JP2684560B2 - シクロヘキサンカルボン酸化合物並びにそれらを含む液晶組成物 - Google Patents

シクロヘキサンカルボン酸化合物並びにそれらを含む液晶組成物

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JP2684560B2
JP2684560B2 JP63126933A JP12693388A JP2684560B2 JP 2684560 B2 JP2684560 B2 JP 2684560B2 JP 63126933 A JP63126933 A JP 63126933A JP 12693388 A JP12693388 A JP 12693388A JP 2684560 B2 JP2684560 B2 JP 2684560B2
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【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は新規な液晶性化合物並びにこの液晶性化合物
の少なくとも1種を含有することを特徴とする液晶組成
物に関する。更に詳しく言えば本発明は強誘電性液晶に
関し、実用的強誘電性液晶組成物作製の際、その組成成
分として有用で且つ化学的安定性に優れた新規なシクロ
ヘキサンカルボン酸化合物並びにこのシクロヘキサンカ
ルボン酸化合物の少なくとも1種を含有する液晶組成物
に関する。
[従来技術] 液晶表示素子は受光型で目が疲れない、低消費電力、
薄型である等の優れた特徴を有しているため、現在では
時計、電卓、パーソナルワープロ、ポケツトテレビ等の
各種表示素子として使用されている。しかし、これらは
ネマチツク液晶を用いた表示素子であり、前記特徴を有
するものの欠点として応答が遅い、表示のメモリー性が
ない等のため、高速応答が要求される表示素子へ応用す
るには種々の制約があり、適したものであるとは言えな
い。
強誘電性液晶がR.B.Meyer等[Physique、36L−69(19
75)]により見いだされ、この強誘電性液晶がN.A.Clar
k,S.T.Lagerwall等[Appl.Phys.Lett.,36 899(198
0)]により、ネマチツク液晶に比べ100〜1000倍の高速
応答、およびメモリー性を有することが発表されて以
来、この方式による前記問題点の解決が期待できる処か
ら、各方面で活発に研究が進められている。この表示方
式は強誘電性液晶の主にカイラルスメクチツクC相(Sm
C略称)を利用するものであり、SmC相を有する化合
物は既に、これまでにも多数知られている。
代表的な物質としては(s)−2−メチルブチルp−
デシルオキシベンジリデン−p′−アミノシンナメート
(略称DOBAMBC)等のシツフ塩基系の化合物があるが、
光あるいは水に対する安定性が悪い、そのもの自身が有
色である等の欠点があり実用的ではない。これらを改善
すべく研究され、これ迄に無色で化学的に安定な芳香環
カルボン酸エステル系化合物が主に発表されている。ま
た一方ではSmC物質で有り、且つより高速応答である
物質の研究も行われている。強誘電性液晶における応答
速度はτ=η/Ps.Eで表され応答速度(τ)は粘性
(η)に比例し、自発分極(Ps)および電界(E)に反
比例する。すなわち自発分極の大きい物質であるほど、
粘性の低い物質であるほどより高速応答を可能とするこ
とになる。
最近では自発分極の大きい物質を得ることにより応答
の高速化を図る研究も活発に進められている。
このように表示素子に供しうる実用的強誘電性液晶物
質の研究は種々行われているが、未だ充分とは言えず、
種々の新規強誘電性液晶物質の開発が望まれている。
[発明の開示] 本発明者らは、化学的に安定で、SmC相温度幅が広
く、また粘性の低い強誘電性液晶物質を提供するため鋭
意研究したところ、本発明により、これらの諸特性をそ
なえた新規な強誘電性液晶物質を提供することに成功し
た。
すなわち、本発明は、一般式 (式中Rは炭素原子数1〜16のアルキル基であり、R
は炭素原子数15個までの不斉炭素原子を含むアルキル基
であり、YおよびZはそれぞれ単結合を表わすか、O、
COO、およびOCOのいずれかを表わし、X1およびX4は、そ
れぞれフツ素原子または塩素原子を表わし、X2およびX3
は水素原子を表わす)で表わされる光学活性シクロヘキ
サンカルボン酸化合物並びにこれらの化合物の少なくと
も1種を含有することを特徴とする液晶組成物を提供す
るものである。
本発明に係わる新規強誘電性液晶化合物は、それ自体
単独で、SmC相を有する場合はもちろん、有しない場
合でも液晶組成物作製時の特性(例えば粘性)を調製す
るために有効に使用することができる化合物である。
本発明の新規な強誘電性液晶化合物はベンゼン環を有
する同系化合物例えば、 に比べて高速応答であり、ベンゼン環に比べ非共役系で
あるシクロヘキサン環の存在、およびビフエニル骨格に
フツ素原子を有することにより前記の公知化合物に比べ
粘性が低下し、その結果応答速度が向上したと考えられ
る。またビフエニル環にハロゲン原子、時にフツ素原子
を有する化合物は、置換基を有しないものに比べ格別に
広いSmC相温度幅を示す。
以下に本発明に係わる化合物の合成例、および実施例
により本発明をさらに具体的に説明する。これらの合成
例、および実施例はいずれも例示であつて、その他の種
々の経路、方法によつても合成することが可能であり、
これらの合成例、および実施例により本発明は制約され
ない。
合成例 式、 で表わされる化合物は、式、 あるいは式、 で表わされる化合物を塩化チオニルと反応させて得られ
る式、 で表わされる化合物と式、 で表わされる化合物とのエステル化反応により得られ
る。式、 においてYがOである化合物は特開昭56−120636号公
報、特開昭56−125342号公報に記載の方法に準じて合成
することができ、またYがCOOである化合物は、式RCOCl
の化合物と式、 の化合物とから、さらに、YがOCOである化合物は、式R
OHの化合物と式、 の化合物とからそれぞれ、合成できる。
一方、式、 で表わされる化合物は次の合成経路を経て合成できる。
実施例及び参考例中に記載されている略記号は以下の
とおりの意味を有する。
