JP2696169B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は移動誘導を行うナビゲーション装置に関し、
特にディスプレイに表示される地図情報に含まれていな
い道路を移動したときにその移動軌跡を記憶し、それを
必要に応じてディスプレイに地図情報とともに表示でき
るようにしたものに関する。 〔従来技術〕 自動車等の車両用ナビゲーション装置は、主要交差点
やインターチェンジなどの道路案内情報つまり地図情報
を複数のエリアに分割して固定情報としてその制御装置
内に備え、走行等の以上中における所望の走行エリア地
図情報をCRTなどの表示器に表示することにより、運転
者の走行を誘導するようにしたものである。 近年、このナビゲーション装置において、所望の走行
エリア地図情報をCRTに表示させると共に、出発地点か
ら目的地に至る往路の走行軌跡情報を現在走行中のエリ
アの地図情報にラップして表示するようにし、往路の走
行軌跡情報に基いて帰路の走行を誘導するようにしたも
のが知られている。 更に、例えば特願昭60−282346号公報には、走行中の
現在位置を検出すると共に、検出された現在位置に応じ
た現在走行中のエリアの地図情報を自動的に表示器に表
示するようにし、今回走行中の走行軌跡情報を地図情報
にラップして表示するようにしたナビゲーション装置が
記載されている。 上記従来の車両用等の移動誘導を行うナビゲーション
装置においては、地図情報記憶手段に記憶している地図
情報が固定的に定まっていることから、地図情報に含ま
れていない新設道路や間道の近道を走行するときにはナ
ビゲーション装置を有効に活用できないという問題があ
った。例えば、地図情報に含まれていない新設道路など
を発見して走行したとしても、それをナビゲーション装
置のディスプレイに表示できないので、次回の走行時に
は記憶に頼って走行しなければならず、途中で道に迷っ
たり不安感を抱いて走行するなどの問題があった。 そこで、例えば、特開昭63−91512号公報には、地図
上に無い道路を走行を走行した際の走行軌跡を全て記憶
しておいて、そのエリアを走行する際には、地図情報と
過去の走行軌跡情報とをディスプレイに表示するように
したナビゲーション装置が提案されている。また、特開
昭64−70900号公報には、走行中に又は走行完了後に軌
跡登録スイッチをON操作することにより、その走行軌の
走行開始点以降の走行軌跡を記憶し、その後の走行の
際、登録軌跡表示スイッチをONすることにより記憶して
いた走行軌跡を地図情報とラップさせてディスプレイに
表示するようにしたナビゲーション装置が提案されてい
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記特開昭63−91512号公報の装置では、地図情報記
憶部の地図に無い道路を移動するとその移動軌跡情報が
全て記憶され、その後の移動の際に表示されてしまうの
で、地図に無い道路を繰り返し移動する毎に、その移動
軌跡情報が繰り返し無駄に記憶されてしまうこと、その
エリアを移動する際にはそれら重複した移動軌跡情報が
ディスプレイに表示されるので見にくくなること、等の
問題がある。特開昭64−70900号公報の装置では、移動
中に又は移動完了後に軌跡登録スイッチをON操作するこ
とで、移動軌跡を記憶できるものの、移動軌跡の特定の
区間を指定して記憶する必要のある部分のみを記憶する
ことができないという問題がある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明に係るナビゲーション装置は、第1図の機能ブ
ロック図に示すように、移動誘導のため複数エリアの地
図情報を記憶した地図情報記憶手段と、現在位置を検出
する現在位置検出手段と、地図情報を表示可能なディス
プレイを有する表示手段と、現在位置検出手段からの情
報に基いてその情報と現在移動中のエリアの地図情報と
現在移動中の移動軌跡とを表示手段に表示させる表示制
御手段とを備えたナビゲーション装置において、上記地
図情報に含まれていない道路における過去の移動軌跡情
報を記憶させる為の移動軌跡記憶手段と、上記ディスプ
レイに表示された現在移動中の移動軌跡の区間を指定し
て移動軌跡記憶手段に記憶させる指定手段と、移動軌跡
記憶手段から受ける移動軌跡情報を前記表示制御手段で
表示した地図情報と重ねてディスプレイに表示させる移
動軌跡表示制御手段と、操作者による操作を介して、移
動軌跡記憶手段に記憶した移動軌跡情報のうち現在移動
中且つ表示中のエリアにおける移動軌跡情報を表示させ
るよう上記移動軌跡表示制御手段にその作動を指令する
