JP2693644B2 - エアバッグ・アセンブリ - Google Patents

エアバッグ・アセンブリ

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JP2693644B2 JP5507800A JP50780092A JP2693644B2 JP 2693644 B2 JP2693644 B2 JP 2693644B2 JP 5507800 A JP5507800 A JP 5507800A JP 50780092 A JP50780092 A JP 50780092A JP 2693644 B2 JP2693644 B2 JP 2693644B2
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Description

【発明の詳細な説明】 関連分野 アメリカ合衆国の目的のために、本件出願はアセンブ
リのエアーバッグ反応カン構造および方法という題名で
あって、1991年10月21日出願された米国特許出願07/78
0,260号の一部継続出願である。この先行出願の全体の
開示が、参考として本明細書に組み込まれる。
発明の分野 本発明は、反応装置が形成される際に、インフレータ
やエアバッグが反応装置に連結されるエアバッグ・アセ
ンブリに関する。
発明の背景および摘要 エアバッグ・アセンブリは一般に、クラッシュすなわ
ち衝突の際に、乗り物に乗っている人を保護するために
乗物に装着される。代表的なエアバッグ・アセンブリ
は、反応装置、反応装置に連結されたエアバッグおよび
反応装置に連結されたインフレータを備える。乗物の構
造部品に反応装置を取り付けることによって、エアバッ
グ・アセンブリは一般に、乗物の中に装着される。
過去においては、エアバッグ・アセンブリを組立てる
ために、種々の方法が、開発された。米国特許4,915,41
0号(Bachelder)には、エアバッグ・アセンブリを組立
てるために、たとえば、エアバッグおよびカバーが、反
応プレートに固定される。その後、インフレータはエア
バッグ・アセンブリを完成させるために反応プレートに
取り付けられる。インフレータの取り付けは、インフレ
ータを反応プレートの中に形成し、そしてクレードルの
中にインフレータを固定する段階を含む。
また、米国特許の出願シリアル番号07/694,664(1991
年4月12日出願本件の譲受人に譲渡された)に開示され
た「エアーバッグ・インフレータおよび方法」において
は、エアバッグが反応カン内に設けられ、かつ該反応カ
ンに取り付けられる。その後、インフレータの一部が、
反応カンのスロット内に挿入され、インフレータの残り
の部分が、反応カンの外側面に取り付けられる。
また、Riskoの米国特許4,153,273号に開示されたエア
バッグ・アセンブリを組立てるために、エアバッグは反
応カンの空所の中に最初に配置される。それからインフ
レータは空所に挿入され、反応カンに連結される。Risk
oの反応カンの中でのエアバッグの配置は、反応カンに
エアバッグを取り付けるために、インフレータがエアバ
ッグの一部をトラップするようになされている。
また更に、米国特許4,842,300号(Ziomek et al.)に
開示されたエアバッグ・アセンブリを組み立てるには、
エアバッグを反応カンに挿入し、そして次に、該エアバ
ッグを反応カンに連結する。インフレータは、それから
反応カンの側部開口を通して挿入され、反応カンに連結
される。
前述のエアバッグ・アセンブリにおいては、反応装置
(すなわち、反応プレートまたは反応カン)は最初に完
全なユニットとして形成され、インフレータおよびエア
バッグは完成された反応装置に連結される。対照的に、
本発明におけるエアバッグ・アセンブリにおいては、イ
ンフレータおよび/またはエアバッグは、反応装置が形
成されるときに該反応装置に連結される。
より詳細には、本発明においては、インフレータおよ
びエアバッグを含む乗物用エアバッグ・アセンブリを形
成する際に使用される装置が提供される。この装置は複
数のハウジング部材を備えており、該複数のハウジング
部材は、内部空所を画成する反応装置を形成するため
に、一緒に連結されるようになされている。ハウジング
部材は、インフレータおよび/またはエアバッグを空所
内に捕捉するように形状づけられており、且つ、ハウジ
ング部材が一緒に連結される際にインフレータおよび/
またはエアバッグを所定の向きに保持するようになされ
ている。
本発明によるエアバッグ・アセンブリの中にある種の
ものにおいては、第1及び第2のハウジング部材が、円
筒形のインフレータおよびエアバッグの双方を空所内に
捕え、そして、ハウジング部材が互いに連結される際に
空所の中でインフレータおよびエアバッグのそれぞれを
所定の向きに保持するように構成されている。インフレ
ータは複数のノズルを備えており、その配列により、膨
張流体がエアバッグに均一に導かれるようになされてい
る。エアバッグは、折り畳まれた膨張可能なバッグと、
該バッグの一部に取り付けられたリテーナとを含む。第
1及び第2のハウジング部材は、実質的に互いに同一で
あり、それぞれが、インフレータの一部を収容するため
のクレードルと、エアバッグ・リテーナの選択された部
分を収容するための通路を画成している。
これらのエアバッグ・アセンブリの1つにおいて、イ
ンフレータ収容クレードルは、ハウジング部材と一体に
形成されたばねを含む。これらのばねは、ハウジング部
材が一緒に連結される際に、インフレータの外面に係合
し、他のハウジング部材に抗してインフレータを男性的
に押圧するように位置付けられている。この特徴によ
り、異なる寸法のインフレータを、単一サイズの反応装
置を形成するための単一セットのハウジング部材で支持
することが可能になる。
これらのエアバッグ・アセンブリの別の1つにおいて
は、ハウジング部材が、該ハウジング部材が一緒に連結
される際に、インフレータとエアバッグとの間に延びる
ベンチュリ通路を形成する。ハウジング部材はまた、反
応装置が楕円形の配備開口を画成するように形状づけら
れている。このエアバッグ・アセンブリは、カバーおよ
びバンドを更に含む。そして、ハウジング部材は、バン
ドが反応装置にカバーを連結するためにカバーのまわり
で張力を与えられるように形状づけられている。
本発明による更にもうひとつのエアバッグ・アセンブ
リにおいては、第1及び第2のハウジング部材は、ハウ
ジング部材が一緒に連結される際、これらのハウジング
部材が円筒形のインフレータおよびエアバッグを空所内
に捕え、これらを空所内でそれぞれの所定の向きに保持
するようになされている。インフレータは、360°のパ
ターンで配列された複数のノズルを含む。デイフューザ
が、膨張流体をエアバッグの方へ均一に導くために設け
られる。ハウジング部材が一緒に連結される際に該ハウ
ジング部材がデイフューザを捕えて該デイフューザを空
所内で所定の向きに保持するよう、ハウジング部材を形
状づけることにより、デイフューザをエアバッグに組み
込むことができる。エアバッグは、さらに、折り畳まれ
た膨張可能なバッグと、該バッグの一部に取り付けられ
たリテーナとを含む。第1及び第2のハウジング部材
は、実質的に互いに同一であり、それぞれが、インフレ
ータの一部を収容するためのクレードルと、エアバッグ
・リテーナの選択された部分を収容するための通路を画
成している。
本発明による更にもうひとつのエアバッグ・アセンブ
リにおいては、第1及び第2のハウジング部材は、ハウ
ジング部材が一緒に連結される際に、トロイダル状のイ
ンフレータおよびエアバッグの双方を空所内に捕え、そ
してエアバッグおよびインフレータの双方を空所内にそ
れぞれ所定の向きで保持するように構成されている。エ
アバッグは、折り畳まれた膨張可能なバッグと、該バッ
グの一部に取り付けられたリテーナとを備えている。第
1及び第2のハウジング部材は、実質的に互いに同一で
あり、それぞれが、インフレータの一部を収容するため
のクレードルと、エアバッグ・リテーナの選択された部
分を収容するための通路を画成している。このアセンブ
リの変更バージョンにおいては、第1および第2のハウ
ジング部材は、ハウジング部材が一緒に連結される際、
ひとつあるいはそれ以上のトロイダル状のインフレータ
およびエアバッグを空所内に捕らえ、これらエアバッグ
およびインフレータの双方を空所内に所定の向きに保持
するように構成されている。
本発明による更にもうひとつのエアバッグ・アセンブ
リにおいては、第1および第2のハウジング部材は、ハ
ウジング部材が一緒に連結される際、エアバッグを空所
内に捕らえ、該エアバッグを空所内に所定の向きに保持
するように構成されている。エアバッグは、折り畳まれ
た膨張可能なバッグと、該バッグの一部に取り付けられ
たリテーナとを備えている。第1及び第2のハウジング
部材は、実質的に互いに同一であり、それぞれが、エア
バッグ・リテーナの選択された部分を収容するための通
路を画成している。ハウジング部材の少なくとも一つ
は、トロイダル状のインフレータの外側マウントを収容
するように構成されている。
本発明による更にもうひとつのエアバッグ・アセンブ
リにおいては、第1及び第2のハウジング部材は、ハウ
ジング部材が一緒に連結される際、これらのハウジング
部材が円筒形のインフレータを空所内に捕え、該インフ
レータを空所内で所定の向きに保持するようになされて
いる。インフレータは、360°のパターンで配列された
複数のノズルを含む。デイフューザが、膨張流体をエア
バッグの方へ均一に導くために設けられる。詳細に言え
ば、デイフューザはハウジング部材の1つに組み込まれ
る。エアバッグおよびカバーが反応装置に順次連結さ
れ、エアバッグ・アセンブリが完成される。
本発明のさらなる特徴は、以下の詳細な説明および添
付の図面から明白になるであろう。
図面の簡単な説明 図1は、本発明によるエアバッグ・アセンブリ10の斜
視図である。
図2は、エアバッグ・アセンブリ10の組み立て前の分
解斜視図である。
図3は、エアバッグ・アセンブリ10を部分的に組立て
状態の透視図である。
図4は、図1の線4−4で示す平面に沿ってとられた
エアバッグ・アセンブリ10の断面図である。
図5は、本発明によるエアバッグ・アセンブリ110の
分解図斜視図である。
図5Aは、エアバッグ・アセンブリ110の修正例(すな
わちエアバッグ・アセンブリ110′)の組み立て前の分
解斜視図である。
図6は、本発明によるエアバッグ・アセンブリ210の
側面図である。
図7は、エアバッグ・アセンブリ210の組み立て前の
分解斜視図である。
図8は、本発明によるエアバッグ・アセンブリ310の
側面図であり、一部を断面で示している。
図9は、エアバッグ・アセンブリ310の前方斜視図で
ある。
図10は、エアバッグ・アセンブリ310の修正された例
(すなわちエアバッグ・アセンブリ310′)の側面図で
あり、一部を断面で示している。
図11は、本発明によるエアバッグ・アセンブリ410の
組み立て前の分解斜視図である。
図12は、エアバッグ・アセンブリ410の部分的に組立
てた状態の斜視図である。
図13は、本発明のエアバッグ・アセンブリ410の側面
図であり、一部を断面で示している。
図14は、本発明によるエアバッグ・アセンブリ510の
斜視図である。
図15は、エアバッグ・アセンブリ510の組み立て前の
分解斜視図である。
図16は、エアバッグ・アセンブリ510の修正された例
(すなわちエアバッグ・アセンブリ510′)の頂部平面
図である。
図17は、エアバッグ・アセンブリ510のもうひとつの
修正された例(すなわちエアバッグ・アセンブリ51
0″)の頂部平面図である。
図18は、エアバッグ・アセンブリ510の更にもうひと
つの修正された例(すなわちエアバッグ・アセンブリ51
0)の頂部平面図である。
図19は、本発明によるエアバッグ・アセンブリ610の
斜視図である。
図20は、図19の線20−20で示した平面に沿つてとられ
たエアバッグ・アセンブリ610の断面図である。
図21は、エアバッグ・アセンブリ610の修正された例
(すなわちエアバッグ・アセンブリ610′)の断面図で
ある。
図22は、エアバッグ・アセンブリ610のもうひとつの
修正された例(すなわちエアバッグ・アセンブリ61
0″)の断面図である。
図23は、本発明によるエアバッグ・アセンブリ710の
組み立て前の分解斜視図である。
詳細な説明 図面を参照すると、本発明による種々のエアバッグ・
アセンブリが、示されている。詳細に言えば、エアバッ
グ・アセンブリ10は図1ないし図4に示され、エアバッ
グ・アセンブリ110は、図5−5Aに示され、エアバッグ
・アセンブリ210は図6−7に示され、エアバッグ・ア
センブリ310は図8−10に示され、エアバッグ・アセン
ブリ410は図11−13に示され、エアバッグ・アセンブリ5
10は図14−18に示され、エアバッグ・アセンブリ610は
図19−22に示され、エアバッグ・アセンブリ710は図23
に示されている。以下により詳細に説明するように、本
発明によるエアバッグ・アセンブリの各々は、一緒に連
結されるようになされた複数のハウジング部材によって
形成された反応装置を含む。各アセンブリにおいて、ハ
ウジング部材は、該ハウジング部材が一緒に連結される
際に、インフレータおよび/またはエアバッグを反応装
置の空所内に捕え、且つこれらの向きを定めるように構
成されている。このようにして、反応装置が形成される
際に、インフレータおよび/またはエアバッグは反応装
置に連結される。
エアバッグ・アセンブリ10 エアバッグ・アセンブリ10(図1−4)は、反応装置
15、円筒形のインフレータ20およびエアバッグ25を含
む。(本明細書においては、「円筒形」とは、その半径
方向の寸法よりも十分に大きな軸方向の寸法を持ってい
る構造を意味する。)反応装置15は、第1のハウジング
部材27および第2のハウジング部材28を含む。完成され
たエアバッグ・アセンブリ10の中で、ハウジング部材27
および28は、空所29および配備開口30をもつ容器を形成
する。以下により詳細に説明するように、ハウジング部
材27および28は、ハウジング部材が一緒に連結される際
に、空所29の中で円筒形のインフレータ20およびエアバ
ッグ25を捕えて、そして向きを定めるように構成され
