JP2620016B2 - エアバッグ用膨張器及び組付方法 - Google Patents

エアバッグ用膨張器及び組付方法

Info

Publication number
JP2620016B2
JP2620016B2 JP4091181A JP9118192A JP2620016B2 JP 2620016 B2 JP2620016 B2 JP 2620016B2 JP 4091181 A JP4091181 A JP 4091181A JP 9118192 A JP9118192 A JP 9118192A JP 2620016 B2 JP2620016 B2 JP 2620016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inflator
housing
wall
reactor
airbag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4091181A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05131887A (ja
Inventor
パトリック・ジー・ジャーボー
スティーブン・ダブリュー・モーラー
ジョセフ・ジェイ・ミーム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRW Vehicle Safety Systems Inc
Original Assignee
TRW Vehicle Safety Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRW Vehicle Safety Systems Inc filed Critical TRW Vehicle Safety Systems Inc
Publication of JPH05131887A publication Critical patent/JPH05131887A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2620016B2 publication Critical patent/JP2620016B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/217Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together
    • B60R21/2171Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together specially adapted for elongated cylindrical or bottle-like inflators with a symmetry axis perpendicular to the main direction of bag deployment, e.g. extruded reaction canisters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/264Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic
    • B60R21/2644Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic using only solid reacting substances, e.g. pellets, powder

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアバッグモジュールに
組み付け可能な円筒状膨張器とこの膨張器の形成のため
の方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用エアバッグモジュールの構造の周
知のものは、容器内に配置された膨張器及びエアバッグ
を備える。この容器は、反応装置(例えば、反応カン或
は反応プレート)と該反応装置に連結されたカバーとに
よって一般に形成され、膨張器及びエアバッグの封体を
完成している。このモジュールは、此等の膨張器及びエ
アバッグをこの反応装置に締結してから、反応装置にカ
バーを締結することによって組み立てられる。このモジ
ュールは、一般に、容器の一部(通常、反応装置)を車
両の構造部分に連結することによって該車両内に据え付
けられる。衝突に及んで、膨張器は不活性ガス(例え
ば、窒素ガス)を産出し、圧力下にある該ガスはエアバ
ッグへ指向され、該エアバッグに対して容器から搭乗者
コンパートメント内への逸脱を強制することになる。
【0003】車両用エアバッグモジュールの一公知例
は、Wipasuramontonの米国特許第4,9
38,501号に示される。ここでの膨張器は、固体ガ
ス発生材を包囲する略々円筒状ハウジングを備える。複
数のガス小出しノズル又はガス分配ノズルが、その円筒
状ハウジングに形成され、該ハウジング長の実質部分に
沿って配置されている。この円筒状ハウジングは衝撃押
出加工されており、該ハウジングの末端壁部から外側へ
向けて延在し且つ一体的に押し出されたネジ付きボス部
を有する。このボス部は膨張器をエアバッグモジュール
内に配置し且つ整合させることができるような不均整な
格好をしている。
【0004】エアバッグモジュールの円筒状膨張器の他
の数々の公知例としては、Hamilton et a
lの米国特許第4,200,615号、Wilhelm
の米国特許第4,158,696号、Schneide
rの米国特許第4,890,860号、及びRisko
の米国特許第4,153,273号等に示されている。
上記特許の各々においての円筒状膨張器は、エアバッグ
モジュール用の反応カン或いは他種の容器内に、該容器
内の孔を貫通延在するネジ付きスタッドを用いて側方装
填されるように特殊に設計されている。更に此等の特許
の各々の円筒状膨張器は該膨張器のハウジングに取り付
けられた整合ピン或は整合キー等の別個の整合装置を備
え、この整合装置が円筒状膨張器をモジュール内に適切
に整合する。こうした構造によって、上記ネジ付きスタ
ッドが上記モジュール孔内に挿入された後でさえ、膨張
器ハウジングのピン或はキーは必ずモジュールにおける
溝或は切欠に適切に整合されなければならず、膨張器を
モジュールに対して適切に配向することになる。こうし
て、円筒状膨張器をモジュール内に組み付ける工程を自
動化するためには、この円筒状膨張器をモジュール用の
反応カン或いは他の容器内に挿入して、膨張器ハウジン
グのピン或はキーをモジュールの溝或は切欠に対して整
合させるべく膨張器をモジュール内に配向する工程を自
動化する必要があるであろう。
【0005】車両用エアバッグモジュールの膨張器の他
の公知例はBachelderの米国特許第4,91
5,410号に示されている。この膨張器は、エアバッ
グ容器の壁部に形成された架台内に配置され得、該容器
に取り付けられたスプリングクリップによって該架台内
に維持され得る外側円筒状ハウジングを備える。その膨
張器ハウジングにおける整合ピンは、上記架台における
協働的な孔内に収容され得て、膨張器を該架台内に適切
に配向する。然し乍ら、このBachelder特許の
膨張器をモジュール内へ自動的に組み付けるためには、
(i)膨張器の架台内への挿入最中において膨張器ハウ
ジングの整合ピンが架台の協働する孔に合致するように
