JP2604972B2 - 膨張式クッションを反応容器部材に取付ける装置及び方法 - Google Patents

膨張式クッションを反応容器部材に取付ける装置及び方法

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    • B60R21/217Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together
    • B60R21/2171Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together specially adapted for elongated cylindrical or bottle-like inflators with a symmetry axis perpendicular to the main direction of bag deployment, e.g. extruded reaction canisters

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広くは膨張式抑制シス
テムに関し、より詳細には、このようなシステムで一般
にエアバッグと称される膨張式クッションを反応容器部
材に取付けるための装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】作業者
を介在する必要なく非作用状態から作用状態に自動的に
作動する安全拘束(抑制)システム(即ち「受動拘束シ
ステム」)、及び特に膨張式バッグないしクッションを
取り入れた拘束システムは、自動車においてこのような
システムを利用することと合わせて、米国内で広い賛同
のもとにこうした受動拘束システムの利用が所望される
ようになったので、大きな議論の的になっている。
【0003】乗物が衝突時のような突然の減速状況に遭
遇するときに、ガスで膨張させるクッション即ちバッグ
(例えば「エアバッグ」)を用いて、乗員を保護するこ
とは知られている。なお「エアバッグ」という用語は、
展開動作の間に瞬時に放出されるバッグ充填ガスが典型
的には空気でなく不活性ガス(例えば窒素)であるの
で、誤称と言えよう。このようなシステムでは、クッシ
ョンは通常、必要な空間を最小限にする目的で、膨張さ
れない畳まれた状態で収容される。緊急時には、インフ
レータからガスを放出して急速にクッションを膨張す
る。膨張したクッションは、衝突が進む間の乗員の移動
を拘束(抑制)するように作用する。一般にこのような
エアバッグは、共通して45〜60ミリ秒を超えない時
間で膨張するように設計されている。
【0004】乗物の膨張式拘束システムは、一般に当該
乗物のフレームやボディに設置される多数の衝突センサ
を備える。衝突センサは、乗物の乗員室内に目的に応じ
て配置される膨張式エアバッグ(即ちクッション)のモ
ジュール(即ち組立体)に信号を送り、クッションの展
開を起動する。一般に、乗物の運転者を保護するために
配備された膨張式クッション、即ち運転者側エアバッグ
は、乗物のステアリングコラム内に位置する収納室に取
付けられる。他方、前部座席の乗客を保護するための膨
張式クッション、即ち乗客側エアバッグは、通常、乗物
の計器パネル/ダッシュボード内に取付けられる。
【0005】典型的な膨張式クッション拘束システム
は、一般に「リアクターカン」(又は簡潔に「カン」)
と呼称される外部反応容器(outer reaction housing o
r canister) を備えたエアバッグモジュールを使用す
る。反応容器は一般に、「エアバッグインフレータ」
(又は簡潔に「インフレータ」)或いは「ジェネレー
タ」と呼称される装置を含むエアバッグモジュールシス
テムの他の構成要素を支持かつ収容するように作用す
る。インフレータは作動時に、エアバッグ(クッショ
ン)を膨張させるガスを生成する。
【0006】このようなシステムに用いられるインフレ
ータは、通常、花火型又は複合型のいずれかである。花
火型インフレータは一般に、活性化時にエアバッグ(ク
ッション)を膨張させるガスを発生するガス発生材料を
収容する。一般に、花火型インフレータにより製造され
た膨張ガスは、インフレータの長さ方向に沿った開口部
又は放出ポートから放出される。対照的に、複合型イン
フレータは一般に、発火性の花火材料に加え、初期膨張
ガスとして適切な作動時にインフレータから吹き出され
る圧縮貯蔵されたガスを収容する。圧縮ガスの貯蔵に関
する物理的な結果として、この圧縮ガスの貯蔵に使用さ
れる容器は一般に円筒形状を有する。さらに、このよう
な円筒形のガス貯蔵容器からのガスの放出は、通常、円
筒形容器の一端のみに設けられた開口部又は放出ポート
によって生じる。しかし、適切なエアバッグの展開を達
成するためには、このような貯蔵容器からのエアバッグ
へのガスの放出は、実質的に均一に行われることが一般
に所望される。典型的なエアバッグ/インフレータ組立
体では、このような均一な放出は一般に、直接又は間接
的にインフレータに連結されたエアバッグのガス導入開
口部の全長に亙って、展開すべきバッグ内にガスを比較
的均一に放出することにより達成されている。この方法
によりエアバッグは適切に均一に展開され、貯蔵容器の
一端のみからガスを放出したことによる歪んだ形態での
展開の危険性は回避される。
【0007】一般に反応容器は、エアバッグ(クッショ
