JP2679540B2 - メモリ制御装置 - Google Patents

メモリ制御装置

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JP2679540B2
JP2679540B2 JP4210944A JP21094492A JP2679540B2 JP 2679540 B2 JP2679540 B2 JP 2679540B2 JP 4210944 A JP4210944 A JP 4210944A JP 21094492 A JP21094492 A JP 21094492A JP 2679540 B2 JP2679540 B2 JP 2679540B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/16Handling requests for interconnection or transfer for access to memory bus
    • G06F13/1668Details of memory controller
    • G06F13/1689Synchronisation and timing concerns
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/02Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、メモリ制御装置に関
し、例えば電子楽器の音源装置において波形データを記
憶する波形データメモリの入出力処理の制御に用いて好
適なメモリ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、波形メモリに記憶した波形デ
ータを所定のサンプリング周期で順次読出し、これに基
づいて楽音を発生するいわゆるPCM音源方式の音源シ
ステムが知られている。通常、音源システムは複数の発
音チャンネルを有し、時分割で発音チャンネルの処理を
行なう。例えば、所定時間を発音チャンネルの数で均等
に分割し、第1のタイムスロットの区間では第1チャン
ネルの波形データ読出しを、第2のタイムスロットの区
間では第2チャンネルの波形データ読出しを、…という
ように一通り各チャンネルの処理を行ない、これを繰返
して順次波形データを読出し、楽音を発生していた。
【0003】波形メモリへの波形データの書込みは別途
に行なわれる。すなわち、音源の動作を一旦停止し、別
のユニットから送られてくる波形データ(例えば、マイ
クから外部音を入力しサンプリングした波形データやハ
ードディスクなどにあらかじめ記憶されていた波形デー
タなど)を波形メモリに書込むようにしていた。通常、
波形データの書込みを行なっている間は、音源による発
音は行なうことができない。したがって、このような方
式では波形データから読出して発音を行なうのと並行し
て波形メモリへの書込みができないため、メモリ容量以
上の波形データを録音再生できないという問題点があ
る。
【0004】一方、波形メモリの読出しと並行して書込
みができるようにするため、複数の発音チャンネルのう
ちの一部を録音用に使用できるようにしたものがある。
これによれば、波形メモリの波形データを読出しなが
ら、ハードディスクなどから波形データを波形メモリに
書込むことができる。したがって、波形メモリのメモリ
容量以上の波形データであっても録音および再生が可能
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発音チ
ャンネルのうちの一部を録音用に使用すると、発音に用
いるチャンネルの数が減少するという問題がある。さら
に、ハードディスクなどからの波形データの転送に使用
するチャンネルの数が少ない場合には、転送時間が遅く
なるという問題がある。
【0006】この発明は、上述の従来例における問題点
に鑑み、従来の音源システムの発音チャンネルをすべて
発音用に用いて発音を行なうのと並行して、別ユニット
から送出される波形データを波形メモリに書込むことを
可能にするメモリ制御装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、第1の局面に係る発明は、メモリとデータ処理手段
との間に設けられ、これらの間のデータ転送を制御する
メモリ制御装置であって、前記メモリのリフレッシュま
たは別ユニットと前記メモリとの間のデータ転送を行な
うために、第1のアドレスデータを発生するアドレス発
生手段と、前記データ処理手段から第1の時間幅のタイ
ムスロットごとに順次出力される第2のアドレスデータ
を入力し、その第2のアドレスデータの各タイムスロッ
トの時間幅をより短く圧縮して第2の時間幅のタイムス
ロットごとに順次前記第2のアドレスデータを出力する
とともに、これによりできた空き時間の区間に前記第1
のアドレスデータを埋込み、前記第2のアドレスデータ
とともに前記第1のアドレスデータをも順次出力するよ
うにしたタイムスロット圧縮手段と、前記タイムスロッ
ト圧縮手段から順次出力されるアドレスデータが前記第
2のアドレスデータである前記第2の時間幅のタイムス
ロットの区間においては、そのアドレスで前記メモリか
らデータを読出し、かつ、前記タイムスロット圧縮手段
から順次出力されるアドレスデータが前記第1のアドレ
スデータであるタイムスロットの区間においては前記メ
モリのリフレッシュ処理または前記別ユニットと前記メ
モリとの間のデータ転送処理を行なうよう制御する制御
手段と、前記制御手段による制御のもとで読出したデー
タから、前記第2の時間幅のタイムスロットごとに前記
第2のアドレスデータに応じて順次読出されたデータを
取出して順次出力するデータ取出し手段と、前記データ
取出し手段から第2の時間幅のタイムスロットごとに順
次出力されるデータの各タイムスロットの時間幅をより
長く伸張して、第1の時間幅のタイムスロットごとに該
データを前記データ処理手段に送出するタイムスロット
伸張手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】この第1の局面に係る発明は、従来技術の
欄で説明したような電子楽器の音源システムに用いて好
適である。この場合、前記メモリは楽音波形データを記
憶した楽音波形メモリに、データ処理手段はその楽音波
形メモリから楽音波形データを読出す音源に、それぞれ
相当することとなる。
【0009】タイムスロットの時間幅を短く圧縮するこ
とにより形成された空き時間を利用して行なう処理は、
前記メモリのリフレッシュ処理または別ユニットと前記
メモリとの間のデータ転送処理である。このリフレッシ
ュ処理は、前記メモリがDRAM(ダイナミックRA
M)の場合を前提としている。
【0010】本発明を音源システムに適用した場合、別
ユニットと前記メモリとの間のデータ転送処理の具体例
としては、例えばハードディスクなどの補助記憶装置と
前記メモリとの間のデータ転送(データの読出し/書込
み)、マイクなどからの外部音入力信号をサンプリング
した波形データの前記メモリへの書込み、中央処理装置
(CPU)からの前記メモリへのデータ読出しまたは書
込み、MIDIにより外部から入力した波形データの前
記メモリへの書込みなどがある。
【0011】さらに、第2の局面に係る発明は、メモリ
とデータ処理手段との間に設けられ、これらの間のデー
タ転送を制御するメモリ制御装置であって、前記メモリ
のリフレッシュまたは別ユニットと前記メモリとの間の
データ転送を行なうために、第1のアドレスデータを発
生するアドレス発生手段と、前記データ処理手段から第
1の時間幅のタイムスロットごとに順次出力される第2
のアドレスデータを入力し、その第2のアドレスデータ
の各タイムスロットの時間幅をより短く圧縮して第2の
時間幅のタイムスロットごとに順次前記第2のアドレス
データを出力するとともに、これによりできた空き時間
の区間に前記第1のアドレスデータを埋込み、前記第2
のアドレスデータとともに前記第1のアドレスデータを
も順次出力するようにしたアドレスタイムスロット圧縮
手段と、前記データ処理手段から第1の時間幅のタイム
スロットごとに順次出力される書込みデータを入力し、
その書込みデータの各タイムスロットの時間幅をより短
く圧縮して第2の時間幅のタイムスロットごとに順次前
記書込みデータを出力するデータタイムスロット圧縮手
段と、前記アドレスタイムスロット圧縮手段から順次出
力されるアドレスデータが前記第2のアドレスデータで
ある前記第2の時間幅のタイムスロットの区間において
は、前記メモリのそのアドレスに前記データタイムスロ
ット圧縮手段から出力される書込みデータを書込み、か
つ、前記アドレスタイムスロット圧縮手段から順次出力
されるアドレスデータが前記第1のアドレスデータであ
るタイムスロットの区間においては前記メモリのリフレ
ッシュ処理または別ユニットと前記メモリとの間のデー
タ転送処理を行なうよう制御する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0012】この第2の局面に係る発明も、従来技術の
欄で説明したような電子楽器の音源システムに用いて好
適である。この場合、前記メモリは楽音波形データを記
憶した楽音波形メモリに、データ処理手段は電子楽器の
動作全体を制御するCPUに、それぞれ相当することと
なる。タイムスロットの時間幅を短く圧縮することによ
り形成された空き時間を利用して行なう処理は、前記第
1の局面に係る発明と同様である。また、別ユニットと
前記メモリとの間のデータ転送処理の具体例についても
前記第1の局面に係る発明と同様である。
【0013】
【作用】上記第1の局面に係る発明の構成によれば、こ
のメモリ制御装置の外部にあるデータ処理手段から第2
のアドレスデータが出力され、そのアドレスでメモリの
読出しが要求されたとき、その読出しを行ないつつ、並
行して前記メモリのリフレッシュまたは別ユニットと前