GLC ガスクロマトグラフイー HPLC 高速液体クロマトグラフイー IR 赤外線吸収スペクトル Mass 質量分析 m.p 融 点 C 結 晶 Sx 同定出来なかつたスメクチツク相 SB スメクチツクB相 SmC,Sc カイラルスメクチツクC相 SA スメクチツクA相 Ch コレステリツク相 I 等方性液体 ? 温度不明 2M4 2−メチルブチル 4M6 4−メチルヘキシル 1M3 1−メチルプロピル 1M4 1−メチルブチル 1M6 1−メチルヘキシル 1M7 1−メチルヘプチル 参考例1 反応器にシクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸8g、塩
化チオニル16.6gおよびベンゼン30mlを仕込み、8時間
還流撹拌後、過剰の塩化チオニルをベンゼンとともに共
沸留去し、残留物を130℃で1時間加熱撹拌後、減圧蒸
留(b.p130〜134℃/9mmHg)した。これをヘキサンで再
結晶しトランス−シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸
クロライドを得た。
Y.5.1g(52.5%) GLC97.4% 反応器に(a)で得たトランス−シクロヘキサン−1,
4−ジカルボン酸クロライド25.2gおよびベンゼン100ml
を仕込み、撹拌、氷水冷(〜10℃)下にブタノール10
g、ピリジン11gおよびベンゼン150mlから成る溶液を適
下後、45〜55℃で2時間反応した。
反応液を希塩酸に注加し、ベンゼンで抽出後、水洗
し、溶媒を留去した。残留物を炭酸水素ナトリウム水溶
液で処理し、不溶物を過して除いた液をベンゼンで
洗浄後、水層を濃塩酸で酸性とした。析出物をベンゼン
で抽出し、水洗、芒硝で乾燥後、溶媒を留去し残留物
(トランス−4−ブチルオキシカルボニルシクロヘキサ
ンカルボン酸)を得た。
Y.10.6g(34.1%) GLC94% 反応器に(b)で得たトランス−4−ブチルオキシカ
ルボニルシクロヘキサンカルボン酸5gおよびベンゼン40
mlを仕込み、室温撹拌下に塩化チオニル8gを加えた後、
5時間還流撹拌した。反応終了後、過剰の塩化チオニル
をベンゼンとともに共沸留去し、残留物(トランス−4
−ブチルオキシカルボニルシクロヘキサンカルボン酸ク
ロライド)を得た。
Y.5.4g 反応器に4−(2−メチルブチル)オキシ−4′−ヒ
ドロキシビフエニル1g、ピリジン0.36gおよびベンゼン3
0mlを仕込み、室温撹拌下に(c)で得たトランス−4
−ブチルオキシカルボニルシクロヘキサンカルボン酸ク
ロライド1.06gのベンゼン10ml溶液を適下し、適下後、
7時間還流撹拌した。反応液を水に注加し、ベンゼンで
抽出後、ベンゼン層を水洗、アンモニア処理、水洗し、
芒硝乾燥後、溶媒を留去して得られる残留物をメタノー
ルで再結晶し、(s)−4−(2−メチルブチル)オキ
シビフエニル−4′−イル トランス−4−ブチルオキ
シカルボニルシクロヘキサンカルボキシレートを得た。
Y.0.83g(45.6%) この物の純度はHPLCで99%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で466に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
参考例2 反応器に(s)−4−(2−メチルブチル)オキシカ
ルボニル−4′−ヒドロキシビフエニル1.02g、ピリジ
ン0.36gおよびベンゼン30mlを仕込み、室温撹拌下に参
考例1−(c)で得たトランス−4−ブチルオキシカル
ボニルシクロヘキサンカルボン酸クロライド0.95gのベ
ンゼン10ml溶液を適下し、適下後、7時間還流撹拌し
た。反応液を水に注加し、ベンゼンで抽出後、ベンゼン
層を水洗、アンモニア水処理、水洗し、芒硝乾燥後、溶
媒を留去して得られる残留物をメタノール−アセトン混
合溶媒で再結晶し、(s)−4−(2−メチルブチル)
オキシカルボニルビフエニル−4′−イル トランス−
4−ブチルオキシカルボニルシクロヘキサンカルボキシ
レートを得た。
Y.1.07g(60.5%) この物の純度はHPLCで99%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で494に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
参考例3 参考例1−(b)に於けるブタノール10.1gに替えて
エタノール5.6gを用い、他は同様に操作してトランス−
4−エトキシカルボニルシクロヘキサンカルボン酸を得
た。
Y.8.31g(34.5%) GLC99% 参考例1−(c)に於けるトランス−4−ブトキシカ
ルボニルシクロヘキサンカルボン酸5gに替えて(a)で
得られたトランス−4−エトキシカルボニルシクロヘキ
サンカルボン酸3.87gを用い、他は同様に操作してトラ
ンス−4−エトキシカルボニルシクロヘキサンカルボン
酸クロライドを得た。
Y.4.49g 参考例2に於けるトランス−4−ブトキシカルボニル
シクロヘキサンカルボン酸クロライド0.95gに替えて
(b)で得られたトランス−4−エトキシカルボニルシ
クロヘキサンカルボン酸クロライド0.85gを用い他は同
様に操作して(s)−4−(2−メチルブチル)オキシ
カルボニルビフエニル−4′−イル トランス−4−エ
トキシカルボニルシクロヘキサンカルボキシレートを得
た。
Y.0.93g(56%) この物の純度はHPLCで98%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で466に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
参考例4 参考例1−(b)に於けるブタノール10.1gに替えて
ヘキシルアルコール13.4gを用い、他は同様に操作して
トランス−4−ヘキシルオキシカルボニルシクロヘキサ
ンカルボン酸を得た。
Y.10.7g(31.8%) 参考例1−(c)に於けるトランス−4−ブトキシカ
ルボニルシクロヘキサンカルボン酸5gに替えて(a)で
得られたトランス−4−ヘキシルオキシカルボニルシク
ロヘキサンカルボン酸4.07gを用い、他は同様に操作し
てトランス−4−ヘキシルオキシカルボニルシクロヘキ
サンカルボン酸クロライドを得た。
Y.4.55g 参考例2に於けるトランス−4−ブトキシカルボニル
シクロヘキサンカルボン酸クロライド0.95gに替えて
(b)で得られたトランス−4−ヘキシルオキシカルボ
ニルシクロヘキサンカルボン酸クロライド1.04gを用い
他は同様に操作して(s)−4−(2−メチルブチル)
