JP2971549B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は基礎化粧品をはじめ、メイクアップ化粧品、
頭髪用化粧品、浴剤などに好適に使用しうる化粧料に関
する。さらに詳しくは、海産顕花植物からえられる抽出
物を配合することにより、すぐれた化粧効果を奏する化
粧料に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題] 海産顕花植物とは、オモダカ目ヒルムシロ科に属する
種子植物であり、それらの中でも海洋に繁茂する種類の
総称であるが、これまでこれらの植物の化粧品分野への
利用に関する研究はほとんどなされていない。
そこで本発明者らが研究を重ねた結果、該植物の全草
からえられる抽出物が高い保湿力とすぐれたチロシナー
ゼ活性抑制作用、抗酸化作用および紫外線吸収性を併せ
持つため、海産顕花植物の抽出物を配合した化粧料は肌
に潤いを与え、シミ、ソバカスを防ぎ、さらに過酸化脂
質の生成を抑制することで肌のトラブルを防止し、若々
しい肌の状態を維持しうるというすぐれた化粧効果を奏
することを見出し、本発明を完成するに至った。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は海産顕花植物からえられる抽出物
を配合することを特徴とする、すぐれた化粧効果を奏す
る化粧料に関する。
[作用および実施例] 本発明に用いられる海産顕花植物としては、たとえば
アマモ、コアマモ、スガモ、エビアマモ、ウミヒルモ、
マツバウミジグサ、ボウバアマモ、リュウキュウスガ
モ、ベニアマモ、リュウキュウアマモ、ウミショウブな
どがあげられるが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。これらの海産顕花植物のなかではアマモ、コア
マモ、スガモ、ウミヒルモ、ウミショウブが原料入手の
面から好ましい。
本発明に用いられる海産顕花植物の抽出物は、採集し
た全草から異物を取り除いたのち、そのままもしくは天
日または乾燥機などで乾燥したものを細切し、抽出溶媒
に浸責するなどしてえられる。えられた抽出物は減圧下
で濃縮して濃度を調整してもよいし、またこの抽出物を
凍結乾燥法やスプレイドライ法により粉末化して用いて
もよい。
前記抽出用の溶媒としては、たとえば水;メタノー
ル、エタノールなどの低級アルコール類;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブ
チレングリコールなどのポリオール類;オレイルアルコ
ール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノールな
どの高級アルコール類;アセトンなどのケトン類;酢酸
エチルなどのエスエル類;ヘキサン、クロロホルム、ベ
ンゼンなどの炭化水素系溶剤などがあげられ、これらは
単独もしくは2種以上を混合して用いられる。これらの
うち、化粧料への幅広い適用という点で水溶性の溶剤が
好ましく、とくに水とエタノール、グリセリン、1,3−
ブチレングリコールとの2種以上を混合した溶媒が好ま
しい。
抽出時間は溶媒の種類や抽出温度によって異なるが、
通常室温で3〜30日間、好ましくは7〜10日間である。
またえられた抽出液は、皮膚への安全性の点からpH4
〜8程度に調整されることが好ましい。
本発明の抽出物は、前記のとおりヒトの肌に対してす
ぐれた保湿効果、チロシナーゼ活性抑制作用によるメラ
ニン生成抑制効果、抗酸化作用による過酸化脂質生成抑
制効果、紫外線吸収特性を有し、健康な肌の状態を維持
しうるものである。
本発明の化粧料は前記抽出物が配合されたもので、そ
の配合量は化粧料の種類によって異なるので一概には決
定することができないが、その一例をあげれば、たとえ
ば化粧料100部(重量部、以下同様)に対して抽出物の
固形分換算で0.001〜1部、好ましくは0.01〜0.1部であ
る。かかる配合量が前記範囲未満であるばあいには、前