る。図面には特に示さないが、エアバッグ・アセンブリ
10は、配備開口30のためのカバーを含んでもよい。その
ようなカバーは、エアバッグ・アセンブリ10が配備され
る際に幾つかの部分に分かれるように設計される。
第1及び第2のハウジング部材27および28は、アルミ
ニウム、鋼または他の適宜な材料を引抜き加工又は鍛造
加工することによって形成されるのが好ましい。第1の
ハウジング部材27は、ベースプレート32と、概ね平行で
ある側壁33および34と、前方壁35とを備える。(図2参
照。)。側壁33および34、並びに前方壁35は、ベースプ
レート32と一体に形成されるのが好ましい。側壁33およ
び34は、ベースプレート32の両方の側方端部から上方へ
伸長する。前方壁35は、ベースプレート32の前方端(す
なわち、完成されたエアバッグ・アセンブリ10のインフ
レータ20に最も近い端部)から上方へ伸長し、側壁33お
よび34の前部の端部相互に接続する。ベースプレート32
の後方端(すなわち、完成されたエアバッグ・アセンブ
リ10の中のエアバッグ25に最も近い端部)及び側壁33お
よび34の後方端は一緒になって、完成された反応装置15
の配備開口30を部分的に画成する後縁部36を形成する。
第1のハウジング部材27は、その周囲を少くとも部分
的に伸長するフランジ37を含む。より詳細には、フラン
ジ37は、側部壁及び端部壁33、34および35の上縁部から
直角に外方へ突出する。(図2参照)。ハウジング部材
27および28を一緒に連結するために、あるいは、反応装
置15を乗物の構造部品に連結するために、フランジ37に
孔38を設けることができる。
第1のハウジング部材27は、インフレータ支持構造40
およびエアバッグ支持構造45を更に含む。インフレータ
支持構造40は、概ねU字形状のクレードル51を備え、該
クレードルは、完成されたエアバッグ・アセンブリ10の
インフレータ20を密接に囲むような形状及び寸法になさ
れている。クレードル51は、前方壁35、並びにベースプ
レート32から上方へ突出する隆起部52によって形成され
ている。隆起部52は、後縁部36並びに前方壁35に概ね平
行に伸長するのが好ましい。
インフレータ20のある成分を収容するために、インフ
レータ支持構造40は、各々の側壁33にそれぞれ形成され
た一対の半円形のノッチ53を備えている。(ノッチ53
は、フランジ37にわずかな中断部を生ずる。)。インフ
レータ支持構造40は、また前方壁35に形成された孔54を
含む。以下により詳細に説明するように、孔54は、イン
フレータ20のある位置決め要素と協働し、インフレータ
を完成されたエアバッグ・アセンブリ10の中で確実に正
しい向きにする。
エアバッグ支持構造45は、ベース部分56並びに側部分
57および58を有する通路55を含む。ベース部分56は、ベ
ースプレート32に形成され、側部分57、58は、側壁33お
よび34に形成されている。通路55は、第1のハウジング
部材27の後縁部36に概ね平行に伸長し、エアバッグ25を
所定の向きに支持するように構成される。
インフレータ支持構造40およびエアバッグ支持構造45
は、第1のハウジング部材27と一体に形成されるのが好
ましい。例えば、ベースプレート32を適正に引抜き加工
又は鍛造加工することにより、インフレータ支持構造40
の隆起部52を形成することができる。エアバッグ支持構
造45は、通路のベース部分56をベースプレート32に引き
抜き加工又は鍛造加工し、そして通路の側部57、58を側
壁33、34に引き抜き加工または鍛造加工することによっ
て形成することができる。
第2のハウジング部材28は、第1のハウジング部材27
に実質的に同一である。それゆえに、第2のハウジング
部材28は、インフレータ支持構造65、エアバッグ支持構
造67、後縁部68、および孔70を有するフランジ69を含
む。これらの成分は、第1のハウジング部材27の成分と
類似の成分であり、したがって、図面においては特定の
成分にだけ符号を付してある。しかしながら、第2のハ
ウジング部材28は、第1のハウジング部材27の孔54に類
似の孔をその前方壁に含まない。
インフレータ20は、可燃性化学薬品混合物等の膨張流
体源(図示せず)を囲む円筒形のハウジング76を備え
る。スカイブ・ワイヤ77が、円筒形のハウジング76の1
つ端部から外方へ突出し、衝突センサ(図示せず)に電
気的に接続されている。複数の分配ノズル78が円筒形の
ハウジング76の後方部に位置している。衝突が起こる
と、点火装置(スカイブ・ワイヤ77を含む)は、化学薬
品の混合物に火をつけ、ガスの容器を開く。不活性で毒
性のない大量のガスの膨張流体(たとえば、窒素)が、
それによって開放され、ノズル78を通してインフレータ
・ハウジング76から導かれる。インフレータ・ハウジン
グ76の後方部の上のノズル78の配列が、膨張流体がエア
バッグ25に均一に導かれることを確実にする。
インフレータ20が完成されたエアバッグ・アセンブリ
10の中で正しい向きに確実に定められるようにするため
に、位置決め部材79が設けられる。位置決め部材79は、
ハウジング76の前部の部分から半径方向外方へ伸長す
る。(図4参照)。以下により詳細に説明するように、
位置決め部材79は、エアバッグ・アセンブリ10を組み立
てる間に、第1のハウジング部材27の前方壁35の孔54と
協働する。
インフレータ・ハウジング76は、本発明の譲受人に譲
渡された米国特許に説明された態様で構成することもで
きる。
エアバッグ25は、ナイロンを始めとする生地から形成
され、そして膨張流体入口を画成している口部81を含む
折り畳み式の膨張可能なバッグ80を含む。エアバッグ25
は、連続的なフレーム82の形のリテーナも含む。連続的
なフレーム82は概ね長方形であるのが好ましく、そして
平行な側部材83および84、並びに平行な頂部および底部
部材85および86を含む。フレーム82は、例えば、アルミ
ニウム、鋼または高分子材料等の比較的剛性を有する材
料から一体に形成される。連続的なフレーム82は、例え
ば、縫合又は接着剤等の適当な取り付け技術によってバ
ッグ80の口部81に取り付けられる。好ましい取り付け技
術は、「乗物用エアーバッグ・モジュールおよび組み立
て方法」と題し、本発明はの譲受人に譲渡された米国特
許出願no.07/629,427に説明されている。
エアバッグ・アセンブリ10を組み立てる際に、インフ
レータ20およびエアバッグ25は、第1のハウジング部材
27の中で最初に所定の向きに置かれる。より詳細には、
エアバッグ25の連続的なフレーム82が、エアバッグ支持
構造45の通路55の中に適切に置かれる。(図5参照)。
適切に置かれると、フレームの底部部材86は、通路55の
ベース部分56の中に位置する(図4参照)。また、フレ
ーム側部材83および84は、通路55の側部分57および58の
中に部分的に位置し、そこから上方へ突出する。
インフレータ20が第1のハウジングの中に所定の向き
で置かれると、インフレータ支持構造40のクレードル51
の中に正しく置かれる(図2参照)。この位置において
は、インフレータ20のスカイブ・ワイヤ77が、側壁33の
ノッチ53または側壁34のノッチ53を通って外方へ伸長す
る。また、インフレータ・ハウジングから半径方向外方
へ伸長する位置決め部材79は、第1のハウジング部材27
の前方壁35に位置する孔54に収容される。位置決め部材
79および孔54の位置決めが、インフレータ20の1つの向
きだけを許す。この向きにおいて、スカイブ・ワイヤ77
は、側壁33のノッチ53を通って伸長し、そして、他の向
きにおいては、スカイブ・ワイヤ77は、側壁34のノッチ
53を通って伸長する。この向きにおいては、更に、分配
ノズル78は、配備開口30に対して正しく置かれる。もし
必要または望ましいならば、ナット95(またはもうひと
つの適当な固定具)を位置決め部材79に設けることがで
きる。
インフレータ20およびエアバッグ25が第1のハウジン
グ部材27の中に正しく置かれたならば、第2のハウジン
グ部材28は、第1のハウジング27に隣接して(あるい
は、図示の向きにおいては被嵌される)おかれる。より
詳細には、第2のハウジング部材28は、インフレータ20
およびエアバッグ25が空所29の中で所定の向きで支持さ
れるような態様で、第1のハウジング部材27に整合され
る。これらの所定の向きの中で、インフレータ20は、第
1及び第2のインフレータ支持構造40および65のクレー
ドルの間に支持され、一方エアバッグ25は、第1及び第
2のエアバッグ支持構造45および67の通路の間に支持さ
れる。第1及び第2のハウジング部材27および28がこの
様に整合されると、周囲のフランジ37および69が隣接し
て並置され、孔38および70は互いに整合される。
次に、第1及び第2のハウジング部材27および28は、
適当な方法を使って一緒に連結される。たとえば、通常
のファスナー(たとえば、リベット96)を孔38および70
に挿入してもよい。これに加えてあるいはその代わり
に、フランジ37および69の縁部を一緒にかしめられても
よい。いずれにしても、フランジ37および69の外部の垂
線突起が、自動化された大量生産組み立て技術によっ
て、ハウジング部材27および28の一緒に連結するのを容
易にする。
エアバッグ・アセンブリ110 エアバッグ・アセンブリ110(図5)は、反応装置、
円筒形のインフレータ120およびエアバッグ125を含む
(ここにおいても、本明細書においては、「円筒形」と
は、その半径方向の寸法よりも十分大きな軸方向の寸法
を持っている構造を意味する)。反応装置は、第1のハ
ウジング部材127および第2のハウジング部材128を含
む。これらのハウジング部材は、ハウジング部材が一緒
に連結されると、反応装置の空所の中で円筒形のインフ
レータ120およびエアバッグ125を捕えて、そして向きを
定めるように構成される。
ハウジング部材127、128、従ってエアバッグ・アセン
ブリ110の反応装置は、エアバッグ・アセンブリ10の成
分と類似している。たとえば、第1のハウジング部材12
7は、インフレータ支持構造140およびエアバッグ支持構
造145を含む。第2のハウジング部材128は、インフレー
タ支持構造165およびエアバッグ支持構造167を含む。
エアバッグ支持構造145および167は、エアバッグ・ア
センブリ10のエアバッグ支持構造45および67に実質的に
同一である。しかし、インフレータ支持構造140および1
65は、エアバッグ・アセンブリ10のインフレータ支持構
造40および65とわずかに異なる。詳細に言えば、第1の
ハウジング127の側壁133の半円形のノッチ153、並び
に、第2のハウジング部材128の対応する側壁の半円形
のノッチは、単にスカイブ・ワイヤのための出口として
機能するのではなく、インフレータ・ハウジングの一部
を収容する寸法になされる。また、インフレータ支持構
造140のクレードルは、エアバッグ・アセンブリ110のあ
る配向成分を収容する(第1のハウジング部材127のト
ラフは図示されていないが、第2のハウジング部材128
のトラフ168は図示されている)。半円形のノッチは、
第1のハウジング部材127の側壁134には設けられておら
ず、また、半円形のノッチも同様に第2のハウジング部
材128の対応する側壁に設けられていない。また、第1
のハウジング部材127の前方壁135は、エアバッグ・アセ
ンブリ10の前方壁35のインフレータ整合孔54に類似の孔
を含まない。
インフレータ120は、膨張流体源(図示せず)を含む
円筒形のハウジング176を備える。図示のインフレータ1
20においては、円筒形のハウジング176は瓶形状で、ネ
ック176aを含む。膨張流体源は、アルゴン、窒素又は空
気等の与圧された不活性の毒性の無い気体を含むのが好
ましく、該気体は、加熱されるかあるいは可燃物材料の
混合物で補われてもよい。
スカイブ・ワイヤ177は、ネック176aの先端から外方
へ突出し、衝突センサ(図示せず)に電気的に接続され
る。複数の分配ノズル178が、瓶形状のハウジング176の
ネック176aの周囲に位置している。衝突が起こると、36
0°のパターンでノズル178の中を流れるように、作動ア
センブリ(スカイブ・ワイヤ177を含む)が予圧された
膨張流体を解放する。流体フローのこのパターンが、中
性のスラスト・インフレータであるインフレータ120を
生ずる。
分配ノズル178が(インフレータ20のようにハウジン
グの後方部にだけ設けられるのとは床なり)、インフレ
ータ・ハウジング176の周囲で360°のパターンで配列さ
れるので、膨張流体はエアバッグ125の方へすべて導か
れない。このように、エアバッグ125に均一に膨張流体
を導くために設計されるデイフューザに関連してインフ
レータ120を始めとするインフレータがしばしば使われ
る。図示のエアバッグ・アセンブリ110においては、後
に詳述するように、デイフューザがエアバッグ125に組
み込まれる。しかしながら、代替例においては、デイフ
ューザをインフレータ・ハウジングに組み込むことがで
きる。別の代替例においては、インフレータ・ハウジン
グを包囲する寸法を有する別個の円筒形のデイフューザ
を設ける(例えば、本発明の譲受人に譲渡された米国特
許no,5,131,680参照)。いくらかのインフレータにおい
ては、デイフューザを必要としない点に留意する必要が
ある。
エアバッグ125は、折り畳み式の膨張可能なバッグ18
0、長方形の連続的なフレーム182の形態のリテーナ、お
よびデイフューザ・プレート188を含む。バッグ180およ
び連続的なフレーム182は、エアバッグ・アセンブリ10
のバッグ80およびフレーム82と概ね同じ全体的な形状及
び構造を有している。デイフューザ・プレート188は、
フレーム182と同じ材料で形成しても良い(すなわち、
アルミニウム、鋼、または高分子材料)。図示のエアバ
ッグ・アセンブリ125においては、プレート188は、フレ
ームの頂部、底部及び側部材を相互に接続するような態
様で、連続的なフレーム182と一体に形成されるかある
いは該フレームに取り付けられる(もし必要または所望
であるならば、プレート188は、部分的なカバーを構成
することができる。)。プレート188は、複数の開口す
なわちスロット189を含む。完成されたエアバッグ・ア
