JP2963136B2 - 化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は化粧料に関する。さらに詳しくは、基礎化粧
品をはじめ、メイクアップ化粧品、頭髪用化粧品、浴剤
などに好適に使用しうる化粧料に関する。
品をはじめ、メイクアップ化粧品、頭髪用化粧品、浴剤
などに好適に使用しうる化粧料に関する。
[従来の技術] 従来より、すぐれたモイスチャー効果やエモリエント
効果を皮膚に付与し、チロシナーゼの活性を抑制し、か
つ過酸化脂質の生成を抑制し、保湿、美白そして老化防
止効果などの総合的な化粧効果を発現する化粧料の開発
が待ち望まれている。
効果を皮膚に付与し、チロシナーゼの活性を抑制し、か
つ過酸化脂質の生成を抑制し、保湿、美白そして老化防
止効果などの総合的な化粧効果を発現する化粧料の開発
が待ち望まれている。
そこで、皮膚からの吸収がよく、生理活性物質を皮膚
に補給することにより皮膚の新陳代謝を活性化させる化
粧料として、特開昭59−110608号公報や特開昭59−9521
0号公報に記載された化粧料が提案されている。
に補給することにより皮膚の新陳代謝を活性化させる化
粧料として、特開昭59−110608号公報や特開昭59−9521
0号公報に記載された化粧料が提案されている。
しかしながら、これらの公報に記載された化粧料は、
いずれも確かに皮膚の新陳代謝を活性化する効果を発現
するものであるが、チロシナーゼの活性を抑制し、過酸
化脂質の生成を抑制し、保湿効果、美白効果および老化
防止効果を同時に充分に発現するものではない。
いずれも確かに皮膚の新陳代謝を活性化する効果を発現
するものであるが、チロシナーゼの活性を抑制し、過酸
化脂質の生成を抑制し、保湿効果、美白効果および老化
防止効果を同時に充分に発現するものではない。
[発明が解決しようとする課題] そこで本発明者らは、前記従来技術に鑑みてシミ、ソ
バカスに有効なすぐれたモイスチャー効果やエモリエン
ト効果を皮膚に付与し、チロシナーゼの活性を抑制して
過酸化脂質の生成を抑制し、保湿効果、美白効果および
老化防止効果を同時に発揮する化粧料をうることを目的
として鋭意研究を重ねた結果、意外なことに、腹足類の
内臓からえられ、蛋白分解酵素処理が施された抽出物
は、これらの効果をすべて同時に発揮し、さらにはかか
る抽出物が頭髪保護効果および浴剤としての保湿効果を
発揮することを見出し、本発明を完成するにいたった。
バカスに有効なすぐれたモイスチャー効果やエモリエン
ト効果を皮膚に付与し、チロシナーゼの活性を抑制して
過酸化脂質の生成を抑制し、保湿効果、美白効果および
老化防止効果を同時に発揮する化粧料をうることを目的
として鋭意研究を重ねた結果、意外なことに、腹足類の
内臓からえられ、蛋白分解酵素処理が施された抽出物
は、これらの効果をすべて同時に発揮し、さらにはかか
る抽出物が頭髪保護効果および浴剤としての保湿効果を
発揮することを見出し、本発明を完成するにいたった。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は腹足類の内臓からえられ、蛋白分
解酵素処理が施された抽出物が配合されてなる化粧料に
関する。
解酵素処理が施された抽出物が配合されてなる化粧料に
関する。
[作用および実施例] 本発明に用いられる腹足類の内臓からえられた抽出物
中の成分については未だ定かではないが、本発明者らの
研究によれば、該抽出物中に各種アミノ酸、少糖類、多
糖類などが含まれていることが確認されている。そし
て、これらの多種成分が、本発明において目的とする化
粧効果を発現するものと思われる。
中の成分については未だ定かではないが、本発明者らの
研究によれば、該抽出物中に各種アミノ酸、少糖類、多
糖類などが含まれていることが確認されている。そし
て、これらの多種成分が、本発明において目的とする化
粧効果を発現するものと思われる。
本発明に用いられる腹足類としては、たとえばアワ
ビ、サザエ、トコブシ、ツメタガイ、タマキビ、ホラガ
イ、アメフラシ、ウミウシ、タニシ、カタツムリ、ナメ
クジなどがあげられるが、本発明はかかる例示のみに限
定されるものではない。なお、これらの腹足類のなかで
は、アワビ、サザエおよびアメフラシは、とくに個体重
量における内臓部の歩留まりが比較的大きいので好まし
いものである。
ビ、サザエ、トコブシ、ツメタガイ、タマキビ、ホラガ
イ、アメフラシ、ウミウシ、タニシ、カタツムリ、ナメ
クジなどがあげられるが、本発明はかかる例示のみに限
定されるものではない。なお、これらの腹足類のなかで
は、アワビ、サザエおよびアメフラシは、とくに個体重
量における内臓部の歩留まりが比較的大きいので好まし
いものである。
本発明に用いられる腹足類の内臓からえられた抽出物
としては、たとえば新鮮な腹足類や新鮮な状態で冷凍さ
れた腹足類などの内臓を抽出用の溶媒に浸漬し、抽出す
ることによりえられた抽出液、該抽出液が濃縮された濃
縮抽出液、前記抽出液を凍結乾燥またはスプレードライ
してえられる粉体、顆粒や粒子状物などがあげられ、本
発明はかかる抽出物の形態によって限定されるものでは
ない。
としては、たとえば新鮮な腹足類や新鮮な状態で冷凍さ
れた腹足類などの内臓を抽出用の溶媒に浸漬し、抽出す
ることによりえられた抽出液、該抽出液が濃縮された濃
縮抽出液、前記抽出液を凍結乾燥またはスプレードライ
してえられる粉体、顆粒や粒子状物などがあげられ、本
発明はかかる抽出物の形態によって限定されるものでは
