JP2593278B2 - 包装機のシート供給装置 - Google Patents

包装機のシート供給装置

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JP2593278B2
JP2593278B2 JP4344583A JP34458392A JP2593278B2 JP 2593278 B2 JP2593278 B2 JP 2593278B2 JP 4344583 A JP4344583 A JP 4344583A JP 34458392 A JP34458392 A JP 34458392A JP 2593278 B2 JP2593278 B2 JP 2593278B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば外包紙などの包
装シートを内容物の外面に沿って被包する包装機のシー
ト供給装置、詳しくは少なくともシート供給路の下流端
をエレベーターの昇降路と交差して設け、裁断された包
装シートをシート供給手段の作動により上記シート供給
路に沿ってエレベーターの上方へ供給し、該エレベータ
ーの昇降により包装シートと略直方体形状の内容物を垂
直方向へ移送しながら、内容物の外面沿いに包装シート
を胴巻きしてその両端部を重ね合わせるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の包装機のシート供給装置
として、例えば特公平3−14685号公報や実公平3
−11123号公報に開示される如く、堆積した包装シ
ートからその堆積方向下流端に位置する包装シートだけ
を一枚ずつ分離して繰り出し、この繰り出された包装シ
ートを送りローラーでエレベーター上の定位置まで水平
に供給させ、該包装シート上に内容物を載せてからエレ
ベーターが下降して包装シートのシート供給方向先端部
及び末端部を略U字形に折り上げると共に、この末端部
の外側に先端部を重ね合わせて胴巻きし、その後、この
胴巻きした内容物がエレベーター上から排出台へ水平方
向へ移送することにより、包装シートの各張り出し端部
の両サイドフラップを内容物の側面に沿って内方へ折り
込み、これに続き上フラップを折り下げると同時に、テ
ープ繰り出し機構で繰り出された粘着テープを貼り付け
機構により胴巻きされた包装シートの重なり合う両端部
に貼り付けて封鎖し、その後、下フラップを折り上げて
内容物の上面沿い折り込み、テープ繰り出し機構で繰り
出された粘着テープを貼り付け機構により下フラップと
胴巻きされた包装シートの重なり合う両端部に貼り付け
て封鎖し、更に、送りローラーの位置を手動でシート供
給方向へ調整移動させることにより、包装シートのシー
ト供給方向寸法がサイズ変更されても、これに関係なく
包装シートの先端縁を定位置まで供給して一定状態に胴
巻きするものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このよう
な従来の包装機のシート供給装置では、包装シートのサ
イズ変更だけでなく内容物のシート供給方向幅寸法や高
さ寸法がサイズ変更された時にも、これに対応して送り
ローラーの位置をシート供給方向へ調整移動しなけれ
ば、胴巻きして外側に重ね合わされる包装シートの先端
縁を内容物の所定位置、例えばシート供給方向中心に配
置できないため、調整作業が面倒で使用勝手が悪いと共
に、胴巻きが終了した後と耳折りが終了した後に夫々粘
着テープを貼り付けて封鎖するような場合には、包装シ
ートや内容物のサイズ変更に伴って粘着テープの貼り付
け位置が位置ズレし、これにより封鎖不良の原因となる
ばかりでなく、包装形態が一定にならず外観が悪くて商
品価値が低下するという問題がある。
【0004】そこで、包装シートや内容物のサイズ変更
に対応して包装シートの収納位置か、又は包装シートに
対する内容物の載置位置を調整移動させることが考えら
れるが、この場合には、その構造が複雑化して大型化す
るばかりでなく調整作業が面倒で使用勝手が悪いという
問題がある。
【0005】本発明は斯かる従来事情に鑑み、少ないサ
イズ種類の裁断包装シートで大きさが異なる多種類の内
容物を包装しても、常に胴巻き終了状態で外側に重ね合
わされた包装シートの先端縁を内容物の上面か又は下面
の所定位置に配置することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講ずる技術的手段は、内容物のシート供給方
向幅寸法及び、胴巻き終了状態での高さ寸法を入力する
入力手段と、この入力手段からの出力及び、包装シート
の移動不能な供給開始位置からエレベーター上に載置さ
れる内容物のシート供給方向中心位置までの供給路長さ
の和に基づいて、シート供給距離を演算する演算手段
と、この演算手段の演算結果に応じ、シート供給手段を
作動制御して、エレベーター上に載置される内容物のシ
ート供給方向下流側に位置する側面から、外側に重ね合
わす包装シートのシート供給方向先端部側が、胴巻き終
了状態での高さ寸法と内容物のシート供給方向幅寸法と
の1/2の和だけ突出するように供給する制御手段と、
を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明は上記技術的手段によれば、入力された
内容物のシート供給方向幅寸法及び胴巻き終了状態での
高さ寸法と、包装シートの供給開始位置からエレベータ
ー上に載置される内容物のシート供給方向中心位置まで
の供給路長さとの和からシート供給距離を演算し、この
演算結果に応じシート供給手段を作動させて、包装シー
トを上記シート供給距離だけ供給することにより、エレ
ベーター上に載置された内容物のシート供給方向下流側
に位置する側面から、包装シートのシート供給方向先端
部側が、胴巻き終了状態での高さ寸法と内容物のシート
供給方向幅寸法の1/2との和だけ突出し、この突出し
た先端部側を内容物の外面沿いに胴巻して外側に重ね合
わせることにより、その先端縁が内容物の上面か又は下
面の幅方向中央と一致するものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】この実施例は図1乃至図3に示す如く、既