センブリ110の中で、プレート188およびインフレータ支
持構造140および167は、インフレータ120のまわりに混
合室を一緒に形成する。このようにして、膨張流体は、
360°のパターンでノズル178を通り、デイフューザ・プ
レート188の開口189を通って混合室の中へ更にバッグ18
0の中へ流れる。
フレームに構成されたデイフューザ・プレート188を
有する連続的なフレーム182を、フレーム82をバッグ80
に取り付けるのと同じ態様でバッグ180に取り付けても
よい。代わりに、図示のように、バッグ180の口部が例
えばリベット(図示せず)の如き適当なファスナーによ
ってフレーム82に取り付けられてもよいように、孔190
を、連続的なフレーム182の中に設けてもよい。後者の
取り付け方法を用いる場合には、バッグ180は、その口
部のまわりに溶接されるのが好ましい。
フレーム182に取り付けられていたデイフューザの代
わりに、別個のデイフューザ・プレートは、前方へ伸長
している周囲のフランジによって形成されるはずであ
る。完成されたエアバッグ・アセンブリ110の中で、フ
ランジはエアバッグ支持構造145および167によって形成
されたフレーム182および長方形の通路の間に捕えられ
る。エアバッグ125のこの変更例においては、デイフュ
ーザ・プレートは、互いに連結されたハウジング部材12
7および128によって捕捉され且つその向きを決められ
る。
エアバッグ・アセンブリ110は、取付けクッション192
およびガスシール/取り付けクッション193を更に含
む。取付けクッション192は、可撓性の材料でできてい
るリングのような構造である。完成されたエアバッグ・
アセンブリ110においては、取付けクッション192は、幅
の広い(すなわち首状部のない)インフレータ・ハウジ
ング176の部分の周囲に置かれ、そしてインフレータ支
持構造140および165の半円形のトラフの中に置かれる。
ガスシール/取付けクッション193は、可撓性で、そし
て概ね膨張流体に不透過性の材料でできている円筒形の
構造である。完成されたエアバッグ・アセンブリ110の
中で、ガスシール/取付けクッション193は、インフレ
ータ・ネック176a(ノズル178を越えて)の先端のまわ
りに置かれて、そして第1のハウジング部材あ127の側
壁133のノッチ153と、第2のハウジング部材128の側壁
の同様なノッチとの間に置かれる。
エアバッグ・アセンブリ110の組み立ての際には、取
付けクッション192および193は、インフレータ120のま
わりに最初に置かれる。その後、エアバッグ・アセンブ
リ110のアセンブリは、エアバッグ・アセンブリ10のア
センブリと実質的に同一である。詳細に言えば、エアバ
ッグ125およびインフレータ120は、第1のハウジング部
材127の中で最初に所定の向きに置かれる。インフレー
タ120の取り付けは、取付けクッション192が半円のトラ
フの中に休止するのと同様にして、取付けクッション19
3が半円形のノッチ153の中で休止するそのような態度で
インフレータ支持構造140のクレードルの中に瓶形状の
インフレータ・ハウジング176を位置決めすることを含
む。インフレータ120の1つの長所は、それが反応装置
の中に半径方向に整合されてはならないことである。ノ
ズル178が360°のパターンで配列されるので、言い換え
ると、インフレータ120は、インフレータ支持構造140の
中に回転可能な向きに位置してもよい。それゆえに、イ
ンフレータ配向成分(エアバッグ・アセンブリ10の孔54
および位置決め部材79を始めとする)は、必要でない。
第2のハウジング部材128がそれから置かれて、第1
のハウジング部材127に整合される。正しく整合される
と、取付けクッション192は、第1及び第2のインフレ
ータ支持構造のトラフの間に置かれる。また、インフレ
ータ・ネック176aの先端が、ハウジング部材127および1
28の半円形のノッチによって形成された開口を貫通す
る。このようにして、スカイブ・ワイヤ177は、完成さ
れたエアバッグ・アセンブリ110の中で反応装置から外
方へ伸長することができる。取付けクッション193は、
エアバッグ・アセンブリ110の配備の間に膨張流体の逃
げを最小(限度)にするためにすり傷シールを形成す
る。また、取付けクッション192および193の可撓性の性
質のために、それらは温度変化によって起こるインフレ
ータ・ハウジング176の中でわずかなサイズ変化を許容
することができる。
その後、ハウジング部材127および128は、適当な方法
(たとえば、エアバッグ・アセンブリ10のアセンブリに
関連して上に検討された方法)を使って、一緒に連結さ
れる。しかしながら、ハウジング部材127および128のフ
ランジが膨張流体の逃げを緊密に止めるために密封され
ることは重要である。さもなければ、分配ノズル178の3
60°のパターンのために流体の損失が増加する。
エアバッグ・アセンブリ110の変更例(すなわちエア
バッグ・アセンブリ110)、図5Aに示される。(類似の
部品は、参照符号によって指示され、エアバッグ・アセ
ンブリ110の部品には、単一の(′)を付して示す。イ
ンフレータ支持構造140′のクレードルが、エアバッグ
・アセンブリ110′のある配向成分を収容するために半
円形のトラフを含む。(第1のハウジング部材127′の
トラフは図示しないが、第2のハウジング部材128′の
トラフ168′は図示されている)。
リングのような取付けクッション192の代わりに、エ
アバッグ・アセンブリ110′は、アーチ型の取付けクッ
ション192の2個の対を含む。(クッション192の底部対
は示されるが、クッションの頂部対は図示されな
い。)。完成されたエアバッグ・アセンブリ110の中
で、取り付けクッション192′がインフレータハウジン
グ176′の広い(すなわち首状部をもたない)部分の周
囲に置かれ、インフレータ支持構造140′および165′の
半円形のトラフの中に置かれる。
エアバッグ・アセンブリ110′はまた、円筒状のガス
シール取付具クッション193′を含む。図示のエアバッ
グ・アセンブリ110の中で、ガスシール/取付けクッシ
ョン193は、スカイブ・ワイヤ1771のまわりに置かれ
て、そして完成されたエアバッグ・アセンブリの中で第
2のハウジング部分128′の側壁の中で第1のハウジン
グ部材127および類似のノッチの中で側壁133の中でノッ
チ153の間に置かれる。しかし、反応装置の中に異なる
場所においてスカイブ・ワイヤ177′を位置決めするこ
とは可能である。
エアバッグ・アセンブリ110を組み立てる際に、取付
けクッション192は、最初にインフレータ支持構造140お
よび165の半円形のトラフに置かれる。また、取付けク
ッション193は、インフレータ120のスカイブ・ワイヤ17
7のまわりに置かれる。その後、エアバッグ・アセンブ
リ110のアセンブリは、エアバッグ・アセンブリ110のア
センブリとして実質的に同一である。
エアバッグ・アセンブリ210 エアバッグ・アセンブリ210(図6−7)は、反応装
置215、円筒状のインフレータ220およびエアバッグ225
を含む。反応装置215は、第1のハウジング部材227およ
び第2のハウジング部材228を含む。これらのハウジン
グ部材は、ハウジング部材が一緒に連結されているよう
に、反応装置215の空所の中でインフレータ220およびエ
アバッグ225を捕えて、そして向きを定めるように構成
される。
ハウジング部材227、228、したがって反応装置215
は、種々の点でエアバッグ・アセンブリ10の類似の成分
に同様である。しかしながら、エアバッグ・アセンブリ
210の中で、第1のハウジング部材227の側壁233および2
34が、前部に背面から高さがテーパ形状にされる。第2
のハウジング部材228の側壁が、同様にテーパ形状にさ
れる。第1及び第2のハウジング部材227および228が一
緒に連結されるとき、したがって、反応装置215の高さ
が、配備開口230の方へ増加する。(図6参照。)。こ
のテーパ形状は、膨張プロセスの間に反応装置215への
空気の吸引を助ける。
第1のハウジング部材227は、インフレータ支持構造2
40およびエアバッグ支持構造245を含む。これらの構造
は、エアバッグ・アセンブリ10の構造に類似しているが
同一ではない。より詳細には、インフレータ支持構造24
0は、可撓性もってインフレータ220に係合するように設
計された一連のバネ状部分すなわちフィンガー246を含
む。フィンガー246は、第1のハウジング部材227によっ
て一体に好ましくは形成され、より好ましくは、そのベ
ース・プレート232をダイス型−機械加工することによ
って形成される。図示のエアバッグ・アセンブリ210に
おいては、フィンガー246は、インフレータ220を収容す
るためのクレードル251を形成するために、2つの行と
して配列される。
フィンガー246は、インフレータ220の外の寸法に従う
ためにわずかに曲がるように設計される。以下により詳
細に説明するように、インフレータ支持構造240のこの
特徴は、反応装置215をインフレータの範囲に適合させ
る。また、フランジ246もエアバッグ225を間接的に膨張
させる。特に、ハウジング部材227にフィンガ246をダイ
加工することにより形成された開口は、膨張プロセスの
間に、反応装置215に空気を吸引するのを可能にする。
円筒状のハウジング276の1つ端部から外方へ、そし
て衝突センサ(図示せず)に電気的に接続している。複
数のノズル278が円筒状のハウジング276の後方部の上に
位置する。インフレータ220は、配向成分、とくにねじ
切られたD字型の植込ボルト279aおよび位置決めスタッ
ドピン279bをまた含む。これらの配向成分は、ハウジン
グ276(詳細に言えばスカイブ・ワイヤ277の反対側の端
部)の1つ端部から外方へ伸長する。
本発明の譲受人に譲渡されたWipasuramontonの米国特
許4、938、501には、エアバッグ・アセンブリ210の中
で使われてもよい円筒状のインフレータが開示される。
エアバッグ225は、連続的なフレーム282の形で折り畳
み式の膨張可能なバッグ280およびリテーナを含む。バ
ッグ280およびフレーム282は、エアバッグ・アセンブリ
10の類似の成分80、82と概ね同様な構造である。しかし
ながら、フレーム282の中で、位置決めスタッド278は頂
部部材か上方へ突出し、位置決めスタッド288は底部部
材286から下方へ突出する。位置決めスタッド287および
288は、好ましくは連続的なフレーム282の内側のそして
下側の部材と一体に形成される。また、エアバッグ・ア
センブリ10のバッグ80とは対照的に、バッグ280の口部
は、位置決めスタッド287および288を収容するために配
列された穴(特に図示せず)を含む。組み立てプロセス
においては、エアバッグ支持構造の中の孔257および275
に位置決めスタッド287および288は整合される。したが
って、位置決めスタッド287は、位置決めスタッド288と
は別に(すなわちより離れて)隔置される。
連続的なフレーム282は、また(エアバッグ・アセン
ブリ10のフレーム82とは対照的に)一対のタブ289を備
える。タブ289は、連続的なフレーム282の側部材283お
よび284と一体に形成され、そこから外方に突出するの
が好ましい。タブ289は、連続的なフレーム282のために
追加のささえを提供し、そしてエアバッグ・アセンブリ
210の配備の間にフレーム282が反応装置215から外れる
のを防止しようとする。しかしながら、アセンブリ210
のタブ無しのフレーム282も本発明では可能である。
エアバッグ・アセンブリ210の組み立ては、エアバッ
グ・アセンブリ10のアセンブリと実質的に同一である。
詳細に言えば、エアバッグ225およびインフレータ220
は、第1のハウジング部材227の中で最初に所定の向き
に置かれる。エアバッグ225の配置は、第1のエアバッ
グ支持構造245の孔257を通して位置決めスタッド288を
挿入することを含む。孔257および275の異なる間隔の配
列、そして位置決めスタッド287および288の異なる間隔
の配列により、エアバッグ225は反応装置215に対して正
しく配向される。エアバッグ225の配置は、連続的なフ
レーム282のタブ289をエアバッグ支持チャンネル255の
上方の端部に形成したノッチ256に位置決めすることを
含む。
とくにインフレータ220の配置は、クレードル251の中
にインフレータ220がフィンガー246によって形成した位
置付けを含む。正しく置かれると、D字型の植込ボルト
279aおよび下側の位置決めピン279bは、側壁233の中で
スロット253の中に収容される。D字型の植込ボルト279
aの非対称形状、並びに、対応するスロット253の非対称
形状によって、インフレータ・ノズル278が配備開口230
に正しく指向されるのを確実にする。この位置におい
て、インフレータ220のスカイブ・ワイヤ277が、側壁23
4のノッチ253を通して外方へ伸長する。
ハウジング部材228がそれから置かれて、そして第1
のハウジング部材227に整合される。このステップが正
しく完成させられると、連続的なフレーム282の上の位
置決めスタッド287が、第2のエアバッグ支持構造267の
通路の孔275を貫通する。また、連続的なフレーム282の
タブ89が、エアバッグ支持構造267のエアバッグ支持構
造245および対応するスロットのスロット256によって形
成された開口の中に捕捉される。
インフレータ220がハウジング部材227および228の間
に置かれるとき、インフレータ・ハウジング276の外形
寸法に一致するように、インフレータ支持フィンガー24
6および266が曲がる。(図6参照。)。このように、正
確なはめあいは、インフレータ220およびインフレータ
支持構造240および265の間に必要ではない。したがっ
て、異なる直径のインフレータが、ハウジング部材227
および228の構造の修正なしで使われてもよい。したが
って、反応装置215は、様々な市販のインフレータと互
換性がある。
ハウジング部材227および228は、例えば、エアバッグ
・アセンブリ10のアセンブリに関連して上に説明した方
法を用いて互いに連結される。例えば、通常のファスナ
ー(たとえば、リベット296)は、フランジ237および26