オキシカルボニルビフエニル−4′−イル 4−ヘキシ
ルオキシカルボニルシクロヘキサンカルボキシレートを
得た。
Y.0.79g(38.3%) この物の純度はHPLCで99%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で522に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
参考例5 反応器にトランス−4−ヒドロキシシクロヘキサンカ
ルボン酸10.3gおよび無水プロピオン酸40mlを仕込み、
さらに濃硫酸2滴を加え、50〜60℃で3時間撹拌反応し
た。反応液を水に注加し、炭酸水素ナトリウムでpH8と
し、エーテルで洗浄した。水層を希塩酸で酸性とし、エ
ーテルで抽出後、エーテル層を水洗し、芒硝乾燥し、溶
媒を留去して残留物(トランス−4−プロピオニルオキ
シシクロヘキサンカルボン酸)を得た。
Y.4.73g(33.1%) GLC97% 反応器に(a)で得たトランス−4−プロピオニルオ
キシシクロヘキサンカルボン酸4.7gおよびベンゼン20ml
を仕込み、室温撹拌下に塩化チオニル5.9gを加え、6時
間還流撹拌後、過剰の塩化チオニルをベンゼンとともに
共沸留去し残留物(トランス−4−プロピオニルオキシ
シクロヘキサンカルボン酸クロライド)を得た。
Y.3.6g 反応器に(s)−4−(2−メチルブチル)オキシカ
ルボニル−4′−ヒドロキシビフエニル1.8g、ピリジン
数滴およびベンゼン30mlを仕込み、室温撹拌下に(b)
で得たトランス−4−プロピオニルオキシシクロヘキサ
ンカルボン酸クロライド1.92gのベンゼン10ml溶液を滴
下後、7時間還流撹拌した反応液を水に注加し、ベンゼ
ンで抽出後、ベンゼン層を水洗し、アンモニア水処理、
水洗、芒硝乾燥し、溶媒を留去した残留物をメタノール
で再結晶して(s)−4−(2−メチルブチル)オキシ
カルボニルビフエニル−4′−イル トランス−4−プ
ロピオニルオキシシクロヘキサンカルボキシレートを得
た。
Y.1.08g(36.6%) この物の純度はHPLCで99%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で466に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表−1に
示す。
参考例6 参考例5−(c)に於ける(s)−4−(2−メチル
ブチル)オキシカルボニル−4′−ヒドロキシビフエニ
ル1.8gに替えて(s)−4−(2−メチルブチル)オキ
シ−4′−ヒドロキシビフエニル1.6gを用い、他は同様
に操作して(s)−4−(2−メチルブチル)オキシビ
フエニル−4′−イル トランス−4−プロピオニルオ
キシシクロヘキサンカルボキシレートを得た。
Y.0.83g(29.9%) この物の純度はHPLCで98%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で438に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
実施例1 反応器に2−フルオロアニソール128gおよびクロロホ
ルム25mlを仕込み、室温撹拌下に臭素177gを3時間以上
かけて滴下した。反応液を希苛性ソーダ水溶液に注加
し、クロロホルム層を分取し、食塩水にて洗浄後、芒硝
で乾燥し、溶媒を留去、残留物を減圧蒸留して2−フル
オロ−4−ブロモアニソールを得た。
Y.192g(92.3%) b.p 107〜118℃/25〜31mmHg GLC99%以上 反応器にマグネシウム末2.37gおよびヨウ素の小片を
仕込み、N2気流下に2−フルオロ−4−ブロモアニソー
ル20gのテトラヒドロフラン40m溶液を1/3量加え、加熱
撹拌した。発泡して反応を開始したのを確認後、残りの
テトラヒドロフラン溶液を反応液が還流するように滴下
した。滴下後、2時間還流してグリニヤール試薬を作成
した。
別の容器にCl2Pd(PPh320.8gおよびテトラヒドロフ
ラン30mlを仕込みN2気流中、撹拌下に1M(iso−C4H9)A
lNH/ヘキサン溶液2mlを加え、さらに2−フルオロ−4
−ブロモアニソール18.2gのテトラヒドロフラン50ml溶
液を加え、50〜55℃に加温した後、先に作成したグリニ
ヤール試薬を滴下した。滴下後2時間還流し、反応液を
希塩酸に注加、ベンゼンで抽出、ベンゼン層を水洗、芒
硝乾燥後、ベンゼンを留去して得られる残留物をヘキサ
ン−ベンゼン混合溶媒で再結晶し、3,3′−ジフルオロ
−4,4′−ジメトキシビフエニルを得た。
Y.16.8g(75.7%) GLC96% 反応器に(b)で得られた3,3′−ジフルオロ−4,4′
−ジメトキシビフエニル15g、48%臭化水素酸水溶液150
mlおよび酢酸100mlを仕込み、10時間還流撹拌した。反
応液を水に注加し、析出物を過後、乾燥して3,3′−
ジフルオロ−4,4′−ジヒドロキシビフエニルを得た。
Y.12g(90.2%) GLC99% 反応器に85%苛性カリ0.9g、水10ml、(c)で得た3,
3′−ジフルオロ−4,4′−ジヒドロキシビフエニル3gお
よびジメチルホルムアミド2mlを仕込み、2時間還流撹
拌した。さらに還流下に(s)−4−メチルヘキシルブ
ロマイド2.4gのジオキサン10ml溶液を加え、21時間還流
した。反応液を水に注加し、濃塩酸で酸性とした後、塩
化メチレンで抽出し、塩化メチレン層を水洗、芒硝で乾
燥後、溶媒を留去し、残留物をベンゼン溶出液としたシ
リカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し、(s)
−3,3′−ジフルオロ−4−(4−メチルヘキシル)オ
キシ−4′−ヒドロキシビフエニルを得た。
Y.1.63g(37.7%) GLC98% 反応器にトランス−4−ヘキシルオキシシクロヘキサ
ンカルボン酸2.03g、ベンゼン20mlおよび塩化チオニル4
gを仕込み、6時間還流撹拌した後、過剰の塩化チオニ
ルをベンゼンとともに共沸留去し残留物(トランス−4
−ヘキシルオキシシクロヘキサンカルボン酸クロライ
ド)を得た。
Y.2.36g GLC99% 反応器に(d)で得られた(s)−3,3′−ジフルオ
ロ−4−(4−メチルヘキシル)オキシ−4′−ヒドロ
キシビフエニル0.41g、ピリジン数滴およびベンゼン20m
lを仕込み、室温撹拌下に(e)で得たトランス−4−
ヘキシルオキシシクロヘキサンカルボン酸クロライド0.