に裁断された包装シートAを、昇降自在な給紙台1上に
上下方向へ堆積して略水平に載置し、これら包装シート
A…の先端部A1…を斜め上方へ堆積したまま屈曲さ
せ、この屈曲した先端部A1…側を更に屈曲させる動作
と反屈曲方向へ復元させる動作を繰り返すことにより、
包装シートAの先端縁A2の左右方向中央と左右方向両
端に配置した各封鎖対応位置に、固着手段として夫々テ
ープ繰り出し機構2,2,2から繰り出された粘着テー
プC1,C2,C2を一部突出させて貼着すると共に、
この粘着テープC1,C2,C2が貼着された包装シー
トAを一枚ずつ逆L字形のシート供給路A′に沿ってエ
レベーター8上に向け繰り出し、該エレベーター8の下
降により包装シートAを内容物Bの両側面B1,B1沿
いに略U字形に折り上げて、内容物Bを上下方向へ圧縮
しながら胴巻きするものである。
【0010】給紙台1は、後述するエレベーター8の昇
降路8bより下方に配設され、包装シートAの長手方向
と直交する左右方向の中央位置に略水平な載置面1aを
上下方向へ往復動自在に横設して、この載置面1aの左
右側方には、側面コの字形のサイドガイド1b,1bを
対向して上下移動不能に横設し、これら載置面1aから
サイドガイド1b,1bに亙り包装シートA…を載置し
て支持する。
【0011】載置面1aは、その下部に例えばステッピ
ングモーターなどで作動する昇降駆動部1cを連設し、
この昇降駆動部1cを包装シートA…の上方に配置した
位置センサー1dなどで作動制御することにより、堆積
された包装シートA…の上端に位置する堆積方向下流端
の包装シートAが、その堆積量に関係なく所定高さ位置
になるように載置面1aを昇降させると同時に、サイド
ガイド1b,1bの内面上端との間に一定の隙間を形成
することにより、下流端の包装シートAとサイドガイド
1b,1bの内面上端との接触抵抗で二枚目以降の包装
シートAが繰り出されるのを防止する。
【0012】上記サイドガイド1b,1bは、左右方向
へ調整移動自在に支持され、その上方に包装シートAの
先端縁A2の左右方向両端に配置した封鎖対応位置と夫
々対向するテープ繰り出し機構2,2を連設すると共
に、例えばパルスシリンダーなどの調整駆動部を連設
し、この調整駆動部は後述する制御回路7に連通して該
制御回路7からの出力信号により作動制御され、包装シ
ートAの短手方向へのサイズ変更に対応して左右方向へ
同じ長さずつ調整移動させることにより、サイドガイド
1b,1bの間隔をサイズ変更後の短手寸法にする。
【0013】また、載置された包装シートA…の末端部
A3の端面と対向する位置には、ストッパー1eを包装
シートAの長手方向へ調整移動自在に立設して例えばパ
ルスシリンダーなどの調整駆動部を連設し、この調整駆
動部は後述する制御回路7に連通して該制御回路7から
の出力信号により作動制御され、包装シートAの長手方
向へのサイズ変更に対応してストッパー1eを調整移動
させることにより、包装シート…の供給開始位置をサイ
ズ変更と関係なく所定位置に保持しながらストッパー1
eまでの長さをサイズ変更後の長手寸法にする。
【0014】テープ繰り出し機構2,2,2は、回転自
在に支持した粘着テープロールC,C,Cのテープ繰り
出し方向下流側に、これら粘着テープロールC,C,C
より巻き戻した粘着テープC1,C2,C2の接着面と
対向当接する繰り出しローラー2a,2a,2aと、粘
着テープC1,C2,C2の非接着面及び上記シート供
給路A′と夫々対向する支持面2b,2b,2bを配設
し、これら繰り出しローラー2a,2a,2aより下流
側には、カッター2c,2c,2cを支持面2b,2
b,2bと交差して出没動自在に配置する。
【0015】本実施例の場合には、包装シートAの先端
縁A2の左右方向中央部に配置した封鎖対応位置と対向
するテープ繰り出し機構2が、粘着テープロールCから
粘着テープC1を支持面2bに沿って左右水平方向へ繰
り出し、先端縁A2の左右方向両端に配置した封鎖対応
位置と夫々対向するテープ繰り出し機構2,2が、粘着
テープロールC,Cから粘着テープC2,C2を支持面
2b,2bに沿って上下方向へ繰り出す。
【0016】更に、これら支持面2b,2b,2bの下
流端には、揺動支持面2d,2d,2dを上記シート供
給路A′へ向けて出没動自在に連設し、上記繰り出しロ
ーラー2a,2a,2a、カッター2c,2c,2c及
び揺動支持面2d,2d,2dには、夫々例えばステッ
ピングモーターなどの制御モーター2e…を連係する。
【0017】テープ繰り出し機構2,2,2の制御モー
ター2e…は、モータードライバー2f…を後述する制
御回路7に連通して作動制御され、包装シートAを繰り
出す前の初期状態で、揺動支持面2d,2d,2dをシ
ート供給路A′から離して待機させ、後述するシート繰
り出し開始スイッチS1又は包装開始スイッチS2の手
動操作後に、繰り出しローラー2a,2a,2aを回転
させて粘着テープロールC,C,Cから粘着テープC
1,C2,C2を夫々テープ繰り出し方向へ延びる折り
目を付けながら揺動支持面2d,2d,2dまで設定長
さ繰り出す。
【0018】そして、後述する貼り付け機構3が揺動支
持面2d,2d,2dに接動してから、中央の封鎖対応
位置と対向するテープ繰り出し機構2のカッター2cだ
けを突出させ、粘着テープC1の切断直後にその揺動支
持面2dをシート供給路A′へ向け瞬間的に突出させて
初期状態に戻し、後述するシート供給手段4の押えロー
ラー4bが揺動支持面2d,2d,2dに接動してか
ら、左右両端の封鎖対応位置と対向するテープ繰り出し
機構2,2のカッター2c,2cを突出させ、粘着テー
プC2,C2の切断直後にこれらの揺動支持面2d,2
dをシート供給路A′へ向け所定時間だけ突出させて初
期状態に戻す。
【0019】貼り付け機構3は、上記テープ繰り出し機
構2,2,2の揺動支持面2d,2d,2dに対して略
水平な起しレバー3aを、堆積状態のまま上方へ屈曲し
た包装シートA…の先端部A1…を挟んで接離動自在に
支持すると共に、包装シートA…の先端部A1…底面に
