JP2691469B2 - カラー画像形成法 - Google Patents

カラー画像形成法

Info

Publication number
JP2691469B2
JP2691469B2 JP2120822A JP12082290A JP2691469B2 JP 2691469 B2 JP2691469 B2 JP 2691469B2 JP 2120822 A JP2120822 A JP 2120822A JP 12082290 A JP12082290 A JP 12082290A JP 2691469 B2 JP2691469 B2 JP 2691469B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
layer
silver
development
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2120822A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0416843A (ja
Inventor
充 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2120822A priority Critical patent/JP2691469B2/ja
Priority to EP91101209A priority patent/EP0440195B1/en
Priority to DE69127002T priority patent/DE69127002T2/de
Priority to US07/648,894 priority patent/US5210012A/en
Publication of JPH0416843A publication Critical patent/JPH0416843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2691469B2 publication Critical patent/JP2691469B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料(以下、単
にカラー感光材料という)の処理方法に関するものであ
る。
(従来技術) 一般に、カラー感光材料の処理の基本工程は、カラー
現像工程と脱銀工程である。すなわち、像様露光された
カラー感光材料を、カラー現像工程に入れる。ここで
は、発色現像主薬によりハロゲン化銀が還元されて銀を
生ずるとともに、酸化された発色現像主薬は発色剤と反
応して色素の画像を与える。しかるのちに、カラー感光
材料を脱銀工程に入れる。ここでは、酸化剤(漂白剤と
通称する)の作用により前の工程で生じた銀が酸化され
たのち、定着剤と通称される銀イオンの錯化剤によつて
溶解され除かれる。したがつて、これらの工程を経たカ
ラー感光材料には色素画像のみが出来上がる。実際の現
像処理は、上記の発色現像および脱銀という二つの基本
工程のほかに、画像の写真的、物理的品質を保つため、
あるいは画像の保存性をよくするため等の補助的な工程
を含んでいる。例えば、処理中の感光層の過度の軟化を
防ぐための硬膜浴、現像反応を効果的に停止させる停止
浴、画像を安定化させる画像安定浴あるいは支持体のバ
ツキング層を除くための脱硬膜浴などがあげられる。
一般にハロゲン化銀写真感光材料の画質は鮮鋭度と粒
状性によつて決定される。
写真感光材料の画像鮮鋭度は、ハロゲン化銀乳剤層中
における光の散乱及び屈折、界面での反射等により悪化
し、特に感光層の厚みが増すほど悪化の程度が大きくな
る。特にカラー感光材料では、赤感性層、緑感性層、青
感性層と光の3原色を分割し記録するため、乳剤層を少
なくとも3種に分けて層状に塗布してあり、記録材料の
厚みがどうしても厚くなつてしまう。このため最下層の
乳剤層での鮮鋭度の悪化が著しい。この悪化した画像鮮
鋭度を改良するために種々の方法が提案されており、そ
のひとつとして散乱された光の効果を少なくするために
染料を添加して散乱を吸収する方法が知られている。し
かしながら、この方法は、本来必要な光をも吸収してし
まうため感度の低下を伴つてしまうという欠点があつ
た。また、他の方法として特にカラー感光材料に対して
は、いわゆるDIR−カプラーを用いる方法が知られてい
る。これはカラー感光材料のカラー現像時の色像形成に
ともないカプラーから現像抑制剤が放出され、その現像
抑制剤の濃度差によりエツジ効果を出して鮮鋭度を向上
させる技術である。この方法は、カラー現像時にしか効
果が出せないためカラーネガ、カラーペーパー等のカラ
ー感光材料には適応するが、画像形成の主な効果を決定
するのが白黒現像であるカラー反転感光材料や、カラー
現像を用いない白黒感光材料に対してはその利用は期待
できない。
現像時のエツジ効果を利用する技術で多くのカラー感
光材料及び特にカラー現像処理のない白黒感材に対して
適用できる技術として、現像により現像抑制剤を放出す
るDIR−ハイドロキノンが知られている(US3364022、US
3379529、特開昭50-62435、同50-133833、同51-51941、
同50-119631、同52-57828)。DIR−ハイドロキノンはカ
ラー現像ばかりでなく白黒現像でも作用を発生するた
め、広範なハロゲン化銀感光材料に適用可能である。
(発明が解決しようとする課題) しかしDIR−ハイドロキノンを用いる弊害として、画
像保存性を悪化させるという問題があつた。
従つて本発明の目的は、鮮鋭度や粒状性を悪化させる
ことなく画像保存性が改良されたハロゲン化銀カラー写
真感光材料の画像形成法を提供することである。
(課題を解決するための手段) 上記目的は、像様露光されたハロゲン化銀カラー写真
感光材料を、黒白現像処理後、反転処理、カラー現像処
理を行い、更に漂白能を有する液で処理する画像形成方
法において、該ハロゲン化銀カラー写真感光材料が、下
記一般式(I)で表される化合物の少なくとも一種及び
下記式C−1、C−2及びC−3からなる群から選ばれ
るシアンカプラーの少なくとも一種を含有し、かつ該漂
白能を有する液が漂白剤として1,3−プロピレンジアミ
ン4酢酸第2鉄錯塩を含むことを特徴とするカラー画像
形成方法によって達成された。
A−(Time)−X (I) (式中、Aはハイドロキノン基を有する酸化還元母核を
意味し、写真現像処理中に酸化されることによってはじ
めて−(Time)−Xが脱離することを可能ならしめる
原子団を表す。Timeは硫黄原子、窒素原子、酸素原子も
しくはセレン原子でAに連結するタイミング基を表す。
tは0または1の整数である。Xは現像抑制剤を意味す
る。) 本発明者は、一般式(I)で示される化合物を用い漂
白剤として酸化還元電位が150mV以上の1,3−プロピレン
ジアミン4酢酸第2鉄錯塩を用いることで、鮮鋭度及び
/または粒状性を向上させかつ脱銀速度を改良し、さら
に色像の退色防止等画像保存性の向上に成功した。
上記画像保存性の悪化については、一般式(I)中の
Aで示される酸化還元母核が還元体として処理後のフイ
ルム中に存在すると、シアン色素を還元しロイコ色素に
するため色像の褪色が起こると考えられ、処理後のフイ
ルム中に一般式(I)中のAが還元体として存在しない
ようにするため、漂白液により強い酸化剤を用いること
でAが酸化体となり、シアン色素と反応しないようにな
り画像保存性が改良されたと考えられる。
以下、本発明で用いる一般式(I)の化合物について
説明する。
一般式(I)におけるAは、ハイドロキノン基を有す
る酸化還元母核を意味し、写真現像処理中に酸化される
ことによってはじめて−(Time)−Xが脱離すること
を可能ならしめる原子団を表す。Aで表されるハイドロ
キノン基を有する酸化還元母核としては、ハイドロキノ
ンや1,4−ナフタレンジオールなどがあげられる。Aの
酸化還元母核を形成する水酸基は、現像処理時に脱保護
可能な保護基で保護されていてもよい。保護基の例とし
ては、炭素数1〜25のもので、例えばアシル基、アルコ
キシカルボニル基、カルバモイル基、さらに特開昭59-1
97037、特開昭59-201057に記載されている保護基があげ
られる。さらにこの保護基は、可能な場合は以下に述べ
るAの置換基と互いに結合して、5,6あるいは7員環を
形成してもよい。
Aで表される酸化還元母核は適当な位置が適当な置換
基で置換されていてもよい。これら置換基の例として
は、炭素数25以下のもので、例えばアルキル基、アリー
ル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アミノ基、アミド基、スルホン
アミド基、アルコキシカルボニルアミノ基、ウレイド
基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、スルフ
アモイル基、スルホニル基、シアノ基、ハロゲン原子、
アシル基、カルボキシル基、スルホ基、ニトロ基、ヘテ
ロ環残基、または−(Time)−Xなどがあげられる。
これらの置換基はさらに以上述べた置換基で置換されて
いてもよい。またこれらの置換基は、それぞれ可能な場
合は、互いに結合して飽和あるいは不飽和の炭素環、ま
たは飽和あるいは不飽和のヘテロ環を形成してもよい。
