JP2697605B2 - 車両用防盗装置および車両用防盗装置のｉｄ番号登録方法 - Google Patents
車両用防盗装置および車両用防盗装置のｉｄ番号登録方法Info
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- JP2697605B2 JP2697605B2 JP8177894A JP8177894A JP2697605B2 JP 2697605 B2 JP2697605 B2 JP 2697605B2 JP 8177894 A JP8177894 A JP 8177894A JP 8177894 A JP8177894 A JP 8177894A JP 2697605 B2 JP2697605 B2 JP 2697605B2
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- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B60R25/01—Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
- B60R25/04—Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the propulsion system, e.g. engine or drive motor
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- Lock And Its Accessories (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＩＤ番号の照合により車
両の盗難を防止する車両用防盗装置に関し、特に、ＩＤ
番号の登録方法を改善したものである。
両の盗難を防止する車両用防盗装置に関し、特に、ＩＤ
番号の登録方法を改善したものである。
【０００２】
【従来の技術とその問題点】車両のイグニッションキー
のヘッド部に埋め込まれたトランスポンダーに固有のＩ
Ｄ番号を設定し、エンジンの始動の度にキーのＩＤ番号
を読み込んで車両に予め登録されているＩＤ番号と照合
し、登録済みのキーであればエンジンの始動を許可し、
未登録キーであればエンジンの始動を禁止して車両の走
行を阻止する車両用防盗装置が知られている。
のヘッド部に埋め込まれたトランスポンダーに固有のＩ
Ｄ番号を設定し、エンジンの始動の度にキーのＩＤ番号
を読み込んで車両に予め登録されているＩＤ番号と照合
し、登録済みのキーであればエンジンの始動を許可し、
未登録キーであればエンジンの始動を禁止して車両の走
行を阻止する車両用防盗装置が知られている。
【０００３】この種の防盗装置では、以下のような手順
によりＩＤ番号の登録を行っている。まず、防盗装置に
診断テスターを接続して登録モードスイッチを操作し、
登録モードを設定する。次に、最初のキーをイグニッシ
ョンキーシリンダーに差し込んでＩＧＮ ＯＮ位置へ回
すと、キー固有のＩＤ番号が読み込まれ、不揮発性メモ
リに登録される。この手順を繰り返し最大登録本数Ｎま
で登録を行うと、自動的に登録モードが解除され、ＩＤ
番号の異なるＮ本のキーの登録が終了する。
によりＩＤ番号の登録を行っている。まず、防盗装置に
診断テスターを接続して登録モードスイッチを操作し、
登録モードを設定する。次に、最初のキーをイグニッシ
ョンキーシリンダーに差し込んでＩＧＮ ＯＮ位置へ回
すと、キー固有のＩＤ番号が読み込まれ、不揮発性メモ
リに登録される。この手順を繰り返し最大登録本数Ｎま
で登録を行うと、自動的に登録モードが解除され、ＩＤ
番号の異なるＮ本のキーの登録が終了する。
【０００４】しかしながら、従来の車両用防盗装置で
は、いったんＩＤ番号の登録モードに入ると、最大登録
本数のＮ本分の登録作業を行わない限り、登録モードが
解除されないという問題がある。
は、いったんＩＤ番号の登録モードに入ると、最大登録
本数のＮ本分の登録作業を行わない限り、登録モードが
解除されないという問題がある。
【０００５】本発明の目的は、任意の個数のＩＤ番号を
登録した後に登録モードを簡単に解除することができる
車両用防盗装置を提供することにある。
登録した後に登録モードを簡単に解除することができる
車両用防盗装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図１に対
応づけて本発明を説明すると、請求項１の発明は、車両
のキーに設定されたＩＤ番号を読み出すＩＤ読み出し手
段２と、ＩＤ番号を記憶する記憶手段３１と、ＩＤ番号
の登録モードが設定されている時にＩＤ読み出し手段２
により読み出したＩＤ番号を登録ＩＤ番号として記憶手
段３１に記憶し、車両の防盗モードが設定されている時
にＩＤ読み出し手段２により読み出したＩＤ番号が記憶
手段３１に記憶されている登録ＩＤ番号でなければ所定
の制御出力を行う制御手段３とを備えた車両用防盗装置
