JP2000351722A - 皮膚化粧料 - Google Patents
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Abstract
みの防止或いは改善効果を併せ持ち、皮膚に総合的な美
肌化効果を付与し得ると共に、皮膚に対する刺激が少な
く、安全性の高い皮膚化粧料を提供する。 【解決手段】 緑藻類の抽出物とメラニン生成抑制剤の
一種又は二種以上及び/又は抗炎症剤の一種又は二種以
上を皮膚化粧料に配合する。
Description
配合してなる皮膚化粧料の改良に関し、詳しくは、美白
作用と保湿作用に加えて、くすみの防止或いは症状改善
効果を併せ持ち、皮膚に総合的な美肌化効果を与える緑
藻類抽出物配合皮膚化粧料に関する。
として用いることは行われており、又緑藻類抽出物に美
白作用のあることも知られている(特開平2−8859
2号公報及び同3−251514号公報参照)。緑藻類
抽出物は天然物由来のものであるため、皮膚に対する安
全性に優れ、又美白作用に加えて保湿効果をも有するこ
とから、化粧料の有効成分として好適なものであり、皮
膚化粧料等に配合されて高い評価を得ている。
藻類抽出物配合化粧料について、その利点である安全性
を生かしたまま、皮膚に対する美粧効果をさらに改善し
その有用性、有効性を一層高めることを目的として、長
年研究、検討を重ねて来たが、その過程に於いて、有効
成分の緑藻類抽出物にメラニン生成抑制剤及び/又は抗
炎症剤を併用した場合、美白作用が増強されるばかりで
なく、意外なことに皮膚のくすみを防止し或いは改善す
る効果が併せ奏し得られ、緑藻類抽出物本来の保湿作用
等と相俟って、これによって皮膚に総合的な美肌化効果
を与える緑藻類抽出物配合化粧料の提供が可能となるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
の抽出物とメラニン生成抑制剤の一種又は二種以上及び
/又は抗炎症剤一種又は二種以上を配合してなる皮膚化
粧料である。
よって、くすみの防止・症状改善効果を含む総合的な美
肌化効果が得られる理由は必ずしも明確ではないが、緑
藻類抽出物が本来有する保湿作用等と増強された美白作
用の相乗的作用によって、皮膚が若々しくはりのある状
態に保持されると共にメラニン色素の沈着が顕著に防止
され或いはその症状改善がなされることによるものと思
われる。
発明にいう緑藻類としては、例えばアナアオサ(Ulv
a pertusa)、ボウアオノリ(Entrero
morpha intestinalis)、ミル(C
odium fragile)、ヒトエグサ(Mono
stromanitidum)などがある。それらのう
ちでも、特にアナアオサが、得られる抽出物の美白作
用、保湿作用が良好で、かつメラニン生成抑制剤及び/
又は抗炎症剤との組合せによる美肌化効果にすぐれるこ
とから本発明に於いて好適に使用できる。
うにして行われる。緑藻類はまず自然乾燥、温風乾燥な
どにより半乾燥〜乾燥状態とした後、必要ならば粉砕或
いは細断した上、抽出に供される。抽出溶剤としては、
水又は水と水混和性有機溶剤との混合物が好適に用いら
れる。水混和性の有機溶剤としては、エタノール、プロ
パノールなどの低級一価アルコール類;エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブ
チレングリコールなどのポリオール類;アセトン、メチ
ルエチルケトンなどのケトン類;酢酸エチルなどのエス
テル類などがある。
用の観点から、水もしくは水とエタノール、グリセリ
ン、1,3−ブチレングリコールとの混合溶剤の使用が
好ましい。混合溶剤を用いる場合、水とエタノールの混
合比(容量比、以下同じ)は、一般に90:10〜5
0:50の範囲、水とグリセリンの混合比は、一般に9
0:10〜10:90の範囲、又水と1,3−ブチレン
グリコールの混合比は、一般に90:10〜10:90
の範囲とするのがよい。
も異なるが、一般に10〜60℃で1〜20日間の範囲
であり、好ましくは20〜40℃で3〜10日間の範囲
である。
固液分離を行い、抽出物溶液を得る。ここに得られる緑
藻類抽出物溶液は、これをそのまま、もしくはさらに濃
縮により適宜の濃度に調整して化粧料に配合するか、場
合によっては、スプレードライ法、凍結乾燥法など常法
に従って粉末化して化粧料に配合してもよい。
抽出物と組み合わせ用いるメラニン生成抑制剤として
は、チロシナーゼの活性を阻害するもの、メラニンの生
成に関与する遣伝子の発現を抑制するものなど、その作
用機序の如何に拘らずメラニンの生成を抑制し、かつ化
粧料配合成分として許容されるものであればいずれもが
使用可能であり、具体的には、例えばコウジ酸;コウジ
酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸
モノパルミテート、コウジ酸ジブチレートなどのコウジ
酸誘導体;アルブチン;アスコルビン酸;L−アスコル
ビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム塩、L−アス
コルビン酸−2−硫酸エステルナトリウム塩、L−アス
