JP2675142B2 - カプセルの封緘機 - Google Patents

カプセルの封緘機

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JP2675142B2 JP1148651A JP14865189A JP2675142B2 JP 2675142 B2 JP2675142 B2 JP 2675142B2 JP 1148651 A JP1148651 A JP 1148651A JP 14865189 A JP14865189 A JP 14865189A JP 2675142 B2 JP2675142 B2 JP 2675142B2
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善久 川口
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    • A61J3/00Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms
    • A61J3/07Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms into the form of capsules or similar small containers for oral use
    • A61J3/071Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms into the form of capsules or similar small containers for oral use into the form of telescopically engaged two-piece capsules
    • A61J3/072Sealing capsules, e.g. rendering them tamper-proof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、粉末状、顆粒状、あるいは液状の医薬品、
食品等が充填されたカプセルのボディとキャップとの結
合部を、両者が分離しないようにシールするカプセルの
封緘機に関する。
(従来の技術) 粉末状、顆粒状、液状の医薬品は、容易に飲み下し得
るように、硬質ゼラチンカプセルに充填することが行わ
れている。このような硬質ゼラチンカプセルは、充填物
が充填される中空の円筒状のボディと、該ボディより若
干大径で該ボディの一端部に外嵌される中空の円筒状の
キャップとを有し、ボディ内に所定の充填物が充填され
た状態で、該ボディにキャップが嵌合される。
カプセル内に充填される充填物が液状あるいは微粉状
であれば、該充填物がボディとキャップとの結合部にお
ける間隙から漏出するおそれがある。また、近時、流通
過程で、カプセルのボディとキャップとを分離して、内
部の充填物内に不正物を混入するという不正行為も報告
されている。このため、充填物が充填されたカプセル
を、ボディとキャップとの間隙から充填物が漏出せず、
しかも、ボディとキャップとに分離しないように、ボデ
ィとキャップとの結合部をシールすることが行われてい
る。
本願発明者らは、特開昭60−190964号公報に開示され
ているように、充填物が充填されたカプセルを自動的に
封緘し得るカプセル封緘装置を開発した。該カプセル封
緘装置は、充填物が充填された硬質ゼラチンカプセルが
投入されたホッパーと、該ホッパーからランダムに供給
されるカプセルを、そのボディとキャップとの方向を揃
える方向規制手段と、該方向規制手段により所定の方向
に揃えられたカプセルをカプセル収納孔に収納して水平
方向に連続して搬送する複数のスラットと、該スラット
のカプセル収納孔に収納されて搬送されるカプセルのボ
ディとキャップの結合部をシールするシール手段とを有
している。
各スラットは、複数のカプセル収納孔が長手方向に一
列に並設された長板状をしており、各スラットを平行に
並べた状態で隣接するスラット同士が無端環状に連結さ
れて、周回移動する構成になっている。各スラットは、
周回移動の際に、水平状に平行移動された後に、その移
動域の下方を水平状に反対方向に平行移動される。各ス
ラットのカプセル収納孔は、底部がない貫通状態であ
り、各スラットのカプセル収納孔に収納されるカプセル
は、各スラットとは別体の底板により支持される。該底
板は、各スラットの周回移動時には各スラットと摺接
し、各スラットのカプセル収納孔内に収納されたカプセ
ルは、各スラットの移動により底板上を転接されて自転
する。
各スラットのカプセル収納孔に収納されて自転しつつ
搬送されるカプセルは、シール液槽のシール液に一部が
浸漬されたシールローラによりボディとキャップの結合
部にシール液が塗布されて、各スラットが周回移動する
間にそのシール液が乾燥される。これにより、各カプセ
ルの結合部が、乾燥されたシール液によりシールされ
る。
また、本願発明者らは、特開昭61−68050号公報によ
り、各スラットのカプセル収納孔内に収納されるカプセ
ルを搬送方向に対して水平面内で傾倒させることによ
り、大きさの異なるカプセルでもシールし得るようにし
た装置も提案している。
