JP3789829B2 - 充填装置及びptp包装機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートに形成された各ポケット部に錠剤等の被充填物を充填する充填装置及び該充填装置を備えたPTP包装機を含む技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、PTPシートは、錠剤等が投入されるポケット部が形成された容器フィルムと、その容器フィルムにポケット部の開口側を密封するように前記容器フィルムに固着される密封用フィルムとから構成されている。そして、容器フィルムと密封用フィルムとを固着する前に、ポケット部に錠剤等が充填される。PTPシートに錠剤等を自動的に充填するための装置として充填装置が用いられる。
【0003】
該充填装置41を図4(a),(b)に基づいて説明する。回転ドラム42の外周面には、錠剤43を移送するための凹型の収容ポケット44が多数形成されている。各収容ポケット44は容器フィルム45に形成された各ポケット部46の間隔に合わせた配置構成となっている。
【0004】
また、回転ドラム42の上部に近接して錠剤供給シュート47が配設されており、該錠剤供給シュート47から錠剤43が排出され、収容ポケット44に収容される。回転ドラム42の一側面側には、回転ドラム42の外周面に沿って、半月ガイド部材48が併設されている。そして、回転ドラム42が矢印方向へ回転することにより、半月ガイド部材48に沿って、錠剤43が移送される。
【0005】
一方、容器フィルム45は、回転ドラム42の回転速度に合わせて移送され、回転ドラム42の下部において、ポケット部46の位置が収容ポケット44に対応させられる。そして、錠剤43が、回転ドラム42の下部まで到達させられるととともに、ポケット部46に充填される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上記のような半月ガイド部材48を用いた場合、半月ガイド部材48の先端部が、回転ドラム42の真下付近まで達していなければ、錠剤43を正確に容器フィルム45のポケット部46まで誘導できない。しかし、半月ガイド部材48の先端部が回転ドラム42の真下付近にまで達していると、回転ドラム42の下端部と容器フィルム45との間に、隙間が生じるのを避けられない。そのため、錠剤43の充填時において、錠剤43の落差が大きくなる。
【0007】
また、容器フィルム45には、形状の異なる多種類の錠剤43を収容可能な比較的大きなポケット部46を備えたものも存在する。このような大きなポケット部46に対して、比較的小さな錠剤43を充填しようとした場合、錠剤43とポケット部46の底部との落差が一層大きくなる。
【0008】
ところが、上述のように落差が大きいと、錠剤43がポケット部46へ落下する際に、その姿勢を崩してしまい、ポケット部46内において直立入りしてしまう(姿勢不良)という不具合が生じるおそれがある。
【0009】
例えば、錠剤43が半月ガイド部材48の先端部を通過するとき、図5(a)に示すように、錠剤43の移送方向先端側が下方に向かい徐々に傾く。その結果、図5(b)に示すように、ポケット部72内において直立入りしてしまう(姿勢不良が生じてしまう)場合がある。あるいは、図6(a)、(b)に示すように、錠剤43が半月ガイド部材48上を移送方向から見て斜めに傾いた状態で移送される場合がある。この状態において、錠剤43が落下する際に、移送方向に対し横回転し、図6(c)に示すように直立入りしてしまう場合がある。
【0010】
