JP2003064613A - 橋梁における伸縮継手部の構造 - Google Patents

橋梁における伸縮継手部の構造

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JP2003064613A JP2001258336A JP2001258336A JP2003064613A JP 2003064613 A JP2003064613 A JP 2003064613A JP 2001258336 A JP2001258336 A JP 2001258336A JP 2001258336 A JP2001258336 A JP 2001258336A JP 2003064613 A JP2003064613 A JP 2003064613A
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Izumi Kawakami
泉 川上
Hiroani Moriya
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Yuji Yamamoto
祐司 山本
Koichi Nishiyama
宏一 西山
Masaaki Ohinata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 橋梁における隣接する橋桁の桁遊間の上端間
に橋桁の伸縮を吸収するフィンガージョイントを取付け
ると共にこのフィンガージョイントの下方に樋を配設し
てなる伸縮継手構造において、地震等の振動によって樋
に亀裂や破損等が発生した場合、その箇所から雨水が地
上に流下したり、橋梁の下部構造物に雨水の浸入による
錆の発生を防止することができる伸縮継手の構造を提供
する。 【解決手段】 樋7と橋桁1、1の対向するウエブ3、
3との間の隙間に充填材9を充填すると共にこの充填材
9、9間に露出した樋7の外底面と充填材9、9の下面
及びウエブ3、3の対向面に亘って合成樹脂液の吹き付
けによる伸縮性と止水性を有する合成樹脂層8を形成
し、樋7の亀裂部や破損部からの雨水の漏出を防止して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路等の橋梁
において、夏期や冬期等における温度差によって道路の
長さ方向に伸縮する橋桁の変位を吸収するための伸縮継
手部の構造であって、特に、継手部から流下する雨水等
が橋桁の下部構造に浸入するのを防止するようにした伸
縮継手部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、道路用橋梁における伸縮継手
部は、図7に示すように、橋桁21、21の対向端面に固着
しているウエブ22、22を一定の遊間を存して対向させ、
これらのウエブ22、22の上端側における橋桁21、21の対
向面に上面を舗装面に合わせて互いに櫛歯を噛み合わせ
ている一対のフェースプレート23a 、23a からなるフィ
ンガージョイント23を固着してこのフィンガージョイン
ト23によって橋桁の伸縮による変位を吸収するように構
成している。
【0003】さらに、フィンガージョイント22のフェー
スプレート22a 、22a 間の隙間から雨水が地上に流下す
るのを防止するために、橋桁21、21の対向するウエブ2
2、22間にステンレス製の樋24を橋桁21の幅方向に配設
し、この樋24の両側壁部の上端部をフィンガージョイン
ト23のフェースプレート23a 、23a の下面に沿って屈折
させ、その屈折部をウエブの上端面に固着した鋼板25と
フェースプレート23a とで挟着、固定して樋24の上端開
口部をフィンガージョイント23の下面に臨ませている。
なお、この樋24内にはフォームラバー等の充填材26が充
填されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記樋
24は地震などの大きな振動を受けた時に、破損したり亀