(発明が解決しようとする課題) このようなカプセル封緘装置では、使用される各スラ
ットは、カプセル収納孔が一列状に並設された長板状で
あり、しかも、多数のスラットが周回移動し得るように
構成されているため、各スラットを周回移動させるべく
組み立てる作業に手間を要する。
また、各スラットのカプセル収納孔に収納されたカプ
セルは、シール部が完全に乾燥していない状態で底板に
対して摺動するため、そのシール部が損傷するおそれも
ある。各スラットは上方の水平移動域を通過した後に、
下方に向かって移動されて移動方向を反転される。そし
て、各スラットが周回移動する間に、各スラットに収納
されたカプセルのシール部が乾燥される。各スラットに
収納された各カプセルは、各スラットがその移動方向を
反転させる際にも、各スラットのカプセル収納孔から落
下しないようにしなければならない。カプセルの落下を
防止するためには、カプセルに接触してカプセルを保持
する機構が必要になる。完全に乾燥されていないカプセ
ルのシール部にカプセルを保持する部材が接触すれば、
そのシール部のシール性能が損なわれるおそれもある。
カプセルのシール部を完全に乾燥させるためには、当
該シール装置に連続して別の乾燥装置を設置するか、ま
たは、前記各スラットの周回移動域を水平方向に長くし
なければならない。各スラットの周回移動域が水平方向
に長くなれば、封緘装置全体が長くなり、該封緘装置の
設置場所として、長いスペースが必要になる。
カプセルのシールは、シール液槽のシール液に下部が
浸漬された一つのシールローラにより行われるために、
ボディとキャップとの結合部に確実にシール液が塗布さ
れないおそれがあり、さらには、その結合部に付着され
るシール液量が一定せずにシール部の厚さにばらつきが
生じるおそれもある。
本発明は上記従来の問題を解決するものであり、その
目的は、コンパクトであるため、組立、補修、点検等が
容易であり、場所をとらないカプセル封緘機を提供する
ことにある。
本発明の他の目的は、カプセルの結合部に塗布された
シール液を、確実に乾燥させることができ、大きさの異
なるカプセルも支障なくシールし得るカプセル封緘機を
提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ボディとキャップとの結
合部を確実にシールすることができ、しかも、そのシー
ル部の厚さを略一定することができてシール性能が向上
するカプセルの封緘機を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明のカプセルの封緘機は、内部に充填物が充填さ
れてボディとキャップとが結合されたカプセルを略水平
状で収納する収納溝の底断面がV字状にされると共にそ
の底面の一部に開口部が設けられた多数のカプセル収納
溝をマトリクス状に有する複数の平板状のスラットがそ
れぞれ共通サイズで構成され水平状に周回移動されるカ
プセル搬送装置と、該スラットの周回移動域の所定領域
に設けられ該カプセル収納溝の底面の開口部を通ってカ
プセルに当接してカプセルを所定方向に移動させるカプ
セル移動部材と、該スラットの搬送方向と平行に該スラ
ットの周回移動域の所定領域に設けられたカプセル位置
決め部材とを協働させてカプセルの位置決めを行うカプ
セル位置決め手段と、該カプセル搬送装置におけるスラ
ットの周回移動域の下方に配設されたシール液槽、およ
び該シール液槽内に配設されており、その回転により、
各カプセル収納溝の底面の開口部から該カプセル収納溝
内に侵入してその内部に収納されたカプセルに転接する
ことにより該カプセルを自転させつつ該カプセルのボデ
ィとキャップとの結合部にシール液を塗布する塗布ロー
ラを有し、該位置決め手段で位置決めされたカプセル収
納溝に納められたカプセルに塗布ローラと該カプセル位
置決め部材とを協働させてカプセルの所定の位置にシー
ル液を塗布するシール装置とを具備してなり、そのこと
により上記目的が達成される。
前記カプセル搬送装置におけるスラットのカプセル収
納溝は、カプセルをその軸心が該スラットの周回移動方
向に対して水平方向に5度程度傾倒した状態で収納す
る。
前記カプセル収納溝は、収納されるカプセルを、前記
スラットの周回移動によりその移動域の内周側に移動さ
せるように傾倒させるようになっている。
前記各カプセル収納溝は、収納されるカプセルの軸方
向の一方の端部(キャップ対応部)が低くなるように傾
斜している。
前記シール装置は、シール液槽内における塗布ローラ
のスラットの周回移動方向下流側に並設され、その回転
により前記カプセル収納溝の開口部から該カプセル収納
溝内に侵入してその内部に収納されたカプセルに転接す
ることにより該カプセルを自転させつつ該カプセルのボ
ディとキャップとの結合部にシール液を塗布する仕上げ
ローラを有する。
前記塗布ローラの外周面は、軸方向中央部が全周にわ
たって窪んだ断面V字状であり、前記仕上げローラの外
周面は、転接するカプセルのボディとキャップの結合部
に係合するように段差が形成された形状である。
前記カプセル搬送装置は、スラットの周回移動域の所
定領域が乾燥ダクトにより覆われている。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
本発明のカプセル封緘機は、第1図および第2図に示
すように、カプセル整列装置20により所定方向に整列さ