ない。
前記抽出物の調製する方法としては、種々の方法があ
るが、その方法の一例をあげれば、たとえば腹足類の内
臓を細切りし、これを後述する抽出用の溶媒に浸漬し、
加温しながら抽出する方法などがあげられるが、本発明
はかかる方法に限定されるものではない。
るが、その方法の一例をあげれば、たとえば腹足類の内
臓を細切りし、これを後述する抽出用の溶媒に浸漬し、
加温しながら抽出する方法などがあげられるが、本発明
はかかる方法に限定されるものではない。
前記抽出用の溶媒としては、たとえば水;メタノー
ル、エタノールなどの低級アルコール類;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブ
チレングリコールなどのポリオール類;オレイルアルコ
ール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノールな
どの高級アルコール類;アセトンなどのケトン類;酢酸
エチルなどのエステル類;ヘキサン、ジクロロメタン、
ベンゼン、トルエン、エーテル類などの炭化水素系溶剤
などがあげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合
して用いられる。これらのなかでは化粧料への幅広い適
用という点で水または水溶性の溶剤が好ましく、なかで
もとくに水、エタノール、グリセリ、1,3−ブチレング
リコールが好ましい。
ル、エタノールなどの低級アルコール類;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブ
チレングリコールなどのポリオール類;オレイルアルコ
ール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノールな
どの高級アルコール類;アセトンなどのケトン類;酢酸
エチルなどのエステル類;ヘキサン、ジクロロメタン、
ベンゼン、トルエン、エーテル類などの炭化水素系溶剤
などがあげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合
して用いられる。これらのなかでは化粧料への幅広い適
用という点で水または水溶性の溶剤が好ましく、なかで
もとくに水、エタノール、グリセリ、1,3−ブチレング
リコールが好ましい。
なお、本発明において、抽出の際にはたとえばトリプ
シン、ペプシン、アクチナーゼ、グリシルグリシンペプ
チターゼ、カルボキシペプチターゼ、アミノペプチター
ゼ、パパイン、ブロメライン、ホモパパイン、キモトリ
プシンなどの蛋白分解酵素により、抽出物に処理が施さ
れているので、さらにチロシナーゼの活性が抑制され、
かつ過酸化脂質の生成が抑制される。なお、前記蛋白分
解酵素の使用量は、前記腹足類の内臓100部(重量部、
以下同様)に対して0.01〜10部、なかんづく0.1〜1部
であることが好ましい。かかる使用量が前記範囲未満で
あるばあい、蛋白の分解が不充分となり、前記抽出物が
有する作用効果が減少する傾向があり、また前記範囲を
こえるばあい、必要量以上の添加は、酵素の特性から考
えても意味がない。
シン、ペプシン、アクチナーゼ、グリシルグリシンペプ
チターゼ、カルボキシペプチターゼ、アミノペプチター
ゼ、パパイン、ブロメライン、ホモパパイン、キモトリ
プシンなどの蛋白分解酵素により、抽出物に処理が施さ
れているので、さらにチロシナーゼの活性が抑制され、
かつ過酸化脂質の生成が抑制される。なお、前記蛋白分
解酵素の使用量は、前記腹足類の内臓100部(重量部、
以下同様)に対して0.01〜10部、なかんづく0.1〜1部
であることが好ましい。かかる使用量が前記範囲未満で
あるばあい、蛋白の分解が不充分となり、前記抽出物が
有する作用効果が減少する傾向があり、また前記範囲を
こえるばあい、必要量以上の添加は、酵素の特性から考
えても意味がない。
抽出時間は、溶媒の種類や抽出温度などにより異なる
ため、一概には決定することができないが、通常1〜48
時間、好ましくは3〜12時間である。また、抽出温度は
溶媒の種類などにより異なるため、一概には決定するこ
とができないが、0℃以上であればよく、通常30〜70℃
であることが適当である。
ため、一概には決定することができないが、通常1〜48
時間、好ましくは3〜12時間である。また、抽出温度は
溶媒の種類などにより異なるため、一概には決定するこ
とができないが、0℃以上であればよく、通常30〜70℃
であることが適当である。
なお、えられた抽出液は、皮膚への安全性の点からpH
が4〜8程度に調整されることが好ましい。
が4〜8程度に調整されることが好ましい。
かくしてえられる抽出物は、ヒトの肌に対してすぐれ
た保湿作用、チロシナーゼ活性抑制作用によるメラニン
生成抑制作用および抗酸化作用による過酸化脂質生成抑
制作用を有し、さらには湯に投入したばあいには入浴時
や入浴後の体温の保温維持作用にすぐれたものである。
た保湿作用、チロシナーゼ活性抑制作用によるメラニン
生成抑制作用および抗酸化作用による過酸化脂質生成抑
制作用を有し、さらには湯に投入したばあいには入浴時
や入浴後の体温の保温維持作用にすぐれたものである。
本発明の化粧料は、前記抽出物が配合されたものであ
る。前記抽出物の化粧料への配合量は、化粧料の種類な
どにより異なるので一概には決定することができない
が、その一例をあげれば、たとえば化粧料100部に対し
て抽出物の固形分0.05〜90部、好ましくは0.1〜10部で
