JP3061295B2 - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JP3061295B2 JP3061295B2 JP3079050A JP7905091A JP3061295B2 JP 3061295 B2 JP3061295 B2 JP 3061295B2 JP 3079050 A JP3079050 A JP 3079050A JP 7905091 A JP7905091 A JP 7905091A JP 3061295 B2 JP3061295 B2 JP 3061295B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基礎化粧品をはじめ、メ
イクアップ化粧品、頭髪用化粧品、浴剤などに好適に使
用しうる化粧料に関する。さらに詳しくは、ムラサキシ
キブ属に属する植物の果実からえられる抽出物を配合す
ることにより、すぐれた化粧効果を奏する化粧料に関す
る。
イクアップ化粧品、頭髪用化粧品、浴剤などに好適に使
用しうる化粧料に関する。さらに詳しくは、ムラサキシ
キブ属に属する植物の果実からえられる抽出物を配合す
ることにより、すぐれた化粧効果を奏する化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ムラ
サキ目、クマツヅラ科、ムラサキシキブ属に属する植物
としては、たとえばムラサキシキブ、オオムラサキシキ
ブ、コムラサキ、ホウライムラサキ、ヤブムラサキ、ビ
ロードムラサキなどがあるが、これまでこれらの植物の
化粧品分野への利用に関する研究はほとんどなされてい
ない。
サキ目、クマツヅラ科、ムラサキシキブ属に属する植物
としては、たとえばムラサキシキブ、オオムラサキシキ
ブ、コムラサキ、ホウライムラサキ、ヤブムラサキ、ビ
ロードムラサキなどがあるが、これまでこれらの植物の
化粧品分野への利用に関する研究はほとんどなされてい
ない。
【0003】そこで本発明者らが研究を重ねた結果、こ
れらの果実からえられる抽出物が高い保湿力とすぐれた
抗酸化作用および紫外線吸収性を併せ持つため、ムラサ
キシキブ、オオムラサキシキブ、コムラサキ、ホウライ
ムラサキ、ヤブムラサキ、ビロードムラサキなどのムラ
サキシキブ属に属する植物の果実からえられた抽出物を
配合した化粧料は肌に潤いを与え、シミ、ソバカスを防
ぎ、さらに過酸化脂質の生成を抑制することで肌のトラ
ブルを防止し、若々しい肌の状態を維持しうるというす
ぐれた化粧効果を奏することを見出し、本発明を完成す
るに至った。
れらの果実からえられる抽出物が高い保湿力とすぐれた
抗酸化作用および紫外線吸収性を併せ持つため、ムラサ
キシキブ、オオムラサキシキブ、コムラサキ、ホウライ
ムラサキ、ヤブムラサキ、ビロードムラサキなどのムラ
サキシキブ属に属する植物の果実からえられた抽出物を
配合した化粧料は肌に潤いを与え、シミ、ソバカスを防
ぎ、さらに過酸化脂質の生成を抑制することで肌のトラ
ブルを防止し、若々しい肌の状態を維持しうるというす
ぐれた化粧効果を奏することを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はムラ
サキシキブ属に属する植物の果実からえられる抽出物を
配合することを特徴とする、すぐれた化粧効果を奏する
化粧料に関する。
サキシキブ属に属する植物の果実からえられる抽出物を
配合することを特徴とする、すぐれた化粧効果を奏する
化粧料に関する。
【0005】
【作用および実施例】本発明に用いられるムラサキシキ
ブ属に属する植物としてはたとえば、ムラサキシキブ、
オオムラサキシキブ、コムラサキ、ホウライムラサキ、
ヤブムラサキ、ビロードムラサキなどがあげられるが、
本発明はこれらに限定されるものではない。現在ムラサ
キシキブ属に属する植物は、数多く知られている。これ
らのムラサキシキブ属に属する植物の中ではムラサキシ
キブ、オオムラサキシキブ、コムラサキが原料入手の面
から好ましい。
ブ属に属する植物としてはたとえば、ムラサキシキブ、
オオムラサキシキブ、コムラサキ、ホウライムラサキ、
ヤブムラサキ、ビロードムラサキなどがあげられるが、
本発明はこれらに限定されるものではない。現在ムラサ
キシキブ属に属する植物は、数多く知られている。これ
らのムラサキシキブ属に属する植物の中ではムラサキシ
キブ、オオムラサキシキブ、コムラサキが原料入手の面
から好ましい。
【0006】本発明に用いられるムラサキシキブ属に属
する植物の抽出物は、採集した果実から異物を取り除い
たのち、そのままもしくは天日または乾燥機などで乾燥
したものを細切し、抽出溶媒に浸漬するなどしてえられ
る。えられた抽出物は減圧下で濃縮して濃度を調整して
もよいし、またこの抽出物を凍結乾燥法やスプレイドラ
イ法により粉末化して用いてもよい。
する植物の抽出物は、採集した果実から異物を取り除い
たのち、そのままもしくは天日または乾燥機などで乾燥
したものを細切し、抽出溶媒に浸漬するなどしてえられ
る。えられた抽出物は減圧下で濃縮して濃度を調整して
もよいし、またこの抽出物を凍結乾燥法やスプレイドラ
イ法により粉末化して用いてもよい。
【0007】前記抽出用の溶媒としては、たとえば水;
メタノール、エタノールなどの低級アルコール類;エチ
レングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、
1,3-ブチレングリコールなどのポリオール類;オレイル
アルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノ
ールなどの高級アルコール類;アセトンなどのケトン