ン)を膨張しない畳んだ状態で収容できる開放容器であ
る。従来技術による実際の膨張式拘束装置では、膨張式
拘束装置の構成部品、特に膨張式エアバッグと反応容器
とは、一般にねじ、リベット、ボルト等の、選択された
多数の固定具を用いて一体的に連結され、保持されてい
る。
【0008】例えば、選択された固定具は一般に、一体
的に固定される両構成部品のそれぞれに予め形成された
固定具穴に挿通される。不都合なことに、このような膨
張式拘束装置を組み立てる際に、一体的に固定される両
部品の固定具穴を所望通りに適切に位置合わせして保持
することの困難さがしばしば経験される。また、エアバ
ッグ展開時に発生する応力の望ましくない集中負荷を避
けるためには、例えば反応容器とエアバッグのガス導入
開口部の周囲に設置された金属リング又は金属製保持フ
ランジとの間のような、2つの負荷支持部材(例えば金
属製)の間にエアバッグを締着することにより、装置内
でエアバッグを固定することが一般に好ましい。このよ
うにすれば、エアバッグの布帛に設けた固定具穴への又
はその周囲へのバッグ展開時応力の望ましくない負荷集
中を低減し、好ましくは回避できる。
【0009】一般にこのような固定作業は、反応容器を
貫通して行われる。その結果、反応容器、エアバッグ及
び金属製保持フランジ(又は金属リング)が、このよう
な固定作業により全て同時に一体的に固定されるので、
組立工程が簡単化される。不都合なことに、反応容器、
エアバッグ及び保持フランジにおける固定具穴の適切な
位置合わせを同時に維持することは困難である。という
のは、比較的柔軟なバッグ材料における固定具穴は、反
応容器や保持フランジにおける固定具穴に比較して簡単
に位置がずれる傾向があるからである。したがって組立
作業者は、固定具穴の適正な位置合わせを維持すること
に没頭しなければならない。さもなければ作業者は、エ
アバッグの固定具穴と反応容器及び保持フランジの固定
具穴とを再び位置合わせするために、作業者が行ってい
た他の全ての作業を中断しなければならないだろう。そ
れにより組立作業が遅延し、組立工程の経費が増加する
ことは言うまでもない。さらに、固定具穴の適切な位置
合わせを再び行うために作業者の介在が必要となるの
で、組立工程の高度な自動化が妨げられる。
【0010】さらに、各固定具は本質的に、特定のトル
クで締付ける必要がある固定具であり、それにより組立
工程が煩雑になる。例えば、エアバッグモジュール組立
体における安全性及び適正動作をより良く確保するため
に、固定具を含む種々の組立体構成部品及びそのような
構成部品の用法の詳細は、所望により探究され、記録さ
れる。しかしこのような記録作業は、組立体構成部品の
数が増加するにつれて不適当なまでに複雑化する。この
観点で、一般にエアバッグモジュール組立体は、使用さ
れる構成部品の点数を削減するように設計されることが
好ましい。
【0011】さらに、ねじ、ボルト、リベット等の一般
的な固定具は、突出する頭部を有する。したがってこの
ような固定手段を用いる装置では、頭部の突出を許容す
るように装置を設計する必要がある。しかし、膨張式拘
束装置においては空間が不足しているので、空間の必要
性を極力低減するように装置を設計することが望まし
い。
【0012】また、固定具、特にその突出頭部のような
部分は、それが接触する対象物を不適当に損傷する傾向
がある。膨張式エアバッグ装置におけるこのような損傷
は、装置の美観を損ねるだけでなく、損傷の程度及び場
所によっては装置の適正な作動を困難にする恐れがあ
る。
【0013】このように、リベット、ボルト、ねじ等の
固定具を使用したりそれらに頼ったりすることを回避な
いし低減して、これら固定具の使用に関連して生じる課
題を回避ないし低減するクッション取付保持装置に、少
なくとも部分的に関連する米国特許は数多く存在する。
【0014】例えば、Lauritzen らに1990年7月17日に
与えられた米国特許第4,941,678 号は、軽量の容器(hou
sing canister)組立体を開示する。この組立体では、反
応容器(reaction canister) 本体の各壁の内側に形成さ
れたノッチが、膨張式バッグのガス導入開口部に形成さ
れた連続した取付リングを保持するためのバッグ保持用
環状シェルフを構成する。幾つかの固定具を使用せず
に、このような連続した取付リングをバッグ保持用シェ
ルフ上に保持することは、問題を引き起こすであろう。
【0015】米国特許第4,986,569 号は、エアバッグの
溝穴に配置された金属ロッドを固定するための肩部を周
縁フランジ上に有する容器を備えたエアバッグ取付装置
を開示する。容器の周縁フランジは、ロッドの周囲に内
曲して折り込まれ、エアバッグを容器に保持する。エア
バッグの展開時に、内曲して折り込まれた容器フランジ
は押し広げられ易く、そしてエアバッグの溝穴内に配置
された金属ロッドを開放し易いことは明らかである。し
かも、このように折り込まれた容器フランジの縁は、エ
アバッグの展開時にエアバッグに接触するであろう。こ
のような縁は比較的鋭い縁表面を形成するので、エアバ
ッグが接触するとバッグ布帛が引き裂かれ、結果的に装
置の故障を引き起こすことが予想される。
【0016】米国特許第5,069,480 号は、保持器にエア
バッグを固定するために「リベット196 」等の多数の固
定具を使用するものではあるが、反応容器組立体に固定
されて膨張式ピロー(すなわちエアバッグ)を支持する