記抽出物を配合したことによる効果が小さく、また前記
範囲をこえるばあいは化粧料に安定に配合することが技
術的に困難となる。
さらに、本発明の化粧料は該抽出物のほかにもたとえ
ば一般に化粧料に用いられている賦形剤、香料などをは
じめ、油脂類、界面活性剤、保湿剤、pH調整剤、増粘
剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、洗浄
剤、乾燥剤、乳化剤などの各種化粧料成分が適宜配合さ
れる。
前記油脂類としては、一般に化粧料に汎用されるたと
えば流動パラフィン、パラフィン、セタノール、アボガ
ド油、オリーブ油、ホホバ油、ヤシ油などの植物性油;
牛脂、豚脂、馬脂、タートル油、ミンク油、パーセリン
油、スクワランなどの動物性油脂;メチルポリシロキサ
ン、ベヘニルアルコール、トリカプリルカプリン酸グリ
セリル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソパルミチ
ン酸グリセリン、シリコーンオイルなどの合成油脂など
があげられる。
前記界面活性剤としては、たとえばラウリル硫酸ナト
リウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリン
酸ジエタノールアミドなどの陰イオン性界面活性剤;ス
テアリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルト
リメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザルコニウ
ムなどの陽イオン性界面活性剤;グリセリルモノステア
レート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチ
レン(20)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油、ショ糖エステル、脂肪酸アミドな
どの非イオン性界面活性剤などがあげられる。
前記保湿剤としては、たとえばグリセリン、プロピレ
ングリコール、1,3−ブチレングリコール、ピロリドン
カルボン酸ソーダなどの合成保湿剤;ヒアルロン酸、コ
ラーゲン、エラスチン、胎盤抽出液、ローヤルゼリー、
微生物発酵液などの天然保湿液などがあげられる。
前記pH調整剤としては、たとえばクエン酸ナトリウ
ム、クエン酸などがあげられる。
前記増粘剤としては、たとえばカルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリビニル
アルコール、トラガントガムなどがあげられる。
前記防腐剤としては、たとえばメチルパラベン、エチ
ルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンなどの
パラオキシ安息香酸エステル、エタノール、デヒドロ酢
酸などがあげられる。
前記酸化防止剤としては、たとえばビタミンE、ブチ
ルオキシトルエン(BHT)、ブチルオキシアニゾール(B
HA)などがあげられる。
前記顔料としては、たとえばベンガラ、黄酸化鉄、黒
酸化鉄、酸化チタン、ナイロンパウダー、セリサイト、
マイカ、タルクなどがあげられる。
前記洗浄剤としては、たとえば炭酸水素ナトリウムな
どがあげられる。
前記賦形剤としては、たとえば硫酸ナトリウムなどが
あげられる。
前記乳化剤としては、たとえば大豆レシチン油などが
あげられる。
これらの化粧料成分の各配合量は目的とする化粧料の
用途などにより異なるため、一概には決定されることが
できず、用途に応じて適宜調整されることが好ましい。
本発明の化粧料の形態は任意であり、肌に潤いを与え
シミ、ソバカスなどを防止するなどのすぐれた性質を有
するため、たとえばクリーム、乳液、ローション、洗顔
料、パックなどの基礎化粧品、口紅、ファンデーション
などのメイクアップ化粧品、ボディーソープ、石鹸など
のトレイタリー製品などをあげることができる。
また、本発明の化粧料は毛根周辺および頭髪に作用
