JP4646137B2 - 遊間用止水材および橋梁伸縮装置 - Google Patents
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Description
(2)前記隔壁の上下両端に、各室を覆う止水膜が設けられている(1)に記載の遊間用止水材。
(3)凸型止水材と凹型止水材とからなり、前記凸型止水材は止水膜の少なくとも片面上に隔壁から構成された複数の凸部が形成されており、前記凹型止水材は止水膜の少なくとも片面上に隔壁から構成された複数の凹部が形成されており、前記凸部と前記凹部とが互いに嵌合して室を形成するように構成されており、前記隔壁は、遊間距離が変化する方向に伸縮するための屈曲部または湾曲部が形成されていることを特徴とする遊間用止水材。
(4)前記凸型止水材は、両面に凸部が形成されており、当該凸型止水材の両面に凹型止水材を嵌合させて、少なくとも2層構造を形成するようにした(3)に記載の遊間用止水材。
(5)前記凹型止水材は、両面に凹部が形成されており、当該凹型止水材の両面に凸型止水材を嵌合させて、少なくとも2層構造を形成するようにした(3)に記載の遊間用止水材。
(6)前記凸型止水材と凹型止水材との嵌合を利用して、複数の凸型止水材同士または複数の凹型止水材同士を水平方向に連結する(3)〜(5)のいずれかに記載の遊間用止水材。
(7)前記凸型止水材および/または凹型止水材における前記止水膜は、室内に山型に屈曲している(3)〜(6)のいずれかに記載の遊間用止水材。
(8)前記凸型止水材および凹型止水材は、橋梁の地覆において立ち上がる構造を有する(3)〜(7)のいずれかに記載の遊間用止水材。
(9)橋梁の遊間に(1)〜(8)のいずれかに記載の止水材を挿入し、両端面を腹板に固定し、かつ上面に保護層を設けた橋梁伸縮装置。
(10)前記止水材の両端面が腹板に不陸吸収調整材を介して接着固定される(9)に記載の橋梁伸縮装置。
上記(2)の遊間用止水材によれば、隔壁の両端に止水膜が設けられているので、止水性能がより確実なものになる。
上記(3)の遊間用止水材によれば、室を覆う止水膜が、室内に山型に屈曲していると、遊間距離が変化する水平方向への伸縮性がより一層向上し、前記した水平反力が低減される。
上記(4)の遊間用止水材によれば、凸型止水材の凸部と、凹型止水材の凹部とを嵌合させるように構成されているので、両止水材の隔壁により鉛直剛性が向上し、それによって土砂堆積に対する耐久性が向上し、土砂堆積による沈下・離脱を抑制することができる。また、凸型止水材の凸部と凹型止水材の凹部とを構成する隔壁は、遊間距離が変化する方向に伸縮するための屈曲部または湾曲部が形成されているので、水平剛性が高くなるのを防止している。
上記(5)、(6)の遊間用止水材によれば、少なくとも2層構造を形成することができるので、下方への漏水をより確実に阻止することができる。
上記(7)の遊間用止水材によれば、前記凸型止水材相互または凹型止水材相互に連結が可能であるので、遊間の幅や長さに応じて寸法調整が容易になる。
上記(8)の遊間用止水材によれば、上記(3)と同様に、遊間距離が変化する水平方向への伸縮性がより一層向上し、前記した水平反力が低減される。
上記(9)の遊間用止水材によれば、前記凸型止水材および凹型止水材は、折り曲げが可能であるので、折り曲げて立ち上げ構造にすると、道路の地覆(じふく)などの形状にも容易に対応することができるという効果がある。
上記(10)の橋梁伸縮装置によれば、気温変化などに伴う橋梁の伸縮にも容易に対応することができ、しかも遊間からの土砂堆積に対する耐久性が向上し、土砂堆積による沈下・離脱を抑制することができる。
上記(13)の橋梁伸縮装置によれば、遊間端面が凹凸のある不陸面であっても不陸吸収調整材によって確実に止水材の両端面を腹板に接着固定することができる。
なお、腹板への固定は接着に限定されるものではなく、ボルト、ナットによる機械固定であってもよい。