操作手段とを備えたものである。 〔作用〕 本発明に係るナビゲーション装置においては、道路を
移動中に現在位置検出手段により現在位置が検出される
と、その現在位置の情報に基いて地図情報記憶手段に記
憶されている複数エリアの地図情報のうちから現在移動
中のエリアの地図情報が表示制御手段によって読出さ
れ、その地図情報が現在位置情報及び現在移動中の移動
軌跡とともにディスプレイに表示される。 上記地図情報記憶手段の地図情報に含まれていない道
路を移動したときには、その過去の移動軌跡情報が移動
軌跡記憶手段に記憶される。この場合、指定手段がディ
スプレイに表示された現在移動中の移動軌跡の区間を指
定し、その指定した区間の移動軌跡情報のみを移動軌跡
記憶手段に記憶させる。 操作者による操作を介して、操作手段により、移動軌
跡記憶手段に記憶した移動軌跡情報のうち現在移動中且
つ表示中のエリアにおける全ての移動軌跡情報を表示さ
せるよう移動軌跡表示制御手段に指令が出されると、移
動軌跡表示制御手段は、移動軌跡記憶手段から受ける過
去の移動軌跡情報であって現在移動中且つ表示中のエリ
アにおける移動軌跡情報を、表示制御手段で表示されて
いる地図情報に重ねてディスプレイに表示させる。上記
移動軌跡表示制御手段は操作手段により作動を指令され
たときのみ作動するので、移動軌跡情報を必要に応じて
表示させることが可能である。 〔発明の効果〕 本発明に係るナビゲーション装置によれば、以上説明
したように地図情報に含まれていない移動軌跡を登録
し、地図情報に重ねてディスプレイに表示可能とし、地
図情報にない移動軌跡を順次補充してナビゲーション装
置の有用性を高める機能を確保しつつも、ディスプレイ
に表示された現在移動中の移動軌跡の区間を指定して移
動軌跡記憶手段に記憶させる指定手段を設けたので、地
図に無い新設の道路や間道を移動した場合には、その移
動軌跡のうちの所望の区間を指定して移動軌跡記憶手段
に記憶させることができるので、記憶させる必要のある
移動軌跡のみを無駄なく記憶させることができ、ディス
プレイに同一の移動軌跡を多重に表示して見にくくなる
のを確実に防止できる。 しかも、移動軌跡記憶手段から受ける移動軌跡情報を
前記表示制御手段で表示し地図情報と重ねてディスプレ
イに表示させる移動軌跡表示制御手段を設け、操作者に
よる操作を介して、移動軌跡記憶手段に記憶した移動軌
跡情報のうち現在移動中且つ表示中のエリアにおける移
動軌跡情報を表示させるよう上記移動軌跡表示制御手段
にその作動を指令する操作手段を設けたので、記憶した
移動軌跡を表示する必要のある場合だけ操作手段を操作
して操作者の意思に応じて表示させることができる。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。 本実施例においては、ディスプレイに表示されたエリ
ア地図情報に表示されていない道路を走行した走行軌跡
を運転者(ユーザー)独自の道路として記憶するように
し、必要に応じてそのユーザー道路を表示されている地
図情報とともにディスプレイに合成して表示するように
したものである。 先ず、車両用ナビゲーション装置(以下、ナビゲーシ
ョン装置という)の制御系のブロック図について、第2
図に基いて説明する。 受信装置1は自動車に設けたアンテナを介して自動車
の現在位置を検出するための情報を通信衛星(GPS)か
ら受信するためのものである。CDプレーヤ2には、通常
のコンパクトディスク及びCD−ROM3のいずれも装着し得
るようになっている。このCD−RAM3には、日本測地系に
よる地図が複数のエリアに分割され、その分割された複
数のリエア地図データ(情報)が夫々エリアコードと共
に記憶されている。そして、CDプレーヤ2にはCDプレー
ヤドライバ4が接続されている。 表示機構5は、表示用RAMを搭載したディスプレイコ
ントローラ6とCRTディスプレイ(以下、CRTという)7
とで構成されている。 ディスプレイコントローラ6は、制御装置12の入出力
インターフェイス16から出力される表示データを表示用
RAMに書込むと同時に、その表示データに応じた表示信
号をCRT7に出力する。 キーボード8には、車両の現在位置をCRT7に表示され
たエリア地図情報の道路表示位置に合致させて表示する
補正モードを設定する補正モード設定スイッチ、エリア
地図データに格納されていない道路を走行した走行軌跡
をユーザー道路として記憶させる操作の開始を指令する
道路記憶開始キー、ユーザー道路の記憶開始点(始点)
を設定する始点設定キー、ユーザー道路の記憶終了点
(終点)を設定する終点設定キー、ユーザー道路データ