膨張器を配向すること、(ii)その後、膨張器を架台
内に保持するためにクリップを容器に固定することを含
む工程を自動化する必要があるであろう。
【0006】円筒状膨張器のより最近の更なる別の公知
例は、本発明の譲受人に譲渡されて、本願と同時係属中で
ある、「エアバッグモジュール構造及び組付技法(Ai
rBag Module Construction
andAssemblyTechnique)」と題さ
れた米国特許出願第07/493,962号に示されて
いる。その出願での好ましい実施例において、円筒状膨
張器ハウジングはそのハウジング長に沿って延在する複
数のフランジを有する。その膨張器ハウジングは衝撃押
出技法によって形成され、上記複数のフランジは膨張器
ハウジングと一体的に押出し加工されて該膨張器ハウジ
ングと一体的な反応装置を形成している。此等のフラン
ジは複数の孔を有し、此等孔が膨張器が車両の構造部分
にボルト付け或はリベット付けされることを可能として
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この米国特許出願第0
7/493,962号の膨張器の設計は円筒状膨張器の
エアバッグモジュールへの取り付けを促進するに有効で
あると信じられる。特に、膨張器における複数のフラン
ジを、該膨張器及び反応装置のエアバッグモジュール内
への組み付けのために、エアバッグ或はカバーのサブア
センブリに締結させることができる。然し乍ら、より長
い円筒状膨張器の場合では、無視できない数々の仕上げ
工程を回避するような十分な寸法的精度でこうしたフラ
ンジを膨張器ハウジングと一体的に押出加工することは
難しいであろう事を出願人は確信している。更に、フラ
ンジを膨張器ハウジングと一体的になるように衝撃押出
加工することは、異なる長さの膨張器ハウジングを形成
するために、そうした膨張器ハウジングは異なる複数の
型から打ち出されなければならない。更に、膨張器がフ
ランジと一体的に形成された際、モジュールの自動組立
化のために、その膨張器をモジュール内で適切に整合す
る必要が更にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はエアバッグモジ
ュールに組み付けられる新規で有用な円筒状膨張器を提
供し、こうした膨張器を形成するための新規で有用な方
法に関する。円筒状膨張器は簡単に且つ効率的に形成さ
れてエアバッグモジュールに組み付けられるように設計
されている。更に、この円筒状膨張器は大量生産組み立
て技術(好ましくは自動制御方式)によってモジュール
に組み付けることができると確信される。更には、この
円筒状膨張器は、該膨張器をエアバッグモジュールに組
み付ける際の該膨張器の誤整合を簡単且つ迅速に検出す
ることができるように設計されている。
【0009】本発明の1つの好ましい形態に従えば、円
筒状膨張器ハウジングは軽量アルミニウムから衝撃押出
加工される。この膨張器はそのハウジングの一端部と一
体的に押し出し加工されたさね部を有する。このさね部
は平坦面を有し、該平坦面はエアバッグモジュールの他
の構成要素の平坦面に例えばボルト付け或はリベット付
け等によって連結されることができる。またこのさね部
は、もし膨張器が上記エアバッグモジュールの組立中に
おいて該モジュールの他の構成要素に対して不適切に配
向された場合、該膨張器の設計された誤整合状態を生ず
るような一体形成された装置を含む。この装置は上記さ
ね部の平坦面と対向して形成された幾何学的に形成され
た面を含む。モジュールにおける他の構成要素への膨張
器の組付中において、もしこの膨張器がモジュール内に
不適切に配向されたならば、上記装置は膨張器とエアバ
ッグモジュールの反応装置との間の誤整合の所定形態を
生ずる。この誤整合の所定形態は、視覚的によるか或い
は好ましくは自動調査装置によるかの何れかによって、
容易に検出されるよう設計されており、それによって、
組付工程中においての膨張器の迅速且つ効率的な再配向
を可能としている。加えて、本発明の好ましい形態に従
えば、スリーブが膨張器とは別個に線形押出加工され
て、膨張器の円筒状ハウジング上の上記さね部から軸方
向に離間する部位に取り付けられる。このスリーブは該
スリーブから径方向外側に向かって延在する一対の対向
フランジを含む。此等フランジの各々は、エアバッグモ
ジュールの反応装置の平坦面に例えばボルト付け或はリ
ベット付け等によって連結されることができる平坦面を
有する。此等フランジにおける各平坦面は上記さね部の
平坦面とは略々同一平面上にある。こうして、フランジ
及びさね部の同一平坦面は大量生産(好ましくは自動制
御方式)技術によって反応装置にボルト付け或いはリベ
ット付けされることができる。
【0010】本発明の他の形態に従えば、膨張器は、膨
張器ハウジングとは別個に形成されて該ハウジングの軸
方向に離間する部分にそれぞれ取り付けられた一対のス
リーブを含む。各スリーブは該スリーブから径方向外側
へ向かって突出する一対の一体形成された対向フランジ
を含む。此等スリーブは膨張器ハウジングに取り付けら
れることができ、各スリーブのフランジ上の協働する平
坦面は略々同一平坦面上に相互に延在する。こうして、
同一平坦面或いはフランジは大量生産(好ましくは自動
組付)技術によって反応装置の平坦面にボルト付け或い
はリベット付けされることができる。更には、スリーブ
の少なくとも1つは一体的に形成された装置を含み、も
し膨張器がモジュールの組付工程中において反応装置に
対して不適切に配向されたならば、該膨張器と反応装置
の間の誤整合の所定形態を生ずる。上述したように、こ
うした装置は誤整合状態の膨張器の簡単且つ効率的な視
覚(且つ好ましくは自動制御方式)検出が可能であり、
それによって、組付工程中においての膨張器の非常に迅
速且つ効率的な再配向を可能としている。
【0011】したがって、本発明の基本的な目的は、簡
単且つ効率的に形成されてエアバッグモジュール内へ組
み付けられるように設計された円筒状膨張器を提供する
ことである。本発明の他の目的は、円筒状膨張器ハウジ
ング構造を提供することであり、この円筒状膨張器ハウ
ジング構造は、膨張器がエアバッグモジュールの他の構
成要素に対して不適切に配向された場合、設計された誤
整合状態を生ずるための一体形成された装置を含む。こ
の装置は膨張器の誤整合状態の迅速且つ効率的な検出が
可能であり、それによって、製造工程中における膨張器
の迅速且つ効率的な再配向を可能としている。
【0012】本発明の更なる目的と長所は以下詳述する
説明と添付図面からより明白になる。
【0013】
【実施例】図示の如く、図1乃至図9はエアバッグ拘束
システム用の膨張器ハウジング構造を示す。この膨張器
ハウジングは、符号100で全体的に示される如く、窒
素等の不活性ガス源用のキャビティ103を画成する容
器102を備える。このガス源は(図2において概略的
に104で示される)固体ガス発生材であるが、加圧下
のガス容器をも使用される。固体ガス発生材が使用され
ているため、(図2において概略的に105で示され
る)濾過構造をもこのキャビティ103内には含まれ
る。この固体ガス発生材104は車両用エアバッグに使
用される如何なる公知の固体ガス発生材であってもよ
い。1つの好ましいガス発生材は、本発明の譲受人に譲
渡された米国特許第4,696,705号及び同第4,
698,107号に記載される如くに、アジ化ナトリウ
ム及び酸化鉄から主に作られる。此等の特許で議論され
る如く、固体ガス発生材104は、好ましくは、複数の