一般式(I)におけるAの好ましい具体例を以下に示
す。なお各構造式中(*)は−(Time)−Xが結合す
ることを意味する。
次に−(Time)−Xについて詳細に説明する。
−(Time)−Xは一般式(I)においてAで表され
る酸化還元母核が現像時クロス酸化反応をおこし酸化体
となつた時はじめて −(Time)−Xとして放出され
る基である。
Timeは硫黄原子、窒素原子、酸素原子またはセレン原
子でAに連結するタイミング基であり、現像時放出され
−(Time)Xから一段階あるいはそれ以上の段階
の反応を経てXを放出せしめる基があげられる。Timeと
しては、例えば米国特許第4,248,962号、同第4,409,323
号、同第4,146,396号、英国特許第2,096,783号、特開昭
51-146,828号、同57-56,837号などに記載されているも
のがあげられる。Timeとしては、これらに記載されてい
るものから選ばれる二つ以上の組み合わせでもよい。
timeの代表例としては、 **−SCH2−*** などをあげることができる。
Xは現像抑制剤基を意味する。現像抑制剤の例として
は、ヘテロ環に結合するメルカプト基を有する化合物あ
るいはイミノ銀生成可能なヘテロ環化合物があげられ
る。ヘテロ環に結合するメルカプト基を有する化合物の
例としては、例えば置換あるいは無置換のメルカプトア
ゾール類(例えば、1−フエニル−5−メルカプトテト
ラゾール、1−プロピル−5−メルカプトテトラゾー
ル、1−ブチル−5−メルカプトテトラゾール、2−メ
チルチオ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール、
3−メチル−4−フエニル−5−メルカプト−1,2,4−
トリアゾール、1−(4−エチルカルバモイルフエニ
ル)−2−メルカプトイミダゾール、2−メルカプトベ
ンズオキサゾール、2−メルカプトベンズイミダゾー
ル、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−フエニル−
5−メルカプト−1,3,4−オキサジアゾール、1−{3
−(3−メチルウレイド)フエニル}−5−メルカプト
テトラゾール、1−(4−ニトロフエニル)−5−メル
カプトテトラゾール、5−(2−エチルヘキサノイルア
ミノ)−2−メルカプトベンズイミダゾールなど)、置
換あるいは無置換のメルカプトアザインデン類(例え
ば、6−メチル−4−メルカプト−1,3,3a,7−テトラザ
インデン、4,6−ジメチル−2−メルカプト−1,3,3a,7
−テトラザインデンなど)、置換あるいは無置換のメル
カプトピリミジン類(例えば、2−メルカプトピリミジ
ン、2−メルカプト−4−メチル−6−ヒドロキシピリ
ミジンなど)などがあげられる。
イミノ銀を形成可能なヘテロ環化合物としては、例え
ば置換あるいは無置換のトリアゾール類(例えば、1,2,
4−トリアゾール、ベンゾトリアゾール、5−メチルベ
ンゾトリアゾール、5−ニトロベンゾトリアゾール、5
−ブロモベンゾトリアゾール、5−n−ブチルベンゾト
リアゾール、5,6−ジメチルベンゾトリアゾールな
ど)、置換あるいは無置換のインダゾール類(例えば、
インダゾール、5−ニトロインダゾール、3−ニトロイ
ンダゾール、3−クロロ−5−ニトロインダゾールな
ど)、置換あるいは無置換のベンズイミダゾール類(例
えば、5−ニトロベンズイミダゾール、5,6−ジクロロ
ベンズイミダゾールなど)などがあげられる。
またXは一般式(I)のTimeから離脱して、いつたん
現像抑制性を有する化合物となつた後、さらにそれが現
像液成分とある種の化学反応を起こして実質的に現像抑
制性を有しないか、あるいは著しく減少した化合物に変
化するものであつてもよい。このような化学反応を受け
る官能基としては、例えば、エステル基、カルボニル
基、イミノ基、インモニウム基、マイケル付加受容基、
あるいはイミド基などがあげられる。このような失活型
現像抑制剤の例としては、例えば、1−(3−フエノキ
シカルボニルフエニル)−5−メルカプトテトラゾー
ル、1−(4−フエノキシカルボニルフエニル)−5−
メルカプトテトラゾール、1−(3−マレインイミドフ
エニル)−5−メルカプトテトラゾール、5−フエノキ
シカルボニルベンゾトリアゾール、5−(4−シアノフ
エノキシカルボニル)ベンゾトリアゾール、2−フエノ
キシカルボニルメチルチオ−5−メルカプト−1,3,4−
チアジアゾール、5−ニトロ−3−フエノキシカルボニ
ルイミダゾール、5−(2,3−ジクロロプロピルオキシ
カルボニル)ベンゾトリアゾール、1−(4−ベンゾイ
ルオキシフエニル)−5−メルカプトテトラゾール、5
−(2−メタンスルホニルエトキシカルボニル)−2−
メルカプトベンゾチアゾール、5−シンナモイルアミノ
ベンゾトリアゾール、1−(3−ビニルカルボニルフエ
ニル)−5−メルカプトテトラゾール、5−スクシンイ
ミドメチルベンゾトリアゾール、2−(4−スクシンイ
ミドフエニル)−5−メルカプト−1,3,4−オキサジア
ゾール、6−フエノキシカルボニル−2−メルカプトベ
ンズオキサゾールなどがあげられる。
本発明において置換されてもよいメルカプトアゾール
類が好ましく、特に置換されてもよい5−メルカプト−
1,3,4−チアジアゾールが好ましい。
本発明の内容をより具体的に述べるために、以下に一
般式(I)で表される化合物の具体例を示すが本発明で
用いうる化合物はこれらに限定されるわけではない。
一般式(I)で示される化合物は、一般に以下の2通
りの方法で合成できる。まずTimeが単なる結合手(t=
0)の場合、第1はクロロホルムや1,2−ジクロロエタ
ン、四塩化炭素、テトラヒドロフラン中、無触媒または
p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トリフ
ルオロメタンスルホン酸、メタンスルホン酸などの酸触
媒共存下に、ベンゾキノンやオルトキノン、キノンモノ
イミン、キノンジイミン誘導体と、現像抑制剤を室温か
ら100℃の間の温度で反応させる方法である。第2は、
アセトン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド
などの非プロトン性極性溶媒中炭酸カリウム、炭酸水素
ナトリウム、水素化ナトリウム、トリエチルアミンなど
の塩基存在下に、塩素、臭素またはヨウ素で置換された
ベンゾキノン、オルトキノン、キノンモノイミン、キノ
ンジイミン誘導体と、現像抑制剤を−20℃から100℃の
間で反応させて得られたキノン体を、ジエチルヒドロキ
シルアミン、ハイドロサルフアイトナトリウムなどの還
元剤で還元する方法である。〔参考文献:Research Disc
losure 18227(1979);Liebige Ann.Chem.764、131(19
72)〕 次いでXがTimeを介して放出される形式(t=1)の
場合も、上記とほぼ同様な方法で合成できる。すなわち
上記の現像抑制剤(X)のかわりにTime−Xを用いる
か、またはXに置換可能な基(例えば、ハロゲン原子、
ヒドロキシ基、またはそれらの前駆体)を有するTimeを
先にレドツクス母核に導入した後、置換反応によりXを
連結させる方法である。
本発明の一般式(I)で表わされる化合物は、カラー
感光材料を構成する親水性コロイド層に含有することが
好ましく、更に好ましくはハロゲン化銀乳剤層に隣接す
る実質的にハロゲン化銀を含有しない親水性コロイド層
に含有する。
本発明のハロゲン化銀乳剤層に隣接する実質的にハロ
ゲン化銀を含有しない親水性コロイド層とは、例えばゼ
ラチン、親水性ポリマー類をバインダーとする層で、カ
プラー、混色防止剤、褪色防止剤等の乳化物を含有して
もよく、他に種々の薬品類、例えば染料、現像抑制剤、
安定剤、現像促進剤、pH調節剤、膜質改良剤等を含有し
てもよい。また感材乳剤層中の任意の位置に設けること
が可能である。
本発明の一般式(I)で表わされる化合物の使用量
は、カラー反転感光材料やカラーネガ感光材料では、好
ましくは10-7モル/m2から10-3モル/m2、より好ましく
は10-6モル/m2から10-4モル/m2の範囲である。
本発明の一般式(I)で表わされる化合物は単独で用
いてもよいし、また2種類以上併用してもよい。
一般式(I)で表わされる化合物は、高沸点オイルに
溶解高速攪拌して得られる乳化物として添加しても良い
しアルコール、セロソルブ等の水溶性有機溶剤に溶解ゼ
ラチン溶液中に添加攪拌により微細に分散して添加して
も良い。更に、特公昭51-39853号および同58-35214号に
記載のポリマーラテツクスによる分散法を用いても良
い。
本発明の感光材料に用いられる一般式(I)で表わさ
れる化合物を溶解するのに好適な高沸点有機溶剤の具体
例としては、フタル酸エステル類(ジブチルフタレー
ト、ジシクロヘキシルフタレート、ジ−2−エチルヘキ
シルフタレート、デシルフタレートなど)、リン酸また
はホスホン酸のエステル類(トリフエニルホスフエー
ト、トリクレジルホスフエート、2−エチルヘキシルジ
フエニルホスフエート、トリシクロヘキシルホスフエー
ト、トリ−2−エチルヘキシルホスフエート、トリドデ
シルホスフエート、トリブトキシエチルホスフエート、
トリクロロプロピルホスフエート、ジ−2−エチルヘキ
シルフエニルホスホネートなど)、安息香酸エステル類
(2−エチルヘキシルベンゾエート、ドデシルベンゾエ