当接させて配置し、この起しレバー3aには例えばステ
ッピングモーターなどの制御モーター3bを連係して、
この制御モーター3bにより接離動させる。
【0020】貼り付け機構3の制御モーター3bは、モ
ータードライバー3cを介して後述する制御回路7に連
通して作動制御され、包装シートAを繰り出す前の初期
状態で、起しレバー3aを包装シートA…の先端部A1
…が直線状態に戻る方向へ離動して、堆積方向下流端に
位置する包装シートAが各テープ繰り出し機構2の揺動
支持面2dから離れるように待機させ、各繰り出しロー
ラー2aによる粘着テープC1,C2,C2の繰り出し
後に、起しレバー3aを包装シートA…の先端部A1…
が更に屈曲する方向へ接動して、下流端の包装シートA
を各テープ繰り出し機構2の揺動支持面2dに圧接さ
せ、その直後に起しレバー3aを各揺動支持面2dから
離れる方向へ移動して初期状態に戻す。
【0021】シート供給手段4は、各テープ繰り出し機
構2の揺動支持面2dより下方に接近して繰り出しロー
ラー4aを配設し、この繰り出しローラー4aと上記シ
ート供給路A′の上流端を挟んで押えローラー4bを接
離動自在に配置すると共に、シート供給路A′の中間部
分に移送ローラー4cを配設し、この移送ローラー4c
とシート供給路A′を挟んで押えローラー4dを接離動
自在に配置して、これら繰り出しローラー4a及び押え
ローラー4bと、移送ローラー4c及び押えローラー4
dに夫々例えばステッピングモーターなどの制御モータ
ー4e…を連係する。
【0022】シート供給手段4の制御モーター4e…
は、モータードライバー4f…を介して後述する制御回
路7に連通し、この制御回路7からの出力信号により作
動制御され、包装シートAを繰り出す前の初期状態で、
繰り出しローラー4aと移送ローラー4cの回転を停止
しながら押えローラー4bを繰り出しローラー4aから
離すと共に、押えローラー4dを移送ローラー4cから
離して待機させ、上記貼り付け機構3の起しレバー3a
が離動した後に押えローラー4b,4dを夫々繰り出し
ローラー4aと移送ローラー4cに圧接する。
【0023】そして、左右両端の封鎖対応位置と対向す
るテープ繰り出し機構2,2の揺動支持面2d,2d
が、シート供給路A′へ向け突出している間だけ繰り出
しローラー4aを所定量回転させて、繰り出しローラー
4aと押えローラー4bに挟み込んだ堆積方向下流端に
位置する包装シートAをシート供給路A′沿いに繰り出
すと共に、移送ローラー4cを所定量回転させて繰り出
された包装シートAを包装開始位置P1まで水平に搬送
し、後述するエレベーター8が上限位置まで上昇した後
に押えローラー4b,4dを離動して初期状態に戻す。
【0024】この包装開始位置P1には、内容物Bの対
向する一組の側面B1,B1と夫々対向する基準ガイド
5a,5aをシート供給方向へ調整移動自在に立設する
と共に、残る側面B2,B2のどちらか一方と対向する
基準面5bを左右方向へ調整移動自在に立設して、後述
するエレベーター8の上方に平面コの字形に配置し、こ
れらにより囲まれた包装開始位置P1に内容物Bを載せ
る際に、該内容物Bの側面B1,B1,B2を基準ガイ
ド5a,5a及び基準面5bに夫々突き当てて位置決め
すると共に、そのシート供給方向下流側には、誘導路5
cを斜め上方へ突設して包装開始位置P1へ移送された
包装シートAの先端部A1が斜めに支持される。
【0025】これら基準ガイド5a,5a及び基準面5
bには、例えばパルスシリンダーなどの調整駆動部を連
設し、夫々の調整駆動部は後述する制御回路7に連通し
て該制御回路7からの出力信号により作動制御され、内
容物Bのシート供給方向へのサイズ変更に対応して内容
物Bのシート供給方向中心位置を変えずに基準ガイド5
a,5aをシート供給方向へ同じ長さずつ調整移動させ
ると共に、内容物Bの左右方向へのサイズ変更に対応し
て内容物Bの左右方向中心位置を変えずに基準面5bを
左右方向へ調整移動させる。
【0026】更に、上記包装開始位置P1が配置される
装置の上面には、シート繰り出し開始スイッチS1及び
包装開始スイッチS2と、入力手段6として例えばキー
パットを配設し、このキーパット6は、制御回路7に連
通して包装シートAの長手寸法及び短手寸法をサイズ変
更される度に可変的に入力すると共に、内容物Bのシー
ト供給方向幅寸法W、高さ寸法T及び左右長さ寸法をサ
イズ変更される度に可変的に入力し、更に本実施例では
内容物Bの上下方向への圧縮量k%も入力して、これら
入力された値を例えばCRTなどの表示部6aで表示す
る。
【0027】制御回路7は、演算手段と制御手段を構成
し、その構成を図6に従って説明すれば、入力インター
フェース7aと、R0M,RAM,CPUからなるマイ
クロコンピューター7bと、出力インターフェース7c
を有する。
【0028】入力インターフェース7aは、上記入力手
段6からの入力値をCPUへ出力するか、シート繰り出
し開始スイッチS1及び包装開始スイッチS2からの出
力信号をCPUへ出力するかの選択を行う。
【0029】マイクロコンピューター7bのR0Mは、
CPUを制御するプログラムが書き込まれており、RA
Mは、上記貼り付け機構3の起しレバー3aにより屈曲
した包装シートAの先端縁A2位置に相当する供給開始
位置から後述するエレベーター8上に載置される内容物
Bのシート供給方向中心位置までのシート供給路A′に
沿った供給路長さmが記憶され、CPUは、R0M中の
プログラムに従って入力インターフェース7aより必要
とされる外部でデーターを取り込んだり、或いはRAM
との間でデーターの授受を行ったりしながら演算処理
し、必要に応じて処理したデーターを出力インターフェ
ース7cへ出力する。
【0030】出力インターフェース7cは、CPUから
の出力信号を受け、上記サイドガイド1b,1bの調整
駆動部、ストッパー1eの調整駆動部、基準ガイド5
a,5a及び基準面5bの調整駆動部を作動制御すると
共に、上記シート繰り出し開始スイッチS1の手動操作
によりモータードライバー2f…,3c,4f…を介し
てテープ繰り出し機構2,2,2の制御モーター2e
