JPS6161178B2 - - Google Patents
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- JPS6161178B2 JPS6161178B2 JP10326377A JP10326377A JPS6161178B2 JP S6161178 B2 JPS6161178 B2 JP S6161178B2 JP 10326377 A JP10326377 A JP 10326377A JP 10326377 A JP10326377 A JP 10326377A JP S6161178 B2 JPS6161178 B2 JP S6161178B2
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- light
- plane
- lens
- optical axis
- astigmatism
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 14
- 201000009310 astigmatism Diseases 0.000 description 25
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/0908—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for focusing only
Landscapes
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は対象となる物体と光学系との距離を測
定することによつて焦点調節を行なう自動焦点調
節法に関するものである。
定することによつて焦点調節を行なう自動焦点調
節法に関するものである。
自動焦点調節を行なうに当たつて光ビームを物
体に照射、その反射光を利用して物体との距離を
測定して自動焦点調節を行なう方法に関しては
種々の方法が考案されているがいずれも複雑な光
学系を必要としたり、高精度が得られなかつたり
する欠点があつた。
体に照射、その反射光を利用して物体との距離を
測定して自動焦点調節を行なう方法に関しては
種々の方法が考案されているがいずれも複雑な光
学系を必要としたり、高精度が得られなかつたり
する欠点があつた。
従来の自動焦点調節方法の内、非点収差を持つ
た光束を発生させるために従来の方法では円筒レ
ンズを用いるものが既知である(特開昭50―
104539号公報参照)。また本発明者等はホログラ
ムを用いて非点収差を持つた光束を発生させるこ
とを提案している。しかし、このような方法では
円筒レンズやホログラムを製造するのが面倒であ
り、高価になると共にピント検出の感度を簡単に
は調整することができないという欠点がある。
た光束を発生させるために従来の方法では円筒レ
ンズを用いるものが既知である(特開昭50―
104539号公報参照)。また本発明者等はホログラ
ムを用いて非点収差を持つた光束を発生させるこ
とを提案している。しかし、このような方法では
円筒レンズやホログラムを製造するのが面倒であ
り、高価になると共にピント検出の感度を簡単に
は調整することができないという欠点がある。
本発明の目的は簡単な構成で高精度の焦点合わ
せを行なうことができる自動焦点調節方法を提供
することにある。
せを行なうことができる自動焦点調節方法を提供
することにある。
本発明は非点収差を利用した焦点検出方法にお
いて、光源と光検出器間の光路中であつて集束光
や発散光のような非平行光束の光路中に平行平面
板を光軸に傾斜させて配置したことを特徴とする
ものである。
いて、光源と光検出器間の光路中であつて集束光
や発散光のような非平行光束の光路中に平行平面
板を光軸に傾斜させて配置したことを特徴とする
ものである。
以下図面につき本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明方法を実施する自動焦点調節装
置の光学系の構成を線図的に示したものである。
ここではある物体1の表面に対物レンズ2を用い
て非点収差をもつ光束を集束させ、その反射像を
検出器3を用いて分析して、対物レンズ2と物体
1との距離を検出するようにしている。まずレー
ザ光のような平行光束4をビーム拡大レンズ5で
