JP2669999B2 - 封函方法およびその装置 - Google Patents

封函方法およびその装置

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JP2669999B2
JP2669999B2 JP32204892A JP32204892A JP2669999B2 JP 2669999 B2 JP2669999 B2 JP 2669999B2 JP 32204892 A JP32204892 A JP 32204892A JP 32204892 A JP32204892 A JP 32204892A JP 2669999 B2 JP2669999 B2 JP 2669999B2
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茂 森田
紘 石田
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日本フルート株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、箱体の上部に設けられ
上蓋となるフラップを閉じてテープにより封着する封函
方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示されるように、段ボール紙材な
どにて形成された箱体1は、箱枠を構成する前側端面部
2aと後側端面部2bと左右の側面部2cとを有し、この前後
の端面部2a,2bおよび左右の側面部2cの上縁部には箱の
上蓋を構成する前部内フラップ3aと後部内フラップ3bと
左右の外フラップ3cとがそれぞれ折曲げ線4a,4b,4cを
介して箱枠の上側開口面まで折曲げ可能に設けられてい
る。この箱体1の底部は、図示されない前部内フラッ
プ、後部内フラップおよび左右の外フラップがそれぞれ
箱枠の下側開口面に順次折込まれ、左右の外フラップが
図示しないテープにより封着されている。
【0003】この上部開口状態の箱体内に被箱詰物が箱
詰された後、図7に示されるように、その箱体1の上部
に設けられた前部内フラップ3a、後部内フラップ3bおよ
び左右の外フラップ3cが箱体1の上側開口面に順次折込
まれ、左右の外フラップ3cが片面粘着性のテープ5によ
り封着される。
【0004】従来の封函装置は、箱体1の上部に設けら
れた各フラップ3a,3b,3cを閉じる場合、箱体1を移動
させながら、箱体前方に位置する前部内フラップ折曲体
と、箱体後方から箱体1に向って大きくスイング動作す
る後部内フラップ折曲体とにより前部内フラップ3aおよ
び後部内フラップ3bを折曲げ、箱体1の左右両側に位置
する左右外フラップ折曲体により左右の外フラップ3cを
折曲げ、最後にこの左右の外フラップ間をテープ5によ
り封着するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように箱体1を移
動させながら上部のフラップを折曲げる場合は、箱体1
の長さの1,5倍以上の移動距離が必要となり装置が大
形化し、また、箱体1を移動しながらその左右の外フラ
ップ3cを移動方向と直交する方向から力を加えて折曲げ
るので、左右の外フラップ3cがねじ曲って折曲げ線4cに
沿った正確な折曲げがなされない場合が生じ確実性に欠
ける問題があり、さらに、従来のスイング式の後部内フ
ラップ折曲体はその動作量が大きいため箱詰作業者等に
対する安全性に欠ける問題があった。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、箱体の上側開口面にあるフラップを閉じてテープ
により封着する装置の小形化を達成できるとともに確実
性および安全性を確保できる封函方法および封函装置を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、箱体の上側開口面の周縁より突出された進行側の前
部内フラップおよび反対側の後部内フラップを上側開口
面に折曲げた後、左右の外フラップを同様に折曲げてテ
ープにより封着する封函方法において、コンベヤにより
搬送される上部開口状態の箱体をストッパにより係止す
るとともに、この箱体の前部内フラップを箱体の中央部
と対応する位置に待機された縦平板状の前部内フラップ
押倒体により箱体の上側開口面まで折曲げ、箱体の後部
内フラップをその後側に位置された回動軸を中心に回動
される横平板状の後部内フラップ押倒体により箱体の上
側開口面まで折曲げ、箱体の左右の外フラップを箱体中