9の中で孔を通して挿入されてもよい。適当なファスナ
ー(図示せず)を、位置決めスタッド287および288に置
いても良い。これに加えてあるいはその代わりに、座金
297およびナット298を、ねじ切られた植込ボルト279aに
設けてもよい。
エアバッグ・アセンブリ310 エアバッグ・アセンブリ310(図8−9)は、反応装
置315、円筒状のインフレータ(図示の図の中で見えな
く)およびエアバッグ(図示されない)を含む。反応装
置315は、第1のハウジング部材327および第2のハウジ
ング部材328を含む。これらのハウジング部材は、ハウ
ジング部材が一緒に連結されると、反応装置315の空所3
29の中で円筒状のインフレータおよびエアバッグを捕え
て、そして向きを定めるように構成される。
エアバッグ・アセンブリ310はまた、配備開口330のた
めのカバー331を含む。カバー331は、楕円形のドア331
a、連結フランジ331bおよび連結突起331cを含む。ドア3
31aは、エアバッグ・アセンブリ310の配備の間に、分離
するようになされる。連結フランジ331bは、ドア331aの
周囲の縁部から概ね直交して伸長する。突起331cは、こ
の面から内に連結フランジ331bおよびプロジェクトの内
の面のまわりで隔置される関係配列される。以下により
詳細に説明するように、連結フランジ331bおよび突起33
1cは、カバー331を反応装置315に付けるために使われ
る。
ハウジング部材327、328、したがって反応装置315
は、種々の点で上述のエアバッグ・アセンブリの類似の
成分に同様にある。しかし、ハウジング部材327および3
28の幾何学的形状は、エアバッグ・アセンブリ10、110
および210のそれらから異なる。特に、これらの部材
は、膨張プロセスの間に、反応装置315の中に「ベンジ
ュリ」効果を形成するように設計される。エアバッグ・
アセンブリの中のそのようなベンチュリ結果の利点が、
米国特許出願07/618,643号により詳細に説明されてい
る。この米国特許出願は、Aspirated Can With Venturi
Channelと題し、保険出願の譲受人に譲渡されている。
より詳細には、第1のハウジング部材327の前部が、
弧状の部分327a、せまいネック部分327bおよび半円錐形
の部分327cを含む形状を有する。完成されたエアバッグ
・アセンブリ310の中で、弧状の部分327aは、インフレ
ータの円筒状のハウジングを概ね囲む。吸引開口(図示
の図の中で第1のハウジング部材327に関しては見えな
い)は、ダイス型−切削であるか、あるいは弧状の部分
327aの中に形成される。弧状の部分327aは、ネック部分
327bからエアバッグ支持構造345に向かって、ネック部
分327bから外方へネック部分327bおよび半円錐状の部分
327cに向かって外方へテーパ形状にされる。
第2のハウジング部材328は対応する部分、すなわ
ち、弧状の部分328a、せまいネック部分328b、半円錐状
の部分328cおよび吸引開口371を備える。
完成された反応装置315においては、ハウジング部材3
27および328は、空所329の中にベンチュリ通路を形成す
る。詳細に言えば、ネック部分327b、328bは、弧状の部
分327aおよび328aと、半円錐状の部分327cおよび328cに
よって形成された室との間に形成された室の間の喉状部
を形成する。膨張プロセスの間に、この幾何学的形状
は、周囲空気が第1のハウジング部材327の中で第2の
ハウジング部材328および類似の開口の中で吸引開口371
を通して引くのを奨励する。弁部材(たとえば、曲げら
れる箔薄板372)は、膨張流体に対して吸引開口を通し
て膨張プロセスの間に逃げることを妨げるために設けら
ることができる。
また、配備開口330が楕円形の幾何学的形状を持つよ
うに、第1及び第2のハウジング部材327および328が設
計される。(参照図9。)。この目的のために、ハウジ
ング部材327および328のうしろの縁336および368は、概
ね半楕円形である。配備開口330の楕円形の形が、反応
装置315の構造的一体性を増やし、エアバッグ・アセン
ブリ310の配備の際に、フィッシュマウンティング(fis
h mounting:反応装置の外方への変形)を最小限ににす
る。また、開口330の楕円形の幾何学的形状が、反応装
置315にカバー331の取り付けを容易にする。また更に、
後縁部336、338んの半楕円形(矩形ではなく)の形状は
は、いっそう第1及び第2のハウジング部材327および3
28を自動化された生産技術により合ったものとする ハウジング部材327および328のフランジ337および369
は、エアバッグ・アセンブリ10、110および210のハウジ
ング部材のフランジとは幾分異なる。詳細に言えば、そ
れぞれ、フランジ337および369は半円の凹部337aおよび
369aを含む。完成された反応装置315の中で、これらの
凹部は、インフレータのある成分に対するイグナイタハ
ーネスのプロテクタ通路(すなわちそのスカイブ・ワイ
ヤ377)を提供する。
ハウジング部材327および328は、図示のエアバッグ・
アセンブリ10、110および210示さないカバー331を収容
するためのある特徴を含む。詳細に言えば、それらのエ
アバッグ支持構造345および365およびそれらの後縁部33
6および368の間のハウジング部材の領域が、反応装置31
5にカバー331の取り付けを収容するための輪郭を有す
る。いっそう詳細に言えば、ハウジング部材327および3
28は、反応装置315を形成するために一緒に連結される
とき、これらの領域の輪郭が、外の通路315aを提供す
る。孔315bは、カバー331の突起331cに対応するパター
ンで通路315aのまわりに配列される。
エアバッグ・アセンブリ310においては、通路が直線
であるよりむしろ半楕円形であることを除いては、エア
バッグ支持構造345および365はエアバッグ・アセンブリ
10のエアバッグ支持構造に実質的に同一である。しか
し、エアバッグ・アセンブリ310のインフレータ支持構
造が、エアバッグ・アセンブリ10のインフレータ支持構
造よりいくぶん異なる構造である。詳細に言えば、半円
筒形のインフレータの端部が支持されるでっぱり(図で
は見えない)をエアバッグ・アセンブリ310のインフレ
ータ支持構造が含む。
エアバッグ・アセンブリ310の組み立ては、エアバッ
グ・アセンブリ10のアセンブリと概ね同じである。詳細
に言えば、エアバッグおよびインフレータは、第1のハ
ウジング部材327の中で最初に所定の向きに置かれる。
インフレータの配置が、その端部をインフレータ支持構
造の半円筒形のでっぱりでささえることを含む。また、
インフレータ・スカイブ・ワイヤ377は、周囲のフラン
ジ337の半円の凹所337aの中に置かれる。
収容している部材328がそれから置かれて、第1のハ
ウジング部材327に整合される。その後、ハウジング部
材327および328は、適当な方法(たとえば、エアバッグ
・アセンブリ10の組み立てに関連して上に説明した方
法)を使って、一緒に連結される。たとえば、通常のフ
ァスナー(たとえば、リベット396)は、フランジ337お
よび369の中で孔を通して挿入されてもよい。完成され
た反応装置315の中で、インフレータ・スカイブ・ワイ
ヤ377は、フランジ337および369の半円の凹所337aおよ
び369aによって形成されたイグナイタ・ハーネスプロテ
クタ通路を通って伸長する。
エアバッグ・アセンブリ310を完成させるために、カ
バー331は、反応装置315に連結される。詳細に言えば、
連結フランジ331bは、反応装置315の外の通路315aの中
に置かれる。そして突起331cが、孔315bに挿入される。
バンド397は、反応装置315にそれを固定するためにフラ
ンジ331bのまわりで張力を与えられ、そしてエアバッグ
・アセンブリ310のために追加の一体性を提供する。バ
ンド397は、好ましくは通路315bの中にぴったりと合う
ように寸法取りされる。開口330や通路315aの楕円形の
幾何学的形状が、バンド397がいっそう均一にカバー331
をつかむのを許容する。
エアバッグ・アセンブリ310(すなわちエアバッグ・
アセンブリ3101)の変更例が、図10に示される。(類似
の部品は、同一の参照符号によって指示されるが、エア
バッグ・アセンブリ310の部品には単一の(′)が付さ
れている。)。エアバッグ・アセンブリ310において
は、エアバッグは、エアバッグ225(エアバッグ25では
なく)に実質的に同一であるが、フレーム382が矩形で
はなく楕円形状である点が異なる。エアバッグ支持構造
345および367はエアバッグ支持構造245および267に概ね
同一である。ただし、それぞれのある通路は、矩形では
なく半楕円形である。したがって、連続的なフレーム38
2′は、位置決めスタッド387を含む、そしてエアバッグ
支持構造345′および367′の通路388が、対応する孔
(図示はされるが符号が付されていない)を含む。エア
バッグ・アセンブリ310のカバー331は、楕円形の連結フ
ランジ331b′を含み、該フランジは、配備開口330′の
周囲ではなく、その内部に嵌合するように寸法を有す
る。突起331cの代わりに、また、連結フランジ331bに
は、位置決めスタッド387を収容するために配列された
開口331cおよび連続的なフレーム382の388が設けられ
る。
エアバッグ・アセンブリ310カバー331を組み立てる際
に、第1のハウジング部材327′の中に位置決めする前
に、カバー331′がエアバッグの中に組み込まれる。詳
細に言えば、カバー連結フランジ331b′は、連続的なフ
レーム382′の周囲に設けられ、位置決めスタッド387′
および388′が開口331c′に挿入される。次に、エアバ
ッグ・アセンブリ210の場合とかなり同じ方法で、エア
バッグ・アセンブリ310′が組み立てられる。完成され
たエアバッグ・アセンブリ310の中で、カバー連結フラ
ンジ331bは、第1及び第2のエアバッグ支持構造3451お
よび367の連続的なフレーム382および通路の間にはさま
れる。
カバーが同様の手順でエアバッグ・アセンブリ210に
連結されることが分かろう。
エアバッグ・アセンブリ410 エアバッグ・アセンブリ410(図11−13)は、反応装
置415、円筒状のインフレータ420およびエアバッグ425
を含む。反応装置415は、第1のハウジング部材427およ
び第2のハウジング部材428を含む。これらのハウジン
グ部材は、ハウジング部材が一緒に連結されている時
に、反応装置415の空所の中で円筒状のインフレータ420
およびエアバッグ425を捕えて、そして向きを定めるよ
うに構成される。
エアバッグ・アセンブリ410は、配備開口430のために
またカバー431を含む。カバー431は、長方形のドア431
a、連結フランジ431bおよび結合開口431cを含む。ドア4
31aは、エアバッグ・アセンブリ410の配備の間に分離す
るようになされる。連結フランジ431bは、ドア431aの周
縁部から概ね直交して伸長する。孔431cは、フランジ43
1bの頂部及び底部部分の周囲で隔置された関係で配列さ
れる。以下により詳細に説明するように、連結フランジ
431bおよび孔431cは、カバー431を反応装置415に取り付
けるために使われる。
ハウジング部材427および428は、軽量の、高性能の熱
可塑性の材料から形成されるのが好ましく、例えば、ミ
シガン州のGE Southfield PlasticsのULTEMから形成さ
れる。ハウジング部材427および428は上述のエアバッグ
・アセンブリの類似の成分とさまざまな点で同様であ
る。たとえば、第1のハウジング部材427は、インフレ
ータ支持構造440およびエアバッグ支持構造445を含む。
インフレータ支持構造440は、第1のハウジング部材427
のベース・プレート423に形成された一対の概ねU字型
のクレードル450を含む。エアバッグ・アセンブリ410の
組み立ての間の配向を目的として、平らな部分50aを除
いて概ね半円形であるクレードル450を使用する。クレ
ードル451の内の輪郭は、実質的に半円である。すなわ
ち、それは平らな断面を含まない。インフレータ420の
ある成分を収容するために、インフレータ支持構造440
はまた、側壁433に各々形成された一対の半円形のノッ
チ433、434をまた含む。
エアバッグ支持構造445は、エアバッグ・アセンブリ1
0のエアバッグ支持構造45と概ね同じであるが、その通
路に沿って一連の孔459が形成されている点が異なる。
第1のハウジング部材427に鏡像関係で概ね同一であ
る第のハウジング部材428は、インフレータ支持構造465
およびエアバッグ支持構造467含む。インフレータ支持
構造465は、U字型のクレードルを含む、そしてエアバ
ッグ支持構造467は、孔473が形成される通路を含む。
エアバッグ・アセンブリ10、110、210および310に対
比して、エアバッグ・アセンブリ410のハウジング部材4
27および428は周囲のフランジを含まない。したがっ
て、ハウジング部材427および428を一緒に連結する際に
ボルト止め又はかしめるためのフランジは何等存在しな
い。その代わりに、第1及び第2のハウジング部材427
および428は、より上記実施例のエアバッグ・アセンブ
リに含まれないいくつかの連結成分を含む。これらの成
分は、固定具すなわちファスナがない形態でハウジング
部材427および428を一緒に連結するように設計される。
ハウジング部材427および428の連結成分は、そのハウ
ジング部材の前方壁の上方の/より低い縁部に沿ってフ
ック及び溝式の配列を含む。詳細に言えば、フック435a
の第1の組、溝435bの第1の組は、第1のハウジング部
材427の前部の壁435に沿って位置される。嵌合するフッ
クの第2の組すなわちセットおよび嵌合する溝の第2の
組すなわちセット(図面では見えない)、第2のハウジ
ング部材428の前部の壁の下側の縁部に沿って位置す
る。ハウジング部材427および428を一緒に連結するため
に、フック435aの第1の組が係合されて、そして溝の第
2の組によって固着される。そして、同時に、溝435bの
第1のセットが、係合されて、そしてフックの第2のセ
ットのフックで固着される。
ハウジング部材427および428の連結成分が、そのハウ