拡げ、ハーフミラー6で反射させて対物レンズ2
で物体1上に集束させる。この時後述するような
適当な方法でこの集束された光に非点収差を生じ
させておく。物体で反射された光は再び対物レン
ズ2で集束されハーフミラー6を透過して検出器
3の上に集束する。この時上記非点収差のために
物体1のレンズ2に対する距離によつて検出器3
上の像の形が変化するのでこれを検出して物体1
とレンズ2との距離を測定し、レンズ2または物
体1を移動させて自動的に焦点を調節することが
できる。
置の光学系の構成を線図的に示したものである。
ここではある物体1の表面に対物レンズ2を用い
て非点収差をもつ光束を集束させ、その反射像を
検出器3を用いて分析して、対物レンズ2と物体
1との距離を検出するようにしている。まずレー
ザ光のような平行光束4をビーム拡大レンズ5で
拡げ、ハーフミラー6で反射させて対物レンズ2
で物体1上に集束させる。この時後述するような
適当な方法でこの集束された光に非点収差を生じ
させておく。物体で反射された光は再び対物レン
ズ2で集束されハーフミラー6を透過して検出器
3の上に集束する。この時上記非点収差のために
物体1のレンズ2に対する距離によつて検出器3
上の像の形が変化するのでこれを検出して物体1
とレンズ2との距離を測定し、レンズ2または物
体1を移動させて自動的に焦点を調節することが
できる。
第2図のように、非点収差に関連して子午像面
10及び球欠像面11があり、これ等の面の位置
は光学系によつて決定されている。子午像面10
及び球欠像面11に物体1がある時は物体1上の
像、検出器3の上の像は理論的にはそれぞれ線分
となり、これ等は互いに直交する。又物体1が子
午像面10、球欠像面11の前後にある時は像は
楕円となる。これ等の様子を第3図に示す。第3
図において破線で示す各面における光束の断面図
を右側に示している。子午像面10と球欠像面1
1においては光束の断面は線分状になつているこ
とがわかる。もちろん実際には他の収差等のため
に線分になるとは限らない。又これら両面の中間
では光束の断面がほぼ円状になる面12がある。
この面12を以後最良結像面と呼ぶことにする。
10及び球欠像面11があり、これ等の面の位置
は光学系によつて決定されている。子午像面10
及び球欠像面11に物体1がある時は物体1上の
像、検出器3の上の像は理論的にはそれぞれ線分
となり、これ等は互いに直交する。又物体1が子
午像面10、球欠像面11の前後にある時は像は
楕円となる。これ等の様子を第3図に示す。第3
図において破線で示す各面における光束の断面図
を右側に示している。子午像面10と球欠像面1
1においては光束の断面は線分状になつているこ
とがわかる。もちろん実際には他の収差等のため
に線分になるとは限らない。又これら両面の中間
では光束の断面がほぼ円状になる面12がある。
この面12を以後最良結像面と呼ぶことにする。
このような光像の変化を捕える検出器3として
は例えば第4図に示すようなものが考えられる。
この検出器3は4つの受光領域A〜Dをもつもの
で、各領域に入射する光量を別々に検出するもの
である。検出器3の中心を光学系の光軸と一致さ
せておけば物体面がレンズに対して子午像面側に
ずれていると第4図a、球欠像面側にずれている
と第4図cに示すように楕円形像ができ、A,C
領域とB,D領域とに照射される光量に差が生じ
る。球欠像面と子午像面との中間の上記最良結像
面12においては円形の像が形成され、A,C領
域とB,D領域とに照射される光量はほぼ等しく
なる。第5図に検出器3の出力信号を処理する回
路のブロツク図を示す。検出器3の受光領域A〜
Dの出力をそれぞれ同じA〜Dで表わす。信号
A,Cは増幅器21に入り、A+Cに対応する出
力が増幅器21から得られる。同様に信号B,D
は増幅器22で加算されB+Dに対応する出力が
得られる。これらの信号は差動増幅器23に供給
され、差動増幅器23の出力は(A+C)−(B+
D)を表わすものとなる。この出力をレンズ駆動
部24に供給する。レンズ2が駆動されて物体1
との距離を変えると検出器3上の像が第4図に示
すように変化し、差動増幅器23の出力(A+
C)−(B+D)は第4図aの状態では正、cの状
態では負、bの状態では零となる。したがつて第
5図に示す系には帰還がかかり、これが負帰還と