コルビン酸−2−グリコシド(2−O−α−D−グルコ
ピラノシル−L−アスコルビン酸)、L−アスコルビン
酸−5−グリコシド(5−O−α−D−グルコピラノシ
ル−L−アスコルビン酸)などのアスコルビン酸誘導
体;エラグ酸;4−n−ブチルレゾルシノール、4−イ
ソアミルレゾルシノールなどのレゾルシノール誘導体;
乳酸、グリコール酸などのα−ヒドロキシ酸;ソウハク
ヒ抽出物;ユキノシタ抽出物;米糠抽出物;玄米抽出物
などがある。これらメラニン生成抑制剤は、そのいずれ
か一種もしくは二種以上を、緑藻類抽出物と組み合わせ
て皮膚化粧料中に配合する。
糠又は玄米を、所望によりpHを酸性又はアルカリ性に
調整した水或いは水とエタノール、グリセリン、1,3
−ブチレングリコールなどの水混和性溶剤との混合溶剤
等で抽出し、必要により蛋白分解酵素処理を施して得ら
れるものであり、例えば特開平5−221844号公報
に記載された方法等によって製造することができる。
ウジ酸、アルブチン、L−アスコルビン酸−2−リン酸
エステルマグネシウム塩、L−アスコルビン酸−2−グ
リコシド、米糠抽出物及び玄米抽出物が、緑藻類抽出物
との組合せによって特にすぐれた美肌化効果を奏するこ
とから好ましい。
物と組合せ用いる今一つの成分である抗炎症剤として
は、例えばグリチルリチン酸、ゲンチアナ抽出物、カミ
ツレ抽出物、オウゴン抽出物、アロエ抽出物などがあ
り、特にグリチルリチン酸及びゲンチアナ抽出物が好ま
しい。
それらのいずれか一方を緑藻類抽出物と組合せて皮膚化
粧料中に配合してもよく、又それら両者を同時に皮膚化
粧料中に配合してもよい。
とメラニン生成抑制剤及び/又は抗炎症剤の配合量は、
固形分で、緑藻類抽出物の場合一般に0.001〜5重
量%、好ましくは0.01〜3重量%、特に好ましくは
0.1〜1重量%、メラニン生成抑制剤の場合一般に
0.001〜20重量%、好ましくは0.01〜10重
量%、特に好ましくは0.05〜5重量%、又抗炎症剤
の場合一般に0.001〜10重量%、好ましくは0.
005〜5重量%、特に好ましくは0.02〜2重量%
の範囲であり、メラニン生成抑制剤と抗炎症剤を併用す
る場合は、それら成分の使用比(固形分重量比)を好適
には30:1〜1:10の範囲とした上、合計量で一般
に0.01〜20%、好ましくは0.05〜7%の範囲
となるようにする。
制剤及び/又は抗炎症剤の配合比は、固形分重量比で、
緑藻類抽出物100部に対して、メラニン生成抑制剤の
場合、一般に10〜5000部、好ましくは50〜20
00部、又抗炎症剤の場合、一般に1〜2000部、好
ましくは10〜500部の範囲である。 又、メラニン
生成抑制剤と抗炎症剤を併用する場合は、前記の使用比
の範囲で、緑藻類抽出物100部に対して合計量で一般
に10〜5000部、好ましくは50〜2000部用い
るのがよい。
る美肌化効果を十分に発揮せしめることが困難となる傾
向が認められ、一方上記の範囲を越えて多くすると、配
合安定性、皮膚刺激性、コスト等の点で問題を生ずるこ
とがあって好ましくない。
他に、通常皮膚化粧料に用いられる配合成分である油脂
成分、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、防腐殺菌剤、粉体
成分、紫外線吸収剤、色素、香料等を必要に応じて適宜
配合することができる。
ブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、ヤシ油、パーム
油、カカオ油、ミンク油等の油脂類;ミツロウ、カルナ
ウバロウ、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、ワセ
リン、パラフィンワックス、スクワラン等の炭化水素
類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸類;ラウリルアル
コール、セタノール、ステアリルアルコール等の高級ア
ルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸
イソプロピル、オレイン酸ブチル等の合成エステル類が
挙げられる。
アルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グ
リセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソ
ルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;脂
肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリ
オキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル燐酸塩、α−スルホン化脂肪酸アルキ
ルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル燐酸塩等のアニオン界面活性剤;第四級アンモニ
ウム塩、第一級〜第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベ
ンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2−
アルキル−1−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリニウム塩、N,N−ジアルキルモルフォルニウム
塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩等のカチオ
ン界面活性剤;N,N−ジメチル−N−アルキル−N−
カルボキシメチルアンモニオベタイン、N,N,N−ト
リアルキル−N−アルキレンアンモニオカルボキシベタ
イン、N−アシルアミドプロピル−N′N′−ジメチル
−N′−β−ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタ
イン等の両イオン性界面活性剤等が挙げられる。
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビ
トール、ピロリドンカルボン酸塩、ヒアルロン酸等のム
コポリサッカライド、尿素等がある。
アルギン酸ナトリウム、ペクチン、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、ポリビニルアルコール、カルボキ
シビニルポリマー、ポリアクリル酸及びその誘導体、ゼ
ラチン、ポリビニルピロリドン、ビーガム、メチルポリ
シロキサン、デキストラン等がある。
キシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラ
オキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、
フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロ
フェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウ
ム、サリチル酸、エタノール等がある。
ルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネ
シウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バ
リウム、無水ケイ酸、雲母、セリサイト、ナイロンパウ
ダー、シルクパウダー等がある。
安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘ
キシル、サリチル酸アミル、パラメトキシ桂皮酸エチル
ヘキシル、桂皮酸オクチル、2,4−ジヒドロキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン−5−スルホン酸塩、2−(2−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、
ウロカニン酸エチル等がある。
らに、各種の皮膚化粧料用活性成分を配合することがで
きる。かかるものとしては、例えばビタミンE及びその
誘導体(ビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレー
トなど)、ニコチン酸及びその誘導体(ニコチン酸アミ
ド、ニコチン酸ベンジルなど)、ジイソプロピルアミン
ジクロロアセテート、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸
等の老化防止剤、肌荒れ改善剤等が挙げられる。
料の剤形には特に制限はなく、常法に従ってクリーム、
乳液、ローション、軟膏、パック剤等適宜の剤形のもの
とすることができる。
本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに
限定されるものではない。なお、以下に於いて、%及び
部はそれぞれ重量%及び重量部を意味する。
を粉砕し、篩別して得たアナアオサ粉砕物100gを、
精製水/1,3−ブチレングリコール混液(70/30
容量比)1000部に浸漬し、20℃で7日間抽出した
後、メンブランフィルター(φ0.2μm)でろ過して
アナアオサ抽出物溶液を得た(収量:約550g、固形
分濃度:6.0%)
ブチレングリコール(70/30)混液に代えて精製水
を用いるほかは製造例1と同様にして、アナアオサ抽出
物溶液を得た(収量:約500g、固形分濃度:5.5
%)。
ブチレングリコール(70/30)混液に代えて精製水
/エタノール混液(80/20容量比)を用いるほかは
製造例1と同様にして、アナアオサ抽出物溶液を得た
(収量:約550g、固形分濃度:5.7%)。
00gを加え、攪拌して米糠と乳酸水溶液を十分混合し
た後、室温に2日間静置した。次に不溶物をろ過で除
き、ろ液のpHを1N苛性ソーダ水溶液で8.5に調整
した後、生じた沈殿をろ別し、ろ液を乳酸でpH6.5
として米糠抽出物溶液を得た(収量:約750g、固形
分濃度:4.4%)。
造例4と同様にして、玄米抽出物溶液を得た(収量:約
850g、固形分濃度:4.0%)。
精製水/エタノール混液(80/20容量比)1000
部に浸漬し、20℃で3日間抽出した後、メンブランフ
ィルター(φ0.2μm)でろ過してゲンチアナ抽出物
