき
るようになっている。この原稿ストッパー103は、RDFモ
ードのように原稿を搬送ベルト241でプラテンガラス102
上を同期露光速度で搬送しながら、プラテンガラス102
の直下に設けた定位置固定と移動とがモード選択できる
露光光学系110を固定した状態で露光してドラム上に像
を作成する場合にはプラテンガラス102より没し、ADFや
SDFモードのときのように原稿をプラテンガラス102上の
露光位置で停止させ、前記光学系110を移動させながら
露光してドラム上に像を作成する場合にはプラテンガラ
ス102より上に突出するように作動する。 255は前記プラテンガラス102の出口側に連続した排紙
ガイド板、256は排紙ベルトである。排紙ベルト256は原
稿スタッカー201の直後に軸支され、一方向制御機構を
介してメインモータ250に連繋した駆動ローラ257と、原
稿スタッカー201の上下面に沿って水平方向に移動でき
るように軸支された上側及び下側の端部ローラ258、259
及び前記排紙ガイド板255の近接位置に軸支された補助
ローラ260、261のローラ群により原稿スタッカー201の
後部側をC型状に巻き込むように張設され、前記駆動ロ
ーラ257の一定方向の回転により搬送ベルト241から送り
出された原稿Dを排紙方向に搬送できるようになってい
る。 前記排紙ベルト256の上側及び下側の端部ローラ258、
259は第12図に図示の如く原稿搬送装置200の両側骨格26
2に設けた平行な2段の水平溝263及び264にローラ部材
を介して滑動可能に保持された上段移動体265及び下段
移動体266間にそれぞれ軸架されていると共に、それぞ
れの移動体265、266は前記両側骨格262の前後に2個づ
つ軸支されたスプロケット267A、267B、268A及び268Bに
張設したチェーン269の上側及び下側にアタッチメント2
70、271を介して結合している。そして、前部下側のス
プロケット267Aは、第14図(A)の如く正逆可能なチェ
ーン駆動源272に中間歯車272Bを介して連繋している。
従って、チェーン駆動源272の正逆回転でチェーン269が
走行すれば、上側端部ローラ258と下側端部ローラ259は
互いに対向的に移動することとなり、排紙ベルト256の
ベルトテンションは常に一定に維持されることとなる。 前記排紙ベルト256の移動機構は原稿スタッカー201上
に原稿Dをセットするときにその後端を突当てる前記後
端規制板202の移動制御機構として構成したものであ
り、該後端規制板202は前記上段移動体265に上側端部ロ
ーラ258の前方を覆うように取付けられている。そして
その下縁部には第12図に図示の如く原稿スタッカー201
の後部上面に設けた給紙方向に平行な浅い凹凸部の凹部
201bに嵌合できる凸部202aを設け、これにて押圧する原
稿が下に潜り込まないように構成している。 第14図において、273は後端規制板202のホームポジシ
ョンセンサーで、該センサー273は前記チェーン269の上
側に結合したアタッチメント270に設けられている遮断
部材274により遮断された位置を後端規制板202のホーム
ポジションとして確定する。このホームポジションは最
大サイズ(例えばA3サイズ)の原稿の後端を突当てでき
る位置となる。 前記チェーン駆動源272は第15図の如く制御手段721に
より正逆回転及び回転量が制御される。この制御手段72
1は原稿スタッカー201上に原稿がセットされていること
が前記原稿セット検知センサー289によって確認される
と、コピーボタンのON信号によりチェーン駆動源272を
正転させ、ホームポジション、すなわち初期位置202Pを
出発点として後端規制板202を前進させる。上記原稿セ
ット検知センサー289は後端規制板202と一体的に移動し
て、移動中の原稿Dを検知している。従って、原稿Dが
移動中か又は移動終了直後に何等かの理由により原稿ス
タッカー201上から除去されると、ただちに検知して、
前記制御手段721に検知信号が伝達されチェーン駆動源2
72を停止させる。しかして、原稿Dの先端が前記スタッ
クセンサー206により検知され、その検知信号を受領す
ると、チェーン駆動源272を停止させた後、逆転させ
る。これにより後端規制板202はその停止位置を前進点