…、貼り付け機構3の制御モーター3b、シート供給手
段4の制御モーター4e…を順次作動制御し、更に、繰
り出しローラー4aと移送ローラー4cのモータードラ
イバー2f,2fでこれら制御モーター2e,2eの回
転量を読み取る。
【0031】更に、出力インターフェース7cは、CP
Uからの出力信号を受けて、包装開始スイッチS2の手
動操作により、エレベーター8の駆動部,胴巻きガイド
9,9の駆動部,圧縮受板10,10の駆動部,横折り
ガイド11…の駆動部,プッシャー12の駆動部などを
順次作動させると同時に、テープ繰り出し機構2,2,
2の制御モーター2e…、貼り付け機構3の制御モータ
ー3b、シート供給手段4の制御モーター4e…を順次
作動させる。
【0032】R0Mに書き込まれているプログラムの一
部をフローチャートで示すと図7のようになり、ここ
で、この図7に従って包装シートAの供給作動を説明す
る。
【0033】プログラムがスタートすると、マイクロコ
ンピューター7bは先ず、入力手段6から内容物Bのシ
ート供給方向幅寸法W及び高さ寸法Hと圧縮量k%を読
み込み、包装シートAの供給開始位置からエレベーター
8上に載置される内容物Bのシート供給方向中心位置ま
での供給路長さmと、内容物Bのシート供給方向幅寸法
Wと、内容物Bの高さ寸法Tに圧縮量k%を乗算したも
のを加算して、シート供給距離Dを求める。
【0034】次に、読み込んだ値W,T,kが読み込み
前の同値W,T,kと変わったかどうかを判断し、変わ
った場合には最初のステップに戻って読み込みし直し、
変わらない場合には次のステップに進み、貼り付け機構
3の起しレバー3aが離動して圧接タイミングになった
かどうかを判断し、圧接タイミングとなった時に押えロ
ーラー4b,4dを夫々繰り出しローラー4aと移送ロ
ーラー4cに圧接する。
【0035】これに続いて、左右両端の封鎖対応位置と
対向するテープ繰り出し機構2,2の揺動支持面2d,
2dがシート供給路A′へ向け突出して供給タイミング
になったかどうかを判断し、供給タイミングとなった時
に繰り出しローラー4aと移送ローラー4cを回転させ
て包装シートAの搬送を開始し、これと同時に夫々の制
御モーター2e,2eの回転量から包装シートAの搬送
量が検出され、この搬送量が上記シート供給距離Dにな
ったかどうかを判断し、ならない場合には包装シートA
の搬送を開始するステップに戻る。
【0036】そして、包装シートAの搬送量がシート供
給距離Dになると、繰り出しローラー4aと移送ローラ
ー4cの回転を停止して包装シートAの搬送を終了し、
これに続き、押えローラー4b,4dを夫々繰り出しロ
ーラー4aと移送ローラー4cから離して最初のステッ
プに戻る。
【0037】従って、前記基準ガイド5a,5a及び基
準面5bで位置決めされた内容物Bのシート供給方向下
流側に位置する側面B1から、包装シートAのシート供
給方向先端部A1側が胴巻き終了状態での高さ寸法H×
kと内容物Bのシート供給方向幅寸法Wの1/2との和
だけ突出するように供給され、包装シートAか内容物B
のどちらか一方又は両方がサイズ変更になっても、内容
物Bのシート供給方向幅寸法W、高さ寸法T及び内容物
Bの圧縮量k%を入力し直せば、これに対応してシート
供給距離Dが演算し直され、繰り出しローラー4aと移
送ローラー4cによる包装シートAの搬送量を変えるこ
とにより、常に包装シートAが内容物Bに対して同じ位
置関係で供給される。
【0038】一方、エレベーター8は、上記基準ガイド
5a,5aの下方に上下方向へ往復動自在に横設して、
シート供給方向への幅寸法を最大サイズの内容物Bがシ
ート供給方向へ二個並列状に載せられるだけの大きさに
形成し、この左右方向への長さ寸法を最大サイズの内容
物Bが左右方向へ一個載せられるだけの大きさに形成す
ると共に、例えばステッピングモーターなどの駆動部を
連設して、この駆動部により昇降させる。
【0039】エレベーター8の駆動部は、前記制御回路
7により作動制御され、包装シートAを繰り出す前の初
期状態で、エレベーター8を上限位置まで上昇して待機
させ、シート供給手段4の繰り出しローラー4aが回転
開始するのと略同時にエレベーター8を下限位置に近い
位置まで下降させ、後述する胴巻きガイド9,9が基準
ガイド5a,5aの直下位置に移動した直後にエレベー
ター8を上限位置まで上昇して上面8aを胴巻きガイド
9,9と接近させる。
【0040】そして、包装シートA上に内容物Bを載せ
てシート押え9d,9dが胴巻きガイド9,9の上面9
a,9aから離れると、この内容物Bの上面B3が胴巻
きガイド9,9及び圧縮受板10,10の下方となる下
限位置まで下降させ、これに続いて内容物Bの上面B3
が圧縮受板10,10に圧接するまで所定量上昇させる
と共に、下流側の胴巻きガイド9が圧縮受板10,10
の中央上方位置まで突出した後に若干下降させ、更にプ
ッシャー12の前進が終了してから上昇させて初期状態
に戻す。
【0041】また、エレベーター8による内容物Bの下
降途中には、内容物Bに包装シートAを胴巻きする一対
の胴巻きガイド9,9と、下降した内容物Bの上面B3
と対向するエレベーター8の昇降路8b内へ出没動自在
な圧縮受板10,10と、胴巻きされた包装シートAの
左右張り出し端部の両サイドフラップA4…を内容物B
の左右方向の胴巻き開口する側面B2,B2沿いに夫々
内方へ折り込む横折りガイド11…とを設け、下降した
エレベーター8の上面8aに沿ってシート供給方向へ内
容物Bを水平供給するプッシャー12を設けると共に、
この水平移動した包装シートAの左右張り出し端部の下
フラップA5,A5を、内容物Bの開口する側面B2,
B2沿いに夫々折り上げる上折りガイド13,13を配
設し、これら上折りガイド13,13の上方には、左右
張り出し端部の上フラップA6,A6を内容物Bの開口
する側面B2,B2沿いに夫々折り下げる下折りガイド
14,14を、上記包装開始位置P1と隣合せて配置し
た包装終了位置P2の近くに設ける。
【0042】胴巻きガイド9,9は、その上面9a,9
aが略水平で対向する内側面9b,9bが下降した内容
物Bの胴巻き閉鎖される両側面B1,B1と平行な板状