類;酢酸エチルなどのエステル類;ヘキサン、クロロホ
ルム、ベンゼンなどの炭化水素系溶剤などがあげられ、
これらは単独もしくは2種以上を混合して用いられる。
これらのうち、化粧料への幅広い適用という点で水溶性
の溶剤が好ましく、とくに水とエタノール、グリセリ
ン、1,3-ブチレングリコールとの2種以上を混合した溶
媒が好ましい。
メタノール、エタノールなどの低級アルコール類;エチ
レングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、
1,3-ブチレングリコールなどのポリオール類;オレイル
アルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノ
ールなどの高級アルコール類;アセトンなどのケトン
類;酢酸エチルなどのエステル類;ヘキサン、クロロホ
ルム、ベンゼンなどの炭化水素系溶剤などがあげられ、
これらは単独もしくは2種以上を混合して用いられる。
これらのうち、化粧料への幅広い適用という点で水溶性
の溶剤が好ましく、とくに水とエタノール、グリセリ
ン、1,3-ブチレングリコールとの2種以上を混合した溶
媒が好ましい。
【0008】これらの混合溶媒を用いるばあいの体積比
は、水とエタノールは1〜10:1、水とグリセリンは1
〜15:1、水と1,3-ブチレングリコールは1〜15:1が
好ましい。
は、水とエタノールは1〜10:1、水とグリセリンは1
〜15:1、水と1,3-ブチレングリコールは1〜15:1が
好ましい。
【0009】抽出時間は溶媒の種類や抽出温度によって
異なるが、通常室温で3〜30日間、好ましくは5〜15日
間である。
異なるが、通常室温で3〜30日間、好ましくは5〜15日
間である。
【0010】抽出温度は0℃以上、好ましくは10〜40℃
である。
である。
【0011】本発明の抽出物は、前記のとおりヒトの肌
に対してすぐれた保湿効果、抗酸化作用による過酸化脂
質生成抑制効果、紫外線吸収特性を有し、健康な肌の状
態を維持しうるものである。
に対してすぐれた保湿効果、抗酸化作用による過酸化脂
質生成抑制効果、紫外線吸収特性を有し、健康な肌の状
態を維持しうるものである。
【0012】本発明の化粧料は前記抽出物が配合された
もので、その配合量は化粧料の種類によって異なるので
一概には決定することができないが、その一例をあげれ
ば、たとえば化粧料 100部(重量部、以下同様)に対し
て抽出物の固形分換算で0.01〜10部、好ましくは0.05〜
1部である。かかる配合量が前記範囲未満であるばあい
には、前記抽出物を配合したことによる効果が小さく、
また前記範囲をこえるばあいは化粧料に安定に配合する
ことが技術的に困難となる。
もので、その配合量は化粧料の種類によって異なるので
一概には決定することができないが、その一例をあげれ
ば、たとえば化粧料 100部(重量部、以下同様)に対し
て抽出物の固形分換算で0.01〜10部、好ましくは0.05〜
1部である。かかる配合量が前記範囲未満であるばあい
には、前記抽出物を配合したことによる効果が小さく、
また前記範囲をこえるばあいは化粧料に安定に配合する
ことが技術的に困難となる。
【0013】さらに、本発明の化粧料は該抽出物のほか
にもたとえば一般に化粧料に用いられている賦形剤、香
料などをはじめ、油脂類、界面活性剤、保湿剤、pH調整
剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔
料、洗浄剤、乾燥剤、乳化剤などの各種化粧料成分が適
宜配合される。
にもたとえば一般に化粧料に用いられている賦形剤、香
料などをはじめ、油脂類、界面活性剤、保湿剤、pH調整
剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔
料、洗浄剤、乾燥剤、乳化剤などの各種化粧料成分が適
宜配合される。
【0014】前記油脂類としては、一般に化粧料に汎用
されるたとえば流動パラフィン、パラフィン、セタノー
ル、アボガド油、オリーブ油、ホホバ油、ヤシ油などの
植物性油;牛脂、豚脂、馬脂、タートル油、ミンク油、
パーセリン油、スクワランなどの動物性油脂;メチルポ
リシロキサン、ベヘニルアルコール、トリカプリルカプ
リン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、トリイ
ソパルミチン酸グリセリン、シリコーンオイルなどの合
成油脂などがあげられる。
されるたとえば流動パラフィン、パラフィン、セタノー
ル、アボガド油、オリーブ油、ホホバ油、ヤシ油などの
植物性油;牛脂、豚脂、馬脂、タートル油、ミンク油、
パーセリン油、スクワランなどの動物性油脂;メチルポ
リシロキサン、ベヘニルアルコール、トリカプリルカプ
リン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、トリイ
ソパルミチン酸グリセリン、シリコーンオイルなどの合
成油脂などがあげられる。
【0015】前記界面活性剤としては、たとえばラウリ
ル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミ
ン、ラウリン酸ジエタノールアミドなどの陰イオン性界
面活性剤;ステアリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化ベ
ンザルコニウムなどの陽イオン性界面活性剤;グリセリ
ルモノステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポ
リオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖エステル、脂肪
酸アミドなどの非イオン性界面活性剤などがあげられ
る。
ル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミ
ン、ラウリン酸ジエタノールアミドなどの陰イオン性界
面活性剤;ステアリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化ベ
ンザルコニウムなどの陽イオン性界面活性剤;グリセリ
ルモノステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポ
リオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖エステル、脂肪
酸アミドなどの非イオン性界面活性剤などがあげられ
る。
【0016】前記保湿剤としては、たとえばグリセリ
ン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、
ピロリドンカルボン酸ソーダなどの合成保湿剤;ヒアル
ロン酸、コラーゲン、エラスチン、胎盤抽出液、ローヤ
ルゼリー、微生物発酵液などの天然保湿液などがあげら
れる。
ン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、
ピロリドンカルボン酸ソーダなどの合成保湿剤;ヒアル
ロン酸、コラーゲン、エラスチン、胎盤抽出液、ローヤ
ルゼリー、微生物発酵液などの天然保湿液などがあげら
れる。
【0017】前記pH調整剤としては、たとえばクエン酸
ナトリウム、クエン酸などの有機酸およびその塩類など
があげられる。
ナトリウム、クエン酸などの有機酸およびその塩類など
があげられる。
【0018】前記増粘剤としては、たとえばカルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、
ポリビニルアルコール、トラガントガムなどがあげられ
る。
メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、
ポリビニルアルコール、トラガントガムなどがあげられ
る。
【0019】前記防腐剤としては、たとえばメチルパラ
ベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラ
ベンなどのパラオキシ安息香酸エステル、エタノール、
デヒドロ酢酸などがあげられる。
ベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラ
ベンなどのパラオキシ安息香酸エステル、エタノール、
デヒドロ酢酸などがあげられる。
【0020】前記酸化防止剤としては、たとえばビタミ
ンE、ブチルオキシトルエン(BHT)、ブチルオキシアニ
ゾール(BHA) などがあげられる。
ンE、ブチルオキシトルエン(BHT)、ブチルオキシアニ
ゾール(BHA) などがあげられる。
【0021】前記顔料としては、たとえばベンガラ、黄
酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、ナイロンパウダー、セ
リサイト、マイカ、タルクなどがあげられる。
酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、ナイロンパウダー、セ
リサイト、マイカ、タルクなどがあげられる。
【0022】前記洗浄剤としては、たとえば炭酸水素ナ
トリウムなどがあげられる。
トリウムなどがあげられる。
【0023】前記賦形剤としては、たとえば硫酸ナトリ
ウムなどがあげられる。
ウムなどがあげられる。
【0024】前記乳化剤としては、たとえば大豆レシチ
ン油などがあげられる。
ン油などがあげられる。
【0025】これらの化粧料成分の各配合量は目的とす
る化粧料の用途などにより異なるため、一概には決定す
ることができず、用途に応じて適宜調整されることが好
ましい。
る化粧料の用途などにより異なるため、一概には決定す
ることができず、用途に応じて適宜調整されることが好
ましい。
【0026】本発明の化粧料には、さらに公知の美白剤
および老化防止・肌荒れ改善剤を配合することもでき
る。かかる美白剤としては、たとえばL−アスコルビン
酸−2−リン酸エステル塩、L−アスコルビン酸−2−
硫酸エステル塩、L−アスコルビン酸アルキルエステル
類などのL−アスコルビン酸およびその誘導体;たとえ
ばハイドロキノン−β−D−グルコース(アルブチ
ン)、ハイドロキノン−β−D−ガラクトース、ハイド
ロキノン−α−D−グルコースなどのハイドロキノン誘
導体;たとえばコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル
類などのコウジ酸およびその誘導体;アゼライン酸;エ
ラグ酸などがあげられる。また老化防止・肌荒れ改善剤
としては、たとえばビタミンEニコチネート、ビタミン
EリノレートなどのビタミンE類;たとえば乳酸、クエ
ン酸、α−ヒドロキシオクタン酸などのα−ヒドロキシ
酸類;ジイソプロピルアミンジクロロアセテート;γ−
アミノ−β−ヒドロキシ酪酸;胎盤抽出物などがあげら
れる。
および老化防止・肌荒れ改善剤を配合することもでき
る。かかる美白剤としては、たとえばL−アスコルビン
酸−2−リン酸エステル塩、L−アスコルビン酸−2−
硫酸エステル塩、L−アスコルビン酸アルキルエステル
類などのL−アスコルビン酸およびその誘導体;たとえ
ばハイドロキノン−β−D−グルコース(アルブチ
ン)、ハイドロキノン−β−D−ガラクトース、ハイド
