JP2674467B2 - 光学式ピックアップ - Google Patents

光学式ピックアップ

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JP2674467B2
JP2674467B2 JP5110844A JP11084493A JP2674467B2 JP 2674467 B2 JP2674467 B2 JP 2674467B2 JP 5110844 A JP5110844 A JP 5110844A JP 11084493 A JP11084493 A JP 11084493A JP 2674467 B2 JP2674467 B2 JP 2674467B2
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良治 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学式ピックアップ、特
に傾斜のあるワークに対しても光軸を自動的に傾けるこ
とにより反射光量を得ることができる光学式ピックアッ
プに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光学式ピックアップは、図4に示
すように、被照射物41にレーザビーム42のスポット
を形成せしめる対物レンズ43と、被照射物面41で反
し対物レンズ43を通ったレーザビーム42を結像せ
しめる結像レンズ44とを備えている。
【0003】図4に示した光学式ピックアップにおい
て、被照射物面41は対物レンズ43の焦点位置にある
ため、被照射物面41で反射されたレーザビーム42は
対物レンズ43を再び通ると入射ビームと同一方向に戻
るという性質を持っている。したがって、結像レンズ4
4を用いて被照射物面41で反射されたレーザビーム4
2を結像させると、被照射物面41に傾きがあったとし
ても同一の点に結像されるので、この結像位置に検出器
を置いて被照射面41の状態を検出していた。
【0004】しかし、上述のように光学系においても、
被照射物41が角度θだけ傾くと反射ビームは2θ傾く
ので、対物レンズ43を通った反射ビームの位置は入射
ビームに対してf・sinθだけずれることになる(f
は対物レンズ43の焦点距離)。実際の光学系において
はこのビームの位置ずれは結合レンズ44による結像に
悪影響を及ぼすので、図4に示す従来の光学式ピックア
ップが許容する被照射物面41の傾きは、極めて小さい
ものであった。
【0005】このような問題点を解決した従来の光学式
ピックアップとして図5に示す光学装置(特開昭59−
79104号公報)がある。図5に示した光学装置は、
レーザ光源50から出射されたレーザビーム51を対物
レンズ53で被照射物面52に集光する。被照射物面5
2から反射したレーザビームは対物レンズ53、λ/4
板56を通り、偏プリズム57で反射されビームスプ
リッタ58で分けられ、一方は被照射物面52の傾きに
よって生ずる反射ビームの位置のずれを検出する位置サ
ーボ用の光検出器54に送られ、他方は球面レンズ5
9、円柱レンズ60を通り、フォーカスサーボ用の光検
出器61に送られる。光検出器54の出力から得られる
誤差信号に応じて対物レンズ53を光軸に対して垂直な
方向に移動させると共に光検出器61の出力から得られ
る誤差信号に応じて対物レンズ駆動装置55で対物レン
ズ53を光軸方向に移動させる。
【0006】図5に示した光学式ピックアップにおい
て、被照射物面52が傾いて入射ビームと反射ビームの
位置がずれても、光検出器54で反射ビームの位置ずれ
を検出することにより、対物レンズ駆動装置55で対物
レンズ53を駆動して被照射物面52に照射するレーザ
ビーム51の方向を被照射物面に対し垂直にして、入射
ビームの光路を一致させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示した
従来の光学式ピックアップでは、対物レンズの位置を動
かしてレーザビームの照射方向を変えているため、レー
ザビームの照射方向を変えると同時にレーザビームの照
射位置も変わってしまい、被照射物面上の所望位置の状
態を検出することができないという欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光学式ピックア
ップはレーザ光源と、前記レーザ光源から出射されたレ
ーザビームを集光する集光レンズと、前記集光レンズに
より集光されたレーザビームのスポット位置に置かれた
偏向ミラーと、前記偏向ミラーで反射したレーザビーム
を再び集光して被照射物に照射する対物レンズと、前記
対物レンズを光軸方向に駆動する駆動装置と、前記レー
ザ光源と前記集光レンズの間に置かれかつ前記被照射物
で反射し前記対物レンズおよび偏向ミラーを通る反射レ