ピロー保持器を有したピロー(エアバッグ)組立体を備
えるエアバッグ保持器組立体を開示する。ガス発生器の
起動時に供給されるガスは、保持器に形成された複数の
穴を通してピロー(エアバッグ)に流入する。エアバッ
グは、以下の2つの手段によって保持器に固定される。
すなわち、a)エアバッグの布帛を貫通する穴及び保持
器の対応する穴に挿入されるリベット等の固定具と、
b)エアバッグの末端に沿って縫合され、エアバッグと
共に前方に移動することにより、保持器の周縁に係合し
てそれを抱持するV形のへりとである。
【0017】米国特許第4,877,264 号は、エアバッグの
口部の所定位置にOリング形の弾性ビード部材を縫着す
ることを開示する。ビード部材は、保持リングの外表面
に設けた溝部に嵌入されるように構成される。係合を行
うために、固定用のビード部材は、保持リングのフラン
ジ付上方リップ部を越えて引き伸ばされる。次いでエア
バッグの口部は、保持リングの溝部内に復原収縮する。
その他の米国特許として、膨張式拘束装置の容器にエア
バッグの縁部を固定する固定リングの使用を開示した米
国特許第4,111,457 号、及び、折り畳まれたエアバッグ
をスクリーン状部材を用いて容器内に保持するエアバッ
グモジュールの構造及び組立方法を開示する米国特許第
5,058,919 号が挙げられる。
【0018】このように、リベット、ボルト、ねじ等の
固定具の使用、及びこのような固定具の使用に関連する
上述したような課題を回避でき、しかも製造及び組立の
自動化に容易に適応できる、比較的単純構造で低コスト
のクッション取付保持装置が所望される。
【0019】したがって、本発明の目的を概説すれば、
安全拘束システムにおけるエアバッグ(クッション)の
取付け及び保持のための改良された装置及び方法を提供
することである。より詳細には、本発明の目的は、その
ようなエアバッグ(クッション)の取付け及び保持のた
めの装置や方法を利用した改良形の膨張式拘束システム
を提供することにある。本発明の目的をさらに特定すれ
ば、上述した種々の課題の1つ以上を解決することであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、膨張式クッションを反応容器部材に取付
けるための装置であって、厚肉周縁部を有するガス導入
開口部を備えた膨張式クッションと、厚肉周縁部を固定
する溝部を備え、溝部に固定した厚肉周縁部が取付挿入
子を構成すべく、膨張式クッションと協働してクッショ
ン/保持器小組立体を形成するクッション保持器と、取
付挿入子を挿入可能な取付スリーブ部を備え、取付挿入
子と取付スリーブ部との協働により膨張式クッションを
固定支持する反応容器部材とを具備した装置を提供す
る。
【0021】従来技術は、固定具を使用せずに、またそ
れに伴う課題を生じることなく、反応容器にエアバッグ
を取付けるための簡単で安価で信頼できる方法を提供で
きない。大抵の従来技術の取付装置は、真の意味で固定
具を使用しないものではなく、組立工程を完了するため
に、多数のモジュール構成要素や小組立体のさらなる手
作業を含む二次的な作業を一般に必要とする。
【0022】上記装置においては、厚肉周縁部が、ガス
導入開口部に形成されたループと、ループ内に配置され
るビード部材とから構成されることが好ましい。この場
合、ビード部材が、保持器との係合を容易にするような
断面形状を有した部分を備えるとともに、ループの全長
に亙って連続した形状を有することが有利である。
【0023】また、反応容器部材が、取付スリーブ部を
一体的に形成した押出成形材料からなることが好まし
い。この場合、押出成形材料がアルミニウムからなるこ
とが有利である。
【0024】さらに、保持器が、少なくとも1つのスペ
ーサ部分によって一体に連結される第1及び第2の溝部
を備えることが好ましい。この場合、第1及び第2の溝
部が、互いに略平行であり、それらの両端で少なくとも
2つのスペーサ部分によって一体に連結されることが有
利である。
【0025】本発明はさらに、ビード入り厚肉周縁部を
有するガス導入開口部を備えた膨張式クッションと、ビ
ード入り厚肉周縁部を固定する溝部を備え、溝部に固定
した厚肉周縁部が取付挿入子を構成すべく、膨張式クッ
ションと協働してクッション/保持器小組立体を形成す
るクッション保持器と、取付挿入子を挿入可能な取付ス
リーブ部を一体的に形成した押出金属からなり、取付挿
入子と取付スリーブ部との協働により膨張式クッション
を固定支持する反応容器部材とを具備したエアバッグモ
ジュール小組立体を提供する。
【0026】本発明はさらに、膨張式クッションを反応
容器部材に取付けるための方法であって、膨張式クッシ
ョンのガス導入開口部の厚肉周縁部をクッション保持器
の溝部に固定して、溝部に固定した厚肉周縁部が雄形の
取付挿入子を構成すべくクッション/保持器小組立体を
形成し、取付挿入子を反応容器部材の雌形の取付スリー
ブ部に挿入して、クッション/保持器小組立体を反応容
器部材に連結する、各ステップを有した方法を提供す
る。
【0027】本発明はさらに、膨張式クッションを反応
容器部材に固定具を用いずに取付けるための方法であっ
て、膨張式クッションのガス導入開口部のビード入り厚
肉周縁部をクッション保持器の溝部に固定して、溝部に
固定した厚肉周縁部が雄形の取付挿入子を構成すべくク
ッション/保持器小組立体を形成し、取付挿入子を押出