グレインに形成され、此等グレインが容器102内に相
互に隣接して積み重ねられている。濾過構造105は公
知の濾過材(例えば、ワイヤメッシュ、スチールウー
ル、ガラス繊維、或はセラミックフェルト様材)であり
且つこの特殊なガス発生材と共に使用するに適合する形
態で作ることが可能である。此等の固体ガス発生材10
4及び濾過構造105の特別な性質は、本発明の如何な
る部分をも形成せず、ここではこれ以上説明しない。
【0014】容器102は略々円筒状の主壁部106を
有し、これが長手軸107を取り囲んでいる。この主壁
部106の長さは該円筒状壁の径よりは実質的に大き
い。容器102は、円筒状主壁部106の一方の長手方
向端部と一体的に好ましくは形成された末端壁部110
を含む。円筒状主壁部106の他方の長手方向端部は概
略的に112で示された開口部を画成している。末端部
キャップ114がこの主壁部106に取り付けられ、固
体ガス発生材104及び濾過構造105の容器102内
への挿入の後に開口部112を閉塞する。容器としての
好ましい構造は、この発明の譲受人に譲渡された米国特
許第4,938,501号に記載されている。
【0015】容器102の末端壁部110は、該壁11
0と一体的に且つ延出的に好ましくは形成されたさね部
120を含む。このさね部120は、以下により詳細に
説明するように、膨張器100をエアバッグモジュール
の反応装置に配向させ且つ整合させるために使用され
る。
【0016】図1乃至図3に示される如く、このさね部
120は輪郭において幾何学的な湾曲形状を有する。特
に、このさね部120は実質的に平坦な上面124と実
質的に平行する底面126を含む。後方装填される膨張
器の場合、即ち、エアバッグモジュールの外側から後方
に取り付けられる膨張器の場合に備えて、さね部の底面
126は概略的に130で示される整合装置を有する。
この整合装置130は略々半円形の断面形状を有する形
成面を備え、このさね部の底面126から下方へ伸びて
いる。
【0017】図1に最も明示される如く、さね部120
の上面124は複数の取付孔132、例えばボルト穴或
いはリベット穴を含み、此等の取付孔で膨張器100が
エアバッグモジュールの反応装置に連結されることを可
能としている。図4に図示される如く、ファスナー13
4A,134B、例えばボルト或いはリベットが此等取
付孔132や反応装置の壁部136における孔(符号な
し)に挿入されて、さね部120の上面124を壁部1
36の平坦面に略々隣接して連結させる。他の通常的な
平坦ファスナーの付属品、例えばワッシャーやブラケッ
ト等をこのさね部120と壁部136の間に介在させる
こともできる。
【0018】膨張器が反応装置に対して正しく配向され
ると、主壁106において概略的に137で示される複
数のガス小出しのずる(又はガス分配ノズル)がエアバ
ッグモジュール内に指向され、折り畳まれたエアバッグ
138を膨張させる。更に、膨張器が正しく整合させら
れた状態では、さね分配120の上面124は反応装置
の壁部136の上記隣接平坦面に連結させられるように
なっている。さね部120は反応装置の壁部に略々平ら
に横たわり、膨張器ノズル137はエアバッグ138内
に適切に整合されている。更には、ファスナー134
A,134Bは反応装置の壁部136に対して適切に着
座される。
【0019】然し乍らもし膨張器がエアバッグモジュー
ルに対して不適切に配向されていれば、即ちノズル13
7が図5に示される如く反応装置から逸れて外側に指向
されていれば、上記整合装置130が誤整合状態を効果
的に指示することになる。この為、整合装置130はそ
の連結が試みられた際に、さね部120と反応装置の平
坦壁部136の間の分離を引き起こすことになる。例え
ば、図5は不適切に配向された膨張器を示しており、該
膨張器を反応装置に連結しようとしている一対のファス
ナー134A,134Bを伴っている。ファスナー13
4Aは、然し乍ら、整合装置130及び反応装置の平坦
壁部136によって生じている分離のために該平坦壁部
に対して不適切に着座している。そうした誤整合状態は
手動的或いは自動的な調査工程の何れかによって即座且
つ効率的に検出され得、それによって膨張器は反応装置
の壁部に適切に整合され得る。
【0020】整合装置130は前方装填型エアバッグ及
び後方装填型エアバッグの両方に使用できるように設計
されている。後方装填用膨張器の場合、図6に示される
如く、エアバッグモジュール139は、140での反応
装置内に配置された折り畳まれたエアバッグ138を伴
って典型的には予め組み立てられており、且つ、カバー
141で少なくとも部分的に覆われている。膨張器10
0は、反応装置140の平坦壁部136に形成された膨
張器孔142に少なくとも部分的に挿入されて、該壁部
136に連結されている。エアバッグモジュール用の好
ましい反応装置は、1991年2月19日に出願され且
つ本発明の譲受人に譲渡された「エアバッグモジュール
(Air Bag Mojule)」と題された同時係
属中の出願に示されている。エアバッグモジュールのそ
の他の構成部材は本発明の如何なる部分をも形成してお
らず、以降において議論されない。
【0021】同様に、当業者には明らかな如く、前方装
填用膨張器の場合、即ちエアバッグモジュールの反応装
置の内側から取り付けられる膨張器の場合、上記整合装
置130はさね部120の上面に形成されることにな
る。前方装填用膨張器におけるこの整合装置は、該膨張
器がエアバッグモジュールに対して不適切に配向された
際に、同じように誤整合状態の指示を提供することにな
るであろう。
【0022】また、膨張器ハウジング構造は図1乃至図
6において符号143で概略的に指定されるスリーブを
含み、該スリーブはエアバッグモジュール139の反応
装置140に対する膨張器100の連結を促進するに適
合されている。この為、図8及び図9により詳細に示さ
れる如く、スリーブ143は内側環状周面144及び外
側環状周面145を有する管状断片を含む。この内側面
144は膨張器構造の容器102の外径、特に開口端部
112付近の該容器102の外径と略々同一の径を有す
る。
【0023】スリーブ143は、6061アルミニウム
から或いはその他の通常の線形押出技術による伸張され
た管状の材料から好ましくは押出加工される。この発明
のスリーブ143等の管状パーツの線形押出の技術はア
ルミニウム製造業界における当業者には周知である。線
形押出加工された管は適当な長さに切断されて、膨張器
構造の取付用としての個々のスリーブを提供することが
できる。
【0024】スリーブ143は、図1に示される如く、
膨張器ハウジング100の円筒状壁部106に一体的に
連結されるように適合されている。特にスリーブは、さ
ね部120から軸方向に離間した位置であり、膨張器ハ
ウジングの開口端部112付近に好ましくは連結され
る。スリーブ143は膨張器ハウジング100にプレス
嵌め(圧入)、焼嵌め、或いは本ざねはぎ技術等の当業
界においては全て公知の通常取付技術によって連結され
得る。例えば、本ざねはぎ取付方法の場合、スリーブ1
43の内側面144は長手方向に延在する凸部を有する
ことができ、これが容器102に形成された長手方向に
延在する凹部に受け入れられることになる。 スリーブ
143は径方向に対向し且つ外側に突出する一対のフラ
ンジ146を備える。フランジ146の各々は上面14
7及び底面148を有する。図1に示される如く、各フ
ランジの上面147は該フランジを貫通する複数の取付
