JPH08210809A - スキャナシステム及びこのスキャナシステムの制御方法 - Google Patents

スキャナシステム及びこのスキャナシステムの制御方法

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JPH08210809A
JPH08210809A JP1812495A JP1812495A JPH08210809A JP H08210809 A JPH08210809 A JP H08210809A JP 1812495 A JP1812495 A JP 1812495A JP 1812495 A JP1812495 A JP 1812495A JP H08210809 A JPH08210809 A JP H08210809A
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JP
Japan
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stage
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JP1812495A
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Yoshihiro Kami
喜裕 上
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】測定範囲全域に亘って高感度にスキャナ変位を
検出することが可能なスキャナシステムを提供する。 【構成】測定試料が載置可能なステージ1を所定方向に
移動させるチューブ型圧電体スキャナ(スキャナ)3
と、レーザー光源11と、このレーザー光源からの光を
平行光束に変換するコリメータレンズ10と、この平行
光束を所定角度だけ変向させるレーザー光変向器9と、
所定角度だけ変向した平行光束が照射された反射鏡2か
ら反射した反射光を4分割フォトディテクタ(4PD)
8上に集光させる集光レンズ7と、ステージを所定方向
に一定間隔で移動させるように、4PD上に集光した反
射光のスポット位置に基づいて、スキャナを駆動制御す
る制御回路14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば走査型トンネル
顕微鏡や原子間力顕微鏡等の走査型プローブ顕微鏡に組
み込まれたスキャナシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、試料に対する高精度な測定が行わ
れるように、走査型プローブ顕微鏡には、種々のスキャ
ナシステムが適用されている。このスキャナシステムの
一例としては、試料を載置可能なステージを所定方向に
所定量だけ移動させるチューブ型圧電体が知られてい
る。このチューブ型圧電体には、その内周面に設けられ
た電極と、その外周面を周方向に4等分した位置に夫々
設けられた4個の駆動電極とを備えている。このような
チューブ型圧電体は、4個の駆動電極に印加される電圧
を制御することによって、所定方向に所定量だけ3次元
的に変位させることができるように構成されている。
【0003】このようなスキャナシステムにおいて、ス
キャナの変位は、以下のように検出されている。即ち、
チューブ型圧電体の裏面に設けられた反射鏡から反射し
た反射光を集光レンズによって例えば4分割フォトディ
テクタ(以下、4PDと称する)に集光させる。このと
き、チューブ型圧電体が変位すると、4PD上において
反射光のスポット位置が変化する。4PDは、受光位置
に対応した電気信号を出力するように構成されているた
め、反射光のスポット位置の変化に対応して、4PDか
らの信号出力が変化する。そこで、かかる信号出力の変
化を検出することによって、スキャナ変位が検出されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2
(A),(B),(C)に示すように、スキャナシステ
ムにおいて、スキャナ変位Fと信号出力Pとの間には、
以下のような関係があることが知られている。
【0005】図2(A),(C)に示すように、集光レ
ンズ(図示しない)の焦点位置に4PD8を配置させた
場合、この4PD8の受光領域8a,8bに集光された
反射光のスポット径は、極めて小さくなる。この状態で
チューブ型圧電体(図示しない)を変位させた場合、4
PD8の中心に対してスポットSは相対的に大きくずれ