ロキノン−α−D−グルコースなどのハイドロキノン誘
導体;たとえばコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル
類などのコウジ酸およびその誘導体;アゼライン酸;エ
ラグ酸などがあげられる。また老化防止・肌荒れ改善剤
としては、たとえばビタミンEニコチネート、ビタミン
EリノレートなどのビタミンE類;たとえば乳酸、クエ
ン酸、α−ヒドロキシオクタン酸などのα−ヒドロキシ
酸類;ジイソプロピルアミンジクロロアセテート;γ−
アミノ−β−ヒドロキシ酪酸;胎盤抽出物などがあげら
れる。
【0027】本発明の化粧料の形態は任意であり限定さ
れるものではないが、肌に潤いを与えシミ、ソバカスな
どを防止するなどのすぐれた性質を有するため、たとえ
ばクリーム、乳液、ローション、洗顔料、パックなどの
基礎化粧品、口紅、ファンデーションなどのメイクアッ
プ化粧品、ボディーソープ、石鹸などのトイレタリー製
品などをあげることができる。
れるものではないが、肌に潤いを与えシミ、ソバカスな
どを防止するなどのすぐれた性質を有するため、たとえ
ばクリーム、乳液、ローション、洗顔料、パックなどの
基礎化粧品、口紅、ファンデーションなどのメイクアッ
プ化粧品、ボディーソープ、石鹸などのトイレタリー製
品などをあげることができる。
【0028】また、本発明の化粧料は毛根周辺および頭
髪に作用し、枝毛や切れ毛の防止、頭髪保護にも有効で
あるため、たとえばシャンプー、リンス、整髮料などの
ヘアー製品などをあげることができる。
髪に作用し、枝毛や切れ毛の防止、頭髪保護にも有効で
あるため、たとえばシャンプー、リンス、整髮料などの
ヘアー製品などをあげることができる。
【0029】さらに、前記抽出物およびその乾燥粉末を
湯に投入したばあい、保温効果や入浴後の肌の状態の向
上に効果があることから、本発明の化粧料は浴剤として
も使用することができる。このように本発明の化粧料を
浴剤として使用するばあいの抽出物の化粧料への配合量
は、化粧料 100部に対して抽出物の固形分換算で0.01〜
1部、好ましくは0.05〜0.5 部である。前記浴剤を使用
するばあい、該浴剤の使用量は通常湯 200リットルに対
して浴剤を25g 程度となるように調整することが好まし
い。
湯に投入したばあい、保温効果や入浴後の肌の状態の向
上に効果があることから、本発明の化粧料は浴剤として
も使用することができる。このように本発明の化粧料を
浴剤として使用するばあいの抽出物の化粧料への配合量
は、化粧料 100部に対して抽出物の固形分換算で0.01〜
1部、好ましくは0.05〜0.5 部である。前記浴剤を使用
するばあい、該浴剤の使用量は通常湯 200リットルに対
して浴剤を25g 程度となるように調整することが好まし
い。
【0030】つぎに本発明の化粧料を実施例に基づいて
さらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
さらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0031】調製例1(ムラサキシキブ抽出液の製造) 新鮮なムラサキシキブの果実をよく洗浄したのち、細切
した。細切したムラサキシキブの果実200gを水とエタノ
ールの混液(体積比、4:1)の溶媒1kgで室温条件下
で10日間抽出した。これをろ過精製して茶褐色の抽出液
(固形分含量1.5 重量%)約800gをえた。
した。細切したムラサキシキブの果実200gを水とエタノ
ールの混液(体積比、4:1)の溶媒1kgで室温条件下
で10日間抽出した。これをろ過精製して茶褐色の抽出液
(固形分含量1.5 重量%)約800gをえた。
【0032】調製例2(オオムラサキシキブ抽出液の製
造) 調製例1で用いたムラサキシキブのかわりに新鮮なオオ
ムラサキシキブの果実を用いたほかは調製例1と同様に
して茶褐色の抽出液(固形分含量1.5 重量%)約800gを
えた。
造) 調製例1で用いたムラサキシキブのかわりに新鮮なオオ
ムラサキシキブの果実を用いたほかは調製例1と同様に
して茶褐色の抽出液(固形分含量1.5 重量%)約800gを
えた。
【0033】調製例3(コムラサキ抽出液の製造) 新鮮なコムラサキの果実をよく洗浄したのち、細切し
た。細切したコムラサキの果実200gを水とグリセリンの
混液(体積比、9:1)の溶媒1kgで室温条件下で10日
間抽出した。これをろ過精製して茶褐色の抽出液(固形
分含量2.0 重量%)約800gをえた。
た。細切したコムラサキの果実200gを水とグリセリンの
混液(体積比、9:1)の溶媒1kgで室温条件下で10日
間抽出した。これをろ過精製して茶褐色の抽出液(固形
分含量2.0 重量%)約800gをえた。
【0034】調製例4(ホウライムラサキ抽出液の製
造) 調製例3で用いたコムラサキのかわりに新鮮なホウライ
ムラサキの果実を用いたほかは調製例3と同様にして茶
褐色の抽出液(固形分含量2.0 重量%)約800gをえた。
造) 調製例3で用いたコムラサキのかわりに新鮮なホウライ
ムラサキの果実を用いたほかは調製例3と同様にして茶
褐色の抽出液(固形分含量2.0 重量%)約800gをえた。
【0035】調製例5(ヤブムラサキ抽出液の製造) 新鮮なヤブムラサキの果実をよく洗浄したのち、細切し
た。細切したヤブムラサキの果実200gを水と1,3-ブチレ
ングリコールの混液(体積比、9:1)の溶媒1kgで室
温条件下で10日間抽出した。これをろ過精製して茶褐色
の抽出液(固形分含量2.0 重量%)約800gをえた。
た。細切したヤブムラサキの果実200gを水と1,3-ブチレ