孔149、例えばボルト孔或いはリベット孔を有する。
此等取付孔149はスリーブ143がエアバッグモジュ
ールの反応装置に連結されることを可能としている。複
数のファスナー150、例えばボルト或はリベットはフ
ランジ146における取付孔149とモジュールハウジ
ング140の壁部136における協働する複数の孔(符
号なし)とを貫通する。スリーブ143は膨張器ハウジ
ング100に好ましくは取り付けられ、各フランジ14
6の上面147はさね部120の上面124と同一の平
面に沿って外側へ向かって延在する(例えば図3を参照
のこと)。こうした取付によってスリーブ及びさね部が
反応装置の共通の平坦壁部に連結されることになる。然
し乍ら、また各フランジ146の上面147は必要に応
じて、さね部120の上面124とは平行状態である
が、オフセット状態で外側へ延在することができて、特
にもし反応装置の壁部が膨張器孔142回りで平坦でな
い場合に該膨張器の該反応装置への連結を可能ならしめ
ている。更にまた、その他の通常的な平坦ファスナー用
の付属品、例えばワッシャやブラケット等を各フランジ
と反応装置の平坦壁部の間に介在させることができる。
【0025】この好ましい実施例におけるスリーブ14
3は対称的であり、即ち、スリーブのフランジにおける
何れの平坦面も、膨張器がエアバッグモジュールに対し
て前方装填されるか或いは後方装填されるかに応じ、反
応装置の壁部に連結され得る。更に、スリーブは膨張器
の長さ(例えば、運転者側膨張器か乗員側膨張器)に関
係なく該膨張器に取り付けられ得る。
【0026】容器102の主壁部106は略々管形状で
あり、内側面160及び外側面162を備える。この主
壁部106の内側面160は一定径の比較的に平滑な円
筒状面である。然し乍ら、主壁部106の外側面162
は複雑な形状を有する。特に主壁部106の外側面はノ
ズル領域N、反応領域R及び一対の連結領域C1,C2
を有する。一連のガス小出しノズル137がノズル領域
Nにおいて容器100の主壁部106を放射状に貫通し
て延在している。このノズル領域Nは主壁部102の選
択された長手方向部分(例えば図1を参照のこと)に沿
って長手方向に延在している。図10に示される如く、
このノズル領域Nはまた、長手方向軸107を部分的に
取り囲むものであって、そして該ノズル領域Nは主壁部
106の選択された周壁部分上に延在している。
【0027】主壁部106の反応領域Rは上記長手方向
軸107に沿ってのノズル領域Nと略々同一長であり、
該ノズル領域Nとは径方向で対向するような主壁部10
6の選択された周壁部分上に延在している。また、追加
的なガス小出しノズル137Aがこの反応領域R内に配
置されることができ、容器100のこの主壁部106を
貫通して延在することができる。此等のガス小出しノズ
ル137Aは余分なガスを膨張器から排出させるように
指向させることができ、温度補償の目的でエアバッグか
ら遠ざけている。更に、主壁部106の環状区分164
(図1、図2及び図10を参照のこと)が上記ノズル領
域N及び反応領域Rの各々の部分と一体的に且つ該部分
を形成している。
【0028】上記の一対の連結領域C1,C2はノズル
領域Nと反応領域Rの間に延在している。図1から明ら
かな如く、此等連結領域C1,C2は長手軸107に沿
って同軸上に延在している。更に、此等連結領域C1,
C2の各々の長さはノズル領域Nと反応領域Rとの長さ
よりは幾分小さい。
【0029】ノズル領域N及び反応領域Nにおける主壁
部106の厚さは、連結領域C1,C2における主壁部
106の厚さよりは大きい。膨張器の作動中、ガスは容
器100内で発生され、ノズル137,137Aを通っ
て放出される。このガスの圧力と該ガスがノズル13
7,137Aを通って放出されるに従ってハウジング内
に生ずる推進力は該ハウジングの主壁部106に作用す
る。この主壁部106はノズル領域N及び反応領域Nで
はこうしたガス圧力及び推進力に対抗するために比較的
に厚くなっているが、連結領域C1,C2では膨張器の
重量を最小限にするために比較的に薄くされている。
【0030】此等のノズル領域及び反応領域に加えて、
膨張器ハウジングの長手方向における両端部は膨張に際
して比較的に高い圧力に耐えられるように設計されなけ
ればならない。よって、図2に示される如く、容器10
2の末端壁部110の厚みは主壁部106の中で最も厚
い部分より大きい。更には、容器102は環状壁部16
5を含み、これが主壁部106と末端壁部110を連結
しており、そこでの環状壁部165の厚みは末端壁部1
10の厚みと少なくとも同等の大きさである。容器10
2の開口部112は比較的に厚くて、長手方向軸107
を取り囲む環状部分180を有する。この比較的に厚い
壁部分180は比較的に一定した径を有し、この径はス
リーブ140(143)(図9)の内径と略々同一であ
る。この壁部分180は内部ネジ(不図示)を有して末
端キャップ114の外部ネジ(不図示)を受けており、
ガス発生材104、濾過構造105及び他の適当な内部
構成要素等が挿入された後の容器102に末端キャップ
114が確実に取り付けられることを可能としている。
【0031】膨張器ハウジング構造100用の容器10
2は衝撃押出によって好ましくは冷間成形される。好ま
しい材料は2014アルミニウムであり、これは軽量の
高力アルミニウムであり、通常の衝撃押出技術によって
容易に成形され得る材料として周知である。本発明にお
ける容器102等のカップ状パーツを衝撃押出するため
の技術はアルミニウム製造業界での当業者にとっては周
知である。2014アルミニウムの衝撃押出用のプレス
機、成形型、及び離型剤は全て周知である。本出願人は
6061アルミニウム等の他の軽量材から膨張器ハウジ
ングを形成することが可能であろう事を確信している。
6061アルミニウムは2014アルミニウムよりは強
度の点において低いが、衝撃押出技術によってより容易
に成形可能である。この押出は逆押出によって好ましく
は達成され、これはアルミニウムの衝撃押出用として周
知の技術でありこれ以上の説明は要しないであろう。
【0032】押出工程中において、末端壁部110及び
さね部120は主壁部106と一体的に成形される。こ
の押出のための型は好ましくは堅固な一体型であり、容
器の外郭(さね部120上の整合装置130の輪郭を含
む)に一致する輪郭を備えている。そうした型成形はア
ルミニウム製造業界では周知であり、これ以上の説明は
要しないであろう。
【0033】膨張器容器102が上述した衝撃押出技術
によって成形された後、複数のノズル137,137A
がノズル領域N及び反応領域Nに穴開け加工され、ネジ
が該容器102の環状部分180の内部に形成される。
此等のネジは末端キャップ114の外部ネジに一致する
ように設計されており、該末端キャップ114が主壁部
106に取り付けられるようにしている。この末端キャ
ップ114は適切な外側に延在する面(不図示)を含
み、それがレンチ或は他の器具で係合され得て該末端キ
ャップ114が容器102に締め付けられることを可能
としている。
【0034】本発明の第2実施例に従えば、膨張器ハウ
ジングは反応装置に、上述された好ましい実施例でのさ
ね部及びスリーブの組み合わせの代わりに、図9の14
3と図11の190で概略的に示される形式の一対のス
リーブを用いて連結されることができる。説明の簡素化
及び明確化のため、先行して使用したものと同一の参照
符号が図11のスリーブでの同一要素を説明する為に用
いられる。
【0035】スリーブ143,190は上述したような