ることになるため、信号出力Pは大きく変化する。この
結果、スキャナ変位Fの検出感度は大きくなる。
【0006】しかしながら、スポットSが微少量dだけ
移動しただけで、例えば4PD8の図2(A)中向って
左側の受光領域8aからスポット位置が外れてしまうた
め、スキャナ変位量の測定範囲、即ち最大信号許容レベ
ルD(ダイナミックレンジ)は、極めて限定されてしま
うことになる(図2(C)の特性曲線P1参照)。
【0007】また、図2(B),(C)に示すように、
集光レンズの非焦点位置に4PD8を配置させた場合、
この4PD8の受光領域8a,8bに集光された反射光
のスポット径は、比較的大きくなる。この状態でチュー
ブ型圧電体を変位させた場合、4PD8の中心に対して
スポットSは相対的に大きくずれることはないため、信
号出力Pはあまり変化しない。この結果、スキャナ変位
Fの検出感度は小さくなってしまう。
【0008】しかしながら、スポットSがある程度(例
えば、上記微少量d)移動しても、そのスポット位置
は、4PD8の受光領域8a,8bから外れることはな
いため、スキャナ変位量の測定範囲、即ち最大信号許容
レベルD(ダイナミックレンジ)は、ある程度広がるこ
とになる(図2(C)の特性曲線P2参照)。
【0009】このように、従来のスキャナシステムで
は、スポット径の大きさによって、検出感度のダイナミ
ックレンジとの間に相反の関係が存在している。このた
め、高い検出感度を維持しつつ、ダイナミックレンジD
の広いスキャナシステムの開発が望まれている。
【0010】本発明は、このような要望に答えるために
成されており、その目的は、測定範囲全域に亘って高感
度にスキャナ変位を検出することが可能なスキャナシス
テムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のスキャナシステムは、測定試料が載
置可能なステージを所定方向に移動させるスキャナと、
前記ステージに設けられた反射鏡に平行光束を照射する
光源手段と、この光源手段と前記反射鏡との間の光路中
に配置され、前記光源手段から出射された前記平行光束
を所定角度だけ変向させる変向手段と、所定角度だけ変
向した前記平行光束が照射された前記反射鏡から反射し
た反射光を光検出器上に集光させる集光手段と、前記ス
テージを所定方向に一定間隔で移動させるように、前記
光検出器上に集光した前記反射光のスポット位置に基づ
いて、前記スキャナを駆動制御する制御回路とを備えて
いる。
【0012】
【作用】光源手段から出射された平行光束は、変向手段
によって所定角度だけ変向された後、反射鏡及び集光手
段を介して光検出器上に集光される。このとき、制御回
路は、光検出器上に集光した反射光のスポット位置に基
づいて、ステージを所定方向に一定間隔で移動させるよ
うにスキャナを駆動制御する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るスキャナシス
テムについて、添付図面を参照して説明する。図1
(A),(B)に示すように、本実施例のスキャナシス
テムは、測定試料(図示しない)が載置可能なステージ
1を所定方向に移動させるチューブ型圧電体スキャナ3
(以下、単にスキャナと称する)と、ステージ1に設け
られた反射鏡2に平行光束を照射する光源手段と、この
光源手段と反射鏡2との間の光路中に配置され、光源手
段から出射された平行光束を所定角度だけ変向させる変
向手段と、所定角度だけ変向した平行光束が照射された
反射鏡2から反射した反射光を光検出器即ち4分割フォ
トディテクタ8(以下、単に4PDと称する)上に集光
させる集光手段と、ステージ1を所定方向に一定間隔で
移動させるように、4PD8上に集光した反射光のスポ
ット位置に基づいて、スキャナ3を駆動制御する制御回
路14とを備えている。
【0014】具体的には、制御回路14は、変向手段に
よって平行光束を所定角度だけ変向させたことによっ
て、4PD8上に集光される反射光のスポット位置が初
期位置(即ち、4PD8の中心位置)から変位した際、
このスポット位置を初期位置に復帰させるように、スキ
ャナ3を駆動制御するステージ駆動信号出力手段(図示
しない)を備えている。
【0015】スキャナ3は、その上部にステージ1を搭
載した状態で固定台4上に設けられており、制御回路1
4に電気的に接続されたスキャナドライバ15によって
所定方向に所定角度θだけ変位するように制御される。
【0016】光源手段には、レーザー光源11と、この
レーザー光源11から出射されたレーザー光を平行光束