に適用され、制御手段３によって、ＩＤ番号の登録モー
ド時にＩＤ読み出し手段２により同一のＩＤ番号が続け
て２回読み出されたらＩＤ番号の登録モードを解除する
ことにより、上記目的を達成する。請求項２の発明は、
使用するキーのＩＤ番号を読み込み、そのＩＤ番号が予
め登録されたＩＤ番号でない時は車両の走行を阻止する
車両用防盗装置のＩＤ番号登録方法に適用され、ＩＤ番
号を登録するための登録モードが設定されている時に、
同一のＩＤ番号を２回続けて読み込んだら登録モードを
解除することにより、上記目的を達成する。請求項３の
発明は、車両のキーに設定されたＩＤ番号を読み出すＩ
Ｄ読み出し手段２と、ＩＤ番号を記憶する記憶手段３１
と、ＩＤ番号の登録モードが設定されている時にＩＤ読
み出し手段２により読み出したＩＤ番号を登録ＩＤ番号
として記憶手段３１に記憶し、車両の防盗モードが設定
されている時にＩＤ読み出し手段２により読み出したＩ
Ｄ番号が記憶手段３１に記憶されている登録ＩＤ番号で
なければ所定の制御出力を行う制御手段２とを備えた車
両用防盗装置に適用され、制御手段３によって、ＩＤ番
号の登録モード時に、ＩＤ読み出し手段２により読み出
されたＩＤ番号がすでに記憶手段３１に記憶されている
登録ＩＤ番号であればＩＤ番号の登録モードを解除する
ことにより、上記目的を達成する。請求項４の発明は、
使用するキーのＩＤ番号を読み込み、そのＩＤ番号が予
め登録されたＩＤ番号でない時は車両の走行を阻止する
車両用防盗装置のＩＤ番号登録方法に適用され、ＩＤ番
号を登録するための登録モードが設定されている時に、
読み込まれたＩＤ番号がすでに登録されているＩＤ番号
であれば登録モードを解除することにより、上記目的を
達成する。
応づけて本発明を説明すると、請求項１の発明は、車両
のキーに設定されたＩＤ番号を読み出すＩＤ読み出し手
段２と、ＩＤ番号を記憶する記憶手段３１と、ＩＤ番号
の登録モードが設定されている時にＩＤ読み出し手段２
により読み出したＩＤ番号を登録ＩＤ番号として記憶手
段３１に記憶し、車両の防盗モードが設定されている時
にＩＤ読み出し手段２により読み出したＩＤ番号が記憶
手段３１に記憶されている登録ＩＤ番号でなければ所定
の制御出力を行う制御手段３とを備えた車両用防盗装置
に適用され、制御手段３によって、ＩＤ番号の登録モー
ド時にＩＤ読み出し手段２により同一のＩＤ番号が続け
て２回読み出されたらＩＤ番号の登録モードを解除する
ことにより、上記目的を達成する。請求項２の発明は、
使用するキーのＩＤ番号を読み込み、そのＩＤ番号が予
め登録されたＩＤ番号でない時は車両の走行を阻止する
車両用防盗装置のＩＤ番号登録方法に適用され、ＩＤ番
号を登録するための登録モードが設定されている時に、
同一のＩＤ番号を２回続けて読み込んだら登録モードを
解除することにより、上記目的を達成する。請求項３の
発明は、車両のキーに設定されたＩＤ番号を読み出すＩ
Ｄ読み出し手段２と、ＩＤ番号を記憶する記憶手段３１
と、ＩＤ番号の登録モードが設定されている時にＩＤ読
み出し手段２により読み出したＩＤ番号を登録ＩＤ番号
として記憶手段３１に記憶し、車両の防盗モードが設定
されている時にＩＤ読み出し手段２により読み出したＩ
Ｄ番号が記憶手段３１に記憶されている登録ＩＤ番号で
なければ所定の制御出力を行う制御手段２とを備えた車
両用防盗装置に適用され、制御手段３によって、ＩＤ番
号の登録モード時に、ＩＤ読み出し手段２により読み出
されたＩＤ番号がすでに記憶手段３１に記憶されている
登録ＩＤ番号であればＩＤ番号の登録モードを解除する
ことにより、上記目的を達成する。請求項４の発明は、
使用するキーのＩＤ番号を読み込み、そのＩＤ番号が予
め登録されたＩＤ番号でない時は車両の走行を阻止する
車両用防盗装置のＩＤ番号登録方法に適用され、ＩＤ番
号を登録するための登録モードが設定されている時に、
読み込まれたＩＤ番号がすでに登録されているＩＤ番号
であれば登録モードを解除することにより、上記目的を
達成する。
【０００７】
【作用】ＩＤ番号の登録モードが設定された時は、ＩＤ
読み出し手段２により読み出したＩＤ番号を登録ＩＤ番
号として記憶手段３１に記憶し、ＩＤ読み出し手段２に
より同一のＩＤ番号が続けて２回読み出されたらＩＤ番
号の登録モードを解除する。これにより、任意の個数の
ＩＤ番号を登録した後に登録モードを簡単に解除するこ
とができる。また、ＩＤ番号の登録モードが設定された
時は、ＩＤ読み出し手段２により読み出したＩＤ番号を
登録ＩＤ番号として記憶手段３１に記憶し、ＩＤ読み出
し手段２により読み出されたＩＤ番号がすでに記憶手段
３１に記憶されている登録ＩＤ番号であればＩＤ番号の
登録モードを解除する。これにより、任意の個数のＩＤ
番号を登録した後に登録モードを簡単に解除することが
できる。
読み出し手段２により読み出したＩＤ番号を登録ＩＤ番
号として記憶手段３１に記憶し、ＩＤ読み出し手段２に
より同一のＩＤ番号が続けて２回読み出されたらＩＤ番
号の登録モードを解除する。これにより、任意の個数の
ＩＤ番号を登録した後に登録モードを簡単に解除するこ