裂が発生すると共に樋同士の接続部分が上下にずれたり
或いは長さ方向に外れたりして隙間が発生し、この隙間
や上記亀裂部分から雨水が地上に流下すると共に橋桁21
の下部構造内に浸入して鋼桁が短期間で錆びるという問
題点があった。また、長期間に亘る橋桁21の伸縮作用や
道路上を走行する車両から受ける振動によって樋24の上
端開口部が繰り返し変動した場合においても、フィンガ
ージョイント23と鋼板25とで挟着される樋24の屈折部付
近、即ち、この樋24の両側壁の上端付近がその繰り返し
応力によって亀裂が発生し、地上への雨水の流下や鋼桁
が錆びる原因となっている。
【0005】さらに、樋に生じた上記亀裂や破損の補修
や樋同士の接続部に生じた段差等の隙間の補修は、その
亀裂部や段差等の隙間部分を板状の被覆材によって被覆
することにより行われているが、道路上を頻繁に走行す
る車両の振動によって短期間で剥がれたり、樋と被覆材
との間に隙間が発生して再び漏水が生じるという問題点
があった。
【0006】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、地震等の振動に
よって樋に亀裂や樋同士の接続部に段差等の隙間が生じ
ても樋から雨水等が漏出するのを長期間に亘って防止し
得ると共に、既設の樋に生じている亀裂や段差等の不良
箇所に対してもその箇所からの漏水を確実に防止し得る
ように簡単に施工することができる橋梁における伸縮継
手部の構造を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る発明は、一定の桁遊間を存して対向し
ている橋桁の上端間をフィンガージョイントを介して伸
縮自在に接続していると共にこのフィンガージョイント
の下面側における橋桁の対向端面に固着した鋼板製ウエ
ブ間に樋を橋桁の幅方向に配設し、この樋の両側壁部上
端を対向する橋桁のウエブの上端部側に固着してなる橋
梁における伸縮継手部において、上記樋の外面に、上記
ウエブの対向面に連なる伸縮性並びに止水性を有する合
成樹脂層を層着してなる橋梁における伸縮継手部の構造
としている。
【0008】上記橋梁における伸縮継手部の構造におい
て、請求項2に係る発明は、樋の外面に合成樹脂液を吹
き付けて硬化させることにより合成樹脂層を形成してい
ることを特徴とする。
【0009】さらに、請求項3に係る発明は、請求項1
に記載の橋梁における伸縮継手部の構造において、樋の
両側壁部外面と橋桁のウエブとの間の隙間に充填材を充
填し、この充填材の下面に沿って樋の外底面両側部とウ
エブの対向端面間に帯状の弾性伸縮部材を橋桁の幅方向
にそれぞれ固定し、これらの弾性伸縮部材の対向内端面
間に露出している樋の外底面と弾性伸縮部材の下面とに
両側ウエブの対向面間に亘って合成樹脂層を層着してな
る構造としている。
【0010】また、請求項4に係る発明は樋間の接続部
における止水構造であって、樋間の接続部の外面を弾性
伸縮部材によって被覆していると共にこの弾性伸縮部材
の外面に合成樹脂層を層着していることを特徴としてい
る。なお、上記合成樹脂層は、請求項5に記載したよう
に、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、ウレアウレタン樹脂か
ら構成されている。
【0011】
【作用】地震等の振動によってフィンガージョイントの
フェースプレートが道路の長さ方向に伸縮したり上下方
向に変位した場合、或いは、橋桁の伸縮や道路上を走行
する車両によってフェースプレートが上下に振動した場
合、フィンガージョイントの下面側に配設している樋が
フェースプレートと一体的にその上端開口部を拡縮した
り該樋の両側壁部が互いに上下方向にずれたりして亀裂
や破損が生じても、この樋の外面を被覆している伸縮性
並びに止水性を有する合成樹脂層は樋の変動に応じて伸
縮して亀裂等が生じることはなく常に樋を被覆した状態
を保持して樋の亀裂部から雨水が漏水するのを防止す
る。