一般的に、錠剤の充填後には、PTPシート及び錠剤43に関する不良品の検査が行われるが、これに際して、上述したような直立入りした錠剤43は、ポケット部46内に収まりきらず、その一部がポケット部46外部に突出してしまい、錠剤43の表面に傷が付いたり、密封用フィルムに破れが生じたりしてしまうため、検査時に不良品としてみなされる。従来では、このような問題で不良品として判定されるものがあり、生産性の点で問題があった。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、適正な充填姿勢で容器フィルムに形成されたポケット部に錠剤等の被充填物を充填し、不良判定される頻度を低減して生産性を向上することができる充填装置及びPTP包装機を提供することを主たる目的の一つとしている。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成し得る特徴的手段について以下に説明する。また、各手段につき、特徴的な作用及び効果を必要に応じて記載する。
【0013】
手段1.略水平に移送されるポケット部の形成されたシートに対して、被充填物を個別に移送する移送手段と、前記シート上方において、前記被充填物を前記ポケット部へと落下案内させるためのガイド部材とを備えた充填装置であって、前記ガイド部材は、前記充填位置の直前において、前記被充填物を所定の姿勢で、移送方向に対して直交する方向の両側から支持、又は、挟持し、前記充填位置に到達した時点で、前記支持、又は、挟持を解除可能に構成されていることをを特徴とする充填装置。
【0014】
手段1によれば、被充填物が、移送手段によって個別に移送され、ガイド部材によって、充填位置の直前において移送方向に対して直交する方向の両側から支持、又は、挟持される。そして、被充填物が充填位置まで移送されると、ガイド部材による支持、又は、挟持が解除されて、被充填物がシートに形成されたポケット部へと落下させられる。このとき、被充填物は、ほぼ所定の姿勢を保って落下させられることになるため、ポケット部での充填姿勢が所定の姿勢をとりやすい。従って、ポケット部との落差によって、姿勢不良となってしまう従来技術とは異なり、適正な姿勢で充填できる。その結果、姿勢不良や姿勢に起因する様々な不具合を低減し、生産性の向上を図ることができる。尚、本手段及び以下の手段に記載の「所定の姿勢」に代えて、「充填後に姿勢不良と判定されない姿勢と同様の姿勢」、「ポケット部内で最も安定する姿勢と同様の姿勢」、「水平面に載置したとき最も安定する姿勢」としてもよい。
【0015】
手段2.略水平に移送されるポケット部の形成されたシートに対して、被充填物を個別に移送する移送手段と、前記シート上方において、前記被充填物を沿わせて移送させるために、前記充填物を前記ポケット部へと充填する充填位置の少なくとも直前から、前記充填位置まで延びる移送面の形成されたガイド部材とを備えた充填装置であって、前記ガイド部材は、前記充填位置の直前において、前記被充填物を所定の姿勢で、移送方向に対して直交する方向の両側から支持し、前記被充填物の支持位置が移送方向側へと移動させられ、前記被充填物が傾き始めるのと同時、又は、ほぼ同時に前記支持を解除可能に構成されていることを特徴とする充填装置。
【0016】
手段2によれば、被充填物が、ガイド部材に形成された移送面に沿って、移送手段によって個別に移送される。充填位置の直前においては、ガイド部材によって、移送方向に対して直交する方向の両側から所定の姿勢で支持される。そして、被充填物が移送されるにつれて、支持位置も移送方向側へと移動させられる。さらに、被充填物が移送面の先端まで移送されると、被充填物は移送方向側から傾き始める。これと同時、又は、ほぼ同時に支持が解除されて、被充填物がシートに形成されたポケット部へと落下させられる。このとき、被充填物の傾きによる姿勢変化は僅かであり、ほぼ所定の姿勢を保って落下させられることになる。このため、ポケット部での充填姿勢が所定の姿勢をとりやすい。従って、ポケット部との落差によって、姿勢不良となってしまう従来技術とは異なり、適正な姿勢で充填できる。その結果、姿勢不良や姿勢に起因する様々な不具合を低減し、生産性の向上を図ることができる。
【0017】