ジング部材の前方壁の上方の/より低い縁部に沿ってま
たスタッドー孔の配列を含む。詳細に言えば、位置決め
スタッド435cおよび位置決め孔435dは、第1のハウジン
グ部材427の前部の壁435の上方の縁部に沿っている。嵌
合する位置決め孔(図では見えない)並びに嵌合する位
置決めスタッド(これも見えない)は、第2のハウジン
グ部材428の前部の壁の下側の縁部に沿って位置する。
これらの成分は、更に組み立て工程の間にハウジング部
材427および428を互いに整合させ且つ連結することを容
易にし、そして反応装置415にせん断荷重強さを与え
る。
反応装置415にカバー431を連結するために、第1及び
第2のハウジング部材427および428または連結成分を含
む。これらの成分は特に、第1のハウジング部材427の
後縁部436に沿って位置するフック436a、並びに、第2
のハウジング部材428の後方縁部468に沿って位置するフ
ック468aを含む。
可燃性の化学的な混合物及び/又はガスを始めとする
膨張流体源(図示せず)を囲む円筒形のハウジング476
をインフレータ420は備える。スカイブ・ワイヤ477は、
円筒状のハウジング476の1つ端部から外方へ突出し、
そして衝突センサ(図示せず)に電気的に接続してい
る。複数の分配ノズル478が円筒状のハウジング476の後
方部に位置する。インフレータ420は、配向成分、とく
に半径方向のフランジ479aおよび位置決めピン479bを含
む。半径方向のフランジ479aは、ハウジング476の一端
部(スカイブ・ワイヤ477が伸長するのと同じ端部)を
囲み、そして向きを決めるための平らな部分479cを含
む。位置決めピン479bは、ハウジング476のフランジの
ない端部」ら軸方向に伸長する。
エアバッグ・アセンブリ410に使われてもよい円筒状
のインフレータが、Wipasuramontonの米国特許4,938,50
1に開示される。該米国特許は、本発明の譲受人に譲渡
された。
エアバッグ425は、連続的なフレーム482の形で折り畳
み式の膨張可能なバッグ480およびリテーナを含む。バ
ッグ480およびフレーム482は、エアバッグ・アセンブリ
10の類似の成分80、82に概ね同じ構造を有する。しかし
ながら、フレーム482の中で、位置決めスタッド487は頂
部部材485から外方へ突出し、また、位置決めスタッド4
88は底部部材486から下方に伸長している。位置決めス
タッド487および488は、好ましくは連続的なフレーム48
2の上方のそして下方の部材と一体に形成される。ま
た、エアバッグ・アセンブリ10のバッグ80に対比して、
バッグ480の口部が、位置決めスタッド487および488を
収容するために配列された穴(特に示されない)を含
む。組み立ての際に、位置決めスタッド487および488
は、エアバッグ支持構造445および467の中で孔459およ
び473と協力する。エアバッグ・アセンブリ210と関連し
て位置決めスタッド287および288個の検討された上記に
対比して、位置決めスタッド487および488は、均一に隔
置される。
エアバッグ・アセンブリ410は、可撓性のシリコン絶
縁材489および490をさらに含む。各々が内の溝および外
の溝を含む型成形されたまたは押し出し成形された断面
489aおよび489bを、絶縁材489は含む。(その溝は、図
示するが符号を特に付さない)。絶縁材断面489aおよび
489bの内の溝は、インフレータ半径方向のフランジ479a
の底部および頂部断面を収容するような大きさである。
絶縁材断面489aの外の溝は、第1のインフレータ支持構
造440のクレードル450の支持している縁部を収容するよ
うな大きさである。絶縁材断面489bの外の溝は、第2の
インフレータ支持構造465の対応するクレードルの支持
している縁部を収容するような大きさである。
絶縁材490は、型成形されたまたは押し出し成形され
た一対の部分490aおよび490bを含む。絶縁材の部分の各
々は、隣接する第1のまたは第2のインフレータ支持構
造440または465のクレードルの支持している縁部を収容
するためにある大きさに作られた外の溝を含む。絶縁材
断面489aおよび489bに対比して、絶縁材の部分490aおよ
び490bは、内の溝を含まない。その代わりに、絶縁材部
分490aおよび490bの内の面は、フランジのない端部に隣
接するインフレータ・ハウジング476に係合するように
比較的滑らかである。
完成されたエアバッグ・アセンブリ410の中で、絶縁
材489および490は、インフレータ・ハウジング476に対
して弾性的に圧縮される。その絶縁材のその圧縮性およ
び弾性が、インフレータ・ハウジング476および反応装
置415の間のより大きい公差を許容する。したがって、
エアバッグ・アセンブリ410のためにインフレータ420を
製造する際に、絶縁材489および490が大きなたわみ性を
与える。また、絶縁材部分489aおよび489bの溝、そして
インフレータ支持クレードルおよびインフレータ・フラ
ンジとの係合が、インフレータ420の軸方向のそして半
径方向の運動を限定する傾向がある。また、絶縁材489
および490は、インフレータ420からハウジング部材427
および428を熱的に絶縁する。したがって、絶縁材489お
よび490は、エアバッグ・アセンブリ410の配備の中のイ
ンフレータ420およびハウジング部材427および428の間
の振動や熱の伝動を最小(限度)にする。
エアバッグ・アセンブリ410を組立てるために、第1
のハウジング部材427は、最初に固定具(示されない)
をつかんでいるテーブル面に位置する。また、絶縁材48
9および490の部分が、第1および第2のハウジング部材
427および428のそれぞれのインフレータ支持クレードル
の上へ最初に押圧される。
インフレータ420およびエアバッグ425が、第1のハウ
ジング部材427の中でそれから所定の向きに置かれる。
より詳細には、エアバッグ425の連続的なフレーム482
が、エアバッグ支持構造445の通路455の中に適切に置か
れる。円筒状のインフレータ420は、インフレータ支持
クレードル450および451に置かれて、そして第1の絶縁
材部分489aおよび490aの中にぴったりときちんとはめあ
いの方に押される。インフレータ420が正しく置かれる
とき、位置決めピン479bは、側壁433のノッチ453から外
方へ突出しスカイブ・ワイヤ477は、側壁434のノッチ45
3を通って伸長する。またインフレータ・フランジ479a
の平らな部分479cが、クレードル450の平らな部分450a
に嵌合する。それによって、分配ノズル478が配備開口
に対して正しく置かれる。
インフレータ420およびエアバッグ425が第1のハウジ
ング部材427の中に正しく置かれたならば、第2のハウ
ジング部材428は、第1のハウジング部材427に隣接して
(あるいは、図示の向きで)置かれる。図示のエアバッ
グ・アセンブリ410においては、この位置決めは、第1
の組のフック435aを第2の組の溝に係止させ、第1の組
の溝435bを第2の組のフックに係止し、位置決めスタッ
ド435cを対応する位置決め孔に嵌合させ、また、意ぎめ
孔435Dを対応する位置決めスタッドに嵌合させる。この
様に、ハウジング部材427および428は、反応装置415を
形成するために一緒に連結される。
エアバッグ・アセンブリ410を完成させるために、カ
バー431は、反応装置415に連結される。詳細に言えば、
連結フランジ431bは、配備開口430およびフック436aの
まわりに置かれる。そして468aは、孔431cを通して挿入
される。リテーナ帯491は、カバー431を場所にとじ込め
るためにフック436aおよび468aの先端に挿入のために設
けられる。リテーナ帯491は、フレーム位置決めスタッ
ド487および488の先端を収容するための孔を含むのが好
ましい。リテーナ帯491は、通常の取り付け方法によっ
て第1および第2のハウジング部材427および428にそれ
から固定される。例えば、熱かしめ、音波溶接または取
り付けプッシュナットを用いることができる。
本発明のエアバッグ・アセンブリのすべてのようなエ
アバッグ・アセンブリ410は、乗物に連結されるように
なされる。図示のアセンブリにおいては、これは、ハウ
ジング部材427および428の中で形成されたボス492を含
む。各々のボス492は、ボルト穴およびスロットを持
つ。U型クリップ(図示せず)は、一方の脚部を隣接す
るスロットに通し、他方の脚部をそのうえのボルト穴に
通した状態で、各々のボス492に押し付けることができ
る。(各U型クリップの脚部は、ボルト穴に整合する穴
を持つ。)。これらの穴の1つが、ボルト穴、並びに、
乗物にアセンブリを装着するための乗物の構造部品の穴
(図示せず)を貫通するボルトを収容して保持するため
にねじ切られている。
これに加えてあるいはその代わりに、取り付け装置
は、その乗物の構造部品にエアバッグ・アセンブリ410
を連結するために反応装置415の各側の上に形成されて
もよい。図示のエアバッグ・アセンブリ410において
は、各取り付け装置は、ハウジング部材427および428に
よって完全なに形成されるポケット部分493を含む。ポ
ケット部分493は、ねじ切られたピン494aが494を突出す
る取付板を収容するように設計される。取付板494がポ
ケット部分493(すなわちハウジング部材427および428
が一緒に連結されるとき)の間に位置するとき、ピン49
4aは、各ポケット部分のスロットから外方へ突出する。
その乗物の構造部品にそれから取り付けられるブラケッ
ト496に、ピン494aはナット495によって連結されてもよ
い。ブラケット496は、特定の乗物に互換性を有するた
めに数多くの形態の1つの中で形成されることができ
る。従って、ブラケット496を修正することによって、
反応装置415は、広範囲の乗物に互換性を有する。
エアバッグ・アセンブリ510 エアバッグ・アセンブリ510(図14−15)は、反応装
置515、トロイダル状のインフレータ520およびエアバッ
グ525を含む。(本明細書において「トロイダル状」と
は、その軸方向の寸法と同じかあるいは大きな半径方向
の寸法を有する湾曲した外側面を備える構造を意味す
る。)。反応装置515は、第1のハウジング部材527およ
び第2のハウジング部材528を含む。これらのハウジン
グ部材は、そのハウジング部材が一緒に連結されている
時に、反応装置515の空所の中でトロイダル状のインフ
レータ520およびエアバッグ525を捕えて、そして向きを
定めるように構成される。
第1及び第2のハウジング部材527および528は、その
所望の形状に引き抜き加工または鍛造加工アルミニウ
ム、鋼または他の適宜な材料によって好ましくは形成さ
れる。第1のハウジング部材527は、ベースプレート53
2、側壁533および、534および後方壁535を含む。側壁53
3および534は、一体に形成されるのが好ましく、ベース
プレート532の対向する端部から離れる方向に伸長す
る。後方壁535も、ベースプレート532から離れて伸長し
て、そして側壁533および534並びにその隣接する前方端
を相互に接続する。完成された反応装置515において
は、配備開口530を部分的に形成する後方縁部536をベー
スプレート532および側壁533および534の後端部が一緒
に画成する。
第1のハウジング部材527の壁部は、トロイダル状の
インフレータ520を収容するように形成されて配列され
る。詳細に言えば、側壁533は、後方部533aおよび前部
の部分533bを含む。後方部533aは、配備開口530に概ね
直交して伸長する、そして前部の部分533bは、後方壁53
5の方へ概ね内方へテーパ形状になっている。また、凹
所533cは、前部の部分533bの中間の領域の中で形成され
る。側壁534は、同様の後方部534a、前部の部分534bお
よび凹所534cを含む。テーパの付いた前部の側壁部分53
3bおよび534bの、うしろの側壁部分533aおよび534a、並
びに、後方壁535に対する相対的なの長さが、ハウジン
グ部材527の形状を概ねV字形状にする。
図示のエアバッグ・アセンブリ510において、ベース
プレート532は、トロイダル状のインフレータ520を収容
するためにまた特徴を含む。詳細に言えば、ささえすな
わち支持脚部532aは、ベースプレート532の底部面の中
で形成される。また、孔532bは、ささえ脚部532aの中で
設けられる。完成された反応装置515の中で、孔532b
は、反応装置515の空所529およびその外面の間の小さい
流路を形成する。以下により詳細に説明するように、さ
さえ脚部532aは、インフレータ520のある成分の完成さ
れたエアバッグ・アセンブリ510を支持する。
フランジ537が、第1のハウジング部材527の周囲のま
わりに少くとも部分的に伸長する。とくに、フランジ53
7は、側壁533および534の上方の縁部および後方壁535の
上方の縁部から直交して外方へ突出する。フランジ537
の外の輪郭は、概ね直線的な輪郭をたどり、従って、凹
所533cおよび534cに隣接して大きな厚みを有する。反応
装置515にインフレータ520を連結するために、又は乗物
の構造部品に反応装置515を連結するために、一緒にハ
ウジング部材527および528を連結するための孔538が、
フランジ537に形成することができる。図示のエアバッ
グ・アセンブリ510においては、孔538は、凹所533c、そ
して534cに隣接して、また、後方壁535の中間の領域に
隣接して設けることができる。
第1のハウジング部材527は、インフレータ支持構造5
40およびエアバッグ支持構造545をさらに含む。ささえ
脚部532aが位置する概ね多角形のクレードル551を、イ
ンフレータ支持構造540は備える。クレードル551は、後
方壁535によって形成される。クレードル551は、後方壁
535、凹所533c、534c、並びに凹所および後方壁535の間
に伸長する側壁533、534の前方部533b、534bによって形
成される。多角形のクレードル551は、反応装置515の中
にインフレータ520の所定の向きを支持するように構成
される。
エアバッグ支持構造545は、エアバッグ・アセンブリ1
0のエアバッグ支持構造45と概ね同じである。それゆえ