ート、2−エチルヘキシル−p−ヒドロキシベンゾエー
トなど)、アミド類(ジエチルドデカンアミド、N−テ
トラデシルピロリドンなど)、アルコール類またはフエ
ノール類(イソステアリルアルコール、2,4−ジ−tert
−アミルフエノールなど)、脂肪族カルボン酸エステル
類(ジオクチルアゼレート、グリセロールトリブチレー
ト、イソステアリルラクテート、トリオクチルシトレー
トなど)、アニリン誘導体(N,N−ジブチル−2−ブト
キシ−5−tert−オクチルアニリンなど)、炭化水素類
(パラフイン、ドデシルベンゼン、ジイソプロピルナフ
タレンなど)などが挙げられる。また補助溶剤として
は、沸点が約30℃以上、好ましくは50℃以上約160℃以
下の有機溶剤などが使用でき、典型例としては酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノン、2−エトキシエチルアセテー
ト、ジメチルホルムアミドなどが挙げられる。
トリ−2−エチルヘキシルホスフエート、トリドデシ
ルホスフエート等のリン酸エステル類、ジエチルドデカ
ンアミド等のアミド類が特に好ましい。
オイルの使用量は一般式(I)で表わされる化合物に
対し、重量比で1/10〜20倍で、好ましくは1/5〜10倍で
ある。
本発明の一般式(I)で表わされる化合物を含有する
カラー感光材料は像様露光後に発色現像後に一般式(I
I)で表わされる化合物を漂白剤として含有する漂白能
を有する処理液で処理される。
一般にカラー感光材料は、発色現像→漂白→定着→水
洗→安定→乾燥のステツプが用いられ、カラー反転感光
材料の処理には、一般に黒白現像(第1現像)→停止→
水洗→反転→水洗→発色現像→停止→水洗→調整浴→水
洗→漂白→水洗→定着→水洗→安定→乾燥のステツプが
用いられる。この工程には更に前浴、前硬膜浴、中間浴
などを設けてもよい。また、停止、反転、発色現像、調
整浴または漂白の後の水洗は省略してもよい。反転はか
ぶらし浴にて行なつてもよく、再露光にて行なつてもよ
い。またカブラセ剤を発色現像浴に加えることにより省
略することもできる。また調整浴を省略することもでき
る。
さらに漂白液を用いた漂白処理工程と定着液を用いた
処理工程のかわりに、漂白定着液を用いて漂白定着処理
工程を行つてもよいし、漂白処理工程、定着処理工程、
漂白定着処理工程を任意に組み合わせてもよい。
脱銀工程の上記組み合わせには例えば以下のものがあ
げられるがこれらに限定されるものではない。
漂白−定着 漂白−漂白定着 漂白−漂白定着−定着 漂白−水洗−定着 漂白−定着−定着 漂白定着 漂白定着−漂白定着 次に、本発明の漂白能を有する処理液について説明す
るが、この漂白能を有する処理液とは、漂白液と漂白定
着液のことを意味する。
本発明で述べる漂白剤の酸化還元電位は、トランスア
クシヨンズ・オブ・ザ・フアラデイ・ソサイエテイ(Tr
ansactions of the Foraday Society),55巻(1959
年),1312〜1313頁に記載してある方法によつて測定し
て得られる酸化還元電位で定義される。本発明の漂白能
を有する処理液は、1,3−プロピレンジアミン4酢酸第
2鉄錯塩〔酸化還元電位250mV〕を含有する。この1,3−
プロピレンジアミン4酢酸第2鉄錯塩の使用量は漂白能
を有する処理液1当り好ましくは0.05〜1モルであ
り、0.1モル以上がより好ましい。特に好ましいのは0.3
0モル以上である。過度な高濃度液の使用は逆に漂白反
応を阻害する。酸化還元電位150mV以上の1,3−プロピレ
ンジアミン4酢酸第2鉄錯塩は、通常ナトリウム、カリ
ウム、アンモニウム等の塩で使用するが、アンモニウム
塩が最も漂白の速い点で好ましい。なお、前記1,3−プ
ロピレンジアミン4酢酸第2鉄錯塩の濃度が0.05モル/l
未満であると急激に漂白が遅れる。
本発明の漂白能を有する処理液においてこれらの1,3
−プロピレンジアミン4酢酸第2鉄錯塩は2種以上を混
合使用することもできる。又、本発明の漂白能を有する
処理液には、本発明の効果を奏する範囲において酸化還
元電位150mV以下のアミノポリカルボン酸第2鉄錯塩を
併用することもできる。具体的にはエチレンジアミン四
酢酸第2鉄錯塩(110mV)、ジエチレントリアミン五酢
酸第2鉄錯塩(80mV)、トランス−1,2−ジクロヘキサ
ンジアミン四酢酸第2鉄錯塩(80mV)をあげることがで
きる。
この場合両者の混合比は1:10〜10:1が好ましく、また
両者の鉄錯塩濃度の合計は、処理液1当り、0.05モル
〜1モル、好ましくは0.1〜0.5モルである。
その他本発明の漂白液及び/又は漂白定着液には前述
のアミノポリカルボン酸鉄(III)錯体の他にアミノポ
リカルボン酸又はその塩を加えることができ、好ましい
添加量は0.0001モル〜0.1モル/l、より好ましくは0.003
〜0.05モル/lである。
アミノポリカルボン酸及びその第二鉄錯塩は通常、ア
ルカリ金属塩やアンモニウム塩の形で使用するのが好ま
しく、特にアンモニウム塩が溶解性及び漂白力が優れる
点で好ましい。
また上記の第2鉄錯塩を含む漂白液及び/又は漂白定
着液には鉄以外のコバルト、銅等の金属イオン錯塩が入
つていてもよい。
本発明の漂白液、及び/又は漂白定着液には、各種漂
白促進剤を添加することができる。
このような漂白促進剤については、例えば、米国特許
第3,893,858号明細書、ドイツ特許第1,290,812号明細
書、英国特許第1,138,842号明細書、特開昭53-95630号
公報、リサーチ・デイスクロージヤー第17129号(1978
年7月号)に記載のメルカプト基またはジスルフイド基
を有する化合物、特開昭50-140129号公報に記載のチア
ゾリジン誘導体、米国特許第3,706,561号明細書に記載
のチオ尿素誘導体、特開昭58-16235号公報に記載の沃化
物、ドイツ特許第2,748,430号明細書に記載のポリエチ
レンオキサイド類、特公昭45-8836号公報に記載のポリ
アミン化合物、特開昭49-40493号記載のイミダゾール化
合物などを用いることができる。特に好ましくは英国特
許第1,138,842号明細書記載のようなメルカプト化合物
が好ましい。
漂白促進剤の添加量は漂白能を有する液1当り0.01
g〜20g、好ましくは0.1g〜10gである。
本発明を構成する漂白液及び/又は漂白定着液には、
漂白剤及び上記化合物の他に、臭化物、例えば臭化カリ
ウム、臭化ナトリウム、臭化アンモニウム又は塩化物、
例えば塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化アンモニウ
ムなどの再ハロゲン化剤を含むことができる。再ハロゲ
ン化剤の濃度は漂白液1あたり0.1〜5モル、好まし
くは0.5〜3モルである。他に、硝酸ナトリウム、硝酸
アンモニウム等の硝酸塩、硼酸、硼砂、メタ硼酸ナトリ
ウム、酢酸、酢酸ナトリウム、プロピオン酸、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、亜燐酸、燐酸、燐酸ナトリウ
ム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酒石酸などのpH緩
衝能を有する1種類以上の無機酸、有機酸及びこれらの
塩など通常漂白液に用いることができる公知の添加剤を
添加することができる。
定着液や漂白定着液に用いられる定着剤としてはチオ
硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエーテル系化合物、チオ
尿素類、多量の沃化物塩等をあげることができるが、チ
オ硫酸塩の使用が一般的であり、特にチオ硫酸アンモニ
ウムが最も広範に使用できる。また、チオ硫酸塩とチオ
シアン酸塩、チオエーテル系化合物、イミダゾール、チ
オ尿素などの併用も好ましい。
本発明の漂白定着液及び/又は定着液には、保恒剤と
しての亜硫酸塩、例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリ
ウム、亜硫酸アンモニウム及び、ヒドロキシルアミン、
ヒドラジンなどを含有させることができる。更に、各種
の螢光増白剤や消泡剤あるいは界面活性剤、ポリビニル
ピロリドン、メタノール等の有機溶剤を含有させること
ができるが、特に保恒剤としては特願昭60-283831号明
細書に記載のスルフイン酸化合物を用いることが好まし
い。
さらに液の安定化の目的で各種アミノポリカルボン酸
類や、有機ホスホン酸類の添加が好ましい。特に、1−
ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸が有効であ
る。これらの添加量としては0.01〜0.3モル/l、好まし
くは0.05〜0.2モル/lであり、特に定着液において有効
である。
本発明の漂白液及び/又は漂白定着液のpHは9〜1が
一般的であるが、好ましくは7.5〜1.5、最も好ましくは
7.0〜2.0である。漂白液においては特に5.0〜2.0が好ま
しい。好ましいpH域においては、漂白カブリが少なく
又、脱銀性能も優れる。
本発明の定着液のpHは9.0〜5.0が一般的であるが、特
に7.5〜5.5が好ましい。液のpHを一定に保つために、定
着液および/または漂白定着液には緩衝剤を添加するの
も好ましい。例えば、リン酸塩、あるいはイミダゾー
