JP2689079B2 - 遊間用止水材 - Google Patents

遊間用止水材

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JP2689079B2 JP6123633A JP12363394A JP2689079B2 JP 2689079 B2 JP2689079 B2 JP 2689079B2 JP 6123633 A JP6123633 A JP 6123633A JP 12363394 A JP12363394 A JP 12363394A JP 2689079 B2 JP2689079 B2 JP 2689079B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遊間からの雨水等の
落下を防止するための遊間用止水材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】橋梁や高架道路などには温度変化に起因
する膨張や収縮が生ずる。したがって、これに対処する
ために一定間隔毎に遊間が設けられている。道路の膨張
・収縮に対応して遊間の間隔が伸縮するのである。そし
て、これらの遊間から道路の雨水などが漏水して落下し
ないように、各遊間を塞ぐ止水体を形成して防水するよ
うにしている。
【0003】従来、この止水体はいわゆる弾性シール材
充填工法により形成されていた。すなわち、図5乃至図
7に示すように、先ず遊間を隔てて対向する床板端部の
ウェブプレート20相互間にバック・アップ材21を配設し
てウェブプレート20面に密着固定させ、次いで前記バッ
ク・アップ材21の上に流動状の弾性シール材22を充填・
固化せしめて成るのである。
【0004】しかし、図6及び図7に示すように、遊間
の間隔の伸縮によって弾性シール材22は体積変化するこ
となく、液体変形する。そのため、弾性シール材22とウ
ェブプレート20との接着面には変形歪が発生し、応力が
集中してしまう。そして、この接着面から止水体とウェ
ブプレート20面との剥離が発生・進行してその止水性を
喪失することとなり、遊間上部の道路の雨水などが漏水
するようになってしまう。
【0005】また、図7に示すように、遊間用伸縮継手
4のフェースプレート5と、弾性シール材22上面との間
に弾性シール材22のたわみによる隙間ができ、その隙間
に土砂等23が堆積するため、その荷重によりウェブプレ
ート20と止水体との接着面への応力集中を助長すること
になる。
【0006】従来工法として、弾性シール材充填工法以
外に、ゴムまたはエラストマーの成型品を遊間に配設す
る方法があるが、伸縮時の変形による発生応力が大き
く、ウェブプレートと止水体との高い接着力が必要とな
り、接着面での剥離が発生する危険性が大きい。
【0007】さらに、伸縮方向の自由度が少なく、斜め
方向の伸縮には対応できないし、止水体の折り曲げセッ
トが困難であるため、遊間と地覆部との一体的な止水が
不可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は従
来よりも遊間の間隔の伸縮に対して体積変化し、しかも
伸縮挙動に対する追随性に優れたものとすることによ
り、止水性に優れる遊間用止水材を提供しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明では次のような技術的手段を講じている。
【0010】この発明の遊間用止水材は、配設すべき遊
間の端面1相互に接着して用いられる遊間用止水材であ
って、全体として伸縮可能な支持材2の上端面に止水層
3が固着一体化され、さらに、前記止水層3の上端面に
固着一体化された連続気泡フォームからなる保護層8が
積層され、前記支持材2は遊間の端面1との接着面を形
成する一対の独立気泡フォーム層6と、この独立気泡フ
ォーム層6に挟まれて固着一体化された伸縮可能フォー
ム層7とを具備し、前記伸縮可能フォーム層7は連続気
泡フォームにより形成されるとともに、前記独立気泡フ