として後退する。この場合、一気にホームポジションま
で後退させてもよいが、本実施例ではゲート部材207の
正面から当該原稿サイズ分だけ後退させるようにしてい
る。換言すれば、原稿先端がゲート部材207をくぐった
量に相当する量だけ後退させるようにしている。これは
原稿が一循した後に再給紙時における後端規制板202の
前進量を最小限にするために有効である。 前記原稿サイズの判定のため、前記ホームポジション
センサー273により検出された後端規制板202の初期位置
202Pから前進点(スタックセンサー検知点)202P1、202
P2、…202Pnまでの移動量を検出する手段723と、前記移
動量に対する原稿サイズを判定する手段722とを備えて
いる。即ち、前記判定手段722は移動量により異なる複
数の原稿サイズ情報(例えばA4、A3、B4、B5等)を記憶
する記憶回路と、前記移動量検出手段723からの出力に
よりその記憶回路から必要な原稿サイズ情報を選択する
選択回路を有している。従って、当該原稿のサイズは後
端規制板202の初期位置から前進点までの移動量により
判定でき、その判定結果は前記制御手段721に出力さ
れ、チェーン駆動源272の逆転時の回転量が制御され、
上述の如く後端規制板202を当該原稿サイズに相当する
指定位置まで正しく後退させ得る。また、前記判定手段
722の記憶回路には複数の原稿サイズ情報と共に、不適
合サイズ情報(例えば、B5以下)が記憶され、当該原稿
を不適合と判定した場合にはメインモータの制御部に作
動禁止信号を出力するようになっている。勿論、判定手
段722の判定の結果は複写機本体側の転写紙を選択する
制御部にも出力され、原稿サイズに合った転写紙が給紙
できるようになっていることは言うまでもない。 275、276は前記補助ローラ260、261に対応する位置に
おいて排紙ガイド板255の外側から透孔を通して排紙ベ
ルト256に当接している押えローラ、277は原稿搬送装置
200の両側骨格262の後端上部に基端側をヒンジ結合した
天井ガイド板、278は前記上側端部ローラ258を軸架した
上段移動体265と一体に形成され、排紙ベルト256の上側
ベルト部の上面に若干の隙間を開けて対峙した排紙口ガ
イド板、279は該排紙口ガイド板278の上面から透孔を通
して排紙ベルト256に当接している押えローラである。2
89は原稿スタッカー201上に原稿Dがセットされている
かどうかを検知する原稿セット検知センサーである。該
原稿セット検知センサー289は上記排紙口ガイド板278上
に固設される。前記天井ガイド板277はガイド面となる
下面には排紙方向に向いた複数条のリブ280が設けら
れ、原稿に方向性を付与できるようになっていると共
に、該リブ280には前記排紙口ガイド板278の上向き傾斜
した後端上縁に設けた凹溝281がイレコ状に嵌合し、天
井ガイド板277のガイド面を前進した原稿を排紙口ガイ
ド板278と排紙ベルト256との間に確実に案内できるよう
にしている。 第13図は前記原稿セット検知センサー289の設置部の
断面図である。原稿セット検知センサー289は排紙口ガ
イド板278上に前部を前方に突出させた状態で固設され
る。該検知センサー289の前部下面には透孔289aが穿設
されていて、該検知センサー289内からの投射光及び該
検知センサーへの反射光が上記透孔289aを通過するよう
になっている。上記検知センサー289は、発光LEDとフォ
トトランジスタとによって構成される投光部及び受光部
が同一枠体内に設けられた検知センサーである。投光部
(発光LED)から投射された投射光は透孔289aを通過し
て、後端規制板202の下縁部から前方に一体的に突出さ
せた反射板202bに到達する。該反射板202bによって反射
された反射光は、透孔289aを再び通過して受光部(フォ
トトランジスタ)に達する。 第16図は前記原稿セット検知センサー289の回路図で
ある。図中D1が発光LEDであり、PTr1がフォトトランジ
スタである。又リード線の先端に付したP1ないしP3は図
示しない3ピンコネクターのピン番号であり該コネクタ
ーへ結線する際の目安とするものである。原稿スタッカ
ー201上に原稿Dが存在しなければ、発光LEDからの投射
光は反射板202bによって反射された後、反射光がフォト
