JP3021505U - 膨張可能拘留システムに組込まれる膨張可能クッション組立品 - Google Patents

膨張可能拘留システムに組込まれる膨張可能クッション組立品

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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/217Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together
    • B60R21/2171Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together specially adapted for elongated cylindrical or bottle-like inflators with a symmetry axis perpendicular to the main direction of bag deployment, e.g. extruded reaction canisters

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車等の搭乘者のためのクッションを用い
た膨張可能拘留システムにおける反応ハウジング(1
6)に膨張可能クッション、即ちエアバッグ(12)を
継合するに有利な改良された膨張可能クッション組立品
を提供。 【解決手段】 このクッション組立品はクッション(1
2)のガス導入口部(30)の周りに配設されたチャン
ネル部材(36)にフランジ付き条片(42,43,4
4,45)を挿置することによって構成されるフランジ
付きクッションインサート(7,8)を利用する。該ク
ッションインサートのフランジ(43,44,45)は
チャンネル部材(36)に条片(42)を保留し、クッ
ション保留部材(14)に固定具なしで該クッションイ
ンサートを継合するように使用され、当該保留部材が次
に反応ハウジング(16)と継合されるか、或いは反応
ハウジング(16)に該インサートを直に継合されるよ
うになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は膨張可能拘留システムで使用される膨張可能クッション組立品(アッ センブリ)に関するものであり、具体的には膨張可能クッションを膨張可能拘留 システム内の反応ハウジングに連結する装置及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インフレータ拘留システムは、概して膨張可能クッション(通常エアバッグと 称される)、このシステムを採用した自動車等の車両が突然減速したときにクッ ションを膨張、展開させるガスを提供するインフレータ、及びクッション、即ち エアバッグとインフレータを支持する及び/或いは収容するための反応ハウジン グ、即ちキャニスタを含む。このようなシステムは通常エアバッグモジュールと 称されるが、このシステムではクッション(エアバッグ)がインフレータの起動 したときにガスを受入れるためのガス導入開口を規定した開口セクションを有し ている。インフレータ起動の初期にクッションと反応ハウジングに作用する大き な力のために、クッションのキャニスタ(反応ハウジング)に対する連結固定は 、もしもこの連結固定が困難でないならばクッション展開の際にクッションを適 正に機能させるために重要となる。モジュール組立に際し、クッションを反応ハ ウジングと簡単且つ経済的な仕方で以って固い信頼性の高い付設が実現出来るよ うに連結(カップリング)することは重要である。
【0003】 膨張可能クッションを反応ハウジングに付設するためのシステムの1つは本出 願人に譲渡された1992年12月18日出願のLauritzen他の米国出 願第07/993,280号に開示されている。従ってここではこれを引用して 説明される。このシステムは金属のクッションリテーナを採用しており、これは 1対の円筒形チャンネル部分を含み、両部分はスペーサ(図4)によって分離さ れており、両部分には膨張可能クッションにおける対応する1対の周辺肉厚ガス 導入開口部が挿入される。この開口部は代表的にはクッションのガス導入開口の 折り返しヘリによりチャンネルを作り、この中にプラスチックロッド(棒)等の ビード材を挿入することにより構成される。周辺肉厚ガス導入開口部は、クッシ ョンリテーナの夫々のチャンネル部分に挿入されて、付設用インサート(図4) を規定する。このインサートを反応ハウジングの付設用スリーブに組込むことに より膨張可能クッションのハウジングに対するファスナレス付設が実現される。