ングリコールの混液(体積比、9:1)の溶媒1kgで室
温条件下で10日間抽出した。これをろ過精製して茶褐色
の抽出液(固形分含量2.0 重量%)約800gをえた。
【0036】調製例6(ビロードムラサキ抽出液の製
造) 調製例5で用いたヤブムラサキのかわりに新鮮なビロー
ドムラサキの果実を用いたほかは調整例5と同様にして
茶褐色の抽出液(固形分含量2.0 重量%)約800gをえ
た。
造) 調製例5で用いたヤブムラサキのかわりに新鮮なビロー
ドムラサキの果実を用いたほかは調整例5と同様にして
茶褐色の抽出液(固形分含量2.0 重量%)約800gをえ
た。
【0037】参考例1〜7 調製例1〜6でえられた抽出液をサンプルとして用いて
以下に示す試験(i) を行なった。
以下に示す試験(i) を行なった。
【0038】(i) 過酸化脂質生成抑制作用 0.5Mリノール酸エタノール 1.0ml、0.2Mリン酸緩衝液(p
H7.0) 10mlおよびエタノール 9.0mlをそれぞれ正確に秤
量し、共栓つき三角フラスコ中で充分に振り混ぜた。こ
の液に正確に秤量した前記抽出液の5%水溶液 5.0mlを
加えて充分振り混ぜた。この液の調製直後のものと40℃
の恒温槽中で7日間放置したものとについて、それぞれ
0.1mlずつを正確に秤量し、これに75%エタノール 4.7
ml、30%チオシアン酸アンモニウム溶液 0.1mlを加えて
充分に混合したのち、正確に3分後の 500nmにおける吸
光度を測定し、下式から過酸化物価指数を求めた。
H7.0) 10mlおよびエタノール 9.0mlをそれぞれ正確に秤
量し、共栓つき三角フラスコ中で充分に振り混ぜた。こ
の液に正確に秤量した前記抽出液の5%水溶液 5.0mlを
加えて充分振り混ぜた。この液の調製直後のものと40℃
の恒温槽中で7日間放置したものとについて、それぞれ
0.1mlずつを正確に秤量し、これに75%エタノール 4.7
ml、30%チオシアン酸アンモニウム溶液 0.1mlを加えて
充分に混合したのち、正確に3分後の 500nmにおける吸
光度を測定し、下式から過酸化物価指数を求めた。
【0039】
【数1】
【0040】(式中、T7 は試験開始から7日間経過後
の抽出液が添加された溶液の吸光度、B7 は試験開始か
ら7日間経過後の抽出液のかわりに水が添加された溶液
の吸光度、T0 は試験開始直後の抽出液が添加された溶
液の吸光度、B0 は試験開始直後の抽出液のかわりに水
が添加された溶液の吸光度を示す。)また、抽出液のか
わりに水を用いて同様に操作したものをブランクとし
た。これらの結果を表1に示す。
の抽出液が添加された溶液の吸光度、B7 は試験開始か
ら7日間経過後の抽出液のかわりに水が添加された溶液
の吸光度、T0 は試験開始直後の抽出液が添加された溶
液の吸光度、B0 は試験開始直後の抽出液のかわりに水
が添加された溶液の吸光度を示す。)また、抽出液のか
わりに水を用いて同様に操作したものをブランクとし
た。これらの結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】また調製例1でえられた抽出液をサンプル
として用いて試験(ii)を行なった。
として用いて試験(ii)を行なった。
【0043】(ii)紫外線吸収特性 調製例1でえられたムラサキシキブ抽出液を、7%濃度
になるようにエタノールで希釈した溶液について、可変
分光光度計を用いて極大吸収波長の測定を行なった。そ
の結果を図1に示す。これより皮膚にとって有害な紫外
線を吸収することが示唆される。
になるようにエタノールで希釈した溶液について、可変
分光光度計を用いて極大吸収波長の測定を行なった。そ
の結果を図1に示す。これより皮膚にとって有害な紫外
線を吸収することが示唆される。
【0044】処方例1(クリーム) [(A) 成分] (部) 流動パラフィン 5.0 ヘキサラン (トリオクタン酸グリセリル、共栄化学工業(株)製) 4.0 パラフィン 5.0 セタノール 2.0 グリセリルモノステアレート 2.0 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 6.0 ブチルパラベン 0.1 [(B) 成分] 調製例1でえられた抽出液 20.0 グリセリン 5.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1 メチルパラベン 0.1 精製水 51.4 [(C) 成分] 香料 0.3 上記(A) 成分および(B) 成分をそれぞれ80℃以上に加温
後、(A) 成分および(B) 成分を混合撹拌した。これを50
℃まで冷却後、上記(C) 成分を加えてさらに撹拌混合し
て均一なクリームを調製した。
後、(A) 成分および(B) 成分を混合撹拌した。これを50
℃まで冷却後、上記(C) 成分を加えてさらに撹拌混合し
て均一なクリームを調製した。
【0045】処方例2(乳液) [(A) 成分] (部) 流動パラフィン 6.00 ヘキサラン (トリオクタン酸グリセリル、共栄化学工業(株)製) 4.00 ホホバ油 1.00 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.00 大豆レシチン油 1.50 メチルパラベン 0.15 エチルパラベン 0.03 [(B) 成分] 調製例2でえられた抽出液 30.00 グリセリン 3.00 1,3-ブチレングリコール 2.00 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.30 精製水 49.97 [(C) 成分] 香 料 0.05 上記(A) 成分および(B) 成分をそれぞれ80℃になるまで
