JP2669922B2 - カプセルの目視検査用装置 - Google Patents

カプセルの目視検査用装置

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JP2669922B2
JP2669922B2 JP2112615A JP11261590A JP2669922B2 JP 2669922 B2 JP2669922 B2 JP 2669922B2 JP 2112615 A JP2112615 A JP 2112615A JP 11261590 A JP11261590 A JP 11261590A JP 2669922 B2 JP2669922 B2 JP 2669922B2
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泰三 山本
元啓 柳生
宏和 小西
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日本エランコ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、粉末状、顆粒状、あるいは液状の医薬品、
食品等が充填されたカプセルの外観を目視検査する際に
使用されるカプセルの目視検査用装置に関する。
(従来の技術) 粉末状、顆粒状、液状の医薬品は、容易に飲み下し得
るように、硬質ゼラチンカプセルに充填することが行わ
れている。このような硬質ゼラチンカプセルは、充填物
が充填される中空の円筒状のボディと、該ボディより若
干大径で該ボディの一端部に外嵌される中空の円筒状の
キャップとを有し、ボディ内に所定の充填物が充填され
た状態で、該ボディにキャップが嵌合される。
このようなカプセルは、所定の充填物を充填した状態
で、あるいは内部に充填物を充填しない状態で、その外
面に、傷、割れ、着色不良等がないかを目視検査され
る。カプセルの目視検査には、通常、カプセルを水平状
態で搬送する搬送装置が使用される。
多数のカプセルを効率よく目視検査するためには、そ
れぞれのカプセルを平面上に並べた状態で自転させつつ
搬送するようにすればよい。例えば、実公昭55−51583
号公報には、円盤状の錠剤を軸心方向が水平状態となる
ように鉛直状に支持して、水平方向に自転させつつ搬送
させる搬送装置が開示されている。長円筒状のカプセル
の場合にも、多数のカプセルを平面上に並べて自転させ
つつ搬送させればよい。
(発明が解決しようとする課題) カプセルは、上述したように、キャップの外径がボデ
ィの外径よりも若干大きくなっており、キャップがボデ
ィに嵌合されると、キャップの端部は、ボディに対して
段差が形成された状態になる。カプセルの目視検査で
は、上述のように、多数のカプセルを平面上に並べた状
態で自転させつつ搬送する場合にも、各カプセルのキャ
ップまたはボディの位置が揃っていない状態では、キャ
ップの端部の段差の位置が不揃いになり、作業者は目視
検査時に戸惑うおそれがある。特に、カプセルのボディ
とキャップの色が異なる場合には、作業者は、無作為に
搬送されるカプセルのボディとキャップの色に惑わされ
て、正確にカプセルの外観異常を検出できないおそれが
ある、また、作業者も、目の疲労が激しく、経時的に検
査精度が著しく低下するおそれがある。
本発明は上記従来の問題を解決するものであり、その
目的は、作業者がきわめて正確にカプセルの外観を目視
検査でき、また、その検査精度が経時的に著しく低下す
るおそれがないカプセルの目視検査用装置を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本発明のカプセル目視検査用装置は、ボディとキャッ
プとが結合された各カプセルを、キャップまたはボディ
の位置が揃った状態でその軸心方向が平行するように整
列させるカプセルの整列装置と、複数の搬送ローラーが
平行に並設されており、自転しつつその並設方向に水平
移動される複数の搬送ローラー、および各搬送ローラー
の移動域に設けられており、その領域を通過する各搬送
ローラーを自転させる回転手段、を有しており、各搬送
