JPH0356969Y2 - - Google Patents

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JPH0356969Y2
JPH0356969Y2 JP1983064839U JP6483983U JPH0356969Y2 JP H0356969 Y2 JPH0356969 Y2 JP H0356969Y2 JP 1983064839 U JP1983064839 U JP 1983064839U JP 6483983 U JP6483983 U JP 6483983U JP H0356969 Y2 JPH0356969 Y2 JP H0356969Y2
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JP
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lead wire
external lead
center conductor
insulation
connection
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JP1983064839U
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Description

【考案の詳細な説明】 (A) 産業上の利用分野 本考案は、変圧器ブツシングなどにおいて、そ
の中心導体と外部リード線の接続部分を耐振強化
した、ブツシングに関するものものである。
(B) 従来の技術 従来変圧器ブツシング等の端子部にリード線を
取付けるには、例えば第1図に示すように、深溝
型ブツシング1の、中心導体2の端子部3に設け
られたリード線挿入部4に、外部リード線5の端
子6を挿入して、締付グリツプ7で締付けて接続
するものや、 或いは、第2図に示すように、中心導体2の先
端部に中心孔8を設け、その外側に、中央部に外
部リード線5の挿入口9を有する締付グリツプ7
を螺着した構造で、締付グリツプ7の挿入口9か
ら、外部リード線5の端子6を挿入し、中心導体
2の端子孔8内に位置せしめた後、締付グリツプ
7を締め付けて接続する構造のもの、 或いは、第3図に示す中心導体2の先端部の外
部リード線接続孔10に、外部リード線5の端子
6を挿入接続し、その接続部分の外側に熱収縮チ
ユーブや、絶縁テーピングにより、絶縁被覆する
等の方法が講じられていた。
しかし、これらはいずれも外部リード線5を接
続した場合に、端子6部分に曲げ応力が集中し易
い構造のため、外部リード線5に風等による振動
が繰り返し加わつた場合、端子6の付根部分が曲
げ応力により疲労して折損したり、或いは締付部
に緩みを生じ、接続不良を生ずる等の不都合があ
つた。
また、上記の中心導体2の先端部に外部リード
線5を接続して、その接続部分の外側を熱収縮チ
ユーブ等により被覆した場合においても、中心導
体2に接続された外部リード線5の端子6の付け
根部分が、弱点となる。
即ち端子6の付け根部分は芯線のみで、剛体の
中心導体2に一体に接続された中心導体部分と
は、径差や曲げ強度差が大きく、また、絶縁被覆
された外部リード線5部分とも径差や曲げ強度差
が大きく、両者の間に挟まれた端子6の付け根部
分は、最も曲げ応力が集中しやすく、強度的に弱
点となる。
更に、中心導体2は深溝ブツシング1により機
器に固定されるため、外部リード線5の風等によ
る振動の影響は、中心導体2の方へ分散されるこ
となく、全部この接続部に集中し、付け根部分の
芯線に曲げ応力が集中することとなる。
そして、この接合部を熱収縮チユーブ等により
被覆した場合においても、特に付け根部分が、他
の部分と比較して補強されるわけではないので、
熱収縮チユーブによるある程度の曲げ応力緩和は
あつたとしても、付け根部分への応力の集中度合
は変わらない。
特に柱上変圧器ブツシングにおいては、通常単
芯の高圧引下線が使用されるが、接続の際、被覆
除去時に芯線にナイフ傷でも付けば致命的で、曲
げ応力が加われば容易に折損断線に至る。
また、保護容器の中央空間部に接続部を位置せ
しめて、その外側を熱収縮チユーブで防水する構
造の接続部等においても、接続部分が導体部分よ
り膨大化して、磁器部との絶縁空間がとれなくな
り、柱上変圧器ブツシング等の場合は、耐汚損・
耐電圧上好ましいものでなく、更に接続部に加わ
る導体からの曲げ応力も、保護容器両側の導体貫
通部分が支点となつて、導体からの曲げ応力は接
続部にかえつて強く加わる結果となる。
従つて柱上変圧器のブツシング等の場合のよう
に、耐汚損面からスリムでシンプルな形状を必要
とする一方、風等による曲げ応力が繰り返し加わ
るような導体の接続部としては、形状的にも機能
的にも、よく使用できるものではない。
(C) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、このような外部リード線5の振動等
による、端子6の接続付け根部分への、曲げ応力
も集中や疲労折損、或いは締付部の緩み等を皆無
とし、併せてスリムで耐汚損特性を向上したブツ
シングを、提供しようとするものである。