【0004】 クッションのガス導入開口部の折り返しヘリにプラスチックロッドを使用する と、クッションの展開に際してクッションにかかる応力分布を容易に均等化する と共にこれら応力の集中負荷(ポイントローディング)を回避するのに役立つが 、ビード材、即ちロッドはクッションのハンドリングの際と、膨張可能拘留シス テムへの組込みの際にチャンネル、即ち折り返しヘリから脱落する傾向がある。 更に、クッションにその展開に際してかかる応力が作業標準を越えるものである ならば、その結果ビード材、即ちプラスチックロッドは、クッションリテーナに 適正に着座されていない、即ち保留されていないとすれば、ポンとチャンネルか ら飛び出す傾向にあり、それがクッションを反応ハウジングに接合させるための 付設機構の故障の原因となる。それに加えて、周辺肉厚ガス導入開口部の材料が この開口部を金属のクッションリテーナに組み合せたときに、引裂かれたりして 破損し、この事態により組立プロセスが厄介な作業を伴うことになる。
【0005】 膨張可能クッションの開口に形成されたチャンネルに配置したある種の形式の インサートを利用するシステムは先行技術上で知られている。Goetzの19 89年4月4日発行の米国特許第4,817,828号では、金属棒(メタルバ ー)がエアバッグ材をオーバラップさせ、ヘリ或いはステイッチラインを縫い合 せることにより形成されたポケットに挿置されている(Fig.21)。エアバ ッグ材とバーの両者をキャニスタの縁部と、キャニスタ、エアバックファブリッ ク及びメタルバーを通して挿入されたホッチキス針(ステープル)によって連結 され、それによりエアバッグ付設組立工程中に整合作業、更にはステープルの取 付けのための作業者の追加介入が必要とされる。条片、エアバッグ材及び反応キ ャニスタ側壁を折り曲げてトグルロックを形成している状態を示すFig.2の 構造の場合にも、同じことがいえる。各々の場合、エアバッグ布は組立作業中に 引き裂きの危険にさらされる。
【0006】 Kob他の1978年9月5日発行の米国特許第4,111,457号に示す 別の構造によれば、クランプ手段が膨張可能なエアバッグを自動車用保留装置の ハウジングに連結するために利用されている。この場合、エアバッグのガス導入 部分はコード(cord)様のインサートの周りで曲げられたビード形状のリム を形成しており、これにより輪郭条片のキー形チャンネルにガス導入部分を導入 させるようになっている(Fig.2)。輪郭条片はゴム弾性材で作られるが、 これはハウジングの周端の周りに配設した連続体のフランジと周方向に係合する ように設計される。この輪郭条片がハウジングに取付けられると、2個の半型か ら成るリング(Fig.1)がリム含有条片の周りで締め付けられて、膨張可能 バッグをハウジングフランジと係合させるようになっている。この構造に組立る 作業では、エアバッグ付設のためにハウジングに環状に取付けた連結体のコード 様部材が必要となる。
【0007】 Webber他の1993年11月23日発行の米国特許第5,263,73 9号には、エアバッグの2個のヘリループをインフレータハウジングコンテナに 固定するために両ヘリループに挿置されるU字形取付けロッドの2個のセグメン トを利用するシステムが開示されている。ヘリループは共通の取付けロッド(リ テーナ20)に、プレートを2個のロッドセグメントの終端に1対のプッシュナ ット(Fig.1参照)を用いて付設することにより、保留される。具合の悪い ことには、エアバッグのヘリループは、両ループがロッドセグメントを受容出来 るようになる前に、シュートフランジの溝に挿置しなければならないが故に、エ アバッグ付設は困難且つ時間を要する作業となる。
【0008】 膨張可能クッションの開口(マウス)に形成されたチャンネルに挿入するイン サートを利用するその他のシステムは以下の米国特許に記載されている。 NemecekのUSP3,514,125(1970年5月26日発行) Lauritzen他のUSP4,941,678(1990年7月17日発 行) BrutonのUSP4,986,569(1991年1月22日発行) HartmeyerのUSP4,988,119(1991年1月29日発行 ) GoodのUSP5,069,480(1991年12月3日発行) Wright他のUSP5,186,492(1993年2月16日発行) KomerskaのUSP5,195,775(1993年3月23日発行) CuevasのUSP5,277,442号(1994年1月11日発行)
【0009】 まずいことには、この種の構造では、代表的にはリベット、ボルト、ねじ、ス テープル等の固定具を採用し、これで1の形態或いは別の形態にあるクッション (エアバッグ)を膨張可能拘留システムの関係する部材に固定する。更に、上記 先行特許に記述されているシステムのいづれも、クッションを膨張可能拘留シス テムの関係する部材に改良された固定具不要接続(ファスナーレスカップリング )を実現するのに、インサートをクッションのポケット或いはチャンネルに保留 するこの必要性を満していない。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は上述の先行技術の問題を克服して、膨張可能拘留システムにお いて使用される膨張可能クッションの装置に有利な改良クッション装置を提供す ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、膨張可能拘留システムに組込むための膨張可能クッション組 立品(アッセンブリ)として、ガス導入口部とチャンネル部材を有する膨張可能 クッション及び該チャンネル部材内に配置した少なくとも1つの長尺条片(スト リップ)を含んで構成されている。チャンネル部材は適宜の材料で作り得るが、 クッションのガス導入口部の材料で、例えばクッション材料を1部重複させてそ の2枚の材料部分を縫い合せたり、或いはステイッチングにより局部的に一体化 させて成るスリーブ状のヘリの形式に作るのが好ましい。