記メモリとの間のデータ転送を行なうことができる。デ
ータ処理手段からのメモリ読出し要求は、第1の時間幅
のタイムスロットごとに行なわれる。すなわち、データ
処理手段からは、第1の時間幅のタイムスロットごとに
第2のアドレスデータが順次出力される。
【0014】タイムスロット圧縮手段は、この第2のア
ドレスデータを順次入力し、そのタイムスロットの時間
幅をより短く圧縮して第2の時間幅のタイムスロットご
とに順次前記第2のアドレスデータを出力する。第1の
時間幅を第2の時間幅まで短く圧縮することにより、空
き時間が形成される。タイムスロット圧縮手段は、その
空き時間の区間に第1のアドレスデータを埋込む。
【0015】この第1のアドレスデータは、アドレス発
生手段が、前記メモリのリフレッシュ(メモリがDRA
Mであった場合に限る)または別ユニットと前記メモリ
との間のデータ転送を行なうために出力するものであ
る。すなわち、前記タイムスロット圧縮手段により形成
された空き時間を利用して前記メモリのリフレッシュを
行なうときは、リフレッシュする記憶領域のアドレスが
前記第1のアドレスデータとなる。また、前記空き時間
を利用して別ユニットと前記メモリとの間のデータ転送
を行なうときは、前記メモリの書込みまたは読出しアド
レスが前記第1のアドレスデータとなる。
【0016】このようにして前記タイムスロット圧縮手
段からは第1のアドレスデータ(圧縮処理によりできた
空き時間の区間で出力される)と第2のアドレスデータ
(第2の時間幅のタイムスロットで順次出力される)と
が出力される。制御手段は、前記タイムスロット圧縮手
段から順次出力されるアドレスデータが前記第2のアド
レスデータである前記第2の時間幅のタイムスロットの
区間においては、そのアドレスで前記メモリからデータ
を読出す。また制御手段は、前記タイムスロット圧縮手
段から順次出力されるアドレスデータが前記第1のアド
レスデータであるタイムスロットの区間においては、前
記メモリのリフレッシュ処理または別ユニットと前記メ
モリとの間のデータ転送処理を行なうよう制御する。
【0017】さらに、制御手段による制御のもとで読出
されたデータのうち、前記第2のアドレスデータに応じ
て読出されたデータは、データ取出し手段により取出さ
れる。取出されたデータは、第2の時間幅のタイムスロ
ットごとに順次出力されるデータであるので、それらの
データが順次出力されるタイムスロットの時間幅をタイ
ムスロット伸張手段によって伸張して第1の時間幅のタ
イムスロットごとに該データを前記データ処理手段に送
出するようにする。
【0018】以上より、前記データ処理手段は、第1の
時間幅のタイムスロットごとにアドレスデータを出力し
てメモリからデータを読出すことができる。これによ
り、前記データ処理手段は、第1の時間幅のタイムスロ
ットに基づいて時分割で種々のデータ処理を進めること
ができる。そして、それに並行してメモリのリフレッシ
ュ処理または別ユニットと前記メモリとの間のデータ転
送処理を行なうことができる。
【0019】上記第2の局面に係る発明の構成によれ
ば、このメモリ制御装置の外部にあるデータ処理手段か
ら第2のアドレスデータおよび書込みデータが出力さ
れ、そのアドレスでメモリへの書込みが要求されたと
き、その書込みを行ないつつ、並行して前記メモリのリ
フレッシュまたは別ユニットと前記メモリとの間のデー
タ転送を行なうことができる。データ処理手段からのメ
モリ書込み要求は、第1の時間幅のタイムスロットごと
に行なわれる。
【0020】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。この実施例は、本発明を電子楽器に適用したもの
である。
【0021】図1は、この発明の一実施例に係るメモリ
制御装置を適用した電子楽器のブロック構成を示す。こ
の電子楽器は、中央処理装置(CPU)1、リードオン
リメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RA
M)3、鍵盤4、波形メモリ5、波形メモリ制御回路
6、PCM(パルスコードモジュレーション)音源7、
ディジタルアナログ変換器(DAC)8、サウンドシス
テム9、アナログディジタル変換器(ADC)10、ハ
ードディスク12、SCSI(Small Compu
ter System Interface)コントロ
ーラ13、表示器14、パネルスイッチ15、MIDI
インターフェース16、およびバスライン18を備えて
いる。
【0022】CPU1は、この電子楽器全体の動作を制
御する。ROM2は、CPU1が実行するプログラムお
よび各種の定数データやテーブルデータなどを記憶す
る。RAM3は、CPU1が動作するときのワークエリ
アなどに用いられる。鍵盤4は、演奏者が演奏操作する
ための複数の鍵を有する鍵盤である。演奏者の演奏操作
により、鍵盤4はキーオン/オフ信号およびキーコード
などの演奏情報を出力する。この演奏情報は、バスライ
ン18を介してCPU1に入力する。CPU1は、入力
した演奏情報に応じてPCM音源7に楽音発生を指示す
る。
【0023】波形メモリ5は、楽音波形データを記憶す
るDRAMである。波形メモリ制御回路6は、波形メモ
リ5のデータ転送を制御する制御回路である。波形メモ
リ5がDRAMであるので、以後、波形メモリ制御回路
6をDRAM制御回路と呼ぶものとする。
【0024】PCM音源7は、CPU1からの指示に応
じて波形メモリ5から楽音波形データを繰返し読出し必
要に応じて適宜所定の処理を行ない、ディジタル楽音信
号を生成出力する。PCM音源7は、第1チャンネルか
ら第16チャンネルまでの16個の発音チャンネルを備
えており、時分割で各発音チャンネルの処理を行なうよ
うになっている。PCM音源7から出力される楽音信号
は、DAC8によりアナログ信号に変換されサウンドシ
ステム9に入力する。サウンドシステム9は、入力した
アナログ楽音信号に基づいて、実際に楽音を放音する。
【0025】ADC10には、マイクロフォン11など
のアナログ楽音信号を入力する装置を接続することがで
きる。ADC10に入力したアナログ楽音信号は、所定
のサンプリング周波数でサンプリングされ、ディジタル
楽音波形データに変換される。そのディジタル楽音波形
データは、シリアル伝送にてDRAM制御回路6に入力
し、DRAM制御回路6の制御のもとで波形メモリ5に
書込むことができる。
【0026】ハードディスク12は、楽音波形データ
(およびその他のデータ)を記憶する補助記憶装置であ
る。ハードディスク12に記憶されている楽音波形デー
タは、SCSIコントローラ13を介してDRAM制御
回路6に入力し、DRAM制御回路6の制御のもとで波
形メモリ5に書込むことができる。逆に、DRAM制御
回路6の制御のもとで波形メモリ5の波形データをハー
ドディスク12に書込むことができる。ハードディスク
12の代わりに、光ディスク装置などを用いてもよい。
【0027】表示器14は、各種の情報を表示するため
にこの電子楽器のパネル上に設けられている表示器であ
る。パネルスイッチ15は、音色の選択などを行なうた
めのスイッチ群である。パネルスイッチ15を操作して
音色を選択すると、CPU1による制御のもとで、その
音色に対応する波形データがROM2またはハードディ
スク12から読出され波形メモリ5にセットされる。M
IDIインターフェース16には、外部サンプラー17
などのMIDI機器を接続することができる。そして、
MIDIインターフェース16を介して外部機器から波
形データなどを入力することができる。
【0028】この電子楽器では、PCM音源7が波形メ
モリ5から波形データを読出して発音を行なうのと並行
して、波形メモリ5のリフレッシュおよび別ユニットか
らの波形メモリ5のアクセスができるようになってい
る。
【0029】別ユニットからの波形メモリ5のアクセス
としては、ハードディスク12との間の波形データの読
出し/書込み、ADC10経由で入力した波形データの
書込み、およびCPU1との間の波形データの読出し/
書込みが実現できるようになっている。さらに、この電
子楽器では、CPU1が波形メモリ5に波形データを書
込むのと並行して、上記と同様の波形メモリ5のリフレ
ッシュおよび別ユニットからの波形メモリ5のアクセス
ができるようになっている。
【0030】そのような並行した処理を実現するため、
この実施例の電子楽器では、DRAM制御回路6とPC
M音源7との間のアクセスタイミングと、DRAM制御
回路6と波形メモリ5との間のアクセスタイミングと
を、異なるようにしている。以下、これらのアクセスタ
イミングについて説明する。
【0031】図2(a)はDRAM制御回路6とPCM
音源7との間のアクセスタイミングを示す図である。こ
の図において、1つ1つの各矩形はタイムスロットを示
す。矩形内に記載された数値は、そのタイムスロットの
区間でその数値のチャンネルの処理を行なうことを示
す。例えば、タイムスロット201は第1チャンネルの
処理を行なうタイムスロットを示す。
【0032】21は第1〜第4チャンネルの処理を行な
う16個のタイムスロットを示す。22はタイムスロッ
トの列21に引続き第5〜第8チャンネルの処理を行な
う16個のタイムスロットを示す。23はタイムスロッ
トの列22に引続き第9〜第12チャンネルの処理を行
なう16個のタイムスロットを示す。24はタイムスロ
ットの列23に引続き第13〜第16チャンネルの処理
を行なう16個のタイムスロットを示す。
【0033】各チャンネルについて4つのタイムスロッ
トを割当てているのは、1つのチャンネルで4回波形メ
モリをアクセスし、4つの波形データを得るためであ
る。例えば、PCM音源7は、4つのタイムスロット2
01〜204のそれぞれの区間で波形メモリ5のアドレ
スを順次出力し、4つの波形データを得て、それらを用
いて補間処理を行ない第1チャンネルについての1つの
ディジタル楽音信号を生成する。他のチャンネルについ
ても同様に4つの波形データから1つのディジタル楽音