ローラーの移動域にて前記カプセル整列装置により整列
された各カプセルがそれぞれの底面に接触状態で嵌合さ
れて前記回転手段による各搬送ローラーの回転により回
転される凹部が、相互に隣接する前記各搬送ローラーの
全周に相互に対向して設けられているカプセル搬送装置
と、を具備する目視検査用装置であって、該凹部は該搬
送ローラーの外周面にその軸方向に沿って複数形成さ
れ、該各凹部の外径は全長に亘って略同一の外径を有
し、かつ該凹部の該搬送ローラーの軸心方向の長さは該
カプセルの長さよりも長く設定されており、該各搬送ロ
ーラーの軸方向の端部に、該凹部の外径よりも大きい外
径を有する断面円形の凸部が設けられ、該凸部の外面に
該回転手段としてのベルトが当接しており、そのことに
より上記目的が達成される。
好ましくは、前記カプセル搬送装置の移動方向の終端
部には、各搬送ローラーにより搬送されるカプセルの個
数を計数する計数器が設けられている。
好ましくは、前記カプセル整列手段は、カプセルを、
その軸心が放射方向となるように支持する供給ドラム
と、該供給ドラムの下方に設けられており、該供給ドラ
ムに支持されたカプセルを、ボディが中心側に位置する
ように放射状に支持するか、周面に沿った状態に支持す
る規制ローラーと、該規制ローラーの下方に配設されて
おり、該規制ローラーにて支持された各カプセルをキャ
ップが所定方向に位置させて周方向に沿った状態で支持
する反転ローラーと、を有する。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
本発明のカプセルの目視検査用装置は、カプセルの外
観を目視検査する際に使用される。該装置は、第1図に
示すように、各カプセルをそれぞれのキャップおよびボ
ディが同じ側に揃えてそれぞれの軸心位置が平行になる
ように整列させるカプセル整列装置20と、該カプセル整
列装置20により所定の状態に整列されたカプセルを水平
方向に搬送するカプセル搬送装置30と、を有する。
カプセル整列装置20は、特開昭60−190964号公報に開
示されているカプセル封緘装置のカプセル供給手段と同
様の構成である。該カプセル整列装置20は、カプセル搬
送装置30のカプセル搬送域における始端部の上方に配設
されている。該カプセル整列装置20は、第2図に示すよ
うに、上側から順に、それぞれの軸心が略水平にされて
上下方向に並設された供給ドラム22、規制ローラー23お
よび反転ローラー24を有する。そして、供給ドラム22の
上部周面に対向してカプセルホッパー21(第1図参照)
が配設されている。
該カプセルホッパー21内には、カプセル90が投入され
ている。該カプセル90は、ボディ91内に所定の充填物が
充填された状態で、該ボディ91にキャップ92が嵌合され
ている。
供給ドラム22は、第2図に矢印Bで示す方向へ回転可
能になっており、その周面には、該供給ドラム22の半径
方向に長くなった多数のカプセル収容ポケット22a、22
a、…が軸方向および周方向に所定の間隔をあけて、全
周にわたって設けられている。各カプセル収容ポケット
22aは、カプセルホッパー21内のカプセル90がその内部
に収容されるように、該カプセル90のキャップ92の外径
よりも十分に大きな内径を示している。カプセルホッパ
ー21は、該供給ドラム22の最上部よりもその回転方向上
流側位置にて該カプセルホッパー21内のカプセル90を、
順次、カプセル収容ポケット22a内に供給する。
供給ドラム22における各カプセル収容ポケット22aの
開口部は、該供給ドラム22の回転方向側に広がってお
り、カプセルホッパー21内の各カプセル90が確実に各カ
プセル収容ポケット22a内に収容される。
該供給ドラム22の上方には、該供給ドラム22の最上部
に対向して、ブラシローラー25(第1図参照)が回転可
能に配設されている。該ブラシローラー25の軸心は、供
給ドラム22の軸心に平行になっており、第2図に矢印B
で示す供給ドラム22の回転方向と同方向に回転し得る。
該ブラシローラー25は、各カプセル収容ポケット22a内