トランジスタへと達する。フォトトランジスタPTr1は上
記反射光を検知すると、検知信号を発信する。原稿セッ
ト検知センサー289は上記3ピンコネクターを介して前
記制御手段721と制御回路を構成しており、フォトトラ
ンジスタPTr1が上記反射光を検知すると、図中ピンNoが
P2のリード線端の電圧が上昇し、前記回路に電圧上昇に
対応した電流が流れる。この電流が即ち検知信号であ
り、前記制御手段721に伝達され、前記チェーン駆動源2
72の作動を停止させる。 282は前記排紙ガイド板255の途中に設けた処理後の原
稿を原稿スタッカー201に向かう循環排紙経路Aと機外
の排紙皿283に向かう機外排紙経路Bとを切り換える切
換爪で、該切換爪282は前記後端規制板202がホームポジ
ションに復帰したときには機外排紙経路Bを循環排紙経
路A側に開けるように可動し、後端規制板202がホーム
ポジションにないときは循環排紙経路A側を閉じ、機外
の排紙皿283側に機外排紙経路Bを開けるように可動す
るようになっている。この切り換え作動はソレノイドを
利用しても他の適当な機械的機構によって行ってもよ
い。 284は前記天井ガイド板277の先端上面に基端側をヒン
ジ結合した手差し板で、該手差し板284は通常では第1
図の如く天井ガイド板277の上面に重なるように畳まれ
ており、SDFモードで一枚づつ原稿を給紙するときにヒ
ンジ結合部を支点として原稿スタッカー201を覆うよう
に展開できるようになっている。この展開時、手差し板
284の先端は給紙ベルト221の近傍まで至る。また、手差
し板284には展開時に上面となる面に給紙しようとする
原稿サイズを示すマークが付され、原稿挿入位置が判る
ようになっている。更に、手差し板284を展開したとき
は図示しないSDF用アクチュエータがONになるように構
成しておくと便利である。 上記実施例において、原稿を積層した状態でコピー面
を上にし、上からページ順に揃えてホームポジションに
ある後端規制板202に後端を突当ててセットする。さら
に幅方向を横幅規制板203、203で規制した後、作成部数
を入力し、コピーボタンをONすると、ゲート部材207を
駆動するゲート駆動源217が作動し、ゲート部材207をそ
の下に積層原稿が十分進入できる位置まで上昇させる。 次に、チェーン駆動源272が始動し、中間歯車272B、
スプロケット267Aを介してチェーン269を正転させ、該
チェーン269の上側及び下側にアタッチメント270、271
を介して結合している上段移動体265に軸架された上側
端部ローラ258を前方へ、下段移動体266に軸架された下
側端部ローラ259を後方へ向けて移動される。従って、
この上段移動体265に上側端部ローラ258の前方を覆うよ
うに取付けられた後端規制板202は原稿の後端を押しつ
つ前進し、原稿Dの先端側をゲート部材207の下をくぐ
らせるが、該原稿Dの先端がスタックセンサー206で検
知されると、制御手段721の作用で前記チェーン駆動源2
72が停止すると共に、ゲート駆動源217が逆転してゲー
ト部材207が下降する。 このときシャフト211に植設したピン214がゲートレバ
ー212より十分離れる位置まで回転して逃げるから、ゲ
ート部材207は原稿の量にかかわらず常にその自重で原
稿上面を下向きに押圧することができる。また、ゲート
部材207はその下縁が櫛歯状になっており、原稿スタッ
カー201の上面リブ201aと相まって原稿を波形に変形し
つつ給紙ベルト221に押しつける。 前述の如く、ゲートレバー212に対し押上げピン214が
十分離れた位置において、ゲートカム歯車216がゲート
駆動源217により回動し、そのカム形状部216bで一回転
バネクラッチ230の外筒体230aの突起230bに係止したク
ラッチレバー231を上下させることで半月ローラ229A、2
29Bをメインモータ250に繋ぎ、押出ベルト220を走行さ
せると、原稿は給紙ベルト221とストップローラ222との
ニップへ向けて押出される。このとき給紙ベルト221は
電磁クラッチ223の作用で回転しないままになっている
ため、押出された原稿は給紙ベルト221と、ストップロ
ーラ222とのニップ間に下層のものより先に楔形に進入
して停止する。 次いで、電磁クラッチ223がONになり、給紙ベルト221