原則に従って形成され、図12に示されるように膨張器
ハウジングの軸方向に離間する部位に、上述した取付技
術、例えば焼嵌め、圧力嵌め或いは本ざねはぎ等を用い
てそれぞれ取り付けられる。特にスリーブ143は膨張
器ハウジングノズル開口端部112付近に取り付けられ
る一方、スリーブ190は該膨張器ハウジングの末端壁
部110付近に取り付けられる。スリーブ190は押出
加工中に成形され且つ膨張器ハウジングの外側形状に対
応する一対の内側溝191(図11)を有する。此等の
スリーブ143,190は容器102に取り付けられ、
此等の一対のフランジの各フランジの上面147が相互
に略々同一平面内に延在するようにする。フランジ14
6における孔149は膨張器がエアバッグモジュールの
反応装置の平坦壁部に、単一スリーブに関しての上述し
たものと同一の技術を用いて、連結されることを可能と
している。
【0036】更に、図11に示される如く、スリーブ1
90のフランジの少なくとも1つにおける底面148は
通常の線形押出技術によって一体的に形成された整合装
置を有することができる。例えば、このフランジの底面
148は、押出工程中に形成された図3におけるさね部
での整合装置130と同一の幾何学的形成面を有するこ
とができる。特に、図11に示される如く、この底面1
48は192で示されるような、下方且つ長手方向に延
在する突起を含むことができる。面148上のこの突起
192は、スリーブ190におけるフランジの少なくと
も1つの面148の反応装置の平坦面への連結を防止す
ることによって、膨張器ハウジングのエアバッグモジュ
ールへの適正な整合状態を指定する。更には、この突起
192は、膨張器が後方装填用の膨張器か或いは前方装
填用の膨張器かに応じて、上面147或いは底面148
の何れかと一体形成されることが可能である。例えば、
後方装填用膨張器の場合、この突起192はフランジ底
面148上に形成されることもあり、前方装填用膨張器
の場合、この突起192は上面147上に形成されるこ
ともある。何れにせよ、突起192は誤整合状態の膨張
器をエアバッグモジュールの反応装置に連結することを
防止し、膨張器の再配向を組み付け工程中において可能
とすることになる。
【0037】以上、膨張器ハウジング構造と、該膨張器
を、エアバッグモジュールの自動制御製造をなせるよう
なエアバッグモジュールの反応装置に組み付ける簡素且
つ好都合な方法とを説明した。更に、好ましい膨張器ハ
ウジング構造であって、該膨張器のエアバッグモジュー
ルへの誤整合を迅速且つ効率的に検出する一体的な整合
装置を有することによって該エアバッグモジュールの製
造工程において該膨張器の再配向を迅速且つ効率的にな
せるような膨張器ハウジングを以上において説明した。
然し乍ら、この開示の精神に伴って、この好ましい実施
例の自明な代替変更例等は当業者にとって明白となるこ
とと確信する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原則に従って構成された膨張器ハウジ
ング構造の平面図である。
【図2】図1における2−2線による平面に略々沿って
切断した場合の膨張器ハウジング構造の断面図である。
【図3】図1の3−3線による平面に略々沿って切断し
た場合の膨張器ハウジング構造の前端図である。
【図4】図3における膨張器ハウジング構造の前端図で
あり、さね部の反応装置の壁部に対する適切な整合状態
を示す。
【図5】図3における膨張器ハウジング構造の前端図で
あり、さね部の反応装置の壁部に対する不適切な整合状
態を示す。
【図6】膨張器のエアバッグモジュールへの連結の方法
を示している、該エアバッグモジュールの側断面図であ
る。
【図7】図1における4−4線による平面に略々沿って
切断された膨張器ハウジング構造の後端図である。
【図8】本発明の原則に従って構成されたスリーブの平
面図である。
【図9】本発明の原則に従って構成されたスリーブの斜
視図である。
【図10】図1における7−7線による平面に略々沿っ
て切断された膨張器の拡大断面図であって、該膨張器ハ
ウジング内部の材料は省略されている。
【図11】本発明の第2実施例に従って構成されたスリ
ーブの斜視図である。
【図12】本発明の第2実施例に従って構成された膨張
器ハウジング構造の平面図である。
【符号の説明】
100 膨張器ハウジング 102 容器 103 キャビティ 104 固体ガス発生材 106 容器の主壁部 107 長手軸 110 末端壁部 112 開口部 120 さね部 130 整合装置 136 反応装置の平坦壁部 137 ガス小出しノズル 138 折り畳み状態のエアバッグ 139 エアバッグモジュール 140 反応装置 141 カバー 142 膨張器孔 143 スリーブ 146 フランジ 190 スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーブン・ダブリュー・モーラー アメリカ合衆国ミシガン州48026,フレ ーザー,フォールマン 16500 (72)発明者 ジョセフ・ジェイ・ミーム アメリカ合衆国ミシガン州48461,ノー ス・ブランチ,ヒッコリー・ヒル・ドラ イブ 3215 (56)参考文献 米国特許4964654(US,A) 米国特許4191392(US,A) 米国特許3880447(US,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグ用膨張器構造(100)であ
    って、長手方向軸(107)を取り囲む実質的に円筒状
    の壁部(106)を有するハウジング部材(102)を
    備え、前記ハウジング部材(102)は前記円筒状壁部
    (106)の少なくとも一部を貫通して伸びる少なくと
    も一つのガス小出しノズル(137)を含み、前記ハウ
    ジング部材(102)は前記円筒状壁部(106)の一
    方の長手方向端部と一体的な末端壁部(110)を含
    み、前記円筒状壁部(106)と前記末端壁部(11
    0)とが協働してガス発生物質(104)を収容するキ
    ャビティ(103)を形成するエアバッグ用膨張器構造
    (100)において、前記ハウジング部材(102)は
    前記末端壁(110)と一体的で且つそれから外側に突
    出するさね部(120)を含み、前記さね部(120)
    は第1の面(124)を有し、その第1の面(124)
    は、前記エアバッグ用膨張器(100)がエアバッグモ
    ジュール(139)に適切に取り付けられたとき、エア
    バッグモジュール(139)の選択された第1の部分の
    相補の面と第1の面のほぼ全面に沿って密に合い、前記
    ハウジング部材(102)は前記末端壁部(110)か
    ら軸方向に離間する位置で前記円筒状壁部(106)を
    少なくとも部分的に取り囲みかつそれと連結されたスリ
    ーブ(143)に更に含み、前記スリーブ(143)は
    前記スリーブから半径方向外側に伸びる少なくとも一つ
    のフランジを含み、前記少なくとも一つのフランジ(1
    46)は前記エアバッグモジュール(139)の選択さ
    れた第2部分の面と合う面(147)を含み、前記少な
    くとも一つのフランジ(146)の前記面は、前記エア
    バッグ膨張器構造(100)が前記エアバッグモンュー
    ル(139)に連結されたとき、前記エアバッグモジュ
    ール(139)の選択された第2部分に対して配置さ
    れ、前記さね部(120)は整合装置130を有する第
