JPS6133417Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、高電圧発生装置等における高圧リー
ド線と点火プラグの接続構造に関するものであ
る。

従来、第１図に示すようにこの種の高圧リード
線１と点火プラグ２の接続構造においては、より
線１ｂをゴム１ａで被覆して高圧リード線１を構
成し、点火プラグ２の芯線２ａをより線１ｂに差
込むとともに碍子２ｃの凹部２ｂへ高圧リード線
１を差込んでいる。上記高圧リード線１は周知の
ように圧電素子ユニツト（図示せず）に接続され
ていて該圧電素子ユニツトより高電圧を取出すた
めのものであり、また点火プラグ２はガス器具
（図示せず）等の点火装置へ連結固定される。

さて、点火プラグ２の芯線２ａの外径２ｄはそ
の強度から太い程有利であるが、小型化された圧
電素子ユニツトでは高圧リード線１の外径１ｃも
小さくなり、点火プラグ２との接続時においてゴ
ム被覆１ａを芯線２ａでもつて突き破る欠点があ
つた。

本考案は上記のような従来における欠点を除去
すべく創案されたものであり、以下その一実施例
について第２図とともに上記と同一箇所には同一
番号を付して説明する。

第２図に示すように、本考案では高圧リード線
１の点火プラグ２側の外周に熱収縮チユーブ３が
被覆されており、このチユーブ３によつて高圧リ
ード線１のその部分の外径３ａを点火プラグ２の
凹部２ｂの内径２ｅに合せて調整することができ
る構成としている。このように構成することによ
り、熱収縮チユーブ３がガイドとなり高圧リード
線１のより線１ｂに点火プラグ２の芯線２ａを容
易に差込むことができるとともに、碍子２ｃの凹
部２ｂへも高圧リード線１を容易に差込むことが
できる。

以上のように本考案は構成されているものであ
り、高圧リード線の一端部に熱収縮チユーブを被
覆するという簡単な構造でもつて、点火プラグの
芯線が高圧リード線のゴム被覆を突き破ることな
く該高圧リード線のより線に該点火プラグの芯線
を差込むことができるものである。また、熱収縮
チユーブにより高圧リード線を点火プラグの凹部
へ容易に差込むことができるものである。

そして、高圧リード線の外径を点火プラグに関
係なく任意の寸法にすることができ、圧電素子ユ
ニツトの小型化に合せて高圧リード線の外径を小
さくすることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はそれぞれ従来例および本
考案における高圧リード線と点火プラグとの接続
構造を示す断面図である。 １……高圧リード線、１ａ……ゴム被覆、１ｂ
……より線、２……点火プラグ、２ａ……芯線、
２ｂ……凹部、２ｃ……碍子、３……熱収縮チユ
ーブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 圧電素子ユニツトに連続されるより線をゴムで
   被覆してなる高圧リード線の該より線に芯線と碍
   子とで構成される点火プラグの該芯線を差込み、
   かつ上記高圧リード線の上記点火プラグ側の外周
   に熱収縮チユーブを被覆し、このチユーブを被覆
   した上記高圧リード線を上記点火プラグを構成す
   る上記碍子の凹部に差込んでなる高圧リード線と
   点火プラグの接続構造。