央部上の回動軸を中心として下方へ回動自在に設けられ
た一対の左右外フラップ押倒体により箱体の上側開口面
まで折曲げ、前記ストッパを解除して箱体を搬送しなが
ら前部内フラップ押倒体の後方に位置するテーピングヘ
ッドにより左右の外フラップ間をテープにて封着する封
函方法である。
【0008】請求項2に記載の発明は、箱体の上側開口
面の周縁より突出された前部内フラップ、後部内フラッ
プおよび左右の外フラップを上側開口面に折曲げてテー
プにより封着する封函装置において、上部開口状態の箱
体を搬送するコンベヤと、このコンベヤの箱体搬送面に
対し進退自在に設けられたストッパと、このストッパに
より係止された箱体の前部内フラップの付根よりやや上
側にて左右の外フラップの中央と対応する位置に設けら
れ前部内フラップを箱体の上側開口面まで折曲げる縦平
板状の前部内フラップ押倒体と、前記ストッパにより係
止された箱体の後部内フラップの後側に突出される回動
軸により上向き状態からほぼ水平状態まで回動自在に設
けられ後部内フラップを箱体の上側開口面まで折曲げる
横平板状の後部内フラップ押倒体と、前記ストッパによ
り係止された箱体の左右部上方に位置し箱体の中央部上
の回動軸を中心として下方へ回動自在に設けられ左右の
外フラップを箱体の上側開口面まで折曲げる一対の左右
外フラップ押倒体と、前記前部内フラップ押倒体より箱
体進行側に設けられ左右の外フラップをテープにより封
着するテーピングヘッドとによって構成された封函装置
である。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
左右外フラップ押倒体にベアリングローラを使用した封
函装置である。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明は、コンベヤにより搬送
される上部開口状態の箱体をストッパにより係止する
と、このとき箱体の前部内フラップが縦平板状の前部内
フラップ押倒体により押倒された状態で箱体の上側開口
面まで折曲げられている。次に、後部内フラップの後側
に位置された回動軸により横平板状の後部内フラップ押
倒体を下方へ回動して、その後部内フラップ押倒体によ
り箱体の後部内フラップを箱体の上側開口面まで折曲
げ、さらに、一対の左右外フラップ押倒体を箱体中央部
上の回動軸を中心として下方へ回動して箱体の左右の外
フラップを箱体の上側開口面まで折曲げ、それから前記
ストッパを解除して箱体を搬送しながらテーピングヘッ
ドにより左右の外フラップ間をテープにより封着する。
【0011】請求項2に記載の発明は、コンベヤにより
搬送される上部開口状態の箱体をストッパにより係止す
る。このとき箱体の前部内フラップは縦平板状の前部内
フラップ押倒体により中央部を押圧されて箱体の上側開
口面まで折曲げられている。さらに、箱体の通過後に後
部内フラップの後側に突出された回動軸により横平板状
の後部内フラップ押倒体を上向き状態からほぼ水平状態
まで回動して後部内フラップを箱体の上側開口面まで折
曲げ、次に一対の左右外フラップ押倒体により左右の外
フラップを箱体の上側開口面まで折曲げる。この状態で
前記ストッパを解除してコンベヤにより箱体を搬送する
と、左右の外フラップは左右外フラップ押倒体により押
倒されたまま前部内フラップ押倒体の左右両側面で摺動
しながら前方へ移動し、テーピングヘッドによって封着
される。このとき横平板状の後部内フラップ押倒体は箱
体の移動とともに後部内フラップと外フラップとの間よ
り自然に抜出す。
【0012】請求項3に記載の発明は、左右外フラップ
押倒体であるベアリングローラが左右の外フラップ面で
転動しながらこの左右の外フラップを箱体の上側開口面
まで円滑に折曲げる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に示される一実施例を参
照して詳細に説明する。
【0014】図1は本発明に係る封函装置の斜視図を示
し、本体フレーム11の内部に上部開口状態(図6)の箱
体1を搬送するコンベヤ12が設けられている。このコン
ベヤ12は、ローラフレーム13に回転自在に軸支された多
数のフリーローラ14と、このフリーローラ14により形成
された箱体搬送面に対し搬送方向に向かって下降するよ
うに僅かに勾配の付けられた一対の無端状サイドベルト
15とにより構成されている。本体フレーム11の左右両側
には2枚の透明側板16が立設されている。
【0015】前記一対のサイドベルト15は、左右のベル