35gのベンゼン10ml溶液を滴下し、4時間還流撹拌し
た。
反応液を水に注加し、ベンゼンで抽出し、ベンゼン層
を水洗、芒硝で乾燥後、ベンゼンを留去した残留物を、
ベンゼンを溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラ
フイー、次いでメタノール−アセトン混合溶媒で再結晶
して(s)−3,3′−ジフルオロ−4−(4−メチルヘ
キシル)オキシビフエニル−4′−イル トランス−4
−ヘキシルオキシシクロヘキサンカルボキシレートを得
た。
Y.0.66g(97.1%) この物の純度はHPLCで99%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で530に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
実施例2 実施例1−(e)に於けるトランス−4−ヘキシルオ
キシシクロヘキサンカルボン酸2.03gに替えてトランス
−4−ブトキシシクロヘキサンカルボン酸3gを用い、他
は同様に操作してトランス−4−ブトキシシクロヘキサ
ンカルボン酸クロライド3.2gを得た。
実施例1−(f)に於けるトランス−4−ヘキシルオ
キシシクロヘキサンカルボン酸クロライド0.35gに替え
て(a)で得られたトランス−4−ブトキシシクロヘキ
サンカルボン酸クロライド0.31gを用い、他は同様に操
作して、(s)−3,3′−ジフルオロ−4−(4−メチ
ルヘキシル)オキシビフエニル−4′−イル トランス
−4−ブトキシシクロヘキサンカルボキシレートを得
た。
Y.0.41g(64.1%) この物の純度はHPLCで98%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で502に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いられた原料の関係から、得られた物質が
目的物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
実施例3 実施例1−(e)に於けるトランス−4−ヘキシルオ
キシシクロヘキサンカルボン酸2.03gに替えてトランス
−4−ヘプチルオキシシクロヘキサンカルボン酸2.25g
を用い、他は同様に操作してトランス−4−ヘプチルオ
キシシクロヘキサンカルボン酸クロライド2.45gを得
た。
実施例1−(f)に於けるトランス−4−ヘキシルオ
キシシクロヘキサンカルボン酸クロライド0.35gに替え
て(a)で得られたトランス−4−ヘプチルオキシシク
ロヘキサンカルボン酸クロライド0.4gを用い、他は同様
に操作して(s)−3,3′−ジフルオロ−4−(4−メ
チルヘキシル)オキシビフエニル−4′−イル トラン
ス−4−ヘプチルオキシシクロヘキサンカルボキシレー
トを得た。
Y.0.39g(57.4%) この物の純度はHPLCで98%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で544に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
実施例4 実施例1−(e)に於けるトランス−4−ヘキシルオ
キシシクロヘキサンカルボン酸2.03gに替えてトランス
−4−メトキシシクロヘキサンカルボン酸1.55g用い、
他は同様に操作してトランス−4−メトキシシクロヘキ
サンカルボン酸クロライド1.8gを得た。
実施例1−(f)に於けるトランス−4−ヘキシルオ
キシシクロヘキサンカルボン酸クロライド0.35gに替え
て(a)で得られたトランス−4−メトキシシクロヘキ
サンカルボン酸クロライド0.27gを用い、他は同様に操
作して、(s)−3,3′−ジフルオロ−4−(4−メチ
ルヘキシル)オキシビフエニル−4′−イル トランス
−4−メトキシシクロヘキサンカルボキシレートを得
た。
Y.0.08g(5.5%) この物の純度はHPLCで98%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で460に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
実施例5 実施例1−(d)に於ける(s)−4−メチルヘキシ
ルブロマイド2.4gに替えて(s)−2−メチルブチルブ
ロマイド2.04gを用い、他は同様に操作して(s)−3,
3′−ジフルオロ−4−(2−メチルブチル)オキシ−
4′−ヒドロキシビフエニルを得た。
Y.1.17g(43.6%) GLC98% 反応器に(a)で得られた(s)−3,3′−ジフルオ
ロ−4−(2−メチルブチル)オキシ−4′−ヒドロキ
シビフエニル0.4g、ピリジン数滴およびベンゼン20mlを
仕込み、室温撹拌下に実施例3−(a)で得たトランス
−4−ヘプチルオキシシクロヘキサンカルボン酸クロラ
イド0.39gのベンゼン10ml溶液を滴下し、4時間還流撹
拌した。
反応液を水に注加し、ベンセンで抽出し、ベンゼン層
を水洗、芒硝で乾燥後、ベンゼンを留去した残留物を、
ベンゼンを溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラ
フイー、次いでメタノール−アセトン混合溶媒で再結晶
して(s)−3,3′−ジフルオロ−4−(2−メチルブ
チル)オキシビフエニル−4′−イル トランス−4−
ヘプチルオキシシクロヘキサンカルボキシレートを得
た。
Y.0.22g(22.2%) この物の純度はHPLCで99%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で516に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
実施例6 実施例5−(b)に於けるトランス−4−ヘプチルオ
キシシクロヘキサンカルボン酸クロライド0.39gに替え
て実施例2−(a)で得られたトランス−4−ブトキシ
シクロヘキサンカルボン酸クロライド0.34gを用い、他
は同様に操作して(s)−3,3′−ジフルオロ−4−
(2−メチルブチル)オキシ−4′−イル トランス−