溶液を得た(収量:約600g、固形分濃度:2.3
%)。
後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成
分を加えてさらに攪拌混合してクリームを調製した。
ブチン2.0部(実施例2)、L−アスコルビン酸−2
−リン酸エステルマグネシウム塩3.0部(実施例
3)、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部
(実施例4)、製造例4の米糠抽出物溶液5.0部(実
施例5)又は製造例5の玄米抽出物溶液5.0部(実施
例6)を用いるほかは実施例1と同様にして、それぞれ
クリームを調製した。
チルリチン酸1.0部(実施例7)又は製造例6のゲン
チアナ抽出物溶液5.0部(実施例8)を用いるほかは
実施例1と同様にして、それぞれクリームを調製した。
ジ酸1.0部とグリチルリチン酸1.0部(実施例9)
又はコウジ酸1.0部と製造例6のゲンチアナ抽出物溶
液3.0部(実施例10)を用いるほかは実施例1と同
様にして、それぞれクリームを調製した。
代わりに、製造例2のアナアオサ抽出物溶液(実施例1
1)又は製造例3のアナアオサ抽出物溶液(実施例1
2)を用いるほかは実施例1と同様にして、それぞれク
リームを調製した。
後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成
分を加えてさらに攪拌混合し、乳液を調製した。
5.0部とコウジ酸2.0部に代えて、製造例1のアナ
アオサ抽出物溶液5.0部を用いるほかは実施例1と同
様にしてクリームを調製した。
5.0部とコウジ酸2.0部に代えて、コウジ酸2.0
部(比較例2)、グリチルリチン酸1.0部(比較例
3)又はコウジ酸1.0部とグリチルリチン酸1.0部
(比較例4)を用いるほかは実施例1と同様にして、そ
れぞれクリームを調製した。
びコウジ酸を用いないほかは実施例1と同様にしてクリ
ームを調製した。
び/又は抗炎症剤を組み合わせ用いた時のin viv
o美白作用を、モルモットを被験動物とする色素沈着試
験により調べた。
で含む水溶液を試料として用いた。
及びGAとは、それぞれ次のものを意味する。 KA:コウジ酸、AL:アルブチン、APM:L−アス
コルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム塩、A
G:L−アスコルビン酸−2−グルコシド、GA:グリ
チルリチン
齢)の背部中央部のタテ60mm×ヨコ30mmの体毛
を剃毛し、該部分を前後左右四つに区画した。この区画
の一つに本発明試料を、残りの三つの区画に比較試料A
とB〜Jのいずれか及び対照として精製水を、それぞれ
朝、夕2回各5ml宛6日間塗布すると共に、該塗布部
位に毎日1回朝の塗布直前に500mJ/cm2UV−
Bを照射し、6日目の夕方に照射部位の色素沈着状態を
目視により観察し、以下の基準により評価した。
生成抑制剤及び/又は抗炎症剤を組み合わせた場合、緑
藻類抽出物の色素沈着防止効果が著しく向上し、該組合
せによって美白作用が増強されることが判る。
ターテストによりそれらの美肌化作用並びに皮膚刺激性
を調べた。
50歳の女性140名を被験者として20名ずつ7グル
ープに分け、各グループ毎に実施例1、4、9及び比較
例1〜4のクリームのいずれかを被験者右頬部に、又対
照例のクリームを全被験者の左頬部に、1日2回朝晩、
2ヵ月間塗布し、塗布部のシミ、ソバカスの改善状況
(美白効果)、しっとり感(モイスチャー効果)、肌の
つや、くすみの改善状況及び紅斑の発生状況(皮膚刺激
性)を、以下の基準に基づいて評価した。
メラニン生成抑制剤及び/又は抗炎症剤を併用配合した
本発明のクリームは、それら活性成分を各々単独で含む
クリームに比べて、美白効果、くすみ改善効果等に於い
てすぐれ、総合的な美肌効果を発揮し、しかも皮膚刺激
性も少ない。
び/又は抗炎症剤とを併用配合してなる本発明の皮膚化
粧料は、それら配合成分の相乗的作用により、増強され
た美白作用を有することに加えて、皮膚のくすみを防止
し或いは改善する効果を示し、緑藻類抽出物本来の保湿
作用、皮膚に対する低刺激性等と相俟って、皮膚に総合
的な美肌化効果を与えると共に安全性にもすぐれてい
る。
Claims (4)
- 【請求項1】緑藻類の抽出物とメラニン生成抑制剤の一
種又は二種以上及び/又は抗炎症剤の一種又は二種以上
を配合してなる皮膚化粧料。 - 【請求項2】緑藻類がアナアオサ(Ulva pert
usa)である請求項1に記載の皮膚化粧料。 - 【請求項3】メラニン生成抑制剤として、コウジ酸及び
その誘導体、アルブチン、アスコルビン酸及びその誘導
体、米糠抽出物並びに玄米抽出物から選ばれた一種又は
二種以上を用いる請求項1又は2に記載の皮膚化粧料。 - 【請求項4】抗炎症剤として、グリチルリチン酸及び/
又はゲンチアナ抽出物を用いる請求項1乃至3に記載の
皮膚化粧料。
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---|---|---|---|
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