とができる。また、ＩＤ番号の登録モードが設定された
時は、ＩＤ読み出し手段２により読み出したＩＤ番号を
登録ＩＤ番号として記憶手段３１に記憶し、ＩＤ読み出
し手段２により読み出されたＩＤ番号がすでに記憶手段
３１に記憶されている登録ＩＤ番号であればＩＤ番号の
登録モードを解除する。これにより、任意の個数のＩＤ
番号を登録した後に登録モードを簡単に解除することが
できる。
【０００８】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段および作用の項では、本発明を分り
やすくするために実施例の図を用いたが、これにより本
発明が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段および作用の項では、本発明を分り
やすくするために実施例の図を用いたが、これにより本
発明が実施例に限定されるものではない。
【０００９】
【実施例】図１は一実施例の構成を示す機能ブロック
図、図２はキーの外観を示す図である。一実施例の車両
用防盗装置は、トランスポンダー１と、アンテナユニッ
ト２と、イモビライザーユニット３とから構成される。
なお、エンジンコントロールユニット５はエンジンの始
動、停止などを制御するコントロールユニットである。
図、図２はキーの外観を示す図である。一実施例の車両
用防盗装置は、トランスポンダー１と、アンテナユニッ
ト２と、イモビライザーユニット３とから構成される。
なお、エンジンコントロールユニット５はエンジンの始
動、停止などを制御するコントロールユニットである。
【００１０】トランスポンダー１はキー４のヘッド部４
ａに埋め込まれており、キーごとに固有のＩＤ番号が予
め記憶されるＥＥＰＲＯＭなどの不揮発性メモリ１１
と、アンテナユニット２との通信を制御する制御回路１
２と、アンテナ１３を介してアンテナユニット２と通信
を行うインタフェース１４とを備えている。インタフェ
ース１４はコンデンサーを有しており、アンテナユニッ
ト２から送信される所定の周波数の電波を受信して整流
し、コンデンサーへ蓄電してＩＤ番号送信時の送信電力
として利用する。制御回路１２は、アンテナユニット２
から所定の周波数の電波を受信した時に、メモリ１１か
らＩＤ番号を読み出し、インタフェース１４を介して車
両のアンテナユニット２へ送信する。
ａに埋め込まれており、キーごとに固有のＩＤ番号が予
め記憶されるＥＥＰＲＯＭなどの不揮発性メモリ１１
と、アンテナユニット２との通信を制御する制御回路１
２と、アンテナ１３を介してアンテナユニット２と通信
を行うインタフェース１４とを備えている。インタフェ
ース１４はコンデンサーを有しており、アンテナユニッ
ト２から送信される所定の周波数の電波を受信して整流
し、コンデンサーへ蓄電してＩＤ番号送信時の送信電力
として利用する。制御回路１２は、アンテナユニット２
から所定の周波数の電波を受信した時に、メモリ１１か
らＩＤ番号を読み出し、インタフェース１４を介して車
両のアンテナユニット２へ送信する。
【００１１】アンテナユニット２は車両の不図示のイグ
ニッションキーシリンダー内に設置され、アンテナ２１
と、トランスポンダー１へ送信するための所定の周波数
のパルス信号を発生する発振器２２と、トランスポンダ
ー１から受信した信号を増幅する増幅器２３と、受信信
号をＩＤ番号に復調する復調器２４と、送信時に発振器
２２をアンテナ２１へ接続し、受信時に増幅器２３をア
ンテナ２１へ接続するスイッチ２５と、イモビライザー
ユニット３からの指令にしたがってトランスポンダー１
との通信を制御する制御回路２６とを備えている。制御
回路２６は、イモビライザーユニット３から通信指令を
受信すると、スイッチ２５をＴ側に切り換え、発振器２
２から発っせられた所定の周波数のパルス信号を所定時
間、アンテナ２１を介してトランスポンダー１へ送信す
る。この送信時間は、トランスポンダー１のインタフェ
ース１４に送信電力が蓄電される十分な時間とする。送
信終了後、直ちにスイッチ２５をＲ側に切り換えてトラ
ンスポンダー１から送信される信号電波を受信し、増幅
器２３により増幅して復調器２４によりＩＤ番号に復調
する。
ニッションキーシリンダー内に設置され、アンテナ２１
と、トランスポンダー１へ送信するための所定の周波数
のパルス信号を発生する発振器２２と、トランスポンダ
ー１から受信した信号を増幅する増幅器２３と、受信信
号をＩＤ番号に復調する復調器２４と、送信時に発振器
２２をアンテナ２１へ接続し、受信時に増幅器２３をア
ンテナ２１へ接続するスイッチ２５と、イモビライザー
ユニット３からの指令にしたがってトランスポンダー１
との通信を制御する制御回路２６とを備えている。制御
回路２６は、イモビライザーユニット３から通信指令を
受信すると、スイッチ２５をＴ側に切り換え、発振器２
２から発っせられた所定の周波数のパルス信号を所定時
間、アンテナ２１を介してトランスポンダー１へ送信す
る。この送信時間は、トランスポンダー１のインタフェ
