JP2701391B2 - スクータ型車両の駐車ブレーキ - Google Patents

スクータ型車両の駐車ブレーキ

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JP2701391B2
JP2701391B2 JP63314995A JP31499588A JP2701391B2 JP 2701391 B2 JP2701391 B2 JP 2701391B2 JP 63314995 A JP63314995 A JP 63314995A JP 31499588 A JP31499588 A JP 31499588A JP 2701391 B2 JP2701391 B2 JP 2701391B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、盗難防止を兼ねたスクータ型車両の駐車
ブレーキに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
スクーターなどの自動二輪車は、車体の下部に、左右
両脚のメインスタンドと、一本足のサイドスタンドを設
けている。メインスタンドは、車体の後部を持上げるよ
うにして立てるので、大きい力を必要とする。これに対
し、サイドスタンドは、下向きに立てて、車体を傾けて
支えるので、軽く操作できる。しかし、路面が傾斜して
いるような場所にサイドスタンドで駐車すると、車輪が
動いて車体が倒れるような不安定なところがある。この
ため、後輪のブレーキを操作するレバーに、ブレーキを
掛けた状態で固定するストッパーを設けて、駐車ブレー
キにしている。又、駐車中の盗難を防ぐために、エンジ
ンスイッチをキーによって操作するようにしており、こ
れ以外にも、ハンドルロック装置や、エンジンの駆動ス
プロケットのロック装置を設けたりしている。例えば、
実開昭55−36016号公報参照。
〔発明の目的〕
この発明は、エンジンと後輪の動力伝達を断接するク
ラッチハウジング部分に、バネによって圧接するブレー
キシューを設けて、軽い力で後輪をブレーキでき、この
ブレーキシューをキー又はエンジンスイッチのキーによ
って操作できて盗難防止も兼ねることができるスクータ
型車両の駐車ブレーキを得ることを目的とする。
〔発明の構成〕
この発明は、クランクシャフト11の回転をエンジンケ
ース1とクラッチカバー20との間に配設したベルト変速
機6を介して、該ベルト変速機6に隣接する遠心クラッ
チ7に伝達し、前記ベルト変速機6に隣接しかつエンジ
ンケース1とギアボックスカバー30との間に収納された
減速機構により、前記クランクシャフト5の回転を低下
させて後輪3を回転させるようにしたスクータ型車両に
おいて、前記減速機構は、車軸4、クラッチ軸9及びそ
れらの中間に配設された中間軸10を前記エンジンケース
1とギアボックスカバー30とで軸支し、前記中間軸10に
は、前記車軸4とクラッチ軸9の軸上に配設された歯車
10d,10aに噛合する減速歯車10c,10bを設けてエンジン回
転を低下させる減速機構とし、かつ、前記エンジンケー
ス1とクラッチカバー20の各々の合わせ面を略同一プロ
フィルとして、エンジン平面視において前記遠心クラッ
チ7の車軸4側に、両側壁がクラッチカバー20とギアボ
ックスカバー30とからなる空間部Sを形成し、前記空間
部S内に、前記クラッチハウジング8に対して離接可能
なブレーキシュー11を配設すると共に、前記クラッチハ
ウジング8に対しブレーキシュー11の離接をブレーキシ
ュー11を直接又は遠隔操作して後輪3をロックするもの
である。
また、ブレーキシュー11をエンジンスイッチのキーに
連動させて操作するようにしても良い。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例によって説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すものである。
エンジンケース1は、片側に後方延長部2が一体に設
けてあり、後方延長部2の後部に、後輪3の車軸4が軸
架してある。エンジンのクランクシャフト5の回転は、
ベルト変速機6を介して、遠心クラッチ7に伝え、該遠
心クラッチ7に隣接し、かつエンジンケース1とギアボ
ックスカバー30との間に収納された減速機構により前記
クランクシャフト5の回転を低下させて後輪3を回転さ
せるようになっている。すなわち、前記減速機構は、車
軸4、クラッチ軸9及びそれらの中間に配設された中間
軸10を前記エンジンケース1とギアボックスカバー30と
で軸支し、前記中間軸10には、前記車軸4とクラッチ軸
9の軸上に配設された歯車10d,10aに噛合する減速歯車1
0c,10bを設けてクラッチ軸9の回転を1/13程度に減速し
て車軸4に伝えるものとなっている。
しかしてこの実施例では、前記エンジンケース1とク
ラッチカバー20の各々の合わせ面を略同一プロフィルと
