JP2678783B2 - アンダカット部を有するバルブソケットの成形用金型 - Google Patents

アンダカット部を有するバルブソケットの成形用金型

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KUBO SEISAKUSHO CO., LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内周面にアンダカット部を有する円筒状部
分を備えた、灯具用光源バルブのソケット本体を合成樹
脂材で射出成形するための金型に関するものである。
〔従来の技術〕
灯具用の光源バルブを装着して通電する為のバルブソ
ケットは、一般に合成樹脂製の本体部分と、バネ弾性を
有するターミナルとよりなる。
第4図(A)はバルブソケットの1例を示す平面図、
同図(B)は断面正面図、同図(C)は断面側面図であ
る。
11はバルブソケットであり、12は光源バルブである。
バルブソケット11には、光源バルブ12の円柱状基部12
aに嵌合する円筒状部11aが設けられるとともに、光源バ
ルブ12の係合突起12bに係合するJ字形スロット11bが設
けられ、かつ、光源バルブ12の端子に接触,導通するス
プリングターミナル11c、及び該スプリングターミナル1
1cの案内溝11dが設けられている。
上記バルブソケットの円筒状部11aを合成樹脂材で射
出成形しようとすると、前記J字形スロット11b、及び
案内溝11dがアンダカット部を形成しているため、金型
の構成が難しい。
J字形スロットのようなアンダカット部を有する構成
部分を備えたソケットの射出成形については、特開昭61
−96684号公報に記載のランプソケット成形方法が公知
である。
上記の公知技術は、「J字形スロット部の成形用の1
対のスライド型を、半径方向にスライド自在に組入れた
コア型を用い、前記スライド型をコア型表面より所要高
さに突き出しセットしてランプ挿着部を成形し、しかる
のち、前記スライド型をコア型内にスライド収容し、成
形したランプ挿着部を離型させる方法」である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の公知技術によってアンダカット部を有するバル
ブソケットを射出成形しようとすると、金型の構造が複
雑で大形・大重量となり、製造コストも割高となる。そ
の上、アンダカット部の個数が2個所以下に制限され
る。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、多数の
アンダカット部を有していても射出成形が可能で、 金型の構成が簡単で、特に、駆動系統の構成が簡単
で、アンダカット部の型開きが自動的に行われる、 光源バルブソケットの射出成形用金型を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために創作した本発明の基本的
原理について略述すると次の如くである。
前記公知技術(特開昭61−96684号公報)が、その第
3図(A)に示されているように、1対のスライド型1
5,16の間に、テーパ部を有するスペーサ(17)を楔状に
圧入する構造であるのに対して、 本発明は、任意個数のスライドコアを、円錐面状の案
内面に沿って摺動させ、かつ、該摺動のストロークを制
限するストッパ手段を設ける。
上記の原理を適用するための具体的構成として、本発
明の成形用金型は、内周面にアンダカット部を有する筒
状部材を備えたバルブソケットの成形用金型を適用の対
象とし、 前記筒状部の外周面に対応する凹部を有する第1の金
型と、 上記第1の金型に対して接近当接、型開き離間される
第2の金型と、 上記第2の金型に設けられて、第1の金型に向けて縮
小する円錐孔状の案内面と、 上記の円錐孔状の案内面に摺触しつつ、その母線方向
に案内される摺動部材と、 上記摺動部材の1端に成形されて、第2の金型から第
1の金型の凹部内に突出するコア部材と、 上記コア部材が第2の金型から突出する方向の移動を
制限するストッパ手段と、 を具備したものである。
〔作用〕
上記の構成よりなる金型を用いて、アンダカット部を
有するバルブソケットの本体部を射出成形した後、 第1の金型と第2の金型とを型開きして離間させる
と、 射出成形されたソケット本体のアンダカット部はスラ
イドのコア部材と嵌まり合って係合しているので、コア
部材は第1の金型と共に動き、第2の金型から抜き出さ
れる。
而して上記コア部材は摺動部材と一体に成形されてい
るので、該摺動部材が第2の金型から抜き出される形に
摺動する。
さらに、上記摺動部材は円錐孔状案内面に摺触してい
るので、中心軸に接近する方向に摺動してその外形寸法
が縮小する。
外形寸法の縮小により、コア部材がソケットのアンダ
カット部から離脱する。
コア部材がソケットから離脱するとともに、該コア部
材の移動がストッパ手段で制限されるので、射出成形さ
れたソケットは第1の金型に抱かれた形でコア部材から
抜き取られる。
〔実施例〕
第1図(A)は本発明の金型の1例を示す縦断面図、