4−ブトキシシクロヘキサンカルボキシレートを得た。
Y.0.45g(67.2%) この物の純度はHPLCで98%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で747に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
実施例7 反応器に(s)−2−オクタノール3.46gおよびピリ
ジン30mlを仕込み、氷冷撹拌下にp−トルエンスルホニ
ルクロライド5.1gを加え、5時間撹拌した。反応液を希
塩酸に注加し、ベンゼンで抽出後、ベンゼン層を水洗、
芒硝で乾燥し、溶媒を留去して残留物((s)−1−メ
チルヘプチル トシレート)を得た。
Y.6.26g 実施例1−(d)に於ける(s)−4−メチルヘキシ
ルブロマイド2.4gに替えて(a)で得られた(s)−1
−メチルヘプチル トシレート3.83gを用い、他は同様
に操作して(s)−3,3′−ジフルオロ−4−(1−メ
チルヘプチル)オキシ−4′−ヒドロキシビフエニルを
得た。
Y.1.33g(29.5%) GLC98% 実施例1−(f)に於ける(s)−3,3′−ジフルオ
ロ−4−(4−メチルヘキシル)オキシ−4′−ヒドロ
キシビフエニル0.41gに替えて(b)でえられた(s)
−3,3′−ジフルオロ−4−(1−メチルヘプチル)オ
キシ−4′−ヒドロキシビフエニル0.43gを用い、他は
同様に操作して(s)−3,3′−ジフルオロ−4−(1
−メチルヘプチル)オキシ−4′−イル トランス−4
−ヘキシルオキシシクロヘキサンカルボキシレートを得
た。
Y.0.44g(62.2%) この物の純度はHPLCで99%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で544に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
実施例8 実施例7に於ける(s)−2−オクタノール3.46gに
替えて(s)−2−ペンタノール2.38gを用い、他は同
様に操作して(s)−1−メチルブチル トシレートを
得た。
Y.4.9g 実施例1−(d)に於ける(s)−4−メチルヘキシ
ルブロマイド2.4gに替えて(a)で得られた(s)−1
−メチルブチル トシレート3.27gを用い、他は同様に
操作して(s)−3,3′−ジフルオロ−4−(1−メチ
ルブチル)オキシ−4′−ヒドロキシビフエニルを得
た。
Y.1.0g(21.9%) GLC97% 実施例5−(b)に於ける(s)−3,3′−ジフルオ
ロ−4−(2−メチルブチル)オキシ−4′−ヒドロキ
シビフエニル0.4gに替えて(b)で得られた(s)−3,
3′−ジフルオロ−4−(1−メチルブチル)オキシ−
4′−ヒドロキシビフエニル0.4gを用い、他は同様に操
作して(s)−3,3′−ジフルオロ−4−(1−メチル
ブチル)オキシ−4′−イル トランス−4−ヘプチル
オキシシクロヘキサンカルボキシレートを得た。
Y.0.4g(56.3%) この物の純度はHPLCで98%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で156に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
実施例9 実施例1−(f)に於けるトランス−4−ヘキシルオ
キシシクロヘキサカルボン酸クロライド0.35gに替えて
参考例1−(c)で得られたトランス−4−ブチルオキ
シカルボニルシクロヘキサンカルボン酸クロライド0.35
gを用い、他は同様に操作して(s)−3,3′−ジフルオ
ロ−4−(4−メチルヘキシル)オキシ−4′−イル
トランス−4−ブチルオキシカルボニルシクロヘキサン
カルボキシレートを得た。
Y.0.39g(52.8%) この物の純度はHPLCで99%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で530に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
実施例10 反応器に過マンガン酸カリ31.5gおよび水600mlを仕込
み、室温撹拌14.9gを滴下後、1時間反応した。析出物
を別し、液をエーテルで抽出後、エーテル層を水
洗、芒硝で乾燥し、溶媒を留去した残留物をガラスチュ
ーブオーブン(GTO)にて減圧蒸留し(s)−2−メチ
ル酪酸を得た。
Y.9.16g(56.2%) b.p 105℃/12mmHg(GTO設定温度) 反応器に3,3′−ジフルオロ−4,4′−ジヒドロキシビ
フエニル2.8g、4−(ジメチルアミノ)ピリジン3.3g、
ジシクロヘキシルカメボジイミド5.56gおよびクロロホ
ルム70mlを仕込み室温撹拌下に(s)−2−メチルブタ
ン酸3gを加え、18時間還流撹拌した。析出物を別し、
液を濃縮した。別の容器に85%苛性カリ0.5gおよびメ
タノール100mlを仕込み、3℃に冷却し、先に得た濃縮
物を加え10分間撹拌した。
反応液を希塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出後、酢酸
エチル層を水洗、芒硝で乾燥し、溶媒を留去して得られ
る残留物を塩化メチレンを溶出液としたシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーにて精製し(s)−3,3′−ジフ
ルオロ−4−(1−メチルプロピオニル)オキシ−4′
−ヒドロキシビフエニルを得た。
Y.0.77g(18.2%) GLC99% 反応器に(b)で得られた(s)−3,3′−ジフルオ
ロ−4−(1−メチルプロピオニル)オキシ−4′−ヒ
ドロキシビフエニル0.3g、ピリジン数滴およびベンゼン
20mlを仕込み、室温撹拌下に実施例2−(a)で得たト
ランス−4−ブトキシシクロヘキサンカルボン酸クロラ
イド0.27gのベンゼン10ml溶液を滴下後、2時間還流撹
拌した。反応液を水に注加し、ベンゼンで抽出後、ベン
ゼン層を水洗、芒硝で乾燥し、溶媒を留去して得られる
残留物をヘキサン/酢酸エチル=1/10の混合溶媒を溶出
液としたシリカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製
