JP3713809B2 - エアバッグ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り畳まれたエアバッグに膨張用のガスを供給するインフレーターが、シリンダタイプの略円柱状として、取付ブラケットを利用して固定部位に取付固定されるエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、折り畳まれたエアバッグに膨張用のガスを供給するインフレーターが、シリンダタイプの略円柱状としている場合には、略円環状の取付ブラケットを利用して、インフレーターを保持して所定の固定部位に固定する場合があった(特表平4−504091号公報の図13・17参照)。
【0003】
上記構造は、略円環状の取付ブラケットが、インフレーターの外径より若干大きな内径を有したリング部を備えて構成されていた。
【0004】
そして、取付ブラケットの使用時には、まず、リング部をインフレーターに外装させ、リング部に配設されたボルト等の固着手段を利用して、取付ブラケットをインフレーターの固定部位に固定させる際に、インフレーターの固定部位から突出する凸部により、インフレーターの外周面の一部をリング部の内周面の一部に圧接させ、取付ブラケットを固定させるとともに、インフレーターを取付ブラケットに対して保持させるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような構造であると、取付ブラケットをインフレーターの固定部位に固定するまでは、取付ブラケットに対してインフレーターが確実に保持されていないことから、取付ブラケットの固定までの間にインフレーターが位置ずれを生ずる場合がある。このような位置ずれは、インフレーターのガス吐出口の配置位置が変わることから好ましくない。
【0006】
そのため、取付ブラケットのリング部をインフレーターに外装させてから、取付ブラケットを固定させるまでの間、インフレーターが位置ずれを生じないように、管理する必要が生じ、取付ブラケットを固定部位に固定する作業性が良好でなかった。
【0007】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、取付ブラケットを固定するまでに、インフレーターを取付ブラケットに対して確実に保持させることができ、取付ブラケットの固定作業性が良好となるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1番目のエアバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグに膨張用のガスを供給するインフレーターが、略円柱状として、取付ブラケットを利用して固定部位に取付固定されるエアバッグ装置であって、
前記取付ブラケットが、前記固定部位に固定させるための固着手段を配設させるとともに、内周面に弾性体を配設させて、前記インフレーターより大径の内径とした塑性変形可能な略円環状のリング部を備えて構成され、
前記取付ブラケットが、前記弾性体を介在させて、前記リング部を前記インフレーターに外装した後、前記リング部を塑性変形させて、前記リング部の挟持により前記インフレーターを保持していることを特徴とする。
【0009】
本発明の第2番目のエアバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグに膨張用のガスを供給するインフレーターが、略円形状として、取付ブラケットを利用して固定部位に取付固定されるエアバッグ装置であって、
前記取付ブラケットが、前記固定部位に固定させるための固定手段を配設させるとともに、前記インフレーターより大径の内径として、軸方向にスリットを有した略円環状のリング部と、
前記リング部のスリットをまたぐように配設され、前記リング部の内径を縮径可能な連結部と、を備えて構成され、
前記取付ブラケットが、前記リング部を前記インフレーターに外装した後、前記連結部により前記リング部を縮径させ、前記リング部の挟持により前記インフレーターを保持していることを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】
本発明に係る第1番目のエアバッグ装置では、取付ブラケットが、弾性体を介在させて、リング部をインフレーターに外装した後、リング部を塑性変形させて、リング部の挟持によりインフレーターを保持するものである。
【0011】