【0012】さらに、合成樹脂層はその両端部を樋の外
面から橋桁の対向するウエブに一体に接続しているか
ら、橋桁の振動に応じて該合成樹脂層の両端部が伸縮し
て樋とウエブとの間の隙間を常に閉止した状態にし、樋
の両側壁部の上端に亀裂や破損が生じても、その亀裂や
破損部分を通じて樋とウエブとの間の隙間に浸入する雨
水が下方に漏出するのを確実に防止する。従って、橋桁
の下部構造に雨水の浸入によって錆の発生するのを防止
することができる。
【0013】また、地震等の振動によって樋同士の接続
部に段差が生じたり接続部が長さ方向に伸縮移動した場
合、その接続部の外面を被覆している弾性伸縮部材とこ
の弾性伸縮部材の外面に層着している合成樹脂層が樋相
互の変動に応じて伸縮し、振動がおさまった時にはこれ
らの弾性伸縮部材と合成樹脂層との弾性復元力によって
元の接続状態に復帰させて樋間に段差や隙間が生じるの
を防止することができる。また、元の接続状態に復帰で
きなくても、その接続部を弾性伸縮部材と合成樹脂層と
で被覆した状態を維持して接続部間の隙間からの漏水を
防止することができる。
【0014】上記合成樹脂層は、樋の外面に合成樹脂液
を吹き付けて硬化させることにより形成され、従って、
亀裂や破損等が発生している樋を補修する際には合成樹
脂層を作業性良く形成することができる。この場合、合
成樹脂層はウレタン樹脂やウレア樹脂、又はウレアウレ
タン樹脂等のように伸縮性を有していて施工後に橋桁が
振動してもその振動による変位に追随するが、この合成
樹脂層を形成する合成樹脂液は橋桁に吹き付けたのち硬
化するまでは十分な延性を発揮することができず、その
ため、樋の外面から対向する橋桁のウエブ間に亘って合
成樹脂液の吹き付けによる補修作業を行う時、特に、橋
梁の使用中に補修作業を行う場合には、走行する車両等
の振動によって合成樹脂液が硬化する前に合成樹脂層が
破断してしまう虞れがある。
【0015】このため、補修時には、合成樹脂液の吹き
付け作業を行う前に、樋の両側壁外面と橋桁のウエブ間
に帯状の弾性伸縮部材を張設状態で固定し、この弾性伸
縮部材によって道路上を走行する車両の振動を吸収させ
ながら樋の外底面から弾性伸縮部材の下面とに両側ウエ
ブの対向面間に亘って合成樹脂液の吹き付け作業を行う
ものである。この場合、上記弾性伸縮部材は合成樹脂液
の吹き付け圧によって外れる虞れがあるので、予め、樋
の両側壁部外面と橋桁のウエブとの間の隙間に充填材を
詰めておき、この充填材の下面によって弾性伸縮部材を
受止させておくことが好ましい。
【0016】また、地震等の振動によって樋同士の接続
部間に生じた段差や長さ方向のずれを補修する場合にお
いても、上記のように予め、樋間の接続部の外面を弾性
伸縮部材によって被覆しておいたのち、この弾性伸縮部
材によって道路上を走行する車両の振動を吸収させなが
ら弾性伸縮部材の外面に合成樹脂液を吹き付けて合成樹
脂層を形成するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の具体的な実施の形態
を図面について説明する。図1は道路用橋梁における伸
縮継手部の縦断正面図であって、一定の桁遊間Aを存し
て橋脚上に橋桁1を順次道路の長さ方向に構築してなる
橋梁において、隣接する橋桁1、1の対向端面にはリブ
プレート2、2を介して鋼板製のウエブ3、3を固着し
てあり、これらのウエブ3、3間に上記桁遊間Aの間隔
よりも狭い遊間からなる隙間Bを設けている。なお、橋
桁1はその上面にアスファルト舗装4を施している。
【0018】さらに、ウエブ3の上端面からリブプレー
ト2の上端面に亘って鋼板5を水平状態にして固着して
あり、隣接する橋桁1、1におけるこれらの鋼板5、5
の上面間にフィンガージョイント6を架設状態に装着し
ている。フィンガージョイント6は公知のように、互い
に櫛歯6b、6bを噛み合わせ状態にして鋼板5、5上にそ
れぞれ固定した一対のフェースプレート6a、6aからな
り、これらのフェースプレート6a、6aの上面を舗装面に