が給紙方向に回転する。このとき給紙ベルト221に接し
たストップローラ222は非回転状態に維持されているた
め、最下層の一枚の原稿は給紙ベルト221にて送り出さ
れ、2枚目以上の原稿束はストップローラ222で抑えら
れ、重送防止される。この給紙ベルト221の回転時には
前記押出ベルト220も同期して始動し、一回転する間に
最下層の一枚の原稿のみをその上に積層されている原稿
束から吸着分離し、給紙方向に向けて押出すように作用
する。即ち、ストップローラ222の重送防止機能をより
向上させることとなる。 前述した如く、後端規制板202は原稿の先端がスタッ
クセンサー206で検知された時点で停止した後、その位
置から当該原稿サイズにより定まる指定位置まで後退す
る。 かくして、給紙ベルト221により送り出された一枚の
原稿は順行経路235に入り、その途中に設けた搬送ロー
ラ238にニップされてプラテンガラス102と搬送ベルト24
1へ向けて同期露光速度で搬送される。原稿先端が順行
経路235の途中(搬送ローラ238の直下)に設けた同期セ
ンサー285を横切ってからサイズ毎のタイミングの後、
電磁クラッチ223をOFFとする。 前記搬送ローラ238で搬送された原稿は搬送ベルト241
でプラテンガラス102上を同期露光速度で搬送しなが
ら、固定した光学系110で露光してドラム上に像を作成
する。露光処理された後の原稿は排紙ガイド板255に沿
って上動し、排紙ベルト256により原稿スタッカー201へ
向けて排出されることとなる。この場合、排紙口ガイド
板278及び排紙経路を構成する排紙ガイド板255の外面か
ら透孔を通して排紙ベルト256のローラ支持部に当接し
た押えローラ279、275、276が原稿を支持することか
ら、排紙口287が原稿サイズ等に合わせてその位置を移
動しても、プラテンガラス102上から搬送ベルトにより
送り出された原稿はそのサイズ如何にかかわらず、搬送
ベルトと排紙口287との間において全くニップされない
状態を生じさせることがなく、排紙不能になることはな
い。 また、原稿スタッカー201上に排紙された原稿はゲー
ト部材207と後端規制板202とにより前後端が揃えられ、
横幅規制板203、203で横幅が揃えられた状態で再スタッ
クされる。従って、次の給紙時の給紙性能が向上するこ
ととなる。 前記送り出し動作をコピーサイズ、コピー倍率毎に定
まる送り出しタイミングや同期搬送速度に変えてゲート
部材の下の原稿がなくなるまで繰り返す。そしてゲート
下の原稿がなくなったことをスタックセンサー206で検
出し、最後の原稿が排紙センサー286で排出されたこと
を検出すると、再びゲート部材207を上昇させて後端規
制板202でスタック原稿を送り出して設定部数が完了す
るまで上記の動作を繰り返す。しかして設定部数が完了
し、それが前記排紙センサー286で検出されると後端規
制板202はそのホームポジションに戻り、次の作動に備
える。 上記作動はRDFモードで片面原稿を片面コピーする場
合である。従って、複写機100のプラテンガラス102の排
紙側端部に設けた原稿ストッパー103はプラテンガラス1
02より下に没入状態になっていると共に、露光光学系11
0は定位置固定モードになっているが、これをADFモード
に設定した場合には露光光学系110は移動モードとなる
と共に、プラテンガラス102の排紙側端部に設けた原稿
ストッパー103はその面上に突出し、原稿を突当ててそ
の位置(即ち、露光位置)に停止させ、露光光学系110
が移動して設定コピー枚数のコピー作業が行われた後、
原稿は原稿ストッパー103の退避と、搬送ベルト241の再
作動により排出方向に送られ、排紙ガイド板255の途中
に設けた切換爪282を経て機外排紙口から排紙皿283へと
排出される。 また、RDFモードで両面原稿を片面コピーする場合に
は原稿スタッカー201から送り出された原稿が順行経路2
35を経てプラテンガラス102へ給紙されると、プラテン
ガラス102上では最終ページが上になるから、まず、
一度プラテンガラス102面上へ給紙した原稿の停止後、
搬送ベルト241を逆転させ、その原稿を反転経路237へ
送り込み、原稿を宙返り状に反転させ、最終ページが下
になるようにしてプラテンガラス102上で固定光学系110
