JPH1058495A - 合成樹脂製キャップの射出成形金型 - Google Patents

合成樹脂製キャップの射出成形金型

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JPH1058495A
JPH1058495A JP22941796A JP22941796A JPH1058495A JP H1058495 A JPH1058495 A JP H1058495A JP 22941796 A JP22941796 A JP 22941796A JP 22941796 A JP22941796 A JP 22941796A JP H1058495 A JPH1058495 A JP H1058495A
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Tetsuo Kumagai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、金型を簡易かつ小型にしてサイク
ルタイム向上を図り、量産に適する構造にするととも
に、パーティングラインを目立たなくして意匠性にも優
れた合成樹脂製キャップを製造する射出成形金型を提供
する。 【解決手段】 キャビティにおけるキャップ81の天井
部83の外面をストリッパーピン25の頂端が形成し、
キャップ81の天井部83の内面を内コア21と外コア
22の頂端が形成し、キャップ81のスカート部84の
嵌合突起85を含む内面側を外コア22の頂部外面が形
成し、スカート部84の下端面92から環状ローレット
86までのスカート部84の外面を内側キャビティブッ
シュ23が形成し、環状ローレット86から天井部83
の外縁までのスカート部84の外面を外側キャビティブ
ッシュ24が形成してキャップを射出成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機能性及び意匠性
に優れた容器の合成樹脂製キャップを製造するための射
出成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、容器の口頸部に設けたネジ構
造に螺着するネジキャップの指掛かり部分は、容器の軸
線方向に延びるローレット構造が使われている。これ
は、キャップを回して開蓋するときに、容器の軸線方向
に延びるローレット構造が滑り止めとなって、キャップ
を回し易くするからである。
【0003】ところが、容器口頸部に設けた凹部若しく
は凸部に係止する係止キャップの場合、容器口頸部から
該キャップを抜き易くするために、該キャップの指掛か
り部分に容器の軸線方向に延びるローレット構造を適用
することには支障がある。何故ならば、キャップを容器
の軸線方向に移動させて開蓋するとき、指が滑ってしま
うからである。
【0004】このような係止キャップを使った容器の例
として、図4及び図5に、合成樹脂製の固形糊容器の一
部切り欠き斜視図を示す。図4はキャップを取って開蓋
した状態を示し、図5はキャップを付けて密封した状態
を示している。
【0005】図において、キャップ81は、平坦な天井
部83を持ち、その外縁から円筒形状のスカート部84
が垂下している。スカート部84の下方内面には、嵌合
突起85が半径方向内方に向かって突出して設けてあ
る。この嵌合突起85は、内周面周方向に不連続に複数
個設けてある。また嵌合突起85の設置位置よりも上方
のスカート部84の外面には、周方向に延びる環状ロー
レット86が一定の間隔で3本突設されている。
【0006】容器の本体82は、胴部87の上端外面
に、キャップ81が嵌合するための薄肉の口部88と、
続いてキャップ81の嵌合突起85が不用意に抜けてし
まうことを防止する係止部90と、キャップ81の嵌合
突起85が嵌入する凹溝91と、キャップ81のスカー
ト部84の下端面92が載置されて完全に閉蓋される平
坦部89とが形成されている。
【0007】キャップ81と容器の本体82はこのよう
に構成されており、キャップ81を本体82に被せて押
し込むと、図5に示すように、嵌合突起85が凹溝91
に嵌入係合して密封が得られる。
【0008】容器に詰込まれた固形糊(図示なし)は、
嵌入ベース95を回転させることによって回転するネジ
棒93から回転力が与えられ、同時にレール94によっ
てその回転力が規制され、本体82の胴部87内を上下
して使用に供せられる。
【0009】このような容器を使用する場合、容器の軸
方向すなわち縦方向にキャップを引っ張って開蓋するこ
ととなるが、キャップを開閉し易くするためには、キャ
ップのスカート部に、周方向に延びる環状ローレットを
設けることが望まれる。
【0010】このような環状ローレットを備えたキャッ
プを製造するための割り型を使用した射出成形金型の一