手段3.略水平に移送されるポケット部の形成されたシートに対して、被充填物を個別に移送する移送手段と、前記シート上方において、前記被充填物を沿わせて移送させるために、前記充填物を前記ポケット部へと充填する充填位置の少なくとも直前から、前記充填位置まで延びる移送面の形成されたガイド部材とを備えた充填装置であって、前記ガイド部材は、前記充填位置の直前において、前記被充填物を所定の姿勢で、移送方向に対して直交する方向の両側から支持し、前記被充填物の支持位置が移送方向側へと移動させられ、前記被充填物の重心が前記支持位置よりも移送方向側に移動するのと同時、又は、ほぼ同時に支持を解除可能に構成されていることを特徴とする充填装置。
【0018】
手段3によれば、被充填物が、ガイド部材に形成された移送面に沿い、移送手段によって個別に移送される。充填位置の直前においては、ガイド部材によって、移送方向に対して直交する方向の両側から所定の姿勢で支持される。そして、被充填物が移送されるにつれて、支持位置も移送方向側へと移動させられる。さらに、被充填物が移送面の先端まで移送されると、支持位置に対して被充填物が移送方向側へと移動する。そして、被充填物の重心が支持位置よりも移送方向側に移動する。被充填物の重心より移送方向側の支持が無くなった場合には、被充填物が移送方向側へと傾いてしまう。ところが、これと同時、又は、ほぼ同時に支持が解除されることで、被充填物が傾くことなく、所定の姿勢でシートに形成されたポケット部へと落下させられる。このため、ポケット部での充填姿勢が所定の姿勢をとりやすい。従って、ポケット部との落差によって、姿勢不良となってしまう従来技術とは異なり、適正な姿勢で充填できる。その結果、姿勢不良や姿勢に起因する様々な不具合を低減し、生産性の向上を図ることができる。
【0019】
手段4.略水平に移送されるポケット部の形成されたシートに対して、被充填物を個別に移送する移送手段と、前記シート上方において、前記被充填物を沿わせて移送させるために、前記充填物を前記ポケット部へと充填する充填位置の少なくとも直前から、前記充填位置まで延びる移送面の形成されたガイド部材とを備えた充填装置であって、前記ガイド部材の先端部には、前記被充填物の移送経路上の前記充填位置に対応して切欠きが形成されており、前記切欠きは、前記被充填物の移送方向側ほど幅広となっていることを特徴とする充填装置。
【0020】
手段4によれば、被充填物が、ガイド部材に形成された移送面に沿って、移送手段によって個別に移送される。ガイド部材の先端部には、被充填物の移送経路上に切欠きが形成されているため、切欠き上に被充填物が移送されると、ガイド部材によって、移送方向に対して直交する方向の両側から支持されることとなる。このとき、下部が凸状であり移送時の姿勢が比較的不安定な被充填物(例えば、曲面を有する錠剤等)の場合、切欠き内に下部の一部が入り込むため、幅方向(移送位相に直交する方向)に被充填物を比較的安定した姿勢で支持、移送できる。また、切欠きは、前記被充填物の移送方向側ほど幅広となっているため、被充填物が移送されるにつれて、被充填物のガイド部材上に重なる部分が小さくなっていく。そして、さらに移送されると、ガイド部材による被充填物の支持バランスが崩れ、被充填物が移送方向側へと傾き始める。ところが、これと同時、又は、ほぼ同時に被充填物のガイド部材上に重なる部分がなくなり、支持が解除されてしまう。このため、被充填物がそれほど傾くことなく、切欠き上で支持されていた際の姿勢を保った状態で、シートに形成されたポケット部へと落下させられる。このため、被充填物のポケット部への充填姿勢の制御が図りやすい。従って、ポケット部との落差によって、姿勢不良となってしまう従来技術とは異なり、適正な姿勢で充填できる。その結果、姿勢不良や姿勢に起因する様々な不具合を低減し、生産性の向上を図ることができる。
【0021】
手段5.前記切欠きの先端の幅は、前記被充填物の移送方向に直交する幅よりも大きいことを特徴とする手段4に記載の充填装置。
【0022】
手段5によれば、切欠きの先端の幅が、被充填物の移送方向に直交する幅よりも大きいため、ガイド部材による被充填物の支持バランスが崩れる直前において、被充填物のガイド部材上に重なる部分を非常に小さくできる。従って、支持バランスが崩れるタイミングと、被充填物のガイド部材上に重なる部分がなくなり、支持が解除されるタイミングを、確実に同時、又は、ほぼ同時にさせることができる。