信号を生成する。
【0034】タイムスロットの列21〜24のそれぞれ
の時間長さは5μ秒(200kHz)である。4列21
〜24の16×4個のタイムスロットですべてのチャン
ネルについてそれぞれ1つのディジタル楽音信号が生成
できるから、PCM音源7は20μ秒(50kHz)で
全チャンネルの処理を終える。そして、PCM音源7は
これを繰返して処理を進めていく。
【0035】従来はPCM音源と波形メモリが直接接続
されていたので、PCM音源は図2(a)の各タイムス
ロットの区間でアドレスデータを出力し所要の波形デー
タを取得していた。一方、この実施例の電子楽器では、
PCM音源7から図2(a)の各タイムスロットの区間
で順次出力されるアドレスデータはまずDRAM制御回
路6に入力する。DRAM制御回路6は、図2(a)の
タイムスロットを圧縮し、空き時間を作ってその空き時
間の区間にリフレッシュ用のアドレスやハードディスク
との間のデータ転送用のアドレスなどを埋込んで波形メ
モリ5をアクセスする。
【0036】図2(b)はDRAM制御回路6と波形メ
モリ5との間のアクセスタイミングを示す図である。こ
の図において、1つ1つの各矩形はDRAM制御回路6
から波形メモリ5をアクセスするときのタイムスロット
を示す。
【0037】31は図2(a)のタイムスロットの列2
1を圧縮し空き時間の区間に所定のアドレスデータを埋
め込んだタイムスロットの列を示す。32はタイムスロ
ットの列31に引続く列であり、図2(a)のタイムス
ロットの列22を圧縮し空き時間の区間に所定のアドレ
スデータを埋め込んだタイムスロットの列を示す。33
はタイムスロットの列32に引続く列であり、図2
(a)のタイムスロットの列23を圧縮し空き時間の区
間に所定のアドレスデータを埋め込んだタイムスロット
の列を示す。34はタイムスロットの列33に引続く列
であり、図2(a)のタイムスロットの列24を圧縮し
空き時間の区間に所定のアドレスデータを埋め込んだタ
イムスロットの列を示す。
【0038】各列31〜34のそれぞれの時間長さは図
2(a)と同様に5μ秒(200kHz)である。した
がって、4列31〜34のすべてのタイムスロットの処
理を終える時間は図2(a)と同じく20μ秒(50k
Hz)となる。
【0039】矩形内に記載された数値は、チャンネル番
号であり、図2(a)に示したタイムスロットの各区間
に対応する。例えば、図2(a)の4つのタイムスロッ
ト201〜204は圧縮され、図2(b)の4つのタイ
ムスロット301〜304に対応することとなる。した
がって、PCM音源7から波形データを読出すときに、
PCM音源7からタイムスロット201〜204の各時
間区間で順次出力されたアドレスデータは、DRAM制
御回路6で圧縮されタイムスロット301〜304の各
時間区間で波形メモリ5に送出されることとなる。図2
(a)の他のタイムスロットについても同様である。
【0040】図2(b)において、圧縮により形成され
た空き時間部分につき説明する。
【0041】まず、タイムスロット311の区間におい
て、DRAM制御回路6は波形メモリ5に向けてリフレ
ッシュアドレスR(およびリフレッシュ処理のための制
御信号)を出力する。これにより、波形メモリ5のリフ
レッシュ処理が行なわれる。図2(b)の列33の先頭
にある「R」の記載があるタイムスロットも同様であ
る。
【0042】タイムスロット312の区間において、D
RAM制御回路6は、ADC10から入力した波形デー
タを書込むべき波形メモリ内領域のアドレスMを波形メ
モリ5に向けて出力する。さらにその後、DRAM制御
回路6は、ADC10から入力した波形データそのもの
を波形メモリ5に出力する。これにより、マイクロフォ
ン11などの外部機器からADC10を介して入力した
波形データの波形メモリ5への書込み処理(いわゆるP
CM録音)が行なわれる。図2(b)の列32〜34の
それぞれの中程にある「M」の記載があるタイムスロッ
トも同様である。なおこの実施例では、図2(b)にお
いて「M」の記載がある4つのタイムスロットを時分割
で用いることにより、4チャンネル分の外部からの波形
データの録音を行えるようになっている。
【0043】タイムスロット313の区間において、D
RAM制御回路6は、CPU1から波形データを書込み
または読出すべき波形メモリ内領域のアドレスCを波形
メモリ5に向けて出力する。さらにその後、波形メモリ
5への書込み処理の場合には、DRAM制御回路6はC
PU1から入力した書込みデータも波形メモリ5に出力
する。波形メモリ5からの読出し処理の場合には、DR
AM制御回路6は波形メモリ5から読出したデータを
(所定のレジスタに格納することにより)CPU1に渡
す。以上のようにして、CPU1からの波形メモリ5へ
のアクセス処理を行なうことができる。図2(b)の列
34の先頭にある「C」の記載があるタイムスロットも
同様である。
【0044】タイムスロット320〜323の区間にお
いて、DRAM制御回路6は、ハードディスク12と波
形メモリ5との間のデータ転送(SCSIによるDM
A)処理により波形データを書込みまたは読出すべき波
形メモリ内領域のアドレスS0〜S3(連続アドレス)
を出力する。さらにその後、ハードディスク12の波形
データを波形メモリ5へ書込む処理の場合には、DRA
M制御回路6は、ハードディスク12から読出した波形
データを波形メモリ5に出力する。波形メモリ5から読
出した波形データをハードディスク12に書込む処理の
場合には、DRAM制御回路6は、波形メモリ5から読
出した波形データをハードディスク12に向けて出力す
る。以上のようにして、ハードディスク12と波形メモ
リ5との間のデータ転送処理を行なうことができる。図
2(b)の列31の後半部にある「S0」〜「S3」、
および列32〜34の前半部と後半部にある「S0」〜
「S3」の記載があるタイムスロットも同様である。
【0045】なお、図2(a)はPCM音源7から波形
データを読出すときのアクセスタイミングを示している
が、この実施例の電子楽器では、このアクセスタイミン
グでCPU1から波形メモリ5への波形データ書込みを
行なうこともできる。この場合、CPU1は、図2
(a)の各タイムスロットでDRAM制御回路6に書込
みアドレスを出力し、その後さらに書込みデータを出力
する。DRAM制御回路6は、上述したようにタイムス
ロットの圧縮を行ない、図2(b)のアクセスタイミン
グで波形メモリ6に書込みを行なう。空き時間の利用
は、PCM音源7からの読出しの場合と同じである。
【0046】次に、DRAM制御回路6の構成について
詳細に説明する。
【0047】図3は、DRAM制御回路6の一部のブロ
ック構成を示す。この図は、DRAM制御回路6のうち
アドレスデータを処理する部分を図示したものである。
この図において、DRAM制御回路6は、音源アドレス
インターフェース601、リフレッシュカウンタ60
2、ADC書込みカウンタ603、ハードディスク転送
カウンタ604、レジスタ群605、制御クロック発生
部606、タイミング発生部607、マルチプレクサ6
08、タイムスロット変換部609、補助カウンタ61
0、セレクタ611、および制御信号発生部612を備
えている。
【0048】図4は、図3のタイムスロット変換部60
9のブロック構成を示す。タイムスロット変換部609
は、ラッチ621、ラッチ622、遅延回路623、お
よびセレクタ624を備えている。
【0049】図3を参照して、音源アドレスインターフ
ェース601は、PCM音源7からアドレスバスに出力
されたアドレスデータを入力するためのインターフェー
スである。PCM音源7から出力されたアドレスデータ
は、音源アドレスインターフェース601を介して、マ
ルチプレクサ608の入力端子PTに入力する。なお、
PCM音源7から波形データを読出す代わりに、CPU
1から(図2(a)のタイミングで)アドレスを与えて
波形メモリ5に書込みを行なう場合は、レジスタ群60
5内の所定のレジスタから音源アドレスインターフェー
ス601を介してマルチプレクサ608の入力端子PT
にアドレスを入力する。
【0050】リフレッシュカウンタ602は、波形メモ
リ5のリフレッシュアドレスを発生する。リフレッシュ
カウンタ602は、リフレッシュ処理が行われるごとに
カウントアップされるようになっている。
【0051】なお、DRAMである波形メモリ5はアド
レスをロウ(ROW)アドレスとカラム(colum
n)アドレスとにマルチプレクスして入力するが、リフ
レッシュのときはロウアドレスのみ入力して、そのロウ
(ROW)アドレスの全記憶ビットをリフレッシュする
ようになっている。そのため、リフレッシュカウンタ6
02は、アドレスデータのうちロウアドレスに相当する
上位部分のみをカウントするカウンタになっており、カ
ラムアドレスに相当する下位部分の各ビットはすべて
「0」とされる。ロウアドレスを表すリフレッシュカウ
ンタ602の出力およびカラムアドレス部の「0」が合
せられたリフレッシュアドレスRは、マルチプレクサ6
08の入力端子RTに入力する。
【0052】ADC書込みカウンタ603は、ADC1
0の動作クロック信号に基づきカウントアップされるカ
ウンタである。このカウンタ603の値は、ADC10
から出力される波形データを書込むべき波形メモリ5上
のアドレスMであり、マルチプレクサ608の入力端子
MTに入力する。CPU1がレジスタ群605の所定の
レジスタに初期値を書込むと、カウンタ603にその初
期値(書込み開始アドレス)が設定される。ADC10
は動作クロック信号にしたがってマイクロフォン11に
より入力した外部音をディジタルの波形データに変換し
て出力するが、カウンタ603の値、すなわち書込みア
ドレスMは、ADC10が波形データを出力するごとに
カウントアップされていくこととなる。
【0053】ハードディスク転送カウンタ604のカウ
ント値は、ハードディスク12と波形メモリ5との間の