金属製反応容器部材の一体成形された雌形の取付スリー
ブ部に挿入して、クッション/保持器小組立体を反応容
器部材に連結する、各ステップを有した方法を提供す
る。
【0028】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明をその好
適な実施例に基づき詳細に説明する。本発明は、以下に
詳述するように、膨張式クッション(例えば「エアバッ
グ」)を反応容器へ取付けるための方法及び装置によ
り、膨張式拘束システムにおけるクッション保持構造を
改善するものである。
【0029】本発明は、以下の説明ではバン、ピックア
ップトラック及び特に乗用車を含む自動車のための乗客
側のエアバッグモジュール組立体に関して記載される
が、それに限らず運転者側組立体等の自動車の他の形式
のエアバッグモジュール組立体や、例えば飛行機等の他
の種類の乗物にも適用できることは理解されるべきであ
る。自動車に関しては、乗客側のエアバッグが運転者側
組立体で使用されるエアバッグよりも相当に大きいとい
う典型的な寸法の相違等、乗客側及び運転者側の両エア
バッグモジュール組立体の間に普通に存在する物理的相
違のために、本発明は、まず乗客側エアバッグモジュー
ル組立体において特別の利用価値を認められることも理
解されよう。
【0030】図面、特に図1〜図4及び図6を参照する
と、エアバッグモジュール小組立体(subassembly) 10
(図1及び図2)が示される。本発明を実施するに際
し、このようなエアバッグモジュール小組立体は、乗物
のあらゆる適切な協働部分に収容ないし固定される完全
なモジュール組立体の一構成要素を形成することが理解
されよう。乗客側モジュール組立体を設置する場合、こ
のような組立体は通常、乗物の客席に対向する計器パネ
ル/ダッシュボード(図示せず)に収容される。運転者
側モジュール組立体を設置する場合は、一般にステアリ
ングホイールに収容ないし固定される。
【0031】エアバッグモジュール小組立体10は、膨
張式クッション(例えばエアバッグ)12と保持器14
とを有したクッション/保持器小組立体11を備える。
エアバッグモジュール小組立体10はさらに、図1、図
2及び図4に示すように、2つの半中空の雌形の取付ス
リーブ部19(それぞれ19A及び19Bで示す)に連
通した矩形断面形状のシュート部18と、インフレータ
収納部20と、通路部22とを有した反応容器部材16
を備える(図2)。
【0032】エアバッグ12は膨張した状態で示されて
いる。通常、エアバッグ12は、膨張していない畳まれ
た状態で、反応容器内の例えばシュート部18に貯蔵さ
れる。図示のシュート部18は、相対する二つの側壁2
4(それぞれ24A及び24Bで示す)により形成され
る(図1及び図2)。
【0033】反応容器部材16は、適正な作動時にエア
バッグ膨張ガスを供給するインフレータ(図示せず)を
収容するものである。典型的にインフレータは、円形断
面の円筒形状を有する。したがってインフレータ収納部
20は、このようなインフレータを固定できるように円
形断面形状を有するキャビティ25(図1及び図2)を
備える。なおインフレータ収納部の形状及び寸法は、種
々の形状や寸法を有したインフレータに適合できるよう
に適当に変更できる。インフレータ及びインフレータの
作動に関連する部品は、本発明の構成要件ではないので
詳述しない。
【0034】両取付スリーブ部19は、鍵穴形に伸びた
溝からなり(図4参照)、インフレータ用キャビティ2
5の前端に両側壁24(図1及び図2)に関連して形成
される。図4に示すように、各取付スリーブ部19A、
19Bはその上端に、適切に固定されたエアバッグの通
過を可能にするスロット26(それぞれ26A及び26
Bで示す)を備える。両取付スリーブ部19は、反応容
器部材16の実質的全長に亙って伸びることが好まし
く、それにより反応容器部材16とクッション/保持器
小組立体11との間の係合長さが増加する。このような
取付スリーブ部19は、反応容器部材16に一体的に形
成されることが望ましい。取付スリーブ部19をそのよ
うに一体形成すると、構成部品や組立工程をさらに追加
する必要が無くなり、概して非常に低コストの組立手段
となり得る。しかし本発明は、このような一体形成され
た取付スリーブ部を使用することに限定されるものでは
ない。すなわち本発明は、別体に形成された取付スリー
ブ部を反応容器に例えば溶接により接合した構成でも実
施できる。
【0035】通路部22は、インフレータ収納部20に
収納されたインフレータからエアバッグ12への膨張ガ
スの流通路として作用する。
【0036】図3に明示されるようにエアバッグ12
は、上記したような組立体において用いられるエアバッ
グに共通するように、ガス導入開口部30、喉部32及
びピロー部34を備える。ガス導入開口部30は、イン
フレータからの膨張ガスがエアバッグを膨張させるべく
エアバッグに侵入するための通過手段を構成する。喉部
32は、ピロー部34に比べて小さい断面積を有したエ
アバッグ12の部分であり、エアバッグ展開時に反応容
器部材16のシュート部18の内側に実質的に適合す
る。このように喉部32は、膨張時に、反応容器部材の
シュート部の断面積より若干小さい断面積を有するよう
に寸法設定される。ピロー部34は、エアバッグ12の
作動及び展開時に、例えばダッシュボード及びフロント
ガラスを含む車両の前部内装品に乗客が接触しないよう
に緩衝支持するように作用するエアバッグ12の部分で
