JP2671244B2 - 美白化粧料 - Google Patents
美白化粧料Info
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Description
外線による皮膚の炎症性色素沈着を抑制する効果と色黒
の皮膚を速やかに淡色化する効果を有する美白化粧料に
関する。
により皮膚の色調は変化し黒化する。この黒化は、メラ
ノサイトにおいて産生され表皮細胞に受け渡されるメラ
ニンの過剰生産が原因であり、メラニンはチロシンが酸
化されて産生される。一方、紫外線により影響を受けた
皮膚は、ターンオーバー速度が遅く、また、皮膚にその
促進効果が付与発現するとターンオーバー速度が早くな
ると言われている。
防ぎ元の白い肌を保つために、この酸化を防止するL−
アスコルビン酸の塩や脂肪酸誘導体(特開平1−283
208)、更にハイドロキノンモノベンジルエーテル等
を配合した美白化粧料が提案されている。また、γ−ア
ミノ酪酸及びその誘導体が、皮膚の末梢血流促進作用に
よって皮膚機能を亢進させる効果を有することが提案さ
れている(特公昭58−26726)。しかし、これら
の美白化粧料中の成分単独では、美白効果が充分に認め
られないことが多い。
ベンジルエーテル等を配合すると、色黒の肌を淡色化す
る効果はあるが、皮膚の安全性上に問題がある等の欠点
がある。
る皮膚の炎症性色素沈着を抑制する効果と色黒の皮膚を
速やかに淡色化する効果を有する美白化粧料を得ること
は困難を極めている。
な状況に鑑み、従来技術の難点を改良せんとして鋭意研
究を重ねた結果、後記美白化粧料が、炎症による色素沈
着抑制効果及び皮膚機能を亢進することによる色黒の皮
膚を速やかに淡色化する効果に優れ、且つ皮膚安全性が
高いことを見いだし、本発明の完成に至った。
効果、色黒の皮膚を速やかに淡色化する効果に優れ、且
つ皮膚安全性が高い美白化粧料を提供することを目的と
するものである。上記の目的を達成するために本発明の
美白化粧料は次のような構成をとる。
導体の少なくとも一つと、グリチルリチン酸、グリチル
レチン酸及びそれらの誘導体から選ばれる少なくとも一
つとを配合することを特徴とする美白化粧料である。
ノ酪酸及びその誘導体は公知化合物であり、γ−アミノ
酪酸(GABAと略記する)及びその誘導体としてN−
メチル−γ−アミノ酪酸(MGAと略記する)、N−ジ
メチル−γ−アミノ酪酸(DMGAと略記する)及びγ
−アミノ酪酸オレイルエステル(GABAオレイルと略
記する)等のN−アルキル体及びエステル類が適用され
る。
誘導体は公知化合物であり、18α−グリチルリチン酸
(α−Giと略記する)、18β−グリチルリチン酸
(β−Giと略記する)、それらの塩である18α−グ
リチルリチン酸トリナトリウム(α−Gi−Na3 と略
記する)、18α−グリチルリチン酸モノカリウム(α
−Gi−Kと略記する)、18α−グリチルリチン酸ジ
カリウム(α−Gi−K2 と略記する)、18α−グリ
チルリチン酸モノアンモニウム(α−Gi−NH3 と略
記する)、18β−グリチルリチン酸トリナトリウム
(β−Gi−Na3と略記する)、18β−グリチルリ
チン酸モノカリウム(β−Gi−Kと略記する)、18
β−グリチルリチン酸ジカリウム(β−Gi−K2 と略
記する)及び、グリチルリチン酸誘導体のエステル類で
ある18α−グリチルリチン酸メチルエステル(α−G
iメチルと略記する)、18β−グリチルリチン酸メチ
ルエステル(β−Giメチルと略記する)等が特に好ま
しいものとして挙げることができるが、これらに限定さ
れるものではない。
びその誘導体は公知化合物であり、α−グリチルレチン
酸(α−Geと略記する)、β−グリチルレチン酸(β
−Geと略記する)、グリチルレチン酸誘導体の塩とし
ては、3−サクシニルオキシグリチルレチン酸二ナトリ
ウム(3サクシニル−Ge−Na2 と略記する)等が特
に好ましいものとして挙げることができるが、これらに
限定されるものではない。さらに、グリチルレチン酸誘
導体のエステル類としては、α−グリチルレチン酸ステ
アリル(α−Ge−ステアリルと略記する)、β−グリ
チルレチン酸ステアリル(β−Ge−ステアリルと略記
する)、α−グリチルレチン酸ピリドキシン(α−Ge
−ピリドキシンと略記する)、β−グリチルレチン酸ピ
リドキシン(β−Ge−ピリドキシンと略記する)、α
−グリチルレチン酸グリセリン(α−Ge−グリセリン
と略記する)、β−グリチルレチン酸グリセリン(β−
Ge−グリセリンと略記する)等が特に好ましいものと
して挙げることができるが、これらに限定されるもので
はない。
本発明の美白化粧料中への配合量は、総量を基準とし
て、好ましくは、0.01〜2.0重量%(以下wt%
とする)である。これらの各々の配合量の上限を超えて
もその配合量に見合った効果は期待できず、また下限未
満の配合量では本発明の目的を達成することができな
い。
レチン酸誘導体の含有量は、本発明の美白化粧料の総量
を基準として0.005〜2.0重量%、好ましくは
0.05〜1.0重量%の範囲内である。0.005重
量%未満ではその効果は発揮されず、2.0重量%を超
えると製品の保存安定性に劣る為好ましくない。
ーション類、乳液類、クリーム類、パック類等の剤型に
することが可能である。
料、防腐剤、界面活性剤、顔料等を本発明の目的を達成
する範囲で適宜配合することができる。
詳細に説明する。
(2)角質層のターンオーバー速度測定試験(3)皮膚
色明度回復試験(4)美白実用試験(5)光パッチ試験