ース１４に送信電力が蓄電される十分な時間とする。送
信終了後、直ちにスイッチ２５をＲ側に切り換えてトラ
ンスポンダー１から送信される信号電波を受信し、増幅
器２３により増幅して復調器２４によりＩＤ番号に復調
する。
【００１２】イモビライザーユニット３は、マイクロコ
ンピューターとメモリなどの周辺部品とから構成され、
防盗モードにおいて防盗制御を行うとともに、ＩＤ番号
登録モードでは後述する制御プログラムを実行してＩＤ
番号の登録制御を行う。ここで、防盗モードとは、エン
ジンの始動の度にアンテナユニット２を介してキーのＩ
Ｄ番号を読み込み、メモリ３１に予め登録されているＩ
Ｄ番号と照合し、差し込まれたキーのＩＤ番号が登録さ
れていればエンジンコントロールユニット５へエンジン
の始動許可信号を出力し、差し込まれたキーのＩＤ番号
が登録されていなければエンジンコントロールユニット
５へエンジンの始動禁止信号を出力して車両の走行を阻
止する制御を行うモードである。なお、メモリ３１は不
揮発性のメモリである。また、イモビライザーユニット
３には、キー４がイグニッションキーシリンダーに差し
込まれてＡＣＣ位置まで回されるとオンするスイッチ３
２と、ＩＧＮ ＯＮ位置まで回されるとオンするスイッ
チ３３と、エンジンを始動するＳＴ位置まで回されると
オンするスイッチ３４とが接続される。さらに、イモビ
ライザーユニット３にはバッテリーＢＡＴの電力が供給
され、この電力はアンテナユニット２へも給電される。
ンピューターとメモリなどの周辺部品とから構成され、
防盗モードにおいて防盗制御を行うとともに、ＩＤ番号
登録モードでは後述する制御プログラムを実行してＩＤ
番号の登録制御を行う。ここで、防盗モードとは、エン
ジンの始動の度にアンテナユニット２を介してキーのＩ
Ｄ番号を読み込み、メモリ３１に予め登録されているＩ
Ｄ番号と照合し、差し込まれたキーのＩＤ番号が登録さ
れていればエンジンコントロールユニット５へエンジン
の始動許可信号を出力し、差し込まれたキーのＩＤ番号
が登録されていなければエンジンコントロールユニット
５へエンジンの始動禁止信号を出力して車両の走行を阻
止する制御を行うモードである。なお、メモリ３１は不
揮発性のメモリである。また、イモビライザーユニット
３には、キー４がイグニッションキーシリンダーに差し
込まれてＡＣＣ位置まで回されるとオンするスイッチ３
２と、ＩＧＮ ＯＮ位置まで回されるとオンするスイッ
チ３３と、エンジンを始動するＳＴ位置まで回されると
オンするスイッチ３４とが接続される。さらに、イモビ
ライザーユニット３にはバッテリーＢＡＴの電力が供給
され、この電力はアンテナユニット２へも給電される。
【００１３】診断テスター６は、キーのＩＤ番号を登録
する時にエンジンコントロールユニット５へ接続し、不
図示の登録モードスイッチを操作して登録モードを設定
する。この登録モード開始指令はエンジンコントロール
ユニット５を介してイモビライザーユニット３へ送ら
れ、これにより、イモビライザーユニット３がＩＤ番号
の登録処理を開始する。
する時にエンジンコントロールユニット５へ接続し、不
図示の登録モードスイッチを操作して登録モードを設定
する。この登録モード開始指令はエンジンコントロール
ユニット５を介してイモビライザーユニット３へ送ら
れ、これにより、イモビライザーユニット３がＩＤ番号
の登録処理を開始する。
【００１４】図３は、イモビライザーユニット３のＩＤ
番号登録処理プログラムを示すフローチャートである。
このフローチャートにより、実施例の動作を説明する。
イモビライザーユニット３のマイクロコンピューター
は、診断テスター６からエンジンコントロールユニット
５を介してＩＤ番号の登録モード開始指令を受信すると
この制御プログラムの実行を開始する。ステップＳ１に
おいて、スイッチ３３によりキーがイグニッションキー
シリンダーに差し込まれてＩＧＮ ＯＮ位置まで回され
たか否かを判別し、ＩＧＮ ＯＮ位置まで回されるとス
テップＳ２へ進む。ステップＳ２では、アンテナユニッ
ト２の制御回路２６へ通信指令を出力する。上述したよ
うに、通信指令を受信したアンテナユニット２はスイッ
チ２５をＴ側に切り換え、発振器２２から発っせられた
所定の周波数のパルス信号を所定時間、アンテナ２１を
介してトランスポンダー１へ送信する。送信終了後、直
ちにスイッチ２５をＲ側に切り換えてトランスポンダー
１から送信される信号電波を受信し、増幅器２３により
増幅して復調器２４によりＩＤ番号に復調する。
番号登録処理プログラムを示すフローチャートである。
このフローチャートにより、実施例の動作を説明する。
イモビライザーユニット３のマイクロコンピューター
は、診断テスター６からエンジンコントロールユニット
５を介してＩＤ番号の登録モード開始指令を受信すると
この制御プログラムの実行を開始する。ステップＳ１に
おいて、スイッチ３３によりキーがイグニッションキー
シリンダーに差し込まれてＩＧＮ ＯＮ位置まで回され
たか否かを判別し、ＩＧＮ ＯＮ位置まで回されるとス
テップＳ２へ進む。ステップＳ２では、アンテナユニッ