ある。
【0037】図3に明示されるように、ガス導入開口部
30は厚肉の周縁部36を少なくともその一部分に沿っ
て備える。ガス導入開口部30の少なくとも選ばれた領
域の周縁部を分厚く肉付けする様々な形態が考えられ
る。例えば、エアバッグのガス導入開口部を単純に折り
畳んでへり縫いをして、ループ又は管路40を形成し、
ループ40内にビード部材42を設置する形態が提案さ
れる。
【0038】周縁部を肉付けする別の方法を、本発明の
範囲から逸脱せずに採用できるのは勿論であるが、エア
バッグのガス導入開口部をへり縫いしてビード部材を配
置するループを形成する方法は、それを用いることによ
り、組立作業において積極的な係合が確保される傾向が
あるので、一般に好ましい肉付け方法である。さらに、
ビード部材は、例えば鋼又はアルミニウム片(例えば鋼
又はアルミニウム製の棒又は管)や、好ましくはプラス
チック(特に、例えばナイロン(商標)等の押出成形さ
れた熱可塑性材料)を含む幅広い材料から適切に成形で
きる。またビード部材は、エアバッグのガス導入開口部
に縫着形成されたループ又は管路の全長に亙って連続し
ていることが好ましい。このような連続体のビード部材
を使用することにより、エアバッグの展開に伴う応力を
より均等に分散して、応力の望ましくない集中負荷を回
避することが容易になる。
【0039】ビード部材は、特定の用途の要求に合致す
るように種々の形状を有することができる。例えばビー
ド部材は、例えば円又は楕円の断面形状を有した棒とし
て構成され、保持器及び組立体、特に保持器との係合を
容易にするようになっていてもよい。本発明の実施に用
いられる他のビード部材の例は、例えば押出成形プラス
チックからなるフェンダーウェルト形の小片(fender we
lt shaped piece)である。
【0040】図1〜図3、より詳細には図4に示すクッ
ション保持器14は、略平行な第1及び第2の溝部50
(それぞれ50A及び50Bで示す)を含む。各溝部5
0A、50Bは、相互に対向する外側壁部分52及び内
側壁部分54(それぞれ外側壁部分52A、52B及び
内側壁部分54A、54Bで示す)を備える。さらに各
溝部50A、50Bは、橋絡部分60(それぞれ60A
及び60Bで示す)を備える。橋絡部分60は外側壁部
分52及び内側壁部分54の両下端の間を橋絡するよう
に作用する。図3に示すように、各溝部50A、50B
において、それぞれの外側壁部分52A、52B及び内
側壁部分54A、54Bの両上端は、相互に離間され
て、エアバッグ12の厚肉の周縁部36を挿入する通路
62を画成する。本発明の1つの好ましい実施例では、
エアバッグの厚肉周縁部を挿入する前に、外側壁部分及
び内側壁部分の両上端を、このような後の挿入を容易に
すべく、有利に広く相互離間できる。そして、厚肉周縁
部36を挿入した後に、外側壁部分52と内側壁部分5
4とを適切に相互圧着(クリンプ)してエアバッグ12
をその間に固定し、以てクッション/保持器小組立体1
1を形成することができる。
【0041】このように保持器に固定されたガス導入開
口部30は、雄形係合部材としての取付挿入子70(図
2)を形成し、反応容器部材16へのガス導入開口部3
0の取付けを容易にする。図2及び図4に示すように、
このような雄形係合部材の取付挿入子70は、雌形の取
付スリーブ部19に挿入でき、それにより、従来のリベ
ット、ボルト、ねじ等の固定具を使用せずに、クッショ
ン/保持器小組立体11を反応容器部材16に固定でき
る。
【0042】図3及び図4に明示されるように、ガス導
入開口部30は、略矩形断面形状を有したガス導入口7
2を備える。ガス導入口72は、矩形導入口72の対向
する2長辺76に厚肉の周縁部を備え、対向する2短辺
78が薄肉となっている。これに従い、保持器14は対
応の形状を有し、対向する厚肉の周縁部が保持器14の
両溝部50に固定される。保持器14は、両溝部50を
それらの両端で相互に連結する略平坦な2つのスペーサ
部分84を備える。エアバッグのガス導入開口部全周に
亙る厚肉周縁部を受容するようには構成されない保持器
を使用する場合、複数の溝部間を橋絡する1つ以上のこ
のようなスペーサ部分を備えることは、スペーサ部分が
保持器の構造強度を増加するように作用するので、一般
に望ましいと言える。しかもこのようなスペーサ部分
は、反応容器と、エアバッグ開口部の保持器溝部に受容
されない部分との間に、相互障壁面を形成する。このよ
うな相互障壁面を備えることにより、インフレータとの
所望しない接触等によりエアバッグを損傷する危惧を有
利に減じることができる。
【0043】しかしながら、本発明はこのような形状の
保持器を備えた実施例に限定されるものではない。図5
はクッション/保持器小組立体11′を示す。(図5の
実施例では、図1〜図4及び図6の実施例と同様の部品
は、共通の参照番号に「′」を付して示す)。クッショ
ン/保持器小組立体11′は、ガス導入開口部36′の
周縁部が、例えばそこに形成したループ40′にビード
部材42′を挿入することにより、適切に分厚く肉付け
されてなるエアバッグ12′を備える。肉付けされた開
口部周縁部は、保持器14′に固定されて、反応容器部
材16′の雌形の取付スリーブ部19′に挿入される雄
形係合部材の取付挿入子70′を形成する。雌形の取付
スリーブ部19′はスロット26′を備える。所望によ
り、エアバッグのガス導入開口部の全体を適切に分厚く