ーザビームを前記レーザ光源から出射され前記被照射物
に照射されるレーザビームの光軸から分岐する光アイソ
レータと、前記光アイソレータで分岐されたレーザビー
ムの傾きから被照射物表面の傾斜角度を検出する傾き検
出光学系と、前記光アイソレータで分岐されたレーザビ
ームの広がり角度から前記対物レンズと前記被照射物の
フォーカス方向の位置のずれを検出する焦点のずれ検出
光学系と、前記傾き検出光学系から得られる傾き信号に
よりレーザビームが前記被照射物面に垂直に照射するよ
うに前記偏向ミラーの偏向角度を制御する傾き補正制御
器と、前記焦点のずれ検出光学系から得られる焦点のず
れ信号により前記対物レンズにより形成されるレーザス
ポットの位置が前記被照射物面上となるように前記駆動
装置を制御する焦点ずれ補正制御器とを含んで構成され
る。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を用いて詳細に説明
する。
【0010】図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。
【0011】図1に示した光学式ピックアップはレーザ
光源1と、レーザ光源1から出射されたレーザビーム2
を集光する集光レンズ3と、集光レンズ3により集光さ
れたレーザビーム2のスポット位置に置かれたガルバノ
ミラー4と、ガルバノミラー4で反射したレーザビーム
2を集光して被照射物5に照射する対物レンズ6と、対
物レンズ6を光軸方向に駆動するボイスコイルモータ7
と、レーザ光源1と集光レンズの間に置かれかつ被照
射物5で反射し対物レンズ6およびルバノミラー4を
通る反射レーザビーム2をレー光源1から出射され被
照射物に照射されるレーザビーム2の光軸から分岐する
光アイソレータ8と、光アイソレータ8で分岐されたレ
ーザビーム2を分割するハーフミラー9と、ハーフミラ
ー9で2分割されたーザビーム2の広がり角度から対
物レンズ6と被照射物5のフォーカス方向の位置ずれを
検出する焦点ずれ検出光学11と、2分割光検出器1
0から得られる傾き信号によりレーザビーム2が被照射
物5に垂直に照射するようにガルバノミラー4の偏向角
度を制御する傾き補正制御器12と、焦点ずれ検出光学
系11から得られる焦点ずれ信号により対物レンズ6に
より形成されるレーザスポットの位置が被照射物5の表
面上となるようにボイスコイルモータ7を制御する焦点
ずれ補正制御器13とを含んで構成される。
【0012】ここで、光アイソレータ8は偏ビームス
プリッタ81と1/4波長板82から構成され、偏
ームスプリッタ81を通過したレーザビーム2の偏波面
を1/4波長板82で90゜回転させることにより、再
度偏ビームスプリッタ81に導かれたレーザビーム2
を反射させ、入射ビームの光路から分岐する。
【0013】光アイソレータ8で分岐されたレーザビー
ム2はハーフミラー9で2分割され、その片方のビーム
は球面レンズ111、円筒面レンズ112および4分割
光検出器113から構成される焦点ずれ検出光学系11
に導入される。図2は4分割光検出器113のセンサ面
を見た平面図である。4分割光検出器113は図2
(a)に示すように、1つのセンサ面が4つの領域A,
B,C,Dに分割されており、図2(b)〜(d)に示
すように被照射物5の位置により4分割光検出器113
に照射されるレーザビーム2のスポット形状が変化す
る。したがって、4分割光検出器113の領域A,Bの
出力a,bの和と領域C,Dの出力c,dの和を比較し
てビーム形状を識別することにより、対物レンズ6によ
って形成されるレーザビーム2のスポット位置に対する
被照射物5の位置ずれを検出することができる。
【0014】対物レンズ6を駆除するボイスコイルモー
タ7を制御する焦点ずれ補正器13は、4個のプリアン
プ131、132、133、134と、2個の加算器1
35、136と、1個の差動増幅器137を含んで構成
され、前記4分割光検出器113の出力a,b,c,d
をプリアンプ131、132、133、134で増幅
し、プリアンプ131、132の出力e,fを加算器1
35で加算し、プリアンプ133、134の出力g,h
を加算器136で加算し、加算器135の出力i加算器
136の出力jの差を差動増幅器137で演算し、差動
増幅器137の出力kによりボイスコイルモータ7を制
御することにより自動焦点ずれ補正が実現される。
【0015】ハーフミラー9で2分割されたビームのう
ち、焦点ずれ検出光学系11に導入されない方のレーザ
ビーム2は2分割検出器10に導かれ、被照射物5の
傾き検出に用いられる。被照射物5表面が傾くと反射ビ
ームの方向も傾き、集光レンズ3を通過して再び平行光
に戻ったレーザビーム2の位置がずれる。したがって、
このレーザビーム2の位置を2分割光検出器10で検出