なるように構成すればレンズ駆動部24は物体が
最良結像面12にきた時、すなわち第4図bの状
態で停止する。所望により差動増幅器23にオフ
セツトを設けて(A+C)−(B+D)がある一定
のレベルになつ時にレンズ駆動を停止させるよう
にすることもできる。
は例えば第4図に示すようなものが考えられる。
この検出器3は4つの受光領域A〜Dをもつもの
で、各領域に入射する光量を別々に検出するもの
である。検出器3の中心を光学系の光軸と一致さ
せておけば物体面がレンズに対して子午像面側に
ずれていると第4図a、球欠像面側にずれている
と第4図cに示すように楕円形像ができ、A,C
領域とB,D領域とに照射される光量に差が生じ
る。球欠像面と子午像面との中間の上記最良結像
面12においては円形の像が形成され、A,C領
域とB,D領域とに照射される光量はほぼ等しく
なる。第5図に検出器3の出力信号を処理する回
路のブロツク図を示す。検出器3の受光領域A〜
Dの出力をそれぞれ同じA〜Dで表わす。信号
A,Cは増幅器21に入り、A+Cに対応する出
力が増幅器21から得られる。同様に信号B,D
は増幅器22で加算されB+Dに対応する出力が
得られる。これらの信号は差動増幅器23に供給
され、差動増幅器23の出力は(A+C)−(B+
D)を表わすものとなる。この出力をレンズ駆動
部24に供給する。レンズ2が駆動されて物体1
との距離を変えると検出器3上の像が第4図に示
すように変化し、差動増幅器23の出力(A+
C)−(B+D)は第4図aの状態では正、cの状
態では負、bの状態では零となる。したがつて第
5図に示す系には帰還がかかり、これが負帰還と
なるように構成すればレンズ駆動部24は物体が
最良結像面12にきた時、すなわち第4図bの状
態で停止する。所望により差動増幅器23にオフ
セツトを設けて(A+C)−(B+D)がある一定
のレベルになつ時にレンズ駆動を停止させるよう
にすることもできる。
第6図に(A+C)−(B+D)の値とレンズ2
と物体1の距離との関係を示す。本実施例におい
てははじめの状態において物体1とレンズ2との
距離が最良画像面から大きくはずれ、例えば符号
30で示す点にある時等を考慮し、最初はレンズ
駆動部24と差動増幅器23とを切り離し、レン
ズ駆動部24を検出器3の出力とは関係なく動作
させる。レンズ2をこのようにして動かし、(A
+C)−(B+D)が零となる点を捜す。このよう
にして物体1が球欠像面11と子午像面10との
間に入り、さらに(A+C)−(B+D)が零とな
つた時レンズ駆動部24を差動増幅器23に接続
し、上述したフイードバツクループを働かせ、
(A+C)−(B+D)を零に保つか、あるいは零
でない一定レベルに保ようにする。こうして物体
1を子午像面10と球欠像面11との間の所定の
位置に保つことができる。
と物体1の距離との関係を示す。本実施例におい
てははじめの状態において物体1とレンズ2との
距離が最良画像面から大きくはずれ、例えば符号
30で示す点にある時等を考慮し、最初はレンズ
駆動部24と差動増幅器23とを切り離し、レン
ズ駆動部24を検出器3の出力とは関係なく動作
させる。レンズ2をこのようにして動かし、(A
+C)−(B+D)が零となる点を捜す。このよう
にして物体1が球欠像面11と子午像面10との
間に入り、さらに(A+C)−(B+D)が零とな
つた時レンズ駆動部24を差動増幅器23に接続
し、上述したフイードバツクループを働かせ、
(A+C)−(B+D)を零に保つか、あるいは零
でない一定レベルに保ようにする。こうして物体
1を子午像面10と球欠像面11との間の所定の
位置に保つことができる。
以上で物体1を光束の子午像面、球欠像面の間
の所定の位置に保つ方法を述べたが、これは物体
1とレンズ2の距離を一定に保つことに他ならな
いので自動焦点調節に利用することができる。例
えばビデオデイスク読取装置においては読取ビー
ムをデイスク上に集束させデイスク上に読取用光
点を形成する必要があるが、デイスクのたわみ等
によつて光学系とデイスク面の距離が変動するた
めに、光学系を常に操作して読取ビームがデイス
ク上に集束するようにしなければならない。この
操作はもちろん自動的に行なう必要があり、本発
明による方法を応用することができる。例えば第
1図において物体1としてビデオデイスクを用
い、検出器3をビデオ信号読取器と兼用させるよ