に形成され、その左右方向の長さ寸法を最大サイズの内
容物Bの長さ寸法より大きくし、必要に応じて下面に例
えばスポンジや板バネなどの弾性体9c,9cを固着す
ると共に、上記基準ガイド5a,5aの下方に上下方向
及び下降した内容物Bの上面B3に沿ってシート供給方
向へ往復動自在に配設し、夫々に例えばステッピングモ
ーターなどの駆動部を連設して、これら駆動部により上
下動及び互いに接離動させる。
【0043】胴巻きガイド9,9の駆動部は、前記制御
回路7により作動制御され、上記シート供給手段4の繰
り出しローラー4aにより包装シートAが移送ローラー
4cへ繰り出される前の初期状態で、シート供給方向上
流側に配置した胴巻きガイド9を移送ローラー4cの近
く又は基準ガイド5aの直下位置に、下流側に配置した
胴巻きガイド9を圧縮受板10,10の中央上方位置で
夫々待機させ、後述するプッシャー12の前進と同時に
下流側の胴巻きガイド9を上記誘導路5cの近くまで移
動し、移送ローラー4cと押えローラー4dにより供給
された包装シートAの先端部A1が上流側の胴巻きガイ
ド9上に到達してから、この上流側の胴巻きガイド9を
包装シートAの移送速度と同じ速度でシート供給方向へ
移動して下流側の胴巻きガイド9へ接近させる。
【0044】そして、供給された包装シートAの先端部
A1が上流側の胴巻きガイド9上から下流側の胴巻きガ
イド9上に乗り移り、更に下流側の胴巻きガイド9上か
ら誘導路5c上に乗り移った後に、両胴巻きガイド9,
9を夫々基準ガイド5a,5aの直下位置まで反シート
供給方向へ移動させて、エレベーター8の上限位置への
上昇に伴い夫々の上面9a,9aを若干上動しながら、
内側面9b,9bを内容物Bのシート供給方向上流側及
び下流側の両側面B1,B1と同一垂直面上に配置し、
エレベーター8の下降に伴い胴巻きガイド9,9を若干
下動してエレベーター8が下限位置まで下降した直後に
互いに接近する方向へ所定量ずつ突出させる。
【0045】更に、エレベーター8が上昇して内容物B
の上面B3を圧縮受板10,10に圧接した直後に、上
流側の胴巻きガイド9を圧縮受板10,10の中央上方
位置まで突出させ、これより若干遅れて下流側の胴巻き
ガイド9を突出して、上流側の胴巻きガイド9と接近さ
せ、後述するシート押え9d,9dが上動した後に上流
側の胴巻きガイド9を反シート供給方向へ復帰移動させ
ると同時に、下流側の胴巻きガイド9を圧縮受板10,
10の中央上方位置まで突出させて初期状態に戻す。
【0046】また、胴巻きガイド9,9の上面9a,9
aと基準ガイド5a,5aとの間には、基準ガイド5
a,5aから胴巻きガイド9,9の上面9a,9aへ向
けて例えば重しなどからなるシート押え9d,9dを、
包装シートAの両端部A1,A3の左右方向中央と対向
して予め貼着された粘着テープC1と干渉しないように
夫々上下動自在に支持すると共に、これらシート押え9
d,9dをその上方に配設した例えばソレノイドなどの
昇降駆動部9e,9eと連係し、これら昇降駆動部9
e,9eによりシート押え9d,9dを上下動させて胴
巻きガイド9,9の上面9a,9aと接離させる。
【0047】シート押え9d,9dの昇降駆動部9e,
9eは、前記制御回路7により作動制御され、上記シー
ト繰り出し機構3により包装シートAがシート移送機構
4の移送ローラー4aへ繰り出される前の初期状態で、
シート押え9d,9dを上動させて胴巻きガイド9,9
の上面9a,9aから離し、エレベーター8を上限位置
まで上昇した直後にシート押え9d,9dを下動して胴
巻きガイド9,9の上面9a,9aに圧接させ、後述す
る包装開始スイッチS2の操作によりシート押え9d,
9dを上動させて胴巻きガイド9,9から離し、エレベ
ーター8が下限位置まで下降した直後にシート押え9
d,9dを下動して胴巻きガイド9,9の上面9a,9
aに圧接させ、胴巻きガイド9,9の接近が終了した後
にシート押え9d,9dを上動して初期状態に戻す。
【0048】圧縮受板10,10は、その上面に例えば
シリコン塗料などの非粘着剤を塗布するなどして非粘着
処理が施され、上記エレベーター8の昇降路8b外から
胴巻きガイド9,9と下降した内容物Bの上面B3との
間に向けて左右方向へ往復動自在に配設し、夫々に例え
ばステッピングモーターなどの駆動部を連設して、これ
ら駆動部により夫々左右方向へ移動させる。
【0049】圧縮受板10,10の駆動部は、前記制御
回路7により作動制御され、上記シート供給手段4の繰
り出しローラー4aにより包装シートAが移送ローラー
4cへ繰り出される前の初期状態で、圧縮受板10,1
0をエレベーター8による包装シートA及び内容物Bの
下降の邪魔にならないエレベーター8の昇降路8b外に
待機させ、包装が開始されてエレベーター8の下降直後
に、下降した内容物Bの上方へ突出して内容物Bの上面
B3の左右端縁と係合させ、胴巻きガイド9,9が接近
してエレベーター8が若干下降した直後に、内容物Bの
上方からエレベーター8の昇降路8b外へ復帰移動させ
て初期状態に戻す。
【0050】横折りガイド11…は、上記胴巻きガイド
9,9の下方でしかも胴巻きした内容物Bの開口する側
面B2,B2と同一平面上に、胴巻きした包装シートA
の左右張り出し端部の両サイドフラップA4…と対向し
てシート供給方向へ往復動自在に配設し、夫々に例えば
ステッピングモーターなどの駆動部を連設して、これら
駆動部によりシート供給方向へ移動させる。
【0051】横折りガイド11…の駆動部は、前記制御
回路7により作動制御され、その初期状態で横折りガイ
ド11…をエレベーター8による包装シートA及び内容
物Bの下降の邪魔にならない位置に待機させ、胴巻きガ
イド9,9を接近して圧縮受板10,10が内容物Bの
上方からエレベーター8の昇降路8b外へ復帰移動した
後に、互いに接近する方向へ移動させ、後述するプッシ
ャー12の前進が終了した直後に、互いに離れる方向へ
移動させて初期状態に戻す。
【0052】プッシャー12は、上記胴巻きガイド9,
9の下方に、胴巻きした内容物Bのシート供給方向上流
側の側面B1と対向してシート供給方向へ往復動自在に