れたカプセルを搬送するカプセル搬送装置30と、該カプ
セル搬送装置30のカプセル搬送域に配設されたシール装
置40とを有する。
カプセル搬送装置30は、一対の水平状のスプロケット
37および37に巻掛けられたチェーン38と、該チェーン38
に水平状に取り付けられた多数の共通サイズの平板状の
スラット31、31、…とを有しており、各スラット31が、
常時、水平状態を維持して周回移動される。各スラット
31には、各カプセルを略水平状に収納する多数のカプセ
ル収納溝31aがマトリクス状に形成されている。各スラ
ット31は、各スプロケット37間の直線移動域32を直線状
に移動し、各スプロケット37の半周に沿った曲線移動域
33を曲線状に移動されて各スラット31の移動方向が反転
される。
カプセル整列装置20は、該カプセル搬送装置30におけ
る各スラット31の直線移動域32の始端部近傍の上方に配
設されており、所定の充填物が充填されてボディとキャ
ップとが結合されたカプセルを所定方向に揃えて水平状
に整列させる。そして、整列されたカプセルをカプセル
搬送装置30の各スラット31に移送する。該カプセル整列
装置20からスラット31へのカプセル移送位置から、スラ
ット31周回移動方向下流側には、後述するカプセル移動
部材35(第2図参照)が配設されている。シール装置40
は、該カプセル移動部材35配設位置のスラット31移動方
向下流側に配設されており、カプセル搬送装置30の各ス
ラット31により搬送される各カプセルのボディとキャッ
プの結合部にシール液を塗布する。該シール装置40の上
方のスラット31搬送域には、後述するカプセル位置決め
部材36(第2図参照)が配設されている。
カプセル搬送装置30における各スラット31は、第3図
〜第5図に示すように、多数のカプセル収納溝31aを有
する。各カプセル収納溝31aは、スラット31の周回移動
方向とは直交する方向に対して水平方向の内周側に、5
度程度、傾倒した状態で延設されている。従って、各カ
プセル収納溝31a内に収納されるカプセル90は、軸心方
向が、スラット31の周回移動方向に対して5度程度だけ
傾倒した状態となる。各カプセル収納溝31aは、例え
ば、10個が、スラット31の周回移動方向に沿った列状に
なっており、周回移動方向とは直交する方向に適当な間
隔をあけて5列に形成されている。各カプセル収納溝31
aは、シールすべき最大のカプセル90の直径よりも若干
大きい開口幅を有して上方に開放されており、延設方向
の長さが、そのカプセル90の軸心方向長さよりも若干長
くなっている。そして、各カプセル90は、カプセル整列
装置20により、キャップ92側が、スラット31の周回移動
域の内周側となるように、カプセル整列装置20により整
列された状態で、各カプセル収納溝31a内に収納され
る。
各カプセル収納溝31aの底面は、その幅方向中央部が
下方に突出する断面V字状になっており、収納されるカ
プセル90のキャップ92が位置するスラット31周回移動域
の内周側が低くなるように、水平に対して3度程度傾斜
している。
スラット31の周回移動方向に沿った直線状の列状の各
カプセル収納溝31aにおけるスラット31周回移動域の内
周側には、ガイド溝31bが、周回移動方向に沿って直線
状に形成されている。各カプセル収納溝31aは、その側
方に列状に配設された各ガイド溝31bに連通している。
スラット31の底面には、第4図に示すように、スラッ
ト31の周回移動方向に沿った列状の各カプセル収納溝31
a配設位置にそれぞれ対応させて、5本のローラ嵌合溝3
1cが、各ガイド溝31bとは平行に形成されている。各ロ
ーラ嵌合溝31cは、各ガイド溝31bに沿った列状の各カプ
セル収納溝31aに、底面開口部31dを介してそれぞれ連通
している。各カプセル90は、各カプセル収納溝31a内に
収納された状態で、シールすべきボディ91とキャップ92
の結合部が、各ローラ嵌合溝31cの底面開口部31dに対向
させられる。
各スラット31の移動域における、カプセル整列装置20
の配設位置の下方であって、該カプセル整列装置20から
各スラット31へのカプセル移送位置よりもスラット31周
回移動方向下流側に配設されたカプセル移動部材35は、
第6図〜第8図に示すように、スラット31の移動域の下
方に、該スラット31の各ローラ嵌合溝31cに沿って略鉛
直状に配設された5枚のカプセル支持板35aにより構成
されている。各カプセル支持板35aの上端部は、その上
方を通過するスラット31の各ローラ嵌合溝31c内に嵌合
される。スラット31の各カプセル収納溝31a内に収納さ
れた各カプセル90は、第8図に示すように、スラット31
が該カプセル移動部材35の配設域を通過する際に、各カ
プセル支持板35aにより上方へ押し上げられ、各カプセ
ル90をキャップ92側へ移動させる。
各カプセル支持板35aの終端部からスラット31移動方
向下流側にかけて、カプセル位置決め部材36が配設され
ている。該カプセル位置決め部材36は、各カプセル支持
板35aにて押し上げられるカプセル90のキャップ92側側
方にそれぞれ配設された、板状の5枚のキャップガイド
36aにより構成されている。各キャップガイド36aは、ス
ラット31の各ガイド溝31bの上方に、スラット31搬送方
向に沿って、鉛直状に配設されている。各キャップガイ