により露光する。露光終了後、再度搬送ベルト241を
逆転し、その原稿を再び反転経路237を通してページ順
を修正し、もう一方のページ面を下にしてからプラテン
ガラス102上で露光して原稿スタッカー201へ戻す。この
〜の作動の繰り返しで両面原稿の片面コピーが完了
する。 しかして、両面原稿を両面コピーするには、前記の
作動時、露光しないまま原稿スタッカー201へ戻し、一
循では偶数ページだけのコピーを行い、二循目で奇数ペ
ージのコピーを行う。この奇数ページのコピー時は当然
のことながら、反転操作は不要となる。勿論、複写機10
0側の転写紙の給紙作動も上記原稿搬送作動に合わせた
動きが行われることとなる。
【発明の効果】
本発明によって、原稿スタッカー上の原稿を給紙開始
位置まで前進させる後端規制板と、該後端規制板と一体
的に移動可能な原稿セット検知センサーとを設け、原稿
が原稿スタッカー上に載置されているかどうかを常に検
知させるようにしたので、原稿スタッカー上の後端規制
板の位置において、原稿有無を常時検知しているから、
原稿スタッカー上の原稿無しで複写機を作動させるとい
う無駄なコピーの防止が可能であるとともに、原稿スタ
ッカー上の原稿の給紙・露光中の戻り原稿の存在を確認
できる原稿搬送装置を提供できることとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第15図は本発明の実施例を示し、第1図は原稿
搬送装置の正面断面図、第2図は原稿スタッカー及び給
紙機構を示す斜視図、第3図はゲート部材で原稿スタッ
カー上に押え込まれた原稿の変形状態を示す説明図、第
4図(A)、(B)はゲート部材の作動状態を示す説明
図、第5図はストップローラ軸に設けたバネクラッチの
一部切欠正面図、第6図は同側面断面図、第7図は半月
ローラの一回転制御機構の斜視図、第8図(A)、
(B)は同一回転制御機構の作動状態を示す説明図、第
9図(A)、(B)は押出ベルト(半月ローラ)の作用
状態を示す説明図、第10図は搬送ベルトの駆動系の斜視
図、第11図は原稿ストッパーの作動機構を示す斜視図、
第12図は原稿スタッカーの後部側を示す斜視図、第13図
は上記後部側の原稿セット検知センサーの設置部の断面
図、第14図は排紙ベルト及び後端規制板の駆動機構を示
す要部斜視図、第15図は同説明図、第16図は原稿セット
検知センサーの回路図である。 200……原稿搬送装置、201……原稿スタッカー 202……後端規制板、202b……反射板 206……スタックセンサー 207……ゲート部材、278……排紙口ガイド板 287……排紙口、288……給紙口 289……原稿セット検知センサー 290……給紙機構、721……制御手段 D……原稿

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿スタッカーの前部に給紙口、後部に排
    紙口を対設し、原稿スタッカー上に載置された原稿を排
    紙口側の後端規制部材によって給紙口側の給紙開始位置
    まで前進させるようにした原稿搬送装置において、 前記原稿スタッカーの排紙口側に配置し、この原稿スタ
    ッカー上に摺接して前後移動可能に設け、原稿の後端位
    置を規制する後端規制板と、 この後端規制板と一体的に移動可能なように配設し、前
    記原稿スタッカー上の原稿の有無を検知する原稿セット
    検知センサーと、 前記後端規制板によって前進移動した前記原稿スタッカ
    ー上の原稿を前記給紙口において固定する固定手段と、 この給紙口に原稿がセットされたことを検知する検知セ
    ンサーと、 前記原稿セット検知センサー及び前記後端規制板を最大
    原稿サイズの後端位置または搬送する原稿のサイズの後
    端位置の移動開始位置から移動させ、前記給紙口の原稿
    セット位置に停止させるとともにこの後端規制板を停止
    位置から前記移動開始位置まで復帰させる制御手段とか
    らなり、 前記後端規制板と一体に移動する原稿セット検知センサ
    ーによって後端規制板付近にある原稿の有無を常時検知
    するとともに給紙口における原稿を検知し、原稿スタッ
    カー上の原稿の載置箇所、原稿の移動中および原稿セッ