配設し、その押送面12aの高さ寸法を最大サイズの内
容物Bの高さ寸法より大きく形成すると共に、例えばス
テッピングモーターなどの駆動部を連設して、この駆動
部によりシート供給方向へ移動させる。
【0053】プッシャー12の駆動部は、前記制御回路
7により作動制御され、その初期状態で押送面12aを
内容物Bのシート供給方向上流側の側面B1と同一垂直
面上に待機させ、上記横折りガイド11…が接近する方
向へ移動した直後かそれより遅れて、胴巻きガイド9,
9のシート供給方向への移動と同時に下流側へ最大サイ
ズの内容物Bの幅寸法に略相当する長さ分だけ前進さ
せ、エレベーター8の上昇と同時に押送面12aを上流
側へ後退させて初期状態に戻す。
【0054】上折りガイド13,13は、胴巻きした内
容物Bの開口する側面B2,B2と同一平面上で、しか
もシート供給方向下流側の横折りガイド11,11の待
機位置より下流側に接近して立設され、下フラップA
5,A5と対向する折り上げ辺13a,13aを略水平
に形成して上下動自在に支持して、上記プッシャー12
の前進が終了してからエレベーター1の上昇が開始され
るまでの間に内容物Bの開口する側面B2,B2に沿っ
て上昇させるか、又は折り上げ辺13a,13aを上り
傾斜させて移動不能に固定し、この折り上げ辺13a,
13aに上記プッシャー12で移送された下フラップA
5,A5が突き当たって、これらを開口する側面B2,
B2沿いに折り上げる。
【0055】下折りガイド14,14は、上記上折りガ
イド13,13の上方でしかも左右張り出し端部の下フ
ラップA5,A5が折り上げられた内容物Bの開口する
側面B2,B2と同一平面上に、上フラップA6,A6
と上下方向へ対向して左右水平方向へ往復動自在に配設
し、前記エレベーター8による内容物Bの上昇時に夫々
の内端14a,14aを内容物Bの開口する側面B2,
B2へ向けて突出させることにより、上フラップA6,
A6が夫々突き当たって内容物Bの開口する側面B2,
B2沿いに徐々に折り下げ、これら内端14a,14a
の間を内容物Bが通過した後に、その下面B4に沿って
更に突出させる。
【0056】更に、前記包装終了位置P2には、例えば
バネなどの弾性体を介して複数個のラッチ15…を夫々
出没動自在に配設し、その初期状態で弾性体によりラッ
チ15…を突出させ、上記エレベーター8による内容物
Bの上昇時に側面B1,B1と当接して没入させると共
に、内容物Bの下面B4が通過した後に弾性体でラッチ
15…を突出させる。
【0057】次に、斯かる包装機のシート供給装置の作
動について説明する。
【0058】先ず、シート供給開始スイッチS1を手動
操作すると、テープ繰り出し機構2,2,2が図8
(a)に示す如く作動し始めて粘着テープC1,C2,
C2を夫々の揺動支持面2d,2d,2dまで繰り出し
ながら支持し、これに続いて、貼り付け機構3の起しレ
バー3aが図8(b)に示す如く上方へ屈曲した包装シ
ートA…の先端部A1…を挟みながら更に屈曲する方向
へ接動して折り曲げると共に、その堆積方向下流端に位
置する包装シートAの先端部A1を揺動支持面2d,2
d,2dに圧接する。
【0059】これにより、包装シートAの先端縁A2の
中央と左右両端に配置した封鎖対応位置に、夫々粘着テ
ープC1,C2,C2が一部突出して部分的に貼り付け
られ、その直後、中央の封鎖対応位置と対向するテープ
繰り出し機構2のカッター2cだけが図4に示す如く突
出して粘着テープC1を切断し、これより少し遅れてそ
の揺動支持面2dがシート供給路A′へ向け突出して粘
着テープC1を左右方向全面に亙り貼り付ける。
【0060】その後、貼り付け機構3の起しレバー3a
が図8(c)に示す如く離動して、堆積した包装シート
A…の全体が復元力により揺動支持面2d,2d,2d
から離れ、これに続いて、シート供給手段4の押えロー
ラー4bが図8(d)に示す如く揺動支持面2d,2
d,2dから離れた包装シートA…の全体と、粘着テー
プC1,C2,C2に貼り付いた揺動支持面2d,2d
上に支持される堆積方向下流端の包装シートAとの間に
入り込むと共に、この下流端の包装シートAを介して繰
り出しローラー4aと圧接する。
【0061】この状態で、左右両端の封鎖対応位置と対
向するテープ繰り出し機構2,2のカッター2c,2c
が図5及び図8(e)に示す如く突出して粘着テープC
2,C2を切断し、その直後に夫々の揺動支持面2d,
2dがシート供給路A′へ向けて突出されると同時に、
シート供給手段4の繰り出しローラー4aが図1及び図
8(f)に示す如く回転して、粘着テープC1,C2,
C2が貼り付いた下流端の包装シートAをシート供給路
A′沿いに繰り出す。
【0062】これより、繰り出された包装シートAの先
端部A1がシート供給手段4の移送ローラー4cと押え
ローラー4dとの間に進入し、この移送ローラー4cの
回転により包装シートAが包装開始位置P1へ向けて水
平に搬送され、この包装シートAの搬送速度と同じ速度
で上流側の胴巻きガイド9がシート供給方向へ移動し、
その後、上流側の胴巻きガイド9が下流側の胴巻きガイ
ド9近くまで移動して停止すると、その先端部A1が上
流側の胴巻きガイド9上から下流側の胴巻きガイド9上
に通って誘導路5c沿いに斜め上方へ導かれ、移送ロー
ラー4cによる搬送が終了する。
【0063】包装シートAの搬送が終了すると、エレベ
ーター8の上限位置への上昇に伴い基準ガイド5a,5
aの直下位置まで移動した胴巻きガイド9,9が図2に
示す如く若干上動してから、シート押え9d,9dが下
動して胴巻きガイド9,9の上面9a,9aとの間に供
給された包装シートAを挟み込んで、包装シートAの位
置ズレが防止される。
【0064】この状態で、この包装シートA上に内容物
Bを位置決めして載せると、内容物Bの重さで包装シー
トAが屈曲して内容物Bの下面B4をエレベーター8の
上面8aに当接し、その後に包装開始スイッチS2を手
動操作すると、シート押え9d,9dが上動して包装シ
ートAの挟み込みを解除してからエレベーター8が下降
し始め、これに伴って、胴巻きガイド9,9により包装
シートAが内容物Bの両側面B1,B1に沿って略U字