【0012】 この組立品はチャンネル部材内に条片を保留する手段を含んで構成され、この 条片保留手段はチャンネル部材とボタンとして機能するように連携させるために 条片の周りに固定配設された少なくとも1つの、好ましくは複数のフランジを含 んで成る。本考案の1面によれば、フランジはチャンネル部材に配設した対応す る孔と係合させ、フランジが実質的に部材の外部に露出するようにする。このチ ャンネル部材の孔は概してフランジが挿入されるクッションのヘリ、即ちスリー ブ状のチャンネル部材に設けたスロットの形態にする。フランジとチャンネル部 材の形態は、条片の周りに固定配置されたフランジがチャンネル部材内に摺動に より受容可能であり、好ましくは干渉嵌合する、即ち締まりばめ状に受容され、 チャンネル部材の対応するスロットと係合したときに条片をチャンネル部材内に 保留出来るように設計される。
【0013】 本考案の別の面から見れば、前記条片保留手段は条片の両端にもフランジを有 し、チャンネル部材が当該端末フランジの間に配位するようにしている。条片の チャンネル部材への挿入を容易に実行出来るようにするためには、フランジと条 片を一体構成物にし、例えばこの構成物をフランジ付きロッドの形式に適宜の材 料の射出成形により製作するのが好ましい。
【0014】 本考案の更に別の局面によれば、条片保留手段はフランジを取付けた端末キャ ップを含むようにし、この端末フランジ付きキャップを条片の各端末に取付け、 それにより条片を受容しているチャンネル部材を両フランジ付きキャップの間に おいて、これらに隣接するように保留する。フランジ付きキャップを装着した条 片は更に条片の周りに配設された少なくとも1つのフランジを含み、この追加の フランジをチャンネル部材に配設した対応する孔と係合させるようにしてもよい 。条片端にキャップを確実に保留するためには、キャップ孔をそれに条片が締ま りばめ状に嵌合するように形成するか、或いは接着剤等の適宜の手段によって条 片に固接するようにしてもよい。
【0015】 膨張可能クッションのチャンネル部材、条片及びチャンネル部材内に条片を保 留する条片保留手段は、三者が合体したときに、フランジ付きクッションインサ ートを構成する。条片と係合したフランジは弾性或いは変形可能性を有するもの にし、拘留システムの別の要素である反応ハウジングの受け部、例えばクッショ ンインサートと継合(カップリング)させるべき対応するチャンネル或いはスリ ーブに摺動により組込んで、それに内部保留し、それにより膨張可能クッション を反応ハウジングに継合せることが容易に実行出来るようにすることが出来る。 ここでフランジに適用される用語「弾性」は、外力が与えられたときにフランジ 形状が一時的に変形し、外力を除いたときに原形に戻る物性と定義される。用語 「変形可能性」は例えば折り曲げ等による外力を受けたときに実質的に永久に変 形する、即ちフランジが外力を除いたときに原形に復元しない塑性変形する物性 をいう。
【0016】 本考案に係る組立品はその移送とハンドリングの際に条片がクッションチャン ネル部材から分離される可能性をなくすものである。条片の周りに配設、即ち環 設したフランジを、クッションインサートを対応するチャンネル、或いはスリー ブ受け部に継合させるために、使用することにより、組立工程におけるクッショ ンの容易な取扱いと積極的な位置決めが確実に可能になる。更に、リテーナ或い はスリーブがクッションチャンネル部材の材料と組立工程において接触する事態 は実質的に減じられる。
【0017】 本考案のもう1つの別の局面によれば、前記フランジ付きクッションインサー トは二種の条件の1方の下で膨張可能拘留システムに組込まれる。このインサー トは一方の条件下においてはクッション保留部材のチャンネル部分と合体させら れて、本出願人の米国特許出願第07/993,280号に開示のように反応ハ ウジングと継合せるためのクッション保留インサートを構成し、他方の条件下で は反応ハウジングの部材それ自体に直に合体することになる。
【0018】 前記第1条件下では、クッション組立品は前記フランジ付きクッションインサ ートに加えて、更にクッション保留部材を含んで構成される。このクッション保 留部材はフランジ付きクッションインサートを受容してその内部に固定するため の少なくとも1つのチャンネル部分を含んで成り、この受容固定により両者が膨 張可能クッションを膨張可能クッション拘留システムに収容された反応ハウジン グ部材に継合するためのクッション保留インサートを構成する。チャンネル部分 は概してスリーブ全長に亘って延在して、スリーブ内部に通じているスロットを 有する圧縮可能スリーブ、即ちスロット付きスリーブの形式になっている。