すなわち、取付ブラケットのリング部に配置されている固着手段を利用して、取付ブラケットを固定部位に固定する前に、リング部の挟持により、インフレーターを保持することが可能となるため、取付ブラケットの固定作業性が良好となる。
【0012】
また、リング部の内周面には、弾性体が配設されているため、リング部を塑性変形させた後、スプリングバックがあったとしても、リング部に対するインフレーターのガタツキが生じず、確実に保持することができる。
【0013】
したがって、本発明の第1番目のエアバッグ装置では、取付ブラケットを固定するまでに、インフレーターを取付ブラケットに対して確実に保持させることができ、取付ブラケットの固定作業性を良好にすることができる。
【0014】
本発明に係る第2番目のエアバッグ装置では、取付ブラケットが、リング部をインフレーターに外装した後、連結部によりリング部を縮径させ、リング部の挟持によりインフレーターを保持するものである。
【0015】
すなわち、この第2番目のエアバッグ装置でも、取付ブラケットのリング部に配置されている固着手段を利用して、取付ブラケットを固定部位に固定する前に、リング部の挟持により、インフレーターを保持することが可能となるため、取付ブラケットの固定作業性が良好となる。
【0016】
そして、連結部はリング部に局部的に形成されているので、連結部の塑性変形が容易となって、リング部を縮径させやすい。
【0017】
さらに、第2番目のエアバッグ装置のリング部の内周面に、第1番目のエアバッグ装置と同様に弾性体を配設したり、円周方向に複数個の突起部を形成した場合には、インフレーターに対する保持性能がさらに向上する。
【0018】
したがって、本発明の第2番目のエアバッグ装置でも、取付ブラケットを固定するまでに、インフレーターを取付ブラケットに対して確実に保持させることができ、取付ブラケットの固定作業性を良好にすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
(1) 本発明の第一実施形態である取付ブラケットを備えたエアバッグ装置及びそのシートへの取付態様を図1〜6に示す。
【0021】
本実施形態のエアバッグ装置10は、図1・2に示すように、車両の座部2とシートバック3とを備えたシート1におけるシートバック3の左側面に配置される、所謂、側突用のエアバッグ装置である。
【0022】
なお、シートバック3の左側面には、ウレタン材等からなる本体4に、上下方向に延びる収納凹部4aが形成され、収納凹部4aの車両の後方側の面には、上側を後方へ倒すように略上下方向に延びるフレーム5が配設されている。フレーム5の所定の2箇所には、取付孔5aが形成されている。また、シートバック3の外表面側には、装飾布等からなる表皮6が配設されている。この表皮6には、収納凹部4aの前面側となる部位に、後述するエアバッグ11の膨張時に破断し易いように、予め、切断された表皮6の端部相互を縫合糸7で縫合してなる縫目6aが形成されている。
【0023】
エアバッグ装置10は、エアバッグ11、インフレーター16、カバー27、及び、エアバッグ11・インフレーター16・カバー27を固定部位としてのフレーム5に取付固定するための2つの取付ブラケット18と、を備えて構成されている。
【0024】
エアバッグ11は、図1〜4に示すように、膨張時の形状を、シートバック3のフレーム5の傾斜方向に対して直交方向より若干上方の前方側へ膨らむ略直方体形状としており、膨張時の後端面11aの中央の下方には、ベントホール14が形成され、膨張時の後端面11aの中央におけるベントホール14の上方の上下には、2つの取付孔13・13が形成されている。そして、エアバッグ11は、膨張時の形状を、後端面11aの中央を中心とした左右対称形としている。なお、ベントホール14は、スリットのように、直線状にカットして形成されている。
【0025】
インフレーター16は、上端の前部側にガス吐出口16aを配置させた略円柱形状として、膨張時のエアバッグ11の後端面11aの内側中央部位に配置されている。また、インフレーター16の下端には、ガス発生時の電気信号を入力させるリード線17が結線され、リード線17は、エアバッグ11のベントホール14を挿通して、エアバッグ作動回路に導通する図示しないコネクタに接続されることとなる。
【0026】
取付ブラケット18は、図3〜5に示すように、塑性変形可能な板金製の円環状として、固着手段としてのボルト20を半径方向に突出させるように溶接させたリング部19を備えて構成されている。リング部19の内径は、インフレーター16の外径より内径を若干大きく設定されている。そして、リング部19の内周面には、クロロプレンゴム等からなる弾性体21が貼着されている。
【0027】
これらの取付ブラケット18のインフレーター16への組み付けは、図6に示すように、弾性体21を介在させてリング部19をインフレーター16に外装し、リング部19を部分的にへこませるように塑性変形させて、行なう。
【0028】
各取付ブラケット18のボルト20は、エアバッグ11の取付孔13を挿通し、さらに、スプリングナット25・カバー27のブラケット27bを経て、フレーム5の取付孔5aを挿通し、ナット29が螺合されている。
【0029】
カバー27は、合成樹脂製として、シートバック本体4の側面を覆う長方形形状の本体27aと、本体27aの端部から直交方向に屈曲するブラケット27bとを備え、ブラケット27bには、各ボルト20をそれぞれ挿通させる2つの取付孔27cが形成されている。
【0030】
なお、実施形態のエアバッグ装置10では、折り崩れを防止するために、破断可能な熱収縮フィルム等の薄いフィルム23が、折り畳まれたエアバッグ11を被覆している。
【0031】
実施形態のエアバッグ装置10の組み立てについて述べると、まず、各取付ブラケット18を組み付けておいたインフレーター16を、ベントホール14を利用して、エアバッグ11内に挿入する。
【0032】
ついで、各ボルト20をエアバッグ11の取付孔13・13から突出させるとともに、各ボルト20にスプリングナット25を外嵌させて、エアバッグ11の各取付孔13の周縁を押える。また、インフレーター16に結線されているリード線17をベントホール14から出しておく。
【0033】
その後、エアバッグ11におけるインフレーター16より前方側を折り畳み、熱収縮フィルム23を外装させて、熱を加え、折り畳んだエアバッグ11をインフレーター16ごとフィルム23で包む。なお、ボルト20・20やリード線17は、フィルム23の一部を破って、突出させておく。
【0034】
そして、各ボルト20を、ブラケット27bの各取付孔27cに挿通させるとともに、フレーム5の各取付孔5aに挿通させ、各ボルト20にナット29を螺合させれば、エアバッグ装置10をフレーム5に取り付けることができる。
【0035】
その後、エアバッグ装置10を組み立ててフレーム5に固定した後、本体4に表皮6を外装し、完成したシート1を車両に装着させ、リード線17の端末を所定のコネクタに接続させれば良い。
【0036】
シート1の車両への装着後、実施形態のエアバッグ装置10では、リード線17を介して、インフレーター16にガス発生の電気信号が入力されたならば、インフレーター16は、ガス吐出口16aからガスを吐出させ、エアバッグ11は、フィルム23と表皮6とを破断するとともに、カバー27の本体27aを開かせるようにして、図1・2の二点鎖線で示すように、大きく膨張することとなる。
【0037】
この実施形態のエアバッグ装置10では、各取付ブラケット18が、弾性体21を介在させて、リング部19をインフレーター16に外装した後、リング部19を塑性変形させて内周側にへこませ、リング部19の挟持によりインフレーターを保持するものであり(図6参照)、各取付ブラケット18をフレーム5に固定する前に、インフレーター16を保持することが可能となるため、各取付ブラケット18をフレーム5に固定するまで、インフレーター16の位置ずれを防止でき、各取付ブラケット18の固定作業性が良好となる。
【0038】
また、各リング部19の内周面には、弾性体21が配設されているため、リング部19を塑性変形させた後、スプリングバックがあったとしても、リング部19に対するインフレーター16のガタツキが生じず、確実に保持することができる。
【0039】
したがって、実施形態のエアバッグ装置10では、取付ブラケット18を固定するまでに、インフレーター16を取付ブラケット18に対して確実に保持させることができ、取付ブラケット18の固定作業性を良好にすることができる。
【0040】
さらにまた、図7に示すインフレーター36に示すように、ガス吐出口36aがインフレーター36の周面に沿って複数配設されている場合には、インフレーター36のガス吐出口36aから吐出するガスに対して、膨張する方向と異なるエアバッグ11の後端面11aを保護する必要が生ずる。そのため、取付ブラケット58のリング部59として、図7・8に示すように、エアバッグ後端面11a側を延ばした延設部59aを設けるようにすることが望ましい。なお、60は、固着手段としてのボルトである。
【0041】
(2) 次に、本発明の第二実施形態である取付ブラケットを図9〜10に示す。
【0042】
本実施形態の取付ブラケット38は、前述の第一実施形態の取付ブラケットと同様、塑性変形可能な板金製の円環状として、固着手段としてのボルト40を半径方向に突出させるように溶接させたリング部39を備えた構成である。前記リング部39には軸方向にスリット39aが形成され、該スリット39aをまたぐように両端をリング部39に溶接させた横断面略U字形の連結部42が配設されている。さらに、リング部39の内周面には、クロロプレンゴム等からなる弾性体21が貼着されている。
【0043】
この取付ブラケット38では、図10に示すように、インフレーター16を挟持するようにリング部39を塑性変形させる際、つまむように連結部42を塑性変形させれば、リング部39が塑性変形することから、簡単に、リング部39を塑性変形させて、インフレーター16を保持することができ、その後、固着手段としてのボルト40を利用して、インフレーター16を所定のフレーム5に取付固定することができる。
【0044】
また、図9に示すように、塑性変形可能する連結部42を、スリット39aをまたぐようにリング部39に固着させる場合には、リング部39が、塑性変形せずに、弾性変形するような材質から形成されていても、つまむように連結体42を塑性変形させれば、そのリング部が、連結部42により、縮径されて、その状態を維持することができるため、簡単かつ確実にインフレーター16を保持することが可能となる。
【0045】
さらに、図11に示すように、軸方向にスリット49aを備えた板金製のリング部49において、スリット49aをまたぐように両端をリング部49に溶接させた剛性を有した連結部52を設けるようにしても良い。
【0046】
この連結ブラケット48では、図12に示すように、インフレーター16を挟持するようにリング部49を塑性変形させる際、連結部52を倒せば、リング部49が塑性変形して縮径することから、簡単に、リング部49を塑性変形させて、インフレーター16を保持することができ、その後、固着手段としてのボルト50を利用して、インフレーター16を所定のフレーム5に取付固定することができる。
【0047】
また、このとき、図12中二点鎖線で示すように、連結部52の先端を係止可能な係止突起49bをリング部49に固定させておけば、リング部49が塑性変形せずに弾性変形するような材質から形成されていても、リング部49の縮径状態を維持することが可能である。
【0048】
本実施形態においては、弾性体を介在させることが好ましいが、インフレーターに対する保持性能がそれほど要求されない場合には、弾性体を介在させなくてもよい。
【0049】
(3) 次に、本発明の第三実施形態である取付ブラケットを図13〜14に示す。
【0050】
本実施形態の取付ブラケット68は、図13に示す如く、それぞれ連結部62が一体形成されてなる2つのリング部69及びリング部69の両側に延設されたチャンネル断面の連結座部71とを一体形成した構成である。なお、各リング部69には、固着手段としてのボルト70が半径方向に突出させるように溶接されている。また、取付ブラケット68は、図例では塑性変形可能な一枚の打ち抜き板金からなり、該板金のリング部形成用の延設端部を対向側の縁部に溶接してリング部69を形成している(図14参照)がこれに限られるものではない。
【0051】
前記リング部69には、軸方向にスリット69aが形成され、該スリット69aをまたぐように横断面略U字形の連結部62がリング部69と一体形成されている。さらにリング部69には、内周面に、円周方向に沿って複数個の突起部69b(図例では、4ケ所)がプレス加工により形成されている。
【0052】
この取付ブラケット68では、図14に示すように、インフレーター36を挟持するようにリング部69を塑性変形させる際、つまむように連結部62を塑性変形させれば、リング部69が塑性変形することから、簡単に、リング部69を塑性変形させて、インフレーター36を保持することができ、その後、固着手段としてのボルト70を利用して、インフレーター36を所定のフレーム5に取付固定することができる。
【0053】
本実施形態の取付ブラケットは、リング部の両端にそれぞれ連結座部が延設されたものが図示されているが、これに限られるものではなく、前述の実施形態の取付ブラケットと同様に、リング部のみからなるものも使用可能である。
【0054】
なお、本実施形態では取付座部、リング部及び連結部は一体板金形成されているが、それぞれ別体成形し、溶接して形成することも可能である。
【0055】
本実施形態においては、リング部に突起部を配設することが好ましいが、インフレーターに対する保持性能がそれほど要求されない場合には、突起部を配設しなくてもよい。
【0056】
さらに、各取付ブラケット18・38・48・58・68のリング部19・39・49・59・69では、インフレーター16・36の固定部位に固定する固着手段として、ボルト20・40・50・60・70を例示したが、リング部19・39・49・59・69に、貫通孔やねじ孔を設けた取付片を突設させ、その取付片を固着手段として利用し、貫通孔やねじ孔に対応するリベットやボルト・ナットにより、インフレーター16・36の固定部位に固定するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の取付ブラケットを備えたエアバッグ装置の使用状態を示す図である。
【図2】同実施形態の横断面図であり、図1のII−II部位を示す。
【図3】同実施形態のエアバッグ装置の側面図である。
【図4】同実施形態のエアバッグ装置を後端面側から見た正面図である。
【図5】同実施形態に使用する取付ブラケットの斜視図である。
【図6】同実施形態の取付ブラケットの使用状態を説明する断面図である。
【図7】他の実施形態のエアバッグ装置の側面図である。
【図8】同実施形態の取付ブラケットを示す斜視図である。
【図9】本発明の第二実施形態の取付ブラケットを示す斜視図である。
【図10】同実施形態の取付ブラケットの使用状態を説明する断面図である。
【図11】他の実施形態の取付ブラケットを示す斜視図である。
【図12】同実施形態の取付ブラケットの使用状態を説明する断面図である。
【図13】本発明の第三実施形態の取付ブラケットを示す斜視図である。
【図14】同実施形態の取付ブラケットの使用状態を説明する断面図である。
【符号の説明】
5…(固定部位)フレーム、
10…エアバッグ装置、
11…エアバッグ、
16…インフレーター、
18・38・48・58・68…取付ブラケット、
19・39・49・59・69…リング部、
20・40・50・60・70…(固着手段)ボルト、
21…弾性体、
39a・49a…スリット、
42・52・62…連結部、
69b…突起部、
71…連結座部。
Claims (4)
- 折り畳まれたエアバッグに膨張用のガスを供給するインフレーターが、略円柱状として、取付ブラケットを利用して固定部位に取付固定されるエアバッグ装置であって、
前記取付ブラケットが、前記固定部位に固定させるための固着手段を配設させるとともに、内周面に弾性体を配設させて、前記インフレーターより大径の内径とした塑性変形可能な略円環状のリング部を備えて構成され、
前記取付ブラケットが、前記弾性体を介在させて、前記リング部を前記インフレーターに外装した後、前記リング部を塑性変形させて、前記リング部の挟持により前記インフレーターを保持していることを特徴とするエアバッグ装置。 - 折り畳まれたエアバッグに膨張用のガスを供給するインフレーターが、略円形状として、取付ブラケットを利用して固定部位に取付固定されるエアバッグ装置であって、
前記取付ブラケットが、前記固定部位に固定させるための固定手段を配設させるとともに、前記インフレーターより大径の内径として、軸方向にスリットを有した略円環状のリング部と、
前記リング部のスリットをまたぐように配設され、前記リング部の内径を縮径可能な連結部と、
を備えて構成され、
前記取付ブラケットが、前記リング部を前記インフレーターに外装した後、前記連結部の塑性変形により前記リング部を縮径させ、前記リング部の挟持により前記インフレーターを保持していることを特徴とするエアバッグ装置。 - 請求項2に記載のエアバッグ装置であって、前記取付ブラケットが、内周面に弾性体を配設させて、インフレーターより大径の内径とされていることを特徴とするエアバッグ装置。
- 請求項2に記載のエアバッグ装置であって、前記取付ブラケットが、前記リング部の内周面に、円周方向に複数個の突起部が形成されている構成であることを特徴とするエアバッグ装置。
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