形に折り上げられる。
【0065】エレベーター8の下降が停止すると、シー
ト押え9d,9dが下動して包装シートAの両端部A
1,A3を胴巻きガイド9,9の上面9a,9aとの間
に挟み込み、これと略同時に圧縮受板10,10が図9
(a)に示す如く内容物Bの上方へ突出して内容物Bの
上面B3の左右端縁と係合し、これに続いて、胴巻きガ
イド9,9が互いに接近する方向へ所定量ずつ突出して
内容物Bの上面B3と対向し、その後、エレベーター8
が図9(b)に示す如く所定量上昇して圧縮受板10,
10との間に内容物Bを上下方向へk%圧縮する。
【0066】これにより、包装シートAの内容物Bの両
側面B1,B1と対向する部分が夫々上下方向へ弛む
が、その直後に上流側の胴巻きガイド9が図9(c)に
示す如く突出すると共に、これに続いて下流側の胴巻き
ガイド9が図9(d)に示す如く突出し、これにより包
装シートAの先端部A1及び末端部A3が夫々胴巻きガ
イド9,9の上面9a,9a、内側面9b,9b及び下
面に固着した弾性体9c,9cに沿ってU字形に巻き付
いて密着し、これらの摩擦抵抗により包装シートAの弛
んだ部分が上方へ引っ張られて胴締めされる。
【0067】そして、これら胴巻きガイド9,9の突出
に伴って包装シートAの弛みがなくなった後は、先端部
A1及び末端部A3が夫々シート押え9d,9dと胴巻
きガイド9,9の上面9a,9aとの間から引き出さ
れ、末端部A3が図9(c)に示す如く内容物Bの上面
B3沿いに折り込まれてから、先端部A1も図9(d)
に示す如く内容物Bの上面B3に沿って折り込まれ、こ
れと略同時に、シート押え9d,9dが図9(e)に示
す如くに上動し、下流側の胴巻きガイド9が図9(f)
に示す如く圧縮受板10,10の中央上方位置まで突出
する。
【0068】その結果、包装シートAの先端部A1が末
端部A3の外側に重なって、その先端縁A2を内容物B
のシート供給方向中心と一致すると同時に、この重なり
合った先端部A1及び末端部A3が下流側の胴巻きガイ
ド9の下面の弾性体9cと圧縮受板10,10の上面と
で挟み込まれ、この先端縁A2の左右方向中央部と左右
方向両端に貼着された粘着テープC1,C2,C2の突
出する部分が末端部A3に押し付けられて、これら両者
に亙り粘着テープC1,C2,C2が内容物Bのシート
供給方向中心に貼り付けられて封鎖する。
【0069】その後、エレベーター8が図9(g)に示
す如く若干下降して内容物Bの圧縮を緩めてから、圧縮
受板10,10が引き抜かれて胴巻き工程が終了した後
は、横折りガイド11…が図10(a)に示す如く互い
に接近する方向へ突出して、左右張り出し端部の両サイ
ドフラップA4…を内容物Bの開口する側面B2,B2
沿いに内方へ折り込み、これに続き、プッシャー12が
図10(b)に示す如く前進して下降したエレベーター
8の上面8a沿いに内容物Bを押送する。
【0070】これにより、下フラップA5,A5が夫々
上折りガイド13,13に突き当たって内容物Bの開口
する側面B2,B2沿いに折り上げられ、これに続いて
エレベーター8が図10(c)に示す如く上昇し、上フ
ラップA6,A6が夫々下折りガイド14,14に突き
当たって内容物Bの開口する側面B2,B2沿いに折り
下げられ、その結果、これら上フラップA6,A6が下
フラップA5,A5の外側に重なって押し付けられ、こ
れら両者に亙り粘着テープC2,C2の突出する部分が
内容物Bのシート供給方向中心に貼り付けられて封鎖
し、耳折り工程が終了する。
【0071】この耳折りが終了した内容物Bは、下折り
ガイド14,14とラッチ15…で上記包装開始位置P
1と隣合う包装終了位置P2に支持されて、次の内容物
Bの包装が開始されてエレベーター8が下降を開始する
と共に、下折りガイド14,14が互いに離れる方向へ
移動してもラッチ15…により下降せず、包装終了位置
P2から包装終了後の内容物Bを取り除かずに次の内容
物Bを包装した場合には、これら内容物Bがラッチ15
…上に積み重ねられる。
【0072】また、上フラップA6,A6より突出する
粘着テープC2,C2の先端が耳折り終了後に内容物B
の下方へ突出する場合には、下折りガイド14,14に
より下方へ突出する粘着テープC2,C2の先端を内容
物Bの下面B4沿いに折り込んで貼り付けられ、更に、
上フラップA6,A6の突出長さが内容物Bの高さ寸法
より長い場合には、これらの先端を下折りガイド14,
14で内容物Bの下面B4沿いに折り込むと同時に、こ
れら両者に亙り粘着テープC2,C2の突出する部分が
貼り付けられて封鎖する。
【0073】更に、包装シートA…がサイズ変更になっ
た場合には、前記入力手段6によりサイズ変更後の寸法
を入力し直せば、サイドガイド1b,1bか又はストッ
パー1eが調整移動すると同時に、サイドガイド1b,
1bの移動により左右両端の封鎖対応位置と対向するテ
ープ繰り出し機構2,2も左右方向へ移動して自動的に
調整される。
【0074】内容物Bの外形寸法がサイズ変更になって
そのシート供給方向幅寸法Wが変わった時には、前記入
力手段6によりサイズ変更後の幅寸法Wを入力し直せ
ば、シート供給手段4の繰り出しローラー4aと移送ロ
ーラー4cによる包装シートAの搬送量が変わって、基
準ガイド5a,5aの間隔が同じ幅寸法になるだけでな
く、胴巻きガイド9,9の間隔も変わり、内容物Bの高
さ寸法Hが変更された時には、入力手段6によりサイズ
変更後の高さ寸法Hを入力し直せば、シート供給手段4
による包装シートAの搬送量が変わるだけでなく、エレ
ベーター8の下限位置、横折りガイド11…の高さ位置
及び上折りガイド13,13の高さ位置も変わり、内容
物Bの左右長さ寸法が変更された時には、入力手段6に
よりサイズ変更後の左右長さ寸法を入力し直せば、基準
面5bが調整移動するだけでなく、上折りガイド13,
13、下折りガイド14,14の間隔も変わる。
【0075】尚、前示実施例では、堆積した包装シート
A…の屈曲動作と反屈曲方向への復元動作を繰り返すこ
とにより、包装シートAの各封鎖対応位置に固着手段と
して粘着テープC1,C2,C2を貼着すると共に、こ