うにすればよい、この場合はビデオ信号読取用の
光束と、焦点検出用の光束として同じ光束を用い
ていることになる。
の所定の位置に保つ方法を述べたが、これは物体
1とレンズ2の距離を一定に保つことに他ならな
いので自動焦点調節に利用することができる。例
えばビデオデイスク読取装置においては読取ビー
ムをデイスク上に集束させデイスク上に読取用光
点を形成する必要があるが、デイスクのたわみ等
によつて光学系とデイスク面の距離が変動するた
めに、光学系を常に操作して読取ビームがデイス
ク上に集束するようにしなければならない。この
操作はもちろん自動的に行なう必要があり、本発
明による方法を応用することができる。例えば第
1図において物体1としてビデオデイスクを用
い、検出器3をビデオ信号読取器と兼用させるよ
うにすればよい、この場合はビデオ信号読取用の
光束と、焦点検出用の光束として同じ光束を用い
ていることになる。
次に本発明において非点収差を生じさせる方法
について述べる。第7図a〜cに非点収差を生じ
させる方法を列挙した。これは光学系に光軸に対
して傾いたガラス平面板51を挿入して非点収差
を生じさせる。この場合ガラスの平行度等につい
てはあまり高精度を要求されないので安価に構成
することができる。又平面板51の傾きを変える
ことによつて非点収差の大きさを容易に変化さ
せ、装置全体の感度を変えることもできる。又a
〜cの場合のように非点収差をもつ光学系を通つ
て物体面に投影された光点が反射して再び非点収
差をもつ光学系を通つて検出器に到達することに
なる場合は、非点収差がより拡大されて検出器で
検出されるので好都合である。
について述べる。第7図a〜cに非点収差を生じ
させる方法を列挙した。これは光学系に光軸に対
して傾いたガラス平面板51を挿入して非点収差
を生じさせる。この場合ガラスの平行度等につい
てはあまり高精度を要求されないので安価に構成
することができる。又平面板51の傾きを変える
ことによつて非点収差の大きさを容易に変化さ
せ、装置全体の感度を変えることもできる。又a
〜cの場合のように非点収差をもつ光学系を通つ
て物体面に投影された光点が反射して再び非点収
差をもつ光学系を通つて検出器に到達することに
なる場合は、非点収差がより拡大されて検出器で
検出されるので好都合である。
本発明は上述した実施例に限られるものではな
く、種々の変形、変更が可能である。例えば第4
図に示した検出器の代わりに、第8図に示すよう
な2分割された検出器を用いることもできる。こ
の検出器は第4図に示した検出器の受光面A,D
のみを取り出したものである。これでもA―Dを
求めてやれば第4図に示したものと同じ動きがあ
る。
く、種々の変形、変更が可能である。例えば第4
図に示した検出器の代わりに、第8図に示すよう
な2分割された検出器を用いることもできる。こ
の検出器は第4図に示した検出器の受光面A,D
のみを取り出したものである。これでもA―Dを
求めてやれば第4図に示したものと同じ動きがあ
る。
次に本発明の平面板51を光路中に傾けて配置
することにより非点収差を発生させる原理をより
詳細に説明する。
することにより非点収差を発生させる原理をより
詳細に説明する。
第9図は凸状のレンズ60から出た集束光路中
に平面板51を光軸に対し傾けて配置した図であ
り、第10図は第9図に比較し、レンズ60と平
面板51の位置を逆転させた場合である。第9図
において、レンズ60より出た集束光61は平面
板51の屈折作用を受け点Pに集光する。第9図
の様な方向で平面板51を傾け、且つこの平面板
51に集束光を入射させる場合、集束光61のう
ち光軸の下側の光線61′の方が、光軸の上側の
光線61″よりも平面板51による大きな屈折の
影響を受け集光点Pは光軸よりも下側にyだけ変
位した位置に形成される。また光線61′と6
1″が平面板51を出射したときそれぞれの入射
光と平行であるが位置ズレを生じるから本来点Q
に集光すべきものが、点Qより右側にx変位した
位置に集光することになる。
に平面板51を光軸に対し傾けて配置した図であ
り、第10図は第9図に比較し、レンズ60と平
面板51の位置を逆転させた場合である。第9図
において、レンズ60より出た集束光61は平面
板51の屈折作用を受け点Pに集光する。第9図
の様な方向で平面板51を傾け、且つこの平面板
51に集束光を入射させる場合、集束光61のう