し、枝毛や切れ毛の防止、頭髪保護にも有効であるた
め、たとえばシャンプー、リンス、整髪料などのヘアー
製品などをあげることができる。
さらに、前記抽出物およびその乾燥粉末を湯に投入し
たばあい、保温効果や入浴後の肌の状態の向上に効果が
あることから、本発明の化粧料は浴剤としても使用する
ことができる。このように本発明の化粧料を浴剤として
使用するばあいの抽出物の化粧料への配合量は、化粧料
100部に対して抽出物の固形分換算で0.001〜0.1部、好
ましくは0.005〜0.05部である。前記浴剤を使用するば
あい、該浴剤の使用量は通常湯200に対して浴剤を5
〜25g程度となるように調整することが好ましい。
つぎに本発明の化粧料を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
調製例1(アマモ抽出液の製造) 新鮮なアマモの全草をよく洗浄したのち天日で乾燥し
細切した。この乾燥物20gを水とエタノールの混液(体
積比、3:1)の溶媒1kgで室温条件下で7日間抽出した。
これをろ過精製して淡緑褐色の抽出液(固形分含量0.15
重量%)約900gをえた。
調製例2(コアマモ抽出液の製造) 調製例1で用いたアマモのかわりに新鮮なコアマモの
全草を用いたほかは調製例1と同様にして淡緑褐色の抽
出液(固形分含量0.15重量%)約900gをえた。
調製例3(スガモ抽出液の製造) 新鮮なスガモの全草をよく洗浄したのち天日で乾燥し
細切した。この乾燥物20gを水とグリセリンの混液(体
積比、9:1)の溶媒1kgで室温条件下で7日間抽出した。
これをろ過精製して淡緑褐色の抽出液(固形分含量0.2
重量%)約900gをえた。
調製例4(ウミヒルモ抽出液の製造) 調製例3で用いたスガモのかわりに新鮮なウミヒルモ
の全草を用いたほかは調整例3と同様にして淡緑褐色の
抽出液(固形分含量0.2重量%)約900gをえた。
調製例5(ウミショウブ抽出液の製造) 新鮮なウミショウブの全草をよく洗浄したのち天日で
乾燥し細切した。この乾燥物20gを水と1,3−ブチレング
リコールの混液(体積比、9:1)の溶媒1kgで室温条件下
で7日間抽出した。これをろ過精製して淡緑褐色の抽出
液(固形分含量0.2重量%)約900gをえた。
参考例1〜6 調製例1〜6でえられた抽出液をサンプルとして用い
て以下に示す試験(i)および(ii)を行なった。
(i)チロシナーゼ活性抑制作用(チロシン−チロシナ
ーゼ反応法) チロシナーゼ(2200単位)1.0mgを正確に秤量し、リ
ン酸緩衝液(pH6.8)2.0mlに溶解してチロシナーゼ溶液
を調製した。
つぎに、各調製例でえられた抽出液を10倍に希釈した
水溶液0.8mlを正確に秤量し、これに0.05%L−チロシ
ン溶液1.0mlおよびリン酸緩衝液(pH6.8)1.0mlを加え
て充分に混合した。この液に前記チロシナーゼ溶液0.2m
lを加えて充分に混合し、この溶液の波長475nmにおける
吸光度をただちに測定したのち、37℃の恒温槽中に入れ
た。
24分経過後、恒温槽からこの溶液を取り出し、再び波
長475nmにおける吸光度を測定し、下式からチロシナー
ゼ活性指数を求めた。また、抽出液のかわりに水を用い
て同様に操作したものをブランクとした。その結果を第
1表に示す。
(式中、T24は試験開始から24分間経過後の抽出液が添
加された溶液の吸光度、B24は試験開始から24分間経過
後の抽出液のかわりに水が添加された溶液の吸光度、T0
は試験開始直後の抽出液が添加された溶液の吸光度、B0
は試験開始直後の抽出液のかわりに水が添加された溶液
の吸光度を示す。) (ii)過酸化脂質生成抑制作用 0.5Mリノール酸エタノール1.0ml、0.2Mリン酸緩衝液
(pH7.0)10mlおよびエタノール9.0mlをそれぞれ正確に
秤量し、共栓つき三角フラスコ中で充分に振り混ぜた。
この液に正確に秤量した前記抽出液の5%水溶液5.0ml
を加えて充分振り混ぜた。この液の調製直後のものと40
℃の恒温槽中で7日間放置したものとについて、それぞ