ト２の制御回路２６へ通信指令を出力する。上述したよ
うに、通信指令を受信したアンテナユニット２はスイッ
チ２５をＴ側に切り換え、発振器２２から発っせられた
所定の周波数のパルス信号を所定時間、アンテナ２１を
介してトランスポンダー１へ送信する。送信終了後、直
ちにスイッチ２５をＲ側に切り換えてトランスポンダー
１から送信される信号電波を受信し、増幅器２３により
増幅して復調器２４によりＩＤ番号に復調する。
【００１５】ステップＳ３でアンテナユニット２の復調
器２４から、イグニッションキーシリンダーへ差し込ま
れているキーのＩＤ番号を入力し、続くステップＳ４で
そのＩＤ番号を１本目のキーの登録ＩＤ番号としてメモ
リ３１へ登録する。次に、ステップＳ５でスイッチ３２
によりキーがＡＣＣオフ状態、すなわちＯＦＦ位置にあ
るか否かを判別し、ＯＦＦ位置にあればステップＳ６へ
進んでスイッチ３３によりキーがＩＧＮ ＯＮ位置にあ
るか否かを判別する。つまり、ステップＳ５とＳ６にお
いて、ＩＤ番号が登録された１本目のキーがイグニッシ
ョンキーシリンダーから抜き取られ、登録すべき２本目
のキーがイグニッションキーシリンダーに挿入されたか
否かを確認する。なお、この実施例ではＡＣＣスイッチ
３２とＩＧＮ ＯＮスイッチ３３により登録すべきキー
の交換を検出したが、例えばキーがイグニッションキー
シリンダーへ挿入されたことを検出するスイッチをイグ
ニッションキーシリンダーに設け、登録キーの交換を検
出してもよい。
器２４から、イグニッションキーシリンダーへ差し込ま
れているキーのＩＤ番号を入力し、続くステップＳ４で
そのＩＤ番号を１本目のキーの登録ＩＤ番号としてメモ
リ３１へ登録する。次に、ステップＳ５でスイッチ３２
によりキーがＡＣＣオフ状態、すなわちＯＦＦ位置にあ
るか否かを判別し、ＯＦＦ位置にあればステップＳ６へ
進んでスイッチ３３によりキーがＩＧＮ ＯＮ位置にあ
るか否かを判別する。つまり、ステップＳ５とＳ６にお
いて、ＩＤ番号が登録された１本目のキーがイグニッシ
ョンキーシリンダーから抜き取られ、登録すべき２本目
のキーがイグニッションキーシリンダーに挿入されたか
否かを確認する。なお、この実施例ではＡＣＣスイッチ
３２とＩＧＮ ＯＮスイッチ３３により登録すべきキー
の交換を検出したが、例えばキーがイグニッションキー
シリンダーへ挿入されたことを検出するスイッチをイグ
ニッションキーシリンダーに設け、登録キーの交換を検
出してもよい。
【００１６】ここで、ＡＣＣスイッチ３２がオフした後
にＩＧＮ ＯＮスイッチ３３がオンした場合は、登録す
べき新しいキーがイグニッションキーシリンダーに挿入
されたとは限らない。つまり、ＩＤ番号を登録するキー
が１本だけの場合は、１回目のＩＤ番号の登録が完了し
たらＯＦＦ位置までキーを戻した後、もう一度ＩＧＮＯ
Ｎ位置までキーを回して同一のキーに対して登録操作を
２回続けて行う。
にＩＧＮ ＯＮスイッチ３３がオンした場合は、登録す
べき新しいキーがイグニッションキーシリンダーに挿入
されたとは限らない。つまり、ＩＤ番号を登録するキー
が１本だけの場合は、１回目のＩＤ番号の登録が完了し
たらＯＦＦ位置までキーを戻した後、もう一度ＩＧＮＯ
Ｎ位置までキーを回して同一のキーに対して登録操作を
２回続けて行う。
【００１７】ステップＳ７で、アンテナユニット２の制
御回路２６へ通信指令を出力し、２本目のキーのＩＤ番
号の読み込みを行ってステップＳ８へ進み、アンテナユ
ニット２の復調器２４から２本目のキーのＩＤ番号を入
力する。ステップＳ９において、今回入力したＩＤ番号
が前回メモリ３１に登録したキーのＩＤ番号と同一か否
かを判別し、同一であればステップＳ１２へ進み、そう
でなければステップＳ１０へ進む。今回入力したＩＤ番
号が前回登録したキーのＩＤ番号と同一の場合は、同じ
キーによりＩＤ番号の登録操作が２回続けて行われたの
で、ＩＤ番号の登録処理を終了してもよいと判断し、ス
テップＳ１２で登録モードを解除してＩＤ番号の登録処
理を終了する。一方、今回入力したＩＤ番号が前回登録
したＩＤ番号と同一でない場合は、登録すべき新しいキ
ーのＩＤ番号であると判断し、ステップＳ１０で今回入
力したＩＤ番号をメモリ３１に登録する。ステップＳ１
１で、ＩＤ番号を登録したキーが最大登録本数のＮ本に
達したか否かを判別し、Ｎ本のキーが登録されたらステ
ップＳ１２へ進んで登録モードを解除し、ＩＤ番号の登
録処理を終了する。まだＩＤ番号が登録可能であればス
テップＳ５へ戻って、３本目またはそれ以上のキーに対
して上述したＩＤ登録処理を行う。
御回路２６へ通信指令を出力し、２本目のキーのＩＤ番
号の読み込みを行ってステップＳ８へ進み、アンテナユ
ニット２の復調器２４から２本目のキーのＩＤ番号を入
力する。ステップＳ９において、今回入力したＩＤ番号
が前回メモリ３１に登録したキーのＩＤ番号と同一か否
かを判別し、同一であればステップＳ１２へ進み、そう
でなければステップＳ１０へ進む。今回入力したＩＤ番
号が前回登録したキーのＩＤ番号と同一の場合は、同じ