ト幅調整フレーム21の前後端部上に軸支されたプーリ22
間に巻掛けられ、各ベルト幅調整フレーム21の後端下面
に取付けられた電磁ブレーキ付ギヤードモータ23により
それぞれ駆動される。左右のベルト幅調整フレーム21間
の幅調整は、そのフレーム下面に図2に示されるように
突設された雌ねじ部24に、図1のベルト幅調整ハンドル
25により回転される左右逆ねじのサイドベルト間調整ね
じ26を螺合し、一対のサイドベルト15を本体フレーム11
の中心から常に等しい距離に位置させるように前記フレ
ーム間を拡大または縮小する。図2に示されるように、
前記左右逆ねじのサイドベルト間調整ねじ26は各幅調整
フレーム21の前後部に一対設けられ、一方のねじ26を回
転すると連動チェン機構27により他側のねじも同方向に
等しく回転される。
【0016】図1および図2に示されるように、コンベ
ヤ12の中央線上には、上昇時にコンベヤ12の箱体搬送面
より上方へ突出されるストッパ28が、図示されないエア
シリンダによりガイド29に沿って昇降自在に設けられて
いる。
【0017】図1に示されるように本体フレーム11の一
側には支柱31が設けられ、この支柱31の内部に高さ調整
ハンドル32により回転される図示しないねじと2本の垂
直ガイドロッドとにより昇降調整される昇降調整台33が
設けられ、この昇降調整台33に図2に示されるように取
付板34によりテーピングヘッド35のヘッド本体36が取付
けられ、このヘッド本体36の箱体移動と対向する先端で
あって、左右の外フラップ3cの突合せ間と対応する位置
に縦薄平板状の前部内フラップ押倒体37が取付けられて
いる。
【0018】この前部内フラップ押倒体37は、図2に示
されるように前記ストッパ28により係止された箱体1の
進行側にある前部内フラップ3aの付根よりやや上側でか
つ搬入側へ対向するように突出され、この押倒体37の上
端に折曲げ開始時の前部内フラップ3aと接触するローラ
38が取付けられ、このローラ38の下側に箱体移動方向に
下降傾斜された傾斜部39が設けられ、このローラ38およ
び傾斜部39が移動する前部内フラップ3aを箱体1の上側
開口面まで折曲げる働きをする。
【0019】さらに、図2に示されるように前記昇降調
整台33に一対の取付板41を介して2本の水平ガイドロッ
ド42が一体的に設けられ、この水平ガイドロッド42にL
形支持板43の基端部44がリニアブッシュ45を介して幅方
向へ移動自在に嵌合されている。さらに、このL形支持
板43の基端部44は、図1に示されるように一側のベルト
幅調整フレーム21に取付板46を介して一体に取付けられ
た幅調整軸47の上部に、図2に示されるようにリニアブ
ッシュ48を介して上下動自在に嵌合されているから、こ
の幅調整軸47を介して幅調整フレーム21とともに幅方向
へも移動調整される。すなわち、前記L形支持板43は、
高さ調整ハンドル32および幅調整ハンドル25に連動して
上下方向および左右方向に移動調整される。
【0020】図2に示されるように、前記L形支持板43
の長溝51にねじ52により取付板53が固定され、この取付
板53を介してエアシリンダ54が取付けられ、このエアシ
リンダ54および一対のガイドロッド55により幅方向に水
平移動される取付板56にロータリアクチュエータ57が設
けられている。このロータリアクチュエータ57の回動軸
58は後部内フラップ3bの付根よりやや上側のレベルに高
さ設定され、この回動軸58に、上向き状態からほぼ水平
状態まで回動されて後部内フラップ3bを箱体1の上側開
口面まで折曲げる横平板状の後部内フラップ押倒体59が
一体に取付けられている。この後部内フラップ押倒体59
は、箱体移動中は前記エアシリンダ54により箱体移動に
支障のない場所まで逃げており、箱体1が前記ストッパ
28により係止されると箱体1の後部内フラップ3bの後側
に突出する。
【0021】そして、この後部内フラップ押倒体59は、
前記回動軸58と一体に図3に示される右側の原点位置か
らエアシリンダ54により幅方向に水平移動するととも
に、その前進状態でロータリアクチュエータ57により上
向き状態からほぼ水平状態まで回動して後部内フラップ
3bを箱体1の上側開口面まで折曲げる機能を有する。
【0022】さらに、図1に示されるように、前記昇降
調整台33の上面にてブラケット61間の支軸62により一対
のエアシリンダ63の基端が回動自在に軸支され、この各
エアシリンダ63のピストンロッド64の先端にそれぞれリ
ンク65の上端が軸結合され、この各リンク65の下端は、