    2の面(126)を含み、前記整合装置は、エアバッグ
    膨張器(100)が前記エアバッグモジュール(13
    9)に不適切に取り付けられたとき、前記第2の面がそ
    のほぼ全面に沿って前記エアバッグモジュールの相補の
    面(136)と密に合わないようにするエアバッグ膨張
    器構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の膨張器構造(100)
    において、前記スリーブ143は、(a)前記末端壁
    (110)から軸方向に離間した前記位置で前記円筒状
    壁部(106)の部分を周方向に完全に取り囲む円筒状
    部材と、(b)前記円筒状部材から外側へ伸びている直
    径方向反対の一対のフランジ(146)とを備えて成
    り、前記スリーブ(143)の前記フランジ(146)
    は、前記エアバッグモジュール(139)の選択された
    第1の部分の平坦面(136)に連結される同一平坦面
    (147)を有する膨張器構造。
  3. 【請求項3】 エアバッグモジュール(139)用の反
    応装置(140)と、前記反応装置(140)に連結さ
    れたエアバッグ膨張器(100)とを備え、前記反応装
    置(140)は貫通するスロットを有する壁部(13
    6)を含み、前記膨張器(100)はガスが内部キャビ
    ティ(103)を画成する円筒状ハウジング(102)
    を含んでいて前記ハウジングからガスが排出され、前記
    円筒状ハウジング(102)は前記ハウジングに形成さ
    れた複数のガス小出しノズル(137)を有し、前記円
    筒状ハウジングは前記スロットを部分的に貫通して伸
    び、前記ガス小出しノズル(137)が前記壁部(13
    6)の少なくとも一部に配置されている装置において、
    前記膨張器(100)は前記円筒状ハウジング(10
    2)から遠ざかるように伸びる取付構造を含み、前記取
    付構造は、前記反応装置(140)の前記壁部(13
    6)に所定の整合状態で取り付けられ、かつ第1の面
    (124)と、整合装置(130)を有する第2の面
    (126)とを備え、前記第1の面は、エアバッグ膨張
    器(100)がエアバッグモジュール(139)に適切
    に取り付けられたとき、第1の面のほぼ全面に沿って反
    応装置(140)の前記壁部(136)と密に合わさ
    れ、前記整合装置(130)は、エアバッグ膨張器(1
    00)がエアバッグモジュール(139)に不適切に取
    り付けられているとき、前記第2の面(126)をその
    ほぼ全面に沿って反応装置(140)の前記壁(13
    6)と密に合わさせないようにする装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、前記取
    付構造は前記円筒状ハウジング(102)の末端壁部
    (110)と一体的に形成されたさね部(120)を含
    み、前記第1及び第2の面(124)及び(126)が
    前記さね部(120)に形成されている装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4のいずれかに記載の装置
    において、前記取付構造は、前記ハウジング(102)
    から半径方向外側に伸びる一対の反対方向のフランジ
    (146)を有するスリーブ143を含み、前記フラン
    ジ(146)の各々は前記反応装置(140)の平坦壁
    部(136)に連結される平坦面(147)を有する装
    置。
  6. 【請求項6】 エアバッグ膨張器構造(100)であっ
    て、少なくとも一つのガス小出しノズル(137)を有
    する円筒状壁部106を有するハウジング(102)を
    含み、前記円筒状壁部(106)は第1の端部(11
    0)及び第2の端部(112)を有し、此等の円筒状壁
    部(106)、第1の端部(110)及び第2の端部
    (112)はガス源(104)を収容する膨張器キャビ
    ティ(103)を少なくとも部分的に画成するエアバッ
    グ膨張器構造(100)において、前記ハウジング(1
    02)は前記円筒状壁部(106)のそれぞれの部分を
    取り囲む対のスリーブ(143、190)を含み、前記
    一対のスリーブは円筒状壁部(106)に沿って予め選
    択された位置で軸方向に離間されており、各スリーブは
    一体的に形成された少なくとも一つの取付フランジ(1
    46)を有し、前記フランジ(146)の少なくとも一
    方は平坦面(147)及び面(148)を有し、前記平
    坦面(147)は、前記膨張器ハウジング(102)が
    エアバッグモジュール(139)と所定の整合状態にあ
    るとき、エアバッグモジュール(139)の構成要素の
    平坦面(136)と合わされ、前記面(148)は、前
    記膨張器ハウジング(102)がエアバッグモジュール
    (139)と所定の整合状態にないとき、その構成要素
    の平坦面(136)と合わされないようになっているエ
    アバッグ膨張器構造。
  7. 【請求項7】 エアバッグ膨張器構造(100)であっ
    て、円筒状壁部(106)と、第1端部(110)及び
    前記第1の端部とは反対側の第2の端部(112)を有
    するハウジング(102)とを含み、前記ハウジング
    (102)は前記壁部(106)の少なくとも一部を貫
    通する複数のガス小出しノズル(137)を有し、前記
    円筒状壁部106はガス源(104)を収容する膨張器
    キャビティ(103)を少なくとも部分的に画成するヱ
    アバッグ膨張器構造において、前記円筒状壁部(10
    6)は前記ハウジング(102)を反応装置(140)
    の面(136)に取り付けるための取付構造を含み、前
    記取付構造は取付面と、それと反対側の面とを含み、前
    記反対側の面は反応装置(140)の面(136)と合
    わされないようになっていて前記ハウジング(102)
    が反応装置(140)に取り付けられるのを阻止し、前
    記取付面は前記反応装置(140)の面(136)と合
    わされるようになっていてそのハウジング(102)が
    前記反応装置(140)に取り付けられるようにしてい
    るエアバッグ膨張器構造。
JP4091181A 1991-04-12 1992-04-10 エアバッグ用膨張器及び組付方法 Expired - Lifetime JP2620016B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US684664 1991-04-12
US07/684,664 US5197756A (en) 1991-04-12 1991-04-12 Air bag inflator and method of assembly

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05131887A JPH05131887A (ja) 1993-05-28
JP2620016B2 true JP2620016B2 (ja) 1997-06-11

Family