に変換するコリメータレンズ10とが設けられている。
変向手段には、制御回路14に電気的に接続されたスキ
ャンコントローラ12によって駆動制御されるレーザー
光変向器9が設けられており、このレーザー光変向器9
は、制御回路14から出力される目標変位信号に基づい
て、コリメータレンズ10から出射した平行光束を所定
角度だけ変向させるように構成されている。
【0017】集光手段には、ステージ1の裏面に設けら
れた反射鏡2から反射した反射光を4PD8上に集光さ
せる集光レンズ7が設けられている。また、集光レンズ
7及び4PD8は、集光レンズ7の焦点位置と4PD8
の受光面8a,8b(図1(B),(C)参照)とが一
致するように固定台4内に配置されており、この固定台
4には、更に、レーザー光変向器9を介して出力された
平行光束を反射鏡2方向に反射するビームスプリッタ6
と、このビームスプリッタ6から反射された平行光束の
偏光成分を変換可能な4分の1波長板(以下、λ/4板
と称する)5とが設けられている。
【0018】このため、レーザー光変向器9を介して出
射された平行光束が、例えば方位角45°の直線偏光の
平行光束であると仮定すると、このような平行光束は、
ビームスプリッタ6から反射した後、λ/4板5によっ
て円偏光に変換された状態で反射鏡2に照射される。こ
の反射鏡2から反射した反射光は、先の円偏光を維持し
た状態で再びλ/4板5に照射される。λ/4板5に照
射された反射光は、このλ/4板5によって直線偏光に
変換された状態でビームスプリッタ6に出射される。こ
のとき、ビームスプリッタ6に出射された反射光は、そ
の偏光方向が最初の直線偏光に対して90°ずれた直線
偏光に変換されている。このため、かかる反射光は、ビ
ームスプリッタ6を透過した後、集光レンズ7によって
4PD8上に集光されることになる。
【0019】また、4PD8は、集光レンズ7によって
集光された反射光のスポット位置に対応したスポット位
置検出信号を出力するように構成されていると共に、プ
リアンプ13を介して制御回路14に電気的に接続され
ている。このため、4PD8から出力されたスポット位
置検出信号は、プリアンプ13で増幅された後、制御回
路14においてスキャナシステム制御用の信号に変換さ
れることになる。
【0020】次に、本発明の技術的思想について説明し
た後、上述した本実施例の動作について説明する。い
ま、図1(B)に示すように、スキャナ3が変位したと
き、ステージ1が水平面に対して角度θだけ傾斜するた
め、反射鏡2も角度θだけ傾斜する。
【0021】この状態において、無変向の平行光束(即
ち、所定角度だけ変向されることなくレーザー光変向器
9から出射された平行光束)が、ビームスプリッタ6を
介して反射鏡2に入射されたとき、この平行光束は、そ
の入射角に対して角度2θだけ傾斜した方向に反射され
る。
【0022】このとき、反射鏡2から集光レンズ7を介
して4PD8上に集光された反射光のスポット位置は、
反射鏡2の傾斜角度θに対応して、初期位置(即ち、ス
キャナ3が変位していないときに、4PD8の受光領域
8a,8bの中心位置に形成されているスポット位置)
からずれている(図1(C)参照)。
【0023】ここで、初期位置に対するずれ量をdとす
ると、このずれ量dと傾斜角度θとの関係は、 d=ftan2θ …(1) f;集光レンズ7の焦点距離 と規定される。
【0024】従って、4PD8から出力されるスポット
位置検出信号に基づいて、制御回路14が検出したずれ
量dを上記(1)式に代入することによって、反射鏡2
の傾斜角度θを算出することが可能となる。
【0025】本実施例のスキャナシステムでは、スキャ
ナ3の変位が高感度に検出されるように、4PD8上に
集光されるスポット径は、ビームウエストの寸法程度に
極めて小さくなっている。
【0026】このため、わずかなずれ量dによって、そ
のスポット位置が4PD8の受光領域8a,8bから外
れてしまうため、ダイナミックレンジが極めて限定され
てしまうことになる。
【0027】従って、高感度で広いダイナミックレンジ
を維持するために、スポット位置は、常時4PD8の中
心即ち初期位置近傍に位置付けられていることが好まし
い。そこで、図2(D)に示すように、スキャナ3が変
位してステージ1が角度θだけ傾斜したとき、レーザー
光変向器9を介して平行光束を所定角度θだけ変向させ
ることにより、集光レンズ7によって集光された反射光
のスポット位置を4PD8の中心即ち初期位置に復帰さ
せることができる。