昇降調整台33の下面にて一対の軸受板66により一対の回
動軸67を介しそれぞれ回動自在に設けられたアーム基端
部68にそれぞれ一体結合されている。
【0023】図4に示されるように、この各アーム基端
部68から左右に一対のアーム71が突出され、この一対の
アーム71の先端に一対の左右外フラップ押倒体72がそれ
ぞれ設けられている。この左右外フラップ押倒体72は、
前記ストッパ28により係止された箱体1の左右部上方に
位置し、箱体1の中央部上の前記回動軸67を中心として
下方へ回動して、左右の外フラップ3cを箱体1の上側開
口面まで折曲げるようにする。
【0024】この左右外フラップ押倒体72は、図2およ
び図4に示されるように前記アーム71の先端に軸支板73
によりローラ軸74がコンベヤ12と平行に取付けられ、こ
のローラ軸74に多数のベアリングローラ75が回転自在に
嵌着され、さらに、このベアリングローラ75の内側にて
前記アーム71の先端に取付板76を介してサブローラ77が
回転自在に軸支されたものである。そして、図4に示さ
れるようにサブローラ77で左右の外フラップ3cの折曲げ
を開始するとともに、ベアリングローラ75により左右の
外フラップ3cを水平状態まで折曲げる。
【0025】図2および図5に示されるように、前記前
部内フラップ押倒体37より箱体進行側であって箱体1の
センターに対応する位置に、左右の外フラップ3cの突合
せ部間をテープ5により封着する前記テーピングヘッド
35が設けられている。
【0026】図5に示されるように、このテーピングヘ
ッド35は、ヘッド本体36に軸81により略V字状に湾曲さ
れた一方のヘッドアーム82が回動自在に取付けられ、軸
83により他方のヘッドアーム84が回動自在に取付けら
れ、この各ヘッドアーム82,84の先端にそれぞれ封着ロ
ーラ85,86が回転自在に軸支されている。そして、一方
のヘッドアーム82の湾曲部と他方のヘッドアーム84の中
間部とは連結リンク87にて互いに回動自在に連結され、
両ヘッドアーム82,84は互いに連動して前後方向の反対
側に回動されるようになっている。また、他方のヘッド
アーム84の基部には巻きばね88が巻装され、この巻きば
ね88にて両ヘッドアーム82,84が下方へ突出する方向に
付勢されている。
【0027】また、前記ヘッド本体36に軸91によりカッ
ターアーム92が回動自在に設けられ、このカッターアー
ム92の先端92a よりやや内側にテープ切断刃93が取付け
られている。このカッターアーム92は引張コイルスプリ
ング94にてアーム先端が下方へ突出する方向に付勢され
ている。前記前部内フラップ押倒体37の取付けられたヘ
ッド本体36の端部には、箱体1の上側開口面まで折曲げ
られた左右外フラップ3cの突合せ部を押圧するローラ95
が回転自在に軸支されている。
【0028】さらに、図2に示されるように前記ヘッド
本体36の上側にテープ取付板96が立設され、このテープ
取付板96の上端に設けられた回転ボスに、一面を接着面
としてロール状に巻回されたテープ5の巻芯が着脱自在
に嵌着され、この巻芯から引出されたテープ5は、図5
に示されるようにヘッド本体36に回転自在に軸支された
ガイドローラ97,98,99に懸回され、そのテープ先端5a
が前記一方の封着ローラ85の箱体搬入側と対向する面ま
で引出され、同側にテープ接着面が対向している。
【0029】次に、この実施例の作用を説明する。
【0030】図6に示される上部開口状態の箱体1が図
1に示されるコンベヤ12上に供給されると、この箱体1
は、両側のサイドベルト15間に挟まれ、進行方向へ下降
傾斜状のこのサイドベルト15によりフリーローラ14の箱
体搬送面に押付けられながら、即ちフリーローラ14から
の浮上りを防止されながらストッパ28まで搬送されて、
このストッパ28により箱体1の前側端面部2aが係止され
る。
【0031】このとき、後部内フラップ押倒体59は、エ
アシリンダ54により箱体1の移動に支障のない位置まで
後退されている。さらに、図3に示されるように箱体1
の前部内フラップ3aは縦平板状の前部内フラップ押倒体
37により中央部を押圧されて箱体1の上側開口面まで折
曲げられている。
【0032】次にエアシリンダ54により後部内フラップ
押倒体59を後部内フラップ3bの後側まで押出し、ロータ
リアクチュエータ57により後部内フラップ押倒体59を図
3に示されるようにほぼ水平状態まで下降回動し、その
横平板状の後部内フラップ押倒体59により後部内フラッ