の貼着された包装シートAを一枚ずつ繰り出したが、こ
れに限定されず、例えば包装シートA…を屈曲させずに
繰り出しローラーや吸盤などで一枚ずつ繰り出したり、
包装途中か包装終了後に粘着テープC1,C2,C2を
貼着しても良く、更に固着手段が粘着テープ以外の糊付
けであっても良い。
【0076】また、エレベーター8の下降により包装シ
ートAを内容物Bの両側面B1,B1沿いに略U字形に
折り上げて胴巻きしたが、これに限定されず、エレベー
ター8の上昇に伴って内容物の上面をその上方に繰り出
された包装シートに突き当てることにより、包装シート
Aを内容物Bの両側面B1,B1沿いに逆U字形に折り
下げて胴巻きしても良く、更に内容物Bを上下方向へ入
力手段6により入力した圧縮量k%で圧縮しながら胴巻
きしたが、これに限定されず、内容物Bを圧縮せずに胴
巻きしても良く、この場合には、シート供給距離D=m
+W+Hとなる。
【0077】更にまた、入力手段6が例えばキーパット
で包装シートAや内容物Bの外形寸法をサイズ変更され
る度に可変的に入力したが、これに限定されず、例えば
ポテンショメーターなどの寸法センサーにより内容物B
の外形寸法を自動的に測長して制御回路7に入力するよ
うにしても良い。
【0078】
【発明の効果】本発明は上記の構成であるから、以下の
利点を有する。
【0079】入力された内容物のシート供給方向幅寸法
及び胴巻き終了状態での高さ寸法と、包装シートの供給
開始位置からエレベーター上に載置される内容物のシー
ト供給方向中心位置までの供給路長さとの和からシート
供給距離を演算し、この演算結果に応じシート供給手段
を作動させて、包装シートを上記シート供給距離だけ供
給することにより、エレベーター上に載置された内容物
のシート供給方向下流側に位置する側面から、包装シー
トのシート供給方向先端部側が、胴巻き終了状態での高
さ寸法と内容物のシート供給方向幅寸法の1/2との和
だけ突出し、この突出した先端部側を内容物の外面沿い
に胴巻して外側に重ね合わせることにより、その先端縁
が内容物の上面か又は下面の幅方向中央と一致するの
で、少ないサイズ種類の裁断包装シートで大きさが異な
る多種類の内容物を包装しても、常に胴巻き終了状態で
外側に重ね合わされた包装シートの先端縁を内容物の上
面か又は下面の所定位置に配置できる。
【0080】従って、包装シートのサイズ変更だけでな
く内容物のシート供給方向幅寸法や高さ寸法がサイズ変
更された時にも、これに対応して送りローラーの位置を
シート供給方向へ調整移動しなければ、胴巻きして外側
に重ね合わされる包装シートの先端縁を内容物のシート
供給方向中心に配置できない従来のものに比べ、内容物
のサイズ入力だけで調整作業が終了して使用勝手が向上
すると共に、胴巻きが終了した後と耳折りが終了した後
に夫々粘着テープを貼り付けて封鎖するような場合で
も、粘着テープの貼り付け位置が位置ズレせず、封鎖不
良を完全に防止でき、しかも包装形態が一定になって外
観が良く商品価値も向上する。
【0081】また、包装シートや内容物のサイズ変更に
対応して包装シートの収納位置か、又は包装シートに対
する内容物の載置位置を調整移動させるものに比べ、そ
の構造が簡素化してコンパクトになるばかりでなく、調
整作業が簡単になって使用勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す包装機のシート供給装
置の正面図及びブロック図で包装シートの供給時を示す
ものである。
【図2】包装開始時と包装終了時を同時に示す縦断正面
図である。
【図3】同平面図である。
【図4】図2の(4)−(4)線に沿える部分拡大縦断
側面図である。
【図5】図4の(5)−(5)線に沿える部分拡大横断
平面図である。
【図6】制御回路の回路図である。
【図7】フローチャートである。
【図8】包装シートの繰り出し過程を工程順に示す部分
的な縦断正面図である。
【図9】胴巻き過程を工程順に示す部分的な拡大正面図
である。
【図10】耳折り過程を工程順に示す部分的な拡大正面
図である。
【符号の説明】
A 包装シート A′ シート供給
路 B 内容物 D シート供給
距離 H 高さ寸法 m 供給路長さ W 幅寸法 4 シート供給
手段 6 入力手段 7 演算手段、
制御手段(制御回路) 8 エレベーター 8b 昇降路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともシート供給路(A′)の下流
    端をエレベーター(8)の昇降路(8b)と交差して設
    け、裁断された包装シート(A)をシート供給手段
    (4)の作動により上記シート供給路(A′)に沿って
    エレベーター(8)の上方へ供給し、該エレベーター
    (8)の昇降により包装シート(A)と略直方体形状の
    内容物(B)を垂直方向へ移送しながら、内容物(B)
    の外面沿いに包装シート(A)を胴巻きしてその両端部
    を重ね合わせる包装機のシート供給装置において、 前記内容物(B)のシート供給方向幅寸法(W)及び、
    胴巻き終了状態での高さ寸法(H)を入力する入力手段
    (6)と、 この入力手段(6)からの出力及び、包装シート(A)
    の移動不能な供給開始位置からエレベーター(8)上に
    載置される内容物(B)のシート供給方向中心位置まで
    の供給路長さ(m)の和に基づいて、シート供給距離
    (D)を演算する演算手段(7)と、 この演算手段(7)の演算結果に応じシート供給手段
    (4)を作動制御して、エレベーター(8)上に載置さ
    れる内容物(B)のシート供給方向下流側に位置する側
    面(B1)から、外側に重ね合わす包装シート(A)の
    シート供給方向先端部側が、胴巻き終了状態での高さ寸
    法(H)と内容物(B)のシート供給方向幅寸法(W)
    との1/2の和だけ突出するように供給する制御手段
    (7)とを備えたことを特徴とする包装機のシート供
    給装置。
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