JP2698243B2 - モータ用アーマチュアの保持構造 - Google Patents
モータ用アーマチュアの保持構造Info
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- JP2698243B2 JP2698243B2 JP3201314A JP20131491A JP2698243B2 JP 2698243 B2 JP2698243 B2 JP 2698243B2 JP 3201314 A JP3201314 A JP 3201314A JP 20131491 A JP20131491 A JP 20131491A JP 2698243 B2 JP2698243 B2 JP 2698243B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- rotating shaft
- holder
- bush
- holding structure
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
が突出するモータのアーマチュアを保持するためのアー
マチュアの保持構造に関するものである。
て、アーマチュアコアに巻線し、そのコイル端部を樹脂
にて封止する工程がある。この工程に於てはアーマチュ
アと一体をなす回転軸を搬送装置のキャリアに設けられ
たホルダに保持し、コイルの上記端部に熱硬化性樹脂か
らなる樹脂材を塗布し、この樹脂材がコイル端部の全周
に亘り均一に分散するようにアーマチュア全体を回転さ
せつつ加熱し、硬化させるようにしている。
するのに従来は公知のコレットチャックが使用されてい
た。即ち、ホルダ本体から突出する先割れの筒状体の中
央部通孔にアーマチュアの回転軸を嵌入し、上記筒状体
の基端側に螺合するナットを締付けることにより徐々に
先割れ部分を互いに近接させて上記回転軸を挟持するよ
うにしていた。
トチャックは常にチャック部に給油する必要があること
からそのメンテナンスが煩雑になりがちであった。ま
た、上記したように、コレットチャックはナットを締付
けることにより回転軸を挟持しているが、ナットをホル
ダに対して相対回転させる構造が複雑であることから設
備コストが高騰化し、保持作業の自動化が困難であっ
た。更に、コレットチャックはナットのトルク管理を行
わなければ各ホルダの保持力に個体差を生じることか
ら、場合によってはアーマチュア搬送中にがたが生じ、
アーマチュアを各ホルダに確実に保持することが困難で
あった。加えて、コレットチャックは、例えばアーマチ
ュアのコイル端部に樹脂材を塗布してそれを加熱する際
にがその乾燥炉の熱により焼付く心配もあった。
本発明の主な目的は、回転軸が突出するアーマチュアを
ホルダに確実に保持し得ると共にメンテナンスが容易で
あり、更に着脱も容易なアーマチュアの保持構造を安価
に提供することにある。
よれば、アーマチュアの軸線方向端部から突出する磁性
体からなる回転軸を回転可能なホルダに保持するための
アーマチュアの保持構造であって、前記ホルダの遊端面
に設けられた軸線方向孔に前記回転軸と補完的な形状を
なす嵌合孔を備えたブッシュが嵌入されると共に前記軸
線方向孔の底部に前記回転軸を吸着するための永久磁石
が設けられ、前記ブッシュの前記嵌合孔にアーマチュア
の前記回転軸を嵌入して該回転軸の先端を前記永久磁石
に吸着させることにより前記ホルダにアーマチュアを保
持することを特徴とするアーマチュアの保持構造を提供
することにより達成される。
てアーマチュアの回転軸を嵌入するのみでその端部が永
久磁石に吸着されて確実にアーマチュアを保持し得ると
共にホルダ側に相対的に摺動する部分がないことから給
油が不要となる。また、保持手段がアーマチュアの回転
軸と補完的な形状の嵌合孔を有するブッシュ及び永久磁
石のみであることから部品点数が減少すると共に異なる
径、形状の回転軸に対してもブッシュを交換するのみで
対応できる。更に、各ホルダに同じように磁化した永久
磁石を用いることによりホルダ毎の保持力の個体差が減
少する。しかも嵌合孔にアーマチュアの軸部材を抜差し
するのみでアーマチュアの着脱を行うことができる。
ついて詳しく説明する。
部1aを樹脂にて封止するためのラインに於ける搬送装
置の要部側断面図である。この搬送装置は図1の紙面と
直交する方向にアーマチュア1を搬送するようになって
おり、図示されない駆動装置により駆動されるチェーン
2にブラケット3を介して一体的にキャリア4が設けら
れている。このキャリア4は概ねU字状をなすフレーム
5と、搬送方向と直交する水平方向に延在し、かつフレ
ーム5の互いに対向する両立直部5a、5bに枢支され
た回転軸6と、該回転軸6の図1における左側突出端部
6aに一体的に設けられたホルダ7とを有している。ま
た、回転軸6に於ける立直部5a、5b間の位置には図
1の紙面と直交する方向に延在する固定チェーン8に係
合するスプロケット9が設けられている。
設されている。この軸線方向孔10の底部には永久磁石
11が埋設されている。また、この軸線方向孔10には
筒状のブシュ12が嵌入しており、該ブシュ12には上
記アーマチュア1の回転軸1bに対して補完的な嵌合孔
12aが穿設されている。
は該回転軸に対して補完的な形状をなし、回転軸1bを
保持した際に好適に吸着し、保持安定性が向上してい
る。
る。まず、アーマチュア1をキャリア4のホルダ7に保
持するには、嵌合孔12aに回転軸1bを嵌入し、永久
磁石11に回転軸1bの端部を吸着させる。そして、チ
ェーン2を図示されない駆動手段により駆動することに