に収容されない余分なカプセル90をカプセルホーパー21
内に戻す。
各カプセル収容ポケット22aの内径は、各カプセル90
のキャップ92の外径よりも大きいために、カプセルホッ
パー21内の各カプセル90は、そのボディ91側およびキャ
ップ92側のいずれの側からも各カプセル収容ポケット22
a内に挿入される。
該供給ドラム22の軸方向に並列された各カプセル収容
ポケット22aの底部には、該供給ドラム22の軸方向に延
びる通気路22bが、それぞれ連通している。また、該供
給ドラム22の一方の端面の上部には、各通気路22bに連
通し得る吸引口が設けられている。該吸引口は、カプセ
ルホッパー21からカプセル90が挿入されるカプセル収容
ポケット22a内を、該カプセル収容ポケット22aが供給ド
ラム22の最上部に達するまでの間、減圧するべく、その
間に位置する通気路22bに連通する。該吸引口は、適当
な吸引装置に連結されており、該吸引装置により該吸引
口を減圧し、該吸引口に連通する通気路22bを減圧する
ことにより、該通気路22bが連通するカプセル収容ポケ
ット22aが減圧される。これにより、各カプセル収容ポ
ケット22a内に挿入されたカプセル90が各カプセル収容
ポケット22a内に確実に収容される。
第2図および第3図に示すように、供給ドラム22の最
下部に位置するカプセル収容ポケット22aに連通する通
気路22bは、供給ドラム22の端面に設けられた送気口22d
に連通している。該送気口22dには圧縮空気等の気体が
送給される。該圧縮空気は、該送気口22dが通気路22dを
介して連通する最下部のカプセル収容ポケット22aに送
給される。これにより、該カプセル収容ポケット22a内
に収容されたカプセル90が下方へ排出される。
該供給ドラム22の下部外周面における、最下部に位置
するカプセル収容ポケット22aの供給ドラム回転方向上
流側に隣接するカプセル収容ポケット22aが位置する部
分は、カプセル落下防止板22fにて覆われている。該カ
プセル落下防止板22fは、該カプセル落下防止板22fに対
向するカプセル収容ポケット22a内に収容されたカプセ
ル90が落下することを防止する。
該供給ドラム22の下方に配設される規制ローラー23
は、該供給ドラム22に対向している。該規制ローラー23
は、上方の供給ドラム22の回転方向とは反対方向(第2
図に矢印Dで示す方向)へ回転される。該規制ローラー
23の外周面には多数のカプセル方向規制ポケット23a
が、供給ドラム22の周面に配設された各カプセル収容ポ
ケット22a間の間隔と同様の周方向および軸方向間隔を
あけて、全周にわたって配設されている。
該規制ローラー23の各カプセル方向規制ポケット23a
は、半径方向に長く延びるボディ支持部23bと、該ボデ
ィ支持部23bに連設されて、該規制ローラー23の軸方向
に長く延びる倒伏カプセル収容部23cとを有する。ボデ
ィ支持部23bの内径は、カプセル90におけるボディ91の
外径よりも大きいが、キャップ92の外径よりも小さくな
っており、従って、カプセル90がボディ側から倒伏カプ
セル収容部23cを通って該ボディ支持部23b内に挿入され
ると、該ボディ91が該ボディ支持部23b内に位置され
る。これに対し、カプセル90がキャップ92側から倒伏カ
プセル収容部23cを通ってボディ支持部23b内に挿入され
ようとすると、該キャップ92はボディ支持部23b内に挿
入されない。該ボディ支持部23bにボディ91が挿入され
たカプセル90は、キャップ92が倒伏カプセル収容部23c
内に位置し、カプセル90全体が、カプセル収容ポケット
23a内に支持される。その結果、該キャップ92先端は、
規制ローラー23の周面から外方にはほとんど突出しない
状態、あるいはわずかに突出した状態になる。これに対
し、倒伏カプセル収容部23c内にキャップ92が支持さ
れ、しかも、該キャップ92がボディ支持部23bに対向し
た状態のカプセル90は、ボディ91が規制ローラー23の周
面より外方に突出した状態で支持される。
倒伏カプセル収容部23cは、規制ローラー23の軸方向
に長く延びており、従って、その内部にカプセル90を規