プ3bを箱体の上側開口面まで折曲げる。
【0033】次に一対のエアシリンダ63により対応する
リンク65を相互に逆方向に回動し、図4に示されるよう
に各回転軸67を中心に左右のアーム71を下方へ回動し、
左右外フラップ押倒体72のベアリングローラ75を左右の
外フラップ面で回転させながら下降させ、左右の外フラ
ップ3cを箱体1の上側開口面まで折曲げる。
【0034】この状態で前記コンベヤ12のストッパ28を
解除して前記一対のサイドベルト15により箱体1を強制
移送すると、左右外フラップ押倒体72により押倒された
左右の外フラップ3cは、縦薄平板状の前部内フラップ押
倒体37を挟んだままその左右両側面で摺動しながら前方
のテーピングヘッド35へ移動し、このテーピングヘッド
35によって後述するように封着される。この箱体移動に
より前記水平状態にある横平板状の後部内フラップ押倒
体59は箱体1の後部内フラップ3bと外フラップ3cとの間
より自然に抜出される。
【0035】前記テーピングヘッド35は、図5に示され
るローラ95が左右の外フラップ3cの突合せ部に接触して
その部分の浮上りを防止し、一方の封着ローラ85により
箱体1の前側端面部2aの上部にテープ先端5aの接着面を
押付けて貼付け、さらに、箱体1の前進移動とともに一
方の封着ローラ85は巻きばね88に抗して図5の時計方向
に回動して左右の外フラップ3cの突合せ部上に移動し、
この封着ローラ85の下面に引出されたテープ5を左右外
フラップ3cの突合せ部間に圧接して貼付ける。さらに、
テープ切断刃93を取着したカッターアーム92の先端92a
も外フラップ3cの上面に押上げられる。一方の封着ロー
ラ85と連結リンク87により連動して上昇した他方の封着
ローラ86も、箱体1の移動に伴って左右外フラップ3cの
突合せ部間に粘着されたテープ5を上側から押付け、そ
して、一方の封着ローラ85が外フラップ3cの後端から外
れた位置に至っても、他方の封着ローラ86が外フラップ
3cの上面に接触している間は、この他方の封着ローラ86
と連結リンク87により連結された一方の封着ローラ85は
上昇状態に保たれる。
【0036】このようにして、箱体1が封着ローラ85,
86の下側で移動する動作に連動してテープ5が引出さ
れ、両封着ローラ85,86によってテープ5が左右外フラ
ップ3cの突合せ部間に貼付けられる。そして、外フラッ
プ3cの後端からカッターアーム92の先端92a が外れる
と、その瞬間にスプリング94によってカッターアーム92
の先端92a が下降し、テープ切断刃93が瞬時に下方へ移
動して外フラップ3cの後端と封着ローラ85との間に緊張
されているテープに当たりこのテープを切断する。した
がって、カッターアーム92の先端92a とテープ切断刃93
の先端との間の距離だけ、テープ切断端部が外フラップ
3cの後端より突出する。
【0037】最後に、他方の封着ローラ86が外フラップ
3cの後端から外れると、ヘッドアーム84が巻きばね88に
より図5時計方向に回動し、他方の封着ローラ86が箱体
1の後側端面部2b(図7)を追いかけるように後側端面
部2bの上端から下方へ転動し、この封着ローラ86により
図7に示されるように箱体1の後側端面部2bにテープ5
の切断端部を押付けて貼付ける。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、箱体の
搬送をストッパにより係止するとともに、この箱体の前
部内フラップを縦平板状の前部内フラップ押倒体により
折曲げ、その係止された箱体の後部内フラップを横平板
状の後部内フラップ押倒体により折曲げ、さらに箱体の
左右の外フラップを一対の左右外フラップ押倒体により
折曲げる方法を採用したから、従来の箱体移動中に行う
方法に比べ装置の小形化を達成できる。さらに、ストッ
パにより停止中の箱体に対し左右外フラップ押倒体によ
り左右の外フラップを確実に折曲でき、また、箱体の後
部内フラップをその後側に位置された回動軸を中心に回
動される横平板状の後部内フラップ押倒体により箱体の
上側開口面まで折曲げるようにしたから、従来のスイン
グ式の後部内フラップ折曲体とくらべると後部内フラッ
プ押倒体の動作量が小さく箱詰作業者等に対する安全性
を確保できる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の封函方法を効果的に実施できる封函装置を提供でき
る。特に、左右の外フラップの間に設けられた縦平板状
の前部内フラップ押倒体と、後部内フラップの後側に突