れ0.1mlずつを正確に秤量し、これに75%エタノール4.7
ml、30%チオシアン酸アンモニウム溶液0.1mlを加えて
充分に混合したのち、正確に3分後の500nmにおける吸
光度を測定し、下式から過酸化物価指数を求めた。
また、抽出液のかわりに水を用いて同様に操作したも
のをブランクとした。その結果を第2表に示す。
(式中、T7は試験開始から7日間経過後の抽出液が添加
された溶液の吸光度、B7は試験開始から7日間経過後の
抽出液のかわりに水が添加された溶液の吸光度、T0は試
験開始直後の抽出液が添加された溶液の吸光度、B0は試
験開始直後の抽出液のかわりに水が添加された溶液の吸
光度を示す。) また調製例1でえられた抽出液をサンプルとして用い
て試験(iii)を行なった。
(iii)紫外線吸収特性 調製例1でえられたアマモ抽出液を、25%濃度になる
ようにエタノールで希釈した溶液について、可変分光光
度計を用いた極大吸収波長の測定を行なった。その結果
を第1図に示す。これより皮膚にとって有害なUV−Aお
よびUV−Bの両波長域の紫外線を吸収することが示唆さ
れる。
処方例1(クリーム) [(A)成分] (部) 流動パラフィン 7.0 ヘキサラン (トリオクタン酸グリセリル、 共栄化学工業(株)製) 2.0 パラフィン 5.0 セタノール 2.0 グリセリルモノステアレート 2.0 ポリオキシエチレン(20)ソルビタン モノステアレート 5.0 ブチルパラベン 0.1 [(B)成分] 調製例1でえられた抽出液 30.0 グリセリン 5.0 カルボキシメチルセルロース ナトリウム 0.1 メチルパラベン 0.1 精製水 41.4 [(C)成分] 香料 0.3 上記(A)成分および(B)成分をそれぞれ80℃以上
に加温後、(A)成分および(B)成分を混合撹拌し
た。これを50℃まで冷却後、上記(C)成分を加えてさ
らに撹拌混合して均一なクリームを調製した。
処方例2(乳液) [(A)成分] (部) 流動パラフィン 10.00 ホホバ油 1.00 ポリオキシエチレン(20)ソルビタン モノステアレート 2.00 大豆レシチン油 1.50 メチルパラベン 0.15 エチルパラベン 0.03 [(B)成分] 調整例2でえられた抽出液 30.00 グリセリン 3.00 1,3−ブチレングリコール 2.00 カルボキシメチルセルロース ナトリウム 0.30 精製水 49.97 [(C)成分] 香料 0.05 上記(A)成分および(B)成分をそれぞれ80℃にな
るまで加温したのち、(A)成分および(B)成分を混
合撹拌した。これを50℃まで冷却後、(C)成分を加え
て撹拌し、均一な乳液を調製した。
処方例3(ローション) [成分] (部) エタノール 10.0 グリセリン 3.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 メチルパラベン 0.2 クエン酸 0.1 クエン酸ナトリウム 0.3 カルボキシビニルポリマー 0.1 調製例3でえらえた抽出液 50.0 香料 微量 精製水 全量が100.0部となる量 上記成分を混合して均一なローションを調製した。
処方例4(パック) [成分] (部) ポリビニルアルコール 15.0 ヒドロキシメチルセルロース 5.0 プロピレングリコール 5.0 エタノール 10.0 メチルパラベン 0.1 調製例4でえられた抽出液 10.0 香料 微量 精製水 全量が100.0部となる量 上記成分を混合撹拌して均一なパックを調製した。
処方例5(プレスパウダー) 調製例5でえられた抽出液を凍結乾燥器中で水分除去
することにより凍結乾燥し、これをボールミルにより粉
砕して粉末(粒度約30μm以下)をえ、かかる粉末を用
いた。
[(A)成分] (部) ベンガラ 0.5 黄酸化鉄 1.5 黒酸化鉄 0.1 酸化チタン 10.0 ナイロンパウダー 4.0 セリサイト 28.2 マイカ 23.0 タルク 25.0 調製例5でえられた 抽出液の凍結乾燥粉末 0.5 [(B)成分] スクワラン 1.0 メチルポリシロキサン 4.0 プロピルパラベン 0.1 デヒドロ酢酸 0.1 流動パラフィン 2.0 香料 微量 上記(A)成分および(B)成分をそれぞれ混合撹拌