よりキャリア4が搬送される。そして、アーマチュア1
のコイル端部1aに樹脂材を滴下することにより塗布
し、図示されない乾燥炉にて加熱して固化させる。この
とき、固定チェーン8にスプロケット9が係合している
ことから、キャリア4が搬送されるのに従い回転軸6が
回転し、ホルダ7及びアーマチュア1が一体的に回転す
るようになる。従って、滴下された樹脂がコイル端部1
aの外周に均一に付着すると共に径方向にもその一部に
片寄ることがなく均一に分散するようになる。また、ブ
シュ12にはカバー12bが設けられており、アーマチ
ュア1の回転軸1bに設けられた軸受部分1cが樹脂に
て汚損することがないように保護されている。
あり、ホルダ17に保持されたアーマチュア21を示す
図1と同様な側断面図である。本実施例では、第1の実
施例と同様なブッシュ22からテフロン樹脂からなるカ
バー22bが第1の実施例に比較して一層アーマチュア
側に突出しコイル端部を樹脂にて封入する際のマスクと
して機能するようになっている。それ以外の構造は第1
の実施例と同様である。
明によるアーマチュアの保持構造によれば、簡単な構造
をもってアーマチュアの回転軸を確実に保持し得ること
からアーマチュア搬送時の信頼性が向上する。また、ア
ーマチュアの着脱が容易であると共に部品点数が少ない
ことからコストが低廉化するばかりでなく、給油が不要
であることからメンテナンス容易性が向上する。加え
て、異なる径、形状の回転軸を有するアーマチュアに対
してもブッシュを交換するのみで対応できることから汎
用性も向上する。以上のことから本発明の効果は大であ
る。
第1の実施例を示す要部側断面図である。
第2の実施例を示す図1と同様な側断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 アーマチュアの軸線方向端部から突出
する磁性体からなる回転軸を回転可能なホルダに保持す
るためのアーマチュアの保持構造であって、 前記ホルダの遊端面に設けられた軸線方向孔に前記回転
軸と補完的な形状をなす嵌合孔を備えたブッシュが嵌入
されると共に前記軸線方向孔の底部に前記回転軸を吸着
するための永久磁石が設けられ、 前記ブッシュの 前記嵌合孔にアーマチュアの前記回転軸
を嵌入して該回転軸の先端を前記永久磁石に吸着させる
ことにより前記ホルダにアーマチュアを保持することを
特徴とするアーマチュアの保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3201314A JP2698243B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | モータ用アーマチュアの保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3201314A JP2698243B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | モータ用アーマチュアの保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530713A JPH0530713A (ja) | 1993-02-05 |
JP2698243B2 true JP2698243B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=16438961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3201314A Expired - Lifetime JP2698243B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | モータ用アーマチュアの保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2698243B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2806496B2 (ja) * | 1994-11-24 | 1998-09-30 | 三洋電機株式会社 | イメージ入力装置の入力制御方法 |
JP2004086790A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | タッチパネル装置及びそのコンピュータプログラム |
JP4602166B2 (ja) * | 2005-06-07 | 2010-12-22 | 富士通株式会社 | 手書き情報入力装置。 |
JP2011176610A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Kyocera Corp | 携帯端末及び入力制御プログラム |
JP2013020525A (ja) * | 2011-07-13 | 2013-01-31 | Nec Casio Mobile Communications Ltd | 携帯端末装置及び情報入力ユニットによる入力方法並びにコンピュータプログラム |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP3201314A patent/JP2698243B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0530713A (ja) | 1993-02-05 |
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