出される回動軸により回動される横平板状の後部内フラ
ップ押倒体と、箱体の中央部上の回動軸を中心として下
方へ回動される一対の左右外フラップ押倒体とにより、
箱体上部の全フラップを確実に閉じた状態でテーピング
ヘッドに移送することができる。
【0040】請求項3に記載の発明によれば、左右外フ
ラップ押倒体にベアリングローラを使用したから、この
ベアリングローラを左右の外フラップ面で回転させなが
ら、左右の外フラップ面との間の摩擦を少なくした状態
で左右の外フラップを箱体の上側開口面まで円滑に折曲
げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の封函装置の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】同上封函装置の一部を破断した側面図である。
【図3】同上封函装置における前部内フラップ押倒体お
よび後部内フラップ押倒体の作用を示す斜視図である。
【図4】同上封函装置における左右外フラップ押倒体の
正面図である。
【図5】同上封函装置におけるテーピングヘッドの正面
図である。
【図6】同上封函装置により封函される前の箱体を示す
斜視図である。
【図7】同上封函装置により封函された後の箱体を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 箱体 3a 前部内フラップ 3b 後部内フラップ 3c 左右の外フラップ 5 テープ 12 コンベヤ 28 ストッパ 35 テーピングヘッド 37 前部内フラップ押倒体 58 回動軸 59 後部内フラップ押倒体 67 回動軸 72 左右外フラップ押倒体 75 ベアリングローラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体の上側開口面の周縁より突出された
    進行側の前部内フラップおよび反対側の後部内フラップ
    を上側開口面に折曲げた後、左右の外フラップを同様に
    折曲げてテープにより封着する封函方法において、 コンベヤにより搬送される上部開口状態の箱体をストッ
    パにより係止するとともに、 この箱体の前部内フラップを箱体の中央部と対応する位
    置に待機された縦平板状の前部内フラップ押倒体により
    箱体の上側開口面まで折曲げ、 箱体の後部内フラップをその後側に位置された回動軸を
    中心に回動される横平板状の後部内フラップ押倒体によ
    り箱体の上側開口面まで折曲げ、 箱体の左右の外フラップを箱体中央部上の回動軸を中心
    として下方へ回動自在に設けられた一対の左右外フラッ
    プ押倒体により箱体の上側開口面まで折曲げ、 前記ストッパを解除して箱体を搬送しながら前部内フラ
    ップ押倒体の後方に位置するテーピングヘッドにより左
    右の外フラップ間をテープにて封着することを特徴とす
    る封函方法。
  2. 【請求項2】 箱体の上側開口面の周縁より突出された
    前部内フラップ、後部内フラップおよび左右の外フラッ
    プを上側開口面に折曲げてテープにより封着する封函装
    置において、 上部開口状態の箱体を搬送するコンベヤと、 このコンベヤの箱体搬送面に対し進退自在に設けられた
    ストッパと、 このストッパにより係止された箱体の前部内フラップの
    付根よりやや上側にて左右の外フラップの中央と対応す
    る位置に設けられ前部内フラップを箱体の上側開口面ま
    で折曲げる縦平板状の前部内フラップ押倒体と、 前記ストッパにより係止された箱体の後部内フラップの
    後側に突出される回動軸により上向き状態からほぼ水平
    状態まで回動自在に設けられ後部内フラップを箱体の上
    側開口面まで折曲げる横平板状の後部内フラップ押倒体
    と、 前記ストッパにより係止された箱体の左右部上方に位置
    し箱体の中央部上の回動軸を中心として下方へ回動自在
    に設けられ左右の外フラップを箱体の上側開口面まで折
    曲げる一対の左右外フラップ押倒体と、 前記前部内フラップ押倒体より箱体進行側に設けられ左
    右の外フラップ間をテープにより封着するテーピングヘ
    ッドとを具備したことを特徴とする封函装置。
  3. 【請求項3】 左右外フラップ押倒体にベアリングロー
    ラを使用したことを特徴とする請求項2記載の封函装
    置。
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