ル、1−メチル−イミダゾール、2−メチル−イミダゾ
ール、1−エチル−イミダゾールのようなイミダゾール
類、トリエタノールアミン、N−アリルモルホリン、N
−ベンゾイルピペラジン等があげられる。
本発明の漂白液及び/又は漂白定着液の補充量は感光
材料1m2当り50ml〜3000ml、好ましくは100ml〜1000ml
である。
定着液の補充量としては感光材料1m2あたり300mlか
ら3000mlが好ましいが、より好ましくは300mlから1000m
lである。
しかしながら上記の補充量は、例えば再生処理を行な
い、処理液の酸化再生、銀回収処理などを施すならばよ
り少ない量に低減することができる。
本発明のカラー感光材料は、支持体上に青感色性層、
緑感色性層、赤感色性層のハロゲン化銀乳剤層の少なく
とも1層が設けられていればよく、ハロゲン化銀乳剤層
および非感光性層の層数および層順に特に制限はない。
典型的な例としては、支持体上に、実質的に感色性は同
じであるが感光度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤層か
ら成る感光性層を少なくとも1つ有するハロゲン化銀写
真感光材料であり、該感光性層は青色光、緑色光、およ
ひ赤色光の何れかに感色性を有する単位感光性層であ
り、多層ハロゲン化銀カラー写真感光材料においては、
一般に単位感光性層の配列が、支持体側から順に赤感色
性層、緑感色性層、青感色性の順に設置される。しか
し、目的に応じて上記設置順が逆であつても、また同一
感色性層中に異なる感光性層が狭まれたような設置順を
もとり得る。
上記のハロゲン化銀感光性層の間および最上層、最下
層には各種の中間層等の非感光性層を設けてもよい。
該中間層には、特開昭61-43748号、同59-113438号、
同59-113440号、同61-20037号、同61-20038号明細書に
記載されるようなカプラー、DIR化合物等が含まれてい
てもよく、通常用いられるように混色防止剤を含んでい
てもよい。
各単位感光性層を構成する複数のハロゲン化銀乳剤層
は、西独特許第1,121,470号あるいは英国特許第923,045
号に記載されるように高感度乳剤層、低感度乳剤層の2
層構成を好ましく用いることができる。通常は、支持体
に向かつて順次感光度が低くなる様に配列するのが好ま
しく、また各ハロゲン乳剤層の間には非感光性層が設け
られていてもよい。また、特開昭57-112751号、同62-20
0350号、同62-206541号、同62-206543号等に記載されて
いるように支持体より離れた側に低感度乳剤層、支持体
に近い側に高感度乳剤層を設置してもよい。
具体例として支持体から最も遠い側から、低感度青感
光性層(BL)/高感度青感光性層(BH)/高感度緑感光
性層(GH)/低感度緑感光性層(GL)/高感度赤感光性
層(RH)/低感度赤感光性層(RL)の順、またはBH/BL/
GL/GH/RH/RLの順、またはBH/BL/GH/GL/RL/RHの順等に設
置することができる。
また特公昭55-34932号公報に記載されているように、
支持体から最も遠い側から青感光性層/GH/RH/GL/RLの順
に配列することもできる。また特開昭56-25738号、同62
-63936号明細書に記載されているように、支持体から最
も遠い側から青感光性層/GL/RL/GH/RHの順に配列するこ
ともできる。
また特公昭49-15495号公報に記載されているように上
層を最も感光度の高いハロゲン化銀乳剤層、中層をそれ
よりも低い感光度のハロゲン化銀乳剤層、下層を中層よ
りも更に感光度の低いハロゲン化銀乳剤層を配置し、支
持体に向かつて感光度が順次低められた感光度の異なる
3層から構成される配列が挙げられる。このような感光
度の異なる3層から構成される場合でも、特開昭59-202
464号明細書に記載されているように、同一感色性層中
において支持体より離れた側から中感度乳剤層/高感度
乳剤層/低感度乳剤層の順に配置されてもよい。
その他、高感度乳剤層/低感度乳剤層/中感度乳剤
層、あるいは低感度乳剤層/中感度乳剤層/高感度乳剤
層などの順に配置されていてもよい。
また、4層以上の場合にも、上記の如く配列を変えて
よい。
上記のように、それぞれの感光材料の目的に応じて種
々の層構成・配列を選択することができる。
本発明のカラー感光材料としては、カプラーを感光材
料中に含有する内型感光材料と、カプラーを現像液中に
含有する外型感光材料とがある。
内型感光材料としては、カラーネガ、カラー反転、カ
ラーペーパー、カラー反転ペーパーなどがあり、外型感
光材料としては、カラー反転などがあげられるが、内型
感光材料において有用性が著しい。
本発明の内型感光材料は、通常、赤感性層にはシアン
色素形成カプラーを、緑感性層にはマゼンタ色素形成カ
プラーを、青感性層にはイエロー色素形成カプラーを用
いるが、目的に応じて異なる組合せをとることもでき
る。
次に、本発明に用いるハロゲン化銀粒子について述べ
る。
本発明に使用するハロゲン化銀粒子は、臭化銀、沃化
銀、沃臭化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、塩化銀のいずれ
であつてもよいが、好ましいハロゲン化銀は0.5〜30モ
ル%のヨウ化銀を含む、ヨウ臭化銀、ヨウ塩化銀、もし
くはヨウ塩臭化銀である。特に好ましいのは約2モル%
から約10モル%までのヨウ化銀を含むヨウ臭化銀もしく
はヨウ塩臭化銀である。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、
十四面体のような規則的な結晶を有するもの、球状、板
状のような変則的な結晶形を有するもの、双晶面などの
結晶欠陥を有するもの、あるいはそれらの複合形でもよ
い。
ハロゲン化銀の粒径は、約0.2ミクロン以下の微粒子
でも投影面積直径が約10ミクロンに至るまでの大サイズ
粒子でもよく、多分散乳剤でも単分散乳剤でもよい。
本発明の感光材料に使用できるハロゲン化銀写真乳剤
は、例えばリサーチ・ディスクロージャー(以下、RDと
する。)No.17643(1978年12月),22〜23頁,“I.乳剤
製造(Emulsion preparation and types)”、及び同N
o.18716(1979年11月),648頁、同No.307105(1989年11
月),863〜865頁、同No.308119(1989年12月),993〜99
5頁、及びグラフキデ著「写真の物理と化学」,ポール
モンテル社刊(P.Glafkides,Chemie et Phisique Photo
graphique,PaulMontel,1967)、ダフィン著「写真乳剤
化学」,フォーカルプレス社刊(G.F.Duffin,Photograp
hic Emulsion Chemistry(Focal Press,1966))、ゼリ
クマンら著「写真乳剤の製造と塗布」、フォーカルプレ
ス社刊(V.L.Zelikman et al.,Making and Coating Pho
tographic Emulsion,Focal Press,1964)などに記載さ
れた方法を用いて調製することができる。
米国特許第3,574,628号、同3,655,394号および英国特
許第1,413,748号などに記載された単分散乳剤も好まし
い。
また、アスペクト比が約3以上であるような平板状粒
子も本発明の感光材料に使用できる。平板状粒子は、ガ
トフ著、フォトグラフィック・サイエンス・アンド・エ
ンジニアリング(Gutoff,Photographic Science and En
gineering)、第14巻248〜257頁(1970年);米国特許
第4,434,226号、同4,414,310号、同4,433,048号、同4,4
39,520号および英国特許第2,112,157号などに記載の方
法により簡単に調製することができる。
結晶構造は一様なものでも、内部と外部とが異質なハ
ロゲン組成からなるものでもよく、層状構造をなしてい
てもよい、また、エピタキシャル接合によって組成の異
なるハロゲン化銀が接合されていてもよく、また例えば
ロダン銀、酸化鉛などのハロゲン化銀以外の化合物と接
合されていてもよい。また種々の結晶形の粒子の混合物
を用いてもよい。
上記の乳剤は潜像を主として表面に形成する表面潜像
型でも、粒子内部に形成する内部潜像型でも表面と内部
のいずれにも潜像を有する型のいずれでもよいが、ネガ
型の乳剤であることが必要である。内部潜像型のうち、
特開昭63-264740号に記載のコア/シェル型内部潜像型
乳剤であってもよい。このコア/シェル型内部潜像型乳
剤の調製方法は、特開昭59-133542号に記載されてい
る。この乳剤のシェルの厚みは、現像処理等によって異
なるが、3〜40nmが好ましく、5〜20nmが特に好まし
い。
ハロゲン化銀乳剤は、通常、物理熟成、化学熟成およ
び分光増感を行ったものを使用する。このような工程で
使用される添加剤はRD No.17643、同No.18716および同N
o.307105に記載されており、その該当箇所を後掲の表に
まとめた。
本発明の感光材料には、感光性ハロゲン化銀乳剤の粒
子サイズ、粒子サイズ分布、ハロゲン組成、粒子の形
状、感度の少なくとも1つの特性の異なる2種類以上の
乳剤を、同一層中に混合して使用することができる。