をDAT(ディジタル・オーデオ・テープ)10に記憶させ
る道路記憶指令キー、ユーザー道路に関するコメントの
入力開始を指令するコメント入力開始キー、コメントの
入力終了を指令するコメント入力終了キー、コメントの
表示位置を設定するコメント表示位置設定キー、コメン
トデータとコメント表示位置データとをDAT10に記憶さ
せるコメント記憶指令キー、所望のユーザー道路データ
及びコメントデータを表示させるために設定する表示対
象範囲の左上の点を設定する第1設定位置設定キー及び
表示対象範囲の右下の点を設定する第2設定位置設定キ
ー、DAT10に記憶しており且つ表示対象範囲内のユーザ
ー道路データ及びコメントデータをCRT7に表示させるユ
ーザー道路表示キー、CRT7に表示された地図上で所望の
位置を指示するマーカー(記号「+」で表示)を上方、
下方、左方、右方へ夫々移動させるためのマーカー移動
キー、コメントを入力するための文字キーや図形キーな
どが設けられている。 レコーダ9には、カセットテープ及びDAT10のいずれ
もが装着し得るようになっている。このDAT10には、複
数のユーザー道路データ及び複数のコメントデータが記
憶される。尚、各ユーザー道路データには、ユーザー道
路データに加えてユーザ道路データの始点位置及び終点
位置が記憶される。そして、レコーダ9にはレコーダド
ライバ11が接続されている。 制御装置12は、CPU(中央演算装置)13とCPU13にデー
タバスなどを介して接続されたROM(リード・オンリ・
メモリ)14とRAM(ランダム・アクセス・メモリ)15と
入出力インターフェイス16とで構成されている。 入出力インターフェイス16には、受信装置1とCDプレ
ーヤドライバ4とディスプレイコントローラ6とキーボ
ード8とレコーダドライバ11とが夫々接続されている。 RAM14には、受信装置1で受信されたGPS測地系の位置
情報をCRT7に表示させるため日本測地系の位置情報を変
換する変換テーブルと、表示機構5を制御する制御プロ
グラムと、CD−プレーヤ2を制御する制御プログラム
と、レコーダ9を制御する制御プログラムと、後述のナ
ビゲーション制御の制御プログラムなどが記憶されてい
る。RAM15には、自動車が走行を開始した位置から現在
の走行位置に至る走行軌跡データを一時的に記憶する走
行データメモリ、カウンタn、CPU13で演算した演算結
果を一時的に記憶する各種メモリとが設けられている。 次に、制御手段12で行われるナビゲーション制御のル
ーチンについて、第3図(a)・(b)のフローチャー
トに基いて説明する。尚、図中Si(i=1、2、3、・
・・)は各ステップを示すものである。 ナビゲーション装置の電源スイッチが投入されてこの
制御が開始されるとS1へ移行し、走行データメモリやタ
イマーなどをクリアするなどの初期設定が実行されてS2
へ移行する。S2では、受信装置1で受信されたGPS測地
系による自動車の位置情報が読込まれ、ROM14の変換テ
ーブルを介して日本測地系における走行を開始する現在
位置(X0,Y0)が求められる。S3において、現在位置(X
0,Y0)とCD−ROM3のエリアコードとに基いて現在位置に
対応するエリア地図データがCD−ROM3から読出され、S4
では読出されたエリア地図情報がCRT7に表示される。S5
では、補正モードスイッチがON状態か否かが判定され、
ON状態のときにはS6へ移行する。S6では、現在位置
(X0,Y0)のデータとエリア地図データとに基いて現在
位置を現在位置に最も近い道路表示位置に合致するよう
に現在位置データが補正され、S7において表示されたエ
リア地図上にその補正された現在位置を記号「●」によ
りラップして表示すると共に、現在位置の位置データは
座標データとしてRAM15の走行データメモリに書込まれ
る。このとき、CPU13は入出力インターフェイス16を介
してディスプレイコントローラ6にエリア地図データを
出力し、ディスプレイコントローラ6はそのエリア地図
データを表示用RAMに書込むと同時に、エリア地図デー
タに対応する表示信号をCRT7に出力する。尚、S5におい
て補正モードスイッチがOFF状態のときにはS7へ移行す
る。例えば、第4図(a)に示すように、現在位置に対
応するエリア地図と現在位置を示す記号「●」と合成さ
れてCRT7に表示される。 S8では、道路記憶開始キーが操作されたか否かが判定
され、操作されていないときにはS9へ移行する。S9で
は、コメント入力開始キーが操作されたか否かが判定さ
れ、操作されていないときにはS10へ移行する。S10で
は、ユーザー道路表示キーが操作されたか否かが判定さ
れ、操作されていないときにはS11へ移行する。 S11において、例えば車速センサからの信号に基い
