JP2002050518A - 樹脂含浸装置 - Google Patents

樹脂含浸装置

Info

Publication number
JP2002050518A
JP2002050518A JP2000237327A JP2000237327A JP2002050518A JP 2002050518 A JP2002050518 A JP 2002050518A JP 2000237327 A JP2000237327 A JP 2000237327A JP 2000237327 A JP2000237327 A JP 2000237327A JP 2002050518 A JP2002050518 A JP 2002050518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
resin
rotor
slide shaft
impregnating apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000237327A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Fujiki
俊也 藤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Chemical Corp filed Critical Toshiba Chemical Corp
Priority to JP2000237327A priority Critical patent/JP2002050518A/ja
Publication of JP2002050518A publication Critical patent/JP2002050518A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Electromagnets (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の簡略化を図りつつ構成部品の機械的強
度を向上させることのできる樹脂含浸装置を提供する。 【解決手段】 回転子2のコイル3全体に樹脂を滴下し
含浸するために回転子2を保持しつつ回転させる駆動機
構を、回転力伝達プレート17に設けられた矩形の係合
穴10と、断面形状がほぼ八角形に形成されたガイドシ
ャフト8の外形との係合による簡易的な機構を利用して
実現する樹脂含浸装置1を提供する。さらに、この樹脂
含浸装置1では、前記駆動機構の一構成部品であるガイ
ドシャフト8の断面形状が多角形なので、例えば断面が
円形の素材シャフト等からのシャフト8の加工成形が行
い易く、加工コストを低減できるとともに、径方向に凹
む例えばキー溝をシャフト8に設ける必要等がなく、実
質的に機械的強度の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばモータや発
電機等の構成部品であるコイルに絶縁ワニス等を含浸さ
せるための樹脂含浸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂含浸装置は、例えばブラシモ
ータの構成部品である複数の回転子等をそれぞれ回転さ
せつつ連続的に搬送し、この搬送される回転子に設けら
れたコイルに絶縁ワニス等を順次滴下し含浸させるため
の装置である。
【0003】すなわち、このような樹脂含浸装置は、例
えば回転子のシャフトの各端部を保持する一対のチャッ
ク機構と、一方のチャック機構が一端部に接合されたス
ライドシャフトと、スライドシャフトを支持する軸受及
びカラーと、このカラーに取り付けられているととも
に、当該カラー及びスライドシャフトを介してチャック
機構を回転させるためのスプロケットと、このような回
転子駆動機構とともに回転子を搬送するための搬送機構
と、回転子をチャック機構から着脱できるように、スラ
イドシャフトを軸方向にスライドさせるためのシャフト
スライド機構と、スライドシャフト等とともに回転しつ
つ搬送される回転子のコイルに、ノズル等を介してワニ
スを滴下するためのワニス供給機構等とから主に構成さ
れている。したがって、このような樹脂含浸装置は、前
述したように複数の回転子を各々回転させつつ連続的に
搬送し、当該回転子のコイルにワニスを滴下し含浸させ
ることができる。
【0004】ところで、従来のこのうような樹脂含浸装
置では、図6に示すように、スプロケットからの回転力
を前述したカラー51を通じてスライドシャフト52に
伝達するために、カラー51には、ピン53が例えばナ
ット54等を介して取り付けられ、一方スライドシャフ
ト52には、このピン53と係合するキー溝55が形成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スライ
ドシャフト52に形成されたこのようなキー溝55は、
スライドシャフト52の機械的強度を低下させることと
なり、シャフト52の変形(反り)を招いてしまうおそ