    ト位置の原稿を検知することができることを特徴とする
    原稿搬送装置。
JP63020347A 1988-01-30 1988-01-30 原稿搬送装置 Expired - Lifetime JP2704261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63020347A JP2704261B2 (ja) 1988-01-30 1988-01-30 原稿搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63020347A JP2704261B2 (ja) 1988-01-30 1988-01-30 原稿搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01197234A JPH01197234A (ja) 1989-08-08
JP2704261B2 true JP2704261B2 (ja) 1998-01-26

Family

ID=12024593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63020347A Expired - Lifetime JP2704261B2 (ja) 1988-01-30 1988-01-30 原稿搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2704261B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3880974B2 (ja) 2003-09-10 2007-02-14 シャープ株式会社 シート搬送装置、それを備えた画像読取装置、および、それを備えた画像形成装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59227632A (ja) * 1983-06-08 1984-12-20 Fuji Xerox Co Ltd 積層枚葉紙自動位置決め装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59227632A (ja) * 1983-06-08 1984-12-20 Fuji Xerox Co Ltd 積層枚葉紙自動位置決め装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01197234A (ja) 1989-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4935780A (en) Document feeding apparatus and reproducing machine having document feeding apparatus
JPH07120093B2 (ja) 原稿搬送装置
JP2524748B2 (ja) 原稿搬送装置付き複写機
JP2704261B2 (ja) 原稿搬送装置
US4944504A (en) Document feeding apparatus
JP2926404B2 (ja) 原稿搬送装置
JP2530149B2 (ja) 原稿搬送装置
JP2521464B2 (ja) 原稿搬送装置付き複写機
JPH01187140A (ja) 原稿搬送装置
JP2530143B2 (ja) 原稿搬送装置
JPH01267258A (ja) 循環式自動原稿搬送装置
JPS63282029A (ja) 原稿搬送装置
JP2534857B2 (ja) 原稿搬送装置
JPH0825647B2 (ja) 給紙装置
JPH01187142A (ja) 原稿搬送装置
JPH01197246A (ja) 原稿搬送装置
JPH01261130A (ja) 原稿搬送装置
JPH012945A (ja) 給紙装置
JPH01197236A (ja) 原稿搬送装置
JPH0797200B2 (ja) 原稿搬送装置
JPS63282033A (ja) 原稿搬送装置
JP4476211B2 (ja) 原稿送り装置
JPH038674A (ja) 原稿自動循環給送装置
JPH01181644A (ja) 原稿搬送装置
JPS63202536A (ja) 原稿搬送装置