あることが望ましい。かかる配合量は前記範囲未満であ
るばあいには、前記抽出物を配合したことによる効果が
小さくなる傾向があり、また前記範囲をこえるばあいに
は、それ以上の効果の向上は望めない。
る。前記抽出物の化粧料への配合量は、化粧料の種類な
どにより異なるので一概には決定することができない
が、その一例をあげれば、たとえば化粧料100部に対し
て抽出物の固形分0.05〜90部、好ましくは0.1〜10部で
あることが望ましい。かかる配合量は前記範囲未満であ
るばあいには、前記抽出物を配合したことによる効果が
小さくなる傾向があり、また前記範囲をこえるばあいに
は、それ以上の効果の向上は望めない。
本発明の化粧料の形態は任意であり、たとえばクリー
ム、乳液、化粧水、固形状の化粧料などの形態があげら
れる。
ム、乳液、化粧水、固形状の化粧料などの形態があげら
れる。
また、前記抽出物は、前記のごとく、湯に投入したば
あいに体温の保持効果にすぐれていることから、本発明
の化粧料は浴剤として好適に使用しうるものである。こ
のように本発明の化粧料を浴剤として使用するばあいに
は、抽出物の化粧料への配合量は、化粧料100部に対し
て抽出物の固形分換算で0.1〜90部、好ましくは0.1〜10
部とすることが望ましい。前記浴剤を使用するばあいに
は、該溶剤の使用量は、通常湯200に対して浴剤を5
〜25g程度となるように調整されることが好ましい。
あいに体温の保持効果にすぐれていることから、本発明
の化粧料は浴剤として好適に使用しうるものである。こ
のように本発明の化粧料を浴剤として使用するばあいに
は、抽出物の化粧料への配合量は、化粧料100部に対し
て抽出物の固形分換算で0.1〜90部、好ましくは0.1〜10
部とすることが望ましい。前記浴剤を使用するばあいに
は、該溶剤の使用量は、通常湯200に対して浴剤を5
〜25g程度となるように調整されることが好ましい。
本発明の化粧料は、前記抽出物を含有したものである
が、該抽出物の他にたとえば一般に化粧料に用いられて
いる賦形剤、香料などをはじめ、油脂類、界面活性剤、
保湿剤、pH調整剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤などの各種化粧料成分が適宜配合される。
が、該抽出物の他にたとえば一般に化粧料に用いられて
いる賦形剤、香料などをはじめ、油脂類、界面活性剤、
保湿剤、pH調整剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤などの各種化粧料成分が適宜配合される。
前記油脂類としては、一般に化粧料に汎用されるたと
えばパラフィン、セタノール、アボガド油、オリーブ
油、ホホバ油、ヤシ油などの植物性油;牛脂、豚脂、馬
脂、タートル油、ミンク油、パーセリン油などの動物性
油脂;トリカプリルカプリン酸グリセリン、トリオクタ
ン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、シ
リコーンオイルなどの合成油脂などがあげられる。
えばパラフィン、セタノール、アボガド油、オリーブ
油、ホホバ油、ヤシ油などの植物性油;牛脂、豚脂、馬
脂、タートル油、ミンク油、パーセリン油などの動物性
油脂;トリカプリルカプリン酸グリセリン、トリオクタ
ン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、シ
リコーンオイルなどの合成油脂などがあげられる。
前記界面活性剤としては、たとえばラウリル硫酸ナト
リウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリン
酸ジエタノールアミドなどの陰イオン性界面活性剤;ス
テアリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルト
リメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザルコニウ
ムなどの陽イオン性界面活性剤;グリセリルモノステア
レート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油、ショ糖エステル、脂肪酸アミドなど
の非イオン性界面活性剤などがあげられる。
リウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリン
酸ジエタノールアミドなどの陰イオン性界面活性剤;ス
テアリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルト
リメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザルコニウ
ムなどの陽イオン性界面活性剤;グリセリルモノステア
レート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油、ショ糖エステル、脂肪酸アミドなど
の非イオン性界面活性剤などがあげられる。
前記保湿剤としては、たとえばグリセリン、プロピレ
ングリコール、1,3−ブチレングリコール、ピロリドン
カルボン酸ソーダなどの合成保湿剤;ヒアルロン酸、コ
ラーゲン、エラスチン、胎盤抽出液、ローヤルゼリー、
微生物発酵液などの天然保湿液などがあげられる。
ングリコール、1,3−ブチレングリコール、ピロリドン
カルボン酸ソーダなどの合成保湿剤;ヒアルロン酸、コ
ラーゲン、エラスチン、胎盤抽出液、ローヤルゼリー、