ID=24749031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4091181A Expired - Lifetime JP2620016B2 (ja) 1991-04-12 1992-04-10 エアバッグ用膨張器及び組付方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5197756A (ja)
JP (1) JP2620016B2 (ja)
DE (1) DE4212357C2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4223237C2 (de) * 1992-07-15 1994-10-20 Daimler Benz Ag Gaskissen-System
DE59309691D1 (de) * 1992-09-21 1999-08-12 Honda Motor Co Ltd Gasgenerator für einen Airbag
DE4235760C2 (de) * 1992-10-23 1995-06-08 Daimler Benz Ag Insassenrückhaltesystem
US5263739A (en) * 1992-12-28 1993-11-23 General Motors Corporation Air bag module
US5388322A (en) * 1993-05-28 1995-02-14 Simon; Joseph A. Method of making a shatterproof air bag inflator pressure vessel
US5449195A (en) * 1994-01-28 1995-09-12 Morton International, Inc. Constant diameter inflator retainer
DE4415523A1 (de) * 1994-05-03 1995-11-09 Temic Bayern Chem Airbag Gmbh Gasgenerator für Seitenaufprallschutz
US5460400A (en) * 1994-05-20 1995-10-24 Takata, Inc. Passenger-side air bag module with improved assembly features
US5458363A (en) 1994-06-16 1995-10-17 Morton International, Inc. Cylindrical inflator retainer ring
US5445408A (en) * 1994-08-02 1995-08-29 Morton International, Inc. Split ring inflator adapter
DE4445921C1 (de) * 1994-12-22 1996-05-15 Daimler Benz Ag Gasgenerator für einen durch Abbrennen eines pyrotechnischen Treibsatzes aufblasbaren Gassack
US5498029A (en) * 1995-01-19 1996-03-12 Morton International, Inc. Toothed inflator adapter for an airbag assembly
US5496058A (en) * 1995-05-17 1996-03-05 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Apparatus with inflator mounting structure
US5588668A (en) * 1995-05-26 1996-12-31 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Air bag module
DE19526347C1 (de) * 1995-07-19 1996-06-13 Preh Elektro Feinmechanik Vorrichtung zum Befestigen mindestens eines metallischen, geflochtenen Siebes
US5558363A (en) * 1995-09-07 1996-09-24 Morton International, Inc. Slide-on combustion chamber for automotive airbag module
US5658009A (en) * 1995-11-13 1997-08-19 Morton International, Inc. Cushion attachment assembly and method for air bag modules utilizing tubular-type inflators
US5975569A (en) * 1997-11-03 1999-11-02 Illinois Tool Works Heat treated combustion chamber housing and process for making same
US6945554B2 (en) * 2002-08-26 2005-09-20 Autoliv Asp, Inc. Inflator press fit housing for inflatable curtains
US8162350B1 (en) * 2010-10-07 2012-04-24 Autoliv Asp, Inc. Gas generator
JP6219132B2 (ja) * 2013-11-07 2017-10-25 株式会社ダイセル ガス発生器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3880447A (en) 1973-05-16 1975-04-29 Rocket Research Corp Crash restraint inflator for steering wheel assembly
US4191392A (en) 1978-08-24 1980-03-04 General Motors Corporation Occupant restraint cushion system
US4964654A (en) 1989-05-11 1990-10-23 Allied-Signal Inc. Air bag assembly

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3904221A (en) * 1972-05-19 1975-09-09 Asahi Chemical Ind Gas generating system for the inflation of a protective bag
US3801126A (en) * 1972-05-19 1974-04-02 Gen Motors Corp Occupant restraint system
US3817552A (en) * 1972-08-25 1974-06-18 Gen Motors Corp Occupant restraint system
SE7703125L (sv) * 1976-03-29 1977-09-30 Allied Chem Pyroteknisk uppblasningsanordning