制ローラー23の軸方向に倒状した状態で収容し得る。各
カプセル方向規制ポケット23aにおける規制ローラー23
の軸方向に沿って並列された各ボディ支持部23bの底部
には、該規制ローラー23の軸方向に延びる通気路23dが
それぞれ連通している。該規制ローラー23の一方の端面
の上部には、該規制ローラー23の最上部から回転方向下
流側にかけて、各通気路23dと連通する吸気口23eが設け
られている。該吸気口23eは、適当な吸引装置に連結さ
れ、該吸引装置により、該吸気口23eに通気路23dを介し
て連通する各カプセル方向規制ポケット23a内が減圧さ
れる。
また、規制ローラー23の一方の端面には、該規制ロー
ラー23の最下部に位置してその軸方向に並列に設けられ
たカプセル方向規制ポケット23aの通気路23dに連通する
送気口23fが設けられており、この送気口23fに連通する
カプセル方向規制ポケット23aには、該送気口23fから通
気路23dを介して圧縮空気等の気体が吹き込まれる。該
カプセル方向規制ポケット23a内に収容されたカプセル9
0は、気体が吹き込まれることにより、該カプセル方向
規制ポケット23a内から下方へ排出される。
該規制ローラー23の最下部からその回転方向上流側に
かけて、該規制ローラー23の下部を覆う邪魔板23gが設
けられている。該邪魔板23gは、該規制ローラー23の下
部を覆う邪魔板23gが設けられている。該邪魔板23gは、
該規制ローラ23の外周面とは若干の間隙が形成されて該
規制ローラー外周面に対向している。該邪魔板23gは、
第4図に示すように、規制ローラー23の回転方向上流側
の側縁部に、その上流側方向に向かって開放された多数
の凹部23hが軸方向へ並設されている。該邪魔板23gの各
凹部23hは、規制ローラー23の軸心方向に並設された各
方向規制ポケット23aに対応して配設されており、各凹
部23hの側縁部は、カプセル方向規制ポケット23aに保持
されて、規制ローラー23の外周面からボディ91が突出し
たカプセル90の該ボディ91が、規制ローラー23の回転に
より、当接した際に、該カプセル90を該規制ローラー23
の軸方向に倒伏させて、倒伏カプセル収容部23c内に収
容するべく、傾斜している。邪魔板23gの各凹部23hの側
縁部に案内されて倒伏されるカプセル90は、カプセル方
向規制ポケット23aの倒伏カプセル収容部23a内に、キャ
ップ92がボディ支持部23aに対向した状態で収容され
る。
該邪魔板23gの上端部は、吸気口23eの下端部に対応し
ており、該邪魔板23gの上端にて倒伏されるカプセル90
は、該吸気口23eにより吸引されて、該カプセル方向規
制ポケット23a内に収容される。
規制ローラー23の下方に配設された反転ローラー24
は、該規制ローラー23とは同形であり、第2図に矢印E
で示す規制ローラー23の回転方向とは反対方向に、該規
制ローラー23と等しい速度で回転される。該反転ローラ
ー24の外周面には、該反転ローラー24および規制ローラ
ー23の回転により、規制ローラー23に設けられた各カプ
セル方向規制ポケット23aに対向するカプセル収容ポケ
ット24aが、全周にわたって設けられている。各カプセ
ル収容ポケット24aは、カプセル90を収容し得る大きさ
で、前記規制ローラー23の各カプセル方向規制ポケット
23aに対向して開口部が整合するように、該反転ローラ
ー24の軸方向に長くなっている。
各カプセル収容ポケット24aの底面は、規制ローラー2
3の各カプセル方向規制ポケット23aにおけるボディ収容
部23bに対向する側が深くなるように傾斜している。該
反転ローラー24の軸方向に並設された各カプセル収容ポ
ケット24aの底部には、該反転ローラー24の横方向に延
びる通気路24bがそれぞれ連通している。各通気路24bは
各カプセル収容ポケット24a内の深くなった部分に連通
している。該反転ローラー24の一方の端面には、その最
上部から回転方向下流側にかけて位置する各通気路24b
に連通し得る吸気口24cが設けられている。
反転ローラー24の吸気口24cが通気路24bを介して連通