(D) 問題を解決するための手段 第3図に示すように、深溝型ブツシング1にお
いて、その中心導体2の一部から、これに接続さ
れた外部リード線5の絶縁被覆部の一部に至る接
続部分の外側に、 各部分に密に接して嵌合する、中心導体嵌合部
11aと接続リード線嵌合部11bを、硬質樹脂
により一体に連ねて形成してなる絶縁保護管11
を、 密に嵌合して一体的に補強し、 更に、補強した絶縁保護管11の外側を、中心
導体2の一部から外部リード線5の絶縁被覆部の
一部にかけて、熱収縮絶縁チユーブ12で密着被
覆し、 中心導体2と外部リード線5の接続部分を、ス
リムな一体的耐振耐汚損構造として、外部リード
線5の端子付け根部分に加わる曲げ応力の集中
を、大きく緩和した耐振耐汚損構造のブツシング
である。
即ち、第3図に示すように、二重円筒がいし等
の深溝型ブツシング1の、外部リード線接続孔1
0を先端中心軸部に有する中心導体2に、 中心導体嵌合部11aと、接続リード線嵌合部
11bを、硬質樹脂により一体に連ねて形成して
なる絶縁保護管11を、 中心導体嵌合部11a側から挿通し(中心導体
2の径が外部リード線5の径より小さい場合)、
中心導体2の外部リード線接続孔10に、外部リ
ード線5の端子6を挿入して、はんだ付け等によ
り接続後、 絶縁保護管11を図面下方に移動せしめて、接
続リード線嵌合部11bは外部リード線5の絶縁
被覆部分に、中心導体嵌合部11aは中心導体2
に、嵌合せしめて接続部を一体に補強する。
なお、中心導体2の径が外部リード線5の径よ
り大きい場合は、絶縁保護管11をその接続リー
ド線嵌合部11b側から外部リード線5に挿通し
ておき、中心導体2の外部リード線接続孔10
に、外部リード線5の端子6を挿入して、はんだ
付け等により接続後、絶縁保護管11を図面上方
に移動せしめて、中心導体嵌合部11aは中心導
体2に、接続リード線嵌合部11bは外部リード
線5の絶縁被覆部分に、密に嵌合せしめて、接続
部を一体に補強する。
次に絶縁保護管11の外側を、中心導体部2の
一部から外部リード線5の絶縁被覆部の一部にか
けて、熱収縮絶縁チユーブ12で密着被覆し、 中心導体2と外部リード線5の接続部分を、硬
質樹脂の絶縁保護管11と、熱収縮絶縁チユーブ
12により、有骨補強二重被覆した、スリムで一
体の耐振耐汚損構造としたものである。
なお、絶縁保護管11は、例えばポリアセター
ルなどの硬質樹脂で、中心導体2と外部リード線
5にそれぞれ密に嵌合する形状の、中心導体嵌合
部11aと接続リード線嵌合部11bを一体に連
ねて成形すれば、接続部に密に嵌合して、これを
一体的に補強する、スリムな形状で、機械的強度
と電気絶縁性を有する絶縁保護管とすることがで
きる。
次に、外部リード線5の長さを予め、例えばカ
ツトアウトやCF遮断器から柱上変圧器ブツシン
グまでの距離に合わせて、予め工場等で接続して
おけば、現場での接続作業が簡易化されるととも
に、工場等で充分な製造管理のもとに、接続が行
なわれるので、確実で信頼性の高い外部リード線
を接続したブツシングとすることができる。
(E) 考案の効果 本考案のブツシングにおいては、機械的に弱点
となる中心導体2と外部リード線5との接続部分
を、両者にまたがつて補強被覆する、一体の硬質
樹脂等からなる絶縁保護管11で、中心導体2と
外部リード線5に密に嵌合して一体的に有骨補強
し、端子6の付け根部分に集中する曲げ応力を、
絶縁被覆の外側を更に熱収縮絶縁チユーブ12で
被覆されている、外部リード線5部分に移行分散
緩和せしめて、芯線に加わる曲げ応力を大きく軽
減せしめている。
即ち、剛体の中心導体2と、絶縁被覆された外
部リード線5との間の、端子6の接続付け根部分
は芯線のみであり、振動等による曲げ応力が集中
するところで、強度的に弱点となるが、 絶縁保護管11の密な嵌合により、これを補強
して、曲げ応力を絶縁保護管11の端部の、絶縁
被覆され更にその外側を熱収縮チユーブ12で被
覆されている、外部リード線5部分に、移行分散
せしめている。
従つて、外部リード線5の風等による振動や曲
げ応力等も、直接芯線の接続部に加わることな
く、絶縁保護管11によりその端部に移行せし
め、かつ絶縁被覆の外側を熱収縮チユーブ12で
補強された外部リード線5部分で、その絶縁被覆
や熱収縮チユーブ12により、芯線への曲げ応力
や振動を、大幅に緩和せしめたものである。
また、端子6の付け根部分に、誤つて生じた絶
縁被覆の剥離除去の際の、ナイフ傷等に基づく折
損等も、本考案の場合は、接続部は絶縁保護管1
1で保護した一体の耐振構造のため、曲げ応力を
他へ移行せしめているので、折損に至ることがな
い。
そして、更に絶縁保護管11の外側を、中心導
体部2の一部から絶縁保護管11、並びに外部リ
ード線5の絶縁被覆部の一部にかけて、熱収縮絶
縁チユーブ12で、密着被覆して固定一体化して
いるので、絶縁保護管11は、中心導体2と外部
リード線5の接続部分から移動することなく、風
等により外部リード線5が振動した場合も、端子
6の付け根部分を完全に保護して、一体の耐振構
造効果を発揮できるものである。
また、本考案のブツシングを、例えば柱上変圧
器ブツシング等に使用する場合は、中心導体2と