面一状態にして鋼板5、5にボルト10によって固着さ
れ、橋桁1の長さ方向の伸縮による変位をこのフィンガ
ージョイント6によって吸収するように構成している。
【0019】隣接する橋桁1、1における上記対向する
ウエブ3、3の遊間によって形成された隙間B内の上部
には、断面U字状のステンレス製の樋7が橋桁1の幅方
向に配設されてあり、この樋7の上端開口部を上記フィ
ンガージョイント6における互いに噛み合わせた櫛歯6
b、6bの下面に臨ませた状態で橋桁1の全幅に亘って固
着されている。
【0020】この樋7は、円弧状に湾曲している底部7a
から上方に延びている両側壁部7b、7bの上端に、対向す
る橋桁1、1側に向かって水平に屈折させてなる取付板
部7c、7cを一体に設けてあり、その直角に屈折した屈折
部7dをウエブ3から突出している鋼板5の先端角部に係
止状態で受止させていると共に、この取付板部7a、7aを
橋桁1、1の上記鋼板5、5の上面とフェースプレート
6a、6aの下面で挟着させた状態で上記ボルト11により固
着させている。
【0021】さらに、樋7はウエブ遊間、即ち、ウエブ
3、3間の上記隙間Bよりも幅狭く形成されていて、樋
7の両側壁部7b、7bの外面とウエブ3、3との対向面間
に隙間C、Cが形成されてあり、この隙間C、Cに露出
した樋7の底部7aから両側壁部7b、7bと、鋼板5の突出
端部の下面と、ウエブ3、3の対向面上部とに亘り、ウ
レタン樹脂、ウレア樹脂又はウレアウレタン樹脂からな
る伸縮性と止水性を有する合成樹脂層8を層着してい
る。
【0022】また、樋7は橋桁1の幅寸法を数分割した
一定長さを有しており、従って、橋桁1の幅方向に数本
の樋7、7を図2に示すように、互いにその対向端部を
重ね合わせた状態あるいは突き合わせた状態で接続して
いてこの接続部においても上記同様に隣接する樋7、7
の底部7aから両側壁部7b、7bと、鋼板5の突出端部の下
面と、ウエブ3、3の対向面上部とに亘って合成樹脂層
8を連続的に層着している。
【0023】このように構成したので、地震等の振動に
よって或いは道路を走行する車両等による頻繁な振動に
よって樋7の一部に亀裂や破損が生じても、この樋の外
面からウエブ3、3に亘って連続的に被覆している伸縮
性並びに止水性を有する合成樹脂層8は、上記振動によ
る樋7の変動に応じて弾性的に変形して振動を吸収し、
亀裂等が生じることなく常に樋7からウエブ3、3を全
面的に被覆した被覆した状態を保持して樋7の亀裂部か
ら雨水が下方に漏水、流下するのを防止するものであ
る。
【0024】さらに、樋7はフィンガージョイント6の
下面側に対する両側壁部7b、7bの上端取付部、即ち、鋼
板5の先端角部に係止している屈折部7dが最も亀裂、破
損が生じ易く、この屈曲部7dに亀裂や破損部分を通じて
フィンガージョイント6側から樋7の両側壁部7b、7bと
ウエブ3、3間の隙間Cに雨水が浸入しようとしても、
該隙間Cの上端が合成樹脂層8によって閉止されている
ので、雨水が橋桁1の下部構造内に浸入するのを防止さ
れ、下部構造に錆が発生するのを防止し得るものであ
る。
【0025】図4は本発明の別な実施の形態を示すもの
で、樋7の両側壁部7b、7bと橋桁1、1のウエブ3、3
との間の隙間C、Cに速乾性樹脂、スポンジ等の適宜な
材料からなる充填材9、9を充填してこの充填材9、9
から樋7の底部を下方に露出させた状態にし、この樋7
の露出底部外面と充填材9、9の下面、及び該充填材
9、9の下面に連なるウエブ3、3の対向面に亘って合
成樹脂層8を連続的に層着してなるものである。この構
成によれば両側壁部7b、7bとウエブ3、3との間の隙間
Cに合成樹脂層8を層着する必要とないので、合成樹脂
層8の施工作業が容易に行えると共に合成樹脂層8の層
着状態が確実に直視できて不良箇所の発生をなくし得る
ものである。その他の構造については上記実施の形態と
同様であるので、同一部分に同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0026】図5は本発明のさらに別な実施の形態を示
すもので、樋7の底部を残して両側壁部7b、7bと橋桁
1、1のウエブ3、3との間の隙間C、Cに速乾性樹
脂、スポンジ等の適宜な材料からなる充填材9、9を充
填すると共にこれらの充填材9、9の下面に隙間Cより
も幅広い帯状ゴムシートよりなる弾性伸縮部材10、10を
貼り付け、さらに、弾性伸縮部材10、10の両側端部を樋
7の外底面両側部とウエブ3、3の対向面に一体に貼着
していると共に、両側の弾性伸縮部材10、10間から露出
している樋7の底部外面と弾性伸縮部材10、10の下面、
及びこれらの弾性伸縮部材10、10の下面に連なるウエブ
3、3の対向面に亘って合成樹脂層8を連続的に層着し
てなるものである。その他の構造については上記実施の
形態と同様であるので、同一部分に同一符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0027】さらに、隣接する樋7、7の接続部におい
ては、図6に示すように、これらの樋7、7の外底面間
に亘って一定幅と長さを有するゴムシートよりなる弾性
伸縮部材10' を貼り付けて樋7、7間の接続部の隙間を
密閉し、この弾性伸縮部材10’の下面と、該弾性伸縮部
材10' の両端部を重ね合わせている上記両側の弾性伸縮
部材10、10及びウエブ3、3の対向面に亘って合成樹脂
層8を連続的に層着している。なお、両側の弾性伸縮部
材10、10を設けることなく幅広い弾性伸縮部材10' によ
って樋7、7の外底面からウエブ3、3の対向面に亘っ
て貼着、被覆しておいてもよい。
【0028】上記いずれの実施の形態においても、合成
樹脂層8はウレタン樹脂、ウレア樹脂又はウレアウレタ
ン樹脂からなる伸縮性と止水性を有する合成樹脂製の帯
板状物を接着剤によって樋7の外面から橋桁1、1のウ
エブ3、3の対向面間に亘って取付けてもよいが、この
ような合成樹脂製帯板状物を施工するには、道路上を走
行する車両によって樋7が常に振動しているためにその
施工に困難を伴うばかりでなく、高所での長尺な合成樹
脂製帯状板物の取扱いが困難でなって作業性が悪くなる
ため、ウレタン樹脂、ウレア樹脂又はウレアウレタン樹
脂の合成樹脂液を樋7の外面からウエブ3、3に亘って
吹き付けることにより形成される。
【0029】この合成樹脂液の吹き付けによる合成樹脂
層8の形成は、橋梁の新設時において亀裂や破損が生じ
ていない樋7に予め行っておいてもよいが、既設の橋梁
において、地震等の振動によって樋7に亀裂や破損が生
じた際に、その破損部分を補修するために採用される。
【0030】次に、地震等の振動によって破損等が生じ
た樋7の補修方法について説明する。まず、合成樹脂液
との接着性能を向上させるために、橋桁1、1の対向す
るウエブ3、3に発生している錆をワイヤブラシ等によ
って除去すると共にステンレス製の樋7の外面も清掃す
る。なお、樋7はステンレス以外の金属材料から形成さ
れたものであってもよい。
【0031】次いで、清掃した面をプライマー処理し、
しかるのち、合成樹脂液を少なくとも亀裂や破損が生じ
ている樋部分に該樋7の外面から橋桁1、1の対向する
ウエブ3、3に亘って吹き付けることにより所定厚みの
合成樹脂層8を形成する。
【0032】この場合、図1に示す実施の形態において
は合成樹脂液を樋7の底部7aから両側壁部7b、7bと、鋼
板5の突出端部の下面と、橋桁1、1のウエブ3、3の
対向面上部とに亘り、連続的に吹き付けて合成樹脂層8
を形成しているが、樋7の両側壁部7b、7bとウエブ3、
3との間の隙間Cが狭いと、吹き付け状態を直視するこ
とが困難となって吹き付け不良箇所が生じる虞れがある
と共に、施工時間が長くなり、且つ合成樹脂液の使用量
が多くなって不経済となるため、図4に示す実施の形態
のように、合成樹脂液の吹き付けを行う前に、樋7の両
側壁部7b、7bとウエブ3、3との間の隙間C、Cに詰め
物(充填材9)を充填しておくことが好ましい。
【0033】この充填材9としては、作業の能率化を図
るために、速乾性の合成樹脂を充填して短時間で硬化さ
せる。しかるのち、この充填材9、9から露出している
樋7の底部底面と該充填材9、9の下面、及びウエブ
3、3の対向面に亘って合成樹脂液を吹く付け、硬化さ
せることによって合成樹脂層8を形成するものである。
【0034】また、樋7の両側壁部7b、7bとウエブ3、
3との間の隙間Cに上記充填材9、9を充填したのち、
この充填材9、9上に合成樹脂液を直接、吹き付ける
と、その吹付圧によって充填材9が変形して止水層とし
ての機能を発揮する厚みを有する合成樹脂層8を形成す
ることができない事態が生じる虞れがある。さらに、ウ
レタン樹脂やウレア樹脂、又はウレアウレタン樹脂の樹
脂液は、硬化後には、伸縮性を発揮して橋桁1が振動し
てもその振動による変位に追随するが、この合成樹脂液
は橋桁に吹き付けたのち硬化するまでは十分な延性を発
揮することができず、走行する車両等の振動によって合
成樹脂液が硬化する前に部分的に破断してしまう虞れが
ある。
【0035】このため、合成樹脂液の吹き付け作業を行
う前に、図5の実施の形態で示したように、樋7の両側
壁部7b、7bの外面と橋桁1、1のウエブ3、3間の隙間
Cに充填している充填材9、9の下面に樋7の外底面両
側部からウエブ3、3に亘って帯状ゴムシートよりなる
弾性伸縮部材10、10を貼り付けたのち、これらの弾性伸
縮部材10、10間から露出している樋7の底部外面と弾性
伸縮部材10、10の下面、及びこの弾性伸縮部材10、10の
下面に連なるウエブ3、3の対向面に亘って合成樹脂液
を吹き付けて硬化させることにより合成樹脂層8を形成
するものである。
【0036】従ってこの樋の補修方法によれば、充填材
9を介して弾性伸縮部材10、10により合成樹脂液の吹付
圧を受止させ且つ道路上を走行する車両の振動を吸収さ
せて合成樹脂液の破断部分の発生を防止しながら略均一
な層厚となるように吹き付け作業を行うことができる。
【0037】また、地震等の振動によって橋桁1、1同
士の接続部間に生じた段差や長さ方向のずれを補修する
場合においても、上記のように、その接続部間における
樋7の両側壁部7b、7bとウエブ3、3との間の隙間Cに
充填材9、9を充填したのち、これらの充填材9、9の
下面に樋7の外底面両側部からウエブ3、3に亘って帯
状ゴムシートよりなる弾性伸縮部材10、10を貼り付ける
と共に樋7、7の外底面に同じくゴムシートよりなる弾
性伸縮部材10' をその両端部を上記両側の弾性伸縮部材
10、10上に重ね合わせた状態で貼り付けて樋7、7間の
接続部の隙間を密閉し、しかるのち、この弾性伸縮部材
10’の下面と、上記両側の弾性伸縮部材10、10及びウエ
ブ3、3の対向面に亘って合成樹脂液を吹き付けて硬化
させることにより合成樹脂層8を形成する。
【0038】この場合、上記両側の弾性伸縮部材10、10
は設けることなく、樋7の外底面に貼着する弾性伸縮部
材10' を対向する橋桁1、1のウエブ遊間の幅よりも幅
広く形成しておき、この弾性伸縮部材10' を充填材9、
9間から露出している樋7の外面から充填材9、9の下
面に直接貼着すると共にその両側端部をウエブ3、3に
貼り付けてもよい。なお、上記の説明では、床版が鋼製
の場合について説明しているが、本発明の構造はRC床
版についても鋼製床版の場合と同様に適用することがで
きる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の橋梁における伸縮
継手部の構造によれば、一定の桁遊間を存して対向して
いる橋桁の上端間をフィンガージョイントを介して伸縮
自在に接続していると共にこのフィンガージョイントの
下面側における橋桁の対向端面に固着した鋼板製ウエブ
間に樋を橋桁の幅方向に配設し、この樋の両側壁部上端
を対向する橋桁のウエブの上端部側に固着してなる橋梁
における伸縮継手部において、上記樋の外面に、上記ウ
エブの対向面に連なる伸縮性並びに止水性を有する合成
樹脂層を層着しているので、地震等の振動や道路上を頻
繁に走行する車両等の長期間に亘る振動によって樋に亀
裂や破損が生じても、この樋の外面を被覆している合成
樹脂層は上記振動による樋の変動に応じて伸縮して常に
樋を被覆した状態を保持しておくができ、樋に発生した
亀裂部や破損部から雨水が下方に流下するのを確実に防
止することができる。
【0040】さらに、合成樹脂層はその両端部を樋の外
面から橋桁の対向するウエブにまで配設しているから、
樋とウエブとの間の隙間を常にこの合成樹脂層によって
閉止しておくことができ、樋の両側壁部の上端に亀裂や
破損が生じても、その亀裂や破損部分を通じて樋とウエ
ブとの間の隙間に浸入する雨水が下方に漏出するのを確
実に防止することができる。従って、橋桁の下部構造に
雨水が浸入するのを阻止して下部構造物に錆が発生する
のを防止することができる。
【0041】また、請求項2に係る発明によれば、上記
合成樹脂層は樋の外面に合成樹脂液を吹き付けて硬化さ
せることにより形成されたものであるから、作業性よく
合成樹脂層を形成することができるばかりでなく、地震
等によって樋に亀裂や破損等が発生した場合には、その
亀裂や破損箇所を合成樹脂液の吹き付けによって簡単且
つ確実に補修することができ、雨水が樋から地上や橋梁
の下部構造部側に漏出するのを防止することができる。
【0042】上記合成樹脂層は請求項5に記載したよう
に、ウレタン樹脂やウレア樹脂、又はウレアウレタン樹
脂等のように伸縮性を有していて施工後に橋桁が振動し
てもその振動による変位に追随するが、この液状物は橋
桁に吹き付けたのち硬化するまで十分な延性を発揮する
ことができず、そのため、樋の外面から対向する橋桁の
ウエブ間に亘って合成樹脂液の吹き付けによる補修作業
を行う時に、道路上を走行する車両等の振動によって合
成樹脂液が硬化する前に合成樹脂層が破断してしまう虞
れがあるが、請求項3に係る発明によれば、樋の両側壁
部外面と橋桁のウエブとの間の隙間に充填材を充填する
と共に、この充填材の下面に沿って樋の外底面両側部と
ウエブの対向端面間に帯状の弾性伸縮部材を橋桁の幅方
向に固定し、これらの弾性伸縮部材の対向内端面間に露
出している樋の外底面と弾性伸縮部材の下面とに両側ウ
エブの対向面間に亘って合成樹脂液を吹き付けて合成樹
脂層を形成しているので、充填材を介して弾性伸縮部材
により合成樹脂液の吹付圧を受止させ且つ道路上を走行
する車両の振動を吸収させて合成樹脂液の破断部分の発
生を防止しながら略均一な層厚となるように吹き付け作
業を行うことができる。
【0043】さらに、請求項4に係る発明によれば、上
記樋間の接続部の外面を弾性伸縮部材によって被覆して
いると共にこの弾性伸縮部材の外面に合成樹脂層を層着
しているので、地震等の振動によって樋同士の接続部に
段差が生じたり接続部が長さ方向に伸縮移動しても、そ
の接続部の外面を被覆している弾性伸縮部材とこの弾性
伸縮部材の外面に層着している合成樹脂層が樋相互の変
動に応じて伸縮して振動がおさまった時にはこれらの弾
性伸縮部材と合成樹脂層との弾性復元力によって元の接
続状態に復帰させることができると共に、元の接続状態
に復帰できなくても、その接続部を弾性伸縮部材と合成
樹脂層とで被覆した状態を維持して接続部間の隙間から
の漏水を防止することができる。
【0044】また、地震等によって樋間の接続部に段差
や長さ方向のずれが生じた場合には、上記弾性伸縮部材
を樋間の接続部の外面間に亘って被覆し、この外面に合
成樹脂液を吹き付けによる合成樹脂層を形成することに
よって接続部を止水構造とする補修作業が容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の橋梁における伸縮継手部の構造の一実
施形態を示す簡略縦断正面図、
【図2】その簡略縦断側面、
【図3】フィンガージョイント部分の平面図、
【図4】本発明の別な実施の形態を示す簡略縦断正面
図、
【図5】本発明のさらに別な実施の形態を示す簡略縦断
正面図、
【図6】樋間の接続部分の簡略縦断側面図、
【図7】従来例を示す簡略縦断正面図。
【符号の説明】
1 橋桁 3 ウエブ 5 鋼板 6 フィンガージョイント 7 樋 8 合成樹脂層 9 充填材 10 弾性伸縮部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲元 克明 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1番3 号 阪神高速道路公団内 (72)発明者 小松 郁夫 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1番3 号 阪神高速道路公団内 (72)発明者 川上 泉 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1番3 号 阪神高速道路公団内 (72)発明者 守屋 裕兄 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 山本 祐司 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 西山 宏一 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 大日向 正明 大阪府大阪市天王寺区餌差町7番6号 株 式会社大阪防水建設社内 Fターム(参考) 2D051 AA01 AC04 AF12 AG03 AG13 AH02 FA12 FA18 FA19 2D059 GG02 GG45

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の桁遊間を存して対向している橋桁
    の上端間をフィンガージョイントを介して伸縮自在に接
    続していると共にこのフィンガージョイントの下面側に
    おける橋桁の対向端面に固着した鋼板製ウエブ間に樋を
    橋桁の幅方向に配設し、この樋の両側壁部上端を対向す
    る橋桁のウエブの上端部側に固着してなる橋梁における
    伸縮継手部において、上記樋の外面に、上記ウエブの対
    向面に連なる伸縮性並びに止水性を有する合成樹脂層を
    層着してなることを特徴とする橋梁における伸縮継手部
    の構造。
  2. 【請求項2】 合成樹脂層は樋の外面に合成樹脂液を吹
    き付けて硬化させることにより形成されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の橋梁における伸縮継手
    部の構造。
  3. 【請求項3】 樋の両側壁部外面と橋桁のウエブとの間
    の隙間に充填材が充填されてあり、この充填材の下面に
    沿って樋の外底面両側部とウエブの対向端面間に帯状の
    弾性伸縮部材を橋桁の幅方向に固定し、これらの弾性伸
    縮部材の対向内端面間に露出している樋の外底面と弾性
    伸縮部材の下面とに両側ウエブの対向面間に亘って合成
    樹脂層を層着してなることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の橋梁における伸縮継手部の構造。
  4. 【請求項4】 樋間の接続部の外面を弾性伸縮部材によ
    って被覆していると共にこの弾性伸縮部材の外面に合成
    樹脂層を層着していることを特徴とする請求項1、請求
    項2又は請求項3に記載の橋梁における伸縮継手部の構
    造。
  5. 【請求項5】 合成樹脂層はウレタン樹脂、ウレア樹
    脂、ウレアウレタン樹脂からなることを特徴とする請求
    項1ないし請求項4のうち、いずれか1項に記載の橋梁
    における伸縮継手部の構造。
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