ォーム6は、連続気泡フォーム7よりも高弾性に設定さ
れ、さらに、前記止水層3は、前記支持材2よりも低弾
性のゴムのシート状体から成ることを特徴とする。
【0011】また、前記独立気泡フォーム層6の両端面
にそれぞれ連続気泡フォーム層9が固着一体化され、こ
の連続気泡フォーム層9が遊間の端面1との接着面を形
成することとして実施することもできる。
【0012】また、前記支持材2を主として形成する連
続気泡フォームが、二種以上の弾性率の異なるフォーム
を遊間の間隔の方向に交互に連設したものであることと
して実施することもできる。
【0013】また、前記止水層3が、予め連続した波状
に成型されたゴムのシート状体から成ることとして実施
することもできる。
【0014】
【作用】この発明は、以下のような作用を有する。
【0015】この発明の遊間用止水材を配設すべき遊間
の端面1相互に接着すると、支持材2の上端面に固着一
体化された止水層3と、前記支持材2における遊間の端
面1との接着面を形成する一対の独立気泡フォーム層6
とにより止水性を得ることができる。
【0016】ところで、独立気泡フォーム層6は、連続
気泡フォーム層7よりも高弾性であるため、遊間の間隔
の伸縮には、一対の独立気泡フォーム層6に挟まれて固
着一体化された、伸縮可能フォーム層7を形成する連続
気泡フォームのみが体積変化することによる変形により
対応できるとともに、止水層3も、支持材2よりも低弾
性のゴムのシート状体から成るので支持材2の伸縮に対
応して変形することができる。したがって、これを配設
すべき遊間の端面1相互との接着面には遊間の間隔の伸
縮の影響は従来よりも及びにくく、遊間の間隔の伸縮に
対する追随性に優れる。
【0017】前記止水層3の上端面に連続気泡フォーム
からなる保護層8が積層されているので、遊間の間隔の
伸縮により発生した止水層3の上端面の凹凸の影響を、
積層された連続気泡フォームからなる保護層8により緩
和することができる。つまり、連続気泡フォームの保護
層8からなる遊間用止水材の上端面は、凹凸があまり無
くほぼ平滑となり、土砂等の堆積を阻止する。
【0018】前記独立気泡フォーム層6の両端面にそれ
ぞれ連続気泡フォーム層9が固着一体化され、この連続
気泡フォーム層9が遊間の端面1との接着面を形成する
こととすると、止水性は、止水層3と独立気泡フォーム
層6とにより担保される。
【0019】また、遊間の端面1との接着面を形成する
連続気泡フォーム層9中の連続気泡にも接着剤を浸漬・
保持させることができるとともに、連続気泡フォーム層
9が遊間の端面1の凹凸を吸収して相互間の密着性が向
上するので、配設すべき遊間の端面1相互との接着性に
より優れることとなる。
【0020】さらに、止水材を折り曲げた場合において
も、接着面を形成する独立気泡フォーム層6、または連
続気泡フォーム層9が体積変化して変形歪を内部吸収す
るため、折り曲げた部分の接着表面に凹凸ができず、遊
間端面1との相互間の密着性を阻害することがない。
【0021】支持材2を主として形成する連続気泡フォ
ームが二種以上の弾性率の異なるフォームを遊間の間隔
の方向に交互に連設したものであることとすると、遊間
の間隔が伸縮した際、交互に連設したフォームのうちよ
り低弾性のものがより大きく変形する。つまり、連続気
泡フォーム全体として見ると、変形が大きなフォームと
変形が小さなフォームとが交互に並ぶこととなり、圧縮
変形時には、波状の変形が交互に連続した態様とするこ
とができるので、全体的に大きな凹凸を伴う変形を回避
することができる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面を参照して説明する。 (実施例1)図1に示すように、この実施例に係る遊間
用止水材は、配設すべき遊間の端面1相互に接着して用
いられ、全体として伸縮可能な支持材2の上端面に止水
層3が固着一体化されて形成されており、例えば桁間の
遊間の伸縮に追随する遊間用伸縮継手4の下方に配設せ
しめて使用する。なお、前記遊間用伸縮継手4とは間隔