ち光軸の下側の光線61′の方が、光軸の上側の
光線61″よりも平面板51による大きな屈折の
影響を受け集光点Pは光軸よりも下側にyだけ変
位した位置に形成される。また光線61′と6
1″が平面板51を出射したときそれぞれの入射
光と平行であるが位置ズレを生じるから本来点Q
に集光すべきものが、点Qより右側にx変位した
位置に集光することになる。
以上より、平面板51の配置により、平面板5
1が無いとしたときの集光点Qは点Qより光軸方
向右側へx、光軸垂直方向の下側にy変位する。
即ち平面板51は集光点Qを光軸右方向にx、光
軸下方向にy平行移動する作用を成す。一方光軸
の上からみた光路の変化、即ち光軸を含み紙面に
垂直な面上でのレンズ60から出射した光束の変
化について検討すると、この場合は平面板51の
屈折の影響はほとんど無視できるから、平面板5
1に入射した以降の光束は二点鎖線で示され、集
光点はほぼ点Qとなる、ここで点P,Qの各点を
通りレンズ光軸に垂直な平面をそれぞれc,aと
し、この平面aと平面cの垂直二等分する平面を
bとする。この各平面a,b,c上での光像は第
9図の集光点P,Qに達する2つの光路(実線と
二点鎖線で示される)の平行移動に基づくズレに
より平面bでは円形状、平面a,cでは互に直交
する線分となる。
1が無いとしたときの集光点Qは点Qより光軸方
向右側へx、光軸垂直方向の下側にy変位する。
即ち平面板51は集光点Qを光軸右方向にx、光
軸下方向にy平行移動する作用を成す。一方光軸
の上からみた光路の変化、即ち光軸を含み紙面に
垂直な面上でのレンズ60から出射した光束の変
化について検討すると、この場合は平面板51の
屈折の影響はほとんど無視できるから、平面板5
1に入射した以降の光束は二点鎖線で示され、集
光点はほぼ点Qとなる、ここで点P,Qの各点を
通りレンズ光軸に垂直な平面をそれぞれc,aと
し、この平面aと平面cの垂直二等分する平面を
bとする。この各平面a,b,c上での光像は第
9図の集光点P,Qに達する2つの光路(実線と
二点鎖線で示される)の平行移動に基づくズレに
より平面bでは円形状、平面a,cでは互に直交
する線分となる。
一方第10図では平面板60への入射光61は
発散光であるから、光軸より上側の光線61″の
方が光軸より下側の光線61′よりも平面板60
によるより大きな屈折作用を受ける。この結果集
光点Pは光軸の上側に生じる。その他の点では第
10図と同様である。
発散光であるから、光軸より上側の光線61″の
方が光軸より下側の光線61′よりも平面板60
によるより大きな屈折作用を受ける。この結果集
光点Pは光軸の上側に生じる。その他の点では第
10図と同様である。
以上の様に平面板を光軸に対し傾斜させて配置
し、この平面板に集束あるいは発散光を入射させ
ることにより結像の形状は以上のように変化す
る。即ち、円形状の結像位置から光軸上を一方の
方向に進めば縦長の楕円から縦方向の線分に結像
が変化し、他の方向に進めば横長の楕円から横方
向の線分に結像が変化する。
し、この平面板に集束あるいは発散光を入射させ
ることにより結像の形状は以上のように変化す
る。即ち、円形状の結像位置から光軸上を一方の
方向に進めば縦長の楕円から縦方向の線分に結像
が変化し、他の方向に進めば横長の楕円から横方
向の線分に結像が変化する。
次に平面板51を光束が2度通過する場合の非
点収差発生の原理を、第7図bの光学系を用いて
説明する。
点収差発生の原理を、第7図bの光学系を用いて
説明する。
第11図aでは線図を簡略化して第7図bの半
透鏡を省略し、見かけ上の点光源をLとして示し
てある。かかる点光源Lから発した光束は平面板
51が無いとすればレンズ60の作用だけで点S
に集光するのであるが、平面板51の配置により
前記第10図で説明した原理に従い点Tに集光す
る。一方レンズ光軸を含み且つ紙面に垂直な平面
上における光束は平面板51の屈折作用を受けな
いため点Sに集光する。点Sを含み光軸に垂直な
平面をa、点Tを含み光軸に垂直な平面をcと
し、同様に光軸に垂直な面で面aと面c間の中点
を通る面を面bとする(面a,b間の間隔=面
b,c間の間隔=l1とする)。いま物体1の面が
面bの位置にある場合を考える。ここで物体1の
表面はミラーとしての機能を有するから集光点
S,Tはそれぞれ点S′,T′に見かけ上変位す