て、現在走行しているか否かが判定され、走行している
ときにはS12へ移行する。S12では、所定時間(例えば1
分)を計測するソフトタイマーの計測が開始され、S13
において所定時間が経過したか否かが判定され、所定時
間が経過していないときには、S8〜S13が繰り返され
る。そして、所定時間が経過したときにはS14へ移行す
る。S14〜S19は走行軌跡をCRT7に順次表示するためのス
テップであり、S14では現在の走行位置(Xn,Yn)が求め
られる。S15において、補正モードスイッチがON状態か
否かが判定され、ON状態のときにはS16へ移行する。S16
では、現在位置(X0,Y0)のデータとエリア地図データ
とに基いて現在位置を現在位置に最も近い道路表示位置
に合致するように現在位置データが補正され、S17では
今求めた現在の走行位置データは座標データとしてRAM1
5の走行データメモリに書込まれる共に、表示用RAMにも
書込まれ、走行を開始した位置(X0,Y0)から現在の走
行位置(Xn,Yn)に至る走行軌跡がCRT7に表示される。S
18では、カウンタnのカウンタ値n(n=0〜n)がイ
ンクリメントされ、次のS19においてタイマーがリセッ
トされる。例えば、第4図(b)に示すようにS11〜S19
が複数回繰り返されたときには、所定時間毎に表示され
る記号「●」の連続により走行軌跡が表示される。尚、
現在の走行位置(Xn,Yn)の座標データと1つ前の走行
位置(Xn-1,Yn-1)の座標データとを比較することによ
り、現在の走行位置(Xn,Yn)における進行方向が記号
「▲」で点滅表示される。 ここで、エリア地図データに格納されていない新設さ
れた道路を走行するときには、補正モードスイッチがOF
F側に切換えられる。そして、目的地まで走行が続行さ
れたときには、CRT7に表示されていない新設道路を区間
においても記号「●」により走行軌跡が表示される。例
えば、第4図(b)・(c)に示すように、CRT7に表示
されていない点uから点vに至る新設道路の区間にも記
号「●」により走行軌跡が表示される。次に第4図
(b)における点uから点vに至る新設道路のデータを
記憶しておくために、道路記憶開始キーを操作すると、
S8からS20へ移行し、CRT7にマーカーが表示され、次にS
21ではマーカー移動キーを操作してマーカーを始点位置
(点uの位置)移動させてから始点設定キーを操作する
と、S22を経てS23へ移行する。上記と同様にマーカー移
動キーを操作してマーカーを終点位置(点vの位置)へ
移動させてから終点設定キーを操作すると、S24を経てS
25へ移行する。 S25では、上記始点と終点等で設定された区間の走行
軌跡情報のみが第4図(d)に示すようにCRT7に表示さ
れ、その表示を確認して道路記憶指令キーを操作する
と、S26を経てS27へ移行する。S27においては、上記設
定された区間の走行軌跡データ(始点位置データと終点
位置データとを含む)がレコーダ9のユーザー道路メモ
リ記憶される。尚、上記走行軌跡データはエリアコード
で分類して記憶される。上記S27からS9へ移行する。 次に上記のようにして登録記憶させた新設道路に「近
道」、「舗装道路」、「悪路」、「坂道」などのコメン
トを付けるために、コメント入力開始キーを操作する
と、S9からS28へ移行する。S28ではキーボード8の文字
キーや図形キーを操作してコメントを入力し、次にS29
にてコメント入力終了キーを操作するとS30へ移行し、S
30においてCRT7にマーカーが表示され、次にS31ではマ
ーカー移動キーを操作してマーカーをコメント表示位置
へ移動させる。次にコメント表示位置設定キーを操作す
るとS32を経てS33へ移行し、S33では第4図(e)に示
すように上記入力設定されたコメント(例えば、「舗装
道路」)が設定された表示位置に表示され、次にコメン
ト記憶指令キーを操作するとS34を経てS35へ移行し、S3
5ではコメントデータとコメント表示位置データ〔例え
ば、コメントの先頭文字の位置(XC、YC)〕がユーザー
道路メモリ内に前記走行軌跡データと対応づけて記憶さ
れ、S35からS8へ移行する。次に、S36〜S44は上記ユー
ザー道路メモリに記憶している新設道路のデータ及びコ
メントを読出してCRT7に表示するステップである。第4
図(f)に示すように、前記新設道路(点u〜点v)の
付近を走行中にユーザー道路表示キーを操作すると、S1
0からS36へ移行し、S36にてCRT7にマーカーが表示され
る。次にマーカー移動キーを操作してマーカーをユーザ
ー道路表示対象範囲の第1設定位置(第4図(f)のa