US4103806A (en) * 1977-01-03 1978-08-01 White E Vernon Valve guard for protecting the regulator valve on a scuba tank
US4158696A (en) * 1977-09-28 1979-06-19 Talley Industries Of Arizona, Inc. Air cushion restraint inflator assembly
US4153273A (en) * 1978-04-14 1979-05-08 General Motors Corporation Occupant restraint cushion system
US4332398A (en) * 1980-07-11 1982-06-01 General Motors Corporation Inflatable restraint system
US4414902A (en) * 1980-12-29 1983-11-15 Ford Motor Company Container for gas generating propellant
JPS58110339A (ja) * 1981-12-23 1983-06-30 Toyota Motor Corp 自動車用エアバツグ装置
US4687640A (en) * 1985-11-08 1987-08-18 Figgie International Inc. Chlorine gas filtering material suitable for use in a chemical oxygen generator
US4696705A (en) * 1986-12-24 1987-09-29 Trw Automotive Products, Inc. Gas generating material
US4698107A (en) * 1986-12-24 1987-10-06 Trw Automotive Products, Inc. Gas generating material
US4806180A (en) * 1987-12-10 1989-02-21 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Gas generating material
US4890860A (en) * 1988-01-13 1990-01-02 Morton Thiokol, Inc. Wafer grain gas generator
US4915410A (en) * 1988-11-28 1990-04-10 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Vehicle air bag module and method of assembly
US4938501A (en) * 1989-03-10 1990-07-03 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Inflator housing structure
US5062664A (en) * 1989-05-11 1991-11-05 Allied-Signal Inc. Air bag assembly
US5088764A (en) * 1990-03-15 1992-02-18 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Air bag module construction and assembly technique

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3880447A (en) 1973-05-16 1975-04-29 Rocket Research Corp Crash restraint inflator for steering wheel assembly
US4191392A (en) 1978-08-24 1980-03-04 General Motors Corporation Occupant restraint cushion system
US4964654A (en) 1989-05-11 1990-10-23 Allied-Signal Inc. Air bag assembly

Also Published As

Publication number Publication date
DE4212357A1 (de) 1992-10-15
US5197756A (en) 1993-03-30
DE4212357C2 (de) 1995-07-13
JPH05131887A (ja) 1993-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2620016B2 (ja) エアバッグ用膨張器及び組付方法
JP2604972B2 (ja) 膨張式クッションを反応容器部材に取付ける装置及び方法
US5284358A (en) Air bag assembly
US5096222A (en) Vehicle air bag module and method of assembly
JP3021505U (ja) 膨張可能拘留システムに組込まれる膨張可能クッション組立品
EP0698532B1 (en) Inflator secured in diffuser housing of airbag module assembly by locking end cap
JP2772219B2 (ja) エアバッグ組立体
KR970001742B1 (ko) 에어백 보호시스템에 사용하기 위한 디퓨져 장치, 에어백/디퓨져 서브조립체 및 에어백 모듈 조립체
EP0447030B1 (en) Air bag module construction and assembly technique
US5121941A (en) Air bag module
EP0622277B1 (en) Air bag module with a center mounted tubular inflator
EP0609959A1 (en) Air bag module construction and assembly technique
US5829777A (en) Air bag device
US5356174A (en) Vehicle airbag assembly
JP3045269U (ja) 環状ソーイング・エリアを有するエアバッグ・クッション・リテーナ
US5498024A (en) Inflatable restraint assembly
US7374198B2 (en) Airbag module canister
JP3034893U (ja) 膨張装置
US5588668A (en) Air bag module
US5498025A (en) Air bag module
CA2112958C (en) Inflatable restraint system reaction canister
US5678848A (en) Air bag module with combined assembly and mounting hardware
JP3713809B2 (ja) エアバッグ装置
JPH1148895A (ja) エアバッグ装置
JPH07329676A (ja) エアバッグ装置のリッド取付構造