例を、図6,図7に断面図で示した。図6は型締め状態
を示し、図7は型開き完了状態を示している。
【0011】図のように、キャップ81は、キャビティ
ブッシュ74,割り型72,ストリッパー56,コア5
7に囲まれたキャビティに溶融した熱可塑性樹脂を射出
して成形される。
【0012】キャビティブッシュ74はキャップ81の
天井部83の外面を形成させ、割り型72は、キャップ
81の環状ローレット86を形成させる凹部を備えてお
り、キャップ81のスカート部84の外面を形成させ
る。ストリッパー56はキャップ81の下端面92を形
成させる。コア57は、キャップ81の嵌合突起85を
形成させる凹部を備えていて、キャップ81の内面を形
成させる。
【0013】溶融した熱可塑性樹脂は、コア57を通っ
てキャップ81の天井部83の内方側から充填され、充
填された樹脂が固化すると、型開きに移る。
【0014】型開きは、先ず傾斜型スライドピン73を
固着させた取付板20と、キャビティブッシュ74を固
着させたキャビティプレート18とを移動させ、傾斜型
スライドピン73を嵌入孔75から抜き去る。引き続き
ストリッパープレート52内に設けられたバネ構造(図
示なし)によって、割り型72が二つに分かれて径方向
に移動し、キャップ81の外面が出現する。これとほぼ
同時に、ランナープレート14とランナーストリッパー
プレート71と取付板13との間が開き、ランナー26
が取り除かれる。
【0015】次に、コア57を固着させたコアプレート
53が移動して、コア57がストリッパープレート52
から抜き出される。この抜き出し中、キャップ81の下
端面92とストリッパー56とが係合しているため、コ
ア57からキャップ81が取り除かれる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した射出
成形金型は、割り型72や傾斜型スライドピン73を使
用しているため構造が複雑であり、180トンクラスの
射出成形機に上述の射出成形金型を複数個取り付けて直
径30mmのキャップを成形しようとすると、一つの金
型の型面積は500×600m/m程度であるので、1
2個程度の取り付け数が限度であり、型締めや型開きに
要する時間も永く掛かる。そのため単位時間当たりの生
産量が少なく、したがって製品単価が高くなる。
【0017】また環状ローレット86を形成させるので
割り型72を使っているため、キャップ81のスカート
部84の外面には軸方向のパーティングラインが現れ、
外観的に見栄えが悪くなり、不満足と評価されることが
ある。
【0018】本発明は、キャップの外面に軸方向のパー
ティングラインが現れず、また単位時間当たりの生産量
が多い環状ローレットを備えた合成樹脂製キャップの射
出成形金型の提供を目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1乃至図3
に示すように、平坦な天井部83の外縁から円筒形状の
スカート部84が垂下し、このスカート部84の外面に
周方向に延びる環状ローレット86を備え、スカート部
84の下端付近の内面に嵌合突起85を備えた合成樹脂
製キャップ81を射出成形する金型において、前記金型
は内金型2と外金型3とからなっている。
【0020】内金型2は、外金型3に接する内側キャビ
ティプレート17および内コアプレート15とこの両プ
レートをブロック16にて連繋して内部に移動板11を
収容しかつ該移動板11を上下に移動する空間を形成
し、前記内コアプレート15と内側キャビティプレート
17と移動板11とを嵌通するように、内コアプレート
15には内部に溶融樹脂の湯道21aを設けた内コア2
1を取り付け、内側キャビティプレート17には内側キ
ャビティブッシュ23を取り付け、移動板11には内コ
ア21に外接して摺動しながらかつ内側キャビティブッ
シュ23内を摺動する外コア22と内側キャビティプレ
ート17を挿通し外金型3に当接するスライドピン12
を取り付けて構成される。
【0021】外金型3は、内金型2に接する外側キャビ
ティプレート18および取付板20とこの両プレートを
ブロック19にて連繋して内部に移動板27を収容しか
つ該移動板27を上下に移動する空間を形成し、前記外
側キャビティプレート18には外側キャビティブッシュ
24を取り付け、移動板27には外側キャビティブッシ
ュ24内を摺動するストリッパーピン25と外側キャビ
ティプレート18を挿通し内金型2に当接するスライド
ピン28を取り付けて構成される。
【0022】また上記射出成形金型において、内コア2
1の頂端に溶融樹脂の射出口が設けられる。
【0023】このように構成された合成樹脂製キャップ
の射出成形金型で、内コア21と外コア22と内側キャ
ビティブッシュ23と外側キャビティブッシュ24とス