データ転送を行なう際の波形メモリ5上のアドレスSを
表す。すなわち、そのカウント値は、ハードディスク1
2に記憶されている波形データを波形メモリ5に転送す
るときは書込みアドレスを表し、波形メモリ5に記憶さ
れている波形データをハードディスク12に転送すると
きは読出しアドレスを表す。
【0054】書込みあるいは読出しは、4つの波形デー
タごとに行なわれる。例えば、ハードディスク12から
波形メモリ5への転送の場合は、ハードディスク12か
ら読出した波形データが4つ集まると(図5のFIFO
回路(後述))、カウンタ604がカウントアップされ
る。その結果、カウンタ604の値は、4つの波形デー
タを連続的に書込むべき波形メモリ5上の書込み先頭ア
ドレス(実際には下位2ビットを除いたデータ)を表す
こととなる。カウンタ604の値は、マルチプレクサ6
08の入力端子STに出力する。
【0055】なお、4つの波形データを波形メモリ5の
連続したアドレスの4つの領域に書込むこととなるの
で、カウンタ604は下位2ビットを除いたアドレスを
表し、下位2ビットはいずれも強制的に「0」とされて
いる。下位2ビットについては、後段の補助カウンタ6
10で強制的に「0」〜「3」に設定される。
【0056】レジスタ群605は、CPU1のバス18
に接続されている。レジスタ群605に含まれるすべて
のレジスタは、CPU1から書込みおよび読出しを行な
うことができる。レジスタ群605は、波形メモリ5か
ら読出した波形データを記憶する読出しデータレジス
タ、および波形メモリ5に書込むべき波形データを記憶
する書込みデータレジスタを備えている。また、ADC
書込みカウンタ603の初期値を設定するレジスタ、ハ
ードディスク転送カウンタ604の初期値を設定するレ
ジスタ、および音源アドレスインターフェース601に
入力するアドレスを設定するレジスタを備えている。
【0057】さらに、レジスタ群605は、CPU1か
ら波形メモリ5にアクセスするときの、波形メモリ5上
のアドレスを保持するアドレスレジスタを備えている。
そのアドレスレジスタからの出力Cは、マルチプレクサ
608の入力端子CTに入力する。
【0058】その他、レジスタ群605は各種の制御レ
ジスタを備えている。CPU1からこれらの制御レジス
タに制御データを書込むと、その制御データは各部への
制御信号として出力されるようになっている。特に、制
御信号XW,PW,HWは、制御クロック発生部606
に入力する。制御クロック発生部606は、制御信号X
W,PW,HWを入力して、各種の制御クロックHD
R,HDW,WRT,CPR,CPWを発生する。
【0059】制御信号発生部612は、制御クロック発
生部606からのライト/リード信号WRTを入力し
て、ロウアドレスストローブ信号RAS、カラムアドレ
スストローブ信号CAS、およびライト制御信号WRを
発生する。
【0060】以下、これらの制御信号および制御クロッ
クについて、説明する。 XW:図2(b)の列31〜34のそれぞれの先頭と
中程にあるスロット、すなわちリフレッシュアドレス
R、CPU1からのアクセスアドレスC、またはADC
10からのデータの書込みアドレスMが波形メモリ5に
入力したときに、波形メモリ5にデータを書込むのかま
たは波形メモリ5からデータを読出すのかを区別する制
御信号である。CPU1からの指示により制御信号XW
の値が定まる。実際には、リフレッシュアドレスRが波
形メモリ5に入力したときは、書込み/読出しのどちら
でもないから、制御信号XWの値は不定でよい。ADC
10からのデータの書込みアドレスMが波形メモリ5に
入力したときは、書込みであるから、制御信号XWの値
は書込みを指示する値となる。CPU1からのアクセス
アドレスCが波形メモリ5に入力したときは、CPU1
から指示された値が制御信号XWとして出力される。
【0061】PW:図2(b)の列31〜34のうち
「1」〜「16」のチャンネル番号が記載されたスロッ
トでアドレスが波形メモリ5に入力したときに、波形メ
モリ5にデータを書込むのかまたは波形メモリ5からデ
ータを読出すのかを区別する制御信号である。CPU1
からの指示により制御信号PWの値が定まる。PCM音
源7から波形データを読出す場合制御信号PWは読出し
を指示する値、CPU1から波形データを書込む場合制
御信号PWは書込みを指示する値となる。
【0062】HW:図2(b)の列31〜34のうち
ハードディスク12とのデータ転送を行なう際のアドレ
スS0〜S3を出力するスロットでこれらのアドレスが
波形メモリ5に入力したときに、波形メモリ5にデータ
を書込むのかまたは波形メモリ5からデータを読出すの
かを区別する制御信号である。CPU1からの指示によ
り制御信号HWの値が定まる。ハードディスク12から
データを読出して波形メモリ5に書込む処理を行なう場
合制御信号HWは書込みを指示する値、波形メモリ5か
らデータを読出してハードディスク12に書込む処理を
行なう場合制御信号HWは読出しを指示する値となる。
【0063】HDR:図2(b)の列31〜34のア
ドレスS0〜S3を出力するスロットでアドレスを出力
し波形メモリ5からデータを読出すときは、4つのデー
タを連続して読出しまとめてハードディスク12へと送
出するようになっているため、DRAM制御回路6は4
つのデータを一時記憶するFIFO回路(後述する図5
の付番639)を備えている。制御クロックHDRは、
このFIFO回路に波形メモリ5から読出したデータを
記憶するときの書込み制御クロックである。
【0064】HDW:図2(b)の列31〜34のア
ドレスS0〜S3を出力するスロットでアドレスを出力
し波形メモリ5にデータ(ハードディスク12から読出
したデータ)を書込むときは、4つのデータを連続して
書込むようになっているため、DRAM制御回路6はハ
ードディスク12からの4つのデータを一時記憶するF
IFO回路(後述する図5の641)を備えている。制
御クロックHDWは、このFIFO回路に一時記憶され
たデータを取出すときの読出し制御クロックである。
【0065】WRT:図2(b)のアクセスタイミン
グで波形メモリ5にアドレスが入力する各タイムスロッ
トの区間で、波形メモリ5にデータを書込むのかまたは
波形メモリ5からデータを読出すのかを区別するライト
/リード信号WRTである。図2(b)の各タイムスロ
ットのうち、アドレスR,C,Mが波形メモリ5に入力
されるときは上記制御信号XWが、「1」〜「16」の
チャンネル番号が記載されたスロットでアドレスが波形
メモリ5に入力されるときは上記制御信号PWが、アド
レスS0〜S4が波形メモリ5に入力されるときは上記
制御信号HWが、それぞれライト/リード信号WRTと
して出力される。
【0066】RAS,CAS:ロウアドレスストロー
ブ信号およびカラムアドレスストローブ信号である。い
ずれも負論理でDRAMである波形メモリ5に入力する
信号である。アドレスデータが波形メモリ5に入力して
いるとき、これらのストローブ信号が立ち下がると、波
形メモリ5にロウアドレスおよびカラムアドレスが取込
まれる。
【0067】WR:負論理でDRAMである波形メモ
リ5に入力するライト制御信号である。この制御信号が
立ち下がることにより、波形メモリ5へのデータ書込み
が実行される。なお、DRAMのデータ書き込みの方法
としては、アドレスが確定する前にライト制御信号WR
を立ち下げる方法を用いるものもあるが、どちらの方法
であっても制御信号発生部612は、ライト/リード信
号WRTに基づいて適正なタイミングでライト制御信号
WRを出力するようになっている。
【0068】図3において、マルチプレクサ608は、
タイミング発生部607から送出されるタイミング信号
に基づいて入力端子PT,RT,MT,ST,CTのい
ずれの入力データを選択して出力するかを決定する。ま
た、タイミング発生部607は、その他の各種のタイミ
ング信号を発生する。マルチプレクサ608からの出力
データTIは、タイムスロット変換部609に入力す
る。図4を参照して、タイムスロット変換部609につ
き説明する。
【0069】タイムスロット変換部609への入力デー
タTIはラッチ621にラッチされる。ラッチ621か
らの出力データLOはラッチ622にラッチされる。ラ
ッチ622からの出力データSI1は、セレクタ624
の入力端子S1および遅延回路623に入力する。遅延
回路623は、入力データを所定時間遅延させる。遅延
回路623からの出力データSI2は、セレクタ624
の入力端子S2に入力する。
【0070】セレクタ624は、タイミング発生部60
7から出力されるタイミング信号に応じて入力データS
I1またはSI2を選択出力する。セレクタ624から
の出力データが、タイムスロット変換部609の出力デ
ータTOとして出力される。
【0071】再び図3を参照して、タイムスロット変換
部609から出力された出力データ(アドレスデータ)
TOは、ロウあるいはカラムのアドレス別にセレクタ6
11の入力端子R0,C0に入力する。また、補助カウ
ンタ610からの出力と合せてセレクタ611の入力端
子CXに入力する。これらのセレクタ611の入力デー
タおよび選択出力のタイミングについては、後に詳しく
説明する。セレクタ611からの出力データADが、D
RAM制御回路6から波形メモリ5へ出力されるアドレ
スデータADとなる。
【0072】図6は、図3のDRAM制御回路6におけ
るアドレスデータの処理を説明するためのタイムチャー
トである。図6のタイムチャートおよび図3,4のブロ
ック構成図を参照して、アドレスデータの処理につき説
明する。
【0073】図6において、列P,R,Sはそれぞれマ
ルチプレクサ608の入力端子PT,RT,STへ入力
するデータP,R,Sを示している。PCM音源7から
マルチプレクサ608の入力端子PTに入力するアドレ
スデータを表す列Pは、図2(a)の列21の前半部の
8つのタイムスロット分に相当する。
【0074】図6のタイムスロット201の矩形中に