の各試験法は次の通りである。
VB領域の紫外線の最小紅斑量の2倍を各2ヶ所ずつ照
射を行う。24時間前と照射直後に試料を塗布し、試料
塗布部位とベース塗布部位を設定して、24時間後に紅
斑の状態を下記判定基準に従い評価を行った。
法 被試験者20名の前腕部皮膚2ヶ所にUVB領域の紫外
線を1.5MED量1回照射し、3日後に蛍光色素であ
るダンシルクロライドを白色ワセリン中に5wt%配合
した軟膏を照射部皮膚に24時間閉塞塗布し、角質層に
ダンシルクロリドを浸透結合させる。その後同じ部位に
1日3回(朝、夕)試料とベースを塗布し、毎日ダンシ
ルクロリドの蛍光をしらべ、その蛍光が消滅するまでの
日数を皮膚角質層のターンオーバー速度とした。尚、通
常の皮膚角質層のターンオーバー速度は、14〜16日
である。
B領域の紫外線の1MED量を3日間連続照射して照射
終了後、試料塗布部とベース塗布部皮膚の基準明度(V
0 値、V0 ´値)を測定した。引き続いて、1日3回ず
つ4週間連続で塗布し、照射開始1、2、4週間後の試
料塗布部とベース塗布部皮膚の皮膚明度(Vn 値、Vn
´値)を測定して、下記の判定基準により皮膚色の回復
評価を行った。
は、高速分光色彩計で測定して得られX、Y、Z値より
算出した。又、評価は被試験者20名の4週間後の評価
点の平均値で示した。
れた被試験者20名の前腕屈側部皮膚を対象として、左
前腕屈側部皮膚には試料を、右前腕屈側部皮膚にはベー
スを、太陽光に曝された日より、朝夕1回ずつ13週連
続塗布した。評価は、試料部の方がベース部より美白効
果が高いと申告した人数で示した。
した直径1.0cmのパッチ板を用いて24時間クロー
ズドパッチを行った後、夏期の太陽光を6時間(1日3
時間で2日間)照射した。
5名の皮膚の状態を評価判定した。判定結果は、照射2
4時間後に、(±)以上の人数で示した。
ション 表4の原料組成において、表5に記載の如く有効成分を
配合して、二相型ローションを調製し、前記の諸試験を
実施した。
成分をC成分を均一に混合攪拌分散し、次いで容器に充
填する。使用時には内容物を均一に振盪分散して使用す
る。
く、比較例1〜7は諸試験において必ずしも良好な結果
は示さなかった。
験の総てにおいて明らかに良好な結果を示し、ヒト皮膚
での諸試験において皮膚刺激は生じなかった。
リーム 表6の原料組成において、表7に記載の如く有効成分を
配合して、スキンクリームを調製し、前記の諸試験を実
施した。
分をC成分に混合し、A成分とC成分をそれぞれ均一に
加熱溶解して温度を80℃にする。次いで、A成分中に
C成分を注入攪拌混合した後、攪拌しながら温度を30
℃まで冷却する。
7に示す如く、実施例5〜7は、諸試験の総てにおいて
明らかに良好な結果を示し、ヒト皮膚での諸試験におい
て良好な結果を示し、ヒト皮膚での諸試験において皮膚
刺激は生じなかった。
く、紫外線による皮膚の炎症性色素沈着を抑制し、更に
皮膚機能を亢進させ皮膚の色素沈着を速やかに淡色化す
る効果に優れた有用な美白化粧料を提供することは明ら
かである。
Claims (1)
- 【請求項1】 γ−アミノ酪酸及びその誘導体の少なく
とも一つと、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸及び
それらの誘導体から選ばれる少なくとも一つとを配合す
ることを特徴とする美白化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7019692A JP2671244B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 美白化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7019692A JP2671244B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 美白化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05229929A JPH05229929A (ja) | 1993-09-07 |
JP2671244B2 true JP2671244B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=13424526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7019692A Expired - Lifetime JP2671244B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 美白化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2671244B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000351722A (ja) * | 1999-06-07 | 2000-12-19 | Tekunooburu:Kk | 皮膚化粧料 |
-
1992
- 1992-02-19 JP JP7019692A patent/JP2671244B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05229929A (ja) | 1993-09-07 |
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