外部リード線5との接続を、予め工場等において
行なえば、充分な製造管理のもとに確実に接続、
一体の耐振構造とすることができるので、締付グ
リツプ式などのように、使用中の振動やヒートサ
イクル等により、締付が緩んで接続不良を招くよ
うなことがない。
更に、深溝型がいし1内の中心導体2の一部か
ら、絶縁保護管11、並びに外部リード線5の絶
縁被覆部の一部にかけて、例えばエチレンプロピ
レン等の熱収縮絶縁チユーブ12で密着被覆すれ
ば、接続部はスリムでシンプル構造となり、深溝
ブツシング1の形状を大きく変えたり、中心導体
2の長さを長く変えたりすることなく、磁器部と
中心導体2との間の絶縁空間も十分に保つことが
でき、汚損尖絡距離も大きくなるので、耐汚損特
性をも一段と向上せしめる等、多くの特徴を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のブツシングの説明用部分断面例
示図、第2図は第1図の締付グリツプ部の別例説
明図、第3図は本考案のブツシングの説明用部分
断面例示図。 1は深溝ブツシング、2は中心導体、3は中心
導体2の端子部、4は外部リード線挿入部、5は
外部リード線、6は外部リード線5の端子、7は
締付グリツプ、8は中心導体2の端子孔、9は締
付グリツプ7の外部リード線5の挿入孔、10は
外部リード線接続孔、11は絶縁保護管、11a
は絶縁保護管11の中心導体嵌合部、11bは絶
縁保護管11の接続リード線嵌合部、12は熱収
縮絶縁チユーブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 深溝型ブツシングにおいて、その中心導体の一
    部から、これに接続された外部リード線の絶縁被
    覆部の一部に至る接続部分の外側に、 各部分に密に接して嵌合する、中心導体嵌合部
    と接続リード線嵌合部を、硬質樹脂により一体に
    連ねて形成してなる絶縁保護管を、 各部分に密に嵌合し、 更に、絶縁保護管の外側を、中心導体の一部か
    ら外部リード線の絶縁被覆部の一部にかけて、熱
    収縮絶縁チユーブで密着被覆し、 中心導体と外部リード線の接続部分を、スリム
    な一体の耐振耐汚損構造としたことを特徴とする
    ブツシング。
JP6483983U 1983-04-27 1983-04-27 ブツシング Granted JPS59168916U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6483983U JPS59168916U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 ブツシング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6483983U JPS59168916U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 ブツシング

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Publication Number Publication Date
JPS59168916U JPS59168916U (ja) 1984-11-12
JPH0356969Y2 true JPH0356969Y2 (ja) 1991-12-25

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ID=30195030

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JP6483983U Granted JPS59168916U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 ブツシング

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712268A (en) * 1980-06-23 1982-01-22 Hitachi Ltd Heat pump type room airconditioner with outdoor heater

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5074498U (ja) * 1973-11-12 1975-06-30
JPS5488600U (ja) * 1977-12-03 1979-06-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712268A (en) * 1980-06-23 1982-01-22 Hitachi Ltd Heat pump type room airconditioner with outdoor heater

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JPS59168916U (ja) 1984-11-12

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