【0019】 クッション保留部材は代表的には、複数のチャンネル部分、好ましくは第1、 第2のチャンネル部分を含み、これらの部分が対応する数のフランジ付きインサ ートを受容してその内部に固定するようになっている。好適例では、第1、第2 チャンネル部分は少なくとも1つのスペーサ部材、好ましくは2個のスペーサ部 材により離間関係で且つ平行関係になるように合体されている。クッション保留 部材のチャンネル部分とフランジ付きクッションインサートは合体したときに、 クッション保留インサートを構成し、当該インサートは膨張可能クッション拘留 システム内で反応ハウジングと継合され得る外形に成っている。
【0020】 フランジ付きクッションインサートと反応ハウジングの間のインターフェース としてクッション保留部材を提供することの利点はインフレータの起動直後の反 応ハウジングの拡張と変形を最小限度に抑えることにある。インフレータにより 発生させられて膨張可能クッション内に迅速に膨張して流入するガスによって反 応ハウジングに作用される外力があるが故に、クッション保留部材は反応ハウジ ングのこの外力による損傷をハウジング側壁を補強することにより防ぐように働 く。
【0021】 本考案の別の局面を構成する前記第2条件下では、フランジ付きクッションイ ンサートは膨張可能拘留システムの反応ハウジング部材と直に、フランジ付きク ッションインサートをハウジング部材に取付けられた対応する付設用スリーブに 組込むことによって継合される。従って、本考案によれば、膨張可能クッション を反応ハウジングに膨張可能拘留システム内で継合するためのシステムが提供さ れることになる。このシステムは上述のクッションとフランジ付きクッションイ ンサートに加えて、フランジ付きクッションインサートを摺動により受容出来る ようにした外形の付設用スリーブを含む反応ハウジングを含んで構成されている 。ここで用いた「システム」の用語は反応ハウジングを含まない前記クッション 組立品に対し、それと区別するためにのみ便宜的に使用されるが、本来クッショ ン組立品に包含されるものであり、具体的にはクッション−反応ハウジング組立 品と称し得る。付設用スリーブは代表的には反応ハウジングの一体部分として成 形され、概して円筒構造物であって、スリーブの内部に通じたスリーブ全長に亘 って配設された長尺のスロットを有している。反応ハウジングは概して複数の付 設用スリーブ、好ましくは2個のスリーブを、これに対応する数のフランジ付き インサートを受容するために有している。
【0022】 このシステムは更にクッション保留部材を含んで構成され得るものであり、そ の種々の態様は既に第1条件下において前述されている。この場合のクッション 保留部材はフランジ付きクッションインサートを受容して内部に固定するための 少なくとも1つのチャンネル部分を含む。上述のように、チャンネル部分とフラ ンジ付きクッションインサートは合体してクッション保留インサートを構成する 。この保留インサートは反応ハウジングの付設用スリーブに組込まれることによ り膨張可能クッションをハウジングに継合固定出来るように外形が設定されてい る。
【0023】
【実施例】
本考案は通常乘物としての自動車において利用される膨張可能拘留システムの 内部で膨張可能クッション(以下、単に「クッション」と称す)を継合(カップ リング)するための改良膨張可能クッション組立品を提供する。もっとも、この システムは航空機等の他のタイプの乘物のためにも採用され得ることは勿論であ る。具体的にいえば、本考案は基本的には反応ハウジングにクッションを接合す るためのフランジ付きクッションインサートの形式になる組立品(アッセンブリ )を提供する。なお、反応ハウジングはクッションとインフレータに加えて、拘 留システムの1部を構成している。
【0024】 図1には、膨張可能クッションを膨張可能拘留システム内の反応ハウジングに 継合させるための組立品が分解斜視状に示されている。このシステムは膨張した 条件のクッション12とクッション保留部材と反応ハウジング16を含む。クッ ションはガス導入開口30を含む区分(セクション)、のど区分32及びまくら 区分34の3個のセクションを含んで構成される。ガス導入口部30はその名称 が意味する通りインフレータ(図示省略)からガスが開口72を通ってのど区分 30に入れられるためのクッションの領域を規定している。このガスは次にまく ら(ピロー)区分34に入り、このまくら区分がクッション作用を奏して乘物の 突然の減速、例えば乘物の衝突の際に搭乘者を深刻な被害を被ることに対し保護 することになる。インフレータ自体は本考案の1部を構成するものではないので 、ここではこれ以上言及しない。