する最上部において、軸方向に並設されたカプセル収容
ポケット24aは、その上方の規制ローラー23の最下部に
て軸方向に並設された各カプセル収容ポケット23aに対
向される。そして、反転ローラー24のカプセル収容ポケ
ット24a内が減圧され、かつ、該カプセル収容ポケット2
4aと対向する規制ローラー23のカプセル方向規制ポケッ
ト23a内に気体が送給されることにより、該カプセル方
向規制ポケット23a内のカプセル90が、反転ローラー24
のカプセル収容ポケット24a内へ移送される。このと
き、規制ローラー23におけるカプセル方向規制ポケット
23aのボディ支持部23b内にボディ91が支持されたカプセ
ル90は、キャップ92側から、反転ローラー24のカプセル
収容ポケット24a内へ挿入され、キャップ92がカプセル
収容ポケット24aの深くなった部分に位置されて、ボデ
ィ91の一部が反転ローラー24の外周面から突出した状態
で支持される。また、規制ローラー23におけるカプセル
方向規制ローラー23aの倒伏カプセル収容部23c内に、該
規制ローラー23の軸方向に倒伏した状態で収容されたカ
プセル90は、カプセル方向規制ポケット23aのボディ支
持部23bから吐出される気体により、反転ローラー24の
カプセル収容ポケット23a内にキャップ92側から挿入さ
れる。これにより、カプセル収容ポケット23a内の深く
なった部分にキャップ92が位置されて、該カプセル収容
ポケット23aの底面と同様に傾斜した状態でカプセル収
容ポケット24a内に収容される。
該反転ローラー24における、該吸気口24cの下端部に
対応するカプセル収容ポケット24aから、最下部のカプ
セル収容ポケット24aの回転方向上流側に隣接するカプ
セル収容ポケット24aまでの各カプセル収容ポケット24a
は、カプセルガイド板24eにて覆われている。該カプセ
ルガイド板24eの反転ローラー24回転方向上流側の側縁
部には、第5図に示すように、反転ローラー24の軸方向
に並設された各カプセル収容ポケット24a位置に対応さ
せてそれぞれ凹部24fが形成されている。該カプセルガ
イド板24eの各凹部24fの一方の側縁部は、カプセル収容
ポケット24aに反転ローラー24外周面から一部が突出す
るように支持されたカプセル90が、該反転ローラー24の
回転により当接して、そのカプセル90をカプセル収容ポ
ケット24a内に収容せるべく倒伏させるように傾斜した
状態になっている。従って、該カプセルガイド板24eの
配設位置を通過した各カプセル収容ポケット24a内に
は、その深くなった側部にキャップ92が位置するよう
に、各カプセル90が所定の方向に整列されて収容されて
いる。
該反転ローラー24の一方の端面における下部には、送
気口24dが設けられている。該送気口24dは、反転ローラ
ー24の最下部に位置する軸方向に並設されたカプセル収
容ポケット24aに通気路24bを介して連通する。該送気口
24dには、圧縮空気等の気体が送給され、該気体は送気
口24dから通気路24bを介して各カプセル収容ポケット24
aに送給されて、該カプセル収容ポケット24a内に収容さ
れたカプセル90を下方へ排出する。
各カプセル収容ポケット24aから排出されるカプセル9
0は、それぞれのキャップおよびボディが所定の側に位
置して、それぞれの軸心が平行になったほぼ水平状態
で、カプセル搬送装置30に移送される。
カプセル搬送装置30は、適当な間隔をあけて水平方向
に並設された一対のチェーン38(第1図に一点鎖線で示
す)を有する。各チェーン38は、それぞれ一対のスプロ
ケット37および37に巻掛けられており、両チェーン38
は、同期して所定方向へと移動される。両チェーン38間
には、多数の搬送ローラー31、31、…が、各チェーン38
の移動方向に若干の間隔をあけて並設されている。各搬
送ローラー31は、それぞれが水平状態で自転し得るよう
に各チェーン38に取り付けられており、各搬送ローラー
31が、水平状態でその並設方向に周回移動される。
各搬送ローラー31には、第6図および第7図に示すよ