【0028】換言すれば、予め設定された角度θずつ平
行光束を変向させるようにレーザー光変向器9を制御す
ると共に、平行光束が変向される毎に、スポット位置を
初期位置に復帰させるようにスキャナ3を変位させるこ
とによって、スキャナ3の変位状態にかかわらず、4P
D8上に形成されるスポット位置は、常に初期位置近傍
(即ち、受光領域8a,8bから外れない位置)に位置
付けられる。
【0029】具体的には以下の動作を繰り返すことにな
る。即ち、レーザー光変向器9によって予め設定された
角度θだけ平行光束を傾斜させた後、4PD8から出力
されるスポット位置検出信号に基づいて、スポット位置
を初期位置に復帰させるように、スキャナ3を変位させ
る。そして、再び、レーザー光変向器9によって予め設
定された角度θだけ平行光束を傾斜させた後、同様にス
ポット位置を初期位置に復帰させるようにスキャナ3を
変位させる。
【0030】このような動作を繰り返した場合でも、ス
キャナ3の変位は、常に、4PD8上におけるスポット
位置の初期位置近傍のずれ量となって表されるため、ス
ポット位置が、4PD8の受光領域8a,8bから外れ
ることはない。
【0031】この結果、高い検出感度を維持しつつ、ダ
イナミックレンジDの広いスキャナシステムが実現され
ることになる。次に、このような技術的思想に基づいて
構成された本実施例のスキャナシステムの動作を図3の
フローチャート及び図1を参照して説明する。
【0032】測定試料(図示しない)に対する走査が行
われる場合(S1)、予め設定された角度θだけ平行光
束を傾斜させるように、制御回路14からスキャンコン
トローラ12へ目標変位信号が出力される(S2)。
【0033】スキャンコントローラ12は、目標変位信
号に基づいて、レーザー光変向器9へ角度信号を出力す
る(S3)。この結果、レーザー光源11からコリメー
タレンズ10を介して出射した平行光束は、レーザー光
変向器9によって、角度θだけ変向される(S4)。
【0034】レーザー光変向器9からビームスプリッタ
6に照射された平行光束は、ステージ1の裏面に配置さ
れた反射鏡2から反射された後、集光レンズによって4
PD8に集光される。このとき、4PD8は、スポット
位置に対応したスポット位置検出信号を出力する(S
5)。
【0035】4PD8から出力されたスポット位置検出
信号は、プリアンプ13で増幅された後、制御回路14
においてスキャナシステム制御用の信号に変換される。
このとき、スポット位置が初期位置からずれていること
が検出された場合(S6)、スポット位置を初期位置に
復帰させるように、制御回路14からスキャナドライバ
15へステージ駆動信号が出力される(S7)。
【0036】スキャナドライバ15は、ステージ駆動信
号に基づいて、スキャナ3を変位させて、4PD8上の
スポット位置を初期位置に復帰させる(S8)。このと
き、4PD8から出力されるスポット位置検出信号に基
づいて、制御回路14は、スポット移動状態を監視する
(S5)。そして、スポット位置が初期位置に復帰した
とき(S6)、ステージ駆動信号の出力を停止する。
【0037】この後、制御回路14は、次の走査を行う
ために(S1)、角度θだけ平行光束を傾斜させるよう
に、スキャンコントローラ12へ目標変位信号を出力す
る(S2)。
【0038】このとき、スキャンコントローラ12によ
ってレーザー光変向器9を制御して(S3)、平行光束
を角度θだけ変向すると(S4)、4PD8上に形成さ
れるスポット位置は、初期位置からずれたものとなる。
制御回路14は、4PD8から出力されるスポット位置
検出信号に基づいて(S5,S6)、スポット位置を初
期位置に復帰させるように、スキャナドライバ15を駆
動制御する(S7)。この結果、スポット位置は、初期
位置に復帰される(S8)。
【0039】本実施例では、このような動作を繰り返し
た場合でも、スキャナ3の変位は、常に、初期位置近傍
におけるずれ量となって表れるため、スポット位置が、
4PD8の受光領域8a,8bから外れることはない。
【0040】この場合、スキャナ3の変位は、常に、4
PD8上に形成されたスポット位置と初期位置との間の
ずれ量として検出することができる。従って、レーザー
光変向器9によって平行光束を角度θだけ傾斜させ、そ
のとき形成されるスポット位置を初期位置に復帰させる
ようにスキャナ3を変位する動作を繰り返すことによっ
て、ステージ1を所定方向に一定間隔で高精度に移動さ
せることが可能となる。即ち、測定試料上の走査点が測
定範囲全域に亘って一定間隔に維持されるため、測定試