を隔てて対向する一対の串歯状の金属材5から成り、遊
間の上を車両等を走行せしめるため床板端部の走路相互
間にわたって設置するものである。
【0023】前記支持材2は遊間の端面1との接着面を
形成する一対の独立気泡フォーム層6と、この独立気泡
フォーム層6に挟まれて固着一体化された伸縮可能フォ
ーム層7とから成る。そして、伸縮可能フォーム層7の
全体は、連続気泡フォームにより形成されている。
【0024】前記独立気泡フォーム層6として、この実
施例ではクロロプレンゴムスポンジを用いた。このもの
の性状は、硬度…20度(タイプC、SRIS 010
1)、引張強度…6Kgf/cm2 、吸水率…5%以下で
あった。また、連続気泡フォーム7として、この実施例
ではウレタン・フォームを用いた。このものの性状は、
密度…22Kg/m3 (JIS K 6401準拠)、
硬度…11Kg(JIS K 6401準拠)であっ
た。
【0025】なお、独立気泡フォーム層6は、連続気泡
フォーム7よりも高弾性に設定しているが、これは、伸
縮による変形を、連続気泡フォーム7のみの体積変化で
対応することにより、止水材の接着面に変形応力を及ぼ
しにくくするためである。
【0026】止水層3は、前記支持材2よりも低弾性の
ゴムのシート状体から形成しており、その収縮時には支
持材2に追随して連続した波状に変形し、大きな凹みが
形成されず支持材2との接着面に剪断力がかかりにくい
とともに、伸縮方向の変形に対する自由度が高い。この
実施例ではクロロプレンゴムを用いた。このものの性状
は、厚さ…0.4mm、硬度…50度(JIS A)、引
張強度…160Kgf/cm2 、伸び…450%であっ
た。
【0027】前記止水層3の上端面には、伸縮に対して
変形しやすい連続気泡フォームからなる保護層8を積層
・一体化している。したがって、ゴムのシート状体によ
り形成された止水層3が上端面に露出する場合よりも耐
久性が向上する。前記連続気泡フォームとして、この実
施例ではポリエチレンフォームを用いた。このものの性
状は、密度…0.03g/cm3 (JIS K 676
7)、50%圧縮強さ…0.05Kgf/cm2 (JI
S K 6767準拠)であった。
【0028】次に、この遊間用止水材の使用状態を説明
する。遊間への施工時には、遊間の端面1の被接着面を
綺麗にして接着剤を塗布し、遊間用止水材を圧縮した状
態で挿入する。止水材の幅は最大遊間幅の1.1倍と
し、常に遊間用止水材に対して10%以上の圧縮荷重が
かかるようにするのが好ましい。常時復元力を発生せし
め、遊間の端面1の被接着面との圧着性を好適に維持す
るためである。接着剤が固化すると施工が完成する。接
着剤として、シリコン系接着剤を用いた。
【0029】この実施例の遊間用止水材を配設すべき遊
間の端面1相互に接着すると、支持材2の上端面に固着
一体化された止水層3と、前記支持材2における遊間の
端面1との接着面を形成する一対の独立気泡フォーム層
6とにより止水性を得ることができる。独立気泡フォー
ム層6はその端面の全面が接着面となり、非常に止水性
に優れる。
【0030】ところで、遊間の間隔の伸縮には、一対の
独立気泡フォーム層6に挟まれて固着一体化された、伸
縮可能フォーム層7を形成する連続気泡フォームのみが
体積変化することによる変形(連続気泡のそれぞれの体
積が縮小或いは拡大する)により対応できるとともに、
止水層3も、支持材2よりも低弾性のゴムのシート状体
から成るので支持材2の伸縮に対応して変形することが
できる。したがって、これを配設すべき遊間の端面1相
互との接着面には遊間の間隔の伸縮の影響は従来よりも
及びにくく、遊間の間隔の伸縮に対する追随性に優れ
る。その結果、止水性に優れるという利点を有する。
【0031】また、止水層3の上端面には連続気泡フォ
ームからなる保護層8を積層しているので、遊間の間隔
の伸縮により発生した止水層3の上端面の凹凸の影響
を、積層された連続気泡フォームからなる保護層8によ
り緩和(連続気泡のそれぞれの体積が縮小或いは拡大す