肉付けすることができ、保持器をその溝部が開口全体に
沿って延びるように形成することができる。保持器のそ
の他の寸法及び形状は、上述した説明から当業者には自
明であろう。
【0044】典型的に、クッション保持器は延性を有す
るシート材料、典型的には例えば鋼又はアルミニウム
(例えば型取り又は押出成形 (either formed or extru
ded))の金属シート材料から製造される。鋼、特に低炭
素鋼は、比較的高い構造強度を有し、使用が容易で比較
的低コストであるので、一般に好ましい。しかし、本発
明に係るクッション保持器は、ある種類のインフレータ
を備えたモジュールで達し得る例えば約1000°F
(約540℃)に至る温度等の、上述した膨張式拘束装
置に関連した種々の条件下で、耐久性を示しかつ適正な
作動を可能にするような、他のあらゆる適切な材料から
製造できる。
【0045】特に好ましい製造方法では、例えば鋼又は
アルミニウムのシート材等の選択された構造材料の1つ
の平坦型が使用され、金属シートを選択的に曲成、切断
又は打抜きすることにより、保持器の最終形状が得られ
る。
【0046】本発明に係る保持器は、ガス導入開口部の
周縁部を保持することによりエアバッグ全体を固定する
とともに、エアバッグのガス導入開口部の支持体として
作用する。しかも保持器は、分厚く肉付けされた開口部
周縁部に沿って襟状の取付部を形成し、そのように固定
された厚肉の周縁部がエアバッグの展開時に反応容器部
材の取付スリーブ部のスロットから引き抜かれることを
好都合に防止する。
【0047】前述したように本発明は、押出成形された
反応容器部材を使用することにより有利に実施できる。
押出成形により反応容器部材を製造することは、好まし
い製造方法である。押出成形工程は、極めて多くの利点
を有する製造方法であり、この方法により、例えば取付
ブラケットや種々の取付構造等の機能的付属物を、コス
トの増加や製造の複雑化を殆どないし全く伴わずに、成
形中の部材に組み込むことができる。さらに押出成形工
程は、製造時に部材の厚さを徐々に変えることができ
る。しかし、アルミニウム等の材料に押出成形工程を幅
広く利用することは、押出し及び形取り用のダイに使用
状態で自己形状を維持できる実用的寿命を確保する要求
等の、加工上の種々の限定要件によって制限される。例
えば、上記した半中空の取付スリーブ部のような対象物
を形成する際に、そのスロットが60°より小さい円弧
を形成する条件では、ダイ寿命及び成形完全性に悪影響
が及ぼされる。
【0048】他方、分厚く肉付けされた開口部周縁部を
有するエアバッグを、スロット開口の円弧が60°以上
である取付スリーブ部と組合わせて使用する場合には、
そのような形状を有したスロットの円弧開口が広すぎ
て、エアバッグの展開時に厚肉周縁部が取付スリーブ部
からスロットを通して引き抜かれる危険性があるという
問題が生じる。
【0049】本発明に係る保持器は、取付スリーブ部の
実際の円弧開口の寸法を制限するように作用し、スロッ
トが60°以上の円弧開口を形成する取付スリーブ部を
使用したときでさえも、取付スリーブ部のスロットを通
してエアバッグ開口部の厚肉周縁部が引き抜かれること
を防止する。このように本発明は、上記したような加工
上の種々の限定要件にも関わらず、取付スリーブ部の一
体成形を含む押出成形工程、特にアルミニウム等の材料
の押出成形工程を利用できるようにする。
【0050】反応容器は、典型的には上記した反応容器
部材の端蓋部材も備える。例えば、反応容器部材を挟持
する2つの端板は、上記したエアバッグモジュール組立
体構造に用いられる一般的形式の端蓋部材である。さら
に、エアバッグモジュール組立体の一部として、又は別
部材として、一般にカバー又はドアが付与される。この
ようなカバー又はドアは一般に、反応容器に蓋をするよ
うに構成される。実際には、このようなドアは典型的に
プラスチックから製造されるか、或いはステアリングホ
イール(運転者側組立体の場合)又は計器パネル(例え
ば乗客側組立体の場合)の外表面の材料と一致又は類似
すべく選択されたプラスチック又は他の材料からなる被
覆層を有する金属板から形成される。本発明の説明及び
理解を容易にするために、このような端板及びカバーは
図に示していない。図面は、反応容器部材16のような
反応容器の本体部分のみを示す。
【0051】本発明の実施は、広範な態様では特定の構
造材料から形成される反応容器を使用することに限定さ
れないが、組立体のコスト及び重量を実際的に削減する
ことが望まれるので、反応容器は典型的に、鋼又は好ま
しくはアルミニウムから、成型品、鋳造品又は押出品と
して製造される。典型的にアルミニウムは鋼の約1/3
の比重を有し、鋼に比べて2倍の厚みの材料を使用した
場合にも組立体の全重量を節約できるので、アルミニウ
ムを使用することが一般に好ましい。このような2倍の
厚みの壁を用いて容器を製造すると、容器の剛性が向上
し、高度な構造的完全性が得られる。
【0052】上記したように、押出アルミニウム等の押
出金属製の反応容器の使用は、特に有用な態様であると
認められる。しかしながら、例えば成型プラスチック等
の他の適切な構造材料を用いて反応容器を構成すること
も考えられる。
【0053】保持器の溝部に沿って多孔折目(図示せ
ず)を設け、溝部の所定の折曲を容易にするように構成
することが有利である。例えば穴やスロットからなる多
孔折目は、前述したようにクリンプした後の溝部が好ま