【0023】
手段6.前記切欠きの形状は、略V字状であることを特徴とする手段5に記載の充填装置。
【0024】
手段6のように、切欠きの形状を略V字状に設定することで、前記切欠き形状をそれほど被充填物の形状毎に合わせる必要なく、設計が容易にできる。
【0025】
手段7.前記略V字の開放角度は、30°以上75°以下であることを特徴とする手段6に記載の充填装置。
【0026】
手段7によれば、略V字の開放角度が、30°以上75°以下であるため、ガイド部材による被充填物の支持バランスが崩れる直前において、被充填物のガイド部材上に重なる部分を確実に小さくできる。従って、支持バランスが崩れるタイミングと、被充填物のガイド部材上に重なる部分がなくなり、支持が解除されるタイミングを、一層確実に同時、又は、ほぼ同時にさせることができる。尚、「30°以上75°以下」に代えて、「45°以上60°以下」としてもよい。尚、開放角度が小さすぎると、落下位置にばらつきが生じやすく、また、大きすぎると上記作用効果が奏されにくい。
【0027】
手段8.前記移送手段は、前記ガイド部材の先端部の上方又はほぼ上方に最下点を備える回転ドラムを備え、該回転ドラムが回転することにより被充填物が移送されることを特徴とする手段1乃至7いずれかに記載の充填装置。
【0028】
手段8のように、被充填物が、回転ドラムによって、ガイド部材の先端部まで移送されるようにしてもよい。
【0029】
手段9.前記ガイド部材には、前記回転ドラムに被充填物の供給される位置から、該回転ドラムの外周面に沿って移送面が形成されていることを特徴とする手段8に記載の充填装置。
【0030】
手段9によれば、被充填物が回転ドラムに供給されると、被充填物は移送面に沿って移送され、確実にガイド部材の先端部へと移送される。
【0031】
手段10.前記ガイド部材の移送方向先端位置は、前記回転ドラムの回転中心から垂直に下ろしたラインよりも僅かに突出していることを特徴とする手段8又は9に記載の充填装置。
【0032】
手段10によれば、ガイド部材の移送方向先端位置が、回転ドラムの回転中心から垂直に下ろしたラインよりも僅かに突出している。このため、ガイド部材の先端の移送面が下方に傾かず、ほぼ水平に設定できる。従って、ガイド部材の先端における被充填物の姿勢を制御しやすい。その結果、被充填物のポケット部への充填姿勢の制御が図りやすい。
【0033】
手段11.前記被充填物は、錠剤であることを特徴とする手段1乃至10のいずれかに記載の充填装置。
【0034】
手段11のように、被充填物として錠剤を適用してもよい。尚、錠剤の種類は、特に限定されず固形製剤やカプセル等でもよい。
【0035】
手段12.手段1乃至11に記載の充填装置を備えたPTP包装機。
【0036】
手段12のように、PTP包装機に上記各手段にて特定された充填装置を設ければ、姿勢不良の被充填物を含んだPTPシートの発生を低減でき、結果として、不良品として排除されるPTPシートを低減できる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0038】
この実施の形態では、錠剤の充填装置をPTP包装機に装備することによって、PTP包装機内でシートに設けられたポケットに錠剤を充填する。また、錠剤として平面円形、かつ、扁平曲面を有する錠剤を使用した場合に基づいて説明する。
【0039】
図2に示すように、PTP包装機1は、被充填物としての錠剤2(図1(a)参照)をPTPシートに自動的に包装するものである。具体的には、ポリプロピレン、PVCなどのシートとしてのフィルム3をフィルム送りロール4とテンションロール5,6とで、加熱手段7と成形手段8に送り込み、錠剤2が充填されるポケット部9(図1(a)参照)をフィルム3に成形する。そして、ポケット部9の成形された容器フィルム10が、錠剤2を充填するための錠剤充填装置11の下にまで送られてくると、該錠剤充填装置11が各ポケット部9に錠剤2を自動的に充填する。
【0040】