ド36aの下端部は、スラット31が周回移動する際に、各
スラット31の各ガイド溝31b内にそれぞれ嵌合される。
各キャップガイド36aは、カプセル支持板35aによりキャ
ップ92側に移動されるカプセル90の該キャップ92先端が
当接する。各キャップガイド36aは、カプセル90のキャ
ップ92が当接する側面が、シール装置40の上方では、該
カプセル90をカプセル収納溝31a内に押し込み得るよう
に、該カプセル収納溝31a側に寄っている。そして、各
キャップガイド36aの側面によりカプセル収納溝31a内に
押し込められたカプセル90は、該カプセル90におけるシ
ールすべきボディ91とキャップ92との結合部が、カプセ
ル収納溝31aの底面開口部31d上になるように位置決めさ
れる。
キャップガイド36aの配設部の下方に配設されたシー
ル装置40は、第9図に示すように、シール液が収容され
適当な加熱手段を有するシール液槽41と、該シール液槽
41内のスラット31移動方向に並設された塗布ローラ部42
および仕上げローラ部43とを有する。塗布ローラ部42
は、その上方を移動するスラット31の各ローラ嵌合溝31
cに、それぞれの上端部が嵌合する、5個の鉛直状に配
設された板状の塗布ローラ42aを有する。各塗布ローラ4
2aは、各スラット31の移動方向とは直行する方向に並設
されており、各スラット31の各ローラ嵌合溝31cに嵌合
する上部が、スラット31の移動方向とは反対方向に移動
するように、回転される。各塗布ローラ42aの外周面
は、第10図に示すように、軸方向の中央部が内方に窪ん
だ断面V字状になっている。各塗布ローラ42aは、その
下端部がシール液槽41内のシール液内に浸漬されてお
り、その上部は、該塗布ローラ42aの直上に移動された
スラット31のカプセル収納溝31a内に、底面開口部31dを
通って侵入し、該カプセル収納溝31a内に収納されたカ
プセル90のシールすべき部分を、若干、上方に持ち上げ
る。各塗布ローラ42aの外周面には、その回転により、
シール液槽41内のシール液が、保持され、各塗布ローラ
42aは、カプセル収納溝31a内のカプセル90を、若干、上
方に持ち上げた状態で該カプセル90に転接する。これに
より、該カプセル90は、カプセル収納溝31a内にて数回
にわたって自転して、カプセル90のシールすべきボディ
91とキャップ92との結合部の全周にシール液が塗布され
る。
塗布ローラ部42に並設された仕上げローラ部43は、各
塗布ローラ42aのスラット31移動方向下流側にそれぞれ
配設された5個の仕上げローラ43aを有している。各仕
上げローラ43aも各塗布ローラ42aとは同方向に回転す
る。各仕上げローラ43aの外周面には、カプセル収納溝3
1a内に収納されたカプセル90のボディ91とキャップ92と
の結合部が係合する段差が全周にわたって形成されてい
る。各仕上げローラ43aも、各塗布ローラ42aと同様に、
シール液槽41のシール液内に下端部が浸漬されており、
上部は、スラット31のカプセル収納溝31a内に底面開口
部31dを通って侵入し、該カプセル収納溝31a内に収納さ
れたカプセル90を、若干、上方に持ち上げる。そして、
スラット31の移動および各仕上げローラ43aの回転によ
り、カプセル収納溝31a内のカプセル90が数回にわたっ
て自転されて、該カプセル90のシールすべきボディ91と
キャップ92との結合部に所定量のシール液が塗布され
る。
シール液槽41内には、塗布ローラ部42および仕上げロ
ーラ部43の各塗布ローラ42aおよび各仕上げローラ43aそ
れぞれの外周面に所定量のシール液を保持させるととも
に、各塗布ローラ42aおよび仕上げローラ43aの側面に付
着したシール液を掻き取るためのスクレーパ42bおよび4
3b(第9図参照)が配設されている。
カプセル搬送装置30は、第12図に示すように、各スラ
ット31の搬送域が、カプセル整列装置20およびシール装
置40が対向している部分を除いて、乾燥ダクト39により
覆われている。該乾燥ダクト39内には、乾燥用空気が送
給されている。シール装置40によりシール液が塗布され
たスラット31上の各カプセル90は、この乾燥ダクト39内
をスラット31が移動する間に乾燥用空気にさらされる。
これにより、スラット31上の各カプセル90は、塗布され
たシール液が乾燥されて、ボディ91とキャップ92との結
合部がシールされる。
スラット31の搬送域における、カプセル整列装置20配
設位置よりも、若干、スラット31移動方向上流側には、
スラット31の周回移動により乾燥されたカプセル90を回
収するためのカプセル回収装置50(第1図および第2図
参照)が配設されている。該カプセル回収装置50は、ス
ラット移動域の上方に配設された吸引管51を有し、該吸
引管51内が減圧されることにより、スラット31上の乾燥
された各カプセル90が該吸引管51内に吸引されて、所定
の回収容器まで搬送される。
カプセル搬送装置30の各スラット31にカプセル90を所
定の方向に整列させて移送するカプセル整列装置20は、
従来のカプセル封緘装置(特開昭60−190964号公報参
照)に使用されているカプセル供給手段と同様の構成で
ある。該カプセル整列装置20は、カプセル搬送装置30の
各スラット搬送域における所定領域の上方に配設されて