【0025】 図2,3に示す膨張可能クッション組立品においては、クッション12のガス 導入口部30が開口(マウス)72におけるヘリ(ヘム)の形式に成るチャンネ ル部材36を具備している。チャンネル40はクッション材を折り返して一部重 複させ、それを綴じ縫いすることにより形成される。チャンネル部材36は、本 例ではクッション12のガス導入口部と一体に成形されているが、適宜の材料か らチャンネル部材を個別に作成し、これをクッションに、例えば縫い合せること によって付設するようにすることも出来る。図1に示すように、1対のチャンネ ル部材36,37がクッション12のガス導入口部30に、各チャンネル部材が 実質的に平行な関係で相互に離間するように配設される。
【0026】 図2に具体的に示すように、チャンネル部材36は中央フランジ43と端末フ ランジ44,45とを有するロッド42を包み込んでいる。各端末フランジ44 ,45はロッド42の1方の末端近傍に固定されている。ロッド42と3個のフ ランジ43,44,45は適宜のプラスチック材料から射出成形により1個片構 造物として作成される。ロッドとフランジは条片形状である限りどのような形状 も採ることが出来る。ロッドとフランジはプラスチックやメタル個片等の適宜の 材料から夫々作り、それを一般的な手段によって接合させるようにもすることが 出来るロッド42はチャンネル部材36の範囲外に僅かに延出していて、中央フ ランジ43をチャンネル部材の材料に配設した円周方向に延在する長孔(スロッ ト)38に入れることにより保留される。中央フランジ43を長孔38に入れる と、チャンネル部材が2個のセクション36A,36Bに分割される。各フラン ジ44,45は中央フランジ43から離間して、フランジ43,44の間にはチ ャンネル部材セクション36Aが配位し、フランジ43,45の間にはチャンネ ル部材セクション36Bが配位することになる。
【0027】 図2にLによって表されたチャンネル部材の長さ寸法に依存して、ロッド42 に少なくとも1個或いは複数個、例えば2,3個のフランジを具備させ、これら を対応する数のチャンネル部材36の長孔と係合させ、結果としてチャンネル部 材は対応するセクションに分割される。各セクションはセクション36A,36 Bの場合に説明したように関係するフランジ間に配置される。フランジ数が増加 すると、チャンネル40内のロッド42の保留力が高まるだけでなく、クッショ ン12の関係部材、例えば反応ハウジング16やクッション保留部材14への固 定力が強まる。更に、組立作業の際にクッションが破裂する事態は大いに減じら れる。それは、クッションを反応ハウジングに組立るためにフランジ(クッショ ンではなく)が使用されるからである。
【0028】 別の事例によれば、具体的にチャンネル部材36の長さLが比較的短いときに は、フランジはロッド端に取付けたフランジ付きキャップ46,46′の形態で 以ってロッド42の周りに配設される。この場合、中央フランジ或いは中間に配 位する複数のフランジはロッドの周りに配設されない。両キャップ46,46′ は固着されたフランジ47,47′を夫々有している。ロッド42がチャンネル 40に挿入され、フランジ付きキャップがロッドの両端に装着されると、チャン ネル部材36がフランジ47,47′の間に収容されることになる。フランジ付 きキャップ46,46′の間にチャンネル部材を確実に保留するために、キャッ プフランジ47,47′はチャンネル部材36のチャンネル40より僅かに大き くする。フランジ付きキャップ46のロッド42の1端への保留は各キャップの 孔48にこのロッド端と締まりばめを形成することにより確実になる。或いは、 キャップを接着剤等の適宜手段によりロッドに固定してもよい。フランジ付きキ ャップは射出成形可能材料等の、ロッド42との適合性があり且つこれに固定す ることの出来る材料や構造のものである限り、どのようなものでもよい。
【0029】 図3に示す、本考案の別の事例では、フランジ付きキャップ46,46′は図 2の端末フランジ46,46′と夫々置換して、同じ役割を果すように、即ちフ ランジ47,43の間に並びにフランジ43,47′の間にチャンネル部材2個 の区分36A,36Bの配置を夫々維持させるようにしてもよい。
【0030】 フランジ(43,44,45,47,47′)の寸法はチャンネル40の断面 積よりやや大きく設定されるものである。この寸法設定により、チャンネル部材 36はロッド42の両端の周りに配設された1対フランジ間に位置付けられて、 そこに保留される。更にこの設定により中央フランジ43(端末フランジ同様に )はチャンネル40に摺動可能に受容される、好ましくはやや締まりばめ状に受 容され、中央フランジがボタンとしてこれと係合している長孔38から「ボタン 外し」になる事態を阻止する。かくして、ロッド42はチャンネル部材36に保 留されることになる。好適モードでは、ロッド42に環設されたフランジは実質 的に変形可能な硬度のものである、即ちフランジは外力を受けたとき、例えば折 り曲げ作業時の圧縮力を受けたときに形状が変化するように特徴付けられている 。かくして、フランジの弾性により目標の受け部(チャンネル)内におけるチャ ンネル部材の所望の保留がかなえられる。フランジに所望の特性を付与する決定 的ファクターはフランジが挿入される受け部の性質とフランジを内部に保留する 手段(これは以下に詳述される)とに大きく依存している。