「P1−1」と記載してあるのは、このタイムスロット
の区間でマルチプレクサ608の入力端子Pに入力する
データがPCM音源7の第1チャンネル用の第1番目の
アドレスデータであることを示している。同様に、タイ
ムスロット202〜204の「P1−2」「P1−3」
「P1−4」との記載は、それぞれのタイムスロットの
区間において入力端子Pに入力するデータが、第1チャ
ンネル用の第2〜4番目のアドレスデータであることを
示している。第2チャンネル用の4つのタイムスロット
の「P2−1」「P2−2」「P2−3」「P2−4」
の記載も同様である。
【0075】図6の列TIは図3のマルチプレクサ60
8の出力データを表す。矢印211〜220は、それぞ
れの時点でマルチプレクサ608がどの入力を選択出力
するかを示す。すなわち、まずタイムスロット201が
開始する少し前の矢印211の時点で、マルチプレクサ
608は入力端子RTのリフレッシュアドレスRを選択
出力する。次に、矢印212〜215の各時点でそれぞ
れ入力端子PTのPCM音源7からのアドレスデータP
1−1〜P1−4を選択出力する。また、矢印216の
時点で入力端子STに入力しているハードディスクとの
間のデータ転送の際に用いるアドレスデータSを出力す
る。次に、矢印217〜220の各時点でそれぞれ入力
端子PTのPCM音源7からのアドレスデータP2−1
〜P2−4を出力する。マルチプレクサ608における
このような多重化処理はタイミング発生部607から送
出されるタイミング信号に基づいて行なわれる。
【0076】マルチプレクサ608からの出力データT
Iは、タイムスロット変換部609のラッチ621(図
4)にラッチされる。図6の矢印221〜230はラッ
チ621のラッチタイミングを示す。このラッチタイミ
ングは、タイミング発生部607から送出されるタイミ
ング信号に基づく。図6の列LOは、図4のラッチ62
1からの出力データLOを表す。
【0077】ラッチ621からの出力データLOはラッ
チ622にラッチされる。図6の矢印231〜240は
ラッチ622のラッチタイミングを示す。このラッチタ
イミングは、タイミング発生部607から送出されるタ
イミング信号に基づく。図6の列SI1は、ラッチ62
2からの出力データ、すなわちセレクタ624の入力端
子S1への入力データSI1を表す。ラッチ622から
の出力データは、遅延回路623に入力し、所定時間遅
延されて出力される。図6のSI2は、遅延回路623
からの出力データSI2を表す。
【0078】セレクタ624は、タイミング発生部60
7から送出されるタイミング信号に基づき、入力端子S
1に入力するデータSI1または入力端子S2に入力す
るデータSI2を選択出力する。図6の「セレクタ62
4」に示すように、セレクタ624は、ラッチ622が
アドレスデータP1−1をラッチするタイミング(矢印
232)までは入力データSI2を選択出力し、それ以
後は入力データSI1と入力データSI2の両者がハー
ドディスク転送用のアドレスSを出力する時点まで入力
データSI1を選択出力し、さらにそれ以後は入力デー
タSI2を選択出力するように切換えられる。したがっ
て、セレクタ624からの出力データTO(タイムスロ
ット変換部609の出力)は、図6の列TOに示すよう
に出力される。
【0079】図3を参照して、タイムスロット変換部6
09の出力データ(アドレスデータ)TOのうち、ロウ
アドレスに相当する上位部分はセレクタ611の入力端
子R0に入力する。出力データTOのうちカラムアドレ
スに相当する下位部分は、セレクタ611の入力端子C
0およびCXに入力する。ただし、セレクタ611の入
力端子CXの下位2ビットには、出力データTOでな
く、補助カウンタ610からの出力(2ビット)が接続
されている。
【0080】図6の「補助カウンタ610」に示すよう
に、補助カウンタ610は、10進の「0」〜「3」
(ビットデータでは「00」「01」「10」「1
1」)を繰返し出力する。特に、タイムスロット変換部
609からの出力データTOがハードディスクとのデー
タ転送を行なう際のアドレスデータSである区間246
において、補助カウンタ610は10進の「0」〜
「3」を一通り出力するようになっている。
【0081】セレクタ611は、タイミング発生部60
7から出力されるタイミング信号に応じて入力端子R
0,C0,あるいはCXを選択する。図6の「セレクタ
611」にそのタイミングを示す。まず、図6におい
て、出力データTOとしてリフレッシュアドレスRが出
力される区間241では、セレクタ611は入力端子R
0およびC0を順次選択出力する。これにより当該区間
241でリフレッシュアドレスRのロウアドレスとカラ
ムアドレス(リフレッシュ処理においてカラムアドレス
は不要なデータであるので「0」とされている)とが出
力される。
【0082】次に、出力データTOとしてPCM音源7
からのアドレスデータP1−1が出力される区間242
では、セレクタ611は入力端子R0およびC0を順次
選択出力する。これにより当該区間242でPCM音源
7から送出された読出しアドレスP1−1のロウアドレ
スとカラムアドレスとが出力される。出力データTOと
してアドレスデータP1−2〜P1−4が出力される区
間243〜245においても同様である。
【0083】次に、出力データTOとしてハードディス
ク転送用に出力されたアドレスSが出力される区間24
6では、まず始めにセレクタ611は入力端子R0を選
択出力する。これにより、まずハードディスク転送用ア
ドレスSのうちロウアドレスが出力される。次に、補助
カウンタ610が「0」〜「3」をカウントする各区間
で、セレクタ611は入力端子CXを選択出力する。こ
れにより、ハードディスク転送用アドレスSのうちカラ
ムアドレス(下位2ビットは補助カウンタ610からの
「0」〜「3」の値とされたデータ)4つ分が出力され
る。
【0084】なお、このようにロウアドレスを1回出力
して次にカラムアドレスを順次4回出力しているのは、
波形メモリ5とハードディスク12との間のデータ転送
を行なう際にはDRAM(波形メモリ5)におけるいわ
ゆる高速アクセスモードを用いてデータ転送を行なって
いるためである。このようなデータ転送においては、書
込み/読出しする波形メモリ5のアドレスは連続してい
るので、補助カウンタ610でアドレスの下位2ビット
を強制的に「0」〜「3」としてアドレスを発生してい
る。DRAMの高速アクセスモードとは、例えばページ
モード、エンハンストページモード、およびスタチック
コラムモードなどである。
【0085】図6において、出力データTOとしてPC
M音源7からのアドレスデータP2−1〜P2−4が出
力される区間247〜250では、上述のP1−1〜P
1−4の場合と同様にして、PCM音源7から送出され
た読出しアドレスP2−1〜P2−4のロウアドレスと
カラムアドレスとが出力される。
【0086】以上のようにして、セレクタ611からの
出力データ、すなわちDRAM制御回路6から波形メモ
リ5に向けて出力されるアドレスデータADが生成出力
される。図6の最下段に示した列ADは、出力アドレス
データADを表し、図2(b)の列31の前半部の13
個のタイムスロットに相当する。このアドレスデータA
Dが、DRAM制御回路6から波形メモリ5に出力され
るアドレスである。なお、図6の列ADでは、図2
(b)に合せてロウアドレスとカラムアドレスの組を1
つの矩形で表している。
【0087】このようにアドレスデータADが出力され
るのと同期して、図3の制御信号発生部612からロウ
アドレスストローブ信号RASおよびカラムアドレスス
トローブ信号CASが出力され、波形メモリ5に書込み
/読出しアドレスが取込まれる。図6の下段にロウアド
レスストローブ信号RASおよびカラムアドレスストロ
ーブ信号CASのタイミングを示す。DRAM制御回路
6から出力され波形メモリ5に入力するアドレスデータ
ADがロウアドレスである各タイムスロットではロウア
ドレスストローブ信号RAS(負論理)が立ち下がり、
これにより波形メモリ5にロウアドレスが取込まれる。
また、アドレスデータADがカラムアドレスである各タ
イムスロットではカラムアドレスストローブ信号CAS
(負論理)が立ち下がり、これにより波形メモリ5にカ
ラムアドレスが取込まれる。
【0088】なお、ここでは特に図2(b)の列31の
前半部の13個のタイムスロットに示すアドレスデータ
(図6のAD)を生成出力する処理について説明した
が、図2(b)の列31の後半部および列32〜34の
前半部と後半部のアドレスデータの生成出力も同様に行
なわれる。
【0089】ただし、列31〜34のそれぞれの後半部
のアドレスデータ生成出力においては、リフレッシュア
ドレスを出力する代わりにADC10からの波形データ
を書込む書込みアドレスMを出力しなければならないか
ら、マルチプレクサ608はリフレッシュカウンタ60
2の代わりにADC書込みカウンタ603の出力Mを選
択出力することとなる。また、列32,34の前半部の
アドレスデータ生成出力においては、リフレッシュアド
レスRを出力する代わりにCPU1からのアクセスアド
レスCを出力しなければならないから、マルチプレクサ
608はリフレッシュカウンタ602の代わりにレジス
タ群605のアドレスレジスタの値を選択出力すること
となる。
【0090】図5は、DRAM制御回路6の一部のブロ
ック構成を示す。この図は、DRAM制御回路6のうち
波形メモリ5との間で転送される書込み/読出しデータ
を処理する部分を図示したものである。この図におい
て、DRAM制御回路6は、遅延回路631、セレクタ
632、遅延回路633、ラッチ634、遅延回路63
5、ラッチ636,638、FIFO(First−I
n First−Out)回路637,639、SCS
Iインターフェース640、FIFO回路641、セレ
クタ642、ゲート回路643、ADCインターフェー
ス645、FIFO回路644,646、マルチプレク
