JP2701408B2 - 印刷配線板の製造方法 - Google Patents

印刷配線板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷配線板の製造方法に関し、特にスルー
ホールを有するスルーホール印刷配線板の製造方法に関
する。
〔従来の技術〕
従来印刷配線板の製造方法としては、露光・現像工程
をへてエッチングレジスト層を形成するフォト印刷法と
スクリーン版を用いてエッチングレジスト層を印刷形成
するスクリーン印刷法との2種類に大別される。近年、
印刷配線板の高密度化の進展に伴ないピン間3本等ファ
インパターンの適用が進むにつれて、フォト印刷法の比
率が年年増加してきている。
フォト印刷法の場合感光性樹脂フィルムいわゆるドラ
イフィルムが多用されてきたが、ドライフィルムレジス
トでは、(1)ファインライン形成の点でピン間3〜4
本が限界であること(2)下地銅箔,銅めっき上の傷,
へこみに対するカバーリングが悪く歩留が改善できない
といった欠点があり、この欠点を補う新しい工法とし
て、電着樹脂を用いる印刷配線板の製造方法が採用され
始めている。
従来、電着樹脂を用いる印刷配線板の製造方法として
は次にようなものがあった。(イ)まず、第1の方法と
しては、孔の内壁および表裏面に銅めっきによる導電層
2を形成した基板1を光分解型(以下ポジ型と称す)ま
たは光重合型(以下ネガ型と称す)の電着感光性樹脂溶
液に浸漬し、直流電解により孔の内壁および表裏面の導
電層上全面に感光性樹脂層を形成し、露光・現像を行な
って第2図(a)に示したようにエッチングレジスト層
7を形成する。次にエッチング,エッチングレジスト層
の剥離を行なって所望の回路パターンを形成する印刷配
線版の製造方法がある。(ロ)第2の方法としては、
(イ)と同様孔の内壁および表裏面に銅めっきによる導
電層2を形成した基板1に感光性樹脂フィルムを被着し
露光・現像してめっきレジスト層8を形成した後、基板
を電着樹脂液に浸漬し第2図(b)の如く直流電解によ
り孔の内壁および表裏面のめっきレジストで被覆されて
いない導電層上に樹脂層9を形成し、次いでめっきレジ
スト剥離,エッチング,樹脂層剥離を行なって回路パタ
ーンを形成する印刷配線板の製造方法がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の印刷配線板の製造方法には次のような
欠点があった。(イ)の製造方法ではネガ型の感光性樹
脂を用いた場合孔の内壁面に被着した感光性樹脂には露
光時の光が十分に当たらず孔の内壁面の感光性樹脂を光
重合させることができなためスルーホール印刷配線板に
は適用できない欠点があった。この欠点を補うため散乱
孔を出す露光機を用いたり、感光性樹脂の感度を高くす
るといったことがなされているが、この場合でも製造で
きる印刷配線板のスルーホール径に限界があり、0.3〜
0.4Φといった小径には適用できないという問題があっ
た。しかしながら近年表面実装技術が多用されるにつ
れ、0.3〜0.4Φの小径スルーホールの適用比率も年々高
くなってきており、このような小径スルーホールの形成
能力は印刷配線板の製造には不可欠である。
一方、ポジ型の感光性樹脂を用いる方法では、上述し
たネガ型の欠点を解消でき、小径スルーホールが形成で
きるが、電着できる感光性樹脂の膜厚が5〜8μm程度
と薄くピンホールが出来やすい点と感光感度が著しく悪
く、5〜8μmでも500〜1,000mj/cm2とかなり高い露光
量が必要であり歩留の点でも生産性の面からも問題があ
った。(ロ)の製造方法は、感光性樹脂フィルムを用い
てめっきレジストを形成するため導電層とめっきレジス
トとの密着が悪く、ブリッジが発生し易いという欠点が
あった。まためっきレジストを剥離する際電着形成した
樹脂層とめっきレジストが密着し易いため剥離に特殊装
置を必要とし、かつ完全剥離も困難であるという重大な
欠点を持っていた。
本発明の目的は、従来の欠点を除去し、小径スルーホ
ールが形成でき、表面実装化に対応でき、また、ピンホ
ールの発生が皆無で、高歩留が得られ、また生産性も高
く、高信頼性で、かつ低コストの印刷配線板の製造方法
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の印刷配線板の製造方法は孔の内壁面および表
裏面に導電層が形成されている基板の表裏面に樹脂マス
クを被着形成する工程と、前記基板を第1の電着感光性
樹脂溶液に浸漬し直流電解により前記孔の内壁面の導電
覆上に第1の感光性樹脂層を形成する工程と、前記樹脂
マスクを除去した後、前記基板を第2の電着感光性樹脂
溶液に浸漬し直流電解により第2の感光性樹脂層を形成
する工程と、前記第1および第2の感光性樹脂層にマス
クを介して露光・現像してエッチングレジスト層を形成
した後、エッチングレジスト層をマスクとして導電層の
露出部分を選択的にエッチング除去する工程と、前記第