トリッパーピン25とが、キャップ81の形状を備えた
キャビティを形成する。
【0024】このように形成されるキャビティにおけ
る、キャップ81の天井部83の外面に相当する箇所を
ストリッパーピン25の頂端が形成し、キャップ81の
天井部83の内面に相当する箇所を内コア21と外コア
22の頂端が形成し、キャップ81のスカート部84の
嵌合突起85を含む内面側に相当する箇所を外コア22
の頂部外面が形成し、スカート部84の下端面92から
環状ローレット86までのスカート部84の外面に相当
する箇所を内側キャビティブッシュ23が形成し、環状
ローレット86から天井部83の外縁までのスカート部
84の外面に相当する箇所を外側キャビティブッシュ2
4が形成する。
【0025】さらに型開きのために、内コア21と内側
キャビティブッシュ23とが同時に軸線方向に離脱し、
次に外コア22が軸線方向に離脱し、外側キャビティブ
ッシュ24に保持されたキャップ81を、ストリッパー
ピン25の頂端で押し出すように構成されている。
【0026】
【発明の実施の形態】図1乃至図3に本発明の合成樹脂
製キャップ製造用の射出成形金型の断面図を示した。図
1は型締め状態を示しており、図2は型開き中間状態を
示しており、図3は型開き完了状態を示している。
【0027】本発明の射出成形金型1は、射出成形機
(図示なし)に固着している取付板13からの溶融した
熱可塑性樹脂を各金型1のキャビティに分岐するランナ
ープレート14に接続している。ランナープレート14
は金型の軸方向に移動可能に設置されている。
【0028】本発明の金型1は、キャビティブッシュ
を、内側キャビティブッシュ23と外側キャビティブッ
シュ24とに分割させた構造を備えており、コアもま
た、内コア21と外コア22に分割した構造を備えてい
る。
【0029】さらに本発明の金型1は、内金型2と外金
型3とによって構成されており、内金型2と外金型3
は、移動機構(図示なし)によって軸線方向に夫々移動
可能であり、この移動と後述する構成によって、内金型
2は内側キャビティブッシュ23と内コア21と外コア
22とを作動させ、外金型3は外側キャビティブッシュ
24とストリッパーピン25を作動させる。
【0030】内金型2は、内コア21を固設させた内コ
アプレート15と、内側キャビティブッシュ23を固設
させた内側キャビティプレート17とを備え、これらの
プレート15,17の間はブロック16で連繋されてい
る。これらのプレート15,17とブロック16とに囲
まれた空間には移動板11が設置されている。移動板1
1には、外コア22とスライドピン12が固設されてお
り、移動機構(図示なし)によって、外コア22がスラ
イドピン12に案内されて軸線方向に移動できる。
【0031】外金型3は、外側キャビティブッシュ24
を固設させた外側キャビティプレート18とスペーサー
29とブロック19と取付板20とを備え、それらは互
いに固設されている。スペーサー29とブロック19と
取付板20とに囲まれた空間には、ストリッパーピン2
5とスライドピン28とを固設させた移動板27が、図
示していない機構によって軸線方向に移動可能に設けて
あり、ストリッパーピン25がスライドピン28に案内
されて軸線方向に作動する。
【0032】図1は金型1の型締め状態を示しており、
内金型2の内側キャビティプレート17と外金型3の外
側キャビティプレート18は、金型1の軸線と直交する
合接面で当接している。
【0033】図中、内金型2の移動板11は内コアプレ
ート15に当接して停止しており、また、外金型3の移
動板27も取付板20に当接して停止していて、内金型
2と外金型3との間にはキャップ81の形状をしたキャ
ビティ81aが形成されている。
【0034】このキャビティのうち、キャップ81の天
井部83の外面に相当する所は、ストリッパーピン25
の頂端が形成し、キャップ81の天井部83の内面に相
当する所は、内コア21と外コア22の頂端が形成し、
外コア22の頂部外面がキャップ81のスカート部84
の嵌合突起85を含む内面側を形成させている。
【0035】内側キャビティブッシュ23は、スカート
部84の下端面92から環状ローレット86までのスカ
ート部84の円筒形の外面を形成させており、外側キャ
ビティブッシュ24は、環状ローレット86から天井部
83の外縁までのスカート部84の外面を形成させてい
る。
【0036】したがって、内側キャビティブッシュ23
と外側キャビティブッシュ24のパーティングライン
は、キャップ81の下端面92に最も近い環状ローレッ
ト86の外周面の下端面92に近い側に、環状に位置
し、目立つことはない。また、環状ローレットが凹溝の
場合のパーティングラインは、キャップ81の下端面9
2に最も近い環状ローレットと円筒形のスカート部との