サ647、およびタイムスロット変換部648を備えて
いる。
【0091】図7は、図5のDRAM制御回路6による
波形メモリ5からのデータ読出し処理を説明するための
タイムチャートである。
【0092】図7のタイムチャートおよび図5のブロッ
ク構成図を参照して、PCM音源7からのデータ読出し
処理におけるデータの流れを説明する。DRAM制御回
路6から波形メモリ5に与えたアドレスデータADがP
CM音源7からのアドレスデータP1−1〜P2−4な
ど(他のチャンネルについても同様)である場合、それ
に対応して波形メモリ5から読出されたデータは、遅延
回路631→セレクタ632→遅延回路633→セレク
タ632→ラッチ634→遅延回路635の経路を経
て、PCM音源7に渡される。以下、このようなデータ
の流れについて説明する。
【0093】図7において、列PはPCM音源7からマ
ルチプレクサ608の入力端子PTに向けて出力される
アドレスデータを表し、これは図6における列Pと同じ
ものである。図3,4および6を用いて説明したよう
に、DRAM制御回路6は、このアドレスデータを圧縮
し空き時間にリフレッシュアドレスRやハードディスク
転送用アドレスS(S0〜S4)などを埋込んでアドレ
スデータADを生成し、波形メモリ5に出力する。図7
の列ADはこのアドレスデータADを表し、これは図6
における列ADと同じものである。
【0094】波形メモリ5へのアドレスの取込みにおい
ては、まずロウアドレスが送出されロウアドレスストロ
ーブ信号RASによりロウアドレスが取込まれ、次にカ
ラムアドレスが送出されカラムアドレスストローブ信号
CASによりカラムアドレスが取込まれる。したがっ
て、波形メモリ5においてアドレスが確定するのはカラ
ムアドレスが取込まれた後であり、図7の「アドレス確
定区間」に示す各区間341〜353においてである。
なお、リフレッシュ処理ではカラムアドレスは無効であ
るから、区間341は点線で表してある。リフレッシュ
処理の代わりに、CPU1からのアクセス処理またはA
DC10からのデータの書込み処理を行なうときは、区
間341がアドレス確定区間となる。
【0095】図7のアドレス確定区間のうち特にPCM
音源7からのアドレスデータP1−1〜P2−4が確定
する区間342〜345,350〜353に着目する。
まずそれぞれの区間においてアドレスが確定すると、波
形メモリ5から波形データが読出され、図5の遅延回路
631に入力する。遅延回路631は、読出された波形
データを所定時間遅延し出力データRDとして出力す
る。
【0096】図7の列RDは、図5の遅延回路631か
らの出力データRDを表す。PD1−1〜PD1−4
は、それぞれアドレスP1−1〜P1−4に対応して読
出された波形データを示す。PD2−1〜PD2−4も
同様である。アドレス確定区間の各矩形から出力データ
RDへの点線の矢印は、アドレスとそのアドレスに対し
て読出されたデータとの対応を示している。
【0097】図5の遅延回路631からの出力データR
Dは、セレクタ632の入力端子S2に入力する。セレ
クタ632の出力データは、遅延回路633に入力する
とともに、ラッチ634に入力する。遅延回路633
は、3ステージのシフトレジスタになっており、所定の
タイミングで入力データを、レジスタ633−1からレ
ジスタ633−2へ、レジスタ633−2からレジスタ
633−3へ、というようにシフトしていく。レジスタ
633−3からの遅延出力はセレクタ632の入力端子
S1に入力する。したがって、セレクタ632が入力端
子S1を選択出力している間、遅延回路633に入力し
たデータは遅延回路633とセレクタ632で構成され
るループ回路を回りながら保持されることとなる。
【0098】図7に示した「遅延回路633のタイミン
グ」は、そのループ回路を回りながら保持されているデ
ータに着目したものである。図7の遅延回路633のタ
イミングにおいて「1」と記載された区間は、その区間
でセレクタ632から遅延回路633に書込んだデータ
が第1のデータとなり、またその区間で遅延回路633
から読出してセレクタ632の入力端子S1に入力する
データが第1のデータであるということを示している。
次の「2」と記載された区間はその区間で第2のデータ
の読出し/書込みができるということを、またその次の
「3」と記載された区間はその区間で第3のデータの読
出し/書込みができるということを、それぞれ示してい
る。「3」と記載された区間の次は再び「1」の区間す
なわち第1のデータの読出し/書込みができる区間とな
る。遅延回路633は、これら第1〜第3のデータ(上
記ループ回路を回っている)を保持している。
【0099】図7の出力データRDの各矩形から出てい
る矢印331〜338は、セレクタ632が入力端子S
2のデータRDを選択出力するタイミングを示す。他の
タイミングでは、セレクタ632は入力端子S1のデー
タを選択出力する。
【0100】図7に示すように、まず遅延回路631か
らの出力データRDのうちデータPD1−1は、矢印3
31のタイミングで、遅延回路633に第2のデータと
して書込まれる。同様に、矢印332のタイミングでは
データPD1−2が第1のデータとして、矢印333の
タイミングではデータPD1−3が第3のデータとし
て、矢印334のタイミングではデータPD1−4が第
2のデータとして、それぞれ遅延回路633に書込まれ
る。また、データPD2−1〜PD2−4についても、
同様に矢印335〜338で示すタイミングでそれぞれ
遅延回路633に書込まれる。図7の「遅延回路633
のデータ」に示す3つの列は、それぞれ第1〜第3のデ
ータとしてどの波形データが保持されるのかを示してい
る。
【0101】図5のラッチ634は上述したようにルー
プしている第1〜第3のデータのうちの1つをラッチ
し、ラッチデータを出力データWXとして出力する。図
7のWXの列はラッチ634からの出力データWXを示
す。出力データWXのうち、データPD1−1の上部に
「2」とあるのは、遅延回路633から第2のデータが
出力される区間でラッチ634がその第2のデータ(こ
こではデータPD1−1)をラッチしたことを示す。他
のデータPD1−2〜PD2−3の上部に記された数値
も同様の意味である。
【0102】図5のラッチ634からの出力データWX
は、遅延回路635に入力し所定の遅延時間だけ遅延さ
れて出力データWDとして出力される。図7の列WDは
遅延回路635からの出力データWDを示す。
【0103】以上のようにして、最終的にDRAM制御
回路6から出力される波形データWDは、PCM音源7
で処理できるタイムスロットの幅に引伸ばされてPCM
音源7に渡される。
【0104】次に、DRAM制御回路6から波形メモリ
5に与えたアドレスデータADがCPU1からのアドレ
スデータCである場合、それに対応して波形メモリ5か
ら読出されたデータは、遅延回路631→ラッチ636
→FIFO回路637の経路を経て、レジスタ群605
の読出しデータレジスタに書込まれ、さらにCPUバス
ライン18を介してCPU1に渡される。以下、このよ
うなデータの流れについて説明する。
【0105】CPU1から与えられたアドレスデータC
が波形メモリ5に入力するタイムスロットは、図7の列
ADのタイムスロット311でリフレッシュアドレスR
をアドレスCに置換えてやればよい。したがって、CP
U1からの読出しアドレスCは区間341で確定する。
アドレスが確定すると、波形メモリ5から波形データが
読出され、図5の遅延回路631に入力する。遅延回路
631は、読出された波形データを所定時間遅延し出力
データRDとして出力する。図7の列RD中のXDは、
読出された波形データを表す。波形データXDは、三角
印361に示すタイミングでラッチ636にラッチされ
る。
【0106】図7の下方にラッチ636のラッチデータ
XDを示す。ラッチ636にラッチされた波形データ
は、三角印362に示すタイミング(制御クロックCP
R)でFIFO回路637に一時記憶される。FIFO
回路637は、先入れ先出し方式の記憶回路である。F
IFO回路637に入力した波形データは、先入れ先出
し方式で順次図3のレジスタ群605内の読出しデータ
レジスタに読出される。CPU1は、この読出しデータ
レジスタから読出した波形データを得る。
【0107】以上のようにして、CPU1から与えられ
たアドレスで読出された波形データXDは、CPU1に
渡される。
【0108】DRAM制御回路6から波形メモリ5に与
えたアドレスデータADがハードディスク転送用のアド
レスデータS(S0〜S3)であり、そのアドレスSで
波形メモリ5からデータを読出してハードディスク12
に書込む場合、そのアドレスSで波形メモリ5から読出
されたデータは、遅延回路631→ラッチ638→FI
FO回路639→SCSIインターフェース640の経
路を経て、SCSIコントローラ13に渡され、ハード
ディスク12に書込まれる。以下、このようなデータの
流れについて説明する。
【0109】上記アドレスSが波形メモリ5に入力する
タイムスロットは、図7の列ADのタイムスロット32
0〜323である。そして、区間346〜349でアド
レスが確定する。アドレスが確定すると、波形メモリ5
から波形データが読出され、図5の遅延回路631に入
力する。ここでは、DRAMの高速アクセスモードを用
いて波形メモリ5から波形データを読出すので、4つの
データが連続して読出される。
【0110】まず、図7の区間346で確定したアドレ
スで読み出されたデータが図5の遅延回路631に入力
する。遅延回路631は、読出された波形データを所定
時間遅延し出力データRDとして出力する。図7の列R
D中のHD0は、読出された波形データを表す。波形デ
ータHD0は、三角印370に示すタイミングでラッチ
638にラッチされる。
【0111】図7の下方にラッチ638のラッチデータ
を示す。ラッチ638にラッチされた波形データHD0