し、次いでメタノールで再結晶して(s)−3,3′−ジ
フルオロ−4−(1−メチルプロピオニル)オキシ−
4′−イル トランス−4−ブトキシシクロヘキサンカ
ルボキシレートを得た。
Y.0.37g(77.1%) この物の純度はHPLCで99%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で488に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
実施例11 反応器に2−クロロアニソール80gおよびクロロホル
ム300mlを仕込み室温撹拌下に臭素90gを3時間以上かけ
て滴下した。反応液を希苛性ソーダ水溶液に注加し、ク
ロロホルム層を食塩水で洗浄、芒硝で乾燥後、溶媒を留
去して2−クロロ−4−ブロム−アニソールを得た。
Y.12.9g(98.1%) GLC98.9% 反応器にマグネシウム末3.37gおよびヨウ素の小片を
仕込み、N2気流下に2−クロロ−4−ブロモアニソール
30gのテトラヒドロフラン100ml溶液を1/3量加え、加熱
撹拌した。発泡して反応を開始したのを確認後残りのテ
トラヒドロフラン溶液を反応液が還流するように滴下し
た。滴下後、2時間還流してグリニヤール試薬を作成し
た。
別の容器にCl2Pd(PPh321.0gおよびテトラヒドロフ
ラン50mlを仕込みN2気流中、撹拌下に1M(iso−C4H9)A
lH/ヘキサン溶液4mlを加え、さらに2−クロロ−4−ブ
ロモアニソール27.4gのテトラヒドロフラン100ml溶液を
加え、50〜55℃に加温した後、先に作成したグリニヤー
ル試薬を滴下した。滴下後2時間還流し、反応液を希塩
酸に注加、ベンゼンで抽出、ベンゼン層を水洗、芒硝で
乾燥後、ベンゼンを留去して得られる残留物をエタノー
ルで再結晶し、3,3′−ジクロロ−4,4′−ジメトキシビ
フエニルを得た。
Y.27.6g(78.8) GLC96% 反応器に(b)で得られた3,3′−ジクロロ−4,4′−
ジメトキシビフエニル15g、48%臭化水素酸水溶液360ml
および酢酸200mlを仕込み、15時間還流撹拌した。反応
液を水に注加し、析出物を取し、水洗後乾燥して3,
3′−ジクロロ−4,4′−ジヒドロキシビフエニルを得
た。
Y.20g(89.3g) GLC99% 反応器に85%苛性カリ2.1g、水10ml、(c)で得た3,
3′−ジクロロ−4,4′−ジヒドロキシビフエニル8gおよ
びジメチルホルムアミド2mlを仕込み、2時間還流撹拌
した。さらに還流下に(s)−4−メチルヘキシルブロ
マイド6.2gのジオキサン10ml溶液を加え、32時間還流し
た。反応液を水に注加し、濃塩酸で酸性とした後、塩化
メチレンで抽出し、塩化メチレン層を水洗、芒硝で乾燥
後、溶媒を留去し、残留物をベンゼン/ヘキサン1=1
を溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラフイーに
て精製し、(s)−3,3′−ジフルオロ−4−(4−メ
チルヘキシル)オキシ−4′−ヒドロキシビフエニルを
得た。
Y.3.56g(32.1%) GLC98% の合成 反応器に(d)で得た(s)−3,3′−ジクロロ−4
−(4−メチルヘキシル)オキシビフエニル0.4g、4−
(ジメチルアミノ)ピリジン0.17、ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド0.25gおよびクロロホルム10mlを仕込み、
室温撹拌下にトランス−4−ヘプチルオキシシクロヘキ
サンカルボン酸0.30gを加え、18時間還流撹拌した。析
出物を別し、液を濃縮し、残渣をベンゼンを溶出液
としたシリカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製
し、次いでメタノールで再結晶して(s)−3,3′−ジ
クロロ−4−(4−メチルヘキシル)オキシ−4′−イ
ル トランス−4−ヘプチルオキシシクロヘキサンカル
ボキシレートを得た。
Y.0.18g(27.7%) この物の純度はHPLCで98%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で577に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
実施例12 実施例11−(e)に於けるトランス−4−ヘプチルオ
キシシクロヘキサンカルボン酸0.30gに替えてトランス
−4−ブチルオキシシシクロヘキサンカルボン酸0.25g
を用い、他は同様に操作して(s)−3,3′−ジクロロ
−4−(4−メチルヘキシル)オキシ−4′−イル ト
ランス−4−ブチルオキシシクロヘキサンカルボキシレ
ートを得た。
Y.0.18g(29.5%) この物の純度はHPLCで99%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で535に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
実施例13 実施例11−(d)に於ける(s)−4−メチルヘキシ
ルブロマイド6.18gに替えて(s)−2−メチルブチル
ブロマイド5.34gを用い、他は同様に操作して(s)−
3,3′−ジクロロ−4−(2−メチルブチル)オキシ−
4′−ヒドロキシビフエニルを得た。
Y.3.12g(30.6%) GLC98% 実施例11−(e)に於ける(s)−3,3′−ジクロロ
−4−(4−メチルヘキシル)オキシビフエニル0.4gお
よびトランス−4−ヘプチルオキシシクロヘキサンカル
ボン酸0.30gに替えて(a)で得た(s)−3,3′−ジク
ロロ−4−(2−メチルブチル)オキシ−4′−ヒドロ
キシビフエニル0.4gおよびトランス−4−ヘキシルオキ
シシクロヘキサンカルボン酸0.32gを用い、他は同様に
操作して(s)−3,3′−ジクロロ−4−(2−メチル
ブチル)オキシ−4′−イル トランス−4−ヘキシル
オキシシクロヘキサンカルボキシレートを得た。