微生物発酵液などの天然保湿液などがあげられる。
これらの化粧料成分の各配合量は目的とする化粧料の
用途などにより異なるため、一概には決定することがで
きず、用途に応じて適宜調整されることが好ましい。
用途などにより異なるため、一概には決定することがで
きず、用途に応じて適宜調整されることが好ましい。
かくしてえられる本発明の化粧料は、肌に潤いを与
え、シミ、ソバカス、シワなどを防止し、皮膚の老化を
予防するなどのすぐれた性質を有するものであるので、
たとえばクリーム、乳液、ローション、洗顔料、パック
などの基礎化粧品、口紅、ファンデーションなどのメイ
クアップ化粧品、ボディーソープ、石鹸などのトイレタ
リー製品、浴剤などの形態に調製して用いられる。
え、シミ、ソバカス、シワなどを防止し、皮膚の老化を
予防するなどのすぐれた性質を有するものであるので、
たとえばクリーム、乳液、ローション、洗顔料、パック
などの基礎化粧品、口紅、ファンデーションなどのメイ
クアップ化粧品、ボディーソープ、石鹸などのトイレタ
リー製品、浴剤などの形態に調製して用いられる。
また、本発明の化粧料は頭髪に対しても毛根周辺の環
境改善および頭髪への直接的な作用により、枝毛や切れ
毛の防止、頭髪保護にも有効であるので、たとえばヘア
ートニック、ヘアーリキッド、ヘアーブロー剤、ヘアー
セットローション、ヘアークリームなどの頭髪用製品や
シャンプー、リンス、ヘアートリートメントなどの頭髪
用トイレタリー製品に適宜調整することができるもので
ある。さらに、本発明の化粧料は、前記のごとく、浴剤
としても好適に使用しうるものである。
境改善および頭髪への直接的な作用により、枝毛や切れ
毛の防止、頭髪保護にも有効であるので、たとえばヘア
ートニック、ヘアーリキッド、ヘアーブロー剤、ヘアー
セットローション、ヘアークリームなどの頭髪用製品や
シャンプー、リンス、ヘアートリートメントなどの頭髪
用トイレタリー製品に適宜調整することができるもので
ある。さらに、本発明の化粧料は、前記のごとく、浴剤
としても好適に使用しうるものである。
つぎに本発明の化粧料を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
調製例1(サザエの内臓抽出液の製造) 新鮮なサザエから貝殻および筋肉部を除いた内臓部5k
gを細切りしたのち、弱アルカリ性に調整したクエン酸
ナトリウム水溶液3に浸漬した。つぎに、この水溶液
に蛋白分解酵素としてトリプシン25gを添加し、55℃に
加温しながら約5時間抽出したのち、10%乳酸水溶液を
添加してpHを7.0に調整し、濾過精製して淡褐色の抽出
物(固形分含量約5重量%)約2kgをえた。
gを細切りしたのち、弱アルカリ性に調整したクエン酸
ナトリウム水溶液3に浸漬した。つぎに、この水溶液
に蛋白分解酵素としてトリプシン25gを添加し、55℃に
加温しながら約5時間抽出したのち、10%乳酸水溶液を
添加してpHを7.0に調整し、濾過精製して淡褐色の抽出
物(固形分含量約5重量%)約2kgをえた。
調製例2(トコブシの内臓抽出液の製造) サザエの内臓部5kgのかわりに新鮮なトコブシから貝
殻および筋肉部を除いた内臓部5kgを用いたほかは調製
例1と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重量
%)約2kgをえた。
殻および筋肉部を除いた内臓部5kgを用いたほかは調製
例1と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重量
%)約2kgをえた。
調製例3(アメフラシの内臓抽出液の製造) サザエの内臓部5kgのかわりに新鮮なアメフラシから
貝殻および筋肉部を除いた内臓部1kgを用いたほかは調
製例1と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
貝殻および筋肉部を除いた内臓部1kgを用いたほかは調
製例1と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
調製例4(アワビの内臓抽出液の製造) 新鮮なアワビから貝殻および筋肉部を除いた内臓部5k
gを細切りしたのち、1,3−ブチレングリコールを10%含
有する弱アルカリ性水溶液3に浸漬した。かかる水溶
液に蛋白分解酵素としてトリプシン15gを添加し、60℃
に加温しながら約5時間抽出したのち、10%リン酸水溶
液を添加してpHを6.0に調整し、濾過精製して淡褐色の
抽出物(固形分含量約5重量%)約2kgをえた。
gを細切りしたのち、1,3−ブチレングリコールを10%含
有する弱アルカリ性水溶液3に浸漬した。かかる水溶
液に蛋白分解酵素としてトリプシン15gを添加し、60℃
に加温しながら約5時間抽出したのち、10%リン酸水溶
液を添加してpHを6.0に調整し、濾過精製して淡褐色の
抽出物(固形分含量約5重量%)約2kgをえた。
調製例5(ウミウシの内臓抽出液の製造) アワビの内臓部5kgのかわりに新鮮なウミウシから筋
肉部を除いた内臓部1kgを用いたほかは調製例4と同様
にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重量%)約2kg
をえた。
肉部を除いた内臓部1kgを用いたほかは調製例4と同様
にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重量%)約2kg
をえた。
調製例6(タニシの内臓抽出液の製造) アワビの内臓部5kgのかわりに新鮮なタニシから筋肉