は、三角印380に示すタイミング(制御クロックHD
R)でFIFO回路639に一時記憶される。FIFO
回路639は、先入れ先出し方式の記憶回路である。同
様にして、波形データHD1〜HD3についても、三角
印371〜373に示すタイミングでラッチ638にラ
ッチされ、三角印381〜383に示すタイミング(制
御クロックHDR)でFIFO回路639に一時記憶さ
れる。
【0112】FIFO回路639に入力した波形データ
は、先入れ先出し方式で順次SCSIインターフェース
640に入力する。SCSIインターフェース640
は、図1のSCSIコントローラ13とともに、ハード
ディスク12と波形メモリ5との間のデータ転送におけ
るインターフェースを取るための回路である。FIFO
回路639からSCSIインターフェース640に入力
した波形データは、SCSIコントローラ13に送出さ
れハードディスク12に書込まれる。
【0113】以上のようにして、アドレスS0〜S3で
読出された波形データHD0〜HD3が、ハードディス
ク12に書込まれる。
【0114】図8は、図5のDRAM制御回路6による
波形メモリ5へのデータ書込み処理を説明するためのタ
イムチャートである。
【0115】図8のタイムチャートおよび図5のブロッ
ク構成図を参照して、CPU1から図2(a)のタイミ
ングでアドレスを与えてデータ書込み処理を行なう場合
の書込みデータの流れを説明する。この場合、CPU1
は書込むべきデータをレジスタ群605の所定のレジス
タに書込む。そのデータは、FIFO回路644→マル
チプレクサ647→タイムスロット変換部648→セレ
クタ642→ゲート回路643の経路を経て、波形メモ
リ5に書込まれる。以下、このようなデータの流れにつ
いて説明する。
【0116】図8において、列PはCPU1から所定の
レジスタを経てマルチプレクサ608の入力端子PTに
向けて出力されるアドレスデータを表し、これは図6,
7における列Pに相当する。図8の列ADも図6,7に
おける列ADと同じくDRAM制御回路6から波形メモ
リ5に入力するアドレスデータP1−1〜P2−4を表
す。図8の「アドレス確定区間」も図7のアドレス確定
区間と同じと考えてよい。
【0117】このように書込みアドレスP1−1〜P2
−4が確定されるが、一方、書込むべき波形データは図
3のレジスタ群605内の所定のレジスタを経て、図5
のFIFO回路644に入力する。FIFO回路644
に入力した波形データは、先入れ先出し方式で順次マル
チプレクサ647の入力端子S1に入力する。
【0118】マルチプレクサ647は、図3のレジスタ
群605から送出される制御信号に応じて、3つの入力
データから1つを選択出力する。ここでは、FIFO回
路644から入力する書込みデータPD1−1〜PD2
−4に着目する。図8の列TSIは、マルチプレクサ6
47からの出力データTSIを表す。逆にいえば、マル
チプレクサ647は図8の列TSIのように入力データ
を選択出力する。この出力データTSIは、タイムスロ
ット変換部648に入力する。
【0119】タイムスロット変換部648は、図3のタ
イムスロット変換部609と同様の図4に示した構成を
有する。図3のタイムスロット変換部609は、図6の
列TIのように入力したアドレスデータを加工して、図
6の列TOのようにアドレスデータTOを出力する。こ
れと同様に、図5のタイムスロット変換部648は、図
8の列TSIのように波形データを入力し、加工して図
8の列TSOのように波形データTSOを出力する。
【0120】タイムスロット変換部648からの出力デ
ータTSOは、セレクタ642の入力端子S2に入力す
る。セレクタ642は、図3のレジスタ群605から送
出される制御信号に応じて2つの入力データのいずれか
を選択出力する。図8の最下段にセレクタ642の選択
状況を示す。特に、タイムスロット変換部648から出
力データTSOとして書込むべき波形データPD1−1
〜PD2−4が出力されている間、セレクタ642はそ
れらの入力データ(入力端子S2)を選択出力する。
【0121】セレクタ642からの出力データは、ゲー
ト回路643を介して波形メモリ5に送出される。ゲー
ト回路643は、図3の制御クロック発生部606から
送出されるライト/リード信号WRTが書込みを指示し
ているとき開いて、セレクタ642から出力される波形
データを波形メモリ5に向けて送出する。図8に示すよ
うに、波形データPD1−1〜PD2−4が波形メモリ
5に向けて送出されるときは、それぞれ対応する書込み
アドレスP1−1〜P2−4が確定しており、これらの
区間でライト制御信号WRが立ち下がる(あるいはアド
レスが確定する前から立ち下げておく)ことにより、波
形データPD1−1〜PD2−4が波形メモリ5に書込
まれる。
【0122】以上のようにして、図2(a)のアクセス
タイミングを用いてCPU1から波形メモリ5へのデー
タ書込みが実行される。
【0123】次に、DRAM制御回路6から波形メモリ
5に与えたアドレスデータADがハードディスク転送用
のアドレスデータS(S0〜S3)であり、ハードディ
スク12から読出した波形データをそのアドレスSで波
形メモリ5に書込む場合、ハードディスク12からSC
SIコントローラ13を介して読出されたデータは、S
CSIインターフェース640→FIFO回路641→
セレクタ642→ゲート回路643の経路を経て、波形
メモリ5に書込まれる。以下、このようなデータの流れ
について説明する。
【0124】まず、ハードディスク12から読出されS
CSIコントローラ13を介してSCSIインターフェ
ース640に入力した波形データは、図5のFIFO回
路641に一時記憶される。FIFO回路641は、少
なくとも4つ分の記憶領域を有する先入れ先出し方式の
記憶回路である。FIFO回路641に一時記憶された
波形データは、図3の制御クロック発生部606から送
出されるハードディスク書込みクロックHDWに応じ
て、先入れ先出し方式で順次読出され、セレクタ642
の入力端子S1に入力する。
【0125】図8の下段にFIFO回路641からの出
力データFOを示す。三角印390〜393はFIFO
回路641からデータを出力するタイミング(制御クロ
ックHDW)を示す。HD0〜HD3はFIFO回路6
41から出力される波形データを示す。図8の最下段の
セレクタ642の選択状況によれば、FIFO回路64
1から波形データHD0〜HD3が出力される区間では
セレクタ642はそれらのデータ(入力端子S1)を選
択出力する。セレクタ642からの出力データは、ゲー
ト回路643を介して波形メモリ5に送出される。ゲー
ト回路643は、図3の制御クロック発生部606から
送出されるライト/リード信号WRTが書込みを指示し
ているとき開いて、セレクタ642から出力される波形
データを波形メモリ5に向けて送出する。
【0126】図8に示すように、上記の波形データHD
0〜HD3が波形メモリ5に出力されるとき、書込みア
ドレスS0〜S3は区間346〜349で確定してい
る。これらの各区間でライト制御信号WRが立ち下がる
(あるいはアドレスが確定する前から立ち下げておく)
ことにより、波形データHD0〜HD3が波形メモリ5
に書込まれる。
【0127】以上のようにして、ハードディスク12か
ら読出した波形データを波形メモリ5に書込むことがで
きる。
【0128】次に、ADC10から出力される波形デー
タは、ADCインターフェース645→FIFO回路6
46→マルチプレクサ647→タイムスロット変換部6
48→セレクタ642→ゲート回路643の経路を経
て、波形メモリ5に書込まれる。書込みアドレスは、D
RAM制御回路6から与えられる書込みアドレスMであ
る。以下、このときの波形データの流れについて説明す
る。
【0129】上記の書込みアドレスMが波形メモリ5に
入力するタイムスロットは、図8の列ADのタイムスロ
ット311であり、この書込みアドレスMは区間341
で確定する。
【0130】一方、書込むべき波形データは、図1のA
DC10から送出され、図5のADCインターフェース
645を介して、FIFO回路646に一時記憶され
る。FIFO回路646に一時記憶された波形データ
は、先入れ先出し方式で順次読出され、マルチプレクサ
647の入力端子S2に入力する。
【0131】マルチプレクサ647は、図3のレジスタ
群605から送出される制御信号に応じて、3つの入力
データから1つを選択出力する。ここでは、FIFO回
路646から入力する書込みデータXDに着目する。こ
の書込みデータXDは、図8の列TSI中のXDのよう
にマルチプレクサ647からの出力され、タイムスロッ
ト変換部648に入力して、図8の列TSO中のXDの
ように出力され、セレクタ642の入力端子S2に入力
する。タイムスロット変換部648がこの波形データX
Dを出力する区間では、セレクタ642はこの入力デー
タXD(入力端子S2)を選択出力する。セレクタ64
2からの出力データは、ゲート回路643を介して波形
メモリ5に送出される。ゲート回路643は、図3の制
御クロック発生部606から送出されるライト/リード
信号WRTが書込みを指示しているとき開いて、セレク
タ642から出力される波形データを波形メモリ5に向
けて送出する。
【0132】図8に示すように、波形データXDが波形
メモリ5に向けて送出されるときは、対応する書込みア
ドレスMが確定しており、この区間でライト制御信号W
Rが立ち下がる(あるいはアドレスが確定する前から立
ち下げておく)ことにより、波形データXDが波形メモ
リ5に書込まれる。
【0133】以上のようにして、ADC10からの波形
データを波形メモリ5へ書込むことができる。
【0134】次に、CPU1がレジスタ群605の書込
みデータレジスタに書込んだデータは、マルチプレクサ
647→タイムスロット変換部648→セレクタ642
→ゲート回路643の経路を経て、波形メモリ5に書込
まれる。書込みアドレスは、DRAM制御回路6から与