また、錠剤2の充填後、各ポケット部9における錠剤2の有無、充填された錠剤2の欠損、異物の混入等を見つけ出すために検査が行われる。該検査は、CCDカメラ12、照明13などから構成される検査装置により行われる。
【0041】
さらに、各ポケット部9に錠剤2が充填された容器フィルム10の上に、アルミ製の密封用フィルム14をテンションロール15,16を介して送り込み、一対のシールロール17,18で固着させる。これによって、錠剤2が各ポケット部9に充填されたフィルム状のPTPシート19が製造される。かかるフィルム状のPTPシート19はシート状に裁断された後に、図示しない不良シート排出機構やPTPシート集積機構などへ順に送られる。
【0042】
さて、図1(a),(b)は本実施の形態におけるPTP包装機1に適用された錠剤充填装置11を示している。該錠剤充填装置11は、図示しない基台を備えている。基台には移送手段としての略円筒形の回転軸22が水平方向へ延びるように固定されている。回転軸22には、移送手段としての円柱形状の回転ドラム23がはめ込まれている。すなわち、回転ドラム23は、図示しない駆動モータによって回転軸22とともに一体回転させられる。回転ドラム23の外周面上には、錠剤2を収容し、かつ、保持するための収容ポケット24が多数形成されている。なお、各収容ポケット24は、回転ドラム23の周方向及び軸線方向に所定の間隔で規則的に配列されている。
【0043】
各収容ポケット24は、回転ドラム23の半径方向の断面がほぼ円弧状となる凹部が回転ドラム23の外周面に刻設されたものである。収容ポケット24の凹部の深さは、錠剤2の一部が回転ドラム23の外周面より突出するように形成されている。具体的には、錠剤2の略半分が収容される深さとなるよう設定されている。これにより、錠剤2は、その一部を収容ポケット24から突出させられる。
【0044】
回転ドラム23の上方には、重力による自然落下を利用して、錠剤2を収容ポケット24に供給するための供給シュート25が配設されている。供給シュート25内は空洞となっており、錠剤2を横姿勢で鉛直方向に一列に積載できるよう形成されている。なお、供給シュート25の上流側は図示しない錠剤2の供給部に連結されるとともに、その下流側は積載された錠剤2を排出できるように開口している。供給シュート25の開口部に隣接して、錠剤2の自然落下を一時的に阻止する開閉動作可能な図示しないシャッタが設けられている。その開閉動作は、回転ドラム23の回転に同期して行われる。
【0045】
また、回転ドラム23の下方では、前記容器フィルム10が、6〜8m/分の速度で、ほぼ水平方向に移送される。回転ドラム23の最下点において、該回転ドラム23と容器フィルム10とが近接するようになっている。
【0046】
さらに、回転ドラム23の一側面側には、収容ポケット24内の錠剤2を保持するためのガイド部材26が、回転ドラム23の外周面に沿って併設されている。ガイド部材26は、回転ドラム23に対して、供給シュート25から回転ドラム23の最下点を僅かに超えた位置までを覆っている。また、ガイド部材26は、回転ドラム23の最下点付近では、錠剤2を保持できる程度の剛性を有した状態で薄肉になっている。これにより、回転ドラム23と容器フィルム10との間にガイド部材26が介在していても、両者間の距離がさほど大きくならないようになっている。
【0047】
また、図3(a),(b),(c)に示すように、ガイド部材26の回転ドラム23の下部先端には、収容ポケット24に対応する位置に切欠き27が具備されている。該切欠き27は、ガイド部材26の先端側に開いた平面略V字状をなしており、前記略V字の開放端の距離L(幅)は、錠剤2の直径よりも大きく設定されている。また、略V字の開放角度θは30°〜75°が好ましく、尚好ましくは45°〜60°である。尚、本実施の形態では45°である。
【0048】
次に、錠剤充填装置11によって、搬送される容器フィルム10のポケット部9に錠剤2を充填する場合について説明する。まず、駆動モータを容器フィルム10の搬送動作に同期して作動させることにより、回転ドラム23を一方向へ回転させる。この同期回転時には、回転ドラム23の真下位置でポケット部9と収容ポケット24とが一致するように設定されている。