に、エアバッグ支持構造545は、第1のハウジング部材5
27の後方縁部536に概ね平行線(面)を伸長する。そし
てエアバッグ525の所定の向きを支持するように構成さ
れる通路555を含む。
第2のハウジング部材528は、第1のハウジング部材5
27に実質的に同一である。第2のハウジング部材528
は、インフレータ支持構造565、エアバッグ支持構造56
7、後方縁部568およびフランジ569を含む。これらの成
分は、第1のハウジング部材527の中で概ね同じ際に類
似の成分である。したがって、特定の部品だけに符号を
付してある。しかし、第2のハウジング部材528は、第
1のハウジング部材527のささえ脚部532aに類似のささ
え脚部を含まない。
可燃性の化学的混合物等の膨張流体源(示されない)
を囲むトロイダル状のハウジング576を、インフレータ5
20は備える。インフレータ520は、トロイダル状のハウ
ジング576から半径方向に伸長している取付けフランジ5
76aを含む。図示の実施例においては、取付けフランジ
部576aは、ハウジング576のまわりに概ね正方形の境界
を形成するように形づくられる。4つの孔576bが、取付
けフランジ576a(各すみに1つ)の上に形成される。以
下により詳細に説明するように、孔576bは、エアバッグ
・アセンブリ510の組み立ての際に、第1のハウジング
部材527の上の孔538および第2のハウジング部材の上の
類似の孔によって528を整合する。他の形状(例えば三
角形)及び/又は別の穴の配列(例えば、正方形の4隅
に2つだけ)を有する取付けフランジをもつインフレー
タを使用することもできる。
取付けフランジ576aは、ハブ576を分配部分576cおよ
びベース部分576dに分けたときに見すことができる。図
示の具体化の中で、ベース部分576dより分配部分576cの
軸方向の寸法は大きい。トロイダル状のハウジング576
の1つ端部、詳細に言えばベース部分576dの端部からス
カイブ・ワイヤ577が突出する。スカイブ・ワイヤ577
は、衝突センサ(示されない)に電気的に接続してい
る。複数の分配ノズル578が、360°のパターンで分配部
分576cの曲がった円周のまわりに配列される。衝突が起
こると、イグナイタ装置(スカイブ・ワイヤ577を含
む)は、化学薬品の混合物を発火させ、毒性のないガス
の膨張流体であるたとえば窒素等の大量の不活性物(イ
ナート)がノズル578を通過する。インフレータ520は、
米国特許4,902,036号に記述される態様で形成すること
ができる。
エアバッグ525は、エアバッグ・アセンブリ10のエア
バッグ25と実質的に同一である。それゆえに、エアバッ
グ525は、ナイロンを始めとする生地から形成される、
そして膨張流体入口を画成している口部581を含む折り
畳み式の膨張可能なバッグ580を含む。エアバッグ525
は、連続的なフレーム582の形態のリテーを含む。連続
的なフレーム582は概ね長方形で、そして比較的に堅固
な材料から1部片として形成され、例えばアルミニウ
ム、鋼または高分子材料から形成することができる。連
続的なフレーム582は、例えば、縫い付け又は接着等の
適宜な取り付け技術によってバッグ580の口部581付近に
取り付けられる。
エアバッグ・アセンブリ510を組み立てる際に、エア
バッグ525は、第1のハウジング部材527の中で最初に所
定の向きに置かれる。より詳細には、連続的なフレーム
582は、エアバッグ支持構造545の通路555の中に置かれ
る。図示のアセンブリにおいては、フレーム582の第1
の部分が、通路555の中に位置し、フレーム582の第2の
部分が第1のハウジング部材527から上方へ突出する。
インフレータ520は、第1のハウジング部材527の中で
所定の向きに置かれる。この所定の向きにおいては、ベ
ース部分576dは、インフレータ支持構造540のクレード
ル551の中に置かれる。この位置決めの間には、インフ
レータ520幾分整合させることが必要である。詳細に言
えば、インフレータ520は、取付けフランジ576aの孔576
bが第1の第1のハウジング部材527の孔536に整合する
ように配向する必要がある。この所定の向きにおいて
は、方形の取付けフランジ576aは、配備開口530に対し
て斜めに配列される。インフレータ520のある特徴(す
なわち、分配ノズル578の360°のパターン、取り付けフ
ランジ576aの方形の形状、並びに、孔576bが取り付けフ
ランジ576aの総ての4つの隅部に設けられること)が、
取付けフランジ576aの4つの総ての隅部を4つの別々の
向きに関して、適正に整合させることを可能にする。ク
レードル551の中へのインフレータ520の配置の間に、ベ
ース部分576dは、ささえ脚部732aに置かれる、そしてス
カイブ・ワイヤ577は、孔532bに螺合される。
インフレータ520およびエアバッグ525が第1のハウジ
ング部材527に置かれたならば、第2のハウジング部材5
28は、第1のハウジング部材の上に置かれる。第2のハ
ウジング部材528は、インフレータ520およびエアバッグ
525が空所529の中に所定の向きの中で支持されるよう
に、第1のハウジング部材527に整合される。特に、イ
ンフレータ520は、第1及び第2のインフレータ支持構
造540および565のクレードルの間に支持され、一方エア
バッグ525は、第1及び第2のエアバッグ支持構造545お
よび567の通路の間に支持される。第1及び第2のハウ
ジング部材527および528がこの様に整合されると、フラ
ンジ537および569は、隣接して並置され、それぞれの孔
は互いによって整合される。図面には特に示さないが、
適宜な凹所を、インフレータ・フランジ576aを収容する
ためにフランジ537および569の中で設けられる。
次に、第1及び第2のハウジング部材527および528が
互いに連結される。詳細に言えば、通常のファスナー
(図示せず)が、第2のハウジングのフランジの孔(図
示もせず符号も付されていない)、第1のハウジングの
フランジの孔538、及び取付けフランジ576aの孔576bの
各整合された孔に挿入される。ハウジング部材を一緒に
連結するに加えて、ファスナーすなわち固定具がインフ
レータ520を反応装置515に連結する。更に補強するため
に、フランジ537および569を一緒にかしめてもよい。
エアバッグ・アセンブリ510の変形例、すなわちエア
バッグ・アセンブリ510′が図16に示されている。(同
一の部分は同一の符号で示され、エアバッグ・アセンブ
リ510′の部分には単一の(′)を付してある。)。エ
アバッグ・アセンブリ510′においては、トロイダル状
のインフレータ520′を所定の向きの中で反応装置515の
中で支持するように、第1及び第2のハウジング部材は
変更されている。したがって、エアバッグ・アセンブリ
510においては、ハウジング部材は、ハウジング部材が
互いに連結された時に、一対のインフレータ520並びに
反応装置515の凹所の中のエアバッグを捕捉し且つその
向きを整えるように構成されている。
ハウジング部材がインフレータ520のために多角形の
クレードルを概ね二倍のように作るために修正されるこ
とを除いては、エアバッグ・アセンブリ510′はエアバ
ッグ・アセンブリ510に実質的に同一である。
詳細に言えば、うしろの側壁部分533a′および534a′
および後方壁535′がW字型の輪郭を形成するように、
第1のハウジング部材527が修正されている。また、凹
所533c′1および534c′が、外方端に設けられ、そし一
対の凹所535c′がWの頂点に設けられる。孔538′が、
各々の凹所に隣接してフランジ537′の中に設けられ
る。第2のハウジング部材の形状は、同様に修正され
る。
エアバッグ・アセンブリ510の他の変更例、すなわち
エアバッグ・アセンブリ510″が図17に示される。(同
様の部分は同様の参照符号で示されるが、エアバッグ・
アセンブリ510″の部分には二重の添字(″)が付され
ている。)。エアバッグ・アセンブリ510″において
は、第1及び第2のハウジング部材は、反応装置515″
の中で別個の所定の向きでトロイダル状のインフレータ
520″を支持するように設計されている。この異なる所
定の向きのにおいては、正方形の取付けフランジ576a″
の後方の側部は、配備開口530″に平行(斜交してでは
なく)配列されている。
ハウジング部材がインフレータ520″ようの概ね方形
のクレードルを形成するように変更されることを除いて
は、エアバッグ・アセンブリ510″は、エアバッグ・ア
センブリ510に実質的に同一である。詳細に言えば、後
方の側壁部分533a″および534a″並びに後方壁535″が
正方形の輪郭を形成するように、第1のハウジング部材
527″は変形される。また、凹所533c″および534c″
は、その正方形の後方の隅部に設けられ、凹所535c″
は、その正方形の前方の隅部に設けられる。孔538″
は、各々の凹所に隣接してのフランジ537″に設けられ
る。第2のハウジング部材の形状は同様の態度で修正さ
れる。完成されたエアバッグ・アセンブリ510″におい
ては、固定具が、インフレータ取付けフランジ576a″の
すべての4個の孔を通して挿入される。
エアバッグ・アセンブリ510の更に変形された例、す
なわちエアバッグ・アセンブリ510が図18に示される
(同様の部品は同様の符号で示されているが、エアバッ
グ・アセンブリ510の部品には添字()が付されて
いる)。エアバッグ・アセンブリ510においては、第
1及び第2のハウジング部材は、反応装置515の中で
インフレータ520を所定の向きで支持するように変形
されている。この所定の向きにおいては、インフレータ
取付けフランジ576aの後方の側部は、配備開口530
に対して平行に(斜めにではなく)配列される。したが
って、エアバッグ・アセンブリ510においては、ハウ
ジング部材は、そのハウジング部材が互いに連結される
際に、反応装置515の空所の中で一対のインフレータ520
およびエアバッグを捕えてその向きを定めるように構
成される。
エアバッグ・アセンブリ510は、ハウジング部材が
インフレータ520用の概ね矩形のレードルを形成する
ように変形されることを除いては、エアバッグ・アセン
ブリ510に実質的に同一である。
詳細に言えば、後方の側壁部分533aおよび534a並
びに後方壁535が矩形の輪郭を形成するように、第1
のハウジング部材527が変形される。このエアバッグ
・アセンブリ510においては、後方の側壁部分533aお
よび534aは、前方の側壁部分533bおよび534bと概
ね同一直線上にある。また、凹所533cおよび534c
は、その長方形の前方及び後方の隅部に設けられ、一対
の凹所535cは、後方壁535の中間の部分に設けられ
る。孔538が、各々の凹所に隣接してフランジ537に設
けられる。第2のハウジング部材の形状は、同様の態様
で変形される。完成されたエアバッグ・アセンブリ510
においては、各々のインフレータ取付けフランジ576a
の4個の孔の中の3つの中に挿入される。
エアバッグ・アセンブリ610 エアバッグ・アセンブリ610(図19及び20)は、反応
装置615、トロイダル状のインフレータ620、およびエア
バッグ625を含む。反応装置615は、第1のハウジング部
材627および第2のハウジング部材628を含む。これらの
ハウジング部材は、そのハウジング部材が一緒に連結さ
れる際に、反応装置615の空所の中でエアバッグ625を捕
えてその向きを定めるように構成される。
第1及び第2のハウジング部材627および628は、エア
バッグ・アセンブリ510の第1及び第2のハウジング部
材527および528に種々の点で類似する。たとえば、第1
及び第2のハウジング部材627、628は、エアバッグ・ア
センブリ510のエアバッグ支持構造に実質的に同一のエ
アバッグ支持構造645および667を備える。しかし、ハウ
ジング部材627および628は、エアバッグ・アセンブリ51
0のインフレータ支持構造と類似のインフレータ支持構
造をを含まない。その代わりに、一方のハウジング部材
(図示のアセンブリ610においては第2のハウジング部
材628)が、インフレータ支持開口653を含む。2以上
の、そして好ましくはその4つの孔654が、インフレー
タ支持開口653のまわりに正方形のパターンで配列され
る。以下により詳細に説明するように、インフレータ支
持開口653および孔654は、インフレータ620の「取付
け」を許容するような寸法及び配列になされる。
ハウジング部材627、628にインフレータ支持構造(す
なわちクレードル)が設けられていないことにより、エ
アバッグ・アセンブリ510のハウジング部材とは僅かに
異なる輪郭を有する前方部分がハウジング部材に形成さ
れる。たとえば、凹所(エアバッグ・アセンブリ510の
凹所533cおよび534cのような)をその部材の側壁に沿っ
て設ける必要がない。また、第1のハウジング部材627
は、「スカイブ・ワイヤ」通路(エアバッグ・アセンブ
リ510の通路532a等)を含まない。
インフレータ620は、エアバッグ・アセンブリ510のイ
ンフレータ520に実質的に同一である。したがって、イ
ンフレータ620は、トロイダル状のハウジング676と、そ
の各々の4つの隅部に孔676bをもつ正方形の取付けフラ
ンジ676aと、分配部分676cと、ベース部分676dとを備え
る。スカイブ・ワイヤ677がベース部分676dから外方へ
突出し、複数の分配ノズル678が、分配部分676cの半径
方向の側部の周囲で360°のパターンで配列されてい
る。他の形(三角形の如き)及び/又は交互の孔配列
(方形の4つの隅部の2つにのみ設けられる)を有する
取り付けフランジを備えたインフレータを使用すること
が可能である。
エアバッグ625は、エアバッグ・アセンブリ10のエア
バッグ25と実質的に同一である。それゆえに、エアバッ
グ625は、連続的なフレーム682の形で折り畳み式の膨張
可能なバッグ680およびリテーナを含む。
エアバッグ・アセンブリ610を組み立てる際に、エア
バッグ625は、第1のハウジング部材627の中で最初に所
定の向きに置かれる。より詳細には、連続的なフレーム
682が、エアバッグ支持構造645の通路の中に置かれる。
第2のハウジング部材628が、それから第2のハウジン