【0031】 本考案の別の事例によれば、膨張可能クッション12のチャンネル部材36、 プラスチックのロッド42及びこのロッドに環設される種々のフランジが、組合 されたときに、図2中の参照番号7と図3中の参照番号8によって指定されてい るフランジ付きクッションインサートを構成する。クッション全体12を含むフ ランジ付きクッションインサートは取り扱いが容易であり、ロッド42が位置移 動することなく、或いは喪失することなく移送することが出来る組立品(アッセ ンブリ)である。この組立品はクッションを反応ハウジングへフランジを追加的 に使用することにより固定具を要さずに(ファスナ−レス)付設させ、クッショ ンの反応ハウジングへの継合(カップリング)を実施する組立工程の際にクッシ ョンが直に接触する事態を不要にする。
【0032】 前述したように、フランジ付きクッションインサートは膨張可能拘留システム に対し、このインサートを下記のようにクッション保留部材に接合させてクッシ ョン12を反応ハウジング16に接合させるためのクッション保留インサートと して構成することにより(図1,2に図示)、或いはインサートを反応ハウジン グ自体と直に接合させることにより(図3,7に図示)、組込むことが出来る。
【0033】 図1と図7に具体的に示されているように、反応ハウジング16は適合可能に 輪郭付けられたインフレータ(図示省略)を内部に確保するためのキャビティ2 5を包囲するハウジングセクション20を規定した概して円筒構造部を有してい る。 19と19′で指定された剛性付設用スリーブはスロット付き円筒形孔26を 規定するために挾い中空シリンダの形状に似せたもので、これは反応ハウジング 16の各側に一体成形される。各付設用スリーブ19,19′はクッション12 の開口72の方向に概して向いていて、孔26と連通している長尺のスロット2 1を具備している。 側壁24,24′はクッション12ののどセクション32を受容してこれを支 承するために、反応ハウジングの付設用スリーブ19,19′に付属している側 に夫々形成されている。付設用スリーブ19,19′は個別部品として作成し、 これを反応ハウジング16に、例えば溶接等の一般的な手法で接合させることも 出来る。
【0034】 フランジ付きクッションインサート8を反応ハウジングにカップリングした状 態は図3に示されている。インサート8のフランジ47,43,47′は弾性を 有し、付設用スリーブ19のスロット付き円筒形孔26の断面よりやや大きくし て、この孔に締まりばめ嵌合出来るようになっている。フランジは図3に示す矢 印方向に案内されて孔26に軸方向に挿入され、それによりチャンネル部材セク ション36A,36B並びにガス導入口部30がスロット21を通ってこれに直 角な関係で延在する。スロット21はロッド42の直径より小さな値の幅Tを有 している。インサート挿入過程では、付設用スリーブ19のチャンネル部材セク ション36A,36Bの材料との接触は実質的に減じられる。それはフランジ4 7,43,47′がカップリングビークルとして使用されているからである。フ ランジ付きインサートをスリーブ19の孔26に位置付けて、そこに保留する事 態は夫々のフランジの弾性によって実現される。クッション12を反応ハウジン グに、2個のフランジ付きインサートと2個の対応する付設用スリーブ19,1 9′とを利用することにより継合(カップリング)させるための組立品或いはシ ステムは図7に示される。
【0035】 図2の参照番号7によって指定されているフランジ付きクッションインサート と、反応ハウジング16の間の締まりばめとして作用するようにクッション保留 部材を用いる様子が図1に示されている。クッション保留部材14は第1のチャ ンネル部分50と第2のチャンネル部分51とを含み、両部分はスロット付き円 筒スリーブの形式であって、両者がスペーサ部材84を介して接続して、クッシ ョン12の開口72と実質的に同じ概して四角形開口が形成され、それを通じて ガスをインフレータ起動時に流通させ得るようになっている。各チャンネル部5 0,51の円筒形態はチャンネル流路52を規定している。両チャンネル部50 ,51は夫々長尺のスロット62を具備し、これがチャンネル通路52と通じて いて、その全長に亘って延在している。各スロット62は更に対応する円筒形チ ャンネル部分50,51に従属している延在側壁53,54によって規定されて いる。
【0036】 クッション保留部材14は代表的には延性のシートメタル製であり、好ましく はスチールやアルミ製である。しかし、その他の材料製であっても、インフレー タ(図示省略)が起動してクッション12が展開したときの操作条件下で受ける 外力に耐え得る限り、問題ない。