部を除いた内臓部1kgを用いたほかは調製例4と同様に
して淡褐色の抽出物(固形分含量約5重量%)約2kgを
えた。
部を除いた内臓部1kgを用いたほかは調製例4と同様に
して淡褐色の抽出物(固形分含量約5重量%)約2kgを
えた。
比較調製例1(サザエの内臓抽出液の製造) 調製例1において、蛋白分解酵素を用いないほかは調
製例1と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
製例1と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
比較調製例2(トコブシの内臓抽出液の製造) 調製例2において、蛋白分解酵素を用いないほかは調
製例2と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
製例2と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
比較調製例3(アメフラシの内臓抽出液の製造) 調製例3において、蛋白分解酵素を用いないほかは調
製例2と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
製例2と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
比較調製例4(アワビの内臓抽出液の製造) 調製例4において、蛋白分解酵素を用いないほかは調
製例4と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
製例4と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
比較調製例5(ウミウシの内臓抽出液の製造) 調製例5において、蛋白分解酵素を用いないほかは調
製例5と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
製例5と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
比較調製例6(タニシの内臓抽出液の製造) 調製例6において、蛋白分解酵素を用いないほかは調
製例6と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
製例6と同様にして淡褐色の抽出物(固形分含量約5重
量%)約2kgをえた。
参考例1〜13 調製例1〜6および比較調製例1〜6でえられた抽出
液をサンプルとして用いて以下に示す試験を行なった。
液をサンプルとして用いて以下に示す試験を行なった。
(i)チロシナーゼ活性抑制作用(チロシナーゼ反応
法) チロシナーゼ(2200単位)1.0mgを正確に秤量し、リ
ン酸緩衝液(pH6.8)2.0mlに溶解してチロシナーゼ溶液
を調製した。
法) チロシナーゼ(2200単位)1.0mgを正確に秤量し、リ
ン酸緩衝液(pH6.8)2.0mlに溶解してチロシナーゼ溶液
を調製した。
つぎに、各調製例および比較調製例でえられた内臓抽
出液を10倍に希釈した水溶液0.8mlを正確に秤量し、こ
れに0.05%L−チロシン溶液1.0mlおよびリン酸緩衝液
(pH6.8)1.0mlを加えて充分に撹拌して混合した。この
液に前記チロシナーゼ溶液0.2mlを加えて充分に撹拌し
て混合し、この溶液の波長475nmにおける吸光度をただ
ちに測定したのち、37℃の恒温槽中に入れた。
出液を10倍に希釈した水溶液0.8mlを正確に秤量し、こ
れに0.05%L−チロシン溶液1.0mlおよびリン酸緩衝液
(pH6.8)1.0mlを加えて充分に撹拌して混合した。この
液に前記チロシナーゼ溶液0.2mlを加えて充分に撹拌し
て混合し、この溶液の波長475nmにおける吸光度をただ
ちに測定したのち、37℃の恒温槽中に入れた。
24分間経過後、恒温槽からこの溶液を取り出し、再び
波長475nmにおける吸光度を測定し、下式からチロシナ
ーゼ活性指数を求めた。また、抽出液の代わりに水を用
いて同様に操作したものをブランクとした。その結果を
第1表に示す。
波長475nmにおける吸光度を測定し、下式からチロシナ
ーゼ活性指数を求めた。また、抽出液の代わりに水を用
いて同様に操作したものをブランクとした。その結果を
第1表に示す。
(式中、T24は試験開始から24分間経過後の抽出液が添
加された溶液の吸光度、B24は試験開始から24分間経過
後の抽出液のかわりに水が添加された溶液の吸光度、T0
は試験開始直後の抽出液が添加された溶液の吸光度、B0
は試験開始直後の抽出液のかわりに水が添加された溶液
の吸光度を示す。) (ii)過酸化脂質生成抑制作用(ロダン・鉄法) 0.5Mリノール酸エタノール1.0ml、0.2Mリン酸緩衝液
(pH7.0)10mlおよびエタノール9.0mlをそれぞれ正確に
秤量し、共栓つき三角フラスコ中でよく振り混ぜた。こ
の液に正確に秤量した抽出液の5%水溶液5.0mlを加え
てよく振り混ぜた。この液の調製直後のものと40℃の恒
温槽中で7日間放置したものについてそれぞれを0.1ml
ずつ正確に秤量し、75%エタノール4.7ml、30%チオシ
アン酸アンモニウム溶液0.1mlおよび2×10-2M塩化第一
鉄の3.5%塩酸溶液0.1mlを加えて充分に撹拌して混合し
たのち、正確に3分間経過後の波長500nmにおける吸光
度を測定し、下式から過酸化物価指数を求めた。また抽
出液の代わりに水を用いて同様に操作したものをブラン