【0049】
また、供給シュート25のシャッタは、回転ドラム23の回転速度に同期して開閉される。この開閉動作により、錠剤2が個別に開口部から落下させられる。落下した錠剤2は、回転ドラム23の収容ポケット24毎に1個ずつ収容される。
【0050】
そして、錠剤2は、回転ドラム23の回転に伴って移動する収容ポケット24によって、ガイド部材26に沿って下方へと移送される。錠剤2が回転ドラム23の最下点付近を移送される際に、錠剤2は、ガイド部材26の切欠き27上を通過する。すると、錠剤2は、ガイド部材26から落下して、容器フィルム10のポケット部9へと充填される。
【0051】
ここで、前記ガイド部材26から錠剤2が落下する際の該錠剤2の状態について説明する。錠剤2が切欠き27上に移送される際、当初、錠剤2は、切欠き27上に重なる部分が小さく、ガイド部材26上に重なる部分が大きいため、錠剤2がガイド部材26から落下してしまうことはない。
【0052】
さらに、図3(a)に示すように、錠剤2が少し移送された時点では、錠剤2は、該錠剤2の幅方向(錠剤2の移送方向に対して直交する方向)両側のみがガイド部材26上に載る状態となる。すなわち、錠剤2は、その幅方向両側においてガイド部材26によって支持された状態となる。そして、錠剤2の幅方向中心の底部が、切欠き27に入り込む。このとき、錠剤2は、幅方向両側において支持されているため、移送方向に対して左右に傾きにくくすることができる。
【0053】
また、切欠き27の形状が略V字状であるため、錠剤2が移送されるにつれて、錠剤2のガイド部材26上に重なる部分が小さくなるとともに、ガイド部材26による錠剤2の幅方向の支持位置が、移送方向側へと移動する。
【0054】
錠剤2がさらに少し移送されると、錠剤2の重心位置Mが、錠剤2の支持位置よりも移送方向側に移動することとなる。このとき、錠剤2は、移送方向側に傾き始める。容器フィルム10の移送速度に合わせて、錠剤2も移送されており、前記錠剤2の傾き始めとほぼ同時に、錠剤2のガイド部材26上に重なる部分が無くなる(図3(b)参照)。すなわち、ガイド部材26による錠剤2の支持が解除される。このため、錠剤2は、移送方向前方側から回転することなく、錠剤2全体を非常に水平に近い状態で落下させることができる。その結果、錠剤2は、容器フィルム10のポケット部9へ水平状態で充填される。
【0055】
以上詳述したように、本実施の形態によれば、ガイド部材26の下部先端に、略V字状の切欠き27が具備されているため、前記錠剤2の傾き始めとほぼ同時に、ガイド部材26による錠剤2の支持が解除され、錠剤2はほぼ水平に落下する。このため、錠剤2は、移送方向側から回転してしまうといった不具合の抑制を図ることができる。
【0056】
また、錠剤2が切欠き27上において移送方向に対して左右に傾いた状態で移送されにくい。このため、ポケット部9への落下時に、錠剤2が左右に回転してしまうといった不具合の抑制を図ることができる。
【0057】
従って、錠剤2全体を非常に水平に近い状態で落下させることができ、錠剤2に対して、ポケット部9が大きく、充填時の落差が大きい場合であっても、錠剤2のポケット部9へ充填される際の姿勢不良を抑制を図ることができる。その結果、PTPシート19及び錠剤2に関して不良判定される頻度を低減して生産性の向上を図ることができる。また、錠剤2のサイズに関わらず、同一サイズのポケット部9を備える容器フィルム10を使用することができる。
【0058】
加えて、錠剤2を充填するまで水平に保持し、充填の際には錠剤2を水平に落下させるための吸引機構等を要しない。このため、設備の簡素化やこれに伴うコストの低減を図ることができる。
【0059】
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0060】