る。即ち反射光はS′,T′から光が発すると同じ
ことになる。
透鏡を省略し、見かけ上の点光源をLとして示し
てある。かかる点光源Lから発した光束は平面板
51が無いとすればレンズ60の作用だけで点S
に集光するのであるが、平面板51の配置により
前記第10図で説明した原理に従い点Tに集光す
る。一方レンズ光軸を含み且つ紙面に垂直な平面
上における光束は平面板51の屈折作用を受けな
いため点Sに集光する。点Sを含み光軸に垂直な
平面をa、点Tを含み光軸に垂直な平面をcと
し、同様に光軸に垂直な面で面aと面c間の中点
を通る面を面bとする(面a,b間の間隔=面
b,c間の間隔=l1とする)。いま物体1の面が
面bの位置にある場合を考える。ここで物体1の
表面はミラーとしての機能を有するから集光点
S,Tはそれぞれ点S′,T′に見かけ上変位す
る。即ち反射光はS′,T′から光が発すると同じ
ことになる。
点T′から発した光束は点光源Lよりレンズ6
0から遠ざかる方向に向つてほぼレンズ光軸上の
点T″に集光する。一方点S′から発した光束は点
光源Lよりレンズ60に近ずく方向でレンズ光軸
上の点S″に集光する。ここで二つの光束の交点
V,Wを含みレンズ光軸に垂直な面に光検出器3
を配置すると、この光検出面で光像は円形状とな
る。
0から遠ざかる方向に向つてほぼレンズ光軸上の
点T″に集光する。一方点S′から発した光束は点
光源Lよりレンズ60に近ずく方向でレンズ光軸
上の点S″に集光する。ここで二つの光束の交点
V,Wを含みレンズ光軸に垂直な面に光検出器3
を配置すると、この光検出面で光像は円形状とな
る。
次に物体1が第11図aの位置からレンズ60
に近ずく方向に微少距離l2(l2=l1/2とする)変位 したとする。このとき点S,Tは第11図bの様
に点S′,T′に見かけ上変位し、これら2つの点
は共に第11図aに比較しレンズ60に近ずく方
向に変位する。この結果点S″,T″は第11図a
の場合に比較し、共にレンズ60から遠ざかる方
向に変位する。このとき光検出器3では縦長の楕
円形のビームスポツトが形成される。
に近ずく方向に微少距離l2(l2=l1/2とする)変位 したとする。このとき点S,Tは第11図bの様
に点S′,T′に見かけ上変位し、これら2つの点
は共に第11図aに比較しレンズ60に近ずく方
向に変位する。この結果点S″,T″は第11図a
の場合に比較し、共にレンズ60から遠ざかる方
向に変位する。このとき光検出器3では縦長の楕
円形のビームスポツトが形成される。
次に物体1が第11図aの位置からレンズ60
から遠ざかる方向に微少距離l3(l3=l1/2とする) 変位したとする。このとき点S,Tはそれぞれ第
11図cの様に点S′,T′に見かけ上変位する。
このときこれら点S′,T′から発する光はレンズ
60、平面板51を通過しそれぞれ点S″,T″に
集光する。ここで点S″,T″は共に第11図aの
場合に比較しレンズ60に接近する様に変位す
る。このとき光検出器3での光スポツトの形状は
横長の楕円形状となる。
から遠ざかる方向に微少距離l3(l3=l1/2とする) 変位したとする。このとき点S,Tはそれぞれ第
11図cの様に点S′,T′に見かけ上変位する。
このときこれら点S′,T′から発する光はレンズ
60、平面板51を通過しそれぞれ点S″,T″に
集光する。ここで点S″,T″は共に第11図aの
場合に比較しレンズ60に接近する様に変位す
る。このとき光検出器3での光スポツトの形状は
横長の楕円形状となる。
以上の様に第11図a,b,cの物体1の変位
に対し光検出器の出力(A+C)−(B+D)は第
6図の曲線を描くことにより焦点誤差信号を得る
ことができる。
に対し光検出器の出力(A+C)−(B+D)は第
6図の曲線を描くことにより焦点誤差信号を得る
ことができる。
以上より本発明の基本原理は光源と光検出器間
の光路中であつて非平行光束の光路中に平行平面
板を光軸に傾斜させて配置することを基本とし、
光検出面に非点収差に基づく光像を形成させ、物
体の変位に関連した当該光検出面上の結像パター
ンの光量分布を検出する点にある。
の光路中であつて非平行光束の光路中に平行平面
板を光軸に傾斜させて配置することを基本とし、
光検出面に非点収差に基づく光像を形成させ、物
体の変位に関連した当該光検出面上の結像パター
ンの光量分布を検出する点にある。
