JP2702710B2 - フライバックトランス用高圧ケーブル - Google Patents

フライバックトランス用高圧ケーブル

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JP2702710B2
JP2702710B2 JP62086049A JP8604987A JP2702710B2 JP 2702710 B2 JP2702710 B2 JP 2702710B2 JP 62086049 A JP62086049 A JP 62086049A JP 8604987 A JP8604987 A JP 8604987A JP 2702710 B2 JP2702710 B2 JP 2702710B2
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JP
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voltage cable
flyback transformer
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rubber
voltage
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善一 久瀬
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフライバックトランスとCRTとを電気的に結
ぶ高圧ケーブルの接続部に関するものであって、かつフ
ライバックトランスおよびCRTと脱着可能な構造のもの
に関するものである。 従来の技術 従来、前記高圧ケーブルはフライバックトランスと一
体化された構造のものが大半であった。 発明が解決しようとする問題点 この場合、フライバックトランスに長い高圧ケーブル
を用いているため、絶縁樹脂の真空注入や硬化、組立お
よび梱包作業が非常にやりにくく、またケーブル長さが
異なるだけで品種が増加し、補修部品としての管理面に
おいても多数の在庫が必要であった。 また脱着可能な従来の高圧ケーブルは、脱着部分にお
ける信頼性確保のため、脱着部分が大がかりになった
り、絶縁用シリコンゴムでの補強を行ったり、大型の絶
縁チューブをかぶせたりしていた。 本発明は、前述の従来のものに比べ、加工性と信頼性
を同時に大幅に改善しようとするものである。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明は、一端に、CRTに
脱着可能に接続するアノードクリップと、高圧ケーブル
に挿通され前記アノードクリップを覆うゴム製アノード
パットとを有し、他端に、フライバックトランスの高電
圧部に脱着可能に接続する接続金具と、高圧ケーブルに
挿通され前記接続金具を覆うゴム製キャップとを有する
とともに、少なくとも最外被が塩化ビニールであるフラ
イバックトランス用高圧ケーブルであって、加熱時にあ
っても高圧ケーブルの外径寸法が前記ゴム製アノードパ
ットの内径寸法および前記ゴム製キャップの内径寸法よ
りも大きな寸法関係とするとともに、高圧ケーブルと前
記ゴム製アノードパットとの接続部および高圧ケーブル
と前記ゴム製キャップとの接続部を、高圧ケーブルの最
外被である塩化ビニールの熱軟化温度以上で加熱処理し
たことものである。 作用 前述のように、加熱処理と適当な寸法関係をとること
により高圧ケーブルとゴム製部品との界面における密着
面積が増大し、かつ組立て着装後も密着関係が維持され
ることで、耐電圧特性、および、耐湿特性等信頼性が大
幅に改善されるとともに、フライバックトランスと分離
されているのでフライバックトランス側の製造作業が大
幅に容易となると共に、フライバックトランスおよび高
圧ケーブル加工品が別々に梱包でき、梱包作業性が非常
に簡単になる。また、高圧ケーブル加工品の品質管理の
みでフライバックトランスの品種は共用化により増やさ
ずに済み補修管理を簡素化させることができる。 実 施 例 本発明の一実施例について、図を参照して説明する。 高圧ケーブル3の一端はCRTに接続するためのアノー
ドクリップ1に接続され、シリコンゴム製アノードパッ
ト2がかぶせられている。 高圧ケーブル3の他端はフライバックトランスの高圧
出力端子である端子ピン9と接続されている。接続金具
8がカシメ接続され、ケーブル固定キャップ5は、キャ
ップ止めリング6により高圧ケーブル3に所定の位置に
固定されている。そして、シリコンゴム製キャップ4が
高圧ケーブル3とケーブル固定キャップ5およびフライ
バックトランスの高圧端子部7を覆う様になっている。
ケーブル固定キャップ5は高圧端子部7とは各々の突起
部を設けてあり、嵌合固定されている。 最外被が塩化ビニールである高圧ケーブル3の外形φ
5.2mmに対し、アノードパット2およびゴムキャップ4
の高圧ケーブルを通す界面AおよびBの内径をφ4.8mm
とし、100℃で2時間の加熱処理をした場合の耐電圧(1
20KVDC以上)は、未処理の同構成品の耐電圧(60〜65KD
VC)に比べ2倍以上となる。また、湿中放置や結露状態
にあっても水分の界面からの侵入が防げ、絶縁耐力を高
いレベルで維持できる。 尚、高圧ケーブル3が機器内の引廻しの都合で強く曲
げられる場合、界面Aおよび界面Bの端部にすき間が出
来るため熱収縮チューブやテープ等で押えることもあ
る。 発明の効果 前述のように、本発明によると脱着可能な構造とした
高圧ケーブルであっても構成が簡単で耐電圧特性、耐湿
特性の非常にすぐれたものを安価に供給できる。
【図面の簡単な説明】 図は本発明の実施例を示すフライバックトランス用高圧
ケーブルの接続部の断面図である。 1……アノードクリップ、2……アノードパット、3…
…高圧ケーブル、5……ケーブル固定キャップ、6……
キャップ止めリング、7……高圧端子部、9……フライ
バックトランスの端子ピン。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.一端に、CRTに脱着可能に接続するアノードクリッ
    プと、高圧ケーブルに挿通され前記アノードクリップを
    覆うゴム製アノードパットとを有し、他端に、フライバ
    ックトランスの高電圧部に脱着可能に接続する接続金具
    と、高圧ケーブルに挿通され前記接続金具を覆うゴム製
    キャップとを有するとともに、少なくとも最外被が塩化
    ビニールであるフライバックトランス用高圧ケーブルで
    あって、加熱時にあっても高圧ケーブルの外径寸法が前
    記ゴム製アノードパットの内径寸法および前記ゴム製キ
    ャップの内径寸法よりも大きな寸法関係とするととも
    に、高圧ケーブルと前記ゴム製アノードパットとの接続
    部および高圧ケーブルと前記ゴム製キャップとの接続部
    を、高圧ケーブルの最外被である塩化ビニールの熱軟化
    温度以上で加熱処理したことを特徴とするフライバック
    トランス用高圧ケーブル。
JP62086049A 1987-04-08 1987-04-08 フライバックトランス用高圧ケーブル Expired - Lifetime JP2702710B2 (ja)

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JPS63252068A JPS63252068A (ja) 1988-10-19
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JPH0217453Y2 (ja) * 1984-10-18 1990-05-16
JPS6350110U (ja) * 1986-09-19 1988-04-05

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