いる。該カプセル整列装置20は、第2図に示すように、
下側から順に、それぞれの軸心が略水平にされて上下方
向に並設された反転ローラ24、規制ローラ23および供給
ドラム22を有する。そして、供給ドラム22の上部周面に
対向してカプセルホッパー21が配設されている。
該カプセルホッパー21内には、カプセル90が投入され
ている。該カプセル90は、ボディ91内に所定の充填物が
充填された状態で、該ボディ91にキャップ92が嵌合され
ている。
供給ドラム22は、矢印Bで示す方向への回転可能にな
っており、その周面には、該供給ドラム22の半径方向に
長くなった多数のカプセル収容ポケット22a、22a、…が
軸方向および周方向に所定の間隔をあけて、全周にわた
って設けられている。各カプセル収容ポケット22aは、
カプセルホッパー21内のカプセル90がその内部に収容さ
れるように、該カプセル90のキャップ92の外径よりも十
分に大きな内径を有している。カプセルホッパー21は、
該供給ドラム22の最上部よりもその回転方向上流側位置
にて該カプセルホッパー21内のカプセル90を、順次、カ
プセル収容ポケット22a内に供給する。
カプセル収容ポケット22aの開口部は、該供給ドラム2
2の回転方向側に広がっており、カプセルホッパー21内
の各カプセル90が確実に各カプセル収容ポケット22a内
に収容される。
該供給ドラム22の上方には、該供給ドラム22の最上部
に対向して、ブラシローラ25が回転可能に配設されてい
る。該ブラシローラ25の軸心は、供給ドラム22の軸心に
平行になっており、第2図に矢印Cで示す、供給ドラム
22の回転方向と同方向に回転し得る。該ブラシローラ25
は、各カプセル収容ポケット22a内に収容されない余分
なカプセル90をカプセルホッパー21内に戻す。
各カプセル収容ポケット22aの内径は、各カプセル90
のキャップ92の外径よりも大きいために、カプセルホッ
パー21内の各カプセル90は、そのボディ91側およびキャ
ップ92側のいずれの側からも各カプセル収容ポケット22
a内に挿入される。
該供給ドラム22の軸方向に並列された各カプセル収容
ポケット22aの底部には、該供給ドラム22の軸方向に延
びる通気路22bがそれぞれ連通している。また、該供給
ドラム22の一方の端面の上部には、各通気路22bに連通
し得る吸引口22cが設けられている。該吸引口22cは、カ
プセルホッパー21からカプセル90が挿入されるカプセル
収容ポケット22a内を、該カプセル収容ポケット22aが供
給ドラム22の最上部に達するまでの間、減圧するべく、
その間に位置する通気路22bに連通する。該吸引口22c
は、適当な吸引装置に連結されており、該吸引装置によ
り該吸引口22cを減圧し、該吸引口22cに連通する通気路
22bを減圧することにより、該通気路22bが連通するカプ
セル収容ポケット22aが減圧される。これにより、各カ
プセル収容ポケット22a内に挿入されたカプセル90が各
カプセル収容ポケット22a内に確実に収容される。
第13図および第14図に示すように、供給ドラム22の最
上部に位置するカプセル収容ポケット22aに連通する通
気路22bは、供給ドラム22の端面に設けられた送気口22d
に連通している。該送気口22dには圧縮空気等の気体が
送給される。該圧縮空気は、該送気口22dが通気路22bを
介して連通する最下部のカプセル収容ポケット22aに送
給される。これにより、該カプセル収容ポケット22a内
に収容されたカプセル90が下方へ排出される。
該供給ドラム22の下部外周面における、最下部に位置
するカプセル収容ポケット22aの供給ドラム回転方向上
流側に隣接するカプセル収容ポケット22aが位置する部
分は、カプセル落下防止板22fにて覆われている。該カ
プセル落下防止板22fは、該カプセル落下防止板22fに対
向するカプセル収容ポケット22a内に収容されたカプセ
ル90が落下することを防止する。
該供給ドラム22の下方に配設される規制ローラ23は、
該供給ドラム22に対向している。該規制ローラ23は、上
方の供給ドラム22の回転方向とは反対方向(第13図に矢
印Dで示す方向)へ回転される。該規制ローラ23の外周
面には多数のカプセル方向規制ポケット23aが、供給ド
ラム22の周面に配設された各カプセル収容ポケット22a
間の間隔と同様の周方向および軸方向間隔をあけて、全
周にわたって配設されている。
該規制ローラ23の各カプセル方向規制ポケット23a
は、半径方向に長く延びるボディ支持部23bと、該ボデ
ィ支持部23bに連設された該規制ローラ23の軸方向に長
く延びる倒伏カプセル収容部23cとを有する。ボディ支
持部23bの内径は、カプセル90におけるボディ91の外径
よりも大きいが、キャップ92の外径よりも小さくなって
おり、従って、カプセル90がボディ側から倒伏カプセル
収容部23cを通って該ボディ支持部23b内に挿入される
と、該ボディ91が該ボディ支持部23b内に位置される。
これに対し、カプセル90がキャップ92側から倒伏カプセ
ル収容部23cを通ってボディ支持部23b内に挿入されよう
とすると、該キャップ92はボディ支持部23b内には挿入
されない。ボディ支持部23bにボディ91が挿入されたカ
プセル90は、キャップ92が倒伏カプセル収容部23内に位
置し、カプセル90全体が、カプセル収容ポケット23a内