【0037】 フランジ付きクッションインサート7とクッション保留部材14の継合、即ち カップリングの状態は図1,2,5及び6に示されている。図2に具現されてい るその詳細はインサート7がクッション保留部材14のチャンネル部分50との 継合状態を表している。インサート7のフランジ43,44,45は弾性変形可 能な物性を有しているのであって、これが矢印の方向に案内され、スロット62 の中に直角方向に夫々のフランジを押込むことによりチャンネル部分50に「前 面詰込み」(front loaded)される。フランジ43,44,45は チャンネル通路52より僅かに大きく寸法設計され、それにより両側壁53,5 4の間でスナップ嵌合(スナップフイット)出来るようになっている。このフラ ンジサイズを大きく設定することは、インサート7をチャンネル通路52に挿入 する過程でインサートの整合にも役立つ。図5は全フランジ(図上ではフランジ 44が示されているが)がチャンネル通路52にナップ嵌合するときのフランジ の概略形状を示している。
【0038】 チャンネル部材区分36A,36B並びにガス導入口部30はフランジがチャ ンネル通路52に挿入されてしまうと、スロット62を通ってそれに直角な方向 に延在する。挿入が完了してから、チャンネル部分50を図6に示すように変形 可能フランジ43,44,45の周りで圧縮させる。その結果はスロット62の 開口幅T′がロッド42の直径より小さい寸法に低減させられる。必要ならば、 フランジ付きクッションインサート7の周りでのチャンネル部分50の圧縮或い は折り曲げはチャンネル部分の内側長さに亘った折り曲げライン(図示省略)を 予め設けておくことにより容易に実行することが可能である。フランジ付きクッ ションインサート8を付設用スリーブ19と前述のように組合せる工程で見られ るように、チャンネル部材36A,36Bの材料のチャンネル部分50とクッシ ョン保留部材14との接触は実質的に減じられる。この接触低減はフランジ43 ,44,45がチャンネル部分50内にインサート7を位置付け且つ組込むため に使用されていることによる。
【0039】 対応する数のフランジ付きクッションインサートがチャンネル部分50,51 、即ち2個の部分と上述したように適正に継合されると、各クッションインサー トをその相手のチャンネル部分と接合させて成る合体物はクッション保留インサ ート70(図6参照)を構成する。このインサート70は反応ハウジング16の 対応する付設用スリーブ19,19′に摺動して受容され得るサイズと形状に設 計されている。
【0040】 フランジ付きクッションインサートの夫々をクッション保留部材14に継合固 定し、それにより付設用スリーブ19,19′に組込むためのクッション保留イ ンサートを形成するようにすれば、クッション12の反応ハウジングへの確実な 継合が保証される。更に、インフレータ起動とクッション展開との間の短い期間 中には反応ハウジングを拡張させようとする内力が過大になるが故に、クッショ ン保留部材は反応ハウジングの壁をひろがらないように保持するための構造的締 め金(ブレース)、或いはクロスタイとして作用する。従って反応ハウジングの 変形はそれを回避することが出来ないまでも、最少限度に抑制される。また保留 部材の採用はインフレータとの望ましくない接触によるクッションの損傷する可 能性を低減する。
【0041】 更に注目すべきことは、所望するならばクッション12のガス導入口部30の 全体が複数のチャンネル部材及び対応するフランジ付きクッションインサートを 設備することが出来ることである。この場合、クッション保留部材14並びに反 応ハウジング16は、開口72の周りに延在する対応する数のチャンネル部分を 配慮した形態に設計され得る。
【0042】
【考案の効果】
本考案によりフランジ付きクッションインサートの形式に、クッション保留部 材を用いて或いは用いずに、クッション組立品の種々の要素を合体させることに より、膨張可能拘留システムの製作を容易にし、生産性を高めると共にコストを 低減されるクッション組立品が提供される。フランジ付きクッションインサート は取扱い易い方法でその部品を一体化させる。組立ラインではクッションを反応 ハウジングにカップリングするのに要する作業時間と作業者の工数が低減される ので、これが最終製品の経済的な製作と生産に大きく寄与する。更に、膨張可能 クッションを夫々のチャンネルやスリーブの受け部に継合するためにフランジを 使用することは、組立工程でのクッションの積極的な位置決めを保証する。組立 工程中に保留部材やスリーブがクッションチャンネル部材の材料と接触する事態 の発生は、フランジがクッションを反応ハウジングやクッション保留プレートに 案内し、これに組込むために使用されているが故に、実質的に減じられる。本考 案に係るクッション組立品とシステムに対し、部品の寸法、形状は上記の事例の ものから必要に応じ適宜に変更することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る、膨張可能クッションを反応ハウ
ジングに接続するための組立品を示す分解斜視図であ
る。
【図2】図1に示すクッション保留部材のチャンネル部
分への導入態様を示すフランジ付きクッションインサー
トの分解斜視図である。
【図3】図1に示す反応ハウジングの付設スリーブへの
導入態様を示すフランジ付きクッションインサートの分
解斜視図である。
【図4】本考案に係る膨張可能クッションのチャンネル
部材内に条片を保留するための別の事例を示すインサー
トの斜視図である。
【図5】図1に示すクッション保留部材のチャンネル部