米国特許第4,082,553号に記載の粒子表面をかぶらせ
たハロゲン化銀粒子、米国特許第4,626,498号、特開昭5
9-214852号に記載の粒子内部をかぶらせたハロゲン化銀
粒子、コロイド銀を感光性ハロゲン化銀乳剤層および/
または実質的に非感光性の親水性コロイド層に好ましく
使用できる。粒子内部または表面をかぶらせたハロゲン
化銀粒子とは、感光材料の未露光部および露光部を問わ
ず、一様に(非像様に)現像が可能となるハロゲン化銀
粒子のことをいう。粒子内部または表面をかぶらせたハ
ロゲン化銀粒子の調製法は、米国特許第4,626,498号、
特開昭59-214852号に記載されている。
粒子内部がかぶらされたコア/シェル型ハロゲン化銀
粒子の内部核を形成するハロゲン化銀は、同一のハロゲ
ン組成をもつものでも異なるハロゲン組成をもつもので
もよい。粒子内部または表面をかぶらせたハロゲン化銀
としては、塩化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀の
いずれをも用いることができる。これらのかぶらされた
ハロゲン化銀粒子の粒子サイズには特別な限定はない
が、平均粒子サイズとしては0.01〜0.75μm、特に0.05
〜0.6μmが好ましい。また、粒子形状については特に
限定はなく、規則的な粒子でもよく、また、多分散乳剤
でもよいが、単分散(ハロゲン化銀粒子の重量または粒
子数の少なくとも95%が平均粒子径の±40%以内の粒子
径を有するもの)であることが好ましい。
本発明の感光材料には、実質的に非感光性の微粒子ハ
ロゲン化銀を使用することが好ましい。この実質的に非
感光性の微粒子ハロゲン化銀とは、色素画像を得るため
の像様露光時においては感光せずに、その現像処理にお
いて実質的に現像されないハロゲン化銀微粒子であり、
あらかじめカブラされていないほうが好ましい。
微粒子ハロゲン化銀は、臭化銀の含有率が0〜100モ
ル%であり、必要に応じて塩化銀および/または沃化銀
を含有してもよい。好ましくは沃化銀を0.5〜10モル%
含有するものである。
微粒子ハロゲン化銀は、平均粒径(投影面積の円相当
直径の平均値)が0.01〜0.5μmが好ましく、0.02〜0.2
μmがより好ましい。
微粒子ハロゲン化銀は、通常の感光性ハロゲン化銀と
同様の方法で調製できる。この場合、ハロゲン化銀粒子
の表面は、光学的に増感される必要はなく、また分光増
感も不要である。ただし、これを塗布液に添加するのに
先立ち、あらかじめトリアゾール系、アザインデン系、
ベンゾチアゾリウム系、もしくはメルカプト系化合物ま
たは亜鉛化合物などの公知の安定剤を添加しておくこと
が好ましい。この微粒子ハロゲン化銀粒子含有層に、コ
ロイド銀を好ましく含有させることができる。
本発明の感光材料の塗布銀量は、6.0g/m2以下が好ま
しく、5.0g/m2以下がさらに好ましく、4.5g/m2以下が最
も好ましい。
本発明の感光材料に使用できる公知の写真用添加剤も
上記の3つのRDに記載されており、下記の表に関連する
記載箇所を示した。
また、ホルムアルデヒドガスによる写真性能の劣化を
防止するために、米国特許4,411,987号や同第4,435,503
号に記載されたホルムアルデヒドと反応して、固定化で
きる化合物を感光材料に添加することが好ましい。
本発明の感光材料には、米国特許第4,740,454号、同
第4,788,132号、特開昭62-18539号、特開平1-283551号
に記載のメルカプト化合物を含有させることが好まし
い。
本発明の感光材料には、特開平1-106052号に記載の、
現像処理によって生成した現像銀量とは無関係にカブラ
セ剤、現像促進剤、ハロゲン化銀溶剤またはそれらの前
駆体を放出する化合物を含有させることができる。
本発明の感光材料には、国際公開W088/04794号、特表
平1-502912号に記載された方法で分散された染料または
EP 317,308A号、米国特許4,420,555号、特開平1-259358
号に記載の染料を含有させることが好ましい。
本発明の感光材料には、種々のカラーカプラーを使用
することができ、その具体例は前出のリサーチ・ディス
クロージャーNo.17643、VII−C〜G、および同No.3071
05、VII−C〜Gに記載された特許に記載されている。
イエローカプラーとしては、例えば米国特許第3,933,
501号、同第4,022,620号、同第4,326,024号、同第4,40
1,752号、同第4,248,961号、特公昭58-10739号、英国特
許第1,425,020号、同第1,476,760号、米国特許第3,973,
968号、同第4,314,023号、同第4,511,649号、欧州特許
第249,473A号、等に記載のものが好ましい。
シアンカプラーとしては、フェノール系及びナフトー
ル系カプラーが挙げられ、米国特許第4,052,212号、同
第4,146,396号、同第4,228,233号、同第4,296,200
号、、同第2,369,929号、同第2,801,171号、同第2,772,
162号、同第2,895,826号、同第3,772,002号、同第3,75
8,308号、同第4,334,011号、同第4,327,173号、西独特
許公開第3,329,729号、欧州特許第121,365A号、同第24
9,453A、米国特許第3,446,622号、同第4,333,999号、同
第4,775,616号、同第4,451,559号、同第4,427,767号、
同第4,690,889号、同第4,254,212号、同第4,296,199
号、特開昭61-42658号等に記載のものが好ましい。
ポリマー化された色素形成カプラーの典型例は、米国
特許第3,451,820号、同第4,080,211号、同第4,367,282
号、同第4,409,320号、同第4,576,910号、英国特許2,10
2,137号、欧州特許第341,188A号等に記載されている。
発色色素が適度な拡散性を有するカプラーとしては、
米国特許第4,366,237号、英国特許第2,125,570号、欧州
特許第96,570号、西独特許(公開)第3,234,533号に記
載のものが好ましい。
発色色素の不要吸収を補正するためのカラード・カプ
ラーは、リサーチ・ディスクロージャーNo.17643のVII
−G項、同No.307105のVII−G項、米国特許第4,163,67
0号、特公昭57-39413号、米国特許第4,004,929号、同第
4,138,258号、英国特許第1,146,368号に記載のものが好
ましい。また、米国特許第4,774,181号に記載のカップ
リング時に放出された蛍光色素により発色色素の不要吸
収を補正するカプラーや、米国特許第4,777,120号に記
載の現像主薬と反応して色素を形成しうる色素プレカー
サー基を離脱基として有するカプラーを用いることも好
ましい。
カップリングに伴って写真的に有用な残基を放出する
化合物もまた本発明で好ましく使用できる。現像抑制剤
を放出するDIRカプラーは、前述のRD 17643、VII−F項
及び同No.307105、VII−F項に記載された特許、特開昭
57-151944号、同57-154234号、同60-184248号、同63-37
346号、同63-37350号、米国特許4,248,962号、同4,782,
012号に記載されたものが好ましい。
現像時に画像状に造核剤もしくは現像促進剤を放出す
るカプラーとしては、英国特許第2,097,140号、同第2,1
31,188号、特開昭59-157638号、同59-170840号に記載の
ものが好ましい。また、特開昭60-107029号、同60-2523
40号、特開平1-44940号、同1-45687号に記載の現像主薬
の酸化体との酸化還元反応により、かぶらせ剤、現像促
進剤、ハロゲン化銀溶剤等を放出する化合物も好まし
い。
その他、本発明の感光材料に用いることのできる化合
物としては、米国特許第4,130,427号等に記載の競争カ
プラー、米国特許第4,283,472号、同第4,338,393号、同
第4,310,618号等に記載の多当量カプラー、特開昭60-18
5950号、特開昭62-24252号等に記載のDIRレドックス化
合物放出カプラー、DIRカプラー放出カプラー、DIRカプ
ラー放出レドックス化合物もしくはDIRレドックス放出
レドックス化合物、欧州特許第173,302A号、同第313,30
8A号に記載の離脱後復色する色素を放出するカプラー、
R.D.No.11449、同24241、特開昭61-201247号等に記載の
漂白促進剤放出カプラー、米国特許第4,555,477号等に
記載のリガンド放出カプラー、特開昭63-75747号に記載
のロイコ色素を放出するカプラー、米国特許第4,774,18
1号に記載の蛍光色素を放出するカプラー等が挙げられ
る。
これらのカプラーは、種々の公知分散方法により感光
材料に導入できる。
水中油滴分散法に用いられる高沸点溶媒の例は米国特
許第2,322,027号などに記載されている。
水中油滴分散法に用いられる常圧での沸点が/75℃以
上の高沸点有機溶剤の具体例としては、フタル酸エステ
ル類(ジブチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレー
ト、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、デシルフタレ
ート、ビス(2,4−ジ−t−アミルフエニル)フタレー
ト、ビス(2,4−ジ−t−アミルフエニル)イソフタレ
ート、ビス(1,1−ジエチルプロピル)フタレートな
ど)、リン酸またはホスホン酸のエステル類(トリフエ
ニルホスフエート、トリクレジルホスフエート、2−エ
チルヘキシルジフエニルホスフエート、トリシクロヘキ
シルホスフエート、トリ−2−エチルヘキシルホスフエ
ート、トリドデシルホスフエート、トリブトキシエチル
ホスフエート、トリクロロプロピルホスフエート、ジ−
2−エチルヘキシルフエニルホスホネートなど)、安息
香酸エステル類(2−エチルヘキシルベンゾエート、ド
デシルベンゾエート、2−エチルヘキシル−p−ヒドロ
キシベンゾエートなど)、アミド類(N,N−ジエチルド
デカンアミド、N,N−ジエチルラウリルアミド、N−テ
トラデシルピロリドンなど)、アルコール類またはフエ
ノール類(イソステアリルアルコール、2,4−ジ−tert
−アミルフエノールなど)、脂肪族カルボン酸エステル
類(ビス(2−エチルヘキシル)セバケート、ジオクチ
ルアゼレート、グリセロールトリブチレート、イソステ
アリルラクテート、トリオクチルシトレートなど)、ア
ニリン誘導体(N,N−ジブチル−2−ブトキシ−5−ter
t−オクチルアニリンなど)、炭化水素類(パラフイ
ン、ドデシルベンゼン、ジイソプロピルナフタレンな
ど)などが挙げられる。また補助溶剤としては、沸点が
約30℃以上、好ましくは50℃以上約160℃以下の有機溶
剤などが使用でき、典型例としては酢酸エチル、酢酸ブ
チル、プロピオン酸エチル、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン、2−エトキシエチルアセテート、ジメチ
ルホルムアミドなどが挙げられる。
ラテツクス分散法の工程、効果および含浸用のラテツ
クスの具体例は、米国特許第4,199,363号、西独特許出
願(OLS)第2,541,274号および同第2,541,230号などに
記載されている。
本発明の感光材料中には、フエネチルアルコールや特
開昭63-257747号、同62-272248号、および特開平1-8094
1号に記載の1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、n
−ブチル p−ヒドロキシベンゾエート、フエノール、
4−クロル−3,5−ジメチルフエノール、2−フエノキ
シエタノール、2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾ
ール等の各種の防腐剤もしくは防黴剤を添加することが
好ましい。
本発明の感光材料に使用できる適当な支持体は、例え
ば、前述のRD.No.17643の28頁、同No.18716の647頁右欄
から648頁左欄、および同No.307105の879頁に記載され
ている。
本発明の感光材料は、乳剤層を有する側の全親水性コ
ロイド層の膜厚の総和が28μm以下であることが好まし
く、23μm以下がより好ましく、18μm以下が更に好ま
しく、16μm以下が特に好ましい。また膜膨潤速度T1/2
は30秒以下が好ましく、20秒以下がより好ましい。膜厚
は、25℃相対湿度55%調湿下(2日)で測定した膜厚を
意味し、膜膨潤速度T1/2は、当該技術分野において公知
の手法に従つて測定することができる。例えば、エー・
グリーン(A.Green)らによりフオトグラフイツク・サ
イエンス・アンド・エンジニアリング(Photogr.Sci.En
g.),19巻、2号、124〜129頁に記載の型のスエロメー
ター(膨潤計)を使用することにより、測定でき、T1/2
は発色現像液で30℃、3分15秒処理した時に到達する最
大膨潤膜厚の90%を飽和膜厚とし、飽和膜厚の1/2に到
達するまでの時間と定義する。
膜膨潤速度T1/2は、バインダーとしてのゼラチンに硬
膜剤を加えること、あるいは塗布後の経時条件を変える
ことによつて調整することができる。また、膨潤率は15
0〜400%が好ましい。膨潤率とは、さきに述べた条件下
での最大膨潤膜厚から、式:(最大膨潤膜厚−膜厚)/
膜厚に従つて計算できる。
本発明の感光材料は、乳剤層を有する側の反対側に、
乾燥膜厚の総和が2μm〜20μmの親水性コロイド層
(バツク層と称す)を設けることが好ましい。このバツ
ク層には、前述の光吸収剤、フイルター染料、紫外線吸
収剤、スタチツク防止剤、硬膜剤、バインダー、可塑
剤、潤滑剤、塗布助剤、表面活性剤等を含有させること
が好ましい。このバツク層の膨潤率は150〜500%が好ま
しい。
以下、脱銀工程以外の処理工程に用いられる処理液に
ついて説明する。
本発明のハロゲン化銀記録材料のうちカラー反転感光
材料の処理に用いる第1現像液には、知られている現像
主薬を用いることができる。現像主薬としては、ジヒド
ロキシベンゼン類(たとえばハイドロキノン)、3−ピ
ラゾリドン類(たとえば1−フエニル−3−ピラゾリド
ン)、アミノフエノール類(たとえばN−メチル−p−
アミノフエノール)、1−フエニル−3−ピラゾリン
類、アスコルビン酸、及び米国特許第4,067,872号に記
載の1,2,3,4−テトラヒドロキノリン環とインドレン環
とが結合したような複素環化合物などを、単独もしくは
組合せて用いることができる。
本発明に用いる黒白現像液には、その他必要により保
恒剤(例えば、亜硫酸塩、重亜硫酸塩など)、緩衝剤
(例えば、炭酸塩、硼酸、硼酸塩、アルカノールアミ
ン)、アルカリ剤(例えば、水酸化物、炭酸塩)、溶解
助剤(例えば、ポリエチレングリコール類、これらのエ
ステル)、pH調整剤(例えば、酢酸の如き有機酸)、増
感剤(例えば、四級アンモニウム塩)、現像促進剤、界
面活性剤、色調剤、消泡剤、硬膜剤、粘性付与剤などを
含有させることができる。
本発明に用いる第1現像液にはハロゲン化銀溶剤とし
て作用する化合物を含ませる必要があるが、通常は上記
の保恒剤として添加される亜硫酸塩がその役目を果す。
この亜硫酸塩及び他の使用しうるハロゲン化銀溶剤とし
ては、具体的にはKSCN、NaSCN、K2SO3、Na2SO3、K2S
2O5、Na2S2O5、K2S2O3、Na2S2O3などを挙げることがで
きる。
又、現像促進作用を付与するために現像促進剤が用い
られるが、特に特開昭57-63580号明細書に記載された下
記一般式(III)の化合物を単独あるいは2種以上の併
用、さらには上記ハロゲン化銀溶剤を併用しても良い。
一般式(III) R′R−R)−S−R′ これらのハロゲン化銀溶剤の使用量は、余りに少なす
ぎると現像進行が遅くなり、逆に多すぎるとハロゲン化
銀乳剤にかぶりを生ぜしめる為、自ら好ましい使用量が
存在するが、その量の決定は当業者が容易になしうるも
のである。
たとえばSCN-は現像液1当り0.005〜0.02モル、特
に0.01〜0.015モルであることが好ましく、SO2 2-は、0.
05〜1モル、特に0.1〜0.5モルであることが好ましい。
一般式(III)の化合物を、本発明で用いる黒白現像
液に添加して使用する場合の添加量は、好ましくは現像
液1当り5×10-6モル〜5×10-1モル、更に好ましく
は1×10-4モル〜2×10-1モルである。
この様にして調整された現像液のpH値は所望の濃度と
コントラストを与えるに充分な程度に選択されるが、約
8.5〜約11.5の範囲にあることが望ましい。
かかる第1現像液を用いて増感処理を行なうには通
常、標準処理の最大3倍程度迄の時間延長を行なえばよ
い。このとき処理温度を上げれば、増感処理のための延
長時間を短縮することができる。
本発明の感光材料の処理に用いられるカブラセ浴には
公知のカブラセ剤を含むことができる。すなわち第1ス
ズイオン−有機リン酸錯塩(米国特許第3,617,282号明
細書)、第1スズイオン有機ホスホノカルボン酸錯塩
(特公昭56-32616号公報)、第1スズイオン−アミノポ
リカルボン酸錯塩(英国特許第1,209,050号明細書)な
どの第1スズイオン錯塩水素化ホウ素化合物(米国特許
第2,984,567号明細書)、複素環アミンボラン化合物
(英国特許第1,011,000号明細書)などのホウ素化合
物、などである。このカブラセ浴(反転浴)のpHは、酸
性側からアルカリ性側まで広い範囲に亘つており、pH2
〜12、好ましくは2.5〜10、特に好ましくは3〜9の範
囲である。
本発明に用いる発色現像液は、芳香族第一アミン現像
主薬を含有する一般的な発色現像液の組成を有する。芳
香族第一級アミン発色現像主薬の好ましい例は、以下の
如きp−フエニレンジアミン誘導体である。N,N−ジエ
チル−p−フエニレンジアミン、2−アミノ−5−ジエ
チルアミノトルエン、2−アミノ−5−(N−エチル−
N−ラウリルアミノ)トルエン、4−〔N−エチル−N
−(β−ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリン、2−メ
チル−4−〔N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチ
ル)アミノ〕アニリン、N−エチル−N−(β−メタン
スルホアミドエチル)−3−メチル−4−アミノアニリ
ン、N−(2−アミノ−5−ジエチルアミノフエニルエ