することにより被照射物5の傾きを検出することができ
る。図3は2分割光検出器のセンサ面を見た平面図であ
る。センサ面は領域L,Mに分割されており、両者の出
力バランスよりビーム位置を検出することができる。さ
らにガルバノミラー4を制御する傾き補正制御12
は、2個のプリアンプ121、122と、1個の差動増
幅器123を含んで構成され、2分割検出器10の2
つの領域L,Mの出力l,mはプリアンプ121、12
2で増幅され信号n,oとなった後、差動増幅123
で演算されガルバノミラー4を駆動する制御信号pとな
り、自動傾き補正が実現できる。図1に示した実施例で
は1方向の位置ずれを補正するために1個のガルバノミ
ラーと2分割光検出器10を用いているが、2方向の位
置ずれを補正するために2個のガルバノミラーと4分割
光検出器を用いることも可能である。また、対物レンズ
6の変位を別の変位センサで計測しつつレーザスポット
が被照射物5の表面上を走査するように被照射物5また
は本実施例の光学系を動かすことにより、本実施例の光
学式ピックアップで被照射物5の3元形状を測定する
ことが可能である。ただし、本実施例によれば対物レン
ズ6は被照射物5の高さに倣っては動かないので、対物
レンズ6の変位から被照射物4の高さに換算する変換回
路が必要となる。
【0016】本発明の光学式ピックアップは、対物レン
ズの結像位置に偏向ミラーを配置し偏向ミラーによって
被照射物への照射角度を自動補正するので、レーザビー
ムの偏向によって照射位置が変化することがないため、
傾きのある被照射物にも高精度に追従することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1に示す4分割光検出器113のセンサ面を
示す平面図である。
【図3】図1に示す2分割検出器10のセンサ面を示す
平面図である。
【図4】従来の光学式ピックアップの原理を示す図であ
る。
【図5】従来の光学式ピックアップを示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1、50 レーザ光源 3 集光レンズ 4 ガルバノミラー 5、41、52 被照射物 6、43、53 対物レンズ 7 ボイスコイルモータ 8 光アイソレータ 9 ハーフミラー 10 2分割光検出器 11 焦点ずれ検出光学系 12 傾き補正制御装置 13 焦点ずれ補正制御装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源と、前記レーザ光源から出射
    されたレーザビームを集光する集光レンズと、前記集光
    レンズにより集光されたレーザビームのスポット位置に
    配置される偏向ミラーと、前記偏向ミラーで反射したレ
    ーザビームを再び集光して被照射物に照射する対物レン
    ズと、前記対物レンズを光軸方向に駆動する駆動装置
    と、前記レーザ光源と前記集光レンズとの間に配置され
    かつ前記被照射物で反射し前記対物レンズおよび偏向ミ
    ラーを通る反射レーザビームを前記光源から出射され前
    記被照射物に照射されるレーザビームの光軸から分岐す
    る光アイソレータと、前記光アイソレータで分岐された
    レーザビームの傾きから被照射物表面の傾斜角度を検出
    する傾き検出光学系と、前記光アイソレータで分岐され
    たレーザビームの広がり角度から前記対物レンズと前記
    被照射物のフォーカス方向の位置ずれを検出する焦点ず
    れ検出光学系と、前記傾き検出光学系から得られる傾き
    信号によりレーザビームが前記被照射面に垂直に照射す
    るように前記偏向ミラーの偏向角度を制御する傾き補正
    制御器と、前記焦点ずれ検出光学系から得られる焦点ず
    れ信号により前記対物レンズにより形成されるレーザス
    ポットの位置が前記被照射物面上となるように前記駆動
    装置を制御する焦点ずれ補正制御器とを備えることを特
    徴とする光学式ピックアップ。
  2. 【請求項2】 対物レンズが集光したレーザビームが被
    照射物の表面を走査するように前記被照射物を前記対物
    レンズに対し相対的に動かす走査手段と、前記対物レン
    ズの光軸方向の変位を計測する変位センサと、前記変位
    センサが計測した変位から前記被照射物の高さを換算す
    る変換手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の
    光学式ピックアップ。
JP5110844A 1993-05-13 1993-05-13 光学式ピックアップ Expired - Lifetime JP2674467B2 (ja)

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