キーによりＩＤ番号の登録操作が２回続けて行われたの
で、ＩＤ番号の登録処理を終了してもよいと判断し、ス
テップＳ１２で登録モードを解除してＩＤ番号の登録処
理を終了する。一方、今回入力したＩＤ番号が前回登録
したＩＤ番号と同一でない場合は、登録すべき新しいキ
ーのＩＤ番号であると判断し、ステップＳ１０で今回入
力したＩＤ番号をメモリ３１に登録する。ステップＳ１
１で、ＩＤ番号を登録したキーが最大登録本数のＮ本に
達したか否かを判別し、Ｎ本のキーが登録されたらステ
ップＳ１２へ進んで登録モードを解除し、ＩＤ番号の登
録処理を終了する。まだＩＤ番号が登録可能であればス
テップＳ５へ戻って、３本目またはそれ以上のキーに対
して上述したＩＤ登録処理を行う。
【００１８】なお、上述した実施例では同一キーの登録
操作が２回続けて行われたら、ＩＤ番号の登録処理を終
了してもよいと判断して登録モードを解除したが、すで
にＩＤ番号が登録されているキーに対してふたたび登録
操作が行われたら登録モードを解除してもよい。すなわ
ち、図３のステップＳ９において、今回入力したＩＤ番
号をメモリ３１に登録されているＩＤ番号と照合し、す
でにそのキーのＩＤ番号が登録されている場合はステッ
プＳ１２へ進んで登録モードを解除し、今回入力したＩ
Ｄ番号がメモリ３１に登録されていなければステップＳ
１０へ進んでそのＩＤ番号を登録する。
操作が２回続けて行われたら、ＩＤ番号の登録処理を終
了してもよいと判断して登録モードを解除したが、すで
にＩＤ番号が登録されているキーに対してふたたび登録
操作が行われたら登録モードを解除してもよい。すなわ
ち、図３のステップＳ９において、今回入力したＩＤ番
号をメモリ３１に登録されているＩＤ番号と照合し、す
でにそのキーのＩＤ番号が登録されている場合はステッ
プＳ１２へ進んで登録モードを解除し、今回入力したＩ
Ｄ番号がメモリ３１に登録されていなければステップＳ
１０へ進んでそのＩＤ番号を登録する。
【００１９】また、上述した実施例では、診断テスター
６をエンジンコントロールユニット５へ接続し、診断テ
スター６の登録モードスイッチを操作してＩＤ番号の登
録モードを開始させたが、この登録モードの開始方法は
上述した実施例に限定されない。例えば、ＩＤ番号登録
開始ボタンスイッチを設け、イモビライザーユニット３
でそのスイッチの操作信号を受信したら登録モードを開
始するようにしてもよい。
６をエンジンコントロールユニット５へ接続し、診断テ
スター６の登録モードスイッチを操作してＩＤ番号の登
録モードを開始させたが、この登録モードの開始方法は
上述した実施例に限定されない。例えば、ＩＤ番号登録
開始ボタンスイッチを設け、イモビライザーユニット３
でそのスイッチの操作信号を受信したら登録モードを開
始するようにしてもよい。
【００２０】上述した実施例ではエンジンを動力源とす
る車両を例に上げて説明したが、例えば電気自動車よう
な、エンジン以外の動力源により走行する車両に対して
も本発明を適用することができる。このような場合は、
イグニッションキーシリンダーに登録キーが挿入されな
かった時は走行制御ユニットに走行禁止指令を出力し、
車両の走行を阻止する。
る車両を例に上げて説明したが、例えば電気自動車よう
な、エンジン以外の動力源により走行する車両に対して
も本発明を適用することができる。このような場合は、
イグニッションキーシリンダーに登録キーが挿入されな
かった時は走行制御ユニットに走行禁止指令を出力し、
車両の走行を阻止する。
【００２１】以上の実施例の構成において、アンテナユ
ニット２がＩＤ読み出し手段を、メモリ３１が記憶手段
を、イモビライザーユニット３が制御手段をそれぞれ構
成する。
ニット２がＩＤ読み出し手段を、メモリ３１が記憶手段
を、イモビライザーユニット３が制御手段をそれぞれ構
成する。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、Ｉ
Ｄ番号の登録モードが設定されている時に、同一のＩＤ
番号が２回続けて読み込まれた場合、あるいは読み込ま
れたＩＤ番号がすでに登録されている場合は登録モード
を解除するようにしたので、任意の個数のＩＤ番号を登
録した後に登録モードを簡単に解除することができる。
また、登録モードの解除を忘れた時にも車両の所有者が
登録済みのキーを使って車両を走行させようとした時に
自動的に登録モードが解除され、確実に登録モードが解
除されて防盗性を向上させることができる。
Ｄ番号の登録モードが設定されている時に、同一のＩＤ
番号が２回続けて読み込まれた場合、あるいは読み込ま
れたＩＤ番号がすでに登録されている場合は登録モード
を解除するようにしたので、任意の個数のＩＤ番号を登
録した後に登録モードを簡単に解除することができる。
また、登録モードの解除を忘れた時にも車両の所有者が
登録済みのキーを使って車両を走行させようとした時に
自動的に登録モードが解除され、確実に登録モードが解
除されて防盗性を向上させることができる。
【図１】一実施例の構成を示す機能ブロック図。