Y.0.25g(37.9%) この物の純度はHPLCで98%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で535に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いられた原料の関係から、得られた物質が
目的物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表1に示
す。
参考例7 反応器に無水塩化アルミニウム113gおよび塩化メチレ
ン600mlを仕込み0℃以下で撹拌下にアセチルクロライ
ド113gを滴下し、次いで4−ブロム−2−フルオロビフ
エニル100gの塩化メチレン400ml溶液を滴下後、徐々に
室温に戻しながら7時間撹拌反応した。反応液を氷と希
塩酸中に注加し、塩化メチレン層を水洗、炭酸水素ナト
リウム水溶液洗浄、水洗し、芒硝で脱水後溶媒を留去
し、残留分をアセトンで再結晶して4−ブロム−2−フ
ルオロ−4′−アセチルビフエニルを得た。
Y.96g(82.2%) GLC100% 反応器に(a)で得た4−ブロム−2−フルオロ−
4′−アセチルビフエニル65gおよび塩化メチレン300ml
を仕込み、10℃で撹拌下に88%ギ酸500ml、無水酢酸480
mlを滴下し、さらに濃硫酸1.5gmlを加えた後、35%過酸
化水素水150mlを3時間を要して滴下し、滴下後徐々に
昇温して45〜50℃で30時間撹拌反応した。反応液を氷水
に注加し、ベンゼンで抽出、炭酸水素ナトリウム水溶液
で洗浄、芒硝脱水を行い、溶媒を留去し、残留分を得
た。この残留分とエチルアルコール2を別の反応器に
仕込み、これに25%苛性カリ水溶液を加え、8時間還流
撹拌した。反応液を氷と希塩酸中に注加しベンゼンで抽
出、食塩水で洗浄、芒硝で脱水後、溶媒を留去し、残留
分をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶離液ベン
ゼン)にて精製し、4−ブロム−2−フルオロ−4′−
ヒドロキシビフエニルを得た。
Y.28.1g(47.5%) 反応器に(b)で得た4−ブロム−2−フルオロ−
4′−ヒドロキシビフエニル5g、(s)−4−メチルヘ
キシルブロマイド4.0g、炭酸カリ6gおよび2−ブタノン
(MEK)50mlを仕込み、撹拌還流下に8時間反応した。
反応液を希塩酸に注加し、ベンゼンで抽出、水洗、芒硝
で脱水後、溶媒を留去し、残留分をガラスチユウブオー
ブン(GTO)にて蒸留して得られる留分(GTO)設定温度
165℃/0.25mmHg)をシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ー(溶出液ヘキサン:ベンゼン=4:1)で精製し、
(s)−4−(4−メチルヘキシル)オキシ−2′−フ
ルオロ−4′−ブロムビフエニルを得た。
Y.4.47g(65.4%) TLCモノスポツト 反応器にマグネシウム末0.5gおよびヨウ素の小片を仕
込み、これに(c)で得た(s)−4−(4−メチルヘ
キシル)オキシ−2′−フルオロ−4′−ブロムビフエ
ニル6gのテトラヒドロフラン20ml溶液を少量加え、発泡
して反応を開始(必要におおじて加熱する)後、残りの
テトラヒドロフラン溶液を還流を保つように撹拌下に滴
下し、滴下後、2時間撹拌還流してグリニヤール試薬を
作成した。
別の容器に硼酸トリブチル7gを仕込み、これに先に作
成したグリニヤール試薬を、撹拌下に50℃で滴下し、同
温度で2時間撹拌反応した。次いで水冷下に、10%硫酸
水溶液を撹拌しながら滴下し、これにベンゼン100mlを
加えて抽出後ベンゼン層を分離し、これに35%過酸化水
素水20mlを55℃で撹拌下に滴下しさらに1時間同温度で
撹拌反応した。反応液を水に注加し、ベンゼン層を5%
亜硫酸ナトリウム水溶液で洗浄し、水洗、芒硝乾燥後、
溶媒を留去し、残留分をベンゼンを溶出液としたシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し、(s)−4
−(4−メチルヘキシル)オキシ−2′−フルオロ−
4′−ヒドロキシビフエニルを得た。
Y.1.37g(27.6%) GLC98% 反応器に(d)で得られた(s)−4−(4−メチル
ヘキシル)オキシ−2′−フルオロ−4′−ヒドロキシ
ビフエニル0.25g、ピリジン数滴およびベンゼン20mlを
仕込み、室温撹拌下にトランス−4−ヘプチルシクロヘ
キサンカルボン酸クロライド0.24gのベンゼン5ml溶液を
滴下し、滴下後3時間還流撹拌した。反応液を水に注加
し、ベンゼンで抽出、水洗、芒硝で乾燥後、溶媒を留去
した残留分をヘキサン/ベンゼン=1/1を溶出液とした
シリカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し(s)
−4−(4−メチルヘキシル)オキシ−2′−フルオロ
ビフエニル−4′−イル トランス−4−ヘプチルシク
ロヘキサンカルボキシレートを得た。
Y.0.32g(76.2%) この物の純度はHPLCで98%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で510に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表−2に
示す。
参考例8 参考例7の(e)におけるトランス−4−ヘプチルシ
クロヘキサンカルボン酸クロライドに替えてトランス−
4−ヘキシルオキシシクロヘキサンカルボン酸クロライ
ドを用い、他は同様に操作して、(s)−4−(4−メ
チルヘキシル)オキシ−2′−フルオロビフエニル−
4′−イル トランス−4−ヘキシルオキシシクロヘキ
サンカルボキシレートを得た。
Y.0.29g(69.0%) この物の純度はHPLCで98%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で512に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表2に示
す。
参考例9 反応器に(S)−1−メチルヘキシルトシレート11.2
g、参考例7の(b)で得た4−ブロム−2−フルオロ
−4′−ヒドロキシビフエニル10g、炭酸カリ10.5gおよ
びシクロヘキサノン100mlを仕込み、120〜130℃で13時