うに、複数の凹部31aが各搬送ローラー31の軸心方向に
適当な間隔をあけて設けられている。各凹部31aは、そ
の深さが一定とされて全周にわたって設けられており、
それぞれの凹部31aの搬送ローラー31の軸心方向長さ
が、各カプセルの長手方向の長さよりも若干長くなって
いる。各凹部31aは、その底面が水平状態となってお
り、相互に隣接する各搬送ローラー31に設けられたそれ
ぞれの凹部31aは、整合状態で相互に対向している。そ
して、相互に対向する凹部31aおよび31aにカプセル90の
一部が嵌合された状態で、水平状態にされる。対向状態
になった一対の凹部31aおよび31a内に嵌合された各カプ
セル90は、それぞれの凹部31aの底面に線接触した状態
になる。各搬送ローラー31の一方の端部には、凹部31a
は形成されていない。
各搬送ローラー31の移動域のほぼ中央部には、その中
央部における各搬送ローラー31の凹部31aが形成されて
いない一方の端部の下方に位置するように、搬送ローラ
ー31の回転手段32が配設されている。この回転手段32
は、一対のプーリ32bおよび32b(第1図参照)に巻掛け
られたローラー回転用ベルト32aを有している。該ロー
ラー回転用ベルト32aは各搬送ローラー31の移動域の中
央部に、その移動方向と同方向へ直線移動されるように
配設されている。ローラー回転用ベルト32aの移動速度
は、各搬送ローラー31の移動速度とは等しくならないよ
うに、早くなっている。そして、該ローラー回転用ベル
ト32aは、その上方に位置する各搬送ローラー31の端部
に当接して、各搬送ローラー31を回転させる。各搬送ロ
ーラー31の回転により、相互に隣接する各搬送ローラー
31における相互に対向する両凹部31aおよび31a内に位置
された各カプセル90が自転する。
カプセル搬送装置30における搬送ローラー31移動域の
終端部の上方には、各搬送ローラー31にて搬送されるカ
プセル90の個数を計数する計数器33(第1図参照)が設
けられている。該計数器33は、例えば、各搬送ローラー
31における各凹部31に対向してそれぞれ配設された反射
型の距離センサの出力に基づいて、各搬送ローラー31に
て搬送されるカプセル90の個数が計数される。
カプセル搬送装置30の終端部には、各搬送ローラー31
の各凹部31にて支持されて搬送される各カプセルを、該
カプセル搬送装置30から排出するためのシュート35が設
けられている。
このような構成の本発明のカプセル目視検査装置を使
用して、カプセルの目視検査が次のように実施される。
前述したように、カプセル整列装置20により、ボディ
91およびキャップ92それぞれが所定の側に位置されて軸
心が平行状態になるように整列されたカプセル90は、カ
プセル搬送装置30における相互に隣接する各搬送ローラ
ー31の対向状態になった凹部31aおよび31a内に位置され
る。このとき、各カプセル90は、各搬送ローラー31の移
動方向に隣接する各凹部31aおよび31aの底面に線接触し
た状態になる。
各搬送ローラー31は、一対のチェーン38により、水平
状態で、その軸心方向と直交する方向に移動され、各搬
送ローラー31が、その移動域の中央領域に達すると、各
搬送ローラー31の一方の端部は、回転手段32におけるロ
ーラー回転用ベルト32aに当接した状態になる。該ロー
ラー回転用ベルト32aは、各搬送ローラー31の移動速度
よりも早い速度で周回移動しているために、各搬送ロー
ラー31は、ローラー回転用ベルト32aの当接により回転
される。各凹部31aの底面に線接触した状態のカプセル9
0は、各搬送ローラー31の回転により自転されつつ、各
搬送ローラー31の移動にともなって移動される。この間
に、作業者は、各カプセル90の外観を目視検査して、各
カプセルに傷、割れ、色むら等の不良品を除去する。
各搬送ローラー31がカプセル搬送域の終端部に達する
と、各搬送ローラー31の端部はローラー回転用ベルト32
aとは当接しない状態になり、各カプセル90は、自転す
ることなく、各搬送ローラー31により搬送される。そし
て、各搬送ローラー31が、計数器33が対向する位置に達