クとした。その結果を第1表に示す。
加された溶液の吸光度、B24は試験開始から24分間経過
後の抽出液のかわりに水が添加された溶液の吸光度、T0
は試験開始直後の抽出液が添加された溶液の吸光度、B0
は試験開始直後の抽出液のかわりに水が添加された溶液
の吸光度を示す。) (ii)過酸化脂質生成抑制作用(ロダン・鉄法) 0.5Mリノール酸エタノール1.0ml、0.2Mリン酸緩衝液
(pH7.0)10mlおよびエタノール9.0mlをそれぞれ正確に
秤量し、共栓つき三角フラスコ中でよく振り混ぜた。こ
の液に正確に秤量した抽出液の5%水溶液5.0mlを加え
てよく振り混ぜた。この液の調製直後のものと40℃の恒
温槽中で7日間放置したものについてそれぞれを0.1ml
ずつ正確に秤量し、75%エタノール4.7ml、30%チオシ
アン酸アンモニウム溶液0.1mlおよび2×10-2M塩化第一
鉄の3.5%塩酸溶液0.1mlを加えて充分に撹拌して混合し
たのち、正確に3分間経過後の波長500nmにおける吸光
度を測定し、下式から過酸化物価指数を求めた。また抽
出液の代わりに水を用いて同様に操作したものをブラン
クとした。その結果を第1表に示す。
(式中、T7は試験開始から7日間経過後の抽出液が添加
された溶液の吸光度、B7は試験開始から7日間経過後の
抽出液が添加されていない溶液の吸光度、T0は試験開始
直後の抽出液が添加された溶液の吸光度、B0は試験開始
直後の抽出液のかわりに水が添加された溶液の吸光度を
示す。) 処方剤1[クリーム] [(A)成分] (部) 流動パラフィン 9.0 パラフィン 5.0 セタノール 2.0 グリセリルモノステアレート 2.0 ポリオキシエチレン(20)ソルビタン モノステアレート 5.0 ブチルパラベン 0.1 [(B)成分] 調製例1でえられた抽出物 30.0 グリセリン 5.0 カルボキシメチルセルロース 0.1 メチルパラベン 0.1 精製水 41.4 [(C)成分] 香 料 0.3 上記(A)成分および(B)成分をそれぞれ80℃以上
に加熱後、かかる(A)成分および(B)成分を混合撹
拌した。これを50℃まで冷却後、上記(C)成分を加え
てさらに撹拌混合して均一なクリームを調製した。
された溶液の吸光度、B7は試験開始から7日間経過後の
抽出液が添加されていない溶液の吸光度、T0は試験開始
直後の抽出液が添加された溶液の吸光度、B0は試験開始
直後の抽出液のかわりに水が添加された溶液の吸光度を
示す。) 処方剤1[クリーム] [(A)成分] (部) 流動パラフィン 9.0 パラフィン 5.0 セタノール 2.0 グリセリルモノステアレート 2.0 ポリオキシエチレン(20)ソルビタン モノステアレート 5.0 ブチルパラベン 0.1 [(B)成分] 調製例1でえられた抽出物 30.0 グリセリン 5.0 カルボキシメチルセルロース 0.1 メチルパラベン 0.1 精製水 41.4 [(C)成分] 香 料 0.3 上記(A)成分および(B)成分をそれぞれ80℃以上
に加熱後、かかる(A)成分および(B)成分を混合撹
拌した。これを50℃まで冷却後、上記(C)成分を加え
てさらに撹拌混合して均一なクリームを調製した。
処方例2[ローション] [成分] (部) エタノール 10.0 グリセリン 3.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 メチルパラベン 0.2 クエン酸 0.1 クエン酸ナトリウム 0.3 カルボキシビニルポリマー 0.1 調製例2でえられた抽出物 50.0 香 料 微量 精製水 全量が100.0部となる量 上記成分を混合して均一なローションを調製した。
処方例3[パック] [成分] (部) ポリビニルアルコール 15.0 ヒドロキシメチルセルロース 5.0 プロピレングリコール 5.0 エタノール 10.0 メチルパラベン 0.1 調製例3でえられた抽出物 10.0 香 料 微量 精製水 全量が100.0部となる量 上記成分を混合撹拌して均一なパックを調製した。
処方例4[プレスパウダー] 調製例4でえられた抽出物を凍結乾燥器中で水分除去
することにより、凍結乾燥し、これをボールミルにより
粉砕して粉末(粒度約30μm以下)をえ、かかる粉末を
用いた。
することにより、凍結乾燥し、これをボールミルにより
粉砕して粉末(粒度約30μm以下)をえ、かかる粉末を
用いた。
[(A)成分] (部) ベンガラ 0.5 黄酸化鉄 1.5 黒酸化鉄 0.1 酸化チタン 10.0 ナイロンパウダー 4.0 セリサイト 28.0 マイカ 23.0 タルク 25.0 調製例4でえられた 抽出物の凍結乾燥粉末 0.7 [(B)成分] スクワラン 1.0 メチルポリシロキサン 4.0 プロピルパラベン 0.1 デヒドロ酢酸 0.1 流動パラフィン 2.0 香 料 微量 上記(A)成分および(B)成分をそれぞれ混合撹拌
し、かかる(A)成分および(B)成分を混合したの
ち、200メッシュのタイラーメッシュの篩にかけて金型
に打型して均一なプレスパウダーを調製した。
し、かかる(A)成分および(B)成分を混合したの
ち、200メッシュのタイラーメッシュの篩にかけて金型
に打型して均一なプレスパウダーを調製した。
処方例5[シャンプー] 調製例3でえられた抽出物を処方例4と同様の操作に
より凍結乾燥し、粉砕してえられた粉末(粒度約30μm
以下)を用いた。
より凍結乾燥し、粉砕してえられた粉末(粒度約30μm
以下)を用いた。