境に、環状に位置し、これも目立たない。
【0037】ランナープレート14の湯道に通じて、内
コア21の中央には、湯道21aが設けてあり、それに
続く射出口は内コア21の頂端に開口しており、キャッ
プ81の天井部83の内側に相当する場所から、上述の
ように型締めされて形成されたキャップ81形のキャビ
ティ81aに、溶融樹脂が射出される。
【0038】溶融樹脂がキャビティ81a内に射出さ
れ、樹脂が固まるだけの時間が通過すると、型開きが開
始される。
【0039】型開きは、先ず、内金型2の移動板11が
外金型3に向かって動き出し、スライドピン12が外金
型3を外方に移動させる。このとき内コア21は動かな
いので、射出口の樹脂がキャップ81の天井部83の内
側から切断される。この切断跡はキャップ81の天井部
83の内側に位置しているので、目立たず、キャップ8
1の意匠性を損なうことがない。
【0040】この移動は外コア22と外側キャビティブ
ッシュ24とストリッパーピン25とでキャップ81を
保持して行われるので、キャップ81を破損させること
もない。この作動で、キャップ81の環状ローレット8
6からキャップ81の下端面92に至る円筒形のスカー
ト部84が、内側キャビティブッシュ23から変形部位
もなくスムースに外れる。やがて、移動板11が内側キ
ャビティプレート17に当接すると、この移動は停止
し、図2に示した内金型2と外金型3の位置関係にな
る。
【0041】次に、この状態のまま内金型2と外金型3
は、共に外方に移動し、ランナー26が取り出され図2
に示した状態となる。
【0042】続いて、図示していないが、この図2の状
態から、外金型3だけをさらに外方に移動させる。する
と、その移動に伴って、外コア22がキャップ81の嵌
合突起85を乗り越えてキャップ81から抜き去られ
る。
【0043】この外コア22の抜き取り工程中、キャッ
プ81の環状ローレット86からキャップ81の下端面
92に至る円筒形のスカート部84は、外側から保持さ
れていないため、この円筒形のスカート部84の内側に
設けられた嵌合突起85を外コア22が乗り越えると
き、この円筒形のスカート部84は外方へ弾性変形する
ことができる。
【0044】したがって、キャップ81を損傷すること
無くスムースに外コア22を抜き取ることができる。そ
して、キャップ81は外側キャビティブッシュ24とス
トリッパーピン25とに保持されることになる。
【0045】次いで、外金型3の移動板27がスペーサ
ー29に当接するまで内方に向かって移動する。この動
きによって、ストリッパーピン25が外側キャビティブ
ッシュ24に保持されているキャップ81を押し、押さ
れたキャップ81は、外側キャビティブッシュ24に環
状ローレット86で係止しているが、内側は空洞状態な
ので、半径方向に自由に弾性変形でき、キャップ81の
環状ローレット86は、損傷を受けること無く、外側キ
ャビティブッシュ24から容易に外れ、キャップ81
は、図3に示したように、押し出されて、型開きを完了
するのである。
【0046】このようにして型開きが完了すると、図示
していないスイーパーでランナー26とキャップ81と
を排出し、金型1は図1に示した型締め状態に戻り、同
様の作動を繰り返すのである。
【0047】
【実施例】本発明の実施例として、合成樹脂製キャップ
81の射出成形金型1を、180トンクラスの射出成形
機に16個取り付けて、直径30mmのキャップをワン
サイクルタイム25秒で製造したが、製品のキャップ8
1と装置に、何の問題も発生しなかった。
【0048】本発明の比較例として、図6、図7に示し
た従来の割り型を使った射出成形金型を、180トンク
ラスの射出成形機に取り付けて、直径30mmのキャッ
プを製造したが、同金型を成形機に12個だけ取り付け
て成形するのが限度で、そのときのワンサイクルタイム
は、30秒であった。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の射出成形金
型によれば、割り型や傾斜型スライドピンを使用せず、
したがって、構造も簡易かつ小型にすることができ、ま
た稼働時間も比較例に比べてワンサイクルタイムは15
%以上短くなり、さらには取り数も多くでき、したがっ
て、周方向に延びる環状ローレットを備えた機能性に優
れた合成樹脂製キャップを短時間に多量に製造すること
ができる。
【0050】また本発明の金型によれば、継ぎ目等にで
きるパーティングラインが目立たなくなり、したがって
意匠性の面でも、外観の美しい優れたキャップを製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合成樹脂製キャップの射出成形金型の
型締め状態を示した断面図。
【図2】図1の金型の型開き中間状態を示した断面図。