加温したのち、(A) 成分および(B) 成分を混合撹拌し
た。これを50℃まで冷却後、(C) 成分を加えて撹拌し、
均一な乳液を調製した。
加温したのち、(A) 成分および(B) 成分を混合撹拌し
た。これを50℃まで冷却後、(C) 成分を加えて撹拌し、
均一な乳液を調製した。
【0046】処方例3(ローション) [成 分] (部) エタノール 10.0 グリセリン 3.0 1,3-ブチレングリコール 2.0 メチルパラベン 0.2 クエン酸 0.1 クエン酸ナトリウム 0.3 カルボキシビニルポリマー 0.1 調製例3でえられた抽出液 10.0 香 料 微量 精製水 全量が 100.0部となる量 上記成分を混合して均一なローションを調製した。
【0047】処方例4(パック) [成 分] (部) ポリビニルアルコール 15.0 ヒドロキシメチルセルロース 5.0 プロピレングリコール 5.0 エタノール 10.0 メチルパラベン 0.1 調製例4でえられた抽出液 10.0 香 料 微量 精製水 全量が 100.0部となる量 上記成分を混合して均一なパックを調製した。
【0048】処方例5(プレスパウダー) 調製例5でえられた抽出液を凍結乾燥器中で水分除去す
ることにより凍結乾燥し、これをボールミルにより粉砕
して粉末(粒度約30μm 以下)をえ、かかる粉末を用い
た。
ることにより凍結乾燥し、これをボールミルにより粉砕
して粉末(粒度約30μm 以下)をえ、かかる粉末を用い
た。
【0049】 [(A) 成分] (部) ベンガラ 0.5 黄酸化鉄 1.5 黒酸化鉄 0.1 酸化チタン 10.0 ナイロンパウダー 4.0 セリサイト 28.2 マイカ 23.0 タルク 25.0 調製例5でえられた抽出液の凍結乾燥粉末 0.5 [(B) 成分] スクワラン 1.0 メチルポリシロキサン 4.0 プロピルパラベン 0.1 デヒドロ酢酸 0.1 流動パラフィン 1.0 ヘキサラン (トリオクタン酸グリセリル、共栄化学工業(株)製) 1.0 香 料 微量 上記(A) 成分および(B) 成分をそれぞれ混合撹拌し混合
したのち、200 メッシュのタイラーメッシュの篩にかけ
て金型に打型して均一なプレスパウダーを調製した。
したのち、200 メッシュのタイラーメッシュの篩にかけ
て金型に打型して均一なプレスパウダーを調製した。
【0050】処方例6(シャンプー) 調製例1でえられた抽出液を処方例5と同様の操作によ
り凍結乾燥し、粉砕してえられた粉末(粒度約30μm 以
下)を用いた。
り凍結乾燥し、粉砕してえられた粉末(粒度約30μm 以
下)を用いた。
【0051】 [成 分] (部) ラウリル硫酸トリエタノールアミン 15.0 ラウリン酸ジエタノールアミド 5.0 メチルパラベン 0.1 プロピルパラベン 0.1 調製例1でえられた抽出液の凍結乾燥粉末 0.5 香 料 微量 精製水 全量が 100.0部となる量 上記成分を混合撹拌して均一なシャンプーを調製した。
【0052】処方例7(ヘアーセットローション) 調製例2でえられた抽出液をスプレードライの操作によ
り乾燥粉末化してえられた粉末(粒度約 100μm 以下)
を用いた。
り乾燥粉末化してえられた粉末(粒度約 100μm 以下)
を用いた。
【0053】 [成 分] (部) トラガントガム 2.0 グリセリン 1.0 エタノール 20.0 メチルパラベン 0.2 調製例2でえられた抽出液の凍結乾燥粉末 0.5 香 料 微量 精製水 全量が 100.0部となる量 上記成分を混合撹拌して均一なヘアーセットローション
をえた。
をえた。
【0054】処方例8(ヘアーセットローション) 調製例6でえられた抽出液をスプレードライの操作によ
り乾燥粉末化してえられた粉末(粒度約 100μm 以下)
を用いた。
り乾燥粉末化してえられた粉末(粒度約 100μm 以下)
を用いた。
【0055】 [成 分] (部) トラガントガム 2.0 グリセリン 1.0 エタノール 20.0 メチルパラベン 0.2 調製例2でえられた抽出液の凍結乾燥粉末 0.5 香 料 微量 精製水 全量が 100.0部となる量 上記成分を混合撹拌して均一なヘアーセットローション
をえた。
をえた。
【0056】処方例9(ヘアーリンス) 調製例1でえられた抽出液を処方例7と同様の操作によ
り凍結乾燥し、粉砕して粉末(粒度約 100μm 以下)を
え、かかる粉末を用いた。
り凍結乾燥し、粉砕して粉末(粒度約 100μm 以下)を
え、かかる粉末を用いた。
【0057】 [(A) 成分] (部) ベヘニルアルコール 0.2 セタノール 1.5 ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 2.0 グリセリルモノステアレート(自己乳化型) 2.0 ヘキサラン (トリオクタン酸グリセリル、共栄化学工業(株)製) 1.0 調製例1でえられた抽出液の凍結乾燥粉末 1.0 [(B) 成分] ヒドロキシエチルセルロース 1.0 メチルパラベン 0.2 グリセリン 3.0 精製水 87.9 [(C) 成分] 香 料 0.2 上記(A) 成分および(B) 成分をそれぞれ80℃以上に加熱
後、(A) 成分および(B) 成分を混合撹拌した。50℃まで
冷却後、(C) 成分を加えてさらに撹拌混合して均一なヘ
アーリンスを調製した。
後、(A) 成分および(B) 成分を混合撹拌した。50℃まで
冷却後、(C) 成分を加えてさらに撹拌混合して均一なヘ
アーリンスを調製した。
【0058】処方例10(浴剤) 調製例2でえられた抽出液を処方例7と同様の操作によ
り凍結乾燥し、粉砕してえられた粉末(粒度約 100μm
以下)を用いた。