グ部材627に被せられ、そしてエアバッグ625が空所629
の中で所定の向きで支持されるように整合される。すな
わち、エアバッグ625は、第1及び第2のエアバッグ支
持構造645および667の通路の間に支持される。第1及び
第2のハウジング部材627および628がこの様に整合され
ると、それらのフランジ637および669は、隣接して並置
される。
第1及び第2のハウジング部材627および628は、それ
から反応装置615を完成させるために一緒に連結され
る。図示のエアバッグ・アセンブリ610においては、フ
ランジ637および669を一緒にかしめることによって、上
記連結が完成される。これに加えてあるいはその代わり
に、適当な固定具(図示せず)のために、フランジ637
および669に孔を設けることができる。
インフレータ620は、次に反応装置615に対して所定の
向きに置かれる。図示のエアバッグ・アセンブリ610が
所定の向きに置かれると、正方形の取付けフランジ676a
は配備開口630に対して斜めに配列される。インフレー
タ620を配置するためには特に、インフレータ支持開口6
53を通してインフレータ620の分配部分676cを挿入す
る。上述のように、インフレータ支持開口653並びに第
2のハウジング部材628の孔654は、インフレータ620の
外側マウントを可能にするような寸法並びに配列になさ
れる。この目的のために、インフレータ支持開口653
は、インフレータ分配部分676cを収容するように十分大
きく、且つインフレータ取付けフランジ676aの挿入を防
止するに十分小さいような寸法になされる。また、孔65
4は、インフレータ取付けフランジ676aの孔676bに整合
するように配列される。
適正に挿入されると、取り付けフランジ676aは第2の
ハウジング部材628の外側面に着座し、ベース部分676d
はフランジ676aから外方に突出する。インフレータ620
のいくらかの整合は必要である。詳細に言えば、インフ
レータ取付けフランジ676aの孔676bが第2のハウジング
部材627の孔654に整合されるように、インフレータ620
の向きを定められなければならない(インフレータ520
と同様に、インフレータ620は、4つの別個の向きで、
反応装置615にそれぞれを「正しく」整合される)。イ
ンフレータ620が正しく置かれそして整合されたなら
ば、適宜な固定具691が、第2のハウジング部材627にイ
ンフレータを連結するために使われる。完成されたエア
バッグ・アセンブリ610においては、インフレータ620の
分配部分676cの下方の反応装置615の中の空間は実質的
に空のままであることは理解されよう。
代わりに、インフレータ620は、ハウジング部材を互
いに位置決め及び/又は連結する前に、第2のハウジン
グ部材628に連結することができる。
エアバッグ・アセンブリ610変形例(すなわちエアバ
ッグ・アセンブリ610′)が図21に示されている(同様
の部品は同様の参照符号で示すが、エアバッグ・アセン
ブリ610′の部品には添字′が付されている)。エアバ
ッグ・アセンブリ610′は、第1及び第2のハウジング
部材627′および628′の形状を除いて、エアバッグ・ア
センブリ610に実質的に同一である。詳細に言えば、ハ
ウジング部材627′および628′は、空所629′の後方領
域の高さ(すなわち、ハウジング部材の平行な部分の間
の距離)が、空所の前方の領域の高さと実質的に同一に
なるように変形されている。また、完成されたエアバッ
グ・アセンブリ6101においては、バッグ680′は、それ
が分配部分676c′の下の空間を占めるように折り重ねら
れる。
エアバッグ・アセンブリ610他の変形例(すなわちエ
アバッグ・アセンブリ610″)が図22に示されている
(同一の部品は同一の参照符号で示すが、エアバッグ・
アセンブリ610″の部品には添字(″)を付してあ
る)。エアバッグ・アセンブリ610″は、エアバッグ・
アセンブリ610に実質的に同一であるが、第1のハウジ
ング部材627″にはインフレータ支持開口653″が設けら
れ、また、もうひとつのインフレータ620″が反応装置6
15″のに外に取り付けられている点が異なる。
エアバッグ・アセンブリ710 エアバッグ・アセンブリ710(図23)は、反応装置、
円筒形のインフレータ720およびエアバッグ725を含む。
反応装置は、第1のハウジング部材727および第2のハ
ウジング部材728を含む。これらのハウジング部材は、
ハウジング部材が互いに連結される際に、反応装置の空
所の中で円筒形のインフレータ720を捕えてそして向き
を定めるように構成される。
エアバッグ・アセンブリ710は、配備開口のためのカ
バー731も含む。図示のアセンブリ710においては、カバ
ー731は、エアバッグ・アセンブリ710の配備の間に、部
分に分かれるようになされた容器731aを含む。完成され
たエアバッグ・アセンブリ710においては、上記容器は
エアバッグ725のための容器を形成する。L字形状(断
面において)の2つの連結タブ731bが、容器731aの頂部
および底部に設けられる。各タブは、容器731aから前方
へ伸長して内方に曲がっている。各連結タブ731bの内方
に伸長している部分には孔が設けられる(孔は、図面で
は見えない。)。以下により詳細に説明するように、連
結フランジ731bは、カバー731を反応装置に取り付ける
ために使われる。
第1及び第2のハウジング部材727および728は、アル
ミニウム、鋼または他の適宜な材料を所望の形状に引抜
き加工又は鍛造加工することによって形成するのが好ま
しい。第1のハウジング部材727は、ベースプレート73
2、平行な頂部および底部壁733および734、そして平行
な側壁735および736を有する概ね箱のような構造であ
る。壁部733−736は、ベースプレート732から後方へ伸
長し、ベースプレートの周囲に直交する縁部を形成す
る。一対の連結タブ737が、頂部並びに底部壁733、734
の各々の先端の縁部から垂直に突出している。各タブ73
7は孔738を含む。
第1のハウジング部材727は、そのベースプレート732
およびその側壁735および736に形成されたインフレータ
支持構造740を含む。詳細に言えば、インフレータ支持
構造740は、ベースプレート732に形成されたクレードル
751、すなわち半円筒形の凹型の圧縮部を含む。クレー
ドル751は、インフレータ720の前方の部分を囲むたよう
な寸法になされる。また、インフレータ支持構造740
は、側壁735に形成された半円形のノッチ753aと、側壁7
36に形成されたより大きな半円形のノッチ753bとを含
む。以下により詳細に説明するように、ノッチ753aおよ
び753bは、インフレータ720のある部分を収容するよう
な寸法及び配列になされる。
第2のハウジング部材728は、ベースプレート754、平
行な頂部および底部壁755および756、そして平行な側壁
757および758を有する概ね箱のような構造である。壁部
755−758は、ベースプレート754から後方へ伸長しその
周囲に垂直な縁部を形成している。一対の連結タブ759
が、頂部および底部壁755および756の各々の基部の縁部
から外方に垂直に伸長している。各タブ759は孔760を含
む。
第2のハウジング部材728は、そのベースプレート754
およびその側壁757および758に形成されたインフレータ
支持構造765を含む。詳細に言えば、インフレータ支持
構造765は、ベースプレート754に形成されたクレードル
766すなわち半円筒形の凸型の圧縮部を含む。クレード
ル766は、インフレータ720の後方部を概ね囲むような寸
法になされる。また、インフレータ支持構造765は、側
壁757に形成された半円形のノッチ767bと、側壁758に形
成された半円形のノッチ767bとを備える。以下により詳
細に説明するように、第2のハウジング部材728は、完
成されたエアバッグ・アセンブリ710におおいてデイフ
ューザとしての役目をする。この目的のために、クレー
ドル766(すなわち半円筒形の凸型の圧縮部)は、複数
の開口またはスロット768を含む。
従って、上に説明したエアバッグ・アセンブリとは対
照的に、エアバッグ・アセンブリ710の第1及び第2の
ハウジング部材727および728は、実質的に同一でない。
インフレータ720は、エアバッグ・アセンブリ110のイ
ンフレータ120と概ね同じである。それゆえに、インフ
レータは、瓶形状の円筒形のハウジング776を備え、ネ
ック776aを含んでいる。スカイブ・ワイヤ777がネック7
76aの先端から外方に突出し、複数の分配ノズル778が、
ネック776aの全周にわたって設けられている。衝突が起
こると、作動アセンブリ(スカイブ・ワイヤ77を含む)
が加圧された膨張流体を解放し、360°のパターンでノ
ズル778の中を流す。インフレータ720においては、皿型
の突起779が、ハウジング776のネックのない端部から外
方へ突出する。
インフレータ120のようなインフレータ720をデイフュ
ーザと共に用いて、エアバッグ725に均一に膨張流体を
導くことができる。上で説明したように、図示のエアバ
ッグ・アセンブリ710においては、デイフューザが第2
のハウジング部材728の中に、より詳細には、そのベー
スプレート754に組み込まれる。完成されたエアバッグ
・アセンブリ710の配備の間に、膨張流体は、ボトル776
から、開口768を通って、クレードル751および766によ
って形成された環状の混合室に入り、更にエアバッグ72
5へ流れる。
エアバッグ725は、ナイロンを始めとする生地から形
成され、そして膨張流体入口を画成している口部を含む
折り畳み式の膨張可能なバッグ780を含む。エアバッグ7
25は、またバッグ780に取り付けられた連続的なフレー
ム782を含む。フレーム782は概ね長方形で、平行な側部
材783および784、平行な頂部および底部部材785および7
86を含む。連続的なフレーム782は、上に説明したエア
バッグ・アセンブリの連続的なフレームとはいくぶん異
なる構造である。すなわち、フレーム部材783−786の表
面は、平坦な表面を形成するように同一平面上にある。
また、一対の連結タブ787が、頂部および底部部材785お
よび786の各々の前方の縁部から外方へ突出している。
各タブ787は孔788を含む。
エアバッグ・アセンブリ710を組み立てる際に、イン
フレータ720は、第1のハウジング部材727の中で最初に
所定の向きに置かれる。インフレータ720の配置の際に
は特に、瓶のネック776aを側壁735のノッチ753aに置
き、特記779を側壁736のノッチ753bに置く。インフレー
タ120と同様に、インフレータ720は、反応装置の中で半
径方向に整合されてはならない。換言すれば、ノズル77
8は360°のパターンで配列されるので、インフレータ72
0は、インフレータ支持構造740の中でどのような回転の
向きに位置してもよい。
インフレータ720が第1のハウジング部材727に置かれ
たならば、第2のハウジング部材728が、第1のハウジ
ング部材727に隣接して置かれる。第2のハウジング部
材728は、インフレータ720が反応装置の空所の中に所定
の向きの中で支持されるような態様で第1のハウジング
部材727に整合される。この所定の向きにおいて、瓶の
ネック776aは、半円形のノッチ753a及び767aによって形
成された円形の開口の中に確実に固定され、また、突起
779が、半円形のノッチ753b及び767bによって形成され
た円形の開口の中に確実に固定され、更に、インフレー
タ720の残りの部分(分配ノズル778を含む)は、クレー
ドル751及び766によって概ね包囲され且つクレードルか
ら隔置される。また、第1及び第2のハウジング部材72
7および728が正しく整合されると、対応する連結タブ73
7および759は隣接して並置され、また、対応する孔738
および760は互いによって整合される。
次に、第1及び第2のハウジング部材727および728を
適宜な方法で互いに連結し、反応装置を形成するするこ
とができる。エアバッグ・アセンブリ110と同様に、第
1及び第2のハウジング部材727および728は、膨張流体
の逃げを防止するために、相互に関して且つインフレー
タ720に対して密封されなければならない。
その後、エアバッグ725およびカバー731を反応装置に
連結することができる。しかしながら、図示のエアバッ
グ・アセンブリ710においては、ハウジング部材が互い
に連結されている同じ時に、エアバッグ725およびカバ
ー731はハウジング部材727および728に連結される。詳
細に言えば、膨張可能なバッグ780および連続的なフレ
ーム782は、カバー731の容器731aに挿入される。また、
L字型の連結タブ731bは、フレーム連結タブ787の周囲
で、対応する孔が整合されるように置かれる。
エアバッグ・フレーム782は(それに連結されたカバ
ー731と共に)、第2のハウジング部材728の直交する境
界(すなわち、ベース・プレート754の周囲の壁755−75
8によって形成された境界)の周囲に置かれる。正しく
置かれると、対応する連結タブ(すなわち、フレーム78
2のタブ787、カバー731のタブ731b、第2のハウジング
部材728のタブ759、そして第1のハウジング部材727の
タブ737)が隣接した関係で並置され、これらのタブの
対応する孔が互いに整合される。
通常の固定具(図示せず)が次に整合された孔に挿入
され、反応装置を形成するためにハウジング部材727お
よび728を互いに連結し、エアバッグ725およびカバー73
1を反応装置に連結することができる。
代替インフレータ支持構造 本発明者、反応装置が形成される際に、インフレータ
を補足し且つ支持するための幾つかの好ましい構造並び
に技術を開示したが、本発明の広い元年から逸脱するこ
となく、他の構造並びに技術を用いることができる。例
えば、インフレータ用のクレードルを別個の部材から形
成し、該部材を1又はそれ以上ののハウジング部材に連
結し、反応装置並びにインフレータを組み立てる際に、
上記部材によってインフレータをハウジング部材に関し
て隔置された関係に支持することができる。クレードル
は、例えば、V字形状の形態の部分を有するフレームと
して、あるいは、V字形状のクレードルを形成する形状