しくは円形断面を保持するように、溝部の橋絡部分の全
長に沿って中央又はその近傍に配置されることが望まし
い。このような多孔折目は、例えば保持器の製造に用い
られるシート材料に適当に穴明けすることによって容易
に形成できる。このような多孔折目は、好ましくは組立
工程中に行われる外側フランジ及び側壁のクリンプ及び
相互圧着作業を容易にする。
【0054】実際のところ、エアバッグ(膨張式クッシ
ョン)は典型的に、塗被された又は塗被されないポリエ
ステル、ナイロン6(商標)又はナイロン6,6(商
標)のようなポリアミド繊維、等の織物から製造され
る。しかしながら本発明は、特定の材料から又は特定の
方法により製造されるエアバッグを使用することに限定
されない。
【0055】ここに開示された本発明は、特に開示して
いない要素、部分、工程、構成部材、材料を使用せずに
実施できる。前述した詳細な説明は、発明の理解を明確
にするものであり、本発明の範囲内で変更を成し得るこ
とは当業者にとって自明であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る反応容器部材に保持さ
れた膨張式クッションを示すエアバッグモジュール小組
立体の概略斜視図である。
【図2】図1のエアバッグモジュール小組立体を部分的
に分解した概略斜視図で、クッション/保持器小組立体
を反応容器部材に挿入する形態を示す。
【図3】図2のクッション/保持器小組立体の保持器及
びクッションの概略分解斜視図で、クッションを保持器
に挿入する形態を示す。
【図4】図1のエアバッグモジュール小組立体のクッシ
ョン/保持器小組立体と反応容器部材との連結形態を示
す部分的な概略分解斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例に係るクッション/保持器
小組立体と反応容器部材との連結形態を示す部分的な概
略分解斜視図である。
【図6】本発明の実施例に係る反応容器部材に保持され
たクッションの拡大概略断面図である。
【符号の説明】
10…エアバッグモジュール小組立体 11…クッション/保持器小組立体 12…膨張式クッション 14…クッション保持器 16…反応容器部材 18…シュート部 19…取付スリーブ部 20…インフレータ収納部 22…通路部 24…側壁 25…キャビティ 26…スロット 30…ガス導入開口部 32…喉部 34…ピロー部 36…厚肉周縁部 40…ループ 42…ビード部材 50…溝部 52…外側壁部分 54…内側壁部分 60…橋絡部分 62…通路 70…取付挿入子 72…ガス導入口 76…長辺 78…短辺 84…スペーサ部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−77340(JP,A) 特開 平2−299953(JP,A)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張式クッションを反応容器部材に取付
    けるための装置であって、 厚肉周縁部を有するガス導入開口部を備えた膨張式クッ
    ションと、 前記厚肉周縁部を固定する溝部を備え、該溝部に固定し
    た該厚肉周縁部が取付挿入子を構成すべく、前記膨張式
    クッションと協働してクッション/保持器小組立体を形
    成するクッション保持器と、 前記取付挿入子を挿入可能な取付スリーブ部を備え、該
    取付挿入子と該取付スリーブ部との協働により前記膨張
    式クッションを固定支持する反応容器部材、 とを具備した装置。
  2. 【請求項2】 前記厚肉周縁部が、前記ガス導入開口部
    に形成されたループと、該ループ内に配置されるビード
    部材とから構成される請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記ビード部材が、前記保持器との係合
    を容易にするような断面形状を有した部分を備えるとと
    もに、前記ループの全長に亙って連続した形状を有する
    請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記反応容器部材が、前記取付スリーブ
    部を一体的に形成した押出成形材料からなる請求項1に
    記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記押出成形材料がアルミニウムからな
    る請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記保持器が、少なくとも1つのスペー
    サ部分によって一体に連結される第1及び第2の溝部を
    備える請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の溝部が、互いに略平
    行であり、それらの両端で少なくとも2つの前記スペー
    サ部分によって一体に連結される請求項6に記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 ビード入り厚肉周縁部を有するガス導入
    開口部を備えた膨張式クッションと、 前記ビード入り厚肉周縁部を固定する溝部を備え、該溝
    部に固定した該厚肉周縁部が取付挿入子を構成すべく、
    前記膨張式クッションと協働してクッション/保持器小