図1(a)に示す遊間用止水材は、高架道路などの橋梁に配設される遊間内に取り付けられるものであって、凸型止水材1および凹型止水材2とから構成される。凸型止水材1および凹型止水材2はそれぞれ止水膜10,20を有し、この止水膜10,20の片面から鉛直隔壁11,21を立ち上がらせて、複数の凸部12および凹部22がそれぞれ形成されている。
また、図3に示すように、止水膜10は所定の間隔で縦方向および横方向に山型に屈曲した隆起部14が形成されている。特に、凸部12内に隆起部14が存在するように構成されている。これにより、水平方向への伸縮性能がより向上する。
また、図4に示すように、止水膜20は所定の間隔で縦方向および横方向に山型に屈曲した隆起部24が形成されている。特に、凹部22内に隆起部24が存在するように構成されている。これにより、水平方向への伸縮性能がより向上する。
図5は、凸型止水材1と凹型止水材2との組み合わせた遊間用止水材100の一部切り欠き水平断面図である。各室3は周囲が鉛直隔壁11,21で囲まれ、かつ鉛直隔壁11,21は二重に重ね合わされ補強された構造となっているので、上からの荷重に対する耐久性、すなわち鉛直剛性に優れている。
これに対して、本実施形態の遊間用止水材では、例えば図9に示すように、凹型止水材2に切り込み部25を設けて、凹型止水材2の端部を立ち上げると共に、凸型止水材1の止水膜10の端部を上方に折り曲げ、これらを嵌合させることにより、地覆7にも容易に対応できるようになる。なお、凸型止水材1の両側部には、凹型止水材2の切り込み部25を隠蔽するための立上がり片15が形成されている。その他は前述の実施形態と同じである。
また、両面に凸部12a,12bが形成された凸型止水材1'に代えて、両面に凹部が形成された凹型止水材(図示せず)を用いて、この凹型止水材の両面に凸型止水材1,1を嵌合させてもよい。さらに、両面に凸部または凹部が形成された凸型止水材および凹型止水材を用いて、3層以上の積層構造(従って止水膜を4層以上)にすることも可能である。
Claims (10)
- 隔壁によって仕切られ水平方向に並設された複数の室を有し、前記隔壁は、遊間距離が変化する方向に伸縮するための屈曲部または湾曲部が形成されており、かつ前記隔壁の少なくとも上端には前記各室を覆うように止水膜が隔壁と一体成形されており、この止水膜は、室内に山型に屈曲していることを特徴とする遊間用止水材。
- 前記隔壁の上下両端に、各室を覆う止水膜が設けられている請求項1に記載の遊間用止水材。
- 凸型止水材と凹型止水材とからなり、
前記凸型止水材は止水膜の少なくとも片面上に、隔壁から構成された複数の凸部が形成されており、
前記凹型止水材は止水膜の少なくとも片面上に、隔壁から構成された複数の凹部が形成されており、
前記凸部と前記凹部とが互いに嵌合して室を形成するように構成されており、
前記隔壁は、遊間距離が変化する方向に伸縮するための屈曲部または湾曲部が形成されていることを特徴とする遊間用止水材。 - 前記凸型止水材は、両面に凸部が形成されており、当該凸型止水材の両面に凹型止水材を嵌合させて、少なくとも2層構造を形成するようにした請求項3に記載の遊間用止水材。
- 前記凹型止水材は、両面に凹部が形成されており、当該凹型止水材の両面に凸型止水材を嵌合させて、少なくとも2層構造を形成するようにした請求項3に記載の遊間用止水材。
- 前記凸型止水材と凹型止水材との嵌合を利用して、複数の凸型止水材同士または複数の凹型止水材同士を水平方向に連結する請求項3〜5のいずれかに記載の遊間用止水材。
- 前記凸型止水材および/または凹型止水材における前記止水膜は、室内に山型に屈曲している請求項3〜6のいずれかに記載の遊間用止水材。
- 前記凸型止水材および凹型止水材は、橋梁の地覆において立ち上がる構造を有する請求項3〜7のいずれかに記載の遊間用止水材。
- 橋梁の遊間に請求項1〜8のいずれかに記載の遊間用止水材を挿入し、両端面を腹板に固定し、かつ上面に保護層を設けたことを特徴とする橋梁伸縮装置。
- 前記止水材の両端面が腹板に不陸吸収調整材を介して接着固定される請求項9に記載の橋梁伸縮装置。
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