間加熱撹拌した。反応液を希塩酸に注加し、ベンゼン抽
出、水洗、芒硝乾燥後溶媒を留去し、残留分をガラスチ
ユーブオーブン(GTO)にて減圧蒸留し、次いでヘキサ
ンを溶出液としたカラムクロマトグラフイーにて精製
し、(s)−4−(1−メチルヘキシル)オキシ−2′
−フルオロ−4′−ブロムビフエニルを得た。
Y.6.7g(48.9%) b.p 160℃/0.25mmHg(GTO設定温度) 参考例7の(d)における(s)−4−(4−メチル
ヘキシル)オキシ−2′−フルオロ−4′−ブロムビフ
エニルに替えて(a)で得た(s)−4−(1−メチル
ヘキシル)オキシ−2′−フルオロ−4′−ブロムビフ
エニルを用い、他は同様に操作して、(s)−4−(1
−メチルヘキシル)オキシ−2′−フルオロ−4′−ヒ
ドロキシビフエニルを得た。
Y.2.1g(42.3%) GLC100% 反応器に(b)で得た(s)−4−(1−メチルヘキ
シル)オキシ−2′−フルオロ−4′−ヒドロキシビフ
エニル0.3g、ピリジン数滴およびベンゼン20mlを仕込
み、室温撹拌下にトランス−4−ヘプチルシクロヘキサ
ンカルボン酸クロライド0.29gのベンゼン20ml溶液を滴
下し、滴下後2時間還流撹拌した。反応液を水に注加
し、ベンゼンで抽出、水洗、芒硝で乾燥後、溶媒を留去
し、残留分をヘキサン/ベンゼン=3/1を溶出液とした
シリカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し、次い
でメタノール/アセトン=3/1の混合溶媒で再結晶して
(s)−4−(1−メチルヘキシル)オキシ−2′−フ
ルオロビフエニル−4′−イル トランス−4−ヘプチ
ルシクロヘキサンカルボキシレートを得た。
Y.0.3g(60.0%) この物の純度はHPLCで99%以上であつた。また、IRお
よびMass分析で510に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表2に示
す。
参考例10 参考例8の(c)におけるトランス−4−ヘプチルシ
クロヘキサンカルボン酸クロライドに替えてトランス−
4−ヘキシルオキシシクロヘキサンカルボン酸クロライ
ドを用い、他は同様に操作して、(s)−4−(1−メ
チルヘキシル)オキシ−2′−フルオロビフエニル−
4′−イル トランス−4−ヘキシルオキシシクロヘキ
サンカルボキシレートを得た。
Y.0.32g(62.7%) この物の純度はHPLCで98%以上であつた。またIRおよ
びMass分析で512に分子イオンピークが認められたこ
と、並びに用いた原料の関係から、得られた物質が目的
物であることを確認した。
このものをメトラーホツトステージFP−82にはさみ、
偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果を表2に示
す。
参考例11 上記、実施例5で得られた(A)と公知物質である
(B)とを、重量比1:1の割合で混合し強誘電性液晶組
成物を作製した。この組成物をメトラーホツトステージ
FP−82にはさみ、偏光顕微鏡下で相変化を観察した。そ
の結果を下表に示す。
本組成物は降温時、−5℃以下まで冷却してもSmC
相を示し、室温を含む広い温度範囲でSmCを有する液
晶組成物が得られた。
この組成物を表面にポリビニルアルコールを塗布し、
ラビング処理した2枚の透明電極を有するガラス基板を
用い、ラビング方向が平行で、セル厚が3μmとなるよ
うに作製した液晶セルに封入し、等方性液体からSmC
相まで徐冷した。この液晶セルを2枚の偏光板にはさ
み、電圧を印加し、極性を反転させると表示状態が変化
した。これらのことから、この液晶組成物は電気光学素
子に利用できる強誘電性液晶組成物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07M 7:00 (72)発明者 藤井 恒宣 埼玉県草加市稲荷1―7―1 関東化学 株式会社中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−219251(JP,A) 特開 昭62−212346(JP,A) 特開 昭61−208031(JP,A) 特開 昭62−22889(JP,A) 特開 昭60−166646(JP,A) 特開 昭64−79292(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中Rは炭素原子数1〜16のアルキル基であり、R
    は炭素原子数15個までの不斉炭素原子を含むアルキル基
    であり、YおよびZはそれぞれ単結合を表わすか、O、
    COO、およびOCOのいずれかを表わし、X1およびX4は、そ
    れぞれフツ素原子または塩素原子を表わし、X2およびX3
    は水素原子を表わす)で表わされる光学活性シクロヘキ
    サンカルボン酸化合物。
  2. 【請求項2】前記一般式(1)におけるX1およびX4のい
    ずれもがフツ素原子である請求項1記載の光学活性シク
    ロヘキサンカルボン酸化合物。
  3. 【請求項3】前記一般式(1)におけるX1およびX4のい
    ずれもが塩素原子である請求項1に記載の光学活性シク
    ロヘキサンカルボン酸化合物。
  4. 【請求項4】一般式 (式中Rは炭素原子数1〜16のアルキル基であり、R
    は炭素原子数15個までの不斉炭素原子を含むアルキル基
    であり、YおよびZはそれぞれ単結合を表わすか、O、
    COO、およびOCOのいずれかを表わし、X1およびX4は、そ
    れぞれフツ素原子または塩素原子を表わし、X2およびX3
    は水素原子を表わす)で表わされる光学活性シクロヘキ
    サンカルボン酸化合物の少なくとも一種を含有すること
    を特徴とする液晶組成物。
  5. 【請求項5】前記一般式(1)におけるX1およびX4のい
    ずれもがフツ素原子である請求項4記載の液晶組成物。
  6. 【請求項6】前記一般式(1)におけるX1およびX4のい
    ずれもが塩素原子である請求項4に記載の液晶組成物。
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