に支持される。その結果、該キャップ92先端は、規制ロ
ーラ23の周面から外方にはほとんど突出しない状態、あ
るいはわずかに突出した状態になる。これに対し、倒伏
カプセル収容部23c内にキャップ92が支持され、かつ、
該キャップ92がボディ支持部23bに対向した状態のカプ
セル90は、ボディ91が規制ローラ23の周面より外方に突
出した状態で支持される。
倒伏カプセル収容部23cは、規制ローラ23の軸方向に
長く延びており、従って、その内部にカプセル90を規制
ローラ23の軸方向に倒伏した状態で収容し得る。各カプ
セル方向規制ポケット23aにおける規制ローラ23の軸方
向に沿って並列された各ボディ支持部23bの底部には、
規制ローラ23の軸方向に延びる通気路23dがそれぞれ連
通している。該規制ローラ23の一方の端面の上部には、
該規制ローラ23の最上部から回転方向下流側にかけて、
各通気路23dと連通する吸気口23eが設けられている。該
吸気口23eは、適当な吸引装置に連結され、該吸引装置
により該吸気口23eに通気路23dを介して連通する各カプ
セル方向規制ポケット23a内が減圧される。
また、規制ローラ23の一方の端面には、該規制ローラ
23の最下部に位置するその軸方向に並列されたカプセル
方向規制ポケット23aの通気路23dに連通する送気口23f
が設けられており、この送気口23fに連通するカプセル
方向規制ポケット23aには、該送気口23fから通気路23d
を介して圧縮空気等の気体が吹き込まれる。該カプセル
方向規制ポケット23a内に収容されたカプセル90は、気
体が吹き込まれることにより、該カプセル方向規制ポケ
ット23a内から下方へ排出される。
該規制ローラ23の最下部からその回転方向上流側にか
けて、該規制ローラ23の下部を覆う邪魔板23gが設けら
れている。該邪魔板23gは、該規制ローラ23の外周面と
は若干の間隙が形成されて該規制ローラ外周面に対向し
ている。該邪魔板23gは、第15図に示すように、規制ロ
ーラ23の回転方向上流側の側縁部に、その上流側方向に
向かって開放された多数の凹部23hが軸方向に並設され
ている。該邪魔板23gの各凹部23hは、規制ローラ23の軸
心方向に並設された各方向規制ポケット23aに対応して
配設されており、各凹部23hの側縁部は、カプセル方向
規制ポケット23aに保持されて、規制ローラ23の外周面
からボディ91が突出したカプセル90の該ボディ91が、規
制ローラ23の回転により、当接した際に、該カプセル90
を該規制ローラ23の軸方向に倒伏させて、倒伏カプセル
収容部23c内に収容するべく、傾斜している。邪魔板23g
の各凹部23hの側縁部に案内されて倒伏されるカプセル9
0は、カプセル方向規制ポケット23aの倒伏カプセル収容
部23c内に、キャップ92がボディ支持部23aに対向した状
態で収容される。
該邪魔板23gの上端部は、吸気口23eの下端部に対応し
ており、該邪魔板23gの上端にて倒伏されるカプセル90
は、該吸気口23eにより吸引されて、該カプセル方向規
制ポケット23a内に収容される。
規制ローラ23の下方に配設さた反転ローラ24は、該規
制ローラ23とは同形であり、第13図に矢印Eで示す規制
ローラ23の回転方向とは反対方向に、該規制ローラ23と
等しい速度で回転される。該反転ローラ24の外周面に
は、該反転ローラ24および規制ローラ23の回転により、
該規制ローラ23に設けられた各カプセル方向規制ポケッ
ト23aに対向するカプセル収容ポケット24aが、全周にわ
たって設けられている。各カプセル収容ポケット24a
は、カプセル90を収容し得る大きさで、前記規制ローラ
23の各カプセル方向規制ポケット23aに対向して開口部
が整合するように、該反転ローラ24の軸方向に長くなっ
ている。
各カプセル収容ポケット24aの底面は、規制ローラ23
の各カプセル方向規制ポケット23aにおけるボディ収容
部23bに対向する側が深くなるように傾斜している。該
反転ローラ24の軸方向に並設された各カプセル収容ポケ
ット24aの底部には、該反転ローラ24の軸方向に延びる
通気路24bがそれぞれ連通している。各通気路24bは各カ
プセル収容ポケット24a内の深くなった部分に連通して
いる。該反転ローラ24の一方の端面には、その最上部か
ら回転方向下流側にかけて位置する各通気路24bに連通
し得る吸気口24cが設けられている。
反転ローラ24の吸気口24cが通気路24bを介して連通す
る最上部において、軸方向に並設されたカプセル収容ポ
ケット24aは、その上方の規制ローラ23の最下部にて軸
方向に並設された各カプセル収容ポケット23aに対向さ
れる。そして、反転ローラ24のカプセル収容ポケット24
a内が減圧され、かつ、該カプセル収容ポケット24aと対
向する規制ローラ23のカプセル方向規制ポケット23a内
に気体が送給されることにより、該カプセル方向規制ポ
ケット23a内のカプセル90が、反転ローラ24のカプセル
収容ポケット24a内へ移送される。このとき、規制ロー
ラ23におけるカプセル方向規制ポケット23aのボディ支
持部23b内にボディ91が支持されたカプセル90は、キャ
ップ92側から、反転ローラ24のカプセル収容ポケット24
a内へ挿入され、キャップ92がカプセル収容ポケット24a
の深くなった部分に位置されて、ボディ91の一部が反転