即ち、非平行光束の光路中に配置された平行平
面板は光検出器上に非点収差を形成させる役割を
果し、一方物体はミラーとしての機能に基づき物
体の面振れに応じて光検出器における非点収差に
かかる集光点(例えば第11図の点S″と点T″)
を共に光軸同一方向に向つて変位させる役割を果
すものである。
面板は光検出器上に非点収差を形成させる役割を
果し、一方物体はミラーとしての機能に基づき物
体の面振れに応じて光検出器における非点収差に
かかる集光点(例えば第11図の点S″と点T″)
を共に光軸同一方向に向つて変位させる役割を果
すものである。
本発明によれば、簡単に製造できる平面板によ
つて作ることのできる非点収差を利用できるので
構成が著しく簡単になり、さらに平面板の傾きや
入射光の傾きで非点収差を変えて焦点調節の感度
を変化させることができる。実験的には倍率40の
対物レンズを用いて±1μ程度の精度で焦点調節
をすることができるのを確かめている。又上述し
た実施例のように反射光学系を用いれば、非点収
差が少ない光束を用いても対物レンズの倍率を高
くして信号検出面における収差を大きくして焦点
調節の感度を上げることができるので非点収差の
小さな良質の光束を使用することもできる。
つて作ることのできる非点収差を利用できるので
構成が著しく簡単になり、さらに平面板の傾きや
入射光の傾きで非点収差を変えて焦点調節の感度
を変化させることができる。実験的には倍率40の
対物レンズを用いて±1μ程度の精度で焦点調節
をすることができるのを確かめている。又上述し
た実施例のように反射光学系を用いれば、非点収
差が少ない光束を用いても対物レンズの倍率を高
くして信号検出面における収差を大きくして焦点
調節の感度を上げることができるので非点収差の
小さな良質の光束を使用することもできる。
第1図は本発明による自動焦点調節方法を実施
する装置の一例の光学系の構成を示す線図、第2
図は非点収差をもつ光学系の子午像面と球欠像面
の位置関係の一例を示す線図、第3図は非点収差
をもつ光学系を通つた光束の各部の断面図、第4
図は本実施例に用いる検出器の構成を示す線図、
第5図は本実施例の電気的構成を示す線図、第6
図は本実施例による焦点検出信号とレンズと物体
の距離との関係を示すグラフ、第7図は本発明に
おいて非点収差をもつた光束を得るための方法を
示す線図、第8図は本発明の別な実施例に用いる
検出器の構成を示す線図、第9図〜第11図は本
発明の原理を説明するための線図である。 1……物体、2……対物レンズ、3……検出
器、4……光束、5……ビーム拡大用レンズ、6
……ハーフミラー、10……子午像面、11……
球欠像面、12……最良結像面、21,22……
増幅器、23……差動増幅器、24……レンズ駆
動部、40……光点、41……ピツト、50……
対物レンズ、51……ガラス平面板、60……レ
ンズ。
する装置の一例の光学系の構成を示す線図、第2
図は非点収差をもつ光学系の子午像面と球欠像面
の位置関係の一例を示す線図、第3図は非点収差
をもつ光学系を通つた光束の各部の断面図、第4
図は本実施例に用いる検出器の構成を示す線図、
第5図は本実施例の電気的構成を示す線図、第6
図は本実施例による焦点検出信号とレンズと物体
の距離との関係を示すグラフ、第7図は本発明に
おいて非点収差をもつた光束を得るための方法を
示す線図、第8図は本発明の別な実施例に用いる
検出器の構成を示す線図、第9図〜第11図は本
発明の原理を説明するための線図である。 1……物体、2……対物レンズ、3……検出
器、4……光束、5……ビーム拡大用レンズ、6
……ハーフミラー、10……子午像面、11……
球欠像面、12……最良結像面、21,22……
増幅器、23……差動増幅器、24……レンズ駆
動部、40……光点、41……ピツト、50……
対物レンズ、51……ガラス平面板、60……レ
ンズ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 光束を対物レンズにより集束させて光スポツ
トを対象となる物体表面に投影し、その反射光を
前記対物レンズにより集光して物体表面上の光ス
ポツトの像を少なくとも2個の受光領域を有する
光検出器に結像させ、この光検出器からの出力信
号により自動的に焦点調節を行なうに当り、 光源と前記光検出器との間の光路中であつて、