れがあった。また、このようにスライドシャフト52が
変形した状態で、さらに、環境内を飛散しているワニス
がカラー51とスライドシャフト52との間に付着して
しまった場合等には、チャック機構に対し回転子を着脱
する際にスライドシャフト52がスライド動作しなくな
るという問題があった。
【0006】また、図3に示したように、スライドシャ
フト52には、キー溝55が径方向に対向するかたちで
2個所に設けられており、構造状の問題による反り等の
発生を抑制している。しかしながら、スライドシャフト
52のこのような構造は、さらにシャフトの機械的強度
を低下させるとともに、キー溝形成に多くの時間を要す
ることからシャフトの単価を向上させる要因となってい
た。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決するため
になされたもので、構造の簡略化を図りつつ構成部品の
機械的強度を向上させることのできる樹脂含浸装置を提
供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る樹脂含浸装置は、電子部品に設けられ
たコイルに樹脂を滴下し含浸するための樹脂含浸装置あ
って、前記電子部品のチャック機構を一端部に備えたシ
ャフトと、前記シャフトの外形と係合し該シャフトに回
転力を伝達するための矩形の穴部を有する回転力伝達部
材とを具備することを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る樹脂含浸装置は、前記
シャフトの断面形状が多角形であることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明に係る樹脂含浸装置は、前
記回転力伝達部材が、前記シャフトを軸方向へ移動可能
に支持することを特徴とする。
【0011】このように、本発明の樹脂含浸装置では、
電子部品に設けられたコイルに樹脂を滴下し含浸するた
めに、当該電子部品を保持しつつ回転させる駆動機構
が、回転力伝達部材に設けられた矩形の穴部と、例えば
断面形状が多角形に形成されたシャフトの外形との係合
による簡易的な機構を利用して実現されている。
【0012】また、本発明の樹脂含浸装置は、前記駆動
機構の一構成部品であるシャフトの断面形状が、矩形の
穴部に係合可能な例えば多角形なので、当該シャフト
は、例えば断面が円形の素材シャフトからの加工成形が
行い易く、加工コストの低減を図ることができる。ま
た、当該シャフトは、径方向に凹む例えばキー溝を設け
る必要等がなく、実質的に機械的強度の向上を図ること
ができるので、反り等の変形が生じるおそれが低減され
る。
【0013】さらに、本発明の樹脂含浸装置は、チャッ
キング機構を介しての電子部品の着脱、すなわち回転力
伝達部材の矩形の穴部を通じてシャフトを軸方向に移動
する動作において、矩形の穴部とシャフトとの係合部分
に、環境内で飛散しているワニスが付着してしまった場
合でも、シャフトのスライド動作に悪影響を与える例え
ばシャフト変形等の他の要因が加わるおそれが低減され
ているので、シャフトを軸方向へ移動させて行われる電
子部品の着脱操作を確実に実施することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0015】図1は、本発明の実施形態に係る樹脂含浸
装置を示す断面図である。
【0016】同図に示すように、この樹脂含浸装置1
は、ブラシモータ等の構成部品である複数の回転子2を
それぞれ回転させつつ連続的に搬送し、この搬送される
回転子2のコイル3にワニス4を順次滴下し含浸させる
ためのものである。
【0017】すなわち、本実施形態の樹脂含浸装置1
は、回転子2のシャフト5の各端部をそれぞれ保持する
チャック機構6、7と、一端部がチャック機構6に接合
されたスライドシャフト8と、このスライドシャフト8
の外形と後述する係合穴10(図3参照)で係合する回
転力伝達プレート17と、スライドシャフト8を支持す
るとともに自身もシャフト8に対し回転自在なカラー
9、11と、カラー9、11に固定され、回転力伝達プ
レート17及びスライドシャフト8を介して、チャック
機構6を回転させるためのスプロケット12と、スプロ
ケット12とほぼ同様にチャック機構7を回転させるた
めのスプロケット13と、回転子2をこのような駆動機
構とともに複数懸架しつつ搬送するためのコンベアチェ
ーン14と、コンベアチェーン14の内部に設けられ、
スライドシャフト8を支持する無給油タイプの含浸軸受
15と、回転子2をチャック機構6、7から着脱できる
ように、また異なる長さの回転子2を保持できるよう
に、含浸軸受15、回転力伝達プレート11の係合穴1
0、及びカラー9、11を通じて、スライドシャフト8
を軸方向にスライドさせるためのシャフトスライド機構
と(図示せず)、スライドシャフト8及びチャック機構
6、7等とともに回転しつつコンベアチェーン14を通
じて連続的に搬送される回転子2のコイル3に、ワニス