ローラ24の外周面から突出した状態で支持される。ま
た、規制ローラ23におけるカプセル方向規制ローラ23a
の倒伏カプセル収容部23c内に、該規制ローラ23の軸方
向に倒伏した状態で収容されたカプセル90は、該カプセ
ル方向規制ポケット23aのボディ支持部23bから吐出され
る気体により、反転ローラ24のカプセル収容ポケット23
a内にキャップ92側から挿入される。これにより、該カ
プセル収容ポケット23a内の深くなった部分にキャップ9
2が位置されて、該カプセル収容ポケット23aの底面と同
様に傾斜した状態で該カプセル収容ポケット24a内に収
容される。
該反転ローラ24における、該吸気口24cの下端部に対
応するカプセル収容ポケット24aから、最下部のカプセ
ル収容ポケット24aの回転方向上流側に隣接するカプセ
ル収容ポケット24aまでの各カプセル収容ポケット24a
は、カプセルガイド板24eにて覆われている。該カプセ
ルガイド板24eの反転ローラ24回転方向上流側の側縁部
には、第16図に示すように、反転ローラ24の軸方向に並
設された各カプセル収容ポケット24a位置に対応させて
それぞれ凹部24fが形成ている。該カプセルガイド板24e
の各凹部24fの一方の側縁部は、カプセル収容ポケット2
4aに反転ローラ24外周面から一部が突出するように支持
されたカプセル90が、該反転ローラ24の回転により当接
して、そのカプセル90をカプセル収容ポケット24a内に
収容せるべく倒伏させるように傾斜した状態になってい
る。従って、該カプセルガイド板24eの配設位置を通過
した各カプセル収容ポケット24a内には、その深くなっ
た側部にキャップ92が位置するように、各カプセル90が
所定の方向に整列されて収容されている。
該反転ローラ24の一方の端面における下部には、送気
口24dが設けられている。該送気口24dは、反転ローラ24
の最下部に位置する軸方向に並設されたカプセル収容ポ
ケット24aに通気路24bを介して連通する。該送気口24d
には、圧縮空気等の気体が送給され、該気体は、送気口
24dから通気路24bを介して各カプセル収容ポケット24a
に送給されて、該カプセル収容ポケット24a内に収容さ
れたカプセル90を下方へ排出する。
各カプセル収容ポケット24aから排出されるカプセル9
0は、カプセル搬送装置30のスラット31に設けられた各
カプセル収納溝31aに移送される。
このようにして、カプセル搬送装置30におけるスラッ
ト31の各カプセル収納溝31a内に、所定方向に整列され
たカプセル90が収納されると、該スラット31は、シール
装置40の配設位置に移送されるが、この移送の間に、カ
プセル移動部材35の各カプセル支持板35aが、カプセル
収納溝31a内に収納された各カプセル90を押し上げて、
各カプセル90をキャップ92側に移動させる。そして、各
カプセル90のキャップ92を、カプセル位置決め部材36に
おけるキャップガイド36aの側面に摺接させることによ
り、各カプセル90はカプセル収納溝31a内の所定位置に
位置決めされ、各カプセル90のシールすべきボディ91と
キャップ92との結合部が、カプセル収納溝31aにおける
底面開口部31dに対向される。
このような状態で、スラット31は、シール装置40の上
方に移動される。該シール装置40における塗布ローラ42
aは、カプセル収納溝31aの底面開口部31dから侵入し
て、各カプセル収納溝31a内に収納された各カプセル90
のボディ91とキャップ92との結合部に当接し、カプセル
90を自転させつつ、その結合部にシール液を塗布する。
その後、仕上げローラ43aが、塗布ローラ42aと同様に、
各カプセル90の結合部に当接して、該結合部に所定量の
シール液を所定の厚さに塗布する。
このようにして、スラット31の各カプセル収納溝31a
内に収納された各カプセル90の結合部にシール液が塗布
されると、該スラット31は、乾燥ダクト39内を水平状に
移動される。そして、該乾燥ダクト39内を移動する間
に、各カプセル90が該乾燥ダクト39内に送給される乾燥
用空気にさらされ、その結合部のシール液が乾燥され
る。該スラット31がその搬送域を略一周すると、該スラ
ット31の各カプセル収納溝31a内に収納されて結合部の
シール液が乾燥された各カプセル90が、カプセル回収装
置50の吸引管51により吸引されて所定の容器内に回収さ
れる。
(発明の効果) 本発明のカプセルの封緘機は、このように、それぞれ
にカプセルが収納される多数のカプセル収納溝が形成さ
れたスラットを水平方向に周回移動させる構成であるた
め、比較的小型であって設置スペースを小さくし得る。
該スラットのカプセル収納溝内に収納された各カプセル
のシール部は、該スラットの周回移動時に、該カプセル
封緘機の構成部材と接触するおそれがなく、シール部の
損傷が防止される。各スラットに多数のカプセルを収容
し得るため、部品点数が少なくなり、組立、保守、点検
等が容易である。各カプセルの結合部には、塗布ローラ
と仕上げローラとによりシール液が塗布されるため、シ
ール部は外観性に優れており、しかも、シール性能も向
上する。
さらに、カプセルのサイズ変更に際し、1種類のスラ
ットで複数サイズのカプセルに対応できるのに加えて、
各スラットが共通サイズで構成されているのでスラット
の種類の変更も容易にできるので、サイズ変更の工数が