分へインサートを導入する際の図2に示すフランジ付き
クッションインサートの平面図である。
【図6】図1に示すクッション保留部材のチャンネル部
分の中に固定された図2に示すフランジ付きクッション
インサートの平面図である。
【図7】反応ハウジングに完全に展開したクッションが
接合している状態を示す完全に組立られた本考案に係る
組立品の斜視図である。
【符号の説明】
7,8…フランジ付きクッションインサート 10…クッション組立品(アッセンブリ、或いはシステ
ム) 12…クッション(エアバッグ) 14…クッション保留部材 16…反応ハウジング 19,19′…スリーブ 20…ハウジングセクション 21…スロット 24,24′…側壁 25…キャビティ 26…スロット付き円筒形孔 30…ガス導入口部 32…クッションのど区分 34…クッションまくら区分 36,37…チャンネル部材 36A,36B…チャンネル部材区分 38…スロット(長孔) 40…チャンネル 42…ロッド(条片) 43,44,45…フランジ 46,46′…キャップ 47,47′…フランジ 48…キャップ孔 50…第1チャンネル部分 51…第2チャンネル部分 52…チャンネル通路 53,54…側壁 62…スロット 70…クッション保留インサート 72…クッション開口(マウス)

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張可能拘留システムに組込まれる膨張
    可能クッション組立品であって、 a)ガス導入口部とこれの周りに配置される少なくとも
    1つのチャンネル部材を有する膨張可能クッション; b)該チャンネル部材の中に配置される少なくとも1つ
    の長尺条片;及び c)該条片の周りに固定配置され且つボタンとして機能
    するように該チャンネル部材と連携している少なくとも
    1つのフランジを含む、該条片を該チャンネル部材内に
    保留するための条片保留手段、を含んで構成され、 該チャンネル部材及び該条片保留手段を伴う該条片が合
    体して、該クッションの該ガス導入口部において該シス
    テムの別の要素に挿置されるべきフランジ付きクッショ
    ンインサートを構成するようにした、膨張可能クッショ
    ン組立品。
  2. 【請求項2】 該条片保留手段は該条片の周りに固定配
    置され且つ該チャンネル部材に設けた対応する孔と係合
    する該フランジの少なくとも1つであって、当該フラン
    ジが該孔の外に実質的に露出するように該孔と係合し、
    且つ該チャンネル部材内に摺動により受け入れられる外
    形になっている斯かるフランジを含んで成る、請求項1
    に記載の組立品。
  3. 【請求項3】 該条片保留手段は該条片の両端の周りに
    夫々配置されている2個のフランジを更に含み、当該端
    末フランジの間に該チャンネル部材が配置されるように
    した、請求項2に記載の組立品。
  4. 【請求項4】 各条片がロッド形式のものであり、各フ
    ランジが実質的に弾性変形可能な物性を有し、各チャン
    ネル部材が該クッションにその材料で一体に形成された
    クッションヘリとしてのスリーブ形式のものである、請
    求項3に記載の組立品。
  5. 【請求項5】 更に、d)該フランジ付きクッションイ
    ンサートを受容して内部に固定するためのクッション保
    留部材を含んで構成され、当該クッション保留部材と該
    フランジ付きクッションインサートが合体して、該シス
    テムの別の要素に挿置されるべきクッション保留インサ
    ートを構成するようにした、請求項1〜4のいづれか1
    項に記載の組立品。
  6. 【請求項6】 該クッション保留部材が該チャンネル部
    分として第1と第2のチャンネル部分を含み、両チャン
    ネル部分が少なくとも1つのスペーサ部材を介して離間
    配置で連結されている、請求項5に記載の組立品。
  7. 【請求項7】 更に、d)該フランジ付きクッションイ
    ンサートを受容可能な外形の付設用スロット付きスリー
    ブを有する反応ハウジングを含んで構成され、当該スリ
    ーブに該フランジ付きクッションインサートを挿置する
    ことにより該クッションが該反応ハウジングに継合さ
    れ、それにより該クッション組立品がクッション−反応
    ハウジング組立品に成るようにした、請求項1〜4のい
    づれか1項に記載の組立品。
  8. 【請求項8】 更に、e)該クッション保留インサート
    を受容可能な外形の付設用スロット付きスリーブを有す
    る反応ハウジングを含んで構成され、当該スリーブに該
    クッション保留インサートを挿置することにより該クッ
    ションが該反応ハウジングに継合され、それにより該ク
    ッション組立品がクッション−反応ハウジング組立品に
    成るようにした、請求項5或いは6に記載の組立品。
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