る)することができる。つまり、連続気泡フォームの保
護層8からなる遊間用止水材の上端面は、凹凸があまり
無くほぼ平滑となる。したがって、遊間の上部に配設さ
れた遊間用伸縮継手4のフェース・プレートとの隙間を
塞ぐことができ、ここに土砂などが堆積してくる不都合
が生じにくいという利点がある。
【0032】なお、この実施例では前記止水層3として
平坦状のものを用いているが、前記止水層3が、予め連
続した波状に成型されたゴムのシート状体から成ること
として実施することもできる。このようにすると、連続
気泡フォーム7の種類によらず、より容易に規則的な波
状に変形するという利点がある。 (実施例2)次に、実施例2を前記実施例との相違点を
中心に説明する。
【0033】図2に示すように、この実施例では、支持
材2を主として形成する連続気泡フォームを、二種の弾
性率の異なるフォームを遊間の間隔の方向に交互に連設
したものとしている。これらフォームとして、その性状
が密度…22Kg/m3 (JIS K 6401準
拠)、硬度…11Kg(JIS K 6401準拠)の
ウレタン・フォームと、その性状が密度…26Kg/m
3 (JIS K 6401準拠)、硬度…16Kg(J
IS K 6401準拠)のウレタン・フォームとを用
いた。
【0034】次に、この遊間用止水材の使用状態を説明
する。この実施例では支持材2を形成する連続気泡フォ
ームを、二種の弾性率の異なるフォームを遊間の間隔の
方向に交互に連設して構成しているので、遊間の間隔が
伸縮した際、交互に連設したフォームのうちより低弾性
のものがより大きく変形する。つまり、連続気泡フォー
ム全体として見ると、変形が大きなフォームと変形が小
さなフォームとが交互に並ぶこととなり、波状の変形が
交互に連続した態様とすることができるので、全体的に
大きな凹凸を伴う変形を回避することができるという利
点がある。 (実施例3)次に、実施例3を上記実施例との相違点を
中心に説明する。
【0035】図3に示すように、この実施例では、実施
例2の独立気泡フォーム層6の両端面にそれぞれ連続気
泡フォーム層9を固着一体化しており、この連続気泡フ
ォーム層9が遊間の端面1との接着面を形成するように
している。
【0036】前記連続気泡フォーム層9として、連続気
泡ウレタン・フォームを用い、これにシリコン・ゴムを
含浸させて使用した。このものの性状は、密度…55K
g/m3 (JIS K 6401準拠)、引張強度…
2.5Kgf/cm2 (JISK 6301準拠)であっ
た。
【0037】なお、前記連続気泡フォーム層9は、支持
材2の連続気泡フォームよりも空気通過抵抗が大きいと
ともに撥水性があるものが好ましい。雨水等の浸入を防
止するためである。
【0038】前記シリコン・ゴムとして、常温硬化型シ
リコン・エラストマー溶液を用いた。この常温硬化型シ
リコン・エラストマー溶液の硬化時の性状は、硬さ…2
(JIS A)、引張強度…20Kgf/cm2 、伸
び…400%、濃度…65%で、塗布時には液状であ
り、塗布後に反応固化する。
【0039】次に、この遊間用止水材の使用状態を説明
する。この遊間用止水材の止水性は、主に止水層3と独
立気泡フォーム層6とにより担保される。また、遊間の
端面1との接着面を形成する連続気泡フォーム層9中の
連続気泡にも接着剤を浸漬・保持させることができるの
で接着性に優れる。さらに、遊間の端面1の被接着面に
は通常凹凸(ふりく)があるが、連続気泡フォーム層9
が遊間の端面1の凹凸を吸収(連続気泡のそれぞれの体
積が縮小或いは拡大する)して相互間の密着性が向上す
るので、配設すべき遊間の端面1相互との接着性により
優れることとなる。なお、凹凸(ふりく)に対して柔軟
に対応するために、連続気泡フォーム層9は或る程度低
弾性のものが好ましい。
【0040】遊間用止水材を遊間に圧縮挿入する際、遊
間の端面1の被接着面に予め塗布した接着剤をこすり落
としてしまう可能性があるが、連続気泡フォーム層9に
も接着剤を保持させた状態で挿入できるので、挿入時に
連続気泡フォーム層9が圧縮されることによって接着剤