4を滴下するノズル16と、ワニス4の滴下前にコイル
3に予熱を与える加温装置、及びコイル3に滴下された
ワニス4を回転子2の搬送過程で乾燥させるための乾燥
装置等とから主に構成されている。
【0018】ここで、回転力伝達プレート17及びスラ
イドシャフト8について詳述する。回転力伝達プレート
17は、図2に示すように、当該プレート17に形成さ
れた取付穴18を通じてスプロケット12の一端面にボ
ルト19により固定されている。さらに、回転力伝達プ
レート17には、図3に示すように、円板状に成形され
た外形の中央部分に、矩形(ほぼ4角形)の前記係合穴
10が形成されている。
【0019】一方、スライドシャフト8は、図4に示す
ように、断面形状が円形の素材のシャフトを切削し成形
したものであって、素材のシャフトの外周の円形部分2
0を僅かに残すとともに、回転力伝達プレート17の矩
形の係合穴10の各辺と係合(適合)する4箇所にスト
レート部分21を有する断面形状がほぼ八角形に近いか
たちの多角形に成形されている。
【0020】したがって、回転力伝達プレート17は、
図5の断面図に示すように、矩形の係合穴10の各辺に
よりスライドシャフト8のストレート部分21と係合
し、スプロケット12の回転力を当該スライドシャフト
8に伝達することができるので、実質的に回転子2を保
持するチャック機構6を回転させることができる。さら
に、回転力伝達プレート17は、シャフトスライド機構
によりスライドシャフト8が軸方向にスムーズに移動す
るように、当該スライドシャフト8を支持している。
【0021】すなわち、環境内で気化し飛散しているワ
ニス4が回転力伝達プレート17の係合穴10とスライ
ドシャフト8の外形と係合部分に多少付着した場合で
も、スライドシャフト8のスライド動作に大きな影響が
及ぼされないように、係合穴10の各辺とスライドシャ
フト8のストレート部分21との間には、比較的大きな
クリアランスが設けられている。このクリアランスは、
勿論、回転力伝達プレート17の回転時に、係合穴10
の各辺とスライドシャフト8のストレート部分21との
係合が十分保たれる量に設定されている。
【0022】このように構成された本実施形態の樹脂含
浸装置1によれば、回転子2のコイル3全体に樹脂を滴
下し含浸するために、回転子2を保持しつつ回転させる
駆動機構を、回転力伝達プレート17に設けられた矩形
の係合穴10と、断面形状がほぼ八角形に形成されたガ
イドシャフト8の外形との係合による簡易的な機構を利
用して実現することができる。
【0023】また、本実施形態の樹脂含浸装置1によれ
ば、前記駆動機構の一構成部品であるガイドシャフト8
の断面形状が多角形なので、当該シャフトは、例えば断
面が円形の素材シャフトからのシャフト8の加工成形が
行い易く、加工コストの低減を図ることができるととも
に、径方向に凹む例えばキー溝をシャフト8に設ける必
要等がなく、実質的に機械的強度の向上を図ることがで
きる。これにより、スライドシャフト8に反り等の変形
が生じるおそれが低減される。
【0024】さらに、本実施形態の樹脂含浸装置1によ
れば、チャック機構6、7を介しての回転子2の着脱、
すなわち回転力伝達プレート17の矩形の係合穴10を
通じてスライドシャフト8を軸方向に移動する動作にお
いて、係合穴10とシャフト8との係合部分に、環境内
で飛散しているワニス4が付着してしまった場合でも、
シャフト8のスライド動作に悪影響を与える例えばシャ
フト変形等の他の要因が加わるおそれが低減されている
ので、シャフト8を軸方向へ移動させて行われる回転子
2の着脱操作を確実に実施することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の樹脂含浸
装置によれば、電子部品に設けられたコイルに樹脂を滴
下し含浸するために、当該電子部品を保持しつつ回転さ
せる駆動機構を、回転力伝達部材に設けられた矩形の穴
部と、例えば断面形状が多角形に形成されたシャフトの
外形との係合による簡易的な機構を利用して実現するこ
とができる。
【0026】また、本発明の樹脂含浸装置によれば、前
記駆動機構の一構成部品であるシャフトの断面形状が、
矩形の穴部に係合可能な例えば多角形なので、当該シャ
フトは、例えば断面が円形の素材シャフトからの加工成
形が行い易く、加工コストの低減を図ることができると
ともに、径方向に凹む例えばキー溝を設ける必要等がな
く、実質的に機械的強度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る樹脂含浸装置を示す断
面図である。
【図2】図1の樹脂含浸装置に設けられたスプロケット
を示す断面図である。
【図3】図2のスプロケットに取り付けられた回転力伝
達プレートを示す図である。
【図4】図3の回転力伝達プレートと係合するスライド
シャフトを示す断面図である。
【図5】図3の回転力伝達プレートと図4のスライドシ
ャフトとが係合された状態を示す断面図である。