(a)切欠き27の形状は、特に略V字状に限定されるわけではない。例えば、先端が左右均等に開いた略台形状でもよいし、略半円形状でもよい。
【0061】
(b)錠剤2を水平な状態でその幅方向両端を支持、又は、挟持させておき、充填の際に支持、又は、挟持を機械的に解除する機構を設けるようにしてもよい。
【0062】
(c)錠剤2の種類は、特に限定されず固形製剤やカプセル等でもよい。また、錠剤2形状は、必ずしも扁平型でなくてもよいし、円形に限定されない。例えば、扁平な長円型錠剤がその長手方向と移送方向とを平行にして移送される場合において、従来、その形状の特質から長手方向を垂直にして直立してしまうといった不具合はほとんど発生しないが、左右に傾いて移送され、長手方向を水平にして直立してしまうおそれがる。これに対し、上記実施の形態を適用することで、左右に傾かずに移送でき、姿勢不良を起こすことなく充填できる。
【0063】
(d)上記実施の形態では、回転ドラム23とガイド部材26とによって錠剤2を移送しているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、錠剤2を個別にガイド部材26の切欠き27上へと移送する移送手段があればよい。例えば、ピン等による掻き出し機構や、吸引機構等を適用してもよい。
【0064】
(e)ガイド部材26の形状は、上記実施の形態に限定されるものではない。錠剤2を落下させる位置に存在し、その先端に切欠き27があればよく、錠剤2の移送手段によって適宜対応させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一実施の形態における錠剤充填装置の断面図であり、(b)は錠剤をポケット部への充填する部分の拡大断面図である。
【図2】PTP包装機の全体構成を示すブロック図である。
【図3】ガイド部材の切欠きを説明するための図であって、(a)は錠剤が切欠きに支持されている状態を示す平面図であり、(b)は錠剤に対して切欠きの支持が解除された状態を示す平面図であり、(c)は錠剤と切欠きの関係を示す側面図である。
【図4】(a)は従来における充填装置の断面図であり、(b)は従来における錠剤をポケット部への充填する部分の拡大断面図である。
【図5】従来における錠剤の一落下状態を示す図であって、(a)は錠剤の移送方向先端側が下方に傾いた状態を示す図であり、(b)は錠剤の落下後の状態を示す図である。
【図6】従来における錠剤の別の落下状態を示す図であって、(a)は錠剤が移送方向に対して斜めに傾いた状態で移送された状態を示す図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は錠剤の落下後の状態を示す図である。
【符号の説明】
1…PTP包装機、2…被充填物としての錠剤、3…シートとしてのフィルム、9…ポケット部、11…錠剤充填装置、23…移送手段としての回転ドラム、26…ガイド部材、27…切欠き。

Claims (13)

  1. 略水平に移送されるポケット部の形成されたシートに対して、被充填物を個別に移送する移送手段と、
    前記シート上方において、前記被充填物を前記ポケット部へと落下案内させるためのガイド部材とを備えた充填装置であって、
    前記ガイド部材は、前記充填位置の直前において、前記被充填物を所定の姿勢で、移送方向に対して直交する方向の両側から支持、又は、挟持し、前記充填位置に到達した時点で、前記支持、又は、挟持を解除可能に構成され、
    前記移送手段は、前記ガイド部材の先端部の上方又はほぼ上方に最下点を備える回転ドラムを備え、該回転ドラムが回転することにより被充填物が移送され、
    前記ガイド部材の移送方向先端位置は、前記回転ドラムの回転中心から垂直に下ろしたラインよりも僅かに突出していることを特徴とする充填装置。
  2. 略水平に移送されるポケット部の形成されたシートに対して、被充填物を個別に移送する移送手段と、
    前記シート上方において、前記被充填物を沿わせて移送させるために、前記充填物を前記ポケット部へと充填する充填位置の少なくとも直前から、前記充填位置まで延びる移送面の形成されたガイド部材とを備えた充填装置であって、