が滲み出し、接着剤不足によってて接着不良となる危険
性が少ないという利点がある。
【0041】また、上記各実施例の遊間用止水材は変形
性が高いので、遊間の伸縮方向の変形の自由度だけでは
なく斜め方向の伸縮(遊間が道路の斜め方向に形成され
ている場合)にも好適に対応することができるととも
に、遊間の端部の折り曲げセットが容易であるという利
点がある。したがって、図4に示すように、遊間の上方
の道路の幅方向に於ける遊間用止水材の端部(道路の両
端部分)を車道が存する方向すなわち上方に向けて立ち
上げることにより、遊間と地覆部10との一体的な止水が
可能となる。なお、11は車道部である。
【0042】
【発明の効果】この発明は上述のような構成を有するも
のであり、次の効果を奏する。
【0043】従来よりも遊間の間隔の伸縮に対する追随
性に優れたものであるので、止水性に優れる遊間用止水
材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の遊間用止水材の実施例1の使用状態
を説明する要部断面図。
【図2】この発明の遊間用止水材の実施例2の使用状態
を説明する要部断面図。
【図3】この発明の遊間用止水材の実施例3の使用状態
を説明する要部断面図。
【図4】この発明の遊間用止水材の実施例の使用状態を
説明する縦断面図。
【図5】従来の遊間用止水材を説明する要部断面図。
【図6】図5の遊間用止水材において、遊間の間隔が伸
張した状態を説明する要部断面図。
【図7】図5の遊間用止水材において、伸縮継手のフェ
ースプレートと止水材との隙間に土砂等が堆積した状態
を説明する要部断面図。
【符号の説明】
1 端面 2 支持材 3 止水層 6 独立気泡フォーム層 7 伸縮可能フォーム層 8 保護層 9 連続気泡フォーム層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−189236(JP,A) 特開 平4−44503(JP,A) 実開 昭63−53451(JP,U) 実開 平1−109503(JP,U) 特公 昭40−24155(JP,B1) 実公 昭39−1172(JP,Y1)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配設すべき遊間の端面(1)相互に接着
    して用いられる遊間用止水材であって、全体として伸縮
    可能な支持材(2)の上端面に止水層(3)が固着一体
    化され、さらに、前記止水層(3)の上端面に固着一体
    化された連続気泡フォームからなる保護層(8)が積層
    され、前記支持材(2)は遊間の端面(1)との接着面
    を形成する一対の独立気泡フォーム層(6)と、この独
    立気泡フォーム層(6)に挟まれて固着一体化された伸
    縮可能フォーム層(7)とを具備し、前記伸縮可能フォ
    ーム層(7)は連続気泡フォームにより形成されるとと
    もに、前記独立気泡フォーム(6)は、連続気泡フォー
    ム(7)よりも高弾性に設定され、さらに、前記止水層
    (3)は、前記支持材(2)よりも低弾性のゴムのシー
    ト状体から成ることを特徴とする遊間用止水材。
  2. 【請求項2】 前記独立気泡フォーム層(6)の両端面
    にそれぞれ連続気泡フォーム層(9)が固着一体化さ
    れ、この連続気泡フォーム層(9)が遊間の端面(1)
    との接着面を形成する請求項1記載の遊間用止水材。
  3. 【請求項3】 前記支持材(2)を主として形成する連
    続気泡フォームが、二種以上の弾性率の異なるフォーム
    を遊間の間隔の方向に交互に連設したものである請求項
    1又は2記載の遊間用止水材。
  4. 【請求項4】 前記止水層(3)が、予め連続した波状
    に成型されたゴムのシート状体から成る請求項1乃至3
    のいずれかに記載の遊間用止水材。
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