り凍結乾燥し、粉砕してえられた粉末(粒度約 100μm
以下)を用いた。
【0059】 [成 分] (部) 硫酸ナトリウム 47.00 炭酸水素ナトリウム 52.95 調製例2でえられた抽出液の凍結乾燥粉末 0.05 香 料 微量 上記成分を混合撹拌して均一な浴剤を調製した。
【0060】比較処方例1(クリーム) 調製例1でえられた抽出液のかわりに精製水を用いたほ
かは処方例1と同様にしてクリームを調製した。
かは処方例1と同様にしてクリームを調製した。
【0061】比較処方例2(乳液) 調製例2でえられた抽出液のかわりに精製水を用いたほ
かは処方例2と同様にして乳液を調製した。
かは処方例2と同様にして乳液を調製した。
【0062】比較処方例3(ローション) 調製例3でえられた抽出液のかわりに精製水を用いたほ
かは処方例3と同様にしてローションを調製した。
かは処方例3と同様にしてローションを調製した。
【0063】比較処方例4(パック) 調製例4でえられた抽出液のかわりに精製水を用いたほ
かは処方例4と同様にしてパックを調製した。
かは処方例4と同様にしてパックを調製した。
【0064】比較処方例5(シャンプー) 調製例1でえられた抽出液のかわりに精製水を用いたほ
かは処方例6と同様にしてシャンプーを調製した。
かは処方例6と同様にしてシャンプーを調製した。
【0065】比較処方例6(ヘアーセットローション) 調製例2でえられた抽出液のかわりに精製水を用いたほ
かは処方例7と同様にしてヘアーセットローョンを調製
した。
かは処方例7と同様にしてヘアーセットローョンを調製
した。
【0066】比較処方例7(ヘアーセットローション) 調製例6でえられた抽出液のかわりに精製水を用いたほ
かは処方例8と同様にしてヘアーセットローションを調
製した。
かは処方例8と同様にしてヘアーセットローションを調
製した。
【0067】比較処方例8(ヘアーリンス) 調製例1でえられた抽出液のかわりに精製水を用いたほ
かは処方例9と同様にしてヘアーリンスを調製した。
かは処方例9と同様にしてヘアーリンスを調製した。
【0068】比較処方例9(浴剤) 調製例2でえられた抽出液のかわりに精製水を用いたほ
かは処方例10と同様にして浴剤を調製した。
かは処方例10と同様にして浴剤を調製した。
【0069】実施例1 処方例1〜4ならびに比較処方例1〜4でえられた化粧
料について、それぞれ以下に示すモニターテストを行な
った。その結果を表2に示す。
料について、それぞれ以下に示すモニターテストを行な
った。その結果を表2に示す。
【0070】(モニターテスト) 無作為に抽出した年齢18〜55歳の女性 100名を対象とし
て、各化粧料を顔面頬部の皮膚に塗布したときのモイス
チャー効果、エモリエント効果および肌のつやについて
以下の判定基準に基づき評価を行なった。
て、各化粧料を顔面頬部の皮膚に塗布したときのモイス
チャー効果、エモリエント効果および肌のつやについて
以下の判定基準に基づき評価を行なった。
【0071】〔モイスチャー効果〕 A:非常にしっとりしている B:なんとなくしっとりしている C:普通 D:あまりしっとりした感じがない E:まったくしっとりした感じがない 〔エモリエント効果〕 A:非常に柔軟で感触がよい B:なんとなく柔軟で感触がよい C:普通 D:あまり柔軟さを感じず、感触がよくない E:まったく柔軟さを感じず、感触がよくない 〔肌のつや〕 A:非常につややかになった B:なんとなくつややかになった C:変化なし D:なんとなくつややかさがなくなった E:明らかにつややかさがなくなった なお、モニターテストの結果、皮膚に異常を訴えたもの
はいなかった。
はいなかった。
【0072】
【表2】
【0073】実施例2 処方例6、7および9ならびに比較処方例5、6および
8でえられた各頭髪用化粧料について、それぞれ以下に
示すハーフヘッドテストを行なった。その結果を表3に
示す。
8でえられた各頭髪用化粧料について、それぞれ以下に
示すハーフヘッドテストを行なった。その結果を表3に
示す。
【0074】(ハーフヘッドテスト) 無作為に抽出した年齢18〜60歳の男女20名を対象として
各頭髪用化粧料を頭髪に1日1回、80日間使用したあと
の頭髪のつややかさ、しっとり感および櫛通りについて
以下の判定基準に基づき評価を行なった。
各頭髪用化粧料を頭髪に1日1回、80日間使用したあと
の頭髪のつややかさ、しっとり感および櫛通りについて
以下の判定基準に基づき評価を行なった。
【0075】〔つややかさ〕 A:非常につややかになった B:なんとなくつややかになった C:変化なし D:なんとなくつややかさがなくなった E:明らかにつややかさがなくなった 〔しっとり感〕 A:非常にしっとりして感じがよくなった B:なんとなくしっとりして感じがよくなった C:変化なし D:あまりしっとりした感じがない E:まったくしっとりした感じがない 〔櫛通り〕 A:非常によくなった B:なんとなくよくなった C:変化なし D:なんとなく悪くなった E:まったく悪くなった なお、ハーフヘッドテストの結果、頭髪や頭皮に異常を
訴えたものはいなかった。
訴えたものはいなかった。
【0076】
【表3】
【0077】実施例3 処方例10ならびに比較処方例9でえられた浴剤につい
て、それぞれ以下に示すモニターテストを行なった。そ
の結果を表4に示す。
て、それぞれ以下に示すモニターテストを行なった。そ
の結果を表4に示す。
【0078】(モニターテスト) 無作為に抽出した年齢30〜60歳の男女20名を対象として
入浴中に各浴剤を湯200リットルに対して25g 使用した
ばあいに入浴後20℃、湿度65%における部屋で15分間休
息後の体温の保温効果について以下の判定基準に基づい
て評価を行なった。
入浴中に各浴剤を湯200リットルに対して25g 使用した
ばあいに入浴後20℃、湿度65%における部屋で15分間休
息後の体温の保温効果について以下の判定基準に基づい
て評価を行なった。
【0079】〔保温効果〕 A:非常に温かさを感じる B:心地よい温かさを感じる C:普通 D:わずかに肌寒さを感じる E:肌寒い なお、モニターテストの結果、皮膚に異常を訴えたもの
はいなかった。
はいなかった。
【0080】
【表4】
【0081】
【発明の効果】本発明に用いられるムラサキシキブ、オ
オムラサキシキブ、コムラサキ、ホウライムラサキ、ヤ
ブムラサキ、ビロードムラサキなどのムラサキシキブ属
に属する植物からえられた抽出物は高い保湿効果を有
し、しかも紫外線の吸収特性ならびに過酸化脂質の生成
を抑制する作用を有することから、これらが配合された
本発明の化粧料は、皮膚に対してすぐれたモイスチャー
効果とエモリエント効果を発揮し、保湿および美白なら
びに老化防止といった総合的な化粧効果を奏する。
オムラサキシキブ、コムラサキ、ホウライムラサキ、ヤ
ブムラサキ、ビロードムラサキなどのムラサキシキブ属
に属する植物からえられた抽出物は高い保湿効果を有
し、しかも紫外線の吸収特性ならびに過酸化脂質の生成
を抑制する作用を有することから、これらが配合された
本発明の化粧料は、皮膚に対してすぐれたモイスチャー
効果とエモリエント効果を発揮し、保湿および美白なら
びに老化防止といった総合的な化粧効果を奏する。
【0082】また本発明の化粧料は、浴剤として用いた
ばあいには入浴中および入浴後の体温の保温効果にすぐ
れたものである。
ばあいには入浴中および入浴後の体温の保温効果にすぐ
れたものである。
【0083】さらには本発明の化粧料は、頭髪用化粧料
として用いたばあいには、頭髪の保護や柔軟性を付与す
る効果を奏する。
として用いたばあいには、頭髪の保護や柔軟性を付与す
る効果を奏する。
【図1】調製例1でえられたムラサキシキブ抽出液の極
大吸収波長の測定結果である。
大吸収波長の測定結果である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50
Claims (2)
- 【請求項1】 ムラサキシキブ属に属する植物の果実か
らえられる抽出物を配合することを特徴とする化粧料。 - 【請求項2】 ムラサキシキブ属に属する植物がムラサ
キシキブ、オオムラサキシキブ、コムラサキ、ホウライ
ムラサキ、ヤブムラサキおよびビロードムラサキからな
る群より選ばれたものである請求項1記載の化粧料。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3079050A JP3061295B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3079050A JP3061295B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 化粧料 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04312513A JPH04312513A (ja) | 1992-11-04 |
JP3061295B2 true JP3061295B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=13679072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3079050A Expired - Lifetime JP3061295B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3061295B2 (ja) |
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JP4934324B2 (ja) * | 2006-02-13 | 2012-05-16 | 丸善製薬株式会社 | エストロゲン様作用剤、ヒアルロン酸産生促進剤、表皮角化細胞増殖剤、及びスリミング剤 |
JP5629489B2 (ja) * | 2010-04-23 | 2014-11-19 | 共栄化学工業株式会社 | 化粧料 |
KR101303807B1 (ko) * | 2013-04-09 | 2013-09-04 | 주식회사 더마랩 | 항노화 화장료 조성물 |
JP7406787B2 (ja) * | 2014-04-07 | 2023-12-28 | 共栄化学工業株式会社 | 幹細胞機能維持剤 |
CN105078803B (zh) * | 2014-05-16 | 2020-03-31 | 苏州润新生物科技有限公司 | 紫珠属植物提取物的用途 |
JP7265237B2 (ja) * | 2017-07-27 | 2023-04-26 | 共栄化学工業株式会社 | 毛髪用組成物及び皮膚外用組成物 |
JP7294642B2 (ja) * | 2019-04-16 | 2023-06-20 | クラシエホームプロダクツ株式会社 | 毛髪化粧料 |
-
1991
- 1991-04-11 JP JP3079050A patent/JP3061295B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04312513A (ja) | 1992-11-04 |
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