[成分] (部) ラウリル硫酸オリエタノールアミン 15.0 ラウリン酸ジエタノールアミド 5.0 メチルパラベン 0.1 プロピルパラベン 0.1 調製例3でえられた抽出物の凍結乾燥粉末 0.5 香 料 微量 精製水 全量が100.0部となる量 上記成分を混合撹拌して均一なシャンプーを調製し
た。
た。
処方例6[ヘアーセットローション] 調製例2でえられた抽出物をスプレードライの操作に
より乾燥粉末化してえられた粉末(粒度約100μm以
下)を用いた。
より乾燥粉末化してえられた粉末(粒度約100μm以
下)を用いた。
[成分] (部) トラガントガム 2.0 グリセリン 1.0 エタノール 20.0 メチルパラベン 0.2 調製例2でえられた抽出物の凍結乾燥粉末 0.5 香 料 微量 精製水 全量が100.0部となる量 上記成分を混合撹拌して均一なヘアーセットローショ
ンをえた。
ンをえた。
処方例7[ヘアーリンス] 調製例1でえられた抽出物を処方例6と同様の操作に
より凍結乾燥し、粉砕して粉末(粒度約100μm以下)
をえ、かかる粉末を用いた。
より凍結乾燥し、粉砕して粉末(粒度約100μm以下)
をえ、かかる粉末を用いた。
[(A)成分] (部) ベヘニルアルコール 0.2 セタノール 1.5 ステアリルトリメチル アンモニウムクロライド 2.0 グリセリルモノステアレート(自己乳化型) 2.0 ヘキサラン(共栄化学工業(株)製) 1.0 調製例1でえられた抽出物の凍結乾燥粉末 1.0 [(B)成分] ヒドロキシエチルセルロース 1.0 メチルパラベン 0.2 グリセリン 3.0 精製水 87.9 [(C)成分] 香 料 0.2 上記(A)成分および(B)成分をそれぞれ80℃以上
に加熱後、混合撹拌した。50℃まで冷却後、(C)成分
を加えてさらに撹拌混合して均一なヘアーリンスを調製
した。
に加熱後、混合撹拌した。50℃まで冷却後、(C)成分
を加えてさらに撹拌混合して均一なヘアーリンスを調製
した。
処方例8[浴剤] 調製例3でえられた抽出物を処方例6と同様の操作に
より凍結乾燥し、粉砕してえられた粉末(粒度約100μ
m以下)を用いた。
より凍結乾燥し、粉砕してえられた粉末(粒度約100μ
m以下)を用いた。
[成分] (部) 硫酸ナトリウム 47.0 炭酸水素ナトリウム 47.0 調製例3でえられた抽出物の凍結乾燥粉末 6.0 香 料 微量 上記成分を混合撹拌して均一な浴剤を調製した。
比較処方例1 調製例1でえられた抽出物の代わりに精製水を用いた
ほかは処方例1と同様にしてクリームを調製した。
ほかは処方例1と同様にしてクリームを調製した。
比較処方例2 調製例2でえられた抽出物の代わりに精製水を用いた
ほかは処方例2と同様にしてローションを調製した。
ほかは処方例2と同様にしてローションを調製した。
比較処方例3 調製例3でえられた抽出物の代わりに精製水を用いた
ほかは処方例3と同様にしてパックを調製した。
ほかは処方例3と同様にしてパックを調製した。
比較処方例4 調製例3でえられた抽出物の代わりに精製水を用いた
ほかは、処方例5と同様にしてシャンプーを調製した。
ほかは、処方例5と同様にしてシャンプーを調製した。
比較処方例5 調製例2でえられた抽出物の代わりに精製水を用いた
ほかは処方例6と同様にしてヘアーセットローションを
調製した。
ほかは処方例6と同様にしてヘアーセットローションを
調製した。
比較処方例6 調製例1でえられた抽出物の代わりに精製水を用いた
ほかは処方例7と同様にしてヘアーリンスを調製した。
ほかは処方例7と同様にしてヘアーリンスを調製した。
比較処方例7 調製例3でえられた抽出物の代わりに精製水を用いた
ほかは処方例8と同様にして浴剤を調製した。
ほかは処方例8と同様にして浴剤を調製した。
実施例1 処方例1〜3および比較処方例1〜3でえられた化粧
料についてそれぞれ以下に示すモニターテストを行なっ
た。その結果を第2表に示す。(モニターテスト) 無作為に抽出した年齢18〜55歳の女性100名を対象と
して各化粧料を顔面頬部の皮膚に塗布したときのモイス
チャー効果、エモリエント効果および肌のつやについて
以下の判定基準にもとづき、評価を行なった。
料についてそれぞれ以下に示すモニターテストを行なっ
た。その結果を第2表に示す。(モニターテスト) 無作為に抽出した年齢18〜55歳の女性100名を対象と
して各化粧料を顔面頬部の皮膚に塗布したときのモイス
チャー効果、エモリエント効果および肌のつやについて
以下の判定基準にもとづき、評価を行なった。
[モイスチャー効果] A:非常にしっとりしている B:なんとなくしっとりしている C:普通 D:あまりしっとりした感じがない E:まったくしっとりした感じがない [エモリエント効果] A:非常に柔軟で感触がよい B:なんとなく柔軟で感触がよい C:普通 D:あまり柔軟さを感じず、感触がよくない E:まったく柔軟さを感じず、感触がよくない [肌のつや] A:非常につややかになった B:なんとなくつややかになった C:変化なし D:なんとなくつややかさがなくなった E:明らかにつややかさがなくなった なお、モニターテストの結果、皮膚に異常を訴えた者
はいなかった。
はいなかった。
実施例2 処方例5〜7および比較処方例4〜6でえられた頭髪
用化粧品についてそれぞれ以下に示すハーフヘッドテス
トを行なった。その結果を第3表に示す。
用化粧品についてそれぞれ以下に示すハーフヘッドテス
トを行なった。その結果を第3表に示す。
(ハーフヘッドテスト) 無作為に抽出した年令18〜60歳の男性20名を対象とし