    組立体を形成するクッション保持器と、 前記取付挿入子を挿入可能な取付スリーブ部を一体的に
    形成した押出金属からなり、該取付挿入子と該取付スリ
    ーブ部との協働により前記膨張式クッションを固定支持
    する反応容器部材、 とを具備したエアバッグモジュール小組立体。
  9. 【請求項9】 前記ビードが、前記保持器との係合を容
    易にするような断面形状を有した部分を備えるととも
    に、前記ループの全長に亙って連続した形状を有する請
    求項8に記載の小組立体。
  10. 【請求項10】 前記押出成形材料がアルミニウムから
    なる請求項8に記載の小組立体。
  11. 【請求項11】 膨張式クッションを反応容器部材に取
    付けるための方法であって、 膨張式クッションのガス導入開口部の厚肉周縁部をクッ
    ション保持器の溝部に固定して、該溝部に固定した該厚
    肉周縁部が雄形の取付挿入子を構成すべくクッション/
    保持器小組立体を形成し、 前記取付挿入子を反応容器部材の雌形の取付スリーブ部
    に挿入して、前記クッション/保持器小組立体を該反応
    容器部材に連結する、 各ステップを有した方法。
  12. 【請求項12】 前記ガス導入開口部の厚肉周縁部が、 前記膨張式クッションの前記ガス導入開口部に、ビード
    部材を挿入可能なクッション材料のループを形成し、 該ループにビード部材を挿入する、 ことにより形成される請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記厚肉周縁部を前記溝部に固定する
    前記ステップが、 前記厚肉周縁部を前記溝部の外側壁部分と内側壁部分と
    の間に形成される通路を通して挿入し、 前記外側壁部分と前記内側壁部分とを、それらの間に配
    置された前記厚肉周縁部に一体的に圧着して、該厚肉周
    縁部を前記溝部に固定する、 各ステップを有した請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記保持器が、少なくとも1つのスペ
    ーサ部分によって一体に連結される第1及び第2溝部を
    備え、前記厚肉周縁部を前記溝部に固定する前記ステッ
    プが、 前記厚肉周縁部の第1部分を前記第1溝部の外側壁部分
    と内側壁部分との間に形成される通路を通して挿入し、 前記厚肉周縁部の第2部分を前記第2溝部の外側壁部分
    と内側壁部分との間に形成される通路を通して挿入し、 前記第1及び第2溝部の各々の前記外側壁部分と前記内
    側壁部分とを、それらの間に配置された前記厚肉周縁部
    の前記第1及び第2部分のそれぞれに一体的に圧着し
    て、該厚肉周縁部を前記溝部に固定する、 各ステップを有した請求項11に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記反応容器部材が、前記取付スリー
    ブ部を一体的に形成した押出成形材料からなる請求項1
    1に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記押出成形材料がアルミニウムから
    なる請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 膨張式クッションを反応容器部材に固
    定具を用いずに取付けるための方法であって、 膨張式クッションのガス導入開口部のビード入り厚肉周
    縁部をクッション保持器の溝部に固定して、該溝部に固
    定した該厚肉周縁部が雄形の取付挿入子を構成すべくク
    ッション/保持器小組立体を形成し、 前記取付挿入子を押出金属製反応容器部材の一体成形さ
    れた雌形の取付スリーブ部に挿入して、前記クッション
    /保持器小組立体を該反応容器部材に連結する、 各ステップを有した方法。
  18. 【請求項18】 前記厚肉周縁部を前記溝部に固定する
    前記ステップが、 前記厚肉周縁部を前記溝部の外側壁部分と内側壁部分と
    の間に形成される通路を通して挿入し、 前記外側壁部分と前記内側壁部分とを、それらの間に配
    置された前記厚肉周縁部に一体的に圧着して、該厚肉周
    縁部を前記溝部に固定する、 各ステップを有した請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記保持器が、少なくとも1つのスペ
    ーサ部分によって一体に連結される第1及び第2溝部を
    備え、前記厚肉周縁部を前記溝部に固定する前記ステッ
    プが、 前記厚肉周縁部の第1部分を前記第1溝部の外側壁部分
    と内側壁部分との間に形成される通路を通して挿入し、 前記厚肉周縁部の第2部分を前記第2溝部の外側壁部分
    と内側壁部分との間に形成される通路を通して挿入し、 前記第1及び第2溝部の各々の前記外側壁部分と前記内
    側壁部分とを、それらの間に配置された前記厚肉周縁部
    の前記第1及び第2部分のそれぞれに一体的に圧着し
    て、該厚肉周縁部を前記溝部に固定する、 各ステップを有した請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記押出成形材料がアルミニウムから
    なる請求項17に記載の方法。
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