同図(B)はそのB−B断面図である。
本例においては、第1の金型として、図の上下に駆動
される可動金型1を設けるとともに、 第2の金型として、固定金型2を設けた。
可動金型1内に雌型1aが設けられている。
固定金型2内には、図の上方に向かって縮小する円錐
孔状案内面2aが設けられている。
3は、可動金型1と固定金型2との合せ面である。
前記円錐孔状案内面2aに接して、スライドコア4が配
置されている。このスライドコア4は、前記円錐孔状案
内面2aに摺触しつつ、その母線方向にスライドするよ
う、円錐状のコアガイド5によって案内されている。
本例においては、前記スライドコア4は第1図(B)
に示すように2個設けてあるが、仮想線で示した4′の
ように個数を増やすことも可能であり、この点は従来例
に比しての著しい特徴の一つである。
前記スライドコア4は、(A)図に示すごとく、円錐
孔状案内面によって案内されるコアガイド部4aの上端に
コア本体部4bが一体に成形されており、このコア本体部
4bは固定金型2の合せ面3から上方に突出して、前記の
雌型1a内に位置している。
そして、上記雌型1aとコア本体部4bとによって射出成
形用のキャビティが形成されている。
前記の可動金型1は、図の上下に移動し得る上に、面
Cで割れて矢印R,Lの如く左右に開き得る構造である。
前記スライドコア4の、上昇方向の摺動ストロークを
制限するコアストッパ6が設けられている。
このコアストッパ6は、コアガイド5の中心に穿たれ
た案内孔5aと摺動自在に嵌合するスライドバー6aと、 スライドコア4の上端(コア本体部4bの頂面)に当接
するストッパキャップ6bと、 前記スライドバー6aの上昇を制限するストッパフラン
ジ6cとを一体に成形して構成されている。
第1図(A)に示した金型の、雌型1aとコア本体部4b
との間に形成されているキャビティ内へ合成樹脂材を射
出成形すると、第2図に示すようにソケット本体部7が
成形される。この状態では、成形されたソケット本体部
7のアンダカット部がコア本体部4bの凹凸と係合してい
る。
第2図の状態から、可動金型1を上昇させると、コア
本体部4bはソケット本体部7と嵌まり合ったままで上方
に引き上げられ、固定金型2から抜き出させる形に摺動
する。
ところが、スライドコア4のコアガイド部4aは固定金
型2の円錐孔状案内面2aに摺触しているので、真上へは
上がらず、矢印dの如く、中心軸Zに接近する方向に摺
動する。
中心軸Zへの接近により、コア本体部4bはソケット本
体部7から離間する。
前記スライドコアの矢印d方向上昇に伴って、スライ
ドバー6が持ち上げられるが、ストッパフランジ6cが固
定金型の底面に当接すると上昇を係止される。このた
め、コア本体部4bはストッパキャップ6bに頂面を押えら
れて上昇を停止する。
第3図の状態から、可動金型1が更に上昇すると、ソ
ケット本体部7は可動金型1に抱かれて上方に抜き取ら
れる。
その後可動金型1が矢印R,Lの如く面Cで開かれると
ソケット本体部7が取り外される。
〔発明の効果〕
以上の実施例によって明らかにされた如く、本発明の
金型によれば、 多数のアンダカット部を有していても射出成形が可能
で、 金型の構成が簡単で、特に、駆動系統の構成が簡単
で、アンダカット部の型開きが自動的に行われる、 という優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明に係る成形用金型の1実施例
を示し、 第1図(A)は縦断面図、同図(B)はそのB−B断面
図、 第2図は射出成形完了後いまだ型開きしない状態の断面
図、 第3図は型開き中の状態の断面図である。 第4図はアンダカット部を有するソケットの1例を示す
3面図である。 1……第1の金型としての可動金型、1a……雌型、2…
…第2の金型としての固定金型、2a……円錐孔状案内
面、4……スライドコア、4a……コアガイド部、4b……
コア本体部、5……コアガイド、5a……案内孔、6……
コアストッパ、6a……スライドバー、6b……ストッパキ
ャップ、6c……ストッパフランジ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面にアンダカット部を有する筒状部材
    を備えたバルブソケットの成形用金型において、 前記筒状部の外周面に対応する凹部を有する第1の金型
    と、 上記第1の金型に対して接近当接,型開き離間される第
    2の金型と、 上記第2の金型に設けられて、第1の金型に向けて縮小
    する円錐孔状の案内面と、 上記の円錐孔状の案内面に摺触しつつ、その母線方向に
    案内される摺動部材と、 上記摺動部材の1端に成形されて、第2の金型から第1
    の金型の凹部内に突出するコア部材と、 上記コア部材が第2の金型から突出する方向の移動を制
    限するストッパ手段と、 を具備することを特徴とする、アンダカット部を有する
    バルブソケットの成形用金型。
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