すると、各搬送ローラー31にて搬送されるカプセル90の
個数が計数される。従って、作業者による目視検査の結
果、不良品として除去されたカプセル90が存在していて
も、その除去されたカプセルが計数されることなく、目
視検査された正常なカプセル数を正確に計数する。
計数器33により計数されたカプセル90は、カプセル搬
送装置30の終端部に取り付けられたシュート35内に投入
され、該シュート35により、該カプセル搬送装置30から
排出される。
(発明の効果) 本発明のカプセル目視検査用装置は、このように、カ
プセル整列装置により、カプセルがキャップおよびボデ
ィが一方の側に揃った状態で、しかも、それぞれの軸心
が平行になった整列状態で、カプセル搬送装置に移送さ
れるために、作業者は、所定方向に揃った状態のカプセ
ルを正確にかつ迅速にを目視検査し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカプセル目視検査用装置の一例を示す
正面図、第2図はそのカプセル整列装置の要部の横断面
図、第3図はその縦断面図、第4図は規制ローラーの邪
魔板の要部の側面図、第5図は反転ローラーのカプセル
ガイド板の要部の側面図、第6図はカプセル搬送装置の
要部の斜視図、第7図はその断面図である。 20……カプセル整列装置、22……供給ドラム、23……規
制ローラー、24……反転ローラー、30……カプセル搬送
装置、31……搬送ローラー、31a……凹部、32……ロー
ラー回転手段、32a……ローラー回転用ベルト、33……
計数器、35……シュート。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディとキャップとが結合された各カプセ
    ルを、キャップまたはボディの位置が揃った状態でその
    軸心方向が平行するように整列させるカプセル整列装置
    と、 複数の搬送ローラーが平行に並設されており、自転しつ
    つその並設方向に水平移動される複数の搬送ローラー、
    および各搬送ローラーの移動域に設けられており、その
    領域を通過する各搬送ローラーを自転させる回転手段、
    を有しており、各搬送ローラーの移動域にて前記カプセ
    ル整列装置により整列された各カプセルがそれぞれの底
    面に接触状態で嵌合されて前記回転手段による各搬送ロ
    ーラーの回転により回転される凹部が、相互に隣接する
    前記各搬送ローラーの全周に相互に対向して設けられて
    いるカプセル搬送装置と、 を具備するカプセル目視検査用装置であって、 該凹部は該搬送ローラーの外周面にその軸方向に沿って
    複数形成され、該各凹部の外径は全長に亘って略同一の
    外径を有し、かつ該凹部の該搬送ローラーの軸心方向の
    長さは該カプセルの長さよりも長く設定されており、 該各搬送ローラーの軸方向の端部に、該凹部の外径より
    も大きい外径を有する断面円形の凸部が設けられ、該凸
    部の外面に該回転手段としてのベルトが当接している、
    カプセル目視検査用装置。
  2. 【請求項2】前記カプセル搬送装置の移動方向の終端部
    には、各搬送ローラーにより搬送されるカプセルの個数
    を計数する計数器が設けられている請求項1に記載のカ
    プセル目視検査用装置。
  3. 【請求項3】前記カプセル整列手段は、カプセルを、そ
    の軸心が放射方向となるように支持する供給ドラムと、
    該供給ドラムの下方に設けられており、該供給ドラムに
    支持されたカプセルを、ボディが中心側に位置するよう
    に放射状に支持するか、周面に沿った状態に支持する規
    制ローラーと、該規制ローラーの下方に配設されてお
    り、該規制ローラーにて支持された各カプセルをキャッ
    プが所定方向に位置させて周方向に沿った状態で支持す
    る反転ローラーと、を有する請求項1に記載のカプセル
    目視検査用装置。
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