のバネ鋼又はバネワイヤとして形成することができる。
クレードルが、V字形状を有する部分を備えたフレーム
として形成された場合には、該フレームは、例えば、ロ
ックねじ(ハウジング部材に対するフレームの部分のあ
る範囲の調節を許容するセットねじとすることができ
る)によって、ハウジング部材の一方に固定することが
できる。クレードルが、バネ鋼又はバネワイヤによって
形成される場合には、バネ鋼又はバネワイヤの一部をハ
ウジング部材の一方に直接固定することができる。
更に、反応装置が形成される際にインフレータがクレ
ードルの中で弾性的に保持されるように、バネ構造を反
応装置に一体的に組み込むこともできる。バネ構造は、
クレードルと一方のハウジング部材との間で作用するこ
とができ、また、インフレータと一方のハウジング部材
との間で作用することができる。例えば、クレードル
が、V字型の部分を有するフレームとして形成された場
合には、バネ構造は、フレームを一方のハウジングに固
定するロックねじの軸を包囲するコイルバネを備えるこ
とができる。バネ構造は別個のバネ部材(例えば、バネ
ワイヤから成るバネクリップ)を備えることもでき、上
記バネ部材をハウジング部材の一方に固定し、そのハウ
ジング部材とインフレータとの間で作用させてインフレ
ータをフレームに形成されたクレードルの中に保持させ
ることができる。クレードルがバネ鋼又はバネワイヤか
ら形成された場合には、バネ鋼又はバネワイヤがバネ構
造を形成する。
インフレータをハウジング部材に対して隔置された関
係で保持し、インフレータをクレードルの中で弾性的に
保持するクレードル及びバネ構造は、ガスがインフレー
タから出る際に、インフレータ・ハウジングが幾分膨張
することを許容する。そのような特徴は、高温のガスを
発生するインフレータに関して有用である。
代替エアバッグ支持構造 上述のエアバッグ・アセンブリのエアバッグ支持構造
は通路を含んでいたが、「通路無し」のエアバッグ支持
構造も可能である。例えば、エアバッグ・アセンブリ21
0において、ハウジング部材227、228のエアバッグ支持
構造245、267は、エアバッグのフレーム282の位置決め
スタッド287を収容するように適宜に隔置された孔を有
する平坦面を備えることができる。エアバッグ・アセン
ブリ210を組み立てる際には、エアバッグ25を第1のハ
ウジング部材227の中で所定の向きで最初に定置し、こ
の定置は、位置決めスタッド288を第1のエアバッグ支
持構造245の孔に挿入することにより行われる。その
後、第2のハウジング部材228を第1のハウジング部材2
27に被せて整合し、これにより、位置決めスタッド287
を第2のエアバッグ支持構造267の孔を通して突出させ
る。このようにすると、ハウジング部材は、これらハウ
ジング部材が互いに連結されている間に、エアバッグ22
5を反応装置215の空所の中に収容し且つ向きを整えるよ
うに構成される。
代替例においては、エアバッグ支持構造245、267の
「通路無し」の例が、リベットを収容するように適宜に
隔置された孔を有する平坦面を構成する。この例におい
ては、連続的なフレーム282は、エアバッグ支持構造の
孔に整合するように位置決めされた孔(位置決めスタッ
ドではなく)を備える。また、エアバッグ支持構造は少
なくとも1つの位置決め孔を備え、また、連続的なフレ
ーム282も少なくとも1つの位置決めスタッドを備える
のが好ましい。エアバッグ・アセンブリ210の組み立て
の際には、最初にエアバッグ225を第1のハウジング部
材227の中で所定の向きで定置させるが、この定置は、
位置決めスタッドを第1のエアバッグ支持構造245の位
置決め孔の中に挿入することにより行われる。この挿入
により、対応するリベット孔が適正に整合される。その
後、第2のハウジング部材228を第1のハウジング部材2
27に被せてこれに整合させ、これにより、残りの対応す
るリベット孔を適正に整合させる。その後、リベット
(又は他の適宜な固定具)を用いてエアバッグ225をハ
ウジング部材に固定する。このようにすると、ハウジン
グ部材は、これらハウジング部材が互いに連結されてい
る際に、エアバッグ225を反応装置215の空所の中に捕捉
し且つ向きを整えるように構成される。
結言 本発明が、互いに連結されるようになされた複数のハ
ウジング部材によって形成されるエアバッグ・アセンブ
リを提供することは明らかであろう。ハウジング部材
は、これらハウジング部材が互いに連結されている間
に、インフレータ及び/又はエアバッグを反応装置の空
所の中に捕捉し且つ向きを整えるように構成される。こ
のようにすると、インフレータ及び/又はエアバッグ
は、反応装置が形成されている間に、反応装置に連結さ
れる。
本発明を幾つかの好ましい実施例に関して図示し且つ
説明したが、本明細書を読みこれを理解することによ
り、当業者が等価の代替実施例並びに変更例を行うこと
ができることは明らかである。例えば、適当な場合に
は、図示のエアバッグ・アセンブリのいずれかに含まれ
るいずれの特徴を他の図示のエアバッグ・アセンブリに
採用することができる。本発明は、そのような総ての均
等な代替例及び変更例を含むものであり、以下の請求の
範囲のみによって限定されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ライン,ジョン・エフ アメリカ合衆国ニューヨーク州14075, ハンバーグ,デボンシャー 5525 (72)発明者 シノー,ジェフリー・シー アメリカ合衆国ミシガン州48317,ユー ティカ,パルマイラ・コート 48845 (72)発明者 フィッシャー,クライグ・エム アメリカ合衆国アリゾナ州85205,メサ, イースト・ユニバーシティ・ドライヴ 4230,アパートメント 230 (72)発明者 フィッシャー,カート・エフ アメリカ合衆国ミシガン州48371,オッ クスフォード,モヤー 25 (56)参考文献 特開 昭52−77340(JP,A) 特開 平2−256541(JP,A) 特公 昭59−16980(JP,B2) 米国特許4810005(US,A) 米国特許4915410(US,A) 米国特許3493142(US,A)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】膨張可能なエアバッグを含むエアバッグ組
    立体と、 前記エアバッグを膨張するために膨張用流体を供給する
    起動可能なインフレータと、 キャビティを有するリアクション装置を形成するために
    共に結合される複数のハウジング部材とを備え、 該複数のハウジング部材は、実質的に同様の形状を有す
    る第一および第二のハウジング部材を含み、 該第一および第二のハウジング部材は、前記インフレー
    タおよびエアバッグの少なくとも一つを捕捉して該少な
    くとも一つを、前記第一および第二のハウジング部材が
    共に結合された際に、前記キャビティ内の所定位置に保
    持する車輌安全装置。
  2. 【請求項2】前記第一および第二のハウジング部材はイ
    ンフレータおよびエアバッグの両方を前記キャビティ内
    に捕捉すると共に前記第一および第二のハウジング部材
    が共に結合された際、前記インフレータおよびエアバッ
    グの両方を前記キャビティ内の各所定位置に保持する特
    許請求の範囲第1項記載の車輌安全装置。
  3. 【請求項3】前記第一および第二のハウジング部材は、
    前記第一および第二のハウジング部材が共に結合された
    際、円筒のインフレータを前記キャビティ内に保持する
    特許請求の範囲第1項記載の車輌安全装置。
  4. 【請求項4】前記第一および第二のハウジング部材は、
    該第一および第二のハウジング部材が共に結合された
    際、一つ又はそれ以上のトロイダルインフレータを前記
    キャビティ内に捕捉して保持する特許請求の範囲第1項
    記載の車輌安全装置。
  5. 【請求項5】更にディフューザを含み、前記第一および
    第二のハウジング部材は、該第一および第二のハウジン
    グ部材が共に結合された際、前記ディフューザを前記キ
    ャビティ内に捕捉すると共に該ディフューザをキャビテ
    ィ内に所定配置に保持する特許請求の範囲第1項記載の
    車輌安全装置。
  6. 【請求項6】前記第一および第二のハウジング部材は、
    前記リアクション装置が楕円形の開口を形成するような
    形状にされている特許請求の範囲第1項記載の車輌安全
    装置。
  7. 【請求項7】前記第一および第二のハウジング部材は、
    該第一および第二のハウジング部材が共に結合されたと
    きに、前記インフレータとエアバッグとの間に延びるベ
    ンチュリ溝を形成する特許請求の範囲第1項記載の車輌
    安全装置。
  8. 【請求項8】更に、カバーおよびバンドを含み、前記第
    一および第二のハウジング部材は、前記バンドが前記カ
    バーの周りに緊張されてカバーをリアクション装置に結
    合するような形状にされている特許請求の範囲第1項記
    載の車輌安全装置。
  9. 【請求項9】前記第一および第二のハウジング部材の少
    なくとも一つがインフレータの一部を収容するクレード
    ルを形成する特許請求の範囲第1項記載の車輌安全装
    置。
  10. 【請求項10】前記第一および第二のハウジング部材の
    少なくとも一つがこれらと一体のクレードルを有し、該
    クレードルはその内部にインフレータの一部を収容する
    特許請求の範囲第1項記載の車輌安全装置。
  11. 【請求項11】更に、弾性の偏倚装置を含み、該偏倚装
    置は、前記第一および第二のハウジング部材が共に結合
    された際に、前記インフレータを前記クレードル内に弾
    性保持するように配置されている特許請求の範囲第10項
    記載の車輌安全装置。
  12. 【請求項12】前記エアバッグ組立体は、更に、エアバ
    ッグの一部に取り付けられたリテイナを含み、前記第一
    および第二のハウジング部材の少なくとも一つは前記リ
    テイナの選択された部分を収容するみぞを形成する特許
    請求の範囲第1項記載の車輌安全装置。
  13. 【請求項13】前記第一および第二のハウジング部材の
    少なくとも一つがこれらと一体に形成されたばねを有
    し、該ばねは、インフレータの外部に係合すると共に前
    記第一および第二のハウジング部材が共に結合された際
    に該インフレータを第一および第二のハウジング部材の
    他の一つに対して弾性押圧するようにした特許請求の範
    囲第1項記載の車輌安全装置。
  14. 【請求項14】前記第一および第二のハウジング部材は
    エアバッグを捕捉すると共に前記第一および第二のハウ
    ジング部材が共に結合された際エアバッグをキャビティ
    内の所定位置に保持し、前記第一および第二のハウジン
    グ部材の少なくとも一つはトロイダルインフレータの外
    部取付けに適応する特許請求の範囲第1項記載の車輌安
    全装置。
  15. 【請求項15】更に、ディフューザを含み、該ディフュ
    ーザは第一および第二のハウジング部材の一つに組込ま
    れている特許請求の範囲第1項記載の車輌安全装置。
  16. 【請求項16】膨張可能なエアバッグを含むエアバッグ
    組立体と、 前記エアバッグを膨張するための膨張用流体を供給する
    起動可能なインフレータと、 キャビティを有するリアクション装置を形成するために
    共に結合される複数のハウジング部材と、を備え、 前記複数のハウジング部材は形状が実質的に同じである
    第一ハウジング部材および第二のハウジング部材を含
    み、前記第一および第二のハウジング部材はエアバッグ
    を前記キャビティ内に捕捉し前記第一および第二のハウ
    ジング部材が共に結合された際エアバッグをキャビティ
    内の所定位置に保持する車輌安全装置。
  17. 【請求項17】第一および第二の部分を含むハウジング
    であって、前記第一および第二の部分が前記ハウジング
    内に第一の室を形成し、前記第一および第二の部分の少
    なくとも一方がファスナを受ける複数の孔を有するハウ
    ジングと、 前記ハウジングの第一の部分と第二の部分との間で前記
    第一の室内に配置されたインフレータであって、前記イ
    ンフレータ内に第二の室を形成する壁を含み、前記イン
    フレータの前記第二の室内に膨張用流体が収容され、前
    記インフレータの壁がインフレータの第一および第二の
    対向する端部間に延びる外面を有するインフレータと、 前記ハウジングに取付けられ且つ膨張用流体の開口を有
    する膨張可能なエアバッグと、 前記ハウジングの第一および第二の部分が前記インフレ
    ータの前記外面に対してクランプし、前記第一および第
    二の部分が前記第一の室を形成し、前記第一の室が
    (i)インフレータのクランプされた前記端部間で延び
    且つ(ii)前記インフレータからの膨張流体を受け、前
    記ハウジングの第一および第二の部分が協働して膨張用
    流体を前記第一の室から前記エアバッグの膨張用流体の
    開口に通すことと、 前記ハウジングの少なくとも一方の部分の前記孔を通し
    て延びる複数のファスナであって、前記ハウジングの前
    記第一の部分を前記ハウジングの前記第二の部分に接続
    するファスナと、 を含む車輌安全装置。
  18. 【請求項18】(i)前記インフレータの第一および第
    二の対向する端部は前記インフレータの対向する円筒の
    端部分であり、(ii)前記インフレータの外面は円筒の
    外面であり、該外面は前記インフレータの前記第一およ
    び第二の対向する円筒端部分間に延びる長手方向の中心
    軸線を有し、前記ハウジングの第一および第二の端部は
    前記中心軸線に対して垂直な方向にインフレータの前記
    円筒外面に対してクランプする特許請求の範囲第17項記
    載の車輌安全装置。
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