【図3】図1の金型の型開き完了状態を示した断面図。
【図4】合成樹脂製容器例としての固形糊容器の一部切
り欠き分解斜視図。
【図5】図4の容器の密封状態の一部切り欠き斜視図。
【図6】従来の割り型を使った射出成形金型の型締め状
態を示した断面図。
【図7】図6の射出成形金型の型開き完了状態を示した
断面図。
【符号の説明】
1 射出成形金型 2 内金型 3 外金型 11,27 移動板 12 28 スライドピン 13,20 取付板 14 ランナープレート 15 内コアプレート 16,19 ブロック 17 内側キャビティプレート 18 外側キャビティプレート 21 内コア 22 外コア 23 内側キャビティブッシュ 24 外側キャビティブッシュ 25 ストリッパーピン 26 ランナー 29 スペーサー 52 ストリッパープレート 53 コアプレート 56 ストリッパー 57 コア 71 ランナーストリッパープレート 72 割り型 73 傾斜型スライドピン 74 キャビティブッシュ 75 嵌入孔 81 キャップ 81a キャビティ 82 容器本体 83 天井部 84 スカート部 85 嵌合突起 86 環状ローレット 87 胴部 88 口部 89 平坦部 90 係止部 91 凹溝 92 下端面 93 ネジ棒 94 レール 95 嵌入ベース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦な天井部83の外縁から円筒形状の
    スカート部84が垂下し、このスカート部84の外面に
    周方向に延びる環状ローレット86を備え、スカート部
    84の下端付近の内面に嵌合突起85を備えた合成樹脂
    製キャップ81を射出成形する金型において、前記金型
    は内金型2と外金型3とからなり、 内金型2は、外金型3に接する内側キャビティプレート
    17および内コアプレート15とこの両プレートをブロ
    ック16にて連繋して内部に移動板11を収容しかつ該
    移動板11を上下に移動する空間を形成し、前記内コア
    プレート15と内側キャビティプレート17と移動板1
    1とを嵌通するように、内コアプレート15には内部に
    溶融樹脂の湯道21aを設けた内コア21を取り付け、
    内側キャビティプレート17には内側キャビティブッシ
    ュ23を取り付け、移動板11には内コア21に外接し
    て摺動しながらかつ内側キャビティブッシュ23内を摺
    動する外コア22と内側キャビティプレート17を挿通
    し外金型3に当接するスライドピン12を取り付けて構
    成し、 外金型3は、内金型2に接する外側キャビティプレート
    18および取付板20とこの両プレートをブロック19
    にて連繋して内部に移動板27を収容しかつ該移動板2
    7を上下に移動する空間を形成し、前記外側キャビティ
    プレート18には外側キャビティブッシュ24を取り付
    け、移動板27には外側キャビティブッシュ24内を摺
    動するストリッパーピン25と外側キャビティプレート
    18を挿通し内金型2に当接するスライドピン28を取
    り付けて構成し、 前記内コア21と外コア22と内側キャビティブッシュ
    23と外側キャビティブッシュ24とストリッパーピン
    25とが、キャップ81の形状を備えたキャビティを形
    成し、 該キャビティにおけるキャップ81の天井部83の外面
    に相当する箇所をストリッパーピン25の頂端が形成
    し、キャップ81の天井部83の内面に相当する箇所を
    内コア21と外コア22の頂端が形成し、キャップ81
    のスカート部84の嵌合突起85を含む内面側に相当す
    る箇所を外コア22の頂部外面が形成し、スカート部8
    4の下端面92から環状ローレット86までのスカート
    部84の外面に相当する箇所を内側キャビティブッシュ
    23が形成し、環状ローレット86から天井部83の外
    縁までのスカート部84の外面に相当する箇所を外側キ
    ャビティブッシュ24が形成し、 さらに型開きのために、内コア21と内側キャビティブ
    ッシュ23とが同時に軸線方向に離脱し、次に外コア2
    2が軸線方向に離脱し、外側キャビティブッシュ24に
    保持されたキャップ81を、ストリッパーピン25の頂
    端で押し出すように構成したことを特徴とする合成樹脂
    製キャップの射出成形金型。
  2. 【請求項2】内コア21の頂端に溶融樹脂の射出口を設
    けた請求項1記載の合成樹脂製キャップの射出成形金
    型。
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