【図２】キーの外観図。
【図３】ＩＤ番号の登録処理プログラムを示すフローチ
ャート。
ャート。
１ トランスポンダー ２ アンテナユニット ３ イモビライザーユニット ４ キー ４ａ ヘッド部 ５ エンジンコントロールユニット ６ 診断テスター １１、３１ メモリ １２、２６ 制御回路 １３、２１ アンテナ １４ インタフェース ２２ 発振器 ２３ 増幅器 ２４ 復調器 ２５、３２〜３４ スイッチ
Claims (4)
- 【請求項１】 車両のキーに設定されたＩＤ番号を読み
出すＩＤ読み出し手段と、 ＩＤ番号を記憶する記憶手段と、 ＩＤ番号の登録モードが設定されている時に前記ＩＤ読
み出し手段により読み出したＩＤ番号を登録ＩＤ番号と
して前記記憶手段に記憶し、車両の防盗モードが設定さ
れている時に前記ＩＤ読み出し手段により読み出したＩ
Ｄ番号が前記記憶手段に記憶されている前記登録ＩＤ番
号でなければ所定の制御出力を行う制御手段とを備えた
車両用防盗装置において、 前記制御手段は、ＩＤ番号の登録モード時に前記ＩＤ読
み出し手段により同一のＩＤ番号が続けて２回読み出さ
れたら前記ＩＤ番号の登録モードを解除することを特徴
とする車両用防盗装置。 - 【請求項２】 使用するキーのＩＤ番号を読み込み、そ
のＩＤ番号が予め登録されたＩＤ番号でない時は車両の
走行を阻止する車両用防盗装置のＩＤ番号登録方法にお
いて、 ＩＤ番号を登録するための登録モードが設定されている
時に、同一のＩＤ番号を２回続けて読み込んだら前記登
録モードを解除することを特徴とする車両用防盗装置の
ＩＤ番号登録方法。 - 【請求項３】 車両のキーに設定されたＩＤ番号を読み
出すＩＤ読み出し手段と、 ＩＤ番号を記憶する記憶手段と、 ＩＤ番号の登録モードが設定されている時に前記ＩＤ読
み出し手段により読み出したＩＤ番号を登録ＩＤ番号と
して前記記憶手段に記憶し、車両の防盗モードが設定さ
れている時に前記ＩＤ読み出し手段により読み出したＩ
Ｄ番号が前記記憶手段に記憶されている前記登録ＩＤ番
号でなければ所定の制御出力を行う制御手段とを備えた
車両用防盗装置において、 前記制御手段は、ＩＤ番号の登録モード時に前記ＩＤ読
み出し手段により読み出されたＩＤ番号がすでに前記記
憶手段に記憶されている前記登録ＩＤ番号であれば前記
ＩＤ番号の登録モードを解除することを特徴とする車両
用防盗装置。 - 【請求項４】 使用するキーのＩＤ番号を読み込み、そ
のＩＤ番号が予め登録されたＩＤ番号でない時は車両の
走行を阻止する車両用防盗装置のＩＤ番号登録方法にお
いて、 ＩＤ番号を登録するための登録モードが設定されている
時に、読み込まれたＩＤ番号がすでに登録されているＩ
Ｄ番号であれば前記登録モードを解除することを特徴と
する車両用防盗装置のＩＤ番号登録方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8177894A JP2697605B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 車両用防盗装置および車両用防盗装置のｉｄ番号登録方法 |
| GB9507175A GB2288898B (en) | 1994-04-20 | 1995-04-06 | Antitheft apparatus for automotive vehicle |
| DE1995114074 DE19514074C2 (de) | 1994-04-20 | 1995-04-13 | Diebstahlsicherung für Kraftfahrzeuge und Verfahren, um in ihr Identifikationsnummern zu speichern |
| US08/423,482 US5635900A (en) | 1994-04-20 | 1995-04-19 | Antitheft apparatus for automotive vehicle and method of registering ID No. therein |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8177894A JP2697605B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 車両用防盗装置および車両用防盗装置のｉｄ番号登録方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07288872A JPH07288872A (ja) | 1995-10-31 |
| JP2697605B2 true JP2697605B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=13755945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8177894A Expired - Lifetime JP2697605B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 車両用防盗装置および車両用防盗装置のｉｄ番号登録方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5635900A (ja) |