て各頭髪用化粧料を頭髪に1日2回、30日間使用したの
ち頭髪のつややかさ、しっとり感およびくし通りについ
て以下の判定基準に基づき、評価を行なった。
て各頭髪用化粧料を頭髪に1日2回、30日間使用したの
ち頭髪のつややかさ、しっとり感およびくし通りについ
て以下の判定基準に基づき、評価を行なった。
[つややかさ] A:非常につややかになった B:なんとなくつややかになった C:変化なし D:なんとなくつややかさがなくなった E:まったくつややかさがなくなった [しっとり感] A:非常にしっとりして感じがよくなった B:なんとなくしっとりして感じがよくなった C:変化なし D:あまりしっとり管が感じられなくなった E:まったくしっとり管が感じられなくなった [くし通り] A:非常によくなった B:なんとなくよくなった C:変化なし D:なんとなくわるくなった E:まったくわるくなった なお、ハーフヘッドテストの結果、頭髪や頭皮に異常
を訴えた者はいなかった。
を訴えた者はいなかった。
実施例3 処方例8および比較処方例7でえられた浴剤について
それぞれ以下に示すモニターテストを行なった。その結
果を第4表に示す。
それぞれ以下に示すモニターテストを行なった。その結
果を第4表に示す。
(モニターテスト) 無作為に抽出した年齢30〜60歳の女性20名を対象とし
て入浴中に各浴剤を湯200に対して25g使用したばあい
に、入浴後20℃、湿度65%における部屋で15分間休息後
の体温の保温効果について以下の判定基準にもとづいて
評価を行なった。
て入浴中に各浴剤を湯200に対して25g使用したばあい
に、入浴後20℃、湿度65%における部屋で15分間休息後
の体温の保温効果について以下の判定基準にもとづいて
評価を行なった。
(保温効果) A:非常に暖かさを感じる B:心地よい暖かさを感じる C:普通 D:わずかに肌寒さを感じる E:肌寒い なお、モニターテストの結果、皮膚に異常を訴えた者
はいなかった。
はいなかった。
[発明の効果] 本発明に用いられる腹足類の内臓からえられ、蛋白分
解酵素処理が施された抽出物は、高い保湿力を有し、チ
ロシナーゼ活性を抑制し、しかも過酸化脂質の生成を抑
制する作用を有することから、これが配合された本発明
の化粧料は、皮膚に対してすぐれたモイスチャー効果と
エモリエント効果を発揮し、保湿、美白および老化防止
といった総合的な化粧効果を奏する。
解酵素処理が施された抽出物は、高い保湿力を有し、チ
ロシナーゼ活性を抑制し、しかも過酸化脂質の生成を抑
制する作用を有することから、これが配合された本発明
の化粧料は、皮膚に対してすぐれたモイスチャー効果と
エモリエント効果を発揮し、保湿、美白および老化防止
といった総合的な化粧効果を奏する。
また、本発明の化粧料は、浴剤として用いたばあいに
は、入浴中および入浴後の体温の保温効果にすぐれたも
のである。
は、入浴中および入浴後の体温の保温効果にすぐれたも
のである。
さらには、本発明の化粧料は、頭髪用の化粧料として
用いたばあいには、枝毛や切れ毛の防止、頭髪保護など
の効果を奏する。
用いたばあいには、枝毛や切れ毛の防止、頭髪保護など
の効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 A61K 7/06 A61K 7/50
Claims (1)
- 【請求項1】腹足類の内臓からえられ、蛋白分解酵素処
理が施された抽出物が配合されてなる化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9256190A JP2963136B2 (ja) | 1990-04-07 | 1990-04-07 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9256190A JP2963136B2 (ja) | 1990-04-07 | 1990-04-07 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03291208A JPH03291208A (ja) | 1991-12-20 |
JP2963136B2 true JP2963136B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14057839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9256190A Expired - Lifetime JP2963136B2 (ja) | 1990-04-07 | 1990-04-07 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2963136B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117898959B (zh) * | 2024-01-16 | 2024-07-02 | 华泽睿孚生物技术(广州)有限公司 | 一种紧致抗衰的组合物及其制备方法和应用 |
-
1990
- 1990-04-07 JP JP9256190A patent/JP2963136B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03291208A (ja) | 1991-12-20 |
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