【図6】従来の樹脂含浸装置を構成するカラーとスライ
ドシャフトとが係合された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…樹脂含浸装置 2…回転子 3…コイル 4…ワニス 6、7…チャック機構 8…スライドシャフト 9、11…カラー 10…係合穴 12、13…スプロケット 17…回転力伝達プレート 20…円形部分 21…ストレート部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品に設けられたコイルに樹脂を滴
    下し含浸するための樹脂含浸装置あって、 前記電子部品のチャック機構を一端部に備えたシャフト
    と、 前記シャフトの外形と係合し該シャフトに回転力を伝達
    するための矩形の穴部を有する回転力伝達部材とを具備
    することを特徴とする樹脂含浸装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の樹脂含浸装置において、 前記シャフトの断面形状が多角形であることを特徴とす
    る樹脂含浸装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の樹脂含浸装置において、 前記回転力伝達部材は、前記シャフトを軸方向へ移動可
    能に支持することを特徴とする樹脂含浸装置。
JP2000237327A 2000-08-04 2000-08-04 樹脂含浸装置 Withdrawn JP2002050518A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000237327A JP2002050518A (ja) 2000-08-04 2000-08-04 樹脂含浸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000237327A JP2002050518A (ja) 2000-08-04 2000-08-04 樹脂含浸装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002050518A true JP2002050518A (ja) 2002-02-15

Family

ID=18729209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000237327A Withdrawn JP2002050518A (ja) 2000-08-04 2000-08-04 樹脂含浸装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002050518A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070062018A1 (en) Methods and apparatus for manufacturing components
WO2019141035A1 (zh) 转子轴组件、转子及电机
JP2002050518A (ja) 樹脂含浸装置
KR20090097391A (ko) 부품실장기용 헤드 어셈블리
JPS58905B2 (ja) 缶輸送装置
US5919308A (en) Conveyance of dynamo-electric machine components in resin application systems
JP2001354317A (ja) 移送ローラ
JP2017080880A (ja) 複数の機能要素を加熱するための装置
JP5051449B2 (ja) コンベヤ装置
JP5227218B2 (ja) ワニス処理装置
US6098974A (en) Armature support pallet
JP2000159338A (ja) 搬送装置
KR20010089784A (ko) 수송 장치
JP3051824B2 (ja) センター押さえ付き巻線治具
JP2014192945A (ja) 樹脂含浸装置及び樹脂含浸方法
CN111300825B (zh) 一种3d打印机供料组件
SU1029243A1 (ru) Устройство дл загрузки радиоэлементов
CN216564848U (zh) 一种转子翻转装置及一种转子组装设备
CN217911046U (zh) 旋转装置及喷漆设备
KR100404800B1 (ko) 아마추어 조립시스템용 코아 스톡커의 구동장치
JP4105526B2 (ja) 搬送装置のワーク位置決め機構
JPH08181498A (ja) スイッチ組立装置
JP2011064271A (ja) ローダ装置及び部品の搬送方法
KR960004316Y1 (ko) 좌,우로 분할되게 캠축이 형성된 캠식 자동선반
JP2004189374A (ja) コンベア装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071106