チル)メタンスルホンアミド、N,N−ジメチル−p−フ
エニレンジアミン、米国特許第3,656,950号明細書、同
第3,698,525号明細書などに記載の4−アミノ−3−メ
チル−N−エチル−N−メトキシエチルアニリン、4−
アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−エトキシエ
チルアニリンおよび4−アミノ−3−メチル−N−エチ
ル−N−β−ブトキシエチルアニリンやこれらの塩(例
えば硫酸塩、塩酸塩、亜硫酸塩、p−トルエンスルホン
酸塩など)等が好ましい代表例である。
発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩、ホウ酸塩もし
くはリン酸塩のようなpH緩衝剤;塩化物塩、臭化物塩、
沃化物塩、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類
もしくはメルカプト化合物のような現像抑制剤またはカ
ブリ防止剤などを含むのが一般的である。また必要に応
じて、ヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミ
ン、亜硫酸塩、N,N−ビスカルボキシメチルヒドラジン
の如きヒドラジン類、フエニルセミカルバジド類、トリ
エソノールアミン、カテコールスルホン酸類の如き各種
保恒剤;エチレングリコール、ジエチレングリコールの
ような有機溶剤;ベンジルアルコール、ポリエチレング
リコール、四級アンモニウム塩、アミン類のような現像
促進剤;色素形成カプラー;競争カプラー;1−フエニル
−3−ピラゾリドンのような補助現像主薬;ナトリウム
ボロンハイドライドやヒドラジン系化合物のような造核
剤;粘性付与剤;アミノポリカルボン酸、アミノポリホ
スホン酸、アルキルホスホン酸、ホスホノカルボン酸に
代表されるような各種キレート剤(例えば、エチレンジ
アミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、ヒドロキシエ
チルイミノジ酢酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−
ジホスホン酸、ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホスホ
ン酸、エチレンジアミン−N,N,N,N−テトラメチレンホ
スホン酸、エチレンジアミン−ジ(o−ヒドロキシフエ
ニル酢酸)及びそれらの塩);4,4′−ジアミノ−2,2′
−ジスルホスチルベン系化合物のような螢光増白剤;ア
ルキルスルホン酸、アリールスルホン酸、脂肪族カルボ
ン酸、芳香族カルボン酸のような各種界面活性剤等を添
加することができる。これらの発色現像液のpHは9〜12
であることが一般的である。
本発明のカラー感光材料は、発色現像−脱銀処理後、
水洗工程を経るのが一般的である。水洗工程に代り、安
定工程を行つてもよい。このような安定化処理において
は、特開昭57-8543号、同58-14834号、同60-220345号に
記載の公知の方法はすべて用いることができる。また、
撮影用カラー感光材料の処理に代表される色素安定化剤
と界面活性剤を含有する安定浴を最終浴として使用する
ような水洗工程−安定工程を行つてもよい。
水洗液及び安定化液には、無機リン酸、ポリアミノカ
ルボン酸、有機アミノホスホン酸のような硬水軟化剤;M
g塩、Al塩、Bi塩のような金属塩;界面活性剤;硬膜剤
などを含有させることができる。
水洗工程での水洗水量は、感光材料の特性(例えばカ
プラー等使用素材による)、用途、更には水洗水温、水
洗タンクの数(段数)、向流、順流等の補充方式、その
他種々の条件によつて広範囲に設定し得る。このうち、
多段向流方式における水洗タンク数と水量の関係は、Jo
urnal of the Society of Motion Picture and Televis
ion Engineers,第64巻、P.248〜253(1955年5月号)に
記載の方法で求めることができる。また、多段向流方式
において水洗水量を大幅に減少した際に起こるバクテリ
アの繁殖や生成した浮遊物の感光材料への付着する等の
問題の解決策として、特開昭62-288838号に記載のカル
シウムイオン、マグネシウムイオンを低減させる方法を
極めて有効に用いることができる。また、特開昭57-8,5
42号に記載のイソチアゾロン化合物やサイアベンダゾー
ル類、塩素化イソシアヌール酸ナトリウム等の塩素系殺
菌剤、その他ベンゾトリアゾール等、堀口博著「防菌防
黴剤の化学」(1986年)三共出版、衛生技術会編「微生
物の滅菌、殺菌、防黴技術」(1982年)工業技術会、日
本防菌防黴学会編「防菌防黴剤事典」(1986年)に記載
の殺菌剤を用いることもできる。
本発明の感光材料の処理における水洗水のpHは、4〜
9であり、好ましくは5〜8である。水洗水温、水洗時
間も、感光材料の特性、用途等で種々設定し得るが、一
般には、15〜45℃で20秒〜10分、好ましくは25〜40℃で
30秒〜5分の範囲が選択される。
安定化液に用いることができる色素安定化剤として
は、ホルマリンやグルタルアルデヒドなどのアルデヒド
類、N−メチロール化合物、ヘキサメチレンテトラミン
あるいはアルデヒド亜硫酸付加物等を挙げることができ
る。また安定化液には、その他ホウ酸、水酸化ナトリウ
ムのようなpH調節用緩衝剤;1−ヒドロキシエチリデン−
1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミン四酢酸のような
キレート剤;アルカノールアミンのような硫化防止剤;
螢光増白剤;防黴剤などを含有させることができる。
上記水洗及び/又は安定液の補充に伴うオーバーフロ
ー液は脱銀工程等他の工程において再利用することもで
きる。
自動現像機などを用いた処理において、上記の各処理
液が蒸発により濃縮化する場合には、水を加えて濃縮補
正することが好ましい。
本発明のカラー感光材料には処理の簡略化及び迅速化
の目的で発色現像主薬を内蔵しても良く、内蔵するに
は、発色現像主薬の各種プレカーサーを用いるのが好ま
しい。例えば、米国特許第3,342,597号記載のインドア
ニリン系化合物、同3,342,599号、RD誌No.14,850号及び
同誌No.15,159号記載のシツフ塩基型化合物、同誌No.1
3,924号記載のアルドール化合物、米国特許第3,719,492
号記載の金属塩錯体、特開昭53-135628号記載のウレタ
ン系化合物を挙げることができる。
本発明のカラー感光材料は、必要に応じて、発色現像
を促進する目的で、各種の1−フエニル−3−ピラゾリ
ドン類を内蔵しても良い。典型的な化合物は特開昭56-6
4339号、同57-144547号、および同58-115438号等に記載
されている。
本発明における各種処理液は10℃〜50℃において使用
される。通常は33℃〜38℃の温度が標準的であるが、よ
り高温にして処理を促進し処理時間を短縮したり、逆に
より低温にして画質の向上や処理液の安定性の改良を達
成することができる。また、感光材料の節銀のため西独
特許第2,226,770号または米国特許第3,674,499号に記載
のコバルト補力もしくは過酸化水素補力を用いた処理を
行つてもよい。
(実施例) 以下、本発明を実施例によつて具体的に説明するがこ
れに限定されるものではない。
(実施例1) 試料101の作製 下塗りを施した厚み127μの三酢酸セルロースフイル
ム支持体上に、下記の組成の各層より成る多層カラー感
光材料を作製し、試料101とした。数字はm2当りの添加
量を表わす。なお添加した化合物の効果は記載した用途
に限らない。
第1層:ハレーシヨン防止層 黒色コロイド銀 0.25g ゼラチン 1.9 g 紫外線吸収剤U−1 0.04g 紫外線吸収剤U−2 0.1 g 紫外線吸収剤U−3 0.1 g 紫外線吸収剤U−4 0.1 g 紫外線吸収剤U−6 0.1 g 高沸点有機溶媒Oil−1 0.1 g 第2層:中間層 ゼラチン 0.40g 化合物Cpd-D 10mg 高沸点有機溶媒Oil-3 0.1 g 染料D−4 0.4mg 第3層:中間層 表面及び内部をかぶらせた微粒子沃臭化銀乳剤(平均粒
径0.06μm、変動係数18%、AgI含量1モル%) 銀量
0.05g ゼラチン 0.4 g 第4層:低感度赤感性乳剤層 乳剤A 銀量 0.2 g 乳剤B 銀量 0.3 g ゼラチン 0.8 g カプラーC−1 0.15g カプラーC−2 0.05g カプラーC−9 0.05g 化合物Cpd-D 10mg 高沸点有機溶媒Oil-2 0.1 g 第5層:中感度赤感性乳剤層 乳剤B 銀量 0.2 g 乳剤C 銀量 0.3 g ゼラチン 0.8 g カプラーC−1 0.2 g カプラーC−2 0.05g カプラーC−3 0.2 g 高沸点有機溶媒Oil-2 0.1 g 第6層:高感度赤感性乳剤層 乳剤D 銀量 0.4 g ゼラチン 1.1 g カプラーC−1 0.3 g カプラーC−3 0.7 g 添加物P−1 0.1 g 第7層:中間層 ゼラチン 0.6 g 添加物M−1 0.3 g 混色防止剤Cpd-K 2.6mg 紫外線吸収剤U−1 0.1 g 紫外線吸収剤U−6 0.1 g 染料D−1 0.02g 第8層:中間層 表面及び内部をかぶらせた沃臭化銀乳剤(平均粒径0.