| JP (1) | JP2697605B2 (ja) |
| DE (1) | DE19514074C2 (ja) |
| GB (1) | GB2288898B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7868736B2 (en) | 2004-01-26 | 2011-01-11 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Security device, vehicle authentication device, method and program |
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| IT1276081B1 (it) * | 1995-11-06 | 1997-10-24 | Ducati Energia Spa | Accensione elettronica con antifurto combinato |
| JP3693725B2 (ja) * | 1995-11-24 | 2005-09-07 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | トランスポンダを用いた自動応答システム |
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| DE19606265C2 (de) * | 1996-02-21 | 1999-09-30 | Opel Adam Ag | Diebstahlsicherungseinrichtung für Kraftfahrzeuge sowie Verfahren zur Diebstahlsicherung |
| JPH09268819A (ja) * | 1996-03-29 | 1997-10-14 | Tokai Rika Co Ltd | 車両用ドアロック制御装置 |
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| US10628643B2 (en) | 2017-09-28 | 2020-04-21 | Griffen Security Llc | Vehicle immobilizer |
| CN114162080B (zh) * | 2021-12-14 | 2022-10-04 | 深圳市星卡科技股份有限公司 | 防盗钥匙匹配方法、装置和计算机设备 |
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| FR2635809B1 (fr) * | 1988-08-24 | 1990-11-23 | Samokine Georges | Systeme d'echange d'informations entre un objet portatif comme une cle, et un dispositif d'echange |
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-
1994
- 1994-04-20 JP JP8177894A patent/JP2697605B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-04-06 GB GB9507175A patent/GB2288898B/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-04-13 DE DE1995114074 patent/DE19514074C2/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-04-19 US US08/423,482 patent/US5635900A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07288872A (ja) | 1995-10-31 |
| GB2288898A (en) | 1995-11-01 |
| US5635900A (en) | 1997-06-03 |
| GB9507175D0 (en) | 1995-05-31 |
| DE19514074A1 (de) | 1995-10-26 |
| DE19514074C2 (de) | 1997-07-10 |
| GB2288898B (en) | 1997-07-16 |
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