えられる書込みアドレスCである。このときの波形デー
タの流れは、上記のADC10からの波形データとほと
んど同様である。ただし、書込みデータレジスタの波形
データは、マルチプレクサ647の入力端子S3に直接
入力するようになっている。
【0135】以上のようにして、DRAM制御回路6と
波形メモリ5との間で書込み/読出しデータが授受され
る。なお、図7は波形データの波形メモリ5からの読出
し、図8は波形メモリ5への書込み、というようにタイ
ムチャートは説明上分けているが、各タイムスロットの
書込み/読出しの区別はCPU1から指示できるから、
当然に書込みと読出しを混在させることもできる。例え
ば、ADC10からのデータを書込む区間では制御信号
XWを書込み指示にし、PCM音源7から波形データを
読出す区間では制御信号PWを読出し指示にし、さらに
ハードディスク12との間のデータ転送を行なう区間で
は制御信号HWを書込み指示にすれば、PCM音源7か
ら波形データを読出して再生しつつ、並行してADC1
0からのデータやハードディスク12からのデータを波
形メモリに書込むことができる。
【0136】また、PCM音源7からの波形データの読
出しでは、16チャンネルすべてを発音用に使用するこ
とができ、従来のようにハードディスクとの間のデータ
転送に発音チャンネルを割当てる必要はない。
【0137】さらに、波形メモリ5から波形データを読
出して再生しながら、ハードディスク12の波形データ
を波形メモリ5に転送できるので、波形メモリ5の容量
を超える長い波形データを再生できる。また、外部音を
録音する場合、ADC10から入力した波形データは一
旦波形メモリ5に記憶されるが、波形メモリ5で記憶で
きなくなったら波形メモリ5の波形データをハードディ
スク12に転送するようにできるので、ハードディスク
12がフルになるまで長い外部音を録音することもでき
る。
【0138】上記実施例は、特にPCM音源とDRAM
の処理能力に差があるとき、すなわちPCM音源は所定
の時間幅のタイムスロットにしたがって処理する必要が
あるが、DRAMはそのタイムスロットの時間幅より短
い時間幅のタイムスロットで読み書きできるときに用い
て好適である。
【0139】なお、上記実施例ではPCM音源7からの
アクセスを図2(a)のように、各チャンネルを4回続
けて読出して4つの波形データを得るようにしている
が、これに限らず、飛び飛びのタイムスロットで1つの
チャンネルの波形データを得るようにしてもよい。実
際、PCM音源7における補間処理の実行タイミングな
ども考慮し、あるチャンネルの波形データをあるタイム
スロットで読出したら次は16タイムスロット目のタイ
ムスロットでそのチャンネルの波形データを読出すとい
うように処理することが多い。
【0140】また、上記実施例では、図3のリフレッシ
ュカウンタ602、ADC書込みカウンタ603、およ
びハードディスク転送カウンタ604を別個に設けてい
るが、これらのカウンタはそれほどの速度を要求されな
いので、1つのカウンタを時分割構成で用いるようにし
てもよい。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、データ処理手段から出力されるアドレスデータのタ
イムスロットの幅を圧縮して空き時間を形成し、その空
き時間でメモリのリフレッシュ処理やハードディスク転
送処理などを行なうようにしているので、データ処理手
段からのメモリアクセスは通常の通りに行ないつつ、並
行してリフレッシュ処理やハードディスク転送処理など
を行なうことができる。したがって、音源システムなど
に適用したときには、発音チャンネルをすべて発音用に
用いて発音を行なうのと並行して、別ユニットから送出
される波形データを波形メモリに書込むような処理が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るメモリ制御装置を
適用した電子楽器のブロック構成図
【図2】 DRAM制御回路6とPCM音源7との間お
よびDRAM制御回路6と波形メモリ5との間のアクセ
スタイミングを示す図
【図3】 DRAM制御回路のブロック構成図(その
1)
【図4】 タイムスロット変換部のブロック構成図
【図5】 DRAM制御回路のブロック構成図(その
2)
【図6】 アドレスデータの処理を説明するためのタイ
ムチャート
【図7】 波形メモリ5からのデータ読出し処理を説明
するためのタイムチャート
【図8】 波形メモリ5へのデータ書込み処理を説明す
るためのタイムチャート
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…鍵盤、5…
波形メモリ、6…波形メモリ制御回路、7…PCM音
源、8…DAC、9…サウンドシステム、10…AD
C、12…ハードディスク、13…SCSIコントロー
ラ、18…CPUバスライン、601…音源アドレスイ
ンターフェース、602…リフレッシュカウンタ、60
3…ADC書込みカウンタ、604…ハードディスク転
送カウンタ、605…レジスタ群、606…制御クロッ
ク発生部、607…タイミング発生部、608…マルチ
プレクサ、609…タイムスロット変換部、610…補
助カウンタ、611…セレクタ、612…制御信号発生
部、621,622…ラッチ、623…遅延回路、62
4…セレクタ、631,633,635…遅延回路、6
32,642…セレクタ、634,636,638…ラ
ッチ、637,639,641,644,646…FI
FO回路、640…SCSIインターフェース、643
…ゲート回路、645…ADCインターフェース、64
7…マルチプレクサ、648…タイムスロット変換部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリとデータ処理手段との間に設けら
    れ、これらの間のデータ転送を制御するメモリ制御装置
    であって、 前記メモリのリフレッシュまたは別ユニットと前記メモ
    リとの間のデータ転送を行なうために、第1のアドレス
    データを発生するアドレス発生手段と、 前記データ処理手段から第1の時間幅のタイムスロット
    ごとに順次出力される第2のアドレスデータを入力し、
    その第2のアドレスデータの各タイムスロットの時間幅
    をより短く圧縮して第2の時間幅のタイムスロットごと
    に順次前記第2のアドレスデータを出力するとともに、
    これによりできた空き時間の区間に前記第1のアドレス
    データを埋込み、前記第2のアドレスデータとともに前
    記第1のアドレスデータをも順次出力するようにしたタ
    イムスロット圧縮手段と、 前記タイムスロット圧縮手段から順次出力されるアドレ
    スデータが前記第2のアドレスデータである前記第2の
    時間幅のタイムスロットの区間においては、そのアドレ
    スで前記メモリからデータを読出し、かつ、前記タイム
    スロット圧縮手段から順次出力されるアドレスデータが
    前記第1のアドレスデータであるタイムスロットの区間
    においては前記メモリのリフレッシュ処理または前記別
    ユニットと前記メモリとの間のデータ転送処理を行なう
    よう制御する制御手段と、 前記制御手段による制御のもとで読出したデータから、
    前記第2の時間幅のタイムスロットごとに前記第2のア
    ドレスデータに応じて順次読出されたデータを取出して
    順次出力するデータ取出し手段と、 前記データ取出し手段から第2の時間幅のタイムスロッ
    トごとに順次出力されるデータの各タイムスロットの時
    間幅をより長く伸張して、第1の時間幅のタイムスロッ
    トごとに該データを前記データ処理手段に送出するタイ
    ムスロット伸張手段とを備えたことを特徴とするメモリ
    制御装置。
  2. 【請求項2】メモリとデータ処理手段との間に設けら
    れ、これらの間のデータ転送を制御するメモリ制御装置
    であって、 前記メモリのリフレッシュまたは別ユニットと前記メモ
    リとの間のデータ転送を行なうために、第1のアドレス
    データを発生するアドレス発生手段と、 前記データ処理手段から第1の時間幅のタイムスロット
    ごとに順次出力される第2のアドレスデータを入力し、
    その第2のアドレスデータの各タイムスロットの時間幅
    をより短く圧縮して第2の時間幅のタイムスロットごと
    に順次前記第2のアドレスデータを出力するとともに、
    これによりできた空き時間の区間に前記第1のアドレス
    データを埋込み、前記第2のアドレスデータとともに前
    記第1のアドレスデータをも順次出力するようにしたア
    ドレスタイムスロット圧縮手段と、 前記データ処理手段から第1の時間幅のタイムスロット
    ごとに順次出力される書込みデータを入力し、その書込
    みデータの各タイムスロットの時間幅をより短く圧縮し
    て第2の時間幅のタイムスロットごとに順次前記書込み
    データを出力するデータタイムスロット圧縮手段と、 前記アドレスタイムスロット圧縮手段から順次出力され
    るアドレスデータが前記第2のアドレスデータである前
    記第2の時間幅のタイムスロットの区間においては、前
    記メモリのそのアドレスに前記データタイムスロット圧
    縮手段から出力される書込みデータを書込み、かつ、前
    記アドレスタイムスロット圧縮手段から順次出力される
    アドレスデータが前記第1のアドレスデータであるタイ
    ムスロットの区間においては前記メモリのリフレッシュ
    処理または別ユニットと前記メモリとの間のデータ転送
    処理を行なうよう制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とするメモリ制御装置。
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