06μm、変動係数16%、AgI含量0.3モル%) 銀量 0.02g ゼラチン 1.0 g 添加物P−1 0.2 g 混色防止剤Cpd-J 0.1 g 混色防止剤Cpd-A 0.1 g 第9層:低感度緑感性乳剤層 乳剤E 銀量 0.3 g 乳剤F 銀量 0.1 g 乳剤G 銀量 0.1 g ゼラチン 0.5 g カプラーC−7 0.05g カプラーC−8 0.20g 化合物Cpd-B 0.03g 化合物Cpd-D 10mg 化合物Cpd-E 0.02g 化合物Cpd-F 0.02g 化合物Cpd-G 0.02g 化合物Cpd-H 0.02g 高沸点有機溶媒Oil-1 0.1 g 高沸点有機溶媒Oil-2 0.1 g 第10層:中感度緑感性乳剤層 乳剤G 銀量 0.3 g 乳剤H 銀量 0.1 g ゼラチン 0.6 g カプラーC−7 0.2 g カプラーC−8 0.1 g 化合物Cpd-B 0.03g 化合物Cpd-E 0.02g 化合物Cpd-F 0.02g 化合物Cpd-G 0.05g 化合物Cpd-H 0.05g 高沸点有機溶媒Oil-2 0.01g 第11層:高感度緑感性乳剤層 乳剤I 銀量 0.5 g ゼラチン 1.0 g カプラーC−4 0.3 g カプラーC−8 0.1 g 化合物Cpd-B 0.08g 化合物Cpd-E 0.02g 化合物Cpd-F 0.02g 化合物Cpd-G 0.02g 化合物Cpd-H 0.02g 高沸点有機溶媒Oil-1 0.02g 高沸点有機溶媒Oil-2 0.02g 第12層:中間層 ゼラチン 0.6 g 染料D−1 0.1 g 染料D−2 0.05g 染料D−3 0.07g 第13層:イエローフイルター層 黄色コロイド銀 銀量 0.1 g ゼラチン 1.1 g 混色防止剤Cpd-A 0.01g 高沸点有機溶媒Oil-1 0.01g 第14層:中間層 ゼラチン 0.6 g 第15層:低感度青感性乳剤層 乳剤J 銀量 0.4 g 乳剤K 銀量 0.1 g 乳剤L 銀量 0.1 g ゼラチン 0.8 g カプラーC−5 0.6 g 第16層:中感度青感性乳剤層 乳剤L 銀量 0.1 g 乳剤M 銀量 0.4 g ゼラチン 0.9 g カプラーC−5 0.3 g カプラーC−6 0.3 g 第17層:高感度青感性乳剤層 乳剤N 銀量 0.4 g ゼラチン 1.2 g カプラーC−6 0.7 g 第18層:第1保護層 ゼラチン 0.7 g 紫外線吸収剤U−1 0.04g 紫外線吸収剤U−2 0.01g 紫外線吸収剤U−3 0.03g 紫外線吸収剤U−4 0.03g 紫外線吸収剤U−5 0.05g 紫外線吸収剤U−6 0.05g 高沸点有機溶媒Oil-1 0.02g ホルマリンスカベンジヤー Cpd-C 0.2 g Cpd-I 0.4 g 染料D−3 0.05g 第19層:第2保護層 コロイド銀 銀量 0.1mg 微粒子沃臭化銀乳剤(平均粒径0.06μm、AgI含量1モ
ル%) 銀量 0.1 g ゼラチン 0.4 g 第20層:第3保護層 ゼラチン 0.4 g ポリメチルメタクリレート(平均粒径1.5μ) 0.1 g メチルメタクリレートとアクリル酸の4:6の共重合体
(平均粒径1.5μ) 0.1 g シリコーンオイル 0.03g 界面活性剤W−1 3.0mg 界面活性剤W−2 0.03g また、すべての乳剤層には上記組成物の他に添加剤F
−1〜F−8を添加した。さらに各層には、上記組成物
の他にゼラチン硬化剤H−1及び塗布用、乳化用界面活
性剤W−3、W−4を添加した。
更に防腐、防黴剤としてフエノール、1,2−ベンズイ
ソチアゾリン−3−オン、2−フエノキシエタノール、
フエネチルアルコールを添加した。
試料101に用いた沃臭化銀乳剤は以下のとおりであ
る。
Oil-1 フタル酸ジブチル Oil-2 リン酸トリクレジル 試料101において第2層中間層の化合物Cpd-Dのかわり
に化合物No.I−52を化合物Cpd-Dと同モル数置きかえた
以外は試料101と全く同様に試料を調整し試料102を得
た。
試料102において化合物No.I−52を同モル数の化合物N
o.I−54に変えて試料103を得た。
試料102において化合物No.I−52を同モル数の化合物N
o.I−60に変えて試料104を得た。
試料102において化合物No.I−52を抜いて試料105を得
た。
試料101〜105について露光後下記現像処理A、Bを行
ない、シアン色像の画像堅牢性を評価するため処理済ス
トリツプスを100℃の恒温器に2週間放置し濃度変化
(濃度2.0からの低下分)を調べた。
更に試料101〜105について処理済試料の画像の鮮鋭度
の測定を行なつた、鮮鋭度はMTF値で判定した。
結果を表1に示した。
鮮鋭度は、値が大きい方が好ましく、堅牢性は値が小
さい方が好ましい。
現像処理A 第二水洗(2)のオーバーフロー液を第二水洗(1)
浴に導いた。
各処理液の組成は、以下の通りであつた。
現像処理B 現像処理Aにおいて、漂白定着液のエチレンジアミン
四酢酸・2ナトリウム塩・2水塩を1,3−ジアミノプロ
パン四酢酸に、エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニ
ウム・2水塩を1,3−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄ア
ンモニウム・1水塩にそれぞれかえた以外は現像処理A
と全く同様の処理方法。
表1から本発明を用いたサンプルは、鮮鋭度を改良し
かつシアンの褪色を防止することができることがわか
る。
(実施例2) 試料101〜105について露光後現像処理C、D、E、
F、G、Hを行ない実施例1と同様にしてシアン色像の
画像堅牢性、鮮鋭度について調べた。
現像処理C 第二水洗(2)のオーバーフロー液を第二水洗(1)
浴に導いた。
黒白現像液〜発色現像液の組成は実施例1の処理Aに
同じ。
現像処理D 現像処理Cにおいて、漂白液の1,3−ジアミノプロパ
ン四酢酸をエチレンジアミン四酢酸・2ナトリウム塩・
2水塩に、1,3−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄アンモ
ニウム・1水塩をエチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモ
ニウム・2水塩にそれぞれかえた以外は現像処理Cと全
く同様の処理方法。
安定(3)のオーバーフロー液を安定(2)に導き、
安定(2)のオーバーフロー液を安定(1)に導いた。
各処理液の組成は、以下の通りであつた。
黒色現像液〜発色現像液の組成は実施例1の処理Aに
同じ 現像処理F 現像処理Eにおいて漂白定着液の1,3−ジアミノプロ
パン四酢酸をエチレンジアミン四酢酸・2ナトリウム塩
・2水塩に、1,3−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄アン
モニウム・1水塩をエチレンジアミン四酢酸第二鉄アン
モニウム・2水塩にそれぞれかえた以外は現像処理Eと
全く同様の処理方法。
現像処理G 安定(3)のオーバーフロー液を安定(2)に導き、
安定(2)のオーバーフロー液を安定(1)に導いた。
各処理液の組成は、以下の通りであつた。
黒白現像液〜漂白定着液の組成は実施例1の処理Aに
同じ。
現像処理H 現像処理Gにおいて漂白定着液を現像処理Bの漂白定
着液にかえた以外は現像処理Gと全く同様の処理方法。
本発明の一般式(I)で表わされる化合物を用いたサ
ンプル101〜104は、本発明の一般式(II)で表わされる
化合物の第二鉄錯塩を漂白剤に用いることにより実施例
1と同様に優れた鮮鋭度と色像堅牢性の色素画像を得る
ことができた。
(発明の効果) 本発明を実施することにより優れた鮮鋭度と色像堅牢
性を得ることができる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像様露光されたハロゲン化銀カラー写真感
    光材料を、黒白現像処理後、反転処理、カラー現像処理
    を行い、更に漂白能を有する液で処理する画像形成方法
    において、該ハロゲン化銀カラー写真感光材料が、下記
    一般式(I)で表される化合物の少なくとも一種及び下
    記式C−1、C−2及びC−3からなる群から選ばれる
    シアンカプラーの少なくとも一種を含有し、かつ該漂白
    能を有する液が漂白剤として1,3−プロピレンジアミン
    4酢酸第2鉄錯塩を含むことを特徴とするカラー画像形
    成方法。 A−(Time)−X (I) (式中、Aはハイドロキノン基を有する酸化還元母核を
    意味し、写真現像処理中に酸化されることによってはじ
    めて−(Time)−Xが脱離することを可能ならしめる
    原子団を表す。Timeは硫黄原子、窒素原子、酸素原子も
    しくはセレン原子でAに連結するタイミング基を表す。
    tは0または1の整数である。Xは現像抑制剤を意味す
    る。)
JP2120822A 1990-01-31 1990-05-10 カラー画像形成法 Expired - Fee Related JP2691469B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2120822A JP2691469B2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10 カラー画像形成法
EP91101209A EP0440195B1 (en) 1990-01-31 1991-01-30 Silver halide color photographic material
DE69127002T DE69127002T2 (de) 1990-01-31 1991-01-30 Farbphotographisches Silberhalogenidmaterial
US07/648,894 US5210012A (en) 1990-01-31 1991-01-31 Silver halide color photographic material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2120822A JP2691469B2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10 カラー画像形成法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0416843A JPH0416843A (ja) 1992-01-21
JP2691469B2 true JP2691469B2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=14795823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2120822A Expired - Fee Related JP2691469B2 (ja) 1990-01-31 1990-05-10 カラー画像形成法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2691469B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3379529A (en) 1963-02-28 1968-04-23 Eastman Kodak Co Photographic inhibitor-releasing developers

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6141145A (ja) * 1984-08-01 1986-02-27 Konishiroku Photo Ind Co Ltd ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法
JPS6325653A (ja) * 1986-07-18 1988-02-03 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
JPS63138344A (ja) * 1986-12-01 1988-06-10 Fuji Photo Film Co Ltd 直接ポジカラ−感光材料
JPS63141058A (ja) * 1986-12-03 1988-06-13 Konica Corp 迅速処理性に優れたハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3379529A (en) 1963-02-28 1968-04-23 Eastman Kodak Co Photographic inhibitor-releasing developers

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0416843A (ja) 1992-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2864262B2 (ja) ハロゲン化銀カラー反転写真感光材料
JPH05142725A (ja) カラー反転写真感光材料
JPH0621943B2 (ja) ハロゲン化銀カラー反転写真感光材料
JP2691469B2 (ja) カラー画像形成法
JP2788831B2 (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH06236006A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JP2879586B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH075651A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
JP2673061B2 (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JP2881243B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0527384A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料及び画像形成方法
JP2673070B2 (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料及び処理方法
JP2879488B2 (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH06130590A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JP2675929B2 (ja) ハロゲン化銀カラー反転写真感光材料
JP2756621B2 (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH05188545A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH0527383A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料及び画像形成方法
JPH0545818A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH06324428A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH05100388A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料およびその処理方法
JPH05224367A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH06236007A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH0519425A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料及びその処理方法
JPH0527385A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070905

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees