JP2684958B2 - 熱伝導冷却形マイクロ波管装置 - Google Patents

熱伝導冷却形マイクロ波管装置

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JP2684958B2
JP2684958B2 JP5144564A JP14456493A JP2684958B2 JP 2684958 B2 JP2684958 B2 JP 2684958B2 JP 5144564 A JP5144564 A JP 5144564A JP 14456493 A JP14456493 A JP 14456493A JP 2684958 B2 JP2684958 B2 JP 2684958B2
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microwave tube
heat conduction
heater
cooling type
cooling
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正行 九村
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は熱伝導冷却形マイクロ波
管装置に関し、特に、マイクロ波管から発生する熱を熱
伝導によって放熱するようにした熱伝導冷却形マイクロ
波管装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、熱伝導冷却形マイクロ波管装置
は、マイクロ波管と冷却用ラジエータとを備えている。
図２は、このような熱伝導冷却形マイクロ波管装置の分
解斜視図である。
【０００３】従来、熱伝導冷却形マイクロ波管装置にお
いては、マイクロ波管１の冷却面と冷却用ラジエータ２
との接触度を改善して放熱効率を良くするために、熱伝
導性シート５を実装している。
【０００４】また、マイクロ波管ではその構成材料の温
度による伸縮や、電子ビーム収束磁石の温度特性の改善
のため、温度差を緩和することが望まれる。図２は、こ
の温度差の緩和のため、低温時の起動における加熱手段
として、加熱用ヒータ６およびヒータ電源線４を設けた
ものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】一般に、マイクロ波管
は加熱用ヒータを取り付ける構造とはなっていないの
で、加熱用ヒータ６を冷却用ラジエータ２に実装して間
接的にマイクロ波管を加熱することになり、加熱効率が
悪いという問題があった。また、加熱用ヒータ６は低温
起動時のみ必要となり、通常は不必要であるために空間
の有効利用が図れないという欠点があり、小形化等の障
害となっていた。
【０００６】本発明の目的は、このような問題点を解決
した熱伝導冷却形マイクロ波管装置を提供することにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、マイクロ波管と冷却用ラジエータとを備
え、マイクロ波管の冷却面と冷却用ラジエータとの間
に、通常はヒータ部分を動作させずに熱伝導部材として
マイクロ波管から発生する熱を冷却用ラジエータに放熱
し、低温時にヒータ部分に通電してマイクロ波管の起動
可能な温度までマイクロ波管を加熱するシート状ヒータ
を設けたものである。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【０００９】図１は本発明の一実施例を示す分解斜視図
である。本実施例の熱伝導冷却形マイクロ波管装置は、
マイクロ波管１と冷却用ラジエータ２とを備え、マイク
ロ波管１の冷却面と冷却用ラジエータ２との間にシート
状ヒータ３を実装する。
【００１０】シート状ヒータ３は、通常はヒータを動作
させずに、熱伝導部材としてマイクロ波管１から発生す
る熱を冷却用ラジエータ２から放熱する。
【００１１】低温時には、マイクロ波管１の起動可能な
温度まで、シート状ヒータ３のヒータ部分に通電して、
マイクロ波管の加熱を行う。
【００１２】なお、シート状ヒータ３は、市販品の面状
ヒータを使用したり、従来の熱伝導部材にヒータ線を介
在させたりすることにより実現することができる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明の熱伝導冷却
形マイクロ波管装置によれば、熱伝導部材にシート状ヒ
ータを使用したので、マイクロ波管の温度差の緩和が容
易となり、加熱効率の向上が図られ、さらに加熱用ヒー
タを設置する空間を別にとる必要がないので、空間の有
効利用を図ることができるので小形化の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係る熱伝導冷却形マイクロ
波管装置を示す分解斜視図である。
【図２】従来の熱伝導冷却形マイクロ波管装置の一例を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
１ マイクロ波管 ２ 冷却用ラジエータ ３ シート状ヒータ ４ ヒータ電源線 ５ 熱伝導性シート ６ 加熱用ヒータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】マイクロ波管と冷却用ラジエータとを備
    え、マイクロ波管の冷却面と冷却用ラジエータとの間
    に、通常はヒータ部分を動作させずに熱伝導部材として
    マイクロ波管から発生する熱を冷却用ラジエータに放熱
    し、低温時にヒータ部分に通電してマイクロ波管の起動
    可能な温度までマイクロ波管を加熱するシート状ヒータ
    を設けたことを特徴とする熱伝導冷却形マイクロ波管装
    置。
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JPS59114534A (ja) * 1982-12-22 1984-07-02 Dainippon Ink & Chem Inc 感光性ポリエステル樹脂組成物
JPH0716318B2 (ja) * 1984-07-24 1995-02-22 株式会社フジキン パルスモータ制御装置

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