料の表面情報を高精度な3次元像として得ることが可能
となる。
【0041】このように、本実施例によれば、4PD8
上に形成されるスポット位置を測定範囲全域に亘って常
に初期位置近傍に維持させることができるため、高い検
出感度を維持しつつ、且つ、ダイナミックレンジDを広
くすることが可能となる。この結果、測定範囲全域に亘
って高感度にスキャナ変位を検出することが可能なスキ
ャナシステムを提供することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、所定角度だけ変向させ
た平行光束によって光検出器上に形成されたスポット位
置に基づいてスキャナが駆動制御されるため、ステージ
を所定方向に一定間隔で移動させることが可能となる。
この結果、測定範囲全域に亘って高感度にスキャナ変位
を検出することができるスキャナシステムを実現するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の一実施例に係るスキャナシ
ステムの構成を概略的に示す図、(B)は、スキャナが
変位した際に4PD上のスポット位置がずれた状態を示
す図、(C)は、4PD上のスポット位置のずれ状態を
拡大して示す図。
【図2】(A)は、集光レンズの焦点位置に4PDを配
置させた場合のスポット位置のずれ状態を示す図、
(B)は、集光レンズの非焦点位置に4PDを配置させ
た場合のスポット位置のずれ状態を示す図、(C)は、
スキャナ変位と4PDの信号出力との関係を示す図、
(D)は、レーザー光変向器を介して平行光束を所定角
度だけ変向させることにより、集光レンズによって集光
された反射光のスポット位置を初期位置に復帰させた状
態を示す図。
【図3】本発明の一実施例に係るスキャナシステムの動
作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ステージ、2…反射鏡、3…チューブ型圧電体スキ
ャナ(スキャナ)、7…集光レンズ、8…4分割フォト
ディテクタ(4PD)、10…コリメータレンズ、11
…レーザー光源、14…制御回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定試料が載置可能なステージを所定方
    向に移動させるスキャナと、 前記ステージに設けられた反射鏡に平行光束を照射する
    光源手段と、 この光源手段と前記反射鏡との間の光路中に配置され、
    前記光源手段から出射された前記平行光束を所定角度だ
    け変向させる変向手段と、 所定角度だけ変向した前記平行光束が照射された前記反
    射鏡から反射した反射光を光検出器上に集光させる集光
    手段と、 前記ステージを所定方向に一定間隔で移動させるよう
    に、前記光検出器上に集光した前記反射光のスポット位
    置に基づいて、前記スキャナを駆動制御する制御回路と
    を備えていることを特徴とするスキャナシステム。
  2. 【請求項2】 前記制御回路には、前記変向手段によっ
    て前記平行光束を所定角度だけ変向させたことによっ
    て、前記光検出器上に集光される前記反射光のスポット
    位置が初期位置から変位した際、このスポット位置を初
    期位置に復帰させるように、前記スキャナを駆動制御す
    る手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載のスキャナシステム。
  3. 【請求項3】 測定試料が載置可能なステージを所定方
    向に移動させるスキャナを備えたスキャナシステムの制
    御方法であって、 平行光束を出射する出射工程と、 前記平行光束を所定角度だけ変向する変向工程と、 所定角度だけ変向した前記平行光束を前記ステージの反
    射鏡に照射することによって、この反射鏡から反射した
    反射光を光検出器上に集光する集光工程と、 前記ステージを所定方向に一定間隔で移動させるよう
    に、前記光検出器上に集光した前記反射光のスポット位
    置に基づいて、前記スキャナを駆動制御する制御工程と
    を有することを特徴とするスキャナシステムの制御方
    法。
JP1812495A 1995-02-06 1995-02-06 スキャナシステム及びこのスキャナシステムの制御方法 Withdrawn JPH08210809A (ja)

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