して、エンジン平面視において前記遠心クラッチ7の車
軸4側に、両側壁がクラッチカバー20とギアボックスカ
バー30とからなる空間部Sを形成し、前記空間部S内
に、前記クラッチハウジング8に対して離接可能なブレ
ーキシュー11を配設すると共に、前記クラッチハウジン
グ8に対しブレーキシュー11の離接をキー12で直接的に
操作して後輪3をロックするものとしている。
第2図及び第3図は本発明の他の実施例を示すもので
ある。この場合は、クラッチハウジング8の外周に圧接
するブレーキシュー11を、エンジンスイッチ13のキー12
で遠隔操作できるように、エンジンスイッチ13に、ボー
デンワイヤ14で連結してある。その他は第1図に示した
ものと同一である。
第4図は本発明の更に他の実施例を示すものである。
この場合には、クラッチハウジング8に、ブレーキシュ
ー11をバネ15で圧接し、ソレノイドバルブ16で離すよう
にしてある。そして、ソレノイドバルブ16をエンジンス
イッチ13のキー12で遠隔操作できるように、電気的に結
線してある。
〔作用〕
クラッチハウジング8のクラッチ軸9の回転を減速歯
車10で1/13程度に減速して車軸4に伝えるので、クラッ
チハウジング8をブレーキシュー11で軽く止めるだけ
で、後輪3をロックできて、駐車ブレーキにすることが
できる。そして、ブレーキシュー11をキー12で操作する
ので盗難防止にできる。又、キー12をエンジンスイッチ
13の操作キー12にすることによって、操作忘れを防ぐこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明は、エンジンによって
駆動されるクラッチハウジングから減速歯車を介して後
輪に動力を伝達するものに於て、該クラッチハウジング
の外周に圧接させるブレーキシューを設け、該ブレーキ
シューの離接をキーによって操作させるようにしたの
で、減速比が大きく、ブレーキシューを軽くクラッチハ
ウジングに当てることで、後輪をロックすることができ
て、駐車ブレーキにすることができて、小型にできる。
そして、ブレーキシューをキーで操作するので盗難防止
もできる。又、ブレーキシューをエンジンスイッチのキ
ーに連動させることによって、操作が簡便になり、操作
を忘れることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す一部縦断平面図、第2
図及び第3図は本発明の他の実施例を示し、第2図はエ
ンジンケースを破断した要部側面図、第3図は全体側面
図、第4図は本発明の更に他の実施例を示す要部の一部
縦断側面図である。 3…後輪、8…クラッチハウジング、10…減速歯車、11
…ブレーキシュー、12…キー、13…エンジンスイッチ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランクシャフト(5)の回転をエンジン
    ケース(1)とクラッチカバー(20)との間に配設した
    ベルト変速機(6)を介して、該ベルト変速機(6)に
    隣接する遠心クラッチ(7)に伝達し、前記ベルト変速
    機(6)に隣接しかつエンジンケース(1)とギアボッ
    クスカバー(30)との間に収納された減速機構により、
    前記クランクシャフト(5)の回転を低下させて後輪
    (3)を回転させるようにしたスクータ型車両におい
    て、 前記減速機構は、車軸(4)、クラッチ軸(9)及びそ
    れらの中間に配設された中間軸(10)を前記エンジンケ
    ース(1)とギアボックスカバー(30)とで軸支し、前
    記中間軸(10)には、前記車軸(4)とクラッチ軸
    (9)の軸上に配設された歯車(10d),(10a)に噛合
    する減速歯車(10c),(10b)を設けてエンジン回転を
    低下させる減速機構とし、かつ、 前記エンジンケース(1)とクラッチカバー(20)の各
    々の合わせ面を略同一プロフィルとして、 エンジン平面視において前記遠心クラッチ(7)の車軸
    (4)側に、両側壁がクラッチカバー(20)とギアボッ
    クスカバー(30)とからなる空間部(S)を形成し、 前記空間部(S)内に、前記クラッチハウジング(8)
    に対して離接可能なブレーキシュー(11)を配設すると
    共に、前記クラッチハウジング(8)に対しブレーキシ
    ュー(11)の離接をブレーキシュー(11)を直接又は遠
    隔操作して後輪(3)をロックすることを特徴とするス
    クータ型車両の駐車ブレーキ。
  2. 【請求項2】ブレーキシュー(11)をエンジンスイッチ
    のキーに連動させて操作するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のスクータ型車両の駐車ブレーキ。
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