し混合したのち、200メッシュのタイラーメッシュの篩
にかけて金型に打型して均一なプレスパウダーを調製し
た。
処方例6(シャンプー) 調製例1でえられた抽出液を処方例5と同様の操作に
より凍結乾燥し、粉砕してえられた粉末(粒度約30μm
以下)を用いた。
[成分] (部) ラウリル硫酸トリエタノールアミン 15.0 ラウリン酸ジエタノールアミド 5.0 メチルパラベン 0.1 プロピルパラベン 0.1 調製例1でえられた 抽出液の凍結乾燥粉末 0.5 香料 微量 精製水 全量が100.0部となる量 上記成分を混合撹拌して均一なシャンプーを調製し
た。
処方例7(ヘアーセットローション) 調製例2でえられた抽出液をスプレードライの操作に
より乾燥粉末化してえられた粉末(粒度約100μm以
下)を用いた。
[成分] (部) トラガントガム 2.0 グリセリン 1.0 エタノール 20.0 メチルパラベン 0.2 調製例2でえられた 抽出液の凍結乾燥粉末 0.5 香料 微量 精製水 全量が100.0部となる量 上記成分を混合撹拌して均一なヘアーセットローショ
ンをえた。
処方例8(ヘアーリンス) 調製例1でえられた抽出液を処方例7と同様の操作に
より凍結乾燥し、粉砕して粉末(粒度約100μm以下)
をえ、かかる粉末を用いた。
[(A)成分] (部) ベヘニルアルコール 0.2 セタノール 1.5 ステアリルトリメチル アンモニウムクロライド 2.0 グリセリルモノステアレート (自己乳化型) 2.0 ヘキサラン (トリオクタン酸グリセリル、 共栄化学工業(株)製) 1.0 調製例1でえられた 抽出液の凍結乾燥粉末 1.0 [(B)成分] ヒドロキシエチルセルロース 1.0 メチルパラベン 0.2 グリセリン 3.0 精製水 87.9 [(C)成分] 香料 0.2 上記(A)および(B)成分をそれぞれ80℃以上に加
熱後、(A)成分および(B)成分を混合撹拌した。50
℃まで冷却後、(C)成分を加えてさらに撹拌混合して
均一なヘアーリンスを調製した。
処方例9(浴剤) 調製例2でえられた抽出液を処方例7と同様の操作に
より凍結乾燥し、粉砕してえられた粉末(粒度約100μ
m以下)を用いた。
[成分] (部) 硫酸ナトリウム 47.00 炭酸水素ナトリウム 52.95 調製例2でえられた 抽出液の凍結乾燥粉末 0.05 香料 微量 上記成分を混合撹拌して均一な浴剤を調製した。
比較処方例1(クリーム) 調製例1でえられた抽出液のかわりに精製水を用いた
ほかは処方例1と同様にしてクリームを調製した。
比較処方例2(乳液) 調製例2でえられた抽出液のかわりに精製水を用いた
ほかは処方例2と同様にして乳液を調製した。
比較処方例3(ローション) 調製例3でえられた抽出液のかわりに精製水を用いた
ほかは処方例3と同様にしてローションを調製した。
比較処方例4(パック) 調製例4でえられた抽出液のかわりに精製水を用いた
ほかは処方例4と同様にしてパックを調製した。
比較処方例5(シャンプー) 調整例1でえられた抽出液のかわりに精製水を用いた
ほかは処方例6と同様にしてシャンプーを調製した。
比較処方例6(ヘアーセットローション) 調製例2でえられた抽出液のかわりに精製水を用いた
ほかは処方例7と同様にしてヘアーセットローョンを調
製した。
比較処方例7(ヘアーリンス) 調製例1でえられた抽出液のかわりに精製水を用いた
ほかは処方例8と同様にしてヘアーリンスを調製した。
比較処方例8(浴剤) 調製例2でえられた抽出液のかわりに精製水を用いた
ほかは処方例9と同様にして浴剤を調製した。
実施例1 処方例1〜4ならびに比較処方例1〜4でえられた化
粧料について、それぞれ以下に示すモニターテストを行
なった。その結果を第3表に示す。
(モニターテスト) 無作為に抽出した年齢18〜55歳の女性100名を対象と
して、各化粧料を顔面類部の皮膚に塗布したときのモイ