    前記ガイド部材は、前記充填位置の直前において、前記被充填物を所定の姿勢で、移送方向に対して直交する方向の両側から支持し、前記被充填物の支持位置が移送方向側へと移動させられ、前記被充填物が傾き始めるのと同時、又は、ほぼ同時に前記支持を解除可能に構成され、
    前記移送手段は、前記ガイド部材の先端部の上方又はほぼ上方に最下点を備える回転ドラムを備え、該回転ドラムが回転することにより被充填物が移送され、
    前記ガイド部材の移送方向先端位置は、前記回転ドラムの回転中心から垂直に下ろしたラインよりも僅かに突出していることを特徴とする充填装置。
  3. 略水平に移送されるポケット部の形成されたシートに対して、被充填物を個別に移送する移送手段と、
    前記シート上方において、前記被充填物を沿わせて移送させるために、前記充填物を前記ポケット部へと充填する充填位置の少なくとも直前から、前記充填位置まで延びる移送面の形成されたガイド部材とを備えた充填装置であって、
    前記ガイド部材は、前記充填位置の直前において、前記被充填物を所定の姿勢で、移送方向に対して直交する方向の両側から支持し、前記被充填物の支持位置が移送方向側へと移動させられ、前記被充填物の重心が前記支持位置よりも移送方向側に移動するのと同時、又は、ほぼ同時に支持を解除可能に構成され、
    前記移送手段は、前記ガイド部材の先端部の上方又はほぼ上方に最下点を備える回転ドラムを備え、該回転ドラムが回転することにより被充填物が移送され、
    前記ガイド部材の移送方向先端位置は、前記回転ドラムの回転中心から垂直に下ろしたラインよりも僅かに突出していることを特徴とする充填装置。
  4. 略水平に移送されるポケット部の形成されたシートに対して、被充填物を個別に移送する移送手段と、
    前記シート上方において、前記被充填物を沿わせて移送させるために、前記充填物を前記ポケット部へと充填する充填位置の少なくとも直前から、前記充填位置まで延びる移送面の形成されたガイド部材とを備えた充填装置であって、
    前記ガイド部材の先端部には、前記被充填物の移送経路上の前記充填位置に対応して切欠きが形成されており、
    前記切欠きは、前記被充填物の移送方向側ほど幅広となっていることを特徴とする充填装置。
  5. 前記切欠きの先端の幅は、前記被充填物の移送方向に直交する幅よりも大きいことを特徴とする請求項に記載の充填装置。
  6. 前記切欠きの形状は、略V字状であることを特徴とする請求項に記載の充填装置。
  7. 前記略V字の開放角度は、30°以上75°以下であることを特徴とする請求項に記載の充填装置。
  8. 前記移送手段は、前記ガイド部材の先端部の上方又はほぼ上方に最下点を備える回転ドラムを備え、該回転ドラムが回転することにより被充填物が移送されることを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の充填装置。
  9. 前記ガイド部材には、前記回転ドラムに被充填物の供給される位置から、該回転ドラムの外周面に沿って移送面が形成されていることを特徴とする請求項に記載の充填装置。
  10. 前記ガイド部材の移送方向先端位置は、前記回転ドラムの回転中心から垂直に下ろしたラインよりも僅かに突出していることを特徴とする請求項又はに記載の充填装置。
  11. 前記ガイド部材には、前記回転ドラムに被充填物の供給される位置から、該回転ドラムの外周面に沿って移送面が形成されていることを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の充填装置。
  12. 前記被充填物は、錠剤であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の充填装置。
  13. 請求項1乃至12に記載の充填装置を備えたPTP包装機。
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