大幅に削減される。
また、カプセル搬送装置によってスラット上のカプセ
ルが水平状に周回移動されるので、移送中のカプセルの
外観検査及び抜取り検査が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカプセル封緘機の一例を示す平面図、
第2図はその側面図、第3図はスラットの平面図、第4
図は第3図のIV−IV線における断面図、第5図は第3図
のV−V線における断面図、第6図はカプセル搬送装置
の要部の平面図、第7図はその動作説明図、第8図は第
7図のVIII−VIII線における断面図、第9図はシール装
置の縦断面図、第10図および第11図はそれぞれその要部
の横断面図、第12図はカプセル搬送装置の乾燥ダクトの
説明図、第13図はカプセル整列装置の要部の側面図、第
14図はその断面図、第15図は規制ローラの邪魔板の要部
の側面図、第16図は反転ローラのカプセルガイド板の要
部の側面図である。 20……カプセル整列装置、22……供給ドラム、23……規
制ローラ、24……反転ローラ、30……カプセル搬送装
置、31……スラット、31a……カプセル収納溝、31b……
ガイド溝、31c……ローラ嵌合溝、31d……底面開口部、
35……カプセル移動部材、35a……カプセル支持板、36
……カプセル位置決め部材、36a……キャップガイド、3
9……乾燥ダクト、40……シール装置、41……シール液
槽、42……塗布ローラ部、42a……塗布ローラ、43……
仕上げローラ部、43a……仕上げローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−68050(JP,A) 特開 昭60−190964(JP,A) 実開 昭62−72166(JP,U) 実公 昭57−46051(JP,Y2)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に充填物が充填されてボディとキャッ
    プとが結合されたカプセルを略水平状で収納する収納溝
    の底断面がV字状にされると共にその底面の一部に開口
    部が設けられた多数のカプセル収納溝をマトリクス状に
    有する複数の平板状のスラットがそれぞれ共通サイズで
    構成され水平状に周回移動されるカプセル搬送装置と、 該スラットの周回移動域の所定領域に設けられ該カプセ
    ル収納溝の底面の開口部を通ってカプセルに当接してカ
    プセルを所定方向に移動させるカプセル移動部材と、該
    スラットの搬送方向と平行に該スラットの周回移動域の
    所定領域に設けられたカプセル位置決め部材とを協働さ
    せてカプセルの位置決めを行うカプセル位置決め手段
    と、 該カプセル搬送装置におけるスラットの周回移動域の下
    方に配設されたシール液槽、および該シール液槽内に配
    設されており、その回転により、各カプセル収納溝の底
    面の開口部から該カプセル収納溝内に侵入してその内部
    に収納されたカプセルに転接することにより該カプセル
    を自転させつつ該カプセルのボディとキャップとの結合
    部にシール液を塗布する塗布ローラを有し、該位置決め
    手段で位置決めされたカプセル収納溝に納められたカプ
    セルに塗布ローラと該カプセル位置決め部材とを協働さ
    せてカプセルの所定の位置にシール液を塗布するシール
    装置と を具備するカプセルの封緘機。
  2. 【請求項2】前記カプセル搬送装置におけるスラットの
    カプセル収納溝は、カプセルをその軸心が該スラットの
    周回移動方向に対して水平方向に5度程度傾倒した状態
    で収納する請求項1に記載のカプセルの封緘機。
  3. 【請求項3】前記カプセル収納溝は、収納されるカプセ
    ルを、前記スラットの周回移動によりその移動域の内周
    側に移動させるように傾倒させるようになっている請求
    項1に記載のカプセルの封緘機。
  4. 【請求項4】前記各カプセル収納溝は、収納されるカプ
    セルの軸方向の一方の端部が低くなるように傾斜してい
    る請求項1に記載のカプセルの封緘機。
  5. 【請求項5】前記シール装置は、シール液槽内における
    塗布ローラのスラットの周回移動方向下流側に並設さ
    れ、その回転により前記カプセル収納溝の開口部から該
    カプセル収納溝内に侵入してその内部に収納されたカプ
    セルに転接することにより該カプセルを自転させつつ該
    カプセルのボディとキャップとの結合部にシール液を塗
    布する仕上げローラを有する請求項1に記載のカプセル
    封緘機。
  6. 【請求項6】前記塗布ローラの外周面は、軸方向中央部
    が全周にわたって窪んだ断面V字状であり、前記仕上げ
    ローラの外周面は、転接するカプセルのボディとキャッ
    プの結合部に係合するように段差が形成された形状であ
    る請求項5に記載のカプセルの封緘機。
  7. 【請求項7】前記カプセル搬送装置は、スラットの周回
    移動域の所定領域が乾燥ダクトにより覆われている請求
    項1に記載のカプセル封緘機。
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