点)へ移動させて第1設定位置設定キーを操作すると、
S38を経てS39へ移行し、S39では上記同様にマーカー移
動キーを操作してマーカーをユーザー道路表示対象範囲
の第2設定位置(第4図(f)のb点)へ移動させ、次
に第2設定位置設定キーを操作するとS40を経てS41へ移
行し、S41では上記2点で設定された対象範囲に含まれ
る走行軌跡データがユーザー道路データメモリに格納さ
れているか否か判定され、データがあればS42へ移行し
てその走行軌跡データの道路情報がCRT7に表示され(第
4図(g)参照)、次にS43にて上記対象範囲に含まれ
るコメントデータ(上記走行軌跡データに付随するコメ
ントデータ)があるか否か判定され、Yesのときにはそ
のコメントもCRT7に表示され、S44からS8へ移行する。
尚、第4図(h)は上記のようにCRT7に表示された新設
道路の情報に従って、該新設道路を走行していった場合
の表示例である。 上記ナビゲーション装置においては、ユーザー道路表
示対象範囲を指定するように構成したが、現在走行中の
エリアの地図情報が表示されたときにユーザー道路デー
タメモリに格納されそのエリアコードを有する走行軌跡
データを自動的に合成して表示するようにしてもよい
し、エリア地図情報が表示されたときにそのエリアに含
まれる走行軌跡データの有無を自動的に表示させるよう
にしてもよい。また上記実施例のように走行軌跡データ
を記憶するときに始点・終点を設定するのが煩しいの
で、補正モード解除後の走行軌跡データをユーザー道路
データメモリに自動的に格納するようにしてもよいし、
また補正モードの設定の有無に拘らず現在位置が地図上
の道路から所定距離以上離れたときには地図情報に含ま
れていない道路であると判断してそれ以降の走行軌跡デ
ータをユーザー道路データメモリに自動的に格納するよ
うにしてもよい。 上記実施例に係るナビゲーション装置によれば、エリ
ア地図情報に含まれていない道路を走行した場合に、そ
の走行軌跡データ及びコメントデータを記憶しておき、
それをエリア地図情報にラップさせて表示させることが
出来るので、各ユーザーの必要性にマッチした充実した
地図情報を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の構成を示す機能ブロック図、第2図〜
第4図は本発明の実施例を示すもので、第2図はナビゲ
ーション装置の制御系のブロック図、第3図(a)・
(b)はナビゲーション制御のルーチンのフローチャー
ト、第4図(a)〜(h)は夫々ナビゲーション制御を
説明する説明図である。 1……受信装置、3……CD−ROM、5……表示機構、7
……CRTディスプレイ、8……キーボード、9……レコ
ーダ、10……DAT、12……制御装置、13……CPU、14……
ROM。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−48091(JP,A) 特開 昭58−70125(JP,A) 特開 昭63−91512(JP,A) 特開 昭64−70900(JP,A) 特開 昭62−140080(JP,A) 特開 昭57−160011(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.移動誘導のため複数エリアの地図情報を記憶した地
    図情報記憶手段と、現在位置を検出する現在位置検出手
    段と、地図情報を表示可能なディスプレイを有する表示
    手段と、現在位置検出手段からの情報に基いてその情報
    と現在移動中のエリアの地図情報と現在移動中の移動軌
    跡とを表示手段に表示させる表示制御手段とを備えたナ
    ビゲーション装置において、 上記地図情報に含まれていない道路における過去の移動
    軌跡情報を記憶させる為の移動軌跡記憶手段と、 上記ディスプレイに表示された現在移動中の移動軌跡の
    区間を指定して移動軌跡記憶手段に記憶させる指定手段
    と、 移動軌跡記憶手段から受ける移動軌跡情報を前記表示制
    御手段で表示した地図情報と重ねてディスプレイに表示
    させる移動軌跡表示制御手段と、 操作者による操作を介して、移動軌跡記憶手段に記憶し
    た移動軌跡情報のうち現在移動中且つ表示中のエリアに
    おける移動軌跡情報を表示させるよう上記移動軌跡表示
    制御手段にその作動を指令する操作手段と、 を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
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