1および第2の感光性樹脂層を除去する工程とを含むこ
とを特徴として構成される。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。第1
図(a)〜(h)は本発明の一実施例を説明するために
工程順に示した印刷配線板の断面図である。
まず、第1図(a)の如く孔あけおよび銅めっきを行
ない孔3の内壁面および基板1の表裏面に銅めっきによ
る導電層2を形成する。次に、第1図(b)の如くポジ
型の第1の電着感光性樹脂溶液に基板1を浸漬し、直流
電解を印加して孔3の内壁の導電層4上にポジ型の第1
の感光性樹脂5を電着する。次に第1図(d)の如く基
板1の表裏面の樹脂マスク4を除去した後、第1図
(e)の如くネガ型の第2の電着感光性樹脂液に浸漬
し、直流電解を印加して基板1の表裏面にネガ型の第2
の感光性樹脂層6を形成する。ここで使用するネガ型の
第2の感光性樹脂6は50mj/cm2程度でレジスト形成でき
る高感度なものを使用し、また第1の感光性樹脂層5は
膜厚を極力厚く10μm程度又はそれ以上にすることが高
い歩留を得るために望ましい。次いで、マスクを介して
露光し、現像して、第1図(f)の如く第1の感光性樹
脂層5および第2感光性樹脂層6から成るエッチングレ
ジストを形成した後、第1図(g)の如くエッチング
し、第1図(h)の如く第1の感光性樹脂層5および第
2の感光性樹脂層6を剥離除去して所望の回路パターン
を有する印刷配線板を得た。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
まず第1図(a)の如く孔あけおよび銅めっきを行な
い孔3の内壁面および基板1の表裏面に銅めっきによる
導電層2を形成する。次に第1図(b)の如く基板1の
表裏面に樹脂マスク4を塗布・乾燥する。次いで第1図
(c)の如くネガ型の第1の電着感光性樹脂溶液に基板
1を浸漬し、直流電解を印加して孔3の内壁の導電層4
上にネガ型の第1の感光性樹脂5を電着する。次に第1
図(d)の如基板1の表裏面の樹脂マスク4を除去した
後、第1図(e)の如くネガ型の第2の電着感光性樹脂
液に浸漬し、直流電解を印加して基板1の表裏面にネガ
型の第2の感光性樹脂層6を形成する。ここで使用する
ネガ型の第2の感光性樹脂は50mj/cm2程度でレジスト形
成できる高感度なものを使用し、また膜厚も20〜25μm
程度と厚くし、かつ第1の感光性樹脂層5は、第2の感
光性樹脂層6より低感度で、膜厚も10〜15μm程度に設
定することが望ましい。次いでマスクを介して露光す
る。この場合入射角の大きな散乱光を発する露光機を使
用する必要がある。次いで現像して第1図(f)の如く
第1の感光性樹脂層5および第2の感光性樹脂層6から
成るエッチングレジストを形成し、以下実施例1と同様
エッチング,剥離を行なって所望の回路パターンを有す
る印刷配線板を得た。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明は第1および第2の電着感
光性樹脂層を形成し回路パターンを形成することによ
り、以下に記述する効果が得られる。
(1)小径スルーホールが形成でき、表面実装化に対応
した印刷配線板が製造できる。
(2)ピンホールの発生が皆無で、高歩留が得られ、ま
た生産性も高く、高信頼度性でかつ低コストの印刷配線
板が製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(h)は、本発明の一実施例の説明する
ために工程順に示した印刷配線板の断面図、第2図
(a),(b)は従来の印刷配線板の製造方法の一例を
説明するために工程順に示した印刷配線板の断面図であ
る。 1……基板、2……導電層、3……孔、4……樹脂マス
ク、5……第1の感光性樹脂、6……第2の感光性樹
脂、7……エッチングレジスト層、8……めっきレジス
ト層、9……樹脂層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】孔の内壁面および表裏面に導電層が形成さ
    れている基板の表裏面に樹脂マスクを被着形成する工程
    と、前記基板を第1の電着感光性樹脂溶液に浸漬し直流
    電解により前記孔の内壁面の導電層上に第1の感光性樹
    脂層を形成する工程と、前記樹脂マスクを除去した後、
    前記基板を第2の電着感光性樹脂溶液に浸漬し直流電解
    により第2の感光性樹脂層を形成する工程と、前記第1
    および第2の感光性樹脂層にマスクを介して露光・現像
    してエッチングレジスト層を形成した後、エッチングレ
    ジスト層をマスクとして導電層の露出部分を選択的にエ
    ッチング除去する工程と、前記第1および第2の感光性
    樹脂層を除去する工程とを含むことを特徴とする印刷配
    線板の製造方法。
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