非平行光束の光路中に平行平面板を光軸に傾斜さ
せて配置することを特徴とする自動焦点調節法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10326377A JPS5439101A (en) | 1977-08-30 | 1977-08-30 | Automatic focusing method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10326377A JPS5439101A (en) | 1977-08-30 | 1977-08-30 | Automatic focusing method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5439101A JPS5439101A (en) | 1979-03-26 |
JPS6161178B2 true JPS6161178B2 (ja) | 1986-12-24 |
Family
ID=14349539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10326377A Granted JPS5439101A (en) | 1977-08-30 | 1977-08-30 | Automatic focusing method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5439101A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL7907216A (nl) * | 1979-09-28 | 1981-03-31 | Philips Nv | Optisch fokusfout-detektiestelsel. |
JPS5914136A (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-25 | Minolta Camera Co Ltd | 光デイスクのフオ−カス制御光学系 |
DE3241357A1 (de) * | 1982-11-09 | 1984-05-10 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Vorrichtung zur mikrobefehls-bereitstellung fuer mindestens zwei unabhaengig arbeitende funktionseinheiten in einem integrierten, mikroprogrammierten elektronischen baustein und verfahren zu ihrem betrieb |
JPH0718020Y2 (ja) * | 1983-12-13 | 1995-04-26 | ソニー株式会社 | 光学式消去ヘッド |
JPS6063519A (ja) * | 1984-08-13 | 1985-04-11 | Hitachi Ltd | 半導体レ−ザ装置 |
JPS6161240A (ja) * | 1984-09-03 | 1986-03-29 | Hitachi Ltd | 光学式信号再生装置 |
JPS6170959A (ja) * | 1984-09-17 | 1986-04-11 | Miyoshi Oil & Fat Co Ltd | アルコ−ル発酵を行つた野菜またはおよび果実入りスプレッド食品およびその製造方法 |
JPS6290990A (ja) * | 1986-09-12 | 1987-04-25 | Hitachi Ltd | 半導体レ−ザ装置 |
JPH0447533A (ja) * | 1990-06-14 | 1992-02-17 | Pioneer Electron Corp | 光ピックアップ装置 |
-
1977
- 1977-08-30 JP JP10326377A patent/JPS5439101A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5439101A (en) | 1979-03-26 |
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