スチャー効果、エモリエント効果および肌のつやについ
て以下の判定基準に基づき評価をおこなった。
〔モイスチャー効果〕
A:非常にしっとりしている B:なんとなくしっとりしている C:普通 D:あまりしっとりした感じがない E:まったくしっとりした感じがない 〔エモリエント効果〕 A:非常に柔軟で感触がよい B:なんとなく柔軟で感触がよい C:普通 D:あまり柔軟さを感じず、感触がよくない E:まったく柔軟さを感じず、感触がよくない 〔肌のつや〕 A:非常につややかになった B:なんとなくつややかになった C:変化なし D:なんとなくつややかさがなくなった E:明らかにつややかさがなくなった なお、モニターテストの結果、皮膚に異常を訴えたも
のはいなかった。
実施例2 処方例6〜8ならびに比較処方例5〜7でえられた各
頭髪用化粧料について、それぞれ以下に示すハーフヘッ
ドテストを行なった。その結果を第4表に示す。
(ハーフヘッドテスト) 無作為に抽出した年齢18〜60歳の男女20名を対象とし
て各頭髪用化粧料を頭髪に1日1回、80日間使用した後
の頭髪のつややかさ、しっとり感および櫛通りについて
以下の判定基準に基づき評価を行なった。
〔つややかさ〕
A:非常につややかになった B:なんとなくつややかになった C:変化なし D:なんとなくつややかさがなくなった E:明らかにつややかさがなくなった 〔しっとり感〕 A:非常にしっとりして感じがよくなった B:なんとなくしっとりして感じがよくなった C:変化なし D:あまりしっとりした感じがない E:まったくしっとりした感じがない 〔櫛通り〕 A:非常によくなった B:なんとなくよくなった C:変化なし D:なんとなく悪くなった E:まったく悪くなった なお、ハーフヘッドテストの結果、頭髪や頭皮に異常
を訴えたものはいなかった。
実施例3 処方例9ならびに比較処方例8でえられた浴剤につい
て、それぞれ以下に示すモニターテストを行なった。そ
の結果を第5表に示す。
(モニターテスト) 無作為に抽出した年齢30〜60歳の男女20名を対象とし
て入浴中に各浴剤を湯200に対して25g使用したばあい
に入浴後20℃、湿度65%における部屋で15分間休息後の
体温の保温効果について以下の判定基準に基づいて評価
を行なった。
〔保温効果〕
A:非常に温かさを感じる B:心地よい温かさを感じる C:普通 D:わずかに肌寒さを感じる E:肌寒い なお、モニターテストの結果、皮膚に異常を訴えたも
のはいなかった。
[発明の効果] 本発明に用いられる海産顕花植物からえられた抽出物
は高い保湿効果を有し、しかもチロシナーゼ活性の抑制
作用と紫外線の吸収特性ならびに過酸化脂質の生成を抑
制する作用を有することから、これが配合された本発明
の化粧料は、皮膚に対してすぐれたモイスチャー効果と
エモリエント効果を発揮し、保湿および美白ならびに老
化防止といった総合的な化粧効果を奏する。
また本発明の化粧料は、浴剤として用いたばあいには
入浴中および入浴後の体温の保湿効果にすぐれたもので
ある。
さらには本発明の化粧料は、頭髪用の化粧料として用
いたばあいには、頭髪の保護や柔軟性を付与する効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は調製例1でえられたアマモ抽出液の極大吸収波
長の測定結果である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 7/50 A61K 7/50 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 A61K 7/075 A61K 7/08 A61K 7/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】海産